JP2000150428A - ダイシング装置 - Google Patents

ダイシング装置

Info

Publication number
JP2000150428A
JP2000150428A JP31790998A JP31790998A JP2000150428A JP 2000150428 A JP2000150428 A JP 2000150428A JP 31790998 A JP31790998 A JP 31790998A JP 31790998 A JP31790998 A JP 31790998A JP 2000150428 A JP2000150428 A JP 2000150428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
water
wafer
blade
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31790998A
Other languages
English (en)
Inventor
Masateru Osada
正照 長田
Hiroshi Shimoda
浩史 下田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP31790998A priority Critical patent/JP2000150428A/ja
Publication of JP2000150428A publication Critical patent/JP2000150428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブレード14で切断中のウェーハWを効率良く
洗浄することによってウェーハWの汚染を防止すると共
に、ウェーハWのスループットを向上させることができ
るダイシング装置を提供する。 【解決手段】本発明によれば、ブレード14の相対移動
方向の一方側にウォーターカーテンノズル64を設ける
と共に、他方側にウォーターカーテンノズル66を設
け、ウォーターカーテンノズル64、66から切断中の
ウェーハWに向けて洗浄液を噴射し、ウェーハWに付着
した汚水を直ぐに洗い流すと共にウェーハWの乾燥を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダイシング装置に係
り、特に半導体ウェーハ等の被加工材をダイス状チップ
に切断するダイシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイシング装置では、高速回転するブレ
ード(切断刃)と半導体ウェーハとの間の潤滑及び冷却
のために切削水をブレードに、そして冷却水をブレード
や切断部に噴射しながら切断加工を実施している。斯か
るダイシング装置では、汚水(切断加工中に発生する切
り粉を含む汚れた切削水、冷却水)でチップが汚れる
と、この汚れが製品不良の原因となるため、切断工程の
後に高圧スプレー装置等を備えた洗浄工程を設け、この
洗浄工程でチップを洗浄し、前記切り粉を除去してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チップの表
面に汚水が残留した状態で、前記洗浄工程の前にチップ
が乾燥すると、切り粉がチップの表面にこびりついてし
まうので、短時間の洗浄では、前記切り粉を除去するこ
とができない。そこで、従来のダイシング装置では、洗
浄時間を長めに設定し、前記切り粉を除去するようにし
ていた。したがって、従来のダイシング装置では、スル
ープットを向上させることができないという欠点があっ
た。
【0004】ましてや、最近の半導体ウェーハは大径化
(φ8in以上)が進み、このような大径の半導体ウェー
ハは切断加工時間が長いので、汚水がチップ上に留まっ
ている時間も長くなる。よって、半導体ウェーハが大径
になるに従って、チップが汚染される確率が高くなると
いう欠点があった。本発明はこのような事情に鑑みてな
されたもので、切断加工中の被加工材を効率良く洗浄す
ることによって被加工材の汚染を防止すると共に、加工
時のスループット及び歩留りを向上させることができる
ダイシング装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、切断刃と被加工材とを相対的に移動さ
せ、該被加工材を切断刃で切断するダイシング装置にお
いて、前記切断刃の前記相対移動方向に対して一方側に
設けられ、切断加工中の被加工材に向けて洗浄水を噴射
する第1の洗浄水噴射手段と、前記切断刃の前記相対移
動方向に対して他方側に設けられ、切断加工中の被加工
材に向けて洗浄水を噴射する第2の洗浄水噴射手段とが
設けられたことを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、切断刃の相
対移動方向の一方側に第1の洗浄水噴射手段を設けると
共に、他方側に第2の洗浄水噴射手段を設け、第1、第
2の洗浄水噴射手段から切断加工中の被加工材に洗浄液
を噴射し、被加工材に付着した汚水を直ぐに洗い流すと
共に被加工材の乾燥を防止した。これによって、本発明
は、汚水による被加工材の汚染を防止することができ、
また、切断加工後の洗浄工程における洗浄時間を短縮す
ることができるので、加工時のスループットを向上させ
ることができる。
【0007】請求項2記載の発明によれば、第1、第2
の洗浄水噴射手段から噴射される洗浄水の噴射方向を、
前記切断刃によって吹き飛ばされる切削水及び冷却水の
吹き飛び方向に対して逆らわない方向に設定した。これ
によって、本発明は、前記洗浄水噴射手段から噴射され
た洗浄水を、前記切削水及び冷却水で邪魔されることな
く、被加工材に供給することができる。
【0008】請求項3記載の発明によれば、第1の洗浄
水噴射手段と第2の洗浄水噴射手段とを制御する制御手
段を設け、この制御手段によって、第1及び第2の洗浄
水噴射手段が被加工材に対する噴射範囲を相対的に通過
中にのみ被加工材に向けて洗浄水を噴射するように制御
している。これにより、洗浄水の節約が図られ、また、
被加工材以外の不要な場所への洗浄水噴射を防止するこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るダイシング装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明の実施の形態のダイシング装置1の
斜視図であり、図2はその平面図である。図1に示すよ
うに、前記ダイシング装置1は、主として切断装置1
0、洗浄装置20、カセット収納部30、エレベータ装
置40、及び搬送装置50等から構成されている。
【0010】このように構成されたダイシング装置1に
よるウェーハWの切断工程について説明すると、まず、
カセット収納部30に複数枚収納されている加工前のウ
ェーハWは、エレベータ装置40によって順次引き出さ
れ、そして、引き出されたウェーハWは図2に示す位置
P4にセットされる。次に、このウェーハWは、搬送装
置50によって位置P1のプリロードステージを介して
位置P2(ロード位置、及びアンロード位置)に搬送さ
れ、この位置P2で切断装置10のカッティングテーブ
ル60(図3参照)上に載置される。ここで、ウェーハ
Wはカッティングテーブル60に吸着保持される。
【0011】吸着保持されたウェーハWは、図2に示す
アライメント部12によってウェーハW上のパターンが
画像認識され、これに基づいてアライメントされる。そ
して、アライメントされたウェーハWは、切断装置10
を構成するブレード14の矢印A、Bで示すY軸方向移
動と、カッティングテーブル60の矢印C、Dで示すX
軸方向移動(ウェーハWとカッティングテーブル60の
相対移動に相当)とによって、ストリートが切断され
る。最初のストリートが切断されると、切断装置10の
ブレード14をストリートのピッチ分だけY軸方向に移
動させ、そして、カッティングテーブル60を再びX軸
方向に移動させる。これによって、次のストリートが切
断される。このような切断動作を繰り返して行い、一方
向(X方向)の全てのストリートの切断が終了すると、
カッティングテーブル60を90°回動させて、前記切
断したストリートに直交する他方向(図2上でY方向)
のストリートを同様な動作を繰り返して順次切断する。
これにより、ウェーハWは最終的にダイス状に切断され
る。
【0012】切断終了したウェーハWは、カッティング
テーブル60によって位置P2(アンロード位置)に戻
された後、搬送装置50によって位置P3の洗浄装置2
0のスピナテーブルに搬送される。ここでウェーハW
は、洗浄水により洗浄された後、エアブローによって乾
燥される。乾燥したウェーハWは、搬送装置50によっ
て位置P4に搬送された後、エレベータ装置40によっ
てカセット部30に向けて搬送され、所定のカセットに
収納される。以上が前記ダイシング装置1による1枚の
ウェーハWの切断工程の流れである。
【0013】ダイシング装置1の切断装置10は図3、
図4に示すように、ブレード14、カッティングテーブ
ル60、エアーカーテンノズル62、ウォーターカーテ
ンノズル(第1の洗浄水噴射手段に相当)64、及びウ
ォーターカーテンノズル(第2の洗浄水噴射手段に相
当)66等から構成されている。前記ブレード14は図
2に示すモータ68のスピンドル70に取り付けられて
いる。このモータ68が駆動されると、前記ブレード1
4は図3上矢印Aで示す方向に高速回転される。また、
前記ブレード14は、図3に示すフランジカバー72に
よって包囲されている。前記フランジカバー72は図4
に示すYキャリッジ74に固定され、このYキャリッジ
74が図示しないY軸方向移動機構に連結されている。
【0014】前記フランジカバー72には図3に示すよ
うに、切削水供給ノズル(切削水供給手段に相当)7
6、及び冷却水供給ノズル(冷却水供給手段に相当)7
8が設けられている。前記切削水供給ノズル76は、ブ
レード14に対向して配置され、この切削水供給ノズル
76から図3上矢印B方向に噴射された切削水が、切断
直前のブレード14に供給される。また、前記冷却水供
給ノズル78は、ブレード14を挟んで一対設けられて
おり、この冷却水供給ノズル78から噴射された冷却水
が、切断中のブレード14及びウェーハWの切断部に供
給され、ブレード14及び切断部が冷却される。
【0015】なお、前記フランジカバー72には、切削
水供給ノズル76に切削水を供給するチューブ77が接
続されると共に、冷却水供給ノズル78に冷却水を供給
するチューブ79が接続されている。また、フランジカ
バー72には、ブレード14の磨耗、欠け等を非接触で
検出するセンサが内蔵され、このセンサからの情報がケ
ーブル80を介して図示しない制御装置に出力されるよ
うになっている。
【0016】ところで、前記エアーカーテンノズル6
2、及びウォーターカーテンノズル64は図4に示すよ
うに、ブレード14のX軸移動方向のうちD方向側(一
方側)に配設されている。また、前記ノズル62、64
は、近接して配置されると共にカッティングテーブル6
0のX軸移動方向に対して直交する方向に配設されてい
る。更に、前記ノズル62、64は、ノズル62、64
の下方を通過するウェーハW全体に圧縮エア、及び洗浄
水を噴射することができる長さに設定されている。ま
た、前記ノズル62、64は、Yキャリッジ74に連結
されている。これによって、前記ノズル62、64はブ
レード14と共にY軸方向に移動される。
【0017】前記エアーカーテンノズル62は、図示し
ない遮断弁を介して圧縮エア供給源に接続され、また、
エアーカーテンノズル62の下面には、ノズル62の軸
方向に沿って多数のエア噴射孔(不図示)が形成されて
いる。したがって、前記遮断弁が開放されると、この圧
縮エア供給源からの圧縮エアがエア噴射孔から噴射され
る。そして、噴射された圧縮エアは、カーテン状となっ
てウェーハWの表面に噴き付けられる。この圧縮エアに
よってウェーハWの表面に付着した汚水等が除去され
る。なお、前記エアーカーテンノズル62からのエア噴
射は、ウェーハWの切断加工中に常時駆動されるもので
はなく、ウェーハWの切断終了後にウェーハWをアンロ
ード位置(位置P:図2参照)に搬出する際、又は画像
認識装置を用いて切削溝の状態確認を行う時にウェーハ
上に乗った水を吹き飛ばす際に駆動される。これによ
り、ブレード14によって切断されたチップに前記圧縮
エアが噴射され、チップ上に付着した汚水等が除去され
る。
【0018】前記ウォーターカーテンノズル64は、図
示しない遮断弁を介して給水源に接続されている。ま
た、ウォーターカーテンノズル64の下面には、ノズル
64の軸方向に沿って多数の噴射孔(不図示)が形成さ
れている。したがって、前記遮断弁が開放されると、給
水源から圧送された洗浄水が前記噴射孔から噴射(噴
霧)され、そして、噴射された洗浄水はカーテン状とな
ってウェーハWの表面に供給される。この洗浄水によっ
てウェーハWの表面に付着した汚水が洗い流され、汚水
中の切り粉等が除去される。なお、前記遮断弁は、ウェ
ーハWの切断加工中に常時開放されているので、ウェー
ハWは常に濡れた状態に保持される。これにより、ウェ
ーハWの乾燥が防止されている。
【0019】前記ウォーターカーテンノズル64の噴射
孔から噴射される洗浄水の噴射方向は、ブレード14に
よって吹き飛ばされる切削水及び冷却水の吹き飛び方向
に対して逆らわない方向に設定されている。これによっ
て、ウォーターカーテンノズル64から噴射された洗浄
水は、前記切削水及び冷却水で邪魔されることなく、ウ
ェーハWに供給される。前記洗浄水の噴射方向は、図
3、図5上で矢印Eで示している。この方向Eは、切削
水供給ノズル76から噴射される切削水の噴射方向Bと
略同方向である。なお、ブレード14で吹き飛ばされる
切削水及び冷却水は、図3、図5上でブレード14の左
側に吹き飛ばされるので、ウォーターカーテンノズル6
4の噴射方向は、前記方向Eに限定されず、例えば直下
方向でも良く、また、ウォーターカーテンノズル64を
挟んで右側に噴射しても良い。
【0020】一方、前記ウォーターカーテンノズル66
は図4に示すように、ブレード14のX軸移動方向のう
ちC方向側(他方側)に配設されている。また、前記ノ
ズル66は、カッティングテーブル60のX軸移動方向
に対して直交する方向に配設されている。更に、前記ノ
ズル66は、ノズル66の下方を通過するウェーハW全
体に洗浄水を噴射することができる長さに設定されてい
る。
【0021】前記ウォーターカーテンノズル66は、図
示しない遮断弁を介して給水源に接続されている。ま
た、ウォーターカーテンノズル66の下面には、ノズル
66の軸方向に沿って多数の噴射孔(不図示)が形成さ
れている。したがって、前記遮断弁が開放されると、給
水源から圧送された洗浄水が前記噴射孔から噴射(噴
霧)され、そして、噴射された洗浄水はカーテン状とな
ってウェーハWの表面に供給される。この洗浄水によっ
てウェーハWの表面に付着した汚水が洗い流され、汚水
中の切り粉等が除去される。なお、前記遮断弁は、ウェ
ーハWの切断加工中に常時開放されているので、ウェー
ハWは常に濡れた状態に保持される。これにより、ウェ
ーハWの乾燥が防止されている。
【0022】前記ウォーターカーテンノズル66の噴射
孔から噴射される洗浄水の噴射方向は、ブレード14に
よって吹き飛ばされる切削水及び冷却水の吹き飛び方向
に対して逆らわない方向に設定されている。これによっ
て、ウォーターカーテンノズル66から噴射された洗浄
水は、前記切削水及び冷却水で邪魔されることなく、ウ
ェーハWに供給される。前記洗浄水の噴射方向は、図
5、図6上で矢印Fで示している。この方向Fは、切削
水供給ノズル76から噴射される切削水の噴射方向Bと
略同方向である。
【0023】次に、前記の如く構成された切断装置10
の作用について説明する。まず、図2の位置P2でウェ
ーハWを吸着保持したカッティングテーブル60は、図
3に示す切断開始位置まで移動され、その位置に待機さ
れる。そして、カッティングテーブル60を図3上矢印
C方向に移動させることにより、ウェーハWの切断が開
始される。図5は、切断中間の位置であり、図6は切断
が終了したブレード14とカッティングテーブル60の
相対位置である。
【0024】ウェーハWの切断時において、切削水供給
ノズル76からブレード14に向けて切削水が常時供給
され、また、冷却水供給ノズル78からブレード14
に、そして切断部に冷却水が常時供給されている。そし
て、ウォーターカーテンノズル64、及びウォーターカ
ーテンノズル66から、切断加工中のウェーハWに洗浄
液が常時噴射されている。これにより、ウェーハWに付
着した汚水が直ぐに洗い流されると共にウェーハWの乾
燥が防止されている。
【0025】したがって、前記切断装置10によれば、
汚水によるウェーハW及びチップの汚染を防止すること
ができる。また、ウェーハWの乾燥が防止されているの
で、切断加工後の洗浄装置20(図2参照)における洗
浄時間を短縮することができる。よって、ウェーハWの
スループットを向上させることができる。ところで、前
記切断装置10に対して、ブレード14の相対移動方向
の一方側にのみウォーターカーテンノズルを設けた切断
装置について説明すると、この切断装置でも切断加工中
のウェーハWに洗浄水を供給することは可能である。
【0026】しかしながら、前記切断装置において、ウ
ェーハW全体に洗浄水を供給するためには、ブレード1
4とウェーハWとの相対移動ストロークを長く設定する
必要があり、これではブレード14がウェーハWに対し
て無用にオーバーランしてしまうので、無駄な動作が多
くなる。これによって、前記切断装置では、切断時間が
長くなり、汚水がウェーハW上に留まっている時間が長
くなるので、結果的にウェーハWの汚染を招くという欠
点がある。このような欠点は、ウェーハWが大径になる
ほど顕著に発生する。
【0027】そこで、本実施の形態の切断装置では、ブ
レード14の相対移動方向の両側にウォーターカーテン
ノズル64、66を設けたので、前記相対移動ストロー
ク(図4上でカッティングテーブルの移動ストローク)
を最小限のストロークに設定してもウェーハW全体に洗
浄水を供給することができる。即ち、ウォーターカーテ
ンノズル64で洗浄水が供給されない部位には、ウォー
ターカーテンノズル66からの洗浄水が供給され、これ
とは逆に、ウォーターカーテンノズル66で洗浄水が供
給されない部位には、ウォーターカーテンノズル64か
らの洗浄水が供給されるからである。これにより、本実
施の形態の切断装置10は、大径のウェーハWに好適と
なる。
【0028】図7〜図10には、第2の実施の形態の切
断装置100が示されている。この切断装置100と、
図3〜図6に示した第1の実施の形態の切断装置10と
の相違点は、ブレード14の左側方に配置されるウォー
ターカーテンノズル(切断装置10ではウォーターカー
テンノズル66)102をフランジカバー72に設けた
点である。
【0029】前記ウォーターカーテンノズル102は、
図8に示すように所定の間隔をもって2台配置されてい
る。また、前記ウォーターカーテンノズル102の噴射
孔から噴射される洗浄水の噴射方向は、図9、図10上
で矢印Fで示している。この方向Fは、第1の実施の形
態の切断装置10で採用されたウォーターカーテンノズ
ル66の噴射方向Fと同方向である。なお、符号103
は、ウォーターカーテンノズル102に洗浄水を供給す
るチューブである。
【0030】したがって、第2の実施の形態の切断装置
100でも、第1の実施の形態の切断装置10と同様な
効果を得ることができる。ところで、切断装置10のウ
ォーターカーテンノズル64、66の各遮断弁、及び切
断装置100のウォーターカーテンノズル64、102
の各遮断弁は図11に示す制御装置104によってその
開放が制御されている。前記制御装置104は、切断装
置10、100から出力されるカッティングテーブル6
0の移動位置を示す情報に基づいて前記各遮断弁を制御
する。即ち、前記各遮断弁は、制御装置104によっ
て、ウォーターカーテンノズル64、66、102がウ
ェーハWに対する噴射範囲(ウェーハWの上方範囲)を
相対的に通過中にのみウェーハWに向けて洗浄水を噴射
するように制御される。これにより、洗浄水の節約が図
られ、また、ウェーハW以外の不要な場所への洗浄水噴
射を防止することができる。これは、切断装置10、1
00近傍等へ必要以上の量の水滴(ミスト)の付着を防
止することで、装置の汚れを軽減し、ウェーハの汚染を
防止する上で重要である。
【0031】具体的には、図3の状態において、ウォー
ターカーテンノズル64の遮断弁は開放され、ウォータ
ーカーテンノズル66の遮断弁は閉成される。また、図
5の状態において、ウォーターカーテンノズル64、6
6の各遮断弁は開放され、そして、図6の状態におい
て、ウォーターカーテンノズル64の遮断弁は閉成(実
際にはウェーハWの上方位置から退避した時に閉成)さ
れ、ウォーターカーテンノズル66の遮断弁は開放が維
持される。この制御は、切断装置100でも同様に実施
されている。
【0032】なお、本実施の形態では、洗浄水を噴射
(噴霧)してウェーハWに供給したが、シャワー状、又
はスプレー状にして供給しても良い。また、本実施の形
態では、半導体ウェーハを切断するダイシング装置につ
いて説明したが、被加工材の適用対象は半導体ウェーハ
に限定されるものではなく、切断しながら洗浄すること
を必要とする被加工材(例えば、液晶等)であれば、本
発明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るダイシ
ング装置によれば、切断刃の相対移動方向の一方側に第
1の洗浄水噴射手段を設けると共に、他方側に第2の洗
浄水噴射手段を設け、第1、第2の洗浄水噴射手段から
切断加工中の被加工材に洗浄液を噴射し、被加工材に付
着した汚水を洗い流すと共に被加工材の乾燥を防止した
ので、汚水による被加工材の汚染を防止することがで
き、被加工材のスループットを向上させることができ
る。
【0034】また、本発明によれば、第1、第2の洗浄
水噴射手段から噴射される洗浄水の噴射方向を、前記切
断刃によって吹き飛ばされる前記切削水及び冷却水の吹
き飛び方向に対して逆らわない方向に設定したので、洗
浄水噴射手段から噴射された洗浄水を、前記切削水及び
冷却水で邪魔されることなく、被加工材に供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のダイシング装置を示す斜
視図
【図2】図1に示したダイシング装置の平面図
【図3】図1に示したダイシング装置の切断装置の第1
の実施の形態を示す構造図
【図4】図3に示した切断装置の平面図
【図5】図3に示した切断装置の動作説明図
【図6】図3に示した切断装置の動作説明図
【図7】図1に示したダイシング装置の切断装置の第2
の実施の形態を示す構造図
【図8】図7に示した切断装置の平面図
【図9】図7に示した切断装置の動作説明図
【図10】図7に示した切断装置の動作説明図
【図11】ウォーターカーテンノズルの制御系を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1…ダイシング装置 10、100…切断装置 14…ブレード 60…カッティングテーブル 62…エアーカーテンノズル 64、66、102…ウォーターカーテンノズル 72…フランジカバー 76…切削水供給ノズル 78…冷却水供給ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断刃と被加工材とを相対的に移動さ
    せ、該被加工材を切断刃で切断するダイシング装置にお
    いて、 前記切断刃の前記相対移動方向に対して一方側に設けら
    れ、切断加工中の被加工材に向けて洗浄水を噴射する第
    1の洗浄水噴射手段と、 前記切断刃の前記相対移動方向に対して他方側に設けら
    れ、切断加工中の被加工材に向けて洗浄水を噴射する第
    2の洗浄水噴射手段とが設けられたことを特徴とするダ
    イシング装置。
  2. 【請求項2】 前記切断装置には、前記切断刃に向けて
    切削水を供給する切削水噴射手段と、前記切断刃による
    被加工材の切断部に向けて冷却水を供給する冷却水噴射
    手段とが設けられ、 前記第1、第2の洗浄水噴射手段から噴射される洗浄水
    の噴射方向は、前記切断刃によって吹き飛ばされる前記
    切削水及び冷却水の吹き飛び方向に対して、逆らわない
    方向に設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    ダイシング装置。
  3. 【請求項3】 前記ダイシング装置には、前記第1の洗
    浄水噴射手段と前記第2の洗浄水噴射手段とを制御する
    制御手段が設けられ、該制御手段は、第1及び第2の洗
    浄水噴射手段が前記被加工材に対する噴射範囲を相対的
    に通過中にのみ被加工材に向けて洗浄水を噴射するよう
    に制御することを特徴とする請求項1記載のダイシング
    装置。
JP31790998A 1998-11-09 1998-11-09 ダイシング装置 Pending JP2000150428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31790998A JP2000150428A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 ダイシング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31790998A JP2000150428A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 ダイシング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000150428A true JP2000150428A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18093412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31790998A Pending JP2000150428A (ja) 1998-11-09 1998-11-09 ダイシング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000150428A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083392A (ja) * 2006-10-02 2007-04-05 Tokyo Seimitsu Co Ltd シンギュレーション装置
JP2007188974A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Tokyo Seimitsu Co Ltd ダイシング装置
JP2013099809A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Disco Corp 切削装置
CN109317434A (zh) * 2018-11-20 2019-02-12 佛山科学技术学院 一种铜杆加工设备
CN112871813A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 隆基绿能科技股份有限公司 一种切片机清洗方法和清洗装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007188974A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Tokyo Seimitsu Co Ltd ダイシング装置
JP2007083392A (ja) * 2006-10-02 2007-04-05 Tokyo Seimitsu Co Ltd シンギュレーション装置
JP2013099809A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Disco Corp 切削装置
CN109317434A (zh) * 2018-11-20 2019-02-12 佛山科学技术学院 一种铜杆加工设备
CN112871813A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 隆基绿能科技股份有限公司 一种切片机清洗方法和清洗装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5868866A (en) Method of and apparatus for cleaning workpiece
JP3410385B2 (ja) 洗浄装置及び切削装置
KR100344968B1 (ko) 기판의 세정건조방법
JP4005326B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR100271772B1 (ko) 반도체 습식 식각설비
US20010027797A1 (en) Cleaning apparatus
KR20080024431A (ko) 기판처리장치, 액막동결방법 및 기판처리방법
JP2007194367A (ja) 洗浄装置及び該洗浄装置を備えるダイシング装置
JP4777072B2 (ja) ダイシング装置
JP4145110B2 (ja) スリットノズル洗浄装置及び洗浄方法
JP2018113373A (ja) 加工装置
JP2002016124A (ja) ウェーハ搬送アーム機構
JP2000150428A (ja) ダイシング装置
KR100749544B1 (ko) 기판세정장치 및 기판세정방법
JPH1057877A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
CN113471108A (zh) 一种基于马兰戈尼效应的晶圆竖直旋转处理装置
JP4776431B2 (ja) 保護膜被覆装置
JP4721968B2 (ja) スピンナ洗浄装置
JPH11233461A (ja) 半導体ウエハ洗浄装置
JP3673329B2 (ja) 基板処理装置および洗浄方法
CN115565925A (zh) 基板处理装置和防雾件的清洗方法
JP5311938B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2010056312A (ja) ダイシング装置及びワーク洗浄乾燥方法
KR20070114959A (ko) 자동 세정 장치 및 이를 이용한 로봇 암 세정 방법
JP2003007668A (ja) 半導体ウェーハの洗浄装置及び洗浄方法