JP2000150553A - 半導体モジュール及び半導体モジュール製造方法 - Google Patents

半導体モジュール及び半導体モジュール製造方法

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JP2000150553A
JP2000150553A JP31783298A JP31783298A JP2000150553A JP 2000150553 A JP2000150553 A JP 2000150553A JP 31783298 A JP31783298 A JP 31783298A JP 31783298 A JP31783298 A JP 31783298A JP 2000150553 A JP2000150553 A JP 2000150553A
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resin
package
lead frame
mount bed
chip mount
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Shinpei Yoshioka
心平 吉岡
Tatsuya Tsuda
達也 津田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂封止時に樹脂粘度を高くすることなく未充
填部分の発生を防止し、高い電気絶縁性と高い熱伝導性
を有する半導体モジュールを提供すること。 【解決手段】その一辺側から射出される樹脂Mにより封
止されたパッケージ15と、その一端側が前記パッケー
ジ15内に位置するとともに、他端側がパッケージ15
の他辺側から突出したリードフレーム11と、パッケー
ジ15に収容されるとともに、リードフレーム11の一
端側に設けられたICチップマウントベッド12と、こ
のICチップマウントベッド12に搭載されたICチッ
プ13とを備え、ICチップマウントベッドには、パッ
ケージ15の一辺側に延設された延設部12aが形成さ
れ、この延設部12aにはICチップマウントベッド1
2の両面側間の通孔12bが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエアコン・
冷蔵庫等のモータ駆動用電力制御半導体等の半導体モジ
ュール及び半導体モジュール製造方法に関し、特に樹脂
の未充填部分の発生を防止し、高い電気絶縁性と高い熱
伝導性を達成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、世界規模での省エネルギーの推進
や二酸化炭素排出に伴う地球温暖化の問題等により、産
業界を取り巻く環境は厳しいものとなってきている。こ
のため、各種産業用モータや無停電電源、エアコン・冷
蔵庫に代表される家電製品用モータ等の電力を制御する
あらゆる分野において、インバータ化が拡大している。
【0003】そして、これらインバータ化を支えるの
が、電力制御用半導体、すなわちバワーデバイスであ
る。バワーデバイスは、高周波動作が可能でかつ総合損
失を低減するためにサイリスタからバイポーラトランジ
スタへ、更にIGBT(Insulated Gate
Bipolar Transistor)へと進展し
てきており、現在主流はIGBTである。そして、この
IGBTチップを内蔵した半導体モジュールでモータ等
の駆動電力制御を行っている。
【0004】図9の(a)は、このような半導体モジュ
ールの一例を示す図である。すなわち、半導体モジュー
ル100は、リードフレーム101と、このリードフレ
ーム101の先端側に設けられたICチップマウントベ
ッド102と、このICチップマウントベッド102上
に設けられたICチップ103と、ICチップマウント
ベッド102に対向配置された板状のヒートシンク10
4と、リードフレーム101の先端側、ICチップマウ
ントベッド102、ICチップ103、ヒートシンク1
04をエポキシ系の樹脂Mにて封止することにより形成
されたパッケージ105とを備えている。
【0005】図9の(b)は半導体モジュール100の
パッケージ105を製造するための金型110を示す図
である。金型110には樹脂注入ゲート111が設けら
れている。また、図9の(b)中112はキャビティを
示している。
【0006】半導体モジュール100は、ICチップ1
03をチップマウントベッド102にはんだ等でマウン
トした後、ICチップ103とリードフレーム101を
Auワイヤ等のボンディングワイヤ103aで接合す
る。
【0007】次にこのリードフレーム101とヒートシ
ンク104を樹脂注入ゲート111から樹脂Mをキャビ
ティ112内に注入して一体成形する。このとき、リー
ドフレーム101とヒートシンク104は樹脂Mにより
電気的に絶縁されると共に、ICチップ103で発生す
る熱がリードフレーム101から樹脂Mを介してヒート
シンク104に伝えられる。このため、樹脂Mには高い
電気絶縁性かつ高い熱伝導性が要求され、リードフレー
ム101とヒートシンク104間の樹脂厚みは適当な厚
みを確保しなければならない。よって、最適な成形条件
により成形を行うことが重要であるが、バッケージデザ
インや各要素の構造によっては、この適当な樹脂厚みを
確保できず、ピンホール等が発生して絶縁不良を起こし
てしまう場合が多かった。
【0008】また、リードフレーム101とヒートシン
ク104間の樹脂厚みを確保しピンホール発生を防止す
るために、樹脂Mの粘度を高くして樹脂Mの充填性を改
善する試みもあるが、樹脂Mの粘度が高いとICチップ
103とリードフレーム101をつなぐボンディングワ
イヤ103aの曲りが発生し易くなり、曲り量が大きい
場合はボンディングワイヤ103a間でショートした
り、ボンディングワイヤ103aがICチップ103と
エッジタッチ(接触)して機能不良になってしまうとい
う問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
モジュールの形状及び各要素の構造では、樹脂封止時の
樹脂充填性が悪くピンホールが発生して絶縁不良を起こ
し易いという問題や、樹脂粘度を高くして樹脂充填性を
良くした場台にもAuワイヤ等のボンディングワイヤ曲
りによる機能不良を起こし易いという問題があった。
【0010】そこで本発明は、樹脂封止時に樹脂粘度を
高くすることなく樹脂の未充填部分の発生を防止し、高
い電気絶縁性と高い熱伝導性を達成することができる半
導体モジュール及び半導体モジュール製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、樹脂に
より封止されるパッケージと、その一端側が前記パッケ
ージ内に位置するとともに、他端側が前記パッケージの
側部から突出するリードフレームと、前記パッケージに
収容されるとともに、前記リードフレームの前記一端側
に対向して設けられるチップマウントベッドと、このチ
ップマウントベッドに搭載される半導体チップとを備
え、前記チップマウントベッドには、前記パッケージの
側部に延設された延設部が形成され、この延設部には通
孔が形成されるようにした。
【0012】請求項2に記載された発明は、その一辺側
に設けられたゲートから射出される樹脂により封止され
たパッケージと、その一端側が前記パッケージ内に位置
するとともに、他端側が前記パッケージから突出したリ
ードフレームと、前記パッケージに収容されるととも
に、前記リードフレームの前記一端側に設けられたチッ
プマウントベッドと、このチップマウントベッドに搭載
された半導体チップとを備え、前記パッケージは、前記
ゲート近傍において、前記チップマウントベッドの表面
側の厚さと前記チップマウントベッドの裏面側の厚さと
が略等しくなるように形成されるようにした。
【0013】請求項3に記載された発明は、前記チップ
マウントベッドは、前記パッケージの一辺側の近傍に配
置されている。
【0014】請求項4に記載された発明は、その一辺側
に樹脂注入用のゲートを有する金型内に、その一端側を
前記金型内に、その他端側を前記金型の他辺側から突出
させてリードフレームを配置するリードフレーム位置決
め工程と、前記リードフレームの前記一端側に半導体チ
ップを搭載し、かつ、その両面側間の通孔が設けられた
延設部を有するチップマウントベッドを、前記延設部を
前記ゲート側に向けて位置決めするチップマウントベッ
ド位置決め工程と、前記金型内に樹脂を充填してパッケ
ージを成形する成形工程とを備えるようにした。
【0015】請求項5に記載された発明は、樹脂注入用
のゲートを有する金型内に、その一端側を前記金型内
に、その他端側を前記金型から突出するようにリードフ
レームを配置するリードフレーム位置決め工程と、前記
金型内に前記リードフレームの前記一端側に半導体チッ
プを搭載するチップマウントベッドを、前記ゲート側に
向け、かつ、前記チップマウントベッドの表面側の樹脂
の厚さと前記チップマウントベッドの裏面側の樹脂の厚
さとが略等しくなるように位置決めするチップマウント
ベッド位置決め工程と、前記金型内に樹脂を充填してパ
ッケージを成形する成形工程とを備えるようにした。
【0016】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、チ
ップマウントベッドに形成された延設部に通孔が形成さ
れるようにしたので、樹脂充填の際に、チップマウント
ベッドの表裏面間において樹脂が通流し、樹脂圧力が均
等になる。このため、チップマウントベッドが変位する
ことがない。
【0017】請求項2及び3に記載された発明では、チ
ップマウントベッドの表面側の厚さとチップマウントベ
ッドの裏面側の厚さとが略等しくなるように形成される
ようにしたので、樹脂充填の際に、チップマウントベッ
ドの表裏面における樹脂の量がほぼ等しくなり、樹脂圧
力が均等になる。このため、チップマウントベッドが変
位することがない。
【0018】請求項4に記載された発明では、両面側間
の通孔が設けられた延設部を有するチップマウントベッ
ドを、延設部をゲート側に向けて位置決めするようにし
たので、樹脂充填の際に、チップマウントベッドの表裏
面間において樹脂が通流し、樹脂圧力が均等になる。こ
のため、チップマウントベッドが変位することがない。
【0019】請求項5に記載された発明では、チップマ
ウントベッドの表面側の樹脂の厚さとチップマウントベ
ッドの裏面側の樹脂の厚さとが略等しくなるように位置
決めするようにしたので、樹脂充填の際に、チップマウ
ントベッドの表裏面における樹脂の量がほぼ等しくな
り、樹脂圧力が均等になる。このため、チップマウント
ベッドが変位することがない。
【0020】
【発明の実施の形態】図1の(a),(b)は本発明の
第1の実施の形態に係る半導体モジュール10を示す図
であって、図1の(a)は側面図、図1の(b)は平面
図である。この半導体モジュール10は、例えばエアコ
ン・冷蔵庫等のモータ駆動用電力制御半導体等であり、
そのバッケージ形状としては、SIP(Single
Inline Package)やZIP(Zigza
g Inline Pacage)のようなものがあ
る。
【0021】半導体モジュール10は、リードフレーム
11と、このリードフレーム11の先端側に設けられた
ICチップマウントベッド12と、このICチップマウ
ントベッド12上に設けられたICチップ13と、IC
チップマウントベッド12に対向配置された板状のヒー
トシンク14と、リードフレーム11の先端側、ICチ
ップマウントベッド12、ICチップ13、ヒートシン
ク14を樹脂封止することにより形成されたパッケージ
15とを備えている。なお、ICチップ13の各端子と
リードフレーム11とはAuワイヤ等のボンディングワ
イヤ13a等で接続されている。
【0022】また、ICチップマウントベッド12の図
1の(a),(b)中左端に延設部12aが形成されて
おり、この延設部12aには通孔12bがパンチング又
はエッチング等により多数貫通して形成されている。な
お、延設部12aは、後述する樹脂注入ゲート21に対
向配置されている。これら通孔12bは、ICチップマ
ウントベッド12の表裏両面側の空間を連通させるもの
であり、後述するように樹脂圧力を平衡させるためのも
のである。
【0023】なお、バッケージ15の寸法は例えば、3
6mm(幅)×16mm(高さ)×5mm(奥行き)、
ICチップ13はシリコン製で寸法は8mm(幅)×6
mm(高さ)×0.4mm(厚み)、リードフレーム1
1は銅製でピン数は20、ボンディングワイヤ5はAu
製で外径30μm、ヒートシンク14はAI製で厚み
1.8mmである。
【0024】図2は半導体モジュール10のパッケージ
15を形成するための金型20を示す断面図である。金
型20には、樹脂を注入するための樹脂注入ゲート21
が設けられている。なお、図2中22はキャビティであ
る。また、パッケージ15を形成する封止樹脂として
は、低粘度、高熱伝導タイブのエボキシ樹脂である。
【0025】図3の(a)〜(d)及び図4の(a)〜
(d)は、上述した半導体モジュール10を金型20を
用いて製造する際の工程を示す図である。なお、成形条
件は、金型温度170℃、保持圧力1ton、樹脂注入
速度2mm/sec.でトランスファモールド法であ
る。
【0026】図3の(a)に示すように、キャビティ2
2内にリードフレーム11、ICチップマウントベッド
12を位置決めした後、樹脂注入ゲート21から樹脂M
を注入する。この樹脂Mにより、一旦、ICチップマウ
ントベッド12を持ち上げるように変位させる。しか
し、ICチップマウントベッド12の延設部12aと、
樹脂注入ゲート21が近いため、樹脂Mが延設部12a
の上下に均等に入り込むとともに、図3の(b)〜
(d)に示すように樹脂Mが通孔12bを通してICチ
ップマウントベッド12上下に通流するため、ICチッ
プマウントベッド12の上下の樹脂が流動し樹脂圧力は
平衡状態となる。このため、ICチップマウントベッド
12が金型20内でほとんど変位することなく、樹脂M
が充填されてゆく。
【0027】さらに、図4の(a)〜(d)に示すよう
に、リードフレーム11の上下をほぼ均等に樹脂Mが充
填されてゆき、樹脂Mはピンホールを発生させることな
くリードフレーム11とヒートシンク14間に十分充填
される。これにより、400μm程度の樹脂厚みを確保
することができた。
【0028】尚、樹脂封止後に電気絶縁耐圧を測定した
ところ、4700Vという高い値を示した。また、その
後X線透過装置を用いてボンディングワイヤ13aの曲
りを評価したところ、ワイヤ曲り率は10%以内であ
り、エッジタッチもないことがわかった。
【0029】上述したように、本発明の第1の実施の形
態に係る半導体モジュール及びその製造方法によれば、
樹脂封止時に低粘度の封止樹脂を用いてもリードフレー
ム11とヒートシンク14間の樹脂充填性が良く、ピン
ホールの発生もないため、高い電気絶縁性と高い熱伝導
性を達成することが可能となる。また、封止樹脂の粘度
を高くする必要はないため、ボンディングワイヤ曲りが
防止され、エッジタッチ等による機能不良も発生しにく
くなる。よって半導体モジュール製造時の不良率が低下
して製造コストを低減させることが可能となる。
【0030】図5の(a),(b)は本発明の第2の実
施の形態に係る半導体モジュール30を示す図であっ
て、図5の(a)は側面図、図5の(b)は平面図であ
る。また、図6はこの半導体モジュール30を製造する
ための金型40を示す図である。この半導体モジュール
30は、上述した半導体モジュール10と同様に用いら
れるものである。なお、図5及び図6において図1及び
図2と同一機能部分には同一符号を付した。
【0031】半導体モジュール30は、リードフレーム
11と、このリードフレーム11の先端側に設けられた
ICチップマウントベッド12と、このICチップマウ
ントベッド12上に設けられたICチップ13と、IC
チップマウントベッド12に対向配置された板状のヒー
トシンク14と、リードフレーム11の先端側、ICチ
ップマウントベッド12、ICチップ13、ヒートシン
ク14を樹脂封止することにより形成されたパッケージ
31とを備えている。なお、ICチップ13の各端子と
リードフレーム11とはAuワイヤ等のボンディングワ
イヤ13a等で接続されている。
【0032】パッケージ31の図5の(a)中左下部に
切欠部32が形成されており、ICチップマウントベッ
ド12の図5の(a)中表裏面において樹脂Mの厚みが
略等しくなるように形成されている。
【0033】図6は半導体モジュール30のパッケージ
31を形成するための金型40を示す断面図である。金
型40には、樹脂を注入するための樹脂注入ゲート41
が設けられている。なお、図4中42はキャビティであ
る。また、パッケージ31を形成する封止樹脂として
は、低粘度、高熱伝導タイブのエボキシ樹脂である。
【0034】図7の(a)〜(d)及び図8の(a)〜
(c)は、上述した半導体モジュール30を金型40を
用いて製造する際の工程を示す図である。なお、成形条
件は、金型温度170℃、保持圧力1ton、樹脂注入
速度2mm/sec.でトランスファモールド法であ
る。
【0035】図7の(a)に示すように、キャビティ4
2内にリードフレーム11、ICチップマウントベッド
12を位置決めした後、樹脂注入ゲート41から樹脂M
を注入する。流れ込んだ樹脂Mは、ICチップマウント
ベッド12上下に均等に充填され、樹脂圧力は平衡状態
となる。このため、ICチップマウントベッド12が金
型40内でほとんど変位することなく、樹脂Mが充填さ
れてゆく。
【0036】さらに、図8の(a)〜(c)に示すよう
に、リードフレーム11の上下をほぼ均等に樹脂Mが充
填されてゆき、樹脂Mはピンホールを発生させることな
くリードフレーム11とヒートシンク14間に十分充填
される。これにより、400μm程度の樹脂厚みを確保
することができた。
【0037】尚、樹脂封止後に電気絶縁耐圧を測定した
ところ、4700Vという高い値を示した。また、その
後X線透過装置を用いてボンディングワイヤ13aの曲
りを評価したところ、ワイヤ曲り率は10%以内であ
り、エッジタッチもないことがわかった。
【0038】上述したように、本発明の第2の実施の形
態に係る半導体モジュール及びその製造方法によれば、
樹脂封止時に低粘度の封止樹脂を用いてもリードフレー
ム11とヒートシンク14間の樹脂充填性が良く、ピン
ホールの発生もないため、高い電気絶縁性と高い熱伝導
性を達成することが可能となる。また、封止樹脂の粘度
を高くする必要はないため、ボンディングワイヤ曲りが
防止され、エッジタッチ等による機能不良も発生しにく
くなる。よって半導体モジュール製造時の不良率が低下
して製造コストを低減させることが可能となる。
【0039】なお、本発明は実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂充填の際に、チッ
プマウントベッドの表裏面間において樹脂圧力を均等に
することができるので、チップマウントベッドの変位を
防止することができる。このため、樹脂封止時に低粘度
の封止樹脂を用いてもリードフレームとヒートシンク間
の樹脂充填性が良く、ピンホールの発生もないため、高
い電気絶縁性と高い熱伝導性を達成することが可能とな
る。また、封止樹脂の粘度を高くする必要はないため、
ボンディングワイヤ曲りが防止され、エッジタッチ等に
よる機能不良も発生しにくくなる。よって半導体モジュ
ール製造時の不良率が低下して製造コストを低減させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体モジュ
ールを示す図。
【図2】同半導体モジュールを製造するための金型を示
す断面図。
【図3】同半導体モジュールの製造工程を示す図。
【図4】同半導体モジュールの製造工程を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る半導体モジュ
ールを示す図。
【図6】同半導体モジュールを製造するための金型を示
す断面図。
【図7】同半導体モジュールの製造工程を示す図。
【図8】同半導体モジュールの製造工程を示す図。
【図9】従来の半導体モジュールを示す図。
【符号の説明】
10,30…半導体モジュール 11…リードフレーム 12…ICチップマウントベッド 12a…延設部 12b…通孔 13…ICチップ 13a…ボンディングワイヤ 15,31…パッケージ 20,40…金型 21,41…樹脂注入ゲート
フロントページの続き (72)発明者 津田 達也 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 Fターム(参考) 4M109 AA01 BA01 CA21 FA03 GA05 5F061 AA01 BA01 CA21 DA05 DA06 DD12 FA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂により封止されるパッケージと、 その一端側が前記パッケージ内に位置するとともに、他
    端側が前記パッケージの側部から突出するリードフレー
    ムと、 前記パッケージに収容されるとともに、前記リードフレ
    ームの前記一端側に対して設けられるチップマウントベ
    ッドと、 このチップマウントベッドに搭載される半導体チップと
    を備え、 前記チップマウントベッドには、前記パッケージの側部
    に延設された延設部が形成され、この延設部には通孔が
    形成されていることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 【請求項2】その一辺側に設けられたゲートから射出さ
    れる樹脂により封止されたパッケージと、 その一端側が前記パッケージ内に位置するとともに、他
    端側が前記パッケージから突出したリードフレームと、 前記パッケージに収容されるとともに、前記リードフレ
    ームの前記一端側に設けられたチップマウントベッド
    と、 このチップマウントベッドに搭載された半導体チップと
    を備え、 前記パッケージは、前記ゲート近傍において、前記チッ
    プマウントベッドの表面側の厚さと前記チップマウント
    ベッドの裏面側の厚さとが略等しくなるように形成され
    ていることを特徴とする半導体モジュール。
  3. 【請求項3】前記チップマウントベッドは、前記パッケ
    ージの一辺側の近傍に配置されていることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体モジュール。
  4. 【請求項4】その一辺側に樹脂注入用のゲートを有する
    金型内に、その一端側を前記金型内に、その他端側を前
    記金型の他辺側から突出させてリードフレームを配置す
    るリードフレーム位置決め工程と、 前記リードフレームの前記一端側に半導体チップを搭載
    し、かつ、その両面側間の通孔が設けられた延設部を有
    するチップマウントベッドを、前記延設部を前記ゲート
    側に向けて位置決めするチップマウントベッド位置決め
    工程と、 前記金型内に樹脂を充填してパッケージを成形する成形
    工程とを備えていることを特徴とする半導体モジュール
    製造方法。
  5. 【請求項5】樹脂注入用のゲートを有する金型内に、そ
    の一端側を前記金型内に、その他端側を前記金型から突
    出するようにリードフレームを配置するリードフレーム
    位置決め工程と、 前記金型内に前記リードフレームの前記一端側に半導体
    チップを搭載するチップマウントベッドを、前記ゲート
    側に向け、かつ、前記チップマウントベッドの表面側の
    樹脂の厚さと前記チップマウントベッドの裏面側の樹脂
    の厚さとが略等しくなるように位置決めするチップマウ
    ントベッド位置決め工程と、 前記金型内に樹脂を充填してパッケージを成形する成形
    工程とを備えていることを特徴とする半導体モジュール
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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