JP2000150771A - 電子部品、電子部品の電極表面処理方法及びその装置 - Google Patents

電子部品、電子部品の電極表面処理方法及びその装置

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JP2000150771A
JP2000150771A JP24055899A JP24055899A JP2000150771A JP 2000150771 A JP2000150771 A JP 2000150771A JP 24055899 A JP24055899 A JP 24055899A JP 24055899 A JP24055899 A JP 24055899A JP 2000150771 A JP2000150771 A JP 2000150771A
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真言 木下
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICパッケージのリードの切断面を表面処理
することにより、該リードの切断面と半田との接着性を
高める。 【解決手段】 QPFタイプのICパッケージ1のリー
ド2の切断面2aに光を照射する光照射手段を設ける。
この光照射手段は、例えば、Qスイッチ制御のYAGレ
ーザ装置3と、該YAGレーザ装置3からのレーザ光を
照射対象である各リード2先端の切断面2aまで導く光
学系としての4本の光ファイバ4とを用いて構成するこ
とができる。また、ICパッケージ1のリード2を切断
した後、該切断面にフラックス等の酸化防止剤を塗布し
ておいてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の導電性
ペーストを接着する前の電極の表面を処理する電極表面
処理方法及びその装置、並びに電極を表面処理した電子
部品に係り、特に、表面実装型のICパッケージなどの
リード端面やウェーハ上に形成された半導体素子のバン
プ電極形成面などの表面を処理する電極表面処理方法及
びその装置、並びに電極の切断面を表面処理した電子部
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板に搭載される表面実
装型の電子部品としてQFP( QuadFlat Package )タ
イプやSOP( Small Outline Package )タイプなど
のICパーケージがある。この種の電子部品は、通常、
半田メッキされた銅合金からなるリードフレームの中央
タブにICチップを装着し、ICチップの電極とインナ
ーリードとを金属ワイヤで接続した後、樹脂でモールド
し、リードの不要部分を切断除去することにより製造さ
れる。そして、この電子部品のリードとプリント基板上
の半田などの導電性ペーストが印刷された電極面とが接
触するように、該電子部品をプリント基板に装着した
後、該基板をリフロー処理することにより、プリント基
板側の電極とICチップ側のリードとの導電性ペースト
としての半田を介した接続が完了する。ここで、リード
の表面に半田メッキがあると半田の濡れ性はあまり悪化
せず、良好な接続状態を得ることができる。この半田を
介したプリント基板側の電極とICチップ側のリードと
の接続状態の検査には、光学顕微鏡による外観検査が広
く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ICチ
ップなどの電子部品のリードとプリント基板上の電極と
を半田を介して接続する場合、図5に示すようにリード
2の先端が切断されているため、上記半田メッキのない
金属母材(銅合金など)の表面(切断面)2aが露出し
ている。この金属母材が露出したリード先端の切断面2
aは酸化膜が形成されやすい。したがって、上記電子部
品をプリント基板10に装着して上記リフロー処理を行
っても上記切断面が半田11をはじいてしまい、プリン
ト基板10上の電極パッド10aとの良好な電気的な接
続を行うことができないおそれがあった。
【0004】上記切断面における半田の濡れ性を確保す
るために、強力なフラックス(例えばRAタイプのフラ
ックス)を使用することが考えられる。ところが、地球
のオゾン層破壊を防止するために上記強力なフラックス
を洗浄することができるフロンを使用できない状況にな
ってきた。このような状況下で上記強力なフラックスを
使用すると、電極表面に塩素などのイオン残留物が残
り、腐食やマイグレーションなどの問題が発生しやす
い。したがって、最近では、上記フロンを用いずに容易
に洗浄することができる比較的弱いフラックス(例えば
RMAタイプのフラックス)が使用され、上記切断面に
おける半田の濡れ性を確保することが難しい。
【0005】また、上記リード2の切断面2aと半田1
1との接着不良があまり問題にならない場合において
も、次のような不具合が生じるおそれがある。上記電子
部品がQFPタイプやSOPタイプのようなICパーケ
ージの場合には、ICパーケージから出ている複数のリ
ード同士が接近しサイドフィレットやバックフィレット
が見にくいため、上記リードの接続状態は、図5に示す
ようにリード2の切断面2aと半田11との接着状態を
光学的に外観検査することによって判断される。この半
田11をはじきやすくなっているリード切断面2aに対
する半田11の付着状態を観察しているため、リード2
の切断面以外の側面等において良好な接着状態が確保さ
れているにもかかわらず、そのICパッケージの導電性
ペーストを介した電気的な接続が良好に行われていない
と判定してしまい、過剰に不良品が発生してしまうおそ
れがあった。
【0006】なお、上記導電性ペーストとの接着不良と
いう問題は上記ICパッケージのリード先端面だけでな
く、他の電子部品においても発生し得るものである。例
えば、ウェーハ上に形成された電子部品としての半導体
素子に導電性ペーストからなるバンプ電極を一括形成す
るような場合に、該半導体素子のバンプ電極面に形成さ
れた酸化膜により、該バンプ電極面と導電性ペースとの
間の接着不良が発生し得る。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、電子部品の電極に導電性ペースト
を接着する前に該電極を表面処理することにより、該電
極の表面と導電性ペーストとの接着性を高めることがで
きる電子部品の電極表面処理方法及びその装置、並びに
電極の切断面を表面処理した電子部品を提供することで
ある。
【0008】上記目的を達成するために、請求項1の発
明は、電子部品の導電性ペーストを接着する前の電極の
表面に光を照射することにより該電極の表面の酸化膜を
除去することを特徴とするものである。
【0009】請求項1の電子部品の電極表面処理方法で
は、電子部品の導電性ペーストを接着する前の電極の表
面に光を照射することにより、該電極の表面の酸化膜を
除去し、導電性ペーストとの接着性を高める。
【0010】請求項2の発明は、電子部品の導電性ペー
ストを接着する電極の表面に光を照射する光照射手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2の電子部品の電極表面処理装置で
は、光照射手段で電子部品の導電性ペーストを接着する
前の電極の表面に光を照射することにより、該電極の表
面の酸化膜を除去し、導電性ペーストとの接着性を高め
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の電子部品の
電極表面処理装置において、上記光を照射する電極の表
面が、電子部品の側面に取り付けられたリードの先端の
切断面であることを特徴とするものである。
【0013】請求項3の電子部品の電極表面処理装置で
は、電子部品の側面に取り付けられたリードの先端の切
断面に光を照射することにより、該切断面の酸化膜を除
去し、導電性ペーストとの接着性を高める。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の電子部品の
電極表面処理装置において、上記光照射手段の上記リー
ドの切断面に光を集光する光学部品の開口数(NA)
を、該切断面に照射されずに通過した光が電子部品本体
に損傷を与えない程度まで発散するように設定したこと
を特徴とするものである。
【0015】請求項4の電子部品の電極表面処理装置で
は、上記光照射手段の上記リードの切断面に光を集光す
る光学部品の開口数(NA)を所定の値に設定し、該切
断面に照射されずに通過した光を発散させることによ
り、電子部品本体に損傷を与えないようにする。
【0016】請求項5の発明は、請求項3の電子部品の
電極表面処理装置において、上記光照射手段で照射され
る光が該電子部品本体に当たらないように、該光の照射
方向を設定するとともに、上記リードの切断面における
該光の照射エネルギー密度が酸化膜除去可能なレベルに
なるように、該光照射手段の該リードの切断面に光を集
光する光学部品の焦点距離を設定したことを特徴とする
ものである。
【0017】請求項5の電子部品の電極表面処理装置で
は、上記光照射手段で照射される光の照射方向を所定方
向に設定し、該光が電子部品本体に当たらないようにす
ることにより、該電子部品本体に損傷を与えないように
する。そして、上記リードの切断面に光を集光する光学
部品の焦点距離を所定距離に設定し、該リードの切断面
における該光の照射エネルギー密度が酸化膜除去可能な
レベルになるようにすることにより、該切断面の酸化膜
を確実に除去できるようにする。
【0018】請求項6の発明は、請求項2の電子部品の
電極表面処理装置において、上記電子部品が、ウェーハ
上に形成された半導体素子であり、上記電極の表面が、
該半導体素子のバンプ電極形成面であることを特徴とす
るものである。
【0019】請求項6の電子部品の電極表面処理装置で
は、ウェーハ上に形成された半導体素子のバンプ電極形
成面に光を照射することにより、該バンプ電極形成面の
酸化膜を除去し、導電性ペーストとの接着性を高める。
【0020】請求項7の発明は、電子部品の電極の一部
を切断した後、該電極に導電性ペーストを接着する前
に、該電極の切断面を表面処理する電極表面処理方法で
あって、該電極の切断面を酸化防止剤で覆うことを特徴
とするものである。
【0021】請求項7の電子部品の電極表面処理方法で
は、電子部品の電極の切断面を酸化防止剤で覆うことに
より、該電極に導電性ペーストを接着するまでの間に該
切断面における酸化膜形成を抑制する。このように切断
面における酸化膜形成を抑制することにより、該切断面
と導電性ペーストとの接着性を高める。
【0022】請求項8の発明は、電極の一部が切断さ
れ、該電極に導電性ペーストを接着する前の電子部品で
あって、該電極の切断面が酸化防止剤で覆われているこ
とを特徴とするものである。
【0023】請求項8の電子部品では、電極の切断面が
酸化防止剤で覆われていることにより、該電極に導電性
ペーストを接着するまでの間に該切断面における酸化膜
形成が抑制される。このように切断面における酸化膜形
成が抑制されることにより、該切断面と導電性ペースト
との接着性が高まる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形
態に係る電極表面処理装置の概略構成図である。この電
極表面処理装置は、QPFタイプのICパッケージ1の
側面に取り付けられたリード2の先端の切断面から酸化
膜を除去するものであり、該切断面に光を照射する光照
射手段を備えている。この光照射手段は、Qスイッチ制
御のYAGレーザ装置3と、該YAGレーザ装置3から
のレーザ光を照射対象である各リード2先端の切断面ま
で導く光学系としての4本の光ファイバ4とを用いて構
成されている。この光ファイバ4の先端部は、矢印方向
に駆動可能に保持部材5で保持されている。また、各光
ファイバ4の先端には、該ファイバで導かれてきたレー
ザ光をリード2先端の切断面に集光する結像素子として
のマイクロレンズが取り付けられている。
【0025】上記ICパッケージ1をプリント基板10
上に取り付けるときは、ICパッケージマウンタのトレ
イ上にあるICパッケージ1を図2(a)に示すように
吸着ノズル6で吸着する。そして、この吸着ノズル6で
吸着保持されたICパッケージ1のリード2の切断面2
aに上記光ファイバ4で導かれてきたレーザ光を照射
し、該切断面の酸化膜を除去する。このリード切断面2
aの酸化膜が除去されたICパーケージ1を、図2
(b)に示すようにプリント基板10上の所定位置に装
着し、その後、プリント基板10に対してリフロー処理
を施すことにより、プリント基板10上の電極パッド1
0aとリード2とが導電性ペーストとしての半田11を
介して接着される。
【0026】以上、本実施形態によれば、ICパッケー
ジ1の側面に取り付けられたリード2の先端の切断面2
aにレーザ光を照射することにより、該切断面2aの酸
化膜を除去しているので、該切断面2aと半田11との
接着性を高めることができる。従って、図3に示すよう
にリード2の切断面2aと電極パッド10aとの間の半
田11の形状が、リード側面と同様に所定のフィレット
形状となり、ICパーケージ1のリード2と電極パッド
10aとを良好に接続することができる。
【0027】また、本実施形態によれば、リード2の切
断面2aと電極パッド10aとの間における半田11の
形状が所定のフィレット形状となるので、この切断面2
aでの半田フィレットの形状を外観検査してリード全体
の半田付け状態を良否を判定する場合における誤判定の
判定を大幅に低減することが可能となる。すなわち、リ
ード2の半田メッキが施されている側面で良好な半田付
け状態が確保されているにもかかわらず、そのICパッ
ケージの半田11を介した電気的な接続が良好に行われ
ていないと誤判定を大幅に低減することができる。この
ように上記誤判定が少なくなると、半田付け不良の修復
作業に回される基板も少なくなるので、修復作業の効率
化を図ることもできる。
【0028】なお、上記実施形態において、上記リード
2の切断面2aにレーザ光Lを集光する光学部品である
光ファイバ4先端のマイクロレンズ4aの開口数(N
A)を、図4(a)に示すように該切断面2aに照射さ
れずに通過したレーザ光がICパッケージ本体に損傷を
与えない程度まで発散するように大きく設定するのが好
ましい。上記マイクロレンズ4aの開口数(NA)が小
さいと、図4(b)に示すように上記切断面2aに照射
されずに通過したエネルギー密度が高いレーザ光LがI
Cパッケージ本体に当たって損傷を与えるおそれがあ
る。
【0029】また、上記実施形態では、上記マイクロレ
ンズ4aの開口数(NA)を所定の値よりも大きくする
ことによりレーザ光によるICパッケージ本体の損傷を
防止しているが、レーザ光を斜めから照射することによ
り該ICパッケージ本体の損傷を防止するように構成し
てもよい。この構成の場合には、図5に示すように、レ
ーザ光LがICパッケージ本体に当たらないように該レ
ーザ光Lの照射方向を設定する。これにより、ICパッ
ケージ本体に損傷を与えないようにすることができる。
そして、ICパッケージ1のリード2先端の切断面にお
ける該レーザ光Lの照射エネルギー密度が酸化膜除去可
能なレベルになるように、上記光ファイバ4先端のマイ
クロレンズ4aの焦点距離を設定する。これにより、該
切断面の酸化膜を確実に除去できるようになる。
【0030】また、上記実施形態では、上記リード2の
先端フィレットが形成される切断面2aに光を照射する
場合について説明したが、本発明は、バックフィレット
が形成されるリード2のIC本体側の背面、サイドフィ
レットが形成されるリード2の側面、基板10の電極パ
ッド10aに面するリード2の底面等に光を照射し、各
面の酸化膜を除去する場合にも適用できるものである。
【0031】また、上記実施形態では、ICパッケージ
1のリード2の表面に光を照射する場合について説明し
たが、本発明は、半導体ウェーハ上に形成したLSIな
どの半導体素子のバンプ電極形成面に光を照射して酸化
膜を除去する場合にも適用できるものである。この場合
は、半導体素子が形成されたウェーハ上にパルスレーザ
光を走査しながら照射し、該レーザ光がウェーハ上の各
バンプ電極形成面を通過するときにレーザ光が照射され
るようにパルスレーザを駆動制御する。上記ウェーハの
各バンプ電極形成面に対応する位置に開口を有する遮光
板を該ウェーハ上に装着し、該遮光板を通して連続発振
レーザ光を走査しながら該バンプ電極形成面に照射して
もよい。このようにバンプ電極形成面にレーザ光を照射
して酸化膜を除去した後、該バンプ電極形成面に印刷マ
スク等を用いてバンプ電極を一括形成する。
【0032】また、本発明は、電子部品としてのプリン
ト基板上の電極パッドに光を照射して酸化膜を除去する
場合にも適用できるものである。
【0033】また、上記実施形態では、光源としてQス
イッチ制御のYAGレーザ装置を用いたが、このレーザ
に限定されることなく、本発明は、酸化膜を除去可能な
光を出射可能な他の光源を用いた場合にも適用できるも
のである。例えば連続発振のYAGレーザ装置や、エキ
シマレーザ装置や、パルス化COインパクトレーザ、
紫外線ランプなどを用いてもよい。また、上記YAGレ
ーザ等のレーザ光源の場合、その基本波(例えばNb:
YAGレーザの波長1.064μmの基本波)のレーザ
光を用いてもいいし、非線形光学素子等を用いて発生さ
せた高調波(例えば第2高調波、第3高調波、第4高調
波)のレーザ光を用いてもよい。また、照射光学系につ
いても光ファイバに限定されるものではなく、本発明
は、他の光学素子を組み合わせた照射光学系を用いた場
合にも適用できるものである。
【0034】また、上記実施形態におけるレーザ光照射
の代わりに、上記電子部品としてのICパッケージのリ
ードの切断面を酸化防止剤で覆うような表面処理を施し
てもよい。この表面処理の場合は、図6(a)に示すよ
うにICパッケージ1のリード2をプレス等で切断した
後、該リード2に導電性ペーストとしての半田を接着す
る前に、図6(b)に示すように該リード2の切断面2
aを酸化防止剤7で覆うような表面処理を施す。この表
面処理により、該切断面2aにおける酸化膜の形成を防
止することができる。従って、該切断面2aと半田との
接着性を高めることができる。なお、上記酸化防止剤7
としては、半田に含有成分の一つであるフラックスを用
いることができる。このフラックスを該切断面に塗布し
た後、自然乾燥させることにより、該切断面をコーティ
ングすることができる。そして、ICパッケージを基板
等にマウントし、リフローを行うと、該切断面をコーテ
ィングしているフラックスは半田の中にとけ込むため、
該フラックスが該切断面2aと該半田との間の接着性を
阻害することはない。
【0035】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、電子部
品の導電性ペーストを接着する電極の表面の酸化膜を除
去し、該表面と導電性ペーストとの接着性を高めること
ができるという効果がある。
【0036】特に、請求項3の発明によれば、電子部品
の側面に取り付けられたリードの先端の切断面の酸化膜
を除去し、該表面と導電性ペーストとの接着性を高める
ことができるという効果がある。
【0037】また特に、請求項4の発明によれば、上記
リードの切断面に照射されずに通過した光による電子部
品本体の損傷を防止することができるという効果があ
る。
【0038】また特に、請求項5の発明によれば、上記
リードの切断面に照射されずに通過した光による電子部
品本体の損傷を防止することができるとともに、該リー
ドの切断面の全体にわたって酸化膜を確実に除去できる
という効果がある。
【0039】また特に、請求項6の発明によれば、ウェ
ーハ上に形成された半導体素子のバンプ電極形成面の酸
化膜を除去し、導電性ペーストとの接着性を高めること
ができるという効果がある。
【0040】請求項7の発明によれば、電子部品の電極
の切断面における酸化膜形成を抑制し、該切断面と導電
性ペーストとの接着性を高めることができるという効果
がある。
【0041】請求項8の発明によれば、電子部品の電極
の切断面における酸化膜形成が抑制され、該切断面と導
電性ペーストとの接着性を高めることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電極表面処理装置の概
略構成図。
【図2】(a)及び(b)は、同電極表面処理装置にお
ける光照射処理の手順を示す説明図。
【図3】同電極表面処理装置で処理したリードにおける
半田付け状態を示す拡大断面図。
【図4】(a)は、本実施形態におけるリード切断面へ
のレーザ光の集光状態を示す説明図。(b)は、比較例
におけるリード切断面へのレーザ光の集光状態を示す説
明図。
【図5】他の実施形態におけるリード切断面へのレーザ
光の集光状態を示す説明図。
【図6】(a)及び(b)は、更に他の実施形態におけ
るリード切断面の表面処理の説明図。
【図7】従来例に係るリードにおける半田付け状態を示
す拡大断面図。
【符号の説明】
1 ICパッケージ(電子部品) 2 リード(電極) 2a リードの切断面 3 YAGレーザ装置 4 光ファイバ 4a マイクロレンズ 5 保持部材 6 吸着ノズル 7 フラックス(酸化防止剤) 10 プリント基板 11 半田(導電性ペースト) L レーザ光

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の導電性ペーストを接着する前の
    電極の表面に光を照射することにより該電極の表面の酸
    化膜を除去することを特徴とする電子部品の電極表面処
    理方法。
  2. 【請求項2】電子部品の導電性ペーストを接着する電極
    の表面に光を照射する光照射手段を設けたことを特徴と
    する電子部品の電極表面処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2の電子部品の電極表面処理装置に
    おいて、 上記光を照射する電極の表面が、電子部品の側面に取り
    付けられたリードの先端の切断面であることを特徴とす
    る電子部品の電極表面処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3の電子部品の電極表面処理装置に
    おいて、 上記光照射手段の上記リードの切断面に光を集光する光
    学部品の開口数(NA)を、該切断面に照射されずに通
    過した光が電子部品本体に損傷を与えない程度まで発散
    するように設定したことを特徴とする電子部品の電極表
    面処理装置。
  5. 【請求項5】請求項3の電子部品の電極表面処理装置に
    おいて、 上記光照射手段で照射される光が該電子部品本体に当た
    らないように、該光の照射方向を設定するとともに、上
    記リードの切断面における該光の照射エネルギー密度が
    酸化膜除去可能なレベルになるように、該光照射手段の
    該リードの切断面に光を集光する光学部品の焦点距離を
    設定したことを特徴とする電子部品の電極表面処理装
    置。
  6. 【請求項6】請求項2の電子部品の電極表面処理装置に
    おいて、 上記電子部品が、ウェーハ上に形成された半導体素子で
    あり、上記電極の表面が、該半導体素子のバンプ電極形
    成面であることを特徴とする電子部品の電極表面処理装
    置。
  7. 【請求項7】電子部品の電極の一部を切断した後、該電
    極に導電性ペーストを接着する前に、該電極の切断面を
    表面処理する電極表面処理方法であって、 該電極の切断面を酸化防止剤で覆うことを特徴とする電
    子部品の電極表面処理方法。
  8. 【請求項8】電極の一部が切断され、該電極に導電性ペ
    ーストを接着する前の電子部品であって、 該電極の切断面が酸化防止剤で覆われていることを特徴
    とする電子部品。
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