JP2000149959A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

Info

Publication number
JP2000149959A
JP2000149959A JP10323610A JP32361098A JP2000149959A JP 2000149959 A JP2000149959 A JP 2000149959A JP 10323610 A JP10323610 A JP 10323610A JP 32361098 A JP32361098 A JP 32361098A JP 2000149959 A JP2000149959 A JP 2000149959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
catalyst
fuel electrode
gas
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10323610A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Hiroshima
一崇 廣嶋
Masahiko Asaoka
賢彦 朝岡
Yutaka Oya
豊 大矢
Hiroshi Aoki
博史 青木
Takashi Shimazu
孝 志満津
Tomohisa Wakasugi
知寿 若杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP10323610A priority Critical patent/JP2000149959A/ja
Publication of JP2000149959A publication Critical patent/JP2000149959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極触媒のCO被毒が防止され、しかも電極
面内の出力電圧が均一となる燃料電池を提供すること。 【解決手段】 燃料極面に接する燃料ガスのガス流路の
入側から出側に向けて、金とこれを担持するカーボン等
からなるCO酸化触媒を、その担持密度が漸次減少する
ように、更に、白金とこれを担持するカーボン等からな
る燃料極触媒を、その担持密度が漸次増加するように担
持させる。このように作製された燃料電池は、COが多
く含まれる燃料ガスに対して燃料極触媒がCO被毒され
ることがなく、しかも、発電効率が良好となり出力電圧
が電力面内で均一となることから、優れた電池特性を示
すものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関し、
更に詳しくは、燃料極が燃料ガス中に存在するCOによ
り被毒されることを防止した燃料電池に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料を電気化学的プロセス
で酸化させることにより、酸化反応に伴って放出される
エネルギーを直接電気エネルギーに変換する装置であ
り、燃料の持つ化学エネルギーを有効に利用できるの
で、比較的小さな規模でも出力密度が高くなっている。
そして、動作温度が比較的低く、静粛性があり、環境特
性に極めて優れているという特徴を有している。また、
発電装置内に燃焼サイクルを含まず、水素を燃料として
用いた場合には、本質的には窒素酸化物及び炭酸ガスを
排出しないことから、近年では、自動車用の低公害動力
源としても注目されているものである。
【0003】図8に、従来一般に知られる燃料電池の基
本構造の一例を示す。図8において、燃料電池1の発電
単位となる単電池2は、電解質膜12の一方の面にガス
拡散電極(燃料極)14を接合し、他方の面にガス拡散
電極(空気極)16(図8中には、図示せず)を接合し
た電極・電解質接合体10を、集電体18、18で挟ん
だ構造をとっている。
【0004】そして、図9に示すように、ガス拡散電極
14、16は、白金等の電極触媒を担持させたカーボン
粒子と電解質からなる多孔質の触媒層14a、16a
と、ガスが拡散可能な多孔質材料からなる拡散層14
b、16bの2層からなっている。また、集電体18、
18には、ガス拡散電極14、16に電子を供給するた
めの山部18aと、ガスや水等の物質を供給するための
溝部18bが設けられている。そして、図8に示す単電
池2を多数積層して所定の圧力で締め付け、ガス拡散電
極(燃料極)14及びガス拡散電極(空気極)16と、
集電体18、18の表面に設けられた山部18a、18
a…とを接触させることにより、1つの燃料電池1が構
成される。
【0005】このような構造を有する燃料電池1の両端
に負荷を接続した状態で、ガス拡散電極14(燃料極)
側に改質ガス等の水素を含むガスを流し、ガス拡散電極
16(空気極)側に空気等の酸素を含むガスを流すと、
水素と酸素から水が生成し、その際の自由エネルギー変
化が、燃料電池1の両端に配した集電体18、18から
直接、電気エネルギーとして取り出されるものである。
【0006】燃料電池1内で発電が行われる際、ガス拡
散電極14、16では、周知のように、次のような電極
反応が生じている。すなわち、燃料極14側では、集電
体18の溝部18bに供給された水素ガスが、拡散層1
4bを通って触媒層14aに達する。そして、触媒層1
4aにおいて水素ガスが解離し、水素イオンと電子が生
成する。また、空気極16側では、図10に示すよう
に、電解質膜12を介して燃料極14側から移動してき
た水素イオンが空気極16側の触媒層16aに達すると
共に、集電体18の山部18aから供給される電子と、
空気極16側に設けられた集電体18の溝部18bから
供給される酸素ガスが、それぞれ拡散層16bを通って
触媒層16aに達する。そして、触媒層16aにおい
て、水素イオンと、電子と、酸素ガスから水が生成す
る。また、電極反応により生成した水は、拡散層16b
を通って、集電体18側に排出される。
【0007】このように、ガス拡散電極14、16に設
けられる拡散層14b、16bは、触媒層14a、16
aで進行する電極反応に必要な物質(反応ガス、水)の
通り道であると同時に、電子の通り道としての役割を担
っている。すなわち、拡散層14b、16bには、集電
体18、18からそれぞれ別個に供給されるガスや水等
の物質と電子とを分散させ、触媒層14a、16a全面
に行き渡らせることにより、発電反応を促進させる機能
を有するように作製されている。
【0008】上記図8に示したような燃料電池では、セ
ル面内全体に触媒を均一に塗布したものとしているが、
電極に供給されたガス(水素、酸素)は反応が進むにし
たがって消費されることから、そのガス濃度は入口から
出口に向かって次第に減少している。そのため、面内の
出力電流密度が不均一となっており、発電効率が悪いも
のとなっている。
【0009】そこで、この不具合を解消するために、特
開平3−245463号公報に、ガス流路の入口から出
口に向かって担持する触媒量を増加させたものが開示さ
れている。この燃料電池では、水素・酸素濃度の損失が
なくなるために出力電圧が上がり、面内の出力電流密度
の均一化が図られ、ある程度の成果が得られている。
【0010】また、メタンやメタノールを水素を主とし
た成分に改質した改質ガスを燃料として運転される場
合、この改質ガスには混入量の多寡はともかく一酸化炭
素(CO)が含まれている。このようにCOを含む燃料
ガスが燃料極に供給されると、燃料極の白金触媒上にC
Oが強く吸着されるため、燃料極の表面積がつぶされ
て、水素過電圧が増大し燃料極の特性が低下してしまう
ことになる。この現象は「CO被毒」として広く知られ
ている。供給される燃料ガス中のCO濃度は、数十pp
mという微少量であっても電池性能は著しく低下してし
まう。
【0011】このCOを除去するための手段として、例
えば、燃料ガスと共に空気等の酸化剤を導入する方法が
報告されているが、この方法では、何等かの原因で酸素
が過剰に供給されて爆発してしまう危険性があったり、
燃料ガスとして反応するべき水素まで酸化してしまい電
池性能が低下してしまうおそれがあった。そこで、特開
平8−203537号公報に、電極触媒を電解質膜側に
塗布し、拡散層側にCO酸化触媒を塗布することで、燃
料ガス中のCOが電極触媒に到達する前に酸化させ、水
素の浪費とCO被毒の防止を図ったものが開示されてい
る。
【0012】また、従来の燃料電池は、CO除去のため
に、改質器の中に改質部、シフト反応部、酸化部を設
け、これらを連携・制御していたが、特開平9−129
243号公報に、CO酸化触媒を燃料電池セルの燃料ガ
ス拡散層に組み込むことで、電極触媒のCO被毒を防
ぎ、しかも燃料電池システムの小型化を図ったものが開
示されている。
【0013】また更に、CO被毒を防ぐ手段として、R
uを添加する手段が知られているが、これを均一に塗布
する手段は容易に行うことができるものの、必要以上の
Ruを塗布してしまい、コストが高くなってしまう。ま
た、適量のRuを塗布する手段は、その工程が煩雑なこ
とから、コスト的にも作業的にも効率の悪いものとなっ
ていた。そこで、特開平10−32009号公報に、R
uをガス化して燃料電池に送り込むことで、容易に適量
のRuを塗布する手段が開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した従来知られた燃料電池や特開平3−245463
号公報に開示された燃料電池をこのまま使用したので
は、CO被毒を受け、電池性能が低下してしまう。ま
た、これらの燃料電池において、CO被毒を防止するた
めには、CO酸化部を別途に設ける必要があることから
システムが大型化してしまい、自動車等限られたスペー
スで用いる場合には適さないものとなっている。
【0015】また、特開平8−203537号公報に開
示された燃料電池及び特開平9−129243号公報に
開示された燃料電池は、拡散層にCO酸化触媒を塗布す
ることで、CO被毒の防止を図るという点において共通
しているものであるが、これらはいずれも活物質濃度が
入口から出口に向かって変動していることを考慮してい
ないものとなっている。つまり、過剰のCO酸化触媒が
塗布されていたり、電極触媒の塗布量が不十分であるこ
とから、電池性能を十分に発揮できないものとなってい
る。
【0016】更に、特開平10−32009号公報に開
示された燃料電池は、入口から出口に向かって減少する
CO濃度に合わせて、簡便な手法によりRuを供給した
ものであり、しかも従来の燃料電池と同程度の電池性能
を有するものである。しかし、この燃料電池は、電池運
転温度が低い場合(始動時等)には、少なからずCO被
毒を受けるものとなっている。
【0017】本発明の解決しようとする課題は、CO酸
化触媒が燃料電池セルのガス拡散層に組み込まれ、燃料
極触媒のCO被毒が防止され、更に燃料極面内の出力電
圧が均一となる燃料電池を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の燃料電池は、燃料極に燃料極触媒のほかに
CO酸化触媒を含み、該燃料極にCO酸化除去のための
酸化剤を含む燃料ガスが供給される燃料電池において、
CO酸化触媒の量が燃料極面に接する燃料ガスのガス流
路の入側から出側に向けて漸次減少していることを要旨
とするものである。
【0019】この場合の「燃料極触媒」としては、水素
酸化能に優れたPtと、これを担持するカーボン等から
構成されることが望ましい。更に、この「燃料極触媒」
は、燃料極面に接する燃料ガスのガス流路の入側から出
側に向けて、その燃料極触媒の量を漸次増加させること
が好適である。本発明の触媒の量は、担持密度としてよ
い。燃料極触媒の場合、入側と出側とで勾配を設けられ
ればよく、特に制限されるものではないが、Ptの含有
量が20重量%を超えると、Ptが凝集しやすくなり触
媒能に影響を与える可能性があることから、更に好まし
くは、入側のPtが10重量%、出側のPtが20重量
%となるように担持させることが望ましい。
【0020】また更に、この燃料極触媒には、耐CO性
を有する燃料極触媒をも担持して用いてもよい。この耐
CO性を有する燃料極触媒としては、PtとRuの合金
等が好適なものとして挙げられる。また、燃料極触媒が
耐CO性を有するものと有しないもので構成されている
場合、これらのPt含有量は、それぞれが入側と出側で
濃度勾配を形成するように担持させるとよい。
【0021】「CO酸化触媒」としては、優れたCO酸
化能力を有するAu、AuとVIII族貴金属(Pt、P
d、Ru、Ir)との合金又は混合物、Auと卑金属
(Fe、Mo、Co、Ni、Ti、Zr)との合金又は
混合物等が好適なものとして挙げられる。この「CO酸
化触媒」は、入側から出側に向けて、その量及び担持密
度を漸次減少させたものとしている。また、この担持密
度については、入側と出側とで勾配を設けられればよ
く、特に制限されるものではないが、Auの含有率が2
0重量%を超えると、Auが凝集してしまい触媒能に影
響を与える可能性があることから、更に好ましくは、入
側のAuが20重量%、出側のAuが0重量%となるよ
うに担持させることが望ましい。
【0022】また、これら触媒の塗布方法としては、漸
次減少或いは増加するように塗布できる方法であれば、
種々の方法を適宜選択することできる。その一例として
は、スプレー塗布、スクリーン印刷等が挙げられる。こ
のスプレー塗布によって行う場合には、濃度を高くした
い方の側から低くしたい方の側に向かって、触媒をガス
流路内に噴出し塗布させる。すると、スプレーの噴出部
から離れるにしたがい塗布量が連続的に減少することか
ら、濃度勾配を形成することができる。ここで、触媒の
噴出量及び噴出速度は、担持量に合わせて適宜選択する
とよい。
【0023】また更に、スクリーン印刷によって行う場
合には、ガス流路をn個の領域に区分けしておき、濃度
を低くしたい側から順に1、2、3、・・・、n−1、
n(nは2以上の整数)と番号をつけておく。そして、
1回目には1〜nまで塗布し、2回目には2〜nまで塗
布し、k回目にはk〜nまで塗布する。これをn回まで
行うことにより濃度勾配を形成することができる。ここ
で、nは大きい程よいが、形成したい濃度勾配或いは作
業に要する手間等を考慮して適宜選択するとよい。
【0024】また、「ガス拡散層」は、反応ガスや生成
ガス、水等の物質の拡散性と、電子の伝導性とを両立さ
せることが可能な材料を用いる必要がある。具体的に
は、カーボンペーパー、カーボンクロス、或いはカーボ
ン粉末をポリテトラフルオロエチレン等の高分子バイン
ダと共にシート状に成形したもの等、通気性を有し、し
かも均一な気孔径分布を有する多孔質の炭素系材料を用
いることが好ましい。
【0025】上記構成を有する燃料電池によれば、ガス
拡散層を通過するCOを含む燃料ガスを、CO酸化触媒
に最初に接触させ、燃料ガスとして反応するべき水素を
酸化させず選択的にCOのみを酸化させることでCO除
去を行い、しかも、そのCO酸化触媒を、燃料ガス流路
の入側と出側によって異なるCO濃度の違いを考慮し
て、その担持量及び担持密度を入側から出側に向けて漸
次減少させると共に、燃料極触媒の担持量及び担持密度
を入側から出側に向けて漸次増加させたものであるか
ら、燃料極触媒のCO被毒が防止され、更に電極面内の
出力電流密度が均一となる燃料電池を提供することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施の形態
を図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図3は本
願発明の供試サンプルである実施例1乃至実施例3の燃
料極のガス流路のガス進行方向断面を示した図である。
【0027】まず最初に、図1は供試サンプルである実
施例1を示したものであるが、ガス拡散層32はカーボ
ンクロス等の導電性多孔質体としており、このガス拡散
層32の内部には、優れたCO酸化能力を有する金(A
u)とこれらを担持するカーボン等から構成されるCO
酸化触媒34が分散担持されている。このAu含有量は
入側が20重量%、出側が0重量%になるように濃度勾
配が設けられている。そして更に、このガス拡散層32
には、水素酸化能力に優れた白金(Pt)とこれらを担
持するカーボン等の担体から構成される燃料極触媒36
が担持されている。このPt含有量は入側が10重量
%、出側が20重量%になるように濃度勾配が設けられ
ている。このように構成されたガス拡散層32は、電解
質膜40(ナフィオン112、デュポン社製)に接合さ
れている。
【0028】この実施例1の作製方法としては、まず、
CO酸化触媒34をエタノールに分散させることで得ら
れる混合溶液にガス拡散層32を含浸させる。このとき
Au含有量が入側で20重量%、出側で0重量%と連続
的に減少するように担持させるために、エタノールに配
合するCO酸化触媒34の量を変えながら含浸させる。
その手法としては、まず、ガス拡散層32をn個の領域
に区分けして、出側から入側に向け順に1〜nまで番号
をつける。そして、1回目にはエタノール中のCO酸化
触媒34のAu含有量を0重量%として1〜nまで含浸
させ、2回目にはエタノール中のCO酸化触媒34のA
u含有量を(20/(n−1))重量%として2〜nま
で含浸させ、k回目にはエタノール中のCO酸化触媒3
4のAu含有量を(20・(k−1)/(n−1))重
量%としてk〜nまで含浸させる。これをn回目まで行
う。尚、ここではnを約10回としている。その後、N
雰囲気下200℃で加熱処理を施し、CO酸化触媒3
4を分散担持させた。
【0029】次いで、燃料極触媒36を電解質液(パー
フルオロスルホン酸ポリマー)と混合させることにより
得たペースト状の溶液を、上述に示したように、Pt含
有量が入側で10重量%、出側で20重量%と濃度が連
続的に増加するように、前述のCO酸化触媒34を担持
させたガス拡散層32にスプレー塗布によって担持させ
る。このとき燃料極触媒は、電解質膜と接合される側の
面に担持させる。以上の工程を経て作製されたものを実
施例1とした。
【0030】次に、図2は供試サンプルである実施例2
を示したものである。この実施例2は、実施例1と同様
に、CO酸化触媒34をAu含有量が入側で20重量
%、出側で0重量%と漸次減少するように、そして、燃
料極触媒36をPt含有量が入側で0重量%、出側で2
0重量%と漸次増加するように構成されたものである。
但し、実施例1との相違点として、CO酸化触媒の担持
箇所が異なり、ガス拡散層32の電解質膜と接合される
側の面に担持されたものとしている。
【0031】この実施例2の作製方法としては、まず、
CO酸化触媒34を電解質液と混合して得られたペース
ト状の溶液をガス拡散層32にスプレー塗布し、濃度勾
配を形成するように担持させる。燃料極触媒36の担持
方法は、実施例1と同様、燃料極触媒36と電解質液を
混合させることにより得たペースト状の溶液をガス拡散
層32にスプレー塗布によって担持させたものである。
【0032】次に、図3は供試サンプルである実施例3
を示したものである。実施例3は、ガス拡散層32にC
O酸化触媒34をAu含有量が入側で20重量%、出側
で0重量%になるように担持されている。そして、Ru
とPtの合金等からなる耐CO性を有する燃料極触媒が
担持され、更に、Ptとこれを担持するカーボン等から
なる燃料極触媒(耐CO性を有しない)が担持されるよ
うに構成されたものである。
【0033】実施例3の作製方法としては、まず、上述
の通りCO酸化触媒をAuの含有量が入側で20重量
%、出側で0重量%と連続的に減少するようにスプレー
塗布し担持させた。そして、耐CO性を有する燃料極触
媒を電解液と混合しペースト状の溶液とし、これをPt
の含有量が入側で3重量%、出側で6重量%と連続的に
増加するようにスプレー塗布し担持させた。そして更
に、耐CO性を有しない燃料極触媒をPtの含有量が入
側で7重量%、出側で14重量%と連続的に増加するよ
うにスプレー塗布し担持させたものである。つまり、耐
CO性を有する燃料極触媒と耐CO性を有しない燃料極
触媒を合わせて、そのPtの含有量は入側が10重量
%、出側が20重量%とされている。
【0034】つまり、上述の実施例1〜3は、いずれも
CO酸化触媒を入側から出側に向けて漸次減少するよう
に、そして、燃料極触媒を入側から出側に向けて漸次増
加するように担持させたものである。しかしながら、そ
の相違点として、実施例1は、CO酸化触媒をガス拡散
層の内部に分散担持させ、燃料極触媒をガス拡散層と電
解質との間に担持させたものであり、実施例2は、CO
酸化触媒及び燃料極触媒を共にガス拡散層と電解質との
間に担持させたものであり、実施例3は、実施例2の燃
料極触媒に更に耐CO性を有する燃料極触媒をも担持さ
せたものである。
【0035】また、これら実施例を評価するための比較
品として比較例1及び比較例2を作製した。まず、図4
に比較例1を示したので、これについて説明する。この
比較例1は、ガス拡散層32、CO酸化触媒34、燃料
極触媒36はいずれも実施例1と同様のものを用いてい
るが、その担持量が入側から出側まで均一になるように
担持されたものである。CO酸化触媒34のAu含有量
は10重量%、燃料極触媒のPt含有量は20重量%で
面内均一とされている。
【0036】また、図5に比較例2を示したが、この比
較例2はCO酸化触媒が担持されておらず、燃料極触媒
36を入側から出側に向かって漸次増加するように担持
されたものである。燃料極触媒36のPt含有量は、入
側が10重量%、出側が20重量%になるように担持さ
れている。
【0037】これら本発明品(実施例1〜実施例3)及
び比較品(比較例1及び2)を評価するために、燃料ガ
ス中に含まれるCO濃度が与える電池の出力電圧の影響
を調べた。この試験は、電流密度を0.5A/cm
(一定)として行い、COの混入量が0〜200pp
mまでの場合について調べたものである。この結果を図
6に示した。
【0038】図6に示したグラフからわかるように、本
発明品(実施例1〜3)はいずれも、COの混入量が0
ppmのときはもちろん、混入量が増えた場合において
も、その出力電圧はほとんど低下しなかった。本発明品
の中でも、特に実施例3は高い出力電圧を示し、CO混
入による出力電圧の低下の割合もほとんどないものであ
った。この実施例3に比べると、実施例1及び実施例2
は出力電圧がやや低下しているものの、比較品に比べる
と格段に優れた結果を示していることがわかる。
【0039】本発明品(実施例1〜3)に対し、比較品
(比較例1及び比較例2)は、CO混入量が0ppmの
ときこそ比較的高い出力電圧を示しているが、COが僅
かでも混入すると急激に低下してしまっている。特に、
比較例2はCO被毒に対する処理が全く施されていない
ことから、ほとんど出力電圧を得られないものであっ
た。比較例1は、CO酸化触媒が担持されていることか
ら、比較例2よりは良好な結果を示しているが、本発明
品に比べると格段に悪い結果を示している。これは、ガ
ス流路内のCO濃度の変化を考慮していないことから、
均一な出力電圧が得られていないことによるものと考え
られる。
【0040】次いで、本発明品(実施例1〜3)と比較
品(比較例1及び比較例2)との電池特性(電流−電圧
特性)を比較した。この比較試験における電池の運転条
件としては、電池運転温度を80℃とし、燃料ガスの組
成を(H…75%、CO…25%、CO…100p
pm)とした。この比較試験の結果を図7に示した。
【0041】図7に示したグラフより、本発明品(実施
例1〜3)はいずれも、電流密度が大きくなっても安定
して高い電圧を示していることから、これらは優れた電
池特性を有していると判断できる。この試験においても
実施例3が最も優れた結果を示しており、燃料極触媒に
耐CO性を付与させることが非常に有効な手段であるこ
とがわかる。本発明品に対して、比較品(比較例1及び
2)は格段に悪い結果を示し、特に比較例2は急激な電
圧低下を招き、実用的な使用には程遠いものとなってい
る。
【0042】図6及び図7に示した比較試験の結果か
ら、本発明品を総合的に評価すると、本発明品(実施例
1〜3)はいずれも、燃料ガス中にCOが混入されてい
ても極めて優れた電池性能が得られることがわかった。
このような結果が得られたのは、ガス拡散層を通過する
COを含む燃料ガスが、最初にCO酸化剤に接触するこ
とで、燃料ガスとして反応するべき水素を酸化させるこ
となく、選択的にCOのみが酸化されるので、燃料極の
被毒を防ぎ、かつ安全に電池を運転することができるた
めである。また、COの酸化に伴い、出側に向かうにし
たがってCO濃度が低下することから、それに併せてC
O酸化触媒の担持量を減らすと共に、燃料極触媒の担持
量を増やすことで、均一な出力電圧が得られるものとな
っている。
【0043】そして更に、この実施例1〜3の中での比
較をしてみると、実施例3、実施例2、実施例1の順で
優れた電池性能を示すことがいえる。これは、実施例1
はCO酸化触媒を濃度勾配を設けて担持されてはいる
が、ガス拡散層の内部に分散担持されているために、燃
料ガス中のCOを全て酸化することができず、酸化でき
なかった一部のCOが燃料極触媒に到達してしまい、僅
かではあるが燃料極触媒がCO被毒を受けたために実施
例2及び3よりやや劣るものとなったと考えられる。ま
た、実施例2はガス拡散層と燃料極触媒の間にCO酸化
触媒が設けられていることから、COのほとんどを燃料
極触媒に到達する前に酸化できていると思われる。更
に、実施例3にはCO酸化触媒だけでなく燃料極触媒に
も耐CO性が付与されていることから、酸化できなかっ
たCOが燃料極触媒に到達してしまったとしてもCO被
毒をほとんど受けないことから最も優れた電池性能を示
すものと考えられる。
【0044】本発明は、上記した実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
の改変が可能である。例えば、CO酸化触媒或いは燃料
極触媒は濃度勾配が形成されるように担持できればよ
く、その濃度については特に限定されない。但し、Au
或いはPtの含有量が多すぎた場合には、そのAu或い
はPtが凝集してしまうことがあるので、凝集しない範
囲で適宜調節する必要がある。
【0045】また、CO酸化触媒或いは燃料極触媒の濃
度勾配は、一次関数的に増加或いは減少させてもよい
が、それ以外にも連続的に増加或いは減少させることが
できれば、その増加或いは減少の割合は特に限定され
ず、面内での反応が均一に起こるように適宜調節すれば
よい。
【0046】本願発明の技術的思想は、CO被毒が問題
となる燃料電池であれば適用することができ、固体高分
子型燃料電池、リン酸型燃料電池等に幅広く適用するこ
とができる。特に、低温で作動する固体高分子型燃料電
池等では、CO被毒がより重要な問題となるので、本願
発明を適用することで絶大な効果を得ることが期待でき
る。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る燃料電池によれば、燃料極
面に接する燃料ガスのガス流路の入側から出側に向けて
CO酸化触媒の担持量及び担持密度を漸次減少させてな
るものであることから、入側で多く含まれるCOに対し
て、燃料ガスとして反応するべき水素を酸化させること
なく、COのみを選択的に酸化させ、燃料極触媒がCO
被毒されることがほとんどないものとなる。また、CO
酸化触媒によって酸化しきれないCOがあったとして
も、燃料極触媒に耐CO性を付与することで、CO被毒
の防止に対して、より一層高い効果を発揮することがで
きる。
【0048】更に、本発明に係る燃料電池は、燃料極面
に接する燃料ガスのガス流路の入側から出側に向けて燃
料極触媒の担持量及び担持密度を漸次増加させてなるも
のであることから、出側で少なくなる活物質に対して、
触媒粒子と活物質との接触確率が高まるように触媒が配
置されており、燃料極面内での反応が均一に起こるの
で、発電効率が良くなり、しかも燃料極面内から得られ
る出力電圧を均一化することができるものとなる。
【0049】この燃料電池は、燃料ガスに含まれるCO
を酸化・除去を行うCO酸化部分を燃料極と一体化する
ことにより小型化を図りつつ、燃料極触媒がCO被毒さ
れることを防止でき、しかも、CO酸化触媒及び燃料極
触媒の利用効率が最適なものとなっていることから、例
えば自動車用の燃料電池システムに応用すれば、自動車
の高出力化、軽量化及び小型化等が可能となるものであ
り、産業上極めて有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池の一実施形態として、ガ
ス拡散層にCO酸化触媒を分散担持させ、燃料極触媒を
傾斜塗布した実施例1の燃料極の燃料ガス流路のガス進
行方向の断面図を示した図である。
【図2】本発明に係る燃料電池の一実施形態として、C
O酸化触媒及び燃料極触媒を傾斜塗布した実施例2の燃
料極の燃料ガス流路のガス進行方向の断面図を示した図
である。
【図3】本発明に係る燃料電池の一実施形態として、C
O酸化触媒、耐CO性燃料極触媒及び耐CO性を有しな
い燃料極触媒を傾斜塗布した実施例3の燃料極の燃料ガ
ス流路のガス進行方向の断面図を示した図である。
【図4】本発明品の比較品として作製した比較例1の燃
料極の燃料ガス流路のガス進行方向の断面図を示した図
である。
【図5】本発明品の比較品として作製した比較例2の燃
料極の燃料ガス流路のガス進行方向の断面図を示した図
である。
【図6】本発明品及び比較品における一酸化炭素(C
O)混入量と出力電圧との関係を示した図である。
【図7】本発明品と比較品の電池特性(電流−電圧特
性)を示した図である。
【図8】従来一般に知られる燃料電池の基本構造を示す
分解斜視図である。
【図9】図8に示した燃料電池の電極・電解質接合体の
拡大断面図である。
【図10】図8に示した燃料電池の空気極側における、
反応物質及び電子の移動状態を説明する図である。
【符号の説明】
32 ガス拡散層 34 CO酸化触媒 36 燃料極触媒 38 耐CO性を有する燃料極触媒 40 電解質膜
フロントページの続き (72)発明者 大矢 豊 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 青木 博史 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 志満津 孝 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 若杉 知寿 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 5H018 AA06 AS02 EE03 EE05 EE10 HH05 5H026 AA06 CC03 EE02 EE05 EE08 HH05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料極に燃料極触媒のほかにCO酸化触
    媒を含み、該燃料極にCO酸化除去のための酸化剤を含
    む燃料ガスが供給される燃料電池において、CO酸化触
    媒の量が燃料極面に接する燃料ガスのガス流路の入側か
    ら出側に向けて漸次減少していることを特徴とする燃料
    電池。
  2. 【請求項2】 燃料極面に接する燃料ガスのガス流路の
    入側から出側に向けて、更に燃料極触媒の量を漸次増加
    させていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電
    池。
  3. 【請求項3】 前記燃料極触媒は、耐CO性が付与され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電
    池。
JP10323610A 1998-11-13 1998-11-13 燃料電池 Pending JP2000149959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323610A JP2000149959A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 燃料電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323610A JP2000149959A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 燃料電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000149959A true JP2000149959A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18156653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10323610A Pending JP2000149959A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 燃料電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000149959A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004536419A (ja) * 2000-11-30 2004-12-02 エムティーアイ・マイクロフューエル・セルズ・インコーポレイテッド 燃料電池膜および一体化されたガス分離を有するシステム
JP2005078975A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子電解質膜−電極接合体およびこれを用いた高分子電解質型燃料電池
JP2007115664A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池
WO2007116785A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-18 Panasonic Corporation 高分子電解質形燃料電池及びそれを備える燃料電池システム
KR100976453B1 (ko) * 2006-11-20 2010-08-17 삼성에스디아이 주식회사 연료 전지용 애노드 전극, 이를 포함하는 연료 전지용막-전극 어셈블리 및 이를 포함하는 연료 전지 시스템
JP2013078714A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解素子、ガス分解装置及びガス分解素子の製造方法
JP2013085999A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解装置、ガス分解方法及びガス分解発電装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004536419A (ja) * 2000-11-30 2004-12-02 エムティーアイ・マイクロフューエル・セルズ・インコーポレイテッド 燃料電池膜および一体化されたガス分離を有するシステム
JP2005078975A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高分子電解質膜−電極接合体およびこれを用いた高分子電解質型燃料電池
JP4493954B2 (ja) * 2003-09-01 2010-06-30 パナソニック株式会社 高分子電解質膜−電極接合体およびこれを用いた高分子電解質型燃料電池
JP2007115664A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池
WO2007116785A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-18 Panasonic Corporation 高分子電解質形燃料電池及びそれを備える燃料電池システム
KR100976453B1 (ko) * 2006-11-20 2010-08-17 삼성에스디아이 주식회사 연료 전지용 애노드 전극, 이를 포함하는 연료 전지용막-전극 어셈블리 및 이를 포함하는 연료 전지 시스템
US8846272B2 (en) 2006-11-20 2014-09-30 Samsung Sdi Co., Ltd. Anode for fuel cell, membrane-electrode assembly for fuel cell including same, and fuel cell system including same
JP2013078714A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解素子、ガス分解装置及びガス分解素子の製造方法
JP2013085999A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Sumitomo Electric Ind Ltd ガス分解装置、ガス分解方法及びガス分解発電装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1115470B1 (en) Electrocatalytic method for removing carbon monoxide from hydrogen-rich gas
Giorgi et al. H2 and H2/CO oxidation mechanism on Pt/C, Ru/C and Pt–Ru/C electrocatalysts
Carrette et al. Improvement of CO tolerance of proton exchange membrane (PEM) fuel cells by a pulsing technique
JP5134744B2 (ja) ポリマー電解質−燃料電池用の膜−電極ユニット並びにその製造方法及びその製造のためのインキ
JP5270098B2 (ja) 改良された電極
JP5792220B2 (ja) ガス拡散基材および電極
US20090068505A1 (en) Electrocatalyst for Alcohol Oxidation at Fuel Cell Anodes
JP2000173626A5 (ja)
CN101138112A (zh) 燃料电池
JP2000173626A (ja) 燃料電池用電極およびその製造方法
WO2005048379A2 (en) Improved palladium-based electrocatalysts and fuel cells employing such electrocatalysts
US20030010629A1 (en) Method and device for improved catalytic activity in the purification of fluids
EP1708299A1 (en) Cathode for fuel cell and solid polymer fuel cell having same
US6733909B2 (en) Fuel cell power plant with electrochemical enhanced carbon monoxide removal
Qi et al. CO-tolerance of low-loaded Pt/Ru anodes for PEM fuel cells
US6962760B2 (en) Methods of conditioning direct methanol fuel cells
US20090202882A1 (en) Polymer electrolyte fuel cell and fuel cell system including the same
JPH10270057A (ja) 固体高分子型燃料電池
JPH10270055A (ja) 電気化学触媒並びにそれを用いた電気化学反応装置、電気化学素子、リン酸型燃料電池およびメタノール直接型燃料電池
JP2000149959A (ja) 燃料電池
JP2010218923A (ja) 燃料電池用白金系酸化物触媒
Ioroi et al. Humidity dependence of the oxidation of carbon monoxide adsorbed on Pt/C and PtRu/C electrocatalysts
JPH11265721A (ja) 燃料電池
JP2003187851A (ja) 固体高分子型燃料電池、その燃料極触媒および固体高分子型燃料電池を用いた発電方法
Janssen et al. Bilayer anodes for improved reformate tolerance of PEM fuel cells