JP2000150954A - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JP2000150954A JP32424398A JP32424398A JP2000150954A JP 2000150954 A JP2000150954 A JP 2000150954A JP 32424398 A JP32424398 A JP 32424398A JP 32424398 A JP32424398 A JP 32424398A JP 2000150954 A JP2000150954 A JP 2000150954A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光の軸上拡がりが小さく、低抵抗で発光効
率の高い半導体発光素子を提供する。 【解決手段】 半導体発光素子は、第1導電型の半導体
基板と、第2導電型の電流拡散層と、半導体基板と電流
拡散層との間に設けられたGaAsまたはAlGaAs
またはGaInAsからなる活性層を含む発光層と、発
光層上に形成された第2導電型の下地層と、下地層の一
部の上に形成された第1導電型の電流ブロック層とを有
する。第2導電型の電流拡散層は、第2導電型の下地層
および第1導電型の電流ブロック層を覆って形成され
る。下地層および該電流拡散層は、第2導電型のGaP
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光素子に関
し、特に、赤外帯の集光特性の優れた空間伝送用発光ダ
イオードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信や情報表示パネル等に発光
ダイオード(LED)が広く用いられている。固体発光
素子である発光ダイオードは、長寿命、消費電力の少な
さ、応答速度の速さなどの利点を有しているため、様々
な応用分野への展開が期待されている。
【0003】光通信の分野において、赤外光を放射する
赤外帯のLEDが光空間伝送用として用いられている。
このような赤外光を発光するために、LEDの発光層に
GaAsまたはAlGaAsまたはGaInAsからな
る活性層を設けることが知られている。
【0004】一方で、光出力の低下を抑制して効率のよ
い発光を達成するために、LEDの発光層と電極との間
の電流拡散層に、電流拡散層とは逆導電型の電流ブロッ
ク層を設ける技術が、例えば、特開平5−343736
号公報に開示されている。この技術においては、電流ブ
ロック層が、発光層を流れる電流を発光層の中央領域付
近に集中させるので、素子の側面からの影響による光出
力の低下を抑制することができる。このような技術を用
いることにより、安定して高輝度が得られるLEDが得
られる。
【0005】図7(a)および図7(b)を参照して、
以下に従来のGaAs層を活性層とする赤外帯のLED
(従来例1)の構造および製造工程を説明する。
【0006】図7に示すLED500においては、n−
GaAs基板50上に、液相成長法を用いて、n−Al
0.3Ga0.7As第1クラッド層51(Te−ドープ、キ
ャリア濃度5×1017cm-3、厚さ1.5μm)、p−
GaAs活性層52(Mg−ドープ、キャリア濃度2×
1018cm-3厚さ0.7μm)、p−Al0.3Ga0.7
s第2クラッド層53(Mg−ドープ、キャリア濃度2
×1018cm-3、厚さ1.5μm)および電流狭窄層
(電流ブロック層)58を形成するためのn−GaAs
層(Te−ドープ、キャリア濃度2×1018cm-3、厚
さ0.4μm)が順次連続して成長されている。
【0007】n−GaAs層は、図7(a)に示されて
いるように100μmφの円形状にエッチングされ、素
子中央を発光領域とするためのn−GaAs電流狭窄層
58が完成する。
【0008】この上に、有機金属気相成長(MOCV
D)法を用いて、p−Al0.3Ga0.7As第2クラッド
層53の上記エッチングされた円形に対応する領域とn
−GaAs電流狭窄層58とを覆うようにp−Al0.3
Ga0.7As電流拡散層54(Mg−ドープ、キャリア
濃度3×1018cm-3、厚さ6μm)が再成長されてお
り、更に電流拡散層54上にp−GaAsオーミックコ
ンタクト層55(Mg−ドープ、キャリア濃度3×10
18cm-3、厚さ0.5μm)が成長されている。
【0009】最後に、第1電極56および第2電極57
が、基板50および電流拡散層54上にそれぞれ形成さ
れる。オーミックコンタクト層55および第2電極57
は、電流狭窄層58の円形状エッチング領域に対応する
形状と大きさの部分がエッチングにより除去されてい
る。
【0010】このように形成したLED500において
は、第1電極56と第2電極57との間に電圧を印加す
ることにより、第1クラッド層51と第2クラッド層5
3と活性層52とを含むダブルヘテロ構造の発光層にお
いて電子と正孔とが再結合されて発光が行われる。LE
D500は、電流拡散層54とは逆導電型の電流狭窄層
58を有しているので、注入された電流(キャリアの流
れ)を素子中央の領域に集中して流し得、発光層におけ
る発光スポットを小さくすることができる。これによ
り、樹脂にモールドした後のLED素子の集光特性を良
好にでき、空間伝送用LEDとしての性能が向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1のLED500においては、p−Al0.3Ga0.7
As電流拡散層54を再成長させる前の下地の一部であ
る、p−Al0.3Ga0.7As第2クラッド層53の表面
(界面59)に、酸素が取り込まれる場合がある。この
酸素は、エッチング等の工程により電流狭窄層58を形
成した後、電流拡散層54を再成長させるまでの間に、
界面59が露出した状態で空気中に曝されることによっ
て取り込まれる。この場合、取り込まれた酸素と、第2
クラッド層53に含まれるAlとが反応して、高抵抗の
酸化アルミニウム膜が形成される。その結果、界面59
が高抵抗となったり、注入されたキャリアがそこで非発
光再結合したりすることによって、発光に対するロスが
生じていた。このようにして形成された発光素子の典型
的な素子特性は、20mA通電時に、波長830nm、
軸上広がりが±2°で、発光強度1mW、動作電圧2.
2Vであった。
【0012】また、第2クラッド層がAlを含まないL
EDとしては、図8に示す構造(従来例2)のLED6
00が知られている(断面図のみ)。
【0013】従来例2のLED600が有する電流狭窄
層68及び電流拡散層54上の第2電極57の形状は、
図7に示した従来例1のLED500と同じである。
【0014】LED600においては、n−GaAs基
板50上に、MOCVD法により、n−Ga0.5In0.5
P第1クラッド層61(Si−ドープ、キャリア濃度5
×1017cm-3、厚さ1.5μm)、ノンドープGaI
nAs活性層62(厚さ0.7μm)、p−Ga0.5
0.5P第2クラッド層63(Zn−ドープ、キャリア
濃度5×1017cm-3、厚さ1.5μm)、n−Ga
0.5In0.5P電流狭窄層68(Si−ドープ、キャリア
濃度2×1018cm-3、厚さ0.4μm)、p−Al
0.3Ga0.7As電流拡散層54(Mg−ドープ、キャリ
ア濃度3×1018cm -3、厚さ6μm)、p−GaAs
オーミックコンタクト層55(Mg−ドープ、キャリア
濃度3×1018cm-3、厚さ0.5μm)が形成されて
いる。
【0015】従来例1と同様に、n−GaInP電流狭
窄層68は素子中央を発光領域とするように、100μ
mφの円形状にエッチングされており、p−Al0.3
0.7As電流拡散層54はその上に再成長されてい
る。
【0016】本従来例2のLED600は、p−Al
0.3Ga0.7As電流拡散層54を再成長させる時の下地
層の一部となるp型第2クラッド層63が、Alを含ま
ないGaInP層であるという点で、従来例1のLED
500とは大きく異なる。この層が再成長時の下地とな
るため酸素が取り込まれにくく、界面59の状態は従来
例1と比較して改善される。しかしながら、本従来例2
においても、得られたLED600の特性は、20mA
通電時に波長850nm、軸上拡がり±2°で、発光強
度は1.2mW、動作電圧2.0Vと充分なものではな
かった。これは再成長下地(第2クラッド層63)がp
−GaInP層である一方、再成長層(電流拡散層5
4)がp−Al0.3Ga0.7As層であり、V族がAsと
Pとで異なっているためである。このことにより、第2
クラッド層63と電流拡散層54との間でストイキオメ
トリーがずれ、界面59の状態が依然として良好でない
ので、やはり高抵抗層となり、注入されたキャリアのロ
スが生じることになる。
【0017】従って、電流狭窄層としての電流ブロック
層を有するLEDにおいて、電流拡散層の下地となる層
と電流拡散層との界面の特性を良好にするという課題が
あった。
【0018】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、電流狭窄層としての電流ブロック層を有
する半導体発光素子において、発光の軸上拡がりが小さ
く、低抵抗で発光効率の高い半導体発光素子を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光素子
は、第1導電型の半導体基板と、第2導電型の電流拡散
層と、該半導体基板と該電流拡散層との間に設けられた
GaAsまたはAlGaAsまたはGaInAsからな
る活性層を含む発光層と、該発光層上に形成された第2
導電型の下地層と、該下地層の一部の上に形成された第
1導電型の電流ブロック層とを有しており、該第2導電
型の電流拡散層は、該第2導電型の下地層および該第1
導電型の電流ブロック層を覆って形成されており、該下
地層および該電流拡散層は第2導電型のGaPからなっ
ており、そのことによって上記目的を達成する。
【0020】前記電流ブロック層は、素子の周辺領域に
形成された第1導電型のGaPからなる層であってよ
い。
【0021】前記発光層が、前記活性層を挟持する、前
記半導体基板側に設けられた第1クラッド層と前記電流
拡散層側に設けられた第2クラッド層とをさらに有して
おり、該第1クラッド層は、第1導電型のAlGaAs
またはGaInPまたはAlGaInPからなり、該第
2クラッド層は第2導電型のAlGaAsまたはGaI
nPまたはAlGaInPからなっていてもよい。
【0022】前記下地層の厚さが2.5μm以下である
ことが望ましい。
【0023】前記下地層のキャリア濃度が2×1018
-3以下であり、前記電流拡散層のキャリア濃度が2×
1018cm-3以上であることが望ましい。
【0024】以下に本発明の作用について説明する。
【0025】第2導電型下地層と第2導電型電流拡散層
との間に部分的に形成された、第1導電型電流ブロック
層は、第2導電型電流拡散層からのキャリアの移動(す
なわち電流の流れ)を制限するように作用する。これに
より、所望の領域において集中的にキャリアの再結合を
行うことが可能になる。
【0026】同時に、第2導電型GaPからなる下地層
はAlを含まないので、製造工程中、下地層の一部が酸
素に触れた場合にも、この部分において酸素を取り込ん
で、高抵抗の酸化アルミニウム膜を形成することがな
い。さらに、これらを覆って形成される電流拡散層は、
下地層と同一材料のGaPから形成されているため、下
地層と界面においてストイオキメトリーのずれによる界
面準位の発生もない。従って、電流拡散層と下地層との
界面は、低抵抗となり得、かつ、キャリアが非発光再結
合することを低減できる。
【0027】また、電流ブロック層を、第1導電型のG
aPから形成し、且つ、素子の周辺領域において形成す
ることにより、電流を素子中央領域に集中して流すとい
う電流狭窄効果をより確実にできる。従って、発光スポ
ットを小さくすることができ、モールド後の発光素子の
集光特性を良好にすることができる。
【0028】また、発光層を、第1クラッド層と第2ク
ラッド層とが活性層を挟持する、いわゆるダブルヘテロ
構造にすることにより、活性層においてキャリアの再結
合が効率よく行われうる。
【0029】下地層の厚さを2.5μm以下にすれば、
下地層に於いて、その上に電流ブロック層が設けられて
いない領域へ電流が拡散することを低減することができ
る。従って、電流ブロック層の電流成分制御効果をより
確実にできる。
【0030】下地層のキャリア濃度を2×1018cm-3
以下にし、電流拡散層のキャリア濃度を2×1018cm
-3以上にすれば、これらの層の第2導電型を作る不純物
が活性層へと拡散することを抑制することができる。こ
れにより半導体発光素子の発光強度が大きくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1(a)および
図1(b)を参照して、本実施形態1のLED100の
構造および製造方法を説明する。
【0032】実施形態1のLED100において、n−
GaAs基板10上に、n−GaAsバッファ層11
(Si−ドープ、キャリア濃度5×1017cm-3、厚さ
1.0μm)と、n−Al0.3Ga0.7As第1クラッド
層12(Si−ドープ、キャリア濃度5×1017
-8、厚さ1.5μm)と、p−GaAs活性層13
(Zn−ドープ、キャリア濃度2×1018cm-3厚さ
0.7μm)と、p−Al0.3Ga0.7As第2クラッド
層14(Zn−ドープ、キャリア濃度2×1018
-3、厚さ1.5μm)とが順次形成されている。ここ
で、p−GaAs活性層13と、これを挟持するn−A
0.3Ga0.7As第1クラッド層12およびp−Al
0.3Ga0.7As第2クラッド層14とによって発光層1
3Aが構成されており、すなわち、本実施形態において
発光層13Aはダブルヘテロ構造をなしている。
【0033】発光層13A上(具体的にはp−Al0.3
Ga0.7As第2クラッド層14上)には、p−GaP
下地層15(Zn−ドープ、キャリア濃度1×1018
m、厚さ1.5μm)が設けられている。また、p−G
aP下地層15上の一部の上にn−GaP電流ブロック
層16(Si−ドープ、キャリア濃度1×1018
-3、厚さ0.5μm)が形成されている。このn−G
aP電流ブロック層16は、図1(a)に示すように素
子の中央領域の、例えば100μmφの円形状の領域
(開口部16a)が除去されており、素子の周辺領域に
おいて形成されている。なお、本明細書において素子の
中央領域とは、LEDの基板10と実質的に垂直に形成
された素子側壁に対する基板と平行な面上での中央の領
域を指し、素子の周辺領域とはこの側壁に近い領域を指
す。
【0034】さらにp−GaP電流拡散層17(Zn−
ドープ、キャリア濃度3×1018cm-3、厚さ5μm)
が、開口部16a内のp−GaP下地層15およびn−
GaP電流ブロック層16を覆うように形成されてい
る。
【0035】また、n−GaAs基板10の下面および
p−GaP電流拡散層17の上面には、第1電極18お
よび第2電極19がそれぞれ設けられている。本実施形
態においては、第1電極18は、AuGe/Auから形
成され、第2電極19は、AuBe/Auから形成され
る。ただし、電極の材料はこれらの材料に限られない。
例えば、第1電極18はAuGeから、第2電極19は
AuBe/Mo/Auから形成されていてもよい。な
お、電流拡散層17上の第2電極19は、n−GaP電
流ブロック層16と同様に、素子中央領域に円形状の開
口部19aを有する形状に形成されている。
【0036】本実施形態1のLED100においても、
従来のLEDと同様の動作により発光が行われる。ま
ず、第1電極18と第2電極19との間に所定の順方向
バイアス電圧を印加する。これにより、第2電極19か
らp−GaP電流拡散層17に注入された正孔は、p−
GaP電流拡散層17とは逆導電型であるn−GaP電
流ブロック層16を回避して、開口部16aを通り、p
−GaP下地層15を介して発光層13Aのp−GaA
s活性層13へと移動し、第1電極18からn−GaA
s基板10に注入された電子とp−GaAs活性層13
において再結合する。このようにして、p−GaAs活
性層13における正孔と電子との再結合により、赤外光
(波長約830nm)が発光される。発生した赤外光
は、第2電極19の開口部19aから外部に照射され
る。なお、n−GaAsバッファ層11は、n−GaA
s基板10の結晶欠陥を緩和し、その上に形成される層
の結晶性を良好にするために設けられている。
【0037】本実施形態においては、p−GaP下地層
15とp−GaP電流拡散層17との間に形成されたn
−GaP電流ブロック層16が、電流狭窄効果を付与す
る。n−GaP電流ブロック層16は、第2電極19か
ら注入されたキャリアである正孔の移動をブロックし、
素子中央領域に設けられた開口部16aを通るように作
用する(すなわち電流成分を開口部16aに集束させ
る)。従って、発光層の素子中央領域において集中的に
再結合(発光)させることができる。このようにするこ
とで、素子側壁近傍において結晶欠陥等によって光出力
が低下するといった影響を受けることなく発光が行われ
るので、高効率の発光が可能である。また、発光スポッ
トを小さくできるので、出力光の軸対称拡がり(LED
から出力される光が拡がる程度)を小さくでき、モール
ド後の素子の集光特性を良好にすることができる。
【0038】また、拡散層および下地層はp−GaP層
から形成されているので、p−GaAs活性層13から
出力される赤外光の波長に対して十分透明(すなわち、
発光波長に対して光吸収がない)である。従って、これ
らの層において出力光の輝度が低下することを防ぐこと
ができる。さらに、p−GaP拡散層は、Alを含んで
いないので、耐湿性も高い。
【0039】このように、本実施形態のLED100で
は、発光層上にp−GaP下地層を設け、その上にn−
GaP電流ブロック層およびp−GaP電流拡散層を設
ける構造にしているので、従来のように、電流拡散層と
その下地の一部となる発光層との界面において生じる、
光出力の低下等を引き起こす問題を解決することができ
る。
【0040】以下に、本実施形態1のLED100の製
造工程について説明する。
【0041】まず、例えば有機金属気相成長(MOCV
D)法により、n−GaAs基板10上にn−GaAs
バッファ層11、n−Al0.3Ga0.7As第1クラッド
層12、p−GaAs活性層13、p−Al0.3Ga0.7
As第2クラッド層14、p−GaP下地層15および
n−GaP電流ブロック層16を形成するためのn−G
aP層を連続して成長させる。この成長工程は、MOC
VD装置内において、例えば、温度730℃、圧力0.
1気圧の条件で行われてよい。また、III族材料とし
て、トリメチルガリウム、トリメチルアルミニウムが、
V族材料として、アルシン、ホスフィンが、ドーピング
用材料として、ジエチルジンク、モノシランが用いられ
得る。
【0042】ここで、一度、膜成長を停止し、MOCV
D装置の外ヘ上記の各層が形成されたウェハを取り出
し、所望のパターニングを行った後、熱硫酸等を用いて
素子中央領域のn−GaP層を例えば100μmφの円
形状にエッチングして除去することにより、n−GaP
電流ブロック層16を形成した。その後、ウェハをMO
CVD装置内に戻し、再度MOCVD法を用いてp−G
aP電流拡散層17を、p−GaP下地層15およびn
−GaP電流ブロック層16の上に再成長させた。
【0043】その後、n−GaAs基板10の下面に、
例えばAu−Ge膜を蒸着して第1電極18を形成する
一方で、p−GaP電流拡散層17の上面に、例えばA
u−Be/Au膜を蒸着し、これをフォトリソグラフィ
および例えばヨウ素系エッチャントでのエッチングを用
いて、例えば100μmφの円形状の開口部を形成する
ようにパターニングすることによって第2電極19を形
成した。さらに、第2電極19と電流拡散層17との接
触面において、p−GaAs層からなるオーミックコン
タクト層が設けられてもよい。
【0044】上述の製造工程においては、各層の形成方
法としてMOCVD法を用いているが、これに限られる
ものではない。例えば、MBE法(分子線エピタキシー
法)を用いて各層を形成してもよい。
【0045】本実施形態においては、p−GaP電流拡
散層17を再成長させる前の開口部16a内での下地
は、従来例1に示すLED500のようにp−AlGa
As第2クラッド層ではなく、Alを含まないp−Ga
P下地層15で形成されているので、MOCVD装置の
外で下地層表面が露出する場合にも、p−GaP電流拡
散層17を再成長させる前に界面20に酸素が取り込ま
れて、界面20に高抵抗の酸化アルミニウム膜が形成さ
れるということがない。これにより、界面20が高抵抗
となることや、この界面20においてキャリアが非発光
再結合することを防ぐことができる。
【0046】さらに、電流拡散層17と下地層15とが
同一材料であるp−GaPから形成されているため、従
来例2に示すLED600のように、これらの界面20
でストイキオメトリーがずれるということがなく、従っ
て、界面準位の発生を防ぐことができる。この場合、界
面準位を通じて正孔と電子とが再結合することを防ぐこ
とができるので、発光のために有効に再結合するキャリ
アのロスが抑制される。また、従来のように、異種材料
(例えば従来例2においては、p−GaInPとp−A
lGaAs)が接触して形成された場合に生じる、バン
ドギャップの不連続性に起因する接触面の高抵抗化を生
じることもない。
【0047】本実施形態のLED100を樹脂にモール
ドして(直径5mmφの樹脂モールド)、素子特性を測
ったところ、発光波長830nmで、20mA駆動時に
発光強度2.1mW、動作電圧1.8Vと良好であっ
た。
【0048】図2は、p−GaP電流拡散層17の再成
長前の下地層である、p−GaP下地層15の層厚を変
化させた時の、LED100の発光強度を示すグラフで
ある。ここでは、p−GaP電流拡散層17の層厚は5
μmと一定にした。図2からわかるように、p−GaP
下地層15の層厚が2.5μmを越えると、素子の発光
強度は急激に低下する。これは、p−GaP下地層15
の層厚を厚くすると、p−GaP下地層15において、
電流ブロック層の直下に位置する素子周辺領域へ逃げる
電流成分が増えるためであると考えられる。したがって
p−GaP下地層15の厚さは2.5μm以下にするこ
とが望ましい。
【0049】なお、上記実施形態においては、より発光
効率を高める目的で、発光層13Aがn−AlGaAs
第1クラッド層12およびp−AlGaAs第2クラッ
ド層14を有するダブルへテロ型構造の場合について説
明したが、n−AlGaAs第1クラッド層12を有さ
ないシングルヘテロ型構造の場合にも、本実施形態のn
−GaP下地層およびn−GaP電流拡散層が好適に適
応されることはいうまでもない。
【0050】また、p−GaP下地層15およびp−G
aP電流拡散層17を除く上記各層に用いた材料は例示
的なものであり、他の材料を用いて各層が形成されてい
てもよい。例えば、活性層はn型、p型またはノンドー
プのGaAsまたはAlGaAsまたはGaInAsか
らなっていてもよく、第1クラッド層はn型のAlGa
AsまたはGaInPまたはAlGaInPからなって
いてもよく、第2クラッド層はp型のAlGaAsまた
はGaInPまたはAlGaInPからなっていてもよ
い。さらに、これらの組成比についても任意の値をとり
うる。
【0051】(実施形態2)図3(a)および図3
(b)を参照して、実施形態2のLED200について
説明する。これらの図において、図1に示す部材と同じ
機能を有する部材は、同じ参照符号によって示してい
る。
【0052】図3に示すように、実施形態2では実施形
態1と異なり、電流ブロック層26の開口部26aおよ
び第2電極29の開口部29aを、素子中央領域におい
て矩形状に設けることにより、発光領域を矩形状に形成
している。この形状は、例えば縦80μm横120μm
の長方形であり得る。また、縦横100μmの正方形ま
たは縦120μm横80μmの長方形であってもよい。
このように発光領域を素子中央部で矩形状にすることに
よっても、高効率の発光が可能である。また、出力光の
軸対称拡がりを小さくでき、モールド後の素子の集光特
性を良好にすることができる。
【0053】本実施形態2のLED200は、p−Al
GaAs第2クラッド層14とp−GaP下地層15と
の間にp−(Al0.2Ga0.80.75In0.25P中間層2
1(Zn−ドープ、キャリア濃度1×1018cm-3、厚
さ0.2μm)を更に有している点において実施形態1
のLED100と異なっている。ここでp−GaP下地
層15の厚さは0.5μmとした。また、電流ブロック
層17は、実施形態1のLED100の電流ブロック層
17と同一材料であるn−GaP(厚さ0.5μm)で
形成されている。p−(Al0.2Ga0.80.75In0.25
P中間層21は、p−AlGaAs第2クラッド層14
とp−GaP下地層15との中間のバンドギャップを有
する層であり、この界面の抵抗を低下させるように作用
する。従って、本実施形態2のLED200は、さらに
低抵抗で、光出力効率が高いLEDでありうる。
【0054】本実施形態のLED200は以下のように
して製造される。まず、例えば有機金属気相成長(MO
CVD)法により、n−GaAs基板10上にn−Ga
Asバッファ層11、n−Al0.3Ga0.7As第1クラ
ッド層12、p−GaAs活性層13、p−Al0.3
0.7As第2クラッド層14、p−(Al0.2
0.80.75In0.25P中間層21、p−GaP下地層
15およびn−GaP電流ブロック層26を形成するた
めのn−GaP層を連続して成長させる。この成長工程
は、MOCVD装置内において、例えば、温度750
℃、圧力0.05気圧の条件で行われてよい。また、I
II族材料として、トリメチルガリウム、トリメチルア
ルミニウム、トリメチルインジウムが、V族材料とし
て、ターシャリーブチルアルシン、ターシャリーブチル
ホスフィンが、ドーピング用材料として、ジメチルジン
ク、ジシランが用いられ得る。
【0055】その後、矩形状の開口部26aが形成され
るようにn−GaP層をパターニングしてn−GaP電
流ブロック層26を形成し、再度MOCVD装置内でp
−GaP電流拡散層17を、p−GaP下地層15およ
びn−GaP電流ブロック層26の上に再成長させる工
程は、上述の実施形態1と同様にして行ってよい。本実
施形態2においても、開口部26a内でのp−GaP電
流拡散層17の下地層はp−GaP下地層15であるの
で、界面20は実施形態1と同様に良好な状態である。
【0056】その後、n−GaAs基板10の下面に第
1電極18を形成し、p−GaP電流拡散層17の上面
に第2電極29を形成する工程も、実施形態1の工程と
同様に行われてよい。ただし、第2電極は、n−GaP
電流ブロック層26と同様に素子中央部に矩形状開口部
29aを有するようにパターニングされる。
【0057】本実施形態のLED200を樹脂にモール
ドし、素子特性を測ったところ、発光波長830nm
で、20mA駆動時に、発光強度2.2mW、動作電圧
1.7Vと良好であった。
【0058】図4は、p−GaP下地層15およびp−
GaP電流拡散層17のキャリア濃度を変化させた時
の、LED200の発光強度をプロットしたグラフであ
る。グラフからわかるように、下層のp−GaP層15
のキャリア濃度が小さく、上層のp−GaP層17のキ
ャリア濃度が大きい場合に、素子の発光強度を高くする
ことができる。この効果は、p−GaP下地層15およ
びp−GaP電流拡散層17に含まれる不純物(本実施
形態においてはZn)の活性層13への拡散が低減され
ることに起因する。より具体的には、下層のp−GaP
下地層15のキャリア濃度が2×1018cm-3以下であ
ることが好ましい。また、上層のp−GaP電流拡散層
17のキャリア濃度が2×1018cm-3以上であること
が好ましい。キャリア濃度がこのような適正範囲にある
場合、LED200の発光強度はさらに高められる。
【0059】(実施形態3)図5を参照して、実施形態
3のLED300を説明する。図5において、図1に示
す部材と同じ機能を有する部材は、同じ参照符号によっ
て示している。n−GaP電流ブロック層16は、実施
形態1と同様に素子中央領域が円形状にエッチングされ
ている。
【0060】本実施形態3のLED300は、p−Ga
P電流拡散層17が、p−GaP第1拡散層17a(Z
n−ドープ、キャリア濃度1×1018cm-3、厚さ2μ
m)と、p−GaP第2拡散層17b(Zn−ドープ、
キャリア濃度3×1018cm -3、厚さ3μm)との2層
で構成されている点において実施形態1のLED100
と異なっている。なお、本実施形態3において、p−G
aP下地層15は、Zn−ドープ、キャリア濃度1×1
18cm-3、厚さ1.5μmで形成されている。
【0061】p−GaP電流拡散層17を2層構造と
し、下層のp−GaP第1拡散層17aのキャリア濃度
を小さく、上層のp−GaP第2拡散層17bのキャリ
ア濃度を大きくすることによって、発光素子の発光強度
を高くすることができる。この効果は、p−GaP電流
拡散層17に含まれる不純物(本実施形態においてはZ
n)の活性層13への拡散が低減されることに起因す
る。より具体的には、下層のp−GaP第1拡散層17
aのキャリア濃度が2×1018cm-3以下であることが
好ましい。また、上層のp−GaP第2拡散層17bの
キャリア濃度が2×1018cm-3以上であることが好ま
しい。キャリア濃度がこのような適正範囲にある場合、
LED300の発光強度はさらに高められる。
【0062】LED300の製造において、電流ブロッ
ク層16を形成するまでの工程については実施形態1と
同様にして行うことができる。ただし、p−GaP下地
層15は、Zn−ドープ、キャリア濃度1×1018cm
-3、厚さ1.5μmで形成される。その後、2層構造の
p−GaP電流拡散層17を再成長させるために、再度
MOCVD装置内において、Zn−ドープ、キャリア濃
度1×1018cm-3のp−GaP第1拡散層17aを厚
さ2μmに成長させたあと、キャリア濃度を変化させた
Zn−ドープ、キャリア濃度3×1018cm-3のp−G
aP第2拡散層17bを厚さ3μmに、連続的に成長さ
せる。この工程は、公知の膜成長方法を用いて容易に行
われうる。
【0063】本実施形態においても、開口部16a内に
おいて、p−GaP電流拡散層17(具体的にはp−G
aP第1拡散層17a)を再成長させる下地の層がp−
GaP下地層15であるため、界面20は、実施形態1
と同様に良好な状態である。
【0064】LED300を樹脂にモールドし、素子特
性を測ったところ、発光波長830nmで、20mA駆
動時に、発光強度で2.3mW、動作電圧1.9Vとや
はり良好な素子特性が得られた。
【0065】(実施形態4)図6を参照して、実施形態
4のLED400を説明する。図6において、図1に示
す部材と同じ機能を有する部材は、同じ参照符号によっ
て示している。n−GaP電流ブロック層16は、実施
形態1と同様に素子中央領域が円形状にエッチングされ
ている。
【0066】本実施形態4のLED400は、発光層1
3A(具体的にはn−AlGaAs第1クラッド層1
2)とn−GaAs基板10との間に、n−Al0.3
0.7Asとn−GaAsと(共にSi−ドープ、キャ
リア濃度5×1017cm-3、厚さ0.05μm)の10
対からなる光反射層22が形成されている点において、
実施形態1のLED100と異なっている。このように
光反射層22を設けることにより、素子の発光強度をさ
らに高めることができる。
【0067】また、LED400は、実施形態1のLE
D100の製造方法において、n−GaAs基板10上
にn−GaAsバッファ層11を形成した後、n−Al
0.3Ga0.7As第1クラッド層12を形成する前に、n
−Al0.3Ga0.7Asとn−GaAsと(共にSi−ド
ープ、キャリア濃度5×1017cm-3、厚さ0.05μ
m)の10対からなる光反射層22を形成することによ
って製造される。これらの膜は、連続して形成すること
ができる。その他の工程については、実施形態1のLE
D100の製造工程と同様の工程を適用することができ
る。
【0068】従って、本実施形態においても、開口部1
6a内において、p−GaP電流拡散層17(具体的に
はp−GaP第1拡散層17a)を再成長させる下地の
層がp−GaP下地層15であるため、界面20は実施
形態1と同様に良好な状態である。
【0069】LED400を樹脂にモールドし、素子特
性を測ったところ、発光波長830nmで、20mA駆
動時に、発光強度で4mW、動作電圧1.9Vと良好な
特性が得られた。
【0070】なお、上記実施形態1〜4においては発光
ダイオード(LED)について例示的に説明したが、例
えば半導体レーザなどの半導体発光素子についても、本
発明は好適に適用され得る。
【0071】
【発明の効果】上述のように、本発明の半導体発光素子
は、第2導電型GaP下地層において酸素の取り込みが
なく、第2導電型GaP下地層と第2導電型GaP電流
拡散層との間でストイキオメトリーのずれによる界面準
位の発生もない。従って、低抵抗かつキャリアロスの少
ない半導体発光素子を得ることができる。また、第1導
電型の電流ブロック層が、第2導電型GaP下地層の一
部の上に形成されているために、電流拡散層からの電流
成分の流れを制限することができる。電流ブロック層を
素子中央部以外の素子周辺部に設けた場合、電流が素子
中央領域に集中して流れるため、発光層での発光スポッ
トを小さくすることができる。従って、モールド後の集
光特性が良好な半導体発光素子を得ることができる。活
性層はGaAsまたはAlGaAsまたはGaInAs
からなり、かつ下地層および電流拡散層を形成するGa
Pは、赤外光に対して光吸収を起こさないので、低抵抗
で発光効率が良好な、赤外帯の半導体発光素子が得られ
る。
【0072】また、下地層を2.5μm以下とすること
で電流狭窄効果がさらに高められる。
【0073】また、第2導電型のGaP下地層のキャリ
ア濃度を2×1018cm-3以下、かつ、第2導電型のG
aP電流拡散層のキャリア濃度を2×1018cm-3以上
に適性化することで、第2導電型を作る不純物の活性層
への拡散がなく、発光輝度が大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による発光ダイオードを示
す図である。(a)は斜視図、(b)は(a)のA−
A’線に対応する断面図である。
【図2】実施形態1による発光ダイオードにおいて、下
地層となるp−GaP層厚を変化させた時の発光強度を
示すグラフである。
【図3】本発明の実施形態2による発光ダイオードを示
す図である。(a)は斜視図、(b)は(a)のA−
A’線に対応する断面図である。
【図4】実施形態2による発光ダイオードにおいて、下
層のp−GaP下地層と、再成長した上層のp−GaP
電流拡散層とのキャリア濃度を変化させた場合の発光強
度を示すグラフである。
【図5】本発明の実施形態3による発光ダイオードを示
す断面図である。
【図6】本発明の実施形態4による発光ダイオードを示
す断面図である。
【図7】従来の発光ダイオード(従来例1)を示す図で
ある。(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’線に
対応する断面図である。
【図8】従来の発光ダイオード(従来例2)を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 n−GaAs基板 11 n−GaAsバッファ層 13A 発光層 12 n−AlGaAs第1クラッド層 13 p−GaAs活性層 14 p−AlGaAs第2クラッド層 15 p−GaP下地層 16 n−GaP電流ブロック層 16a 開口部 17 p−GaP電流拡散層 18 第1電極 19 第2電極 19a 開口部 20 界面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、第2導電型
    の電流拡散層と、該半導体基板と該電流拡散層との間に
    設けられたGaAsまたはAlGaAsまたはGaIn
    Asからなる活性層を含む発光層と、該発光層上に形成
    された第2導電型の下地層と、該下地層の一部の上に形
    成された第1導電型の電流ブロック層とを有する半導体
    発光素子であって、 該第2導電型の電流拡散層は、該第2導電型の下地層お
    よび該第1導電型の電流ブロック層を覆って形成されて
    おり、 該下地層および該電流拡散層は、第2導電型のGaPか
    らなる、半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記電流ブロック層は、素子の周辺領域
    に部分的に形成された第1導電型のGaPからなる層で
    ある、請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記発光層は、前記活性層を挟持する、
    前記半導体基板側に設けられた第1クラッド層と前記電
    流拡散層側に設けられた第2クラッド層とをさらに有
    し、 該第1クラッド層は、第1導電型のAlGaAsまたは
    GaInPまたはAlGaInPからなり、該第2クラ
    ッド層は第2導電型のAlGaAsまたはGaInPま
    たはAlGaInPからなる、請求項1または2に記載
    の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記下地層の厚さが2.5μm以下であ
    る、請求項1から3のいずれかに記載の半導体発光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記下地層のキャリア濃度が2×1018
    cm-3以下であり、前記電流拡散層のキャリア濃度が2
    ×1018cm-3以上である、請求項1から4のいずれか
    に記載の半導体発光素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176001A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Hitachi Cable Ltd 発光素子及び発光素子の製造方法
JP2011192821A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Showa Denko Kk 発光ダイオード
CN110993756A (zh) * 2019-12-18 2020-04-10 东莞市中晶半导体科技有限公司 Led芯片及其制作方法

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