JP2000149965A - 固体型ポリマー電解質膜 - Google Patents
固体型ポリマー電解質膜Info
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械強度と耐熱性に優れた燃料電池に適した
固体型ポリマー電解質膜。 【解決手段】 膜の突刺し強度が300g以上であり、かつ
膜の力学的な耐熱温度が300℃以上である、多孔質薄膜
とプロトン伝導性のポリマー電解質との複合体からなる
固体型ポリマー電解質膜。
固体型ポリマー電解質膜。 【解決手段】 膜の突刺し強度が300g以上であり、かつ
膜の力学的な耐熱温度が300℃以上である、多孔質薄膜
とプロトン伝導性のポリマー電解質との複合体からなる
固体型ポリマー電解質膜。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械強度と耐熱性
に優れた燃料電池に適した固体型ポリマー電解質膜に関
するものである。
に優れた燃料電池に適した固体型ポリマー電解質膜に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題のクローズアップととも
に新エネルギー技術が脚光を浴びるてきている。燃料電
池技術は、これら新エネルギー技術の柱の一つとして位
置づけられている。中でも電解質としてプロトン伝導性
の高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池(PEFC)
は、小型軽量化が可能等の特徴から、電気自動車を初め
とする搭載用の電源として注目されている。
に新エネルギー技術が脚光を浴びるてきている。燃料電
池技術は、これら新エネルギー技術の柱の一つとして位
置づけられている。中でも電解質としてプロトン伝導性
の高分子電解質膜を用いた固体高分子型燃料電池(PEFC)
は、小型軽量化が可能等の特徴から、電気自動車を初め
とする搭載用の電源として注目されている。
【0003】固体高分子型燃料電池用の高分子電解質膜
としては、例えば超強酸基含有のパーフロロポリマーで
あるナフィオンR(Nafion 115、117など、デュポン社登
録商標)が知られている。これは、イオン交換容量が0.9
1ミリ当量/g樹脂と比較的高いだけでなく、機械的強度
も比較的優れている材料として広く利用されている。こ
れを用いた燃料電池において取り出せる電流密度は電解
質膜の抵抗に依存しており、膜を薄膜化し水の膨潤度を
高めるほど、膜抵抗が低下し大きな電流が取り出せるこ
とが知られている。しかしながら、この電解質膜を用い
た場合でも、前記の観点から膜厚を薄くすると、例えば
ホットプレス法により電解質膜と電極とを接合させる際
に、膜が破損しガスのリークを生じたり、電極間の短絡
が生じる問題があった。また、この問題を回避する目的
で、ホットプレスを用いずに機械的に電解質膜を挟み込
みセルを組み立てる方法も提案されている。しかし、こ
の手法を採用した場合でも、電極との接合を一定に保つ
ためには、かなりの圧力を掛けることが必要で、ホット
プレス法と同様の問題点を有していた。また、どうにか
セルを組み立てた場合でも、電解質膜の水膨潤状態での
機械強度が十分でないために、長期の使用において短絡
かガスリークを併発するなどの問題があった。
としては、例えば超強酸基含有のパーフロロポリマーで
あるナフィオンR(Nafion 115、117など、デュポン社登
録商標)が知られている。これは、イオン交換容量が0.9
1ミリ当量/g樹脂と比較的高いだけでなく、機械的強度
も比較的優れている材料として広く利用されている。こ
れを用いた燃料電池において取り出せる電流密度は電解
質膜の抵抗に依存しており、膜を薄膜化し水の膨潤度を
高めるほど、膜抵抗が低下し大きな電流が取り出せるこ
とが知られている。しかしながら、この電解質膜を用い
た場合でも、前記の観点から膜厚を薄くすると、例えば
ホットプレス法により電解質膜と電極とを接合させる際
に、膜が破損しガスのリークを生じたり、電極間の短絡
が生じる問題があった。また、この問題を回避する目的
で、ホットプレスを用いずに機械的に電解質膜を挟み込
みセルを組み立てる方法も提案されている。しかし、こ
の手法を採用した場合でも、電極との接合を一定に保つ
ためには、かなりの圧力を掛けることが必要で、ホット
プレス法と同様の問題点を有していた。また、どうにか
セルを組み立てた場合でも、電解質膜の水膨潤状態での
機械強度が十分でないために、長期の使用において短絡
かガスリークを併発するなどの問題があった。
【0004】上記のように、ナフィオンRに代表される
電解質膜の機械特性(セル作製時および水膨潤状態時)を
改善する方法として、特開平8-162132号公報には、延伸
テトラフロロエチレン多孔膜空隙部に該高分子電解質を
含浸一体化し、電解質膜の機械特性を補強した複合型電
解質膜が記載されている。しかし、この技術の場合、支
持体として採用している多孔膜が高価なだけでなく、そ
の表面張力が小さいために、実際の電解質ドープを含浸
する際のドープの濡れ性の問題から、ドープが含浸し難
い問題点を有していた。
電解質膜の機械特性(セル作製時および水膨潤状態時)を
改善する方法として、特開平8-162132号公報には、延伸
テトラフロロエチレン多孔膜空隙部に該高分子電解質を
含浸一体化し、電解質膜の機械特性を補強した複合型電
解質膜が記載されている。しかし、この技術の場合、支
持体として採用している多孔膜が高価なだけでなく、そ
の表面張力が小さいために、実際の電解質ドープを含浸
する際のドープの濡れ性の問題から、ドープが含浸し難
い問題点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように固体高
分子型燃料電池の実用化の観点から、機械特性の優れた
薄膜化可能なプロトン伝導性のポリマー電解質膜の開発
が検討されているが、未だに実用的に優れたポリマー電
解質膜は見出されていない状況にある。
分子型燃料電池の実用化の観点から、機械特性の優れた
薄膜化可能なプロトン伝導性のポリマー電解質膜の開発
が検討されているが、未だに実用的に優れたポリマー電
解質膜は見出されていない状況にある。
【0006】このような状況を鑑み鋭意検討した結果、
実用的な高いプロトン伝導性と、セパレータとしての強
い短絡防止強度と、短絡防止に関しての高い耐熱性とを
兼ね備えた実用面で優れた固体型ポリマー電解質膜を開
発する方法を見出し、本発明を完成するに至った。本発
明の目的は、プロトン伝導性と、強度と、耐熱性の三者
を兼ね備えた、燃料電池用の固体型ポリマー電解質膜を
提供することにある。
実用的な高いプロトン伝導性と、セパレータとしての強
い短絡防止強度と、短絡防止に関しての高い耐熱性とを
兼ね備えた実用面で優れた固体型ポリマー電解質膜を開
発する方法を見出し、本発明を完成するに至った。本発
明の目的は、プロトン伝導性と、強度と、耐熱性の三者
を兼ね備えた、燃料電池用の固体型ポリマー電解質膜を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、突刺し強度が
300g以上であり、かつ膜の力学的耐熱温度が300℃以上
であるプロトン伝導性の固体型ポリマー電解質であり、
それは多孔質薄膜とプロトン伝導性ポリマー電解質との
複合体からなるものである。該固体型ポリマー電解質膜
におけるポリマー電解質の含有量は30〜85重量%である
ことが好ましい。また、該多孔質薄膜が、平均膜厚が50
μm以下で、突刺し強度が200g以上で、かつ透気度が10s
ec/100cc・in2以下の高強度・高透気度の多孔質薄膜支持
体であること、その高強度・高透気度の多孔質薄膜支持
体は、全芳香族ポリアミド重合体であるアラミド繊維か
らなる不織布、織物、あるいはアラミド繊維の隙間に全
芳香族ポリアミドの重合体である合成パルプが分散する
構造の通気性のある紙様のシート、あるいはアラミド樹
脂からなる細孔が多数開いたフィルムであること、又
は、該高強度・高透気度の多孔質薄膜支持体は、全芳香
族ポリアミド重合体からなる目付け量12〜30g/m2の不織
布状のシートであることが好ましく、さらには該複合体
は、多孔質薄膜とポリマー電解質との含浸一体複合体で
あることが好ましい。
300g以上であり、かつ膜の力学的耐熱温度が300℃以上
であるプロトン伝導性の固体型ポリマー電解質であり、
それは多孔質薄膜とプロトン伝導性ポリマー電解質との
複合体からなるものである。該固体型ポリマー電解質膜
におけるポリマー電解質の含有量は30〜85重量%である
ことが好ましい。また、該多孔質薄膜が、平均膜厚が50
μm以下で、突刺し強度が200g以上で、かつ透気度が10s
ec/100cc・in2以下の高強度・高透気度の多孔質薄膜支持
体であること、その高強度・高透気度の多孔質薄膜支持
体は、全芳香族ポリアミド重合体であるアラミド繊維か
らなる不織布、織物、あるいはアラミド繊維の隙間に全
芳香族ポリアミドの重合体である合成パルプが分散する
構造の通気性のある紙様のシート、あるいはアラミド樹
脂からなる細孔が多数開いたフィルムであること、又
は、該高強度・高透気度の多孔質薄膜支持体は、全芳香
族ポリアミド重合体からなる目付け量12〜30g/m2の不織
布状のシートであることが好ましく、さらには該複合体
は、多孔質薄膜とポリマー電解質との含浸一体複合体で
あることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体型ポリマー電
解質に関して更に説明する。本発明の固体型ポリマー電
解質膜は、燃料電池に適用するに十分な300g以上の突刺
し強度を示し、かつ300℃以上の力学的な耐熱温度を有
する実用的なプロトン伝導性と優れた熱機械特性とを兼
ね備えたポリマー電解質膜である。
解質に関して更に説明する。本発明の固体型ポリマー電
解質膜は、燃料電池に適用するに十分な300g以上の突刺
し強度を示し、かつ300℃以上の力学的な耐熱温度を有
する実用的なプロトン伝導性と優れた熱機械特性とを兼
ね備えたポリマー電解質膜である。
【0009】本発明の固体型ポリマー電解質膜の場合、
突刺し強度が300g以上と高いことも特徴である。突刺し
強度は、現状の溶液型リチウムイオン二次現地のセパレ
ータの短絡防止強度を表す指標としてセパレータの評価
に利用されている物性であり、本発明においては、下記
の条件にて測定した値を突刺し強度とした。
突刺し強度が300g以上と高いことも特徴である。突刺し
強度は、現状の溶液型リチウムイオン二次現地のセパレ
ータの短絡防止強度を表す指標としてセパレータの評価
に利用されている物性であり、本発明においては、下記
の条件にて測定した値を突刺し強度とした。
【0010】固体型ポリマー電解質膜を11.3mmφの固定
枠にセットし、先端部半径0.5mmの針を支持体の中央に
垂直に突き立て、50mm/分の一定速度で針を押し込み、
支持体に穴が開いた時の針にかかっている力を突刺し強
度とした。
枠にセットし、先端部半径0.5mmの針を支持体の中央に
垂直に突き立て、50mm/分の一定速度で針を押し込み、
支持体に穴が開いた時の針にかかっている力を突刺し強
度とした。
【0011】この値が300g未満の場合、このポリマー電
解質膜の突刺し強度が十分でなくなり、電池を組み上げ
る際のホットプレス工程での電極同士の短絡発生確率や
膜のガスリーク確率が上がり好ましくなくなる。
解質膜の突刺し強度が十分でなくなり、電池を組み上げ
る際のホットプレス工程での電極同士の短絡発生確率や
膜のガスリーク確率が上がり好ましくなくなる。
【0012】また、本発明のポリマー電解質膜は、300
℃以上の力学的な耐熱性有している点が特徴である。こ
こで、力学的な耐熱温度は、以下の条件で測定した。
℃以上の力学的な耐熱性有している点が特徴である。こ
こで、力学的な耐熱温度は、以下の条件で測定した。
【0013】膜厚約45μm、幅5mm、長さ25mmの短冊状の
ポリマー電解質膜に1gの荷重をかけ、即ち0.0044
g/μm・mmの荷重で10℃/分の速度で温度を昇温させ
熱機械的特性分析(TMA)を実施し、膜が破断するか、あ
るいは膜が10%伸びる温度を力学的な耐熱温度とした。
ポリマー電解質膜に1gの荷重をかけ、即ち0.0044
g/μm・mmの荷重で10℃/分の速度で温度を昇温させ
熱機械的特性分析(TMA)を実施し、膜が破断するか、あ
るいは膜が10%伸びる温度を力学的な耐熱温度とした。
【0014】この温度が300℃未満では、異常反応等に
より、電池の内部温度が急激に上がった際の電池の安定
性を保証できなくなり好ましくない。本発明の、固体型
ポリマー電解質膜は、強度、耐熱性に特徴のある多孔質
支持体薄膜と実用的に十分なプロトン伝導性を有するポ
リマー電解質を複合化することにより作製される。その
際のポリマー電解質の含有量は、30〜85重量%の範囲が
好ましい。ポリマー電解質含有量が30重量%未満では、
多孔質支持体と複合化した際に十分なプロトン伝導性が
得られず好ましくない。また、その含有量が85重量%よ
り多くなると、複合膜の強度が低下したり、あるいは、
ポリマー電解質膜の膜厚が増加し好ましくなくなる。
より、電池の内部温度が急激に上がった際の電池の安定
性を保証できなくなり好ましくない。本発明の、固体型
ポリマー電解質膜は、強度、耐熱性に特徴のある多孔質
支持体薄膜と実用的に十分なプロトン伝導性を有するポ
リマー電解質を複合化することにより作製される。その
際のポリマー電解質の含有量は、30〜85重量%の範囲が
好ましい。ポリマー電解質含有量が30重量%未満では、
多孔質支持体と複合化した際に十分なプロトン伝導性が
得られず好ましくない。また、その含有量が85重量%よ
り多くなると、複合膜の強度が低下したり、あるいは、
ポリマー電解質膜の膜厚が増加し好ましくなくなる。
【0015】次に、本発明の多孔質支持体に含浸複合化
させるプロトン伝導性のポリマー電解質について説明す
る。本発明に利用するポリマー電解質としては、特に限
定されるものではなく、従来機械特性的に問題があると
されていた高いイオン交換基当量を有するプロトン伝導
性ポリマー電解質も多孔質支持体の併用により可能であ
る。具体的なポリマー電解質としては、ナフィオンRに
代表されるようなパーフロロ骨格を有するスルホン酸ポ
リマーや、スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエ
ーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルエーテルケト
ンなどが挙げられる。但し、製膜工程の容易さから、流
動(溶液)状態のポリマーから多孔質薄膜支持体に直接含
浸塗工できるタイプのポリマーがより好適に用いられ
る。
させるプロトン伝導性のポリマー電解質について説明す
る。本発明に利用するポリマー電解質としては、特に限
定されるものではなく、従来機械特性的に問題があると
されていた高いイオン交換基当量を有するプロトン伝導
性ポリマー電解質も多孔質支持体の併用により可能であ
る。具体的なポリマー電解質としては、ナフィオンRに
代表されるようなパーフロロ骨格を有するスルホン酸ポ
リマーや、スルホン化ポリスルホン、スルホン化ポリエ
ーテルスルホン、スルホン化ポリエーテルエーテルケト
ンなどが挙げられる。但し、製膜工程の容易さから、流
動(溶液)状態のポリマーから多孔質薄膜支持体に直接含
浸塗工できるタイプのポリマーがより好適に用いられ
る。
【0016】次に、本発明に用いる多孔質支持体薄膜に
ついて説明する。本発明の多孔質支持体薄膜としては、
平均膜厚が50μm以下で、突刺し強度が200g以上で、か
つ透気度が10sec/100cc・in2以下の高強度・高透気度薄
膜が好適に用いられる。平均膜厚が50μm以上になれ
ば、高強度の支持体を得ることは容易となるが、得られ
るポリマー電解質複合膜の膜厚が厚くなるため、電解質
膜の水に対する膨潤度が低下し、膜抵抗が上がり好まし
くなくなる。
ついて説明する。本発明の多孔質支持体薄膜としては、
平均膜厚が50μm以下で、突刺し強度が200g以上で、か
つ透気度が10sec/100cc・in2以下の高強度・高透気度薄
膜が好適に用いられる。平均膜厚が50μm以上になれ
ば、高強度の支持体を得ることは容易となるが、得られ
るポリマー電解質複合膜の膜厚が厚くなるため、電解質
膜の水に対する膨潤度が低下し、膜抵抗が上がり好まし
くなくなる。
【0017】本発明の支持体の突刺し強度としては、20
0g以上のものが好適に用いられる。この値が、200gより
低い支持体を用いた場合は、ポリマー電解質を含浸させ
複合化した後でも300g以上の突刺し強度を実現すること
が困難となりこのましくない。
0g以上のものが好適に用いられる。この値が、200gより
低い支持体を用いた場合は、ポリマー電解質を含浸させ
複合化した後でも300g以上の突刺し強度を実現すること
が困難となりこのましくない。
【0018】本発明の支持体の透気度は、ガーレー法(1
00ccの空気が1in2の面積を2.3cmHgの圧力で透過するに
要する時間)により測定した値を示している。本発明の
多孔質支持体薄膜としては、この値が、10sec/100cc・in
2以下の高い透気度を示す支持体が好適に用いられる。
この値が、10sec/100cc・in2よりも大きい透気度の低い
支持体を用いた場合、工業的に最も有利と考えられるポ
リマー溶液からの塗工法によるポリマー電解質の含浸複
合化が困難となるとともに、複合ポリマー電解質のプロ
トン伝導性も十分に高めることが困難になり好ましくな
い。
00ccの空気が1in2の面積を2.3cmHgの圧力で透過するに
要する時間)により測定した値を示している。本発明の
多孔質支持体薄膜としては、この値が、10sec/100cc・in
2以下の高い透気度を示す支持体が好適に用いられる。
この値が、10sec/100cc・in2よりも大きい透気度の低い
支持体を用いた場合、工業的に最も有利と考えられるポ
リマー溶液からの塗工法によるポリマー電解質の含浸複
合化が困難となるとともに、複合ポリマー電解質のプロ
トン伝導性も十分に高めることが困難になり好ましくな
い。
【0019】本発明の高強度・高透気度の多孔質薄膜支
持体用の材料としては、強度と耐熱性の観点から全芳香
族のポリアミドが好ましく用いられる。その支持体形状
としては、全芳香族ポリアミドの重合体であるアラミド
繊維からなる不織布、織物、あるいは、そのアラミド繊
維の隙間に全芳香族ポリアミドの重合体である合成パル
プが分散する通気性のある紙様のシート、あるいは、全
芳香族ポリアミドの重合体であるアラミド樹脂からなる
孔が多数開いた通気性のあるフィルム等を挙げることが
出来る。前記した支持体としての必要特性を満足してお
れば、これらの内どの形状のものも本発明に利用するこ
とが可能であるが、透気度を考慮した場合、不織布状の
シートが最も好適に用いられる。その目付け量として
は、12〜30g/m2の範囲が好適に用いられる。目付け量が
12g/m2未満の場合、透気度の高い支持体を得るのは容易
となるが、突刺し強度として200g以上のものを得ること
が困難となり、結果的に機械特性の優れた固体型電解質
膜を得ることが出来なくなる。一方、目付け量が30g/m2
よりも多くなると、突刺し強度を満足することは容易と
なるが、平均膜厚50μm以下の支持体を得ることが困難
となる。また、無理に密度を上げ薄膜化すると、透気度
が低下し結果的にプロトン伝導性の高い複合膜を得るこ
とが困難になり好ましくない。
持体用の材料としては、強度と耐熱性の観点から全芳香
族のポリアミドが好ましく用いられる。その支持体形状
としては、全芳香族ポリアミドの重合体であるアラミド
繊維からなる不織布、織物、あるいは、そのアラミド繊
維の隙間に全芳香族ポリアミドの重合体である合成パル
プが分散する通気性のある紙様のシート、あるいは、全
芳香族ポリアミドの重合体であるアラミド樹脂からなる
孔が多数開いた通気性のあるフィルム等を挙げることが
出来る。前記した支持体としての必要特性を満足してお
れば、これらの内どの形状のものも本発明に利用するこ
とが可能であるが、透気度を考慮した場合、不織布状の
シートが最も好適に用いられる。その目付け量として
は、12〜30g/m2の範囲が好適に用いられる。目付け量が
12g/m2未満の場合、透気度の高い支持体を得るのは容易
となるが、突刺し強度として200g以上のものを得ること
が困難となり、結果的に機械特性の優れた固体型電解質
膜を得ることが出来なくなる。一方、目付け量が30g/m2
よりも多くなると、突刺し強度を満足することは容易と
なるが、平均膜厚50μm以下の支持体を得ることが困難
となる。また、無理に密度を上げ薄膜化すると、透気度
が低下し結果的にプロトン伝導性の高い複合膜を得るこ
とが困難になり好ましくない。
【0020】全芳香族ポリアミド重合体の分子構造とし
ては、メタ系、パラ系を問わず本発明に利用可能であ
る。ここでメタ系とは、m−フェニレンイソフタルアミ
ドを主たる構成単位とする全芳香族ポリアミドが代表的
なものとして挙げられ、パラ系とは、p−フェニレンテ
レフタルアミドを主たる構成単位とする全芳香族ポリア
ミドが代表的なものとして挙げられる。
ては、メタ系、パラ系を問わず本発明に利用可能であ
る。ここでメタ系とは、m−フェニレンイソフタルアミ
ドを主たる構成単位とする全芳香族ポリアミドが代表的
なものとして挙げられ、パラ系とは、p−フェニレンテ
レフタルアミドを主たる構成単位とする全芳香族ポリア
ミドが代表的なものとして挙げられる。
【0021】また、本発明の多孔質支持体は必要に応じ
その表面を金属酸化物等で被覆し、支持体の耐酸化性を
向上させてもよい。具体的には、金属アルコキシド等の
加水分解性金属有機化合物を水と反応させ部分的にゲル
化させた溶液状のゲル生成物溶液(アルコールなど)に前
記多孔性支持体薄膜を浸漬し、次いで水に浸漬し反応を
促進後、200℃前後の温度で乾燥を行なうことにより、
金属酸化物による被覆を行なうことができる。
その表面を金属酸化物等で被覆し、支持体の耐酸化性を
向上させてもよい。具体的には、金属アルコキシド等の
加水分解性金属有機化合物を水と反応させ部分的にゲル
化させた溶液状のゲル生成物溶液(アルコールなど)に前
記多孔性支持体薄膜を浸漬し、次いで水に浸漬し反応を
促進後、200℃前後の温度で乾燥を行なうことにより、
金属酸化物による被覆を行なうことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例を用い詳細に説
明する。
明する。
【0023】[実施例1] <アラミド支持体>太さ1.25deの結晶化させたm−アラ
ミド短繊維に太さ3deの非結晶化m−アラミド長繊維を
バインダーとして添加し、乾式抄造法により目付け量19
g/m2で製膜しカレンダーロールをかけ不織布状のシート
を得た。得られた支持体の特性は以下の通りであった。
平均膜厚36μm、密度0.53g/cm3、空隙率62%、透気度0.
04sec/100cc・in2、突刺し強度330g。
ミド短繊維に太さ3deの非結晶化m−アラミド長繊維を
バインダーとして添加し、乾式抄造法により目付け量19
g/m2で製膜しカレンダーロールをかけ不織布状のシート
を得た。得られた支持体の特性は以下の通りであった。
平均膜厚36μm、密度0.53g/cm3、空隙率62%、透気度0.
04sec/100cc・in2、突刺し強度330g。
【0024】<ポリマー電解質の複合化>プロトン伝導
性の電解質用のポリマー樹脂としてパーフロロスルホン
酸(ナフィオン)樹脂を用い、これの5%溶液(ナフィオ
ン;アルドリッチ社製)を前記のアラミド支持体に含浸
・塗工後80℃にて2時間乾燥し、ナフィオン複合膜を作
製した。得られた複合膜の特性は以下の通りであった。
膜厚40μm、ナフィオン含浸量60重量%、突刺し強度450
g、TMA耐熱温度400℃以上。
性の電解質用のポリマー樹脂としてパーフロロスルホン
酸(ナフィオン)樹脂を用い、これの5%溶液(ナフィオ
ン;アルドリッチ社製)を前記のアラミド支持体に含浸
・塗工後80℃にて2時間乾燥し、ナフィオン複合膜を作
製した。得られた複合膜の特性は以下の通りであった。
膜厚40μm、ナフィオン含浸量60重量%、突刺し強度450
g、TMA耐熱温度400℃以上。
【0025】<燃料電池セル作製>ガス拡散電極として
0.38mg/cm2の白金を担持させた米国E-TEKINC製の電極を
用い、これを30mmφに打ち抜きガス拡散電極とした。前
記の複合電解質膜を沸騰したイオン交換水中に2時間浸
漬し、膜を含水状態とした後、表面の過剰の水を拭き取
り、ガス拡散電極2枚で挟み込み、100℃にて100Kgf/cm
2で3分間加圧し電極接合体を得た。得られた電極複合体
について、加湿水素及び酸素を供給し80℃加熱下で燃料
電池出力特性を評価した。10ケの単セルを作製したが、
短絡やガスリークなどの欠陥は一つもなく、0.7A/cm2で
0.65Vの性能が得られた。
0.38mg/cm2の白金を担持させた米国E-TEKINC製の電極を
用い、これを30mmφに打ち抜きガス拡散電極とした。前
記の複合電解質膜を沸騰したイオン交換水中に2時間浸
漬し、膜を含水状態とした後、表面の過剰の水を拭き取
り、ガス拡散電極2枚で挟み込み、100℃にて100Kgf/cm
2で3分間加圧し電極接合体を得た。得られた電極複合体
について、加湿水素及び酸素を供給し80℃加熱下で燃料
電池出力特性を評価した。10ケの単セルを作製したが、
短絡やガスリークなどの欠陥は一つもなく、0.7A/cm2で
0.65Vの性能が得られた。
【0026】[比較例1]実施例1においてアラミド支
持体を用いずに、ナフィオン単独の40μm膜厚の電解質
膜を作製した。得られた膜を用い、実施例1と同様にし
て燃料電池単セルを作製した。作製した10ケの単セルの
内3ケに欠陥(短絡、ガスリーク)が認められ、安定した
薄膜セルの作製が困難であった。
持体を用いずに、ナフィオン単独の40μm膜厚の電解質
膜を作製した。得られた膜を用い、実施例1と同様にし
て燃料電池単セルを作製した。作製した10ケの単セルの
内3ケに欠陥(短絡、ガスリーク)が認められ、安定した
薄膜セルの作製が困難であった。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、優れたプロトン伝導性
と、優れた熱機械特性とを有する固体高分子型燃料電池
用途に有用な固体型ポリマー電解質膜を提供することが
可能となる。
と、優れた熱機械特性とを有する固体高分子型燃料電池
用途に有用な固体型ポリマー電解質膜を提供することが
可能となる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA56C AA64C AD01C AF06Y AF07Y AF14Y AF45C AH15 BC01 BC02 FB01 FB06 FC02 FC06 FC09 4F100 AK01A AK17A AK47B AK47H BA01 BA02 BA10A BA10B DC11B DE05B DE05H DG10B DG12B DG15B DJ01B EJ83 GB41 JA13B JD02B JG01A JJ03 JK01B JK14B JK20B JM02B YY00 YY00A YY00B 5H026 AA06 CX03 CX04 CX05 EE18 HH00 HH03 HH05 HH08 HH09
Claims (7)
- 【請求項1】 膜の突刺し強度が300g以上であり、かつ
膜の力学的な耐熱温度が300℃以上であるプロトン伝導
性の固体型ポリマー電解質膜。 - 【請求項2】 多孔質薄膜とプロトン伝導性のポリマー
電解質との複合体である、請求項1の固体型ポリマー電
解質膜。 - 【請求項3】 該固体型ポリマー電解質膜におけるプロ
トン伝導性ポリマー電解質の含有量が30〜85重量%であ
ることを特徴とする請求項1〜2記載の固体型ポリマー
電解質膜。 - 【請求項4】 該多孔質薄膜が、平均膜厚が50μm以下
で、突き刺し強度が200g以上で、かつ透気度が10sec/10
0cc・in2以下の高強度・高透気度の多孔質薄膜支持体で
あることを特徴とする請求項2〜3記載の固体型ポリマ
ー電解質膜。 - 【請求項5】 該高強度・高透気度の多孔質薄膜支持体
が、全芳香族ポリアミド重合体であるアラミド繊維から
なる不織布、織物、あるいはアラミド繊維の隙間に全芳
香族ポリアミドの重合体である合成パルプが分散する構
造の通気性のある紙様のシート、あるいはアラミド樹脂
からなる細孔が多数開いたフィルムであることを特徴と
する請求項4記載の固体型ポリマー電解質膜。 - 【請求項6】 該高強度・高透気度の多孔質薄膜支持体
が、全芳香族ポリアミド重合体からなる目付け量12〜30
g/m2の不織布状のシートであることを特徴とする請求項
5記載の固体型ポリマー電解質膜。 - 【請求項7】 該複合体が、多孔質薄膜とポリマー電解
質との含浸一体化複合体である、請求項2〜6の固体ポ
リマー電解質膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10320425A JP2000149965A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 固体型ポリマー電解質膜 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10320425A JP2000149965A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 固体型ポリマー電解質膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000149965A true JP2000149965A (ja) | 2000-05-30 |
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ID=18121321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10320425A Pending JP2000149965A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 固体型ポリマー電解質膜 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000149965A (ja) |
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-
1998
- 1998-11-11 JP JP10320425A patent/JP2000149965A/ja active Pending
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