JP2000149454A - 信号処理装置および方法、記録装置、再生装置、記録再生装置、ならびに、映像信号記録再生装置 - Google Patents
信号処理装置および方法、記録装置、再生装置、記録再生装置、ならびに、映像信号記録再生装置Info
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Abstract
チャンネル数と、1サンプル当たりのデータ幅とを変更
できるようにする。 【解決手段】 24ビット/サンプルのオーディオデー
タがCh1にシリアル入力され(図16B)、上位側1
6ビットと下位側8ビットとに分けられる(図16
C)。上位側16ビットは、本来のCh1の領域に記録
される。下位側8ビットは、Ch1とペアであるCh3
の下位側8ビットに格納され、Ch3の領域に記録され
る(図16D)。24ビットデータが互いにペアのチャ
ンネルに分割された旨示すモード情報が編集単位毎に記
録される。再生時には、モード情報に基づき互いにペア
のチャンネルのデータを組み合わせ、24ビットデータ
を復元する。24ビットデータが16ビットデータとし
て扱われるので、記録フォーマットなどが共通化され
る。
Description
数のビット幅のオーディオデータを統一的に扱うことが
できる信号処理装置および方法、記録装置、再生装置、
記録再生装置、ならびに、映像信号記録再生装置に関す
る。
びディジタルビデオデータを記録媒体に記録し、また記
録媒体から再生するような装置、例えばディジタルビデ
オテープレコーダが普及しつつある。
場を形成し、臨場感を高めるようなオーディオ再生方式
である、サラウンド方式などの普及により、オーディオ
機器の多チャンネル化が要求されている。また、多国語
に対応するためにも、より多くのチャンネル数が必要と
される。図20は、8チャンネル分のオーディオデータ
を処理することができるディジタルオーディオ装置30
0の一例の構成を概略的に示す。装置300は、2チャ
ンネル分のシリアルオーディオデータを入力可能な入力
端子を4端子、有する。
Engineering Society/European Broadcasting Union)
の規格に基づく、シリアルオーディオデータが入力され
る。図21は、このAES/EBUの規格に基づくオー
ディオデータのフォーマットを示す。2チャンネル分の
シリアルオーディオデータを、サンプリング周波数に基
づくフレームシーケンスFSの半周期毎に交互に伝送す
るようにされている(図21A)。時系列的に前側がL
SB側、後側がMSB側とされる。データの後端から配
されるビットV、U、CおよびPは、制御およびパリテ
ィビットである。
ィオデータが伝送可能とされ、1サンプル当たり16ビ
ットのビット幅のオーディオデータは、フレームシーケ
ンスFSの半周期毎に後ろ詰めにされて伝送される(図
21B)。例えば16ビット幅のオーディオデータは、
図21Cに示されるように、24ビット中のMiddl
eの8ビットとUpperの8ビットとからなる2バイ
トで1サンプルが構成される。
録用エンコーダ301に供給される。音声記録用エンコ
ーダ301では、シリアルデータがパラレルデータに変
換される。パラレルデータに変換された各チャンネルの
オーディオデータは、所定長のパケットに格納される。
そして、所定の処理がなされた後、積符号を用いたエラ
ー訂正符号化が行われる。
ンボル(例えば1バイト)単位でマトリクス状に配列さ
れたデータに対して、その列方向に対して例えばリード
ソロモン符号によってそれぞれ符号化がなされ、外符号
パリティが生成される。そして、データおよび外符号パ
リティに対して、行方向に対して符号化がなされ、内符
号パリティが生成される。このように、列方向に対して
外符号パリティが生成され、行方向に対して内符号パリ
ティが生成されることによって、積符号によるエラー訂
正符号化が行われる。
ィとで完結するデータブロックを、エラー訂正ブロック
と称する。エラー訂正ブロックの1行が1データパケッ
トのデータに対応する。
ラーに対する耐性を高めるために、8チャンネル分のデ
ータは、チャンネルのそれぞれが所定単位で分散するよ
うにシャフリングされる。これは、例えばエラー訂正符
号化の際に用いられるメモリへのアクセスを制御するこ
とによりなされる。
たデータは、パケット単位でブロックIDやシンクパタ
ーンを付されてシンクブロックとされる。そして、例え
ばチャンネル符号化などがなされ、記録に適した形式に
変換されて記録媒体310に記録される。この例では、
記録媒体310は、磁気テープであって、図示されない
回転ヘッドに設けられた記録ヘッドによってヘリカルト
ラックが形成され、データが記録される。
ータは、図示されない再生ヘッドで再生され、音声再生
用デコーダ311に供給される。デコーダ311では、
再生信号のシンクパターンを検出してシンクブロックを
切り出し、各シンクブロックに格納されたブロックID
に基づき、エラー訂正符号の復号化や、記録時になされ
たシャフリングの順番を元に戻すデシャフリングなどが
行われる。エラー訂正符号のエラー訂正能力を超えてエ
ラーが存在し、エラー訂正されなかったデータにはエラ
ーフラグが立てられ、後に、前後のデータに基づく補間
によるデータ修整や、ミュート処理などがなされる。
に用いられたメモリなどを利用して、データが記録時の
8チャンネル分のオーディオデータに分離される。8チ
ャンネルに分離されたオーディオデータのそれぞれは、
AES/EBUの規格に基づいたシリアルオーディオデ
ータに変換され、音声記録用エンコーダ311から出力
される。出力されたオーディオデータは、例えば8チャ
ンネル分のD/A変換の機能を有したアンプ312に供
給され、アナログオーディオ信号に変換されてから増幅
され、スピーカ313、313、・・・によって音声と
して再生される。
語を擁するヨーロッパ圏などでは、多国語によるオーデ
ィオデータを一つの記録媒体に記録したいという要望か
ら、少しでも多くのチャンネル数を要求するユーザが多
い。一方で、例えば放送用の素材の制作を行うプロダク
ションハウスなどでは、より高音質が要求されるため、
チャンネル数よりも1サンプル当たりのビット幅が要求
される場合が多い。
の上限があるため、従来の記録フォーマットでは、オー
ディオデータのチャンネル数と1サンプル当たりのビッ
ト幅とを、ユーザからの要求が最も多い設定に固定化し
て、限られた記録領域を割り振っていた。そのため、従
来では、このように最大公約数的に固定化された仕様に
対して満足できないユーザに、十分に対応することがで
きなかったという問題点があった。
設定に応じて、オーディオデータのチャンネル数と、1
サンプル当たりのビット幅とを変更できるような信号処
理装置および方法、記録装置、再生装置、記録再生装
置、ならびに、映像信号記録再生装置を提供することに
ある。
題を解決するために、1チャンネル当たりのビット幅を
固定的にされた複数チャンネルのオーディオデータを処
理するようにされた信号処理装置において、オーディオ
データのデータ列に対してそれぞれ固定的な第1のビッ
ト幅を有する複数チャンネルを組み合わせ、組み合わさ
れた複数チャンネルで、第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにしたことを特徴とする信号処理
装置である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データを記録媒体に記録するようにした記録装置におい
て、オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定
的な第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域
を組み合わせ、第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、組み合わされた複数チャンネルの記録領域に対し
て記録し、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を
有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を
扱うようにしたことを特徴とする記録装置である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データが記録された記録媒体を再生する再生装置におい
て、オーディオデータのデータ列に対して固定的な第1
のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域からそれ
ぞれデータ列を再生し、再生されたデータ列について互
いに対応するデータ列を組み合わせ、ビット幅が第1の
ビット幅よりも大きい第2のビット幅を有する、1チャ
ンネルのオーディオデータのデータ列を復元するように
したことを特徴とする再生装置である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データを記録媒体に記録し、記録媒体に記録されたオー
ディオデータを再生する記録再生装置において、オーデ
ィオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な第1の
ビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組み合わ
せ、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を有す
る、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を、組
み合わされた複数チャンネルの記録領域に対して記録
し、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を有す
る、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を扱う
ようにした記録手段と、複数チャンネルの記録領域から
それぞれデータ列を再生し、再生されたデータ列につい
て互いに対応するデータ列を組み合わせ、1チャンネル
のオーディオデータのデータ列を復元するようにした再
生手段とを有することを特徴とする記録再生装置であ
る。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データと、積符号を用いたエラー訂正符号化されたビデ
オデータとを共に記録媒体に記録し、記録媒体からオー
ディオデータおよびビデオデータを再生するようにした
映像音声記録再生装置において、ビデオデータに対して
積符号を用いたエラー訂正符号化を行い、ID情報およ
び同期パターンを付加して記録媒体に記録するビデオデ
ータ記録手段と、オーディオデータのデータ列に対して
それぞれ固定的な第1のビット幅を有する複数チャンネ
ルの記録領域を組み合わせ、第1のビット幅より大きい
第2のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデ
ータのデータ列を、組み合わされた複数チャンネルの記
録領域に対して記録し、第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにしたオーディオデータ記録手段
と、記録媒体からビデオデータを再生し、再生されたビ
デオデータに対して、同期パターンおよびID情報に基
づき、積符号を用いたエラー訂正符号化の復号化を行う
ビデオデータ再生手段と、記録媒体の、複数チャンネル
の記録領域からそれぞれデータ列を再生し、再生された
データ列について互いに対応するデータ列を組み合わ
せ、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を復元
するようにしたオーディオデータ再生手段とを有するこ
とを特徴とする映像音声記録再生装置である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データを処理するような信号処理方法において、オーデ
ィオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な第1の
ビット幅を有する複数チャンネルを組み合わせ、組み合
わされた複数チャンネルで、第1のビット幅より大きい
第2のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデ
ータのデータ列を扱うようにしたことを特徴とする信号
処理方法である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データを記録媒体に記録するような記録方法において、
オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を
有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ列
を、組み合わされた複数チャンネルの記録領域に対して
記録し、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を有
する、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を扱
うようにしたことを特徴とする記録方法である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データが記録された記録媒体を再生する再生方法におい
て、オーディオデータのデータ列に対して固定的な第1
のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域からそれ
ぞれデータ列を再生し、再生されたデータ列について互
いに対応するデータ列を組み合わせ、ビット幅が第1の
ビット幅よりも大きい第2のビット幅を有する、1チャ
ンネルのオーディオデータのデータ列を復元するように
したことを特徴とする再生方法である。
ビット幅を固定的にされた複数チャンネルのオーディオ
データを記録媒体に記録し、記録媒体に記録されたオー
ディオデータを再生する記録再生方法において、オーデ
ィオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な第1の
ビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組み合わ
せ、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を有す
る、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を、組
み合わされた複数チャンネルの記録領域に対して記録
し、第1のビット幅より大きい第2のビット幅を有す
る、1チャンネルのオーディオデータのデータ列を扱う
ようにした記録のステップと、複数チャンネルの記録領
域からそれぞれデータ列を再生し、再生されたデータ列
について互いに対応するデータ列を組み合わせ、1チャ
ンネルのオーディオデータのデータ列を復元するように
した再生のステップとを有することを特徴とする記録再
生方法である。
ル当たりのビット幅を固定的にされた複数チャンネルの
オーディオデータを処理する際に、オーディオデータの
データ列に対してそれぞれ固定的な第1のビット幅を有
する複数チャンネルを組み合わせ、組み合わされた複数
チャンネルで、第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を扱うようにしている。そのため、第1のビット幅を
扱うようにされた装置において、記録フォーマットや信
号バスなどを変更しなくても、第1のビット幅より大き
い、第2のビット幅を有するオーディオデータのデータ
列を扱うことができる。
いて説明する。この発明では、ディジタルオーディオデ
ータを記録媒体に記録する際に、対応チャンネル数を多
く取りたいときには、1サンプル当たりのビット幅を小
さくし、1サンプル当たりのビット幅を大きく取るとき
には、対応チャンネル数を少なくする。これにより、互
いに異なるチャンネル数、ビット幅のオーディオデータ
を、同一の記録フォーマットで記録媒体に記録すること
ができる。
所定の領域に記録しておくことで、再生時に、自動的に
対応チャンネル数や1サンプル当たりのビット幅の情報
を取得し、再生のモードを設定するようにしている。
て適用した一実施形態について説明する。この一実施形
態は、放送局の環境で使用して好適なもので、互いに異
なる複数のフォーマットのビデオ信号の記録・再生を可
能とするものである。例えば、NTSC方式に基づいた
インターレス走査で有効ライン数が480本の信号(4
80i信号)およびPAL方式に基づいたインターレス
走査で有効ライン数が576本の信号(576i信号)
の両者を殆どハードウエアを変更せずに記録・再生する
ことが可能とされる。さらに、インターレス走査でライ
ン数が1080本の信号(1080i信号)、プログレ
ッシブ走査(ノンインターレス)でライン数がそれぞれ
480本、720本、1080本の信号(480p信
号、720p信号、1080p信号)などの記録・再生
も行うようにできる。
よびオーディオ信号は、MPEG2方式に基づき圧縮符
号化される。周知のように、MPEG2は、動き補償予
測符号化と、DCTによる圧縮符号化とを組み合わせた
ものである。MPEG2のデータ構造は、階層構造をな
しており、下位から、ブロック層、マクロブロック層、
スライス層、ピクチャ層、GOP層およびシーケンス層
となっている。
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
ラ符号化画像) は、符号化されるときその画像1枚の中
だけで閉じた情報を使用するものである。従って、復号
時には、Iピクチャ自身の情報のみで復号できる。Pピ
クチャ(Predictive-coded picture :順方向予測符号化
画像)は、予測画像(差分をとる基準となる画像)とし
て、時間的に前の既に復号されたIピクチャまたはPピ
クチャを使用するものである。動き補償された予測画像
との差を符号化するか、差分を取らずに符号化するか、
効率の良い方をマクロブロック単位で選択する。Bピク
チャ(Bidirectionally predictive-coded picture :両
方向予測符号化画像)は、予測画像(差分をとる基準と
なる画像)として、時間的に前の既に復号されたIピク
チャまたはPピクチャ、時間的に後ろの既に復号された
IピクチャまたはPピクチャ、並びにこの両方から作ら
れた補間画像の3種類を使用する。この3種類のそれぞ
れの動き補償後の差分の符号化と、イントラ符号化の中
で、最も効率の良いものをマクロブロック単位で選択す
る。
フレーム内符号化(Intra) マクロブロックと、過去から
未来を予測する順方向(Foward)フレーム間予測マクロブ
ロックと、未来から過去を予測する逆方向(Backward)フ
レーム間予測マクロブロックと、前後両方向から予測す
る両方向マクロブロックとがある。Iピクチャ内の全て
のマクロブロックは、フレーム内符号化マクロブロック
である。また、Pピクチャ内には、フレーム内符号化マ
クロブロックと順方向フレーム間予測マクロブロックと
が含まれる。Bピクチャ内には、上述した4種類の全て
のタイプのマクロブロックが含まれる。
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードは付加されない。
すなわち、これらは、1つの可変長符号系列ではない。
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、この一実施
形態では、1つのGOPが1枚のIピクチャからなるよ
うにしている。
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、この一実施形態では、磁気テープへの記録に適する
ように、1スライスを1マクロブロックから構成すると
共に、1マクロブロックを、所定長の固定枠に当てはめ
る。
置の記録側の構成の一例を示す。記録時には、所定のイ
ンターフェース例えばSDI(Serial Data Interface)
の受信部を介してディジタルビデオ信号が端子101か
ら入力される。SDIは、(4:2:2)コンポーネン
トビデオ信号とディジタルオーディオ信号と付加的デー
タとを伝送するために、SMPTEによって規定された
インターフェイスである。入力ビデオ信号は、ビデオエ
ンコーダ102においてDCT(Discrete Cosine Trans
form) の処理を受け、係数データに変換され、係数デー
タが可変長符号化される。ビデオエンコーダ102から
の可変長符号化(VLC)データは、MPEG2に準拠
したエレメンタリストリームである。この出力は、セレ
クタ103の一方の入力端に供給される。
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出た部分は、固定枠
のサイズに対して余った部分に順に詰め込まれる。ま
た、タイムコード等のシステムデータが入力端子108
からパッキングおよびシャフリング部107に供給さ
れ、ピクチャデータと同様にシステムデータが記録処理
を受ける。また、走査順に発生する1フレームのマクロ
ブロックを並び替え、テープ上のマクロブロックの記録
位置を分散させるシャフリングが行われる。シャフリン
グによって、変速再生時に断片的にデータが再生される
時でも、画像の更新率を向上させることができる。
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
ング部110に供給され、複数のエラー訂正ブロックに
わたってシンクブロック単位で順番を入れ替える、シャ
フリングがなされる。シンクブロック単位のシャフリン
グによって特定のエラー訂正ブロックにエラーが集中す
ることが防止される。シャフリング部110でなされる
シャフリングをインターリーブと称することもある。シ
ャフリング部110の出力が混合部111に供給され、
オーディオデータと混合される。なお、混合部111
は、後述のように、メインメモリにより構成される。
タが供給される。この一実施形態では、非圧縮のディジ
タルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオーディオ
信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)またはS
DTI受信部105で分離されたもの、またはオーディ
オインターフェースを介して入力されたものである。入
力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介してA
UX付加部114に供給される。遅延部113は、オー
ディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のものである。
入力端子115から供給されるオーディオAUXは、補
助的データであり、オーディオデータのサンプリング周
波数等のオーディオデータに関連する情報を有するデー
タである。オーディオAUXは、AUX付加部114に
てオーディオデータに付加され、オーディオデータと同
等に扱われる。
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データが記録アンプ
121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テー
プ123上に記録される。回転ヘッド122は、実際に
は、隣接するトラックを形成するヘッドのアジマスが互
いに異なる複数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けら
れたものである。
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
構成の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド1
22で再生された再生信号が再生アンプ131を介して
同期検出部132に供給される。再生信号に対して、等
化や波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の
復調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出
部132は、シンクブロックの先頭に付加されている同
期信号を検出する。同期検出によって、シンクブロック
が切り出される。
ンコーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなさ
れる。内符号エンコーダ133の出力がID補間部13
4に供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロ
ックのID例えばシンクブロック番号が補間される。I
D補間部134の出力が分離部135に供給され、ビデ
オデータとオーディオデータとが分離される。上述した
ように、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で
発生したDCT係数データおよびシステムデータを意味
し、オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulati
on) データおよびAUXを意味する。
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号を復元する。さらに、デシャフリングおよびデパッ
キング部138において、システムデータが分離され、
出力端子139に取り出される。
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインター
フェースには、例えばSDIが使用される。また、スト
リームコンバータ141からのエレメンタリストリーム
がSDTI送信部144に供給される。SDTI送信部
144には、経路の図示を省略しているが、システムデ
ータ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SD
TIフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変
換される。SDTI送信部144からのストリームが出
力端子145を通じて外部に出力される。
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、図3に一例が示されるよ
うな、時間的に前後の正しいデータの平均値で補間する
平均値補間、前の正しいサンプルの値をホールドする前
値ホールド等を使用できる。補間部155の出力が出力
部156に供給される。出力部156は、エラーであ
り、補間できないオーディオ信号の出力を禁止するミュ
ート処理、並びにビデオ信号との時間合わせのための遅
延量調整処理がなされる。出力部156から出力端子1
57に再生オーディオ信号が取り出される。
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
の記録は、回転する回転ヘッド上に設けられた磁気ヘッ
ドにより、斜めのトラックを形成する、ヘリカルスキャ
ン方式によって行われる。磁気ヘッドは、回転ドラム上
の、互いに対向する位置に、それぞれ複数個が設けられ
る。すなわち、磁気テープが回転ヘッドに180°程度
の巻き付け角で以て巻き付けられている場合、回転ヘッ
ドの180°の回転により、同時に複数本のトラックを
形成することができる。また、磁気ヘッドは、互いにア
ジマスの異なる2個で一組とされる。複数個の磁気ヘッ
ドは、隣接するトラックのアジマスが互いに異なるよう
に配置される。
ープ上に形成されるトラックフォーマットの一例を示
す。これは、1フレーム当たりのビデオおよびオーディ
オデータが8トラックで記録される例である。例えばフ
レーム周波数が29.97Hz、レートが50Mbp
s、有効ライン数が480本で有効水平画素数が720
画素のインターレス信号(480i信号)およびオーデ
ィオ信号が記録される。また、フレーム周波数が25H
z、レートが50Mbps、有効ライン数が576本で
有効水平画素数が720画素のインターレス信号(57
6i信号)およびオーディオ信号も、図4と同一のテー
プフォーマットによって記録できる。
て1セグメントが構成される。すなわち、8トラック
は、4セグメントからなる。セグメントを構成する1組
のトラックに対して、アジマスと対応するトラック番号
る例では、前半の8トラックと、後半の8トラックとの
間で、トラック番号が入れ替えられると共に、フレーム
毎に互いに異なるトラックシーケンスが付される。これ
により、アジマスが異なる1組の磁気ヘッドのうち一方
が、例えば目詰まりなどにより読み取り不能状態に陥っ
ても、前フレームのデータを利用してエラーの影響を小
とできる。
デオデータが記録されるビデオセクタが配され、ビデオ
セクタに挟まれて、オーディオデータが記録されるオー
ディオセクタが配される。なお、この図4および後述す
る図5は、テープ上のオーディオセクタの配置を示すも
のである。
ンネルのオーディオデータを扱うことができるようにさ
れている。A1〜A8は、それぞれオーディオデータの
1〜8chのセクタを示す。オーディオデータは、セグ
メント単位で配列を変えられて記録される。オーディオ
データは、1フィールド期間で発生するオーディオサン
プル(例えばフィールド周波数が29.97Hzで、サン
プリング周波数が48kHzの場合には、800サンプル
または801サンプル)が偶数番目のサンプルと奇数番
目のサンプルとにわけられ、各サンプル群とAUXによ
って積符号の1エラー訂正ブロックが構成される。
ラックに記録されるので、オーディオデータの1チャン
ネル当たりの2個のエラー訂正ブロックが4トラックに
記録される。2個のエラー訂正ブロックのデータ(外符
号パリティを含む)が4個のセクタに分割され、図4に
示すように、4トラックに分散されて記録される。2個
のエラー訂正ブロックに含まれる複数のシンクブロック
がシャフリングされる。例えばA1の参照番号が付され
た4セクタによって、チャンネル1の2エラー訂正ブロ
ックが構成される。
ラックに対して4エラー訂正ブロック分のデータがシャ
フリング(インターリーブ)され、Upper Sid
eおよびLower Sideで各セクタに分割され記
録される。Lower Sideのビデオセクタには、
所定位置にシステム領域が設けられる。
よびSAT2(Tm)は、サーボロック用の信号が記録
されるエリアである。また、各記録エリアの間には、所
定の大きさのギャップ(Vg1,Sg1,Ag,Sg
2,Sg3およびVg2)が設けられる。
ラックで記録する例であるが、記録再生するデータのフ
ォーマットによっては、1フレーム当たりのデータを4
トラック、6トラックなどでの記録することができる。
図5Aは、1フレームが6トラックのフォーマットであ
る。この例では、トラックシーケンスが
れる。
るデータは、シンクブロックと称される等間隔に区切ら
れた複数のブロックからなる。図5Cは、シンクブロッ
クの構成を概略的に示す。詳細は後述するが、シンクブ
ロックは、同期検出するためのSYNCパターン、シン
クブロックのそれぞれを識別するためのID、後続する
データの内容を示すDID、データパケットおよびエラ
ー訂正用の内符号パリティから構成される。データは、
シンクブロック単位でパケットとして扱われる。すなわ
ち、記録あるいは再生されるデータ単位の最小のものが
1シンクブロックである。シンクブロックが多数並べら
れて(図5B)、例えばビデオセクタが形成される(図
5A)。
デオデータのシンクブロックのデータ構成をより具体的
に示す。この一実施形態においては、記録するビデオデ
ータのフォーマットに適応して1シンクブロックに対し
て1個乃至は2個のマクロブロックのデータ(VLCデ
ータ)が格納されると共に、1シンクブロックのサイズ
が扱うビデオ信号のフォーマットに応じて長さが変更さ
れる。図6Aに示されるように、1シンクブロックは、
先頭から、2バイトのSYNCパターン、2バイトのI
D、1バイトのDID、例えば112バイト〜206バ
イトの間で可変に規定されるデータ領域および12バイ
トのパリティ(内符号パリティ)からなる。なお、デー
タ領域は、ペイロードとも称される。
期検出用であり、所定のビットパターンを有する。固有
のパターンに対して一致するSYNCパターンを検出す
ることで、同期検出が行われる。
サインの一例を示す。IDは、シンクブロックが固有に
持っている重要な情報を持っており、各2バイト(ID
0およびID1)が割り当てられている。ID0は、1
トラック中のシンクブロックのそれぞれを識別するため
の識別情報(SYNC ID)が格納される。SYNC
IDは、例えば各セクタ内のシンクブロックに対して
付された通し番号である。SYNC IDは、8ビット
で表現される。ビデオのシンクブロックとオーディオの
シンクブロックとでそれぞれ別個にSYNC IDが付
される。
する情報が格納される。MSB側をビット7、LSB側
をビット0とした場合、このシンクブロックに関して、
ビット7でトラックの上側(Upper)か下側(Lo
wer)かが示され、ビット5〜ビット2で、トラック
のセグメントが示される。また、ビット1は、トラック
のアジマスに対応するトラック番号が示され、ビット0
は、このシンクブロックがビデオデータおよびオーディ
オデータを区別するビットである。
アサインの一例を示す。DIDは、ペイロードに関する
情報が格納される。上述したID1のビット0の値に基
づき、ビデオおよびオーディオで、DIDの内容が異な
る。ビット7〜ビット4は、未定義(Reserve
d)とされている。ビット3および2は、ペイロードの
モードであり、例えばペイロードのタイプが示される。
ビット3および2は、補助的なものである。ビット1で
ペイロードに1個あるいは2個のマクロブロックが格納
されることが示される。ビット0でペイロードに格納さ
れるビデオデータが外符号パリティであるかどうかが示
される。
ットアサインの一例を示す。ビット7〜ビット4は、R
eservedとされている。ビット3でペイロードに
格納されているデータがオーディオデータであるか、一
般的なデータであるかどうかが示される。ペイロードに
対して、圧縮符号化されたオーディオデータが格納され
ている場合には、ビット3がデータを示す値とされる。
ビット2〜ビット0は、NTSC方式における、5フィ
ールドシーケンスの情報が格納される。すなわち、NT
SC方式においては、ビデオ信号の1フィールドに対し
てオーディオ信号は、サンプリング周波数が48kHz
の場合、800サンプルおよび801サンプルの何れか
であり、このシーケンスが5フィールド毎に揃う。ビッ
ト2〜ビット0によって、シーケンスの何処に位置する
かが示される。
は、上述のペイロードの例を示す。図6Bおよび図6C
は、ペイロードに対して、1および2マクロブロックの
ビデオデータ(可変長符号化データ)が格納される場合
の例をそれぞれ示す。図6Bに示される、1マクロブロ
ックが格納される例では、先頭の3バイトに、後続する
マクロブロックの長さを示す長さ情報LTが配される。
なお、長さ情報LTには、自分自身の長さを含んでも良
いし、含まなくても良い。また、図6Cに示される、2
マクロブロックが格納される例では、先頭に第1のマク
ロブロックの長さ情報LTが配され、続けて第1のマク
ロブロックが配される。そして、第1のマクロブロック
に続けて第2のマクロブロックの長さを示す長さ情報L
Tが配され、続けて第2のマクロブロックが配される。
長さ情報LTは、デパッキングのために必要な情報であ
る。
UX(補助的)データが格納される場合の例を示す。先
頭の長さ情報LTには、ビデオAUXデータの長さが記
される。この長さ情報LTに続けて、5バイトのシステ
ム情報、12バイトのPICT情報、および92バイト
のユーザ情報が格納される。ペイロードの長さに対して
余った部分は、Reservedとされる。
データが格納される場合の例を示す。オーディオデータ
は、ペイロードの全長にわたって詰め込むことができ
る。オーディオ信号は、圧縮処理などが施されない、例
えばPCM形式で扱われる。これに限らず、所定の方式
で圧縮符号化されたオーディオデータを扱うようにもで
きる。
ックのデータの格納領域であるペイロードの長さは、ビ
デオシンクブロックとオーディオシンクブロックとでそ
れぞれ最適に設定されているため、互いに等しい長さで
はない。また、ビデオデータを記録するシンクブロック
の長さと、オーディオデータを記録するシンクブロック
の長さとを、信号フォーマットに応じてそれぞれ最適な
長さに設定される。これにより、複数の異なる信号フォ
ーマットを統一的に扱うことができる。
路から出力されるビデオデータ中のDCT係数の順序を
示す。DCTブロックにおいて左上のDC成分から開始
して、水平ならびに垂直空間周波数が高くなる方向に、
DCT係数がジグザグスキャンで出力される。その結
果、図8Bに一例が示されるように、全部で64個(8
画素×8ライン)のDCT係数が周波数成分順に並べら
れて得られる。
LC部によって可変長符号化される。すなわち、最初の
係数は、DC成分として固定的であり、次の成分(AC
成分)からは、ゼロのランとそれに続くレベルに対応し
てコードが割り当てられる。従って、AC成分の係数デ
ータに対する可変長符号化出力は、周波数成分の低い
(低次の)係数から高い(高次の)係数へと、AC1 ,
AC2 ,AC3 ,・・・と並べられたものである。可変
長符号化されたDCT係数をエレメンタリストリームが
含んでいる。
れた信号のDCT係数の並べ替えが行われる。すなわ
ち、それぞれのマクロブロック内で、ジグザグスキャン
によってDCTブロック毎に周波数成分順に並べられた
DCT係数がマクロブロックを構成する各DCTブロッ
クにわたって周波数成分順に並べ替えられる。
におけるDCT係数の並べ替えを概略的に示す。(4:
2:2)コンポーネント信号の場合に、1マクロブロッ
クは、輝度信号Yによる4個のDCTブロック(Y1 ,
Y2 ,Y3 およびY4 )と、色度信号Cb,Crのそれ
ぞれによる2個ずつのDCTブロック(Cb1 ,C
b2 ,Cr1 およびCr2 )からなる。
では、MPEG2の規定に従いジグザグスキャンが行わ
れ、図9Aに示されるように、各DCTブロック毎に、
DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分に、
周波数成分の順に並べられる。一つのDCTブロックの
スキャンが終了したら、次のDCTブロックのスキャン
が行われ、同様に、DCT係数が並べられる。
ロックY1 ,Y2 ,Y3 およびY4、DCTブロックC
b1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 のそれぞれについ
て、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
へと周波数順に並べられる。そして、連続したランとそ
れに続くレベルとからなる組に、〔DC,AC1 ,AC
2 ,AC3 ,・・・〕と、それぞれ符号が割り当てられ
るように、可変長符号化されている。
符号化され並べられたDCT係数を、一旦可変長符号を
解読して各係数の区切りを検出し、マクロブロックを構
成する各DCTブロックに跨がって周波数成分毎にまと
める。この様子を、図9Bに示す。最初にマクロブロッ
ク内の8個のDCTブロックのDC成分をまとめ、次に
8個のDCTブロックの最も周波数成分が低いAC係数
成分をまとめ、以下、順に同一次数のAC係数をまとめ
るように、8個のDCTブロックに跨がって係数データ
を並び替える。
(Y1 ),DC(Y2 ),DC(Y3 ),DC
(Y4 ),DC(Cb1 ),DC(Cb2 ),DC(C
r1 ),DC(Cr2 ),AC1 (Y1 ),AC1 (Y
2 ),AC1 (Y3 ),AC1 (Y4 ),AC1 (Cb
1 ),AC1 (Cb2 ),AC1 (Cr1 ),AC
1 (Cr2 ),・・・である。ここで、DC、AC1 、
AC2 、・・・は、図8を参照して説明したように、ラ
ンとそれに続くレベルとからなる組に対して割り当てら
れた可変長符号の各符号である。
の順序が並べ替えられた変換エレメンタリストリーム
は、パッキングおよびシャフリング部107に供給され
る。マクロブロックのデータの長さは、変換エレメンタ
リストリームと変換前のエレメンタリストリームとで同
一である。また、ビデオエンコーダ102において、ビ
ットレート制御によりGOP(1フレーム)単位に固定
長化されていても、マクロブロック単位では、長さが変
動している。パッキングおよびシャフリング部107で
は、マクロブロックのデータを固定枠に当てはめる。
部107でのマクロブロックのパッキング処理を概略的
に示す。マクロブロックは、所定のデータ長を持つ固定
枠に当てはめられ、パッキングされる。このとき用いら
れる固定枠のデータ長を、記録および再生の際のデータ
の最小単位であるシンクブロック長と一致させている。
これは、シャフリングおよびエラー訂正符号化の処理を
簡単に行うためである。図10では、簡単のため、1フ
レームに8マクロブロックが含まれるものと仮定する。
示されるように、8マクロブロックの長さは、互いに異
なる。この例では、固定枠である1シンクブロックの長
さと比較して、マクロブロック#1のデータ,#3のデ
ータおよび#6のデータがそれぞれ長く、マクロブロッ
ク#2のデータ,#5のデータ,#7のデータおよび#
8のデータがそれぞれ短い。また、マクロブロック#4
のデータは、1シンクブロックと略等しい長さである。
が1シンクブロック長の固定長枠に詰め込まれる。過不
足無くデータを詰め込むことができるのは、1フレーム
期間で発生するデータ量が固定量に制御されているから
である。図10Bに一例が示されるように、1シンクブ
ロックと比較して長いマクロブロックは、シンクブロッ
ク長に対応する位置で分割される。分割されたマクロブ
ロックのうち、シンクブロック長からはみ出た部分(オ
ーバーフロー部分)は、先頭から順に空いている領域
に、すなわち、長さがシンクブロック長に満たないマク
ロブロックの後ろに、詰め込まれる。
の、シンクブロック長からはみ出た部分が、先ず、マク
ロブロック#2の後ろに詰め込まれ、そこがシンクブロ
ックの長さに達すると、マクロブロック#5の後ろに詰
め込まれる。次に、マクロブロック#3の、シンクブロ
ック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろに
詰め込まれる。さらに、マクロブロック#6のシンクブ
ロック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろ
に詰め込まれ、さらにはみ出た部分がマクロブロック#
8の後ろに詰め込まれる。こうして、各マクロブロック
がシンクブロック長の固定枠に対してパッキングされ
る。
ンバータ106において予め調べておくことができる。
これにより、このパッキング部107では、VLCデー
タをデコードして内容を検査すること無く、マクロブロ
ックのデータの最後尾を知ることができる。
訂正符号の一例を示し、図11Aは、ビデオデータに対
するエラー訂正符号の1エラー訂正ブロックを示し、図
11Bは、オーディオデータに対するエラー訂正符号の
1エラー訂正ブロックを示す。図11Aにおいて、VL
Cデータがパッキングおよびシャフリング部107から
のデータである。VLCデータの各行に対して、SYN
Cパターン、ID、DIDが付加され、さらに、内符号
のパリティが付加されることによって、1SYNCブロ
ックが形成される。
に整列する所定数のシンボル(バイト)から10バイト
の外符号のパリティが生成され、その水平方向に整列す
る、ID、DIDおよびVLCデータ(または外符号の
パリティ)の所定数のシンボル(バイト)から内符号の
パリティが生成される。図11Aの例では、10個の外
符号パリティのシンボルと、12個の内符号のパリティ
のシンボルとが付加される。具体的なエラー訂正符号と
しては、リードソロモン符号が使用される。また、図1
1Aにおいて、1SYNCブロック内のVLCデータの
長さが異なるのは、59.94Hz、25Hz、23.
976Hzのように、ビデオデータのフレーム周波数が
異なるのと対応するためである。
に対する積符号もビデオデータに対するものと同様に、
10シンボルの外符号のパリティおよび12シンボルの
内符号のパリティを生成するものである。オーディオデ
ータの場合は、サンプリング周波数が例えば48kHz
とされ、1サンプルが16ビットに量子化される。1サ
ンプルを他のビット数例えば24ビットに変換しても良
い。上述したフレーム周波数の相違に応じて、1SYN
Cブロック内のオーディオデータの量が相違している。
前述したように、1フィールド分のオーディオデータ/
1チャンネルによって2エラー訂正ブロックが構成され
る。1エラー訂正ブロックには、偶数番目および奇数番
目の一方のオーディオサンプルとオーディオAUXとが
データとして含まれる。
ィオデータは、1サンプルのビット幅が16ビット(2
バイト)で処理されている。次に、この装置100で、
1サンプルのビット幅が24ビットのオーディオデータ
を扱う方法について説明する。先ず、オーディオデータ
の記録フォーマットについて、さらに詳細に説明する。
たりのビット幅が16ビットおよび24ビットのオーデ
ィオデータを、それぞれ16ビットオーディオデータ、
24ビットオーディオデータと、簡略的に記述する。
6で外符号パリティを付加されたオーディオデータの一
例を示す。これは、サンプリング周波数が48KHzの
オーディオデータであって、且つ、ビデオデータのフィ
ールド期間が50Hzの例である。960サンプルのオ
ーディオデータがビデオの1フィールドの期間に対応す
る。オーディオデータの各チャンネルにおいて、1フィ
ールド期間に、8シンクブロックのオーディオデータに
対して10シンクブロック分の外符号パリティが付され
たエラー訂正ブロックが2個、形成される。すなわち、
1フィールド期間のオーディオデータは、外符号パリテ
ィも含めて、36シンクブロックからなる。
ィールド期間の偶数番のサンプルと奇数番のサンプルと
でそれぞれ1エラー訂正ブロックを構成する。図12に
おいて、1エラー訂正ブロック中の各枠は、1サンプル
のデータを表す。この例では、1サンプルが16ビット
(2バイト)であるので、各枠は、それぞれ16ビット
分のデータである。また、横方向の1行が1シンクブロ
ックに対応する。各行の先頭に付された番号は、外符号
番号と称され、1フィールド期間内でのシンクブロック
の識別番号である。
ロックのそれぞれにおいて、先頭の1サンプル分にAU
Xデータが格納される。図13は、各AUXデータの内
容の一例を示す。図13Aは、AUXデータのビットア
サインを示し、図13Bは、それぞれのデータの意味を
示す。
ビットのデータEF、オーディオサンプルの量子化ビッ
ト数が16ビットであるか24ビットであるかを表す1
ビットのビット長データB、非圧縮オーディオデータで
あるかどうかを表す1ビットのデータD、このチャンネ
ルが他のチャンネルとペア(後述する)のチャンネルで
あるかどうかを識別する2ビットのオーディオモードA
md、サンプリング周波数が48KHz、44.1KH
z、32KHzおよび96Hzの何れであるかを表す2
ビットのデータFSからなる。続く8ビットおよび1サ
ンプルが24ビットである場合には、さらに8ビットが
Reserved(予約)とされている。
を見ることで、この1フィールド期間のオーディオデー
タが16ビットオーディオデータであるか、24ビット
オーディオデータであるかを知ることができる。また、
詳細は後述するが、オーディオモードAmdを見ること
で、当該チャンネルが他のチャンネルとペアのチャンネ
ルであるかどうかを知ることができる。
(予約)とされている。データAUX2は、最初の8ビ
ットがフォーマットモードとされている。続く8ビット
および1サンプルが24ビットである場合には、さらに
8ビットがReserved(予約)とされている。フ
ォーマットモードは、2ビットの〔Line mod
e〕、2ビットの〔Rate〕、1ビットの〔Sca
n〕、3ビットの〔Freq〕からなる。これら〔Li
ne mode〕、〔Rate〕、〔Scan〕および
〔Freq〕によって、ビデオフォーマットを知ること
ができる。
を示す。これは、1オーディオセクタが6シンクブロッ
クからなると共に、6トラックを用いて1フィールド期
間のデータが記録される例である。図14Aにおいて横
方向の1行が1トラックにおける1セクタを示す。図1
4Aの各枠内の数字は、図12における外符号番号に対
応する。1フィールド期間内における1チャンネル分の
オーディオデータを構成する36シンクブロックは、ト
ラック間ならびにシンクブロック単位でシャフリングさ
れる。その結果、例えば図14Aに一例が示されるよう
に並び替えられる。また、セクタ内に6シンクブロック
が並べられ(図14B)、各シンクブロックでは、先頭
からシンクパターン、ブロックID、DIDおよびデー
タパケットが配され、その後ろに、内符号パリティが付
される(図14C)。
D2、・・・と順に、1バイト単位でデータが詰め込ま
れている。すなわち、上述したAUX0、AUX1およ
びデータAUX2の最初の8ビットは、データパケット
の先頭のD0に格納されることになる。
ィオデータのフォーマットの例を示す。オーディオデー
タは、入力端子112から、例えばAES/EBUの規
格に基づくシリアルデータとして入力される。図15A
に示されるFSは、フレームシーケンスであって、オー
ディオデータのサンプリングのシーケンスである。この
例では、1フレームシーケンスFS期間中に、ビット幅
が24ビットまでのデータが伝送可能とされている。1
系統のシリアルデータで2チャンネルのオーディオデー
タの伝送が可能なようにされており、フレームシーケン
スFSの反転の度にチャンネルが切り替えられる。ま
た、この例では、チャンネル1および2の組、チャンネ
ル3および4の組、チャンネル5および6の組、ならび
に、チャンネル7および8の組のそれぞれに対して、入
力系統が各1系統ずつ割り当てられる。
のフォーマットの例について示す。時系列的に前の方が
LSB側、後ろの方がMSB側とされる。データは、フ
レームシーケンスFSに対して後ろ詰めに、LSB側か
らMSB側へと詰められる。同様に、図15Cは、24
ビットオーディオデータのフォーマットの例について示
す。なお、フレームシーケンスFSが反転する前後に、
それぞれ4ビットの制御ビットが配される。
データのフォーマットで装置100に対して入力され、
1バイト(8ビット)単位で扱われる。図15Dは、上
述の図15Bのように入力された16ビットオーディオ
データが1バイト(8ビット)単位で扱われる例を示
す。上述したエラー訂正処理は、例えば1バイトを1シ
ンボルとして、1シンボル単位でなされるため、データ
を1バイト単位で扱うと、処理が用意となる。
24ビットのうち、中位(Middle)8ビットと上
位(Upper)8ビットとで、16ビットオーディオ
データの1サンプルが構成される。Middle8ビッ
トが16ビットオーディオデータの下位8ビットのデー
タ0であり、Upper8ビットが16ビットオーディ
オデータの上位8ビットのデータ1とされる。なお、伝
送可能な24ビットのうちの下位8ビットは、例えば
された24ビットオーディオデータが1バイト単位で扱
われる例を示す。1フレームシーケンスFS中に伝送さ
れた24ビットが下位側から8ビットずつ区切られ、そ
れぞれ下位(Lower)8ビットのデータ0、中位
(Middle)8ビットのデータ1および上位(Up
per)8ビットのデータ2とされる。
UX0、AUX1およびAUX2に格納されるAUXデ
ータが供給される。このとき、入力端子112から入力
されるオーディオデータのフォーマットに応じて、ビッ
ト長データBが入力される。例えば、入力端子112か
ら16ビットオーディオデータが入力されるときには、
きには、〔1〕が、それぞれビット長データBとして入
力される。こうして入力されたAUXデータは、AUX
付加回路114で、入力端子112から入力されたオー
ディオデータに対して、上述した図12に示される所定
位置に配置されるように付加される。
トオーディオデータの記録フォーマットの例を示す。図
16Aおよび図16Bは、それぞれフレームシーケンス
および入力データ列である。図16Cは、入力の際のイ
ンターフェイスの時点でのオーディオデータを示す。例
えば、最初のシーケンスで、チャンネル(Ch)1のデ
ータが24ビットのビット幅で以て入力される。次のシ
ーケンスでは、Ch2のデータが24ビットのビット幅
で以て入力される。
ビットと上位側16ビットとに分けられる(図16
C)。そして、図16Dに示されるように、上位側16
ビットのデータは、そのままCh1のデータとされる。
一方、下位側8ビットのデータは、他のチャンネル、例
えばCh3の下位側8ビットのデータとされる。このと
き、Ch3の上位側8ビットは、
れる。
位側16ビットと下位側8ビットに分けられ(図16
C)、上位側16ビットがそのままCh2のデータとさ
れ、下位側8ビットが、この例ではCh4の下位側8ビ
ットのデータとされる(図16E)。Ch4の上位側8
ビットは、Ch3と同様に、
る。
びCh6の入力データも、同様である。これらの場合
は、Ch5の入力データの下位側8ビットがCh7の下
位側8ビットとされ(図16F)、Ch6の入力データ
の下位側8ビットがCh8の下位側8ビットとされる
(図16G)。
振り分けられるチャンネルの組(ペア)は、予め設定さ
れる。例えば、Ch1およびCh3、Ch2およびCh
4、Ch5およびCh7、ならびに、Ch6およびCh
8がそれぞれペアとされる。すなわち、Ch1に入力さ
れた24ビットオーディオデータは、上位側16ビット
がCh1に、下位側8ビットがCh3に割り当てられ、
Ch3の上位側8ビットは、
る。
24ビットオーディオデータは、上位側16ビットがC
h2に、下位側8ビットがCh4に割り当てられ、Ch
4の上位側8ビットは、
5に入力された24ビットオーディオデータは、上位側
16ビットがCh5に、下位側8ビットがCh7に割り
当てられ、Ch7の上位側8ビットは、
埋められ、Ch6に入力された24ビットオーディオデ
ータは、上位側16ビットがCh6に、下位側8ビット
がCh8に割り当てられ、Ch8の上位側8ビットは、
ータは、互いにペアとされたチャンネルに対して、上位
側16ビットおよび下位側8ビットをそれぞれ割り当て
られる。そして、以降は、16ビットオーディオデータ
の場合と同一の処理がなされる。
なされた場合、互いにペアのチャンネルのデータは、そ
れぞれのチャンネルの処理として、先ずAUX付加回路
114で入力端子115から供給され、AUX0のビッ
ト長データBおよびオーディオモードAmdがそれぞれ
所定の値とされたAUXデータを付加され、外符号エン
コーダ116で外符号パリティを付加される。そして、
互いにペアのそれぞれのチャンネル毎に、シャフリング
回路117でシャフリングされ、MIX回路111でビ
デオデータと混合され、記録する順番に並び替えられ
る。さらに、シンクブロック単位でID付加回路118
でブロックIDを付加され、内符号エンコーダ119で
12バイトの内符号パリティを付加され、SYNC付加
回路120でシンクパターンを付加されて記録アンプ1
21を介して記録ヘッド122によって磁気テープ12
3に記録される。16ビットオーディオデータと同一の
処理を介しているため、磁気テープ123に対する記録
パターンも、16ビットオーディオデータの場合と全く
同一となる。
ットオーディオデータを再生する際の処理について説明
する。上述したように、24ビットオーディオデータ
は、上位側16ビットと下位側8ビットとに分けられ
て、互いにペアのチャンネルにおいて、それぞれ16ビ
ットオーディオデータと同様に記録されている。そのた
め、再生時にも、例えば図2の外符号デコーダ152に
おけるエラー訂正処理までは、16ビットオーディオデ
ータと同様の処理が行われる。なお、再生ヘッド122
から外符号デコーダ152までの処理については、上述
の説明と重複するため、省略する。
理が行われたデータは、AUX分離回路153に供給さ
れる。外符号デコーダ152から供給されるデータは、
すなわち、上述した図12に示すエラー訂正ブロック
の、外符号番号0〜15までのデータに対応するもので
あって、外符号番号0〜5までのデータパケットの先頭
のデータD0は、AUX0〜2からなるAUXデータで
ある。AUX分離回路153では、オーディオデータと
AUX0〜2とが分離される。
データは、図示されないシステムコントローラに供給さ
れ、必要な情報が抽出される。そして、AUX0からビ
ット長データBとオーディオモードAmdとが抽出され
る。これらビット長データBと、オーディオモードAm
dとから、当該フィールド期間のオーディオデータが1
6ビットオーディオデータであるか、24ビットオーデ
ィオデータが上位側16ビットと下位側8ビットとに分
けられて、互いにペアのチャンネルのデータとされてい
るかどうかが判断される。この判断に基づく制御信号が
出力部156に供給される。
毎に格納されている。そのため、AUXデータに基づく
判断ならびに処理は、1フィールド期間毎に行うことが
できる。
オーディオデータは、補間回路155に供給され、既に
述べたような補間処理が行われ、出力部156に供給さ
れる。なお、補間処理は、24ビットオーディオデータ
が上位側16ビットと下位側8ビットとに分けられた、
互いにペアのチャンネルのそれぞれにおいて行われる。
上位側16ビットが割り当てられたチャンネルのデータ
に対して補間処理が行われると共に、16ビットのビッ
ト幅のうち下位側に24ビットオーディオデータの下位
側8ビットが割り当てられ、上位側8ビットが
埋められているチャンネルに対しても、16ビットオー
ディオデータに対してなされるのと同様に、補間処理が
行われる。
部156での24ビットオーディオデータの復元後に行
うようにしてもよい。
トローラからの制御信号に基づき、供給されたデータが
24ビットオーディオデータが互いにペアのチャンネル
に分けられて供給されたとされれば、ペアのデータを合
成し、元の24ビットオーディオデータを復元する。例
えば、Ch1の16ビットのデータの下位側に対して、
このチャンネルとペアであるCh3の下位側の8ビット
を加えて、24ビットオーディオデータとする。そし
て、出力チャンネルの制御を行い、出力オーディオデー
タとして、出力端子157に導出する。
ルのオーディオデータを1系統のシリアルデータとして
出力するようにしてもよいし、出力端子157を対応チ
ャンネル分だけ設け、チャンネル毎に振り分けて出力す
るようにしてもよい。
音処理などが行われる。例えば、後述もするが、24ビ
ットオーディオデータが出力されるとき、本来のチャン
ネルに対してペアとされ、24ビットオーディオデータ
の下位側8ビットだけが格納されたチャンネルの出力
は、無効にする必要がある。そのため、この出力部15
7において、システムコントローラからの制御信号に基
づき、該当するチャンネルの出力を無音とする。無音に
する処理は、例えば該当チャンネルの出力データを、全
て
修整不能なエラーがあった場合や、オーディオデータの
不自然な立ち上がり、立ち下がりがあった場合、その部
分を無音することもできる。
使用例を概略的に示す。音声記録用エンコーダ250
は、図1に示される記録側の構成の、オーディオ処理に
関わる部分からなり、例えば入力端子112および11
5、ディレイ回路113、AUX付加回路114をそれ
ぞれ4系統分有し、所定のバッファメモリなどを備える
ことにより、4系統、8チャンネル分の入力に対応でき
るようにされている。同様に、音声記録用デコーダ25
1は、図2に示される再生側の構成の、オーディオ処理
に関わる部分からなり、AUX分離回路153、補間回
路155および出力部156を4系統のデータに対応さ
せ、端子154および157を4あるいは8系統分有
し、所定のバッファメモリなどを備えることにより、4
系統、8チャンネル分の出力に対応できるようにされて
いる。
ープが用いられているが、これはこの例に限らず、光磁
気ディスクやハードディスクなどを用いることも可能で
ある。また、アンプ252は、例えばD/A変換器を8
個有し、8チャンネルの入力データをそれぞれ独立して
処理することができるもので、8チャンネルのそれぞれ
に入力されたオーディオデータは、アナログオーディオ
信号に変換され、増幅されて、対応するチャンネルのス
ピーカ253、253、・・・に供給され、再生音声と
される。
力は、それぞれCh1および2、Ch3および4、Ch
5および6、ならびに、Ch7および8に対応してい
る。Ch1および2の入力端子に対して、2チャンネル
分の16ビットオーディオデータが入力される。同様
に、Ch3および4の入力端子に対して、2チャンネル
分の16ビットオーディオデータが入力される。一方、
Ch5および6の入力端子には、2チャンネル分の24
ビットオーディオデータが入力される。このとき、Ch
5とペアのCh7の入力と、Ch6とペアのCh8の入
力とがそれぞれ無効とされる。
既に述べたような処理により、24ビットオーディオデ
ータとして入力された、Ch5の入力データの下位側8
ビットがCh5とペアとされるCh7の下位側8ビット
に格納されると共に、Ch7の上位側8ビットが
データで埋められ、同様に、Ch6の入力データの下位
側8ビットがCh6とペアとされるCh8の下位側8ビ
ットの格納されると共に、Ch8の上位側8ビットが
ィオデータとして入力されたデータと、Ch1〜4に入
力された16ビットオーディオデータとが、それぞれ1
6ビットオーディオデータとして上述のような処理をさ
れ、記録媒体212に対して、所定の記録フォーマット
で記録される。
記録用デコーダ251で再生され、既に述べたような処
理により、AUX0に格納された情報に基づき、Ch1
〜4のデータは、16ビットオーディオデータであると
判断され、所定の処理の後、Ch1および2、Ch3お
よび4の2系統の16ビットオーディオデータ出力とさ
れる。
き、Ch5および7、Ch6および8がそれぞれペアと
されるチャンネルであって、Ch7および8には、本来
24ビットオーディオデータであるCh5および6それ
ぞれの、下位側8ビットのデータが格納されていること
が判断される。Ch7および8のデータを用いて、Ch
5および6のデータがそれぞれ24ビットオーディオデ
ータに復元され、出力される。それと共に、Ch7およ
び8の出力は、無音処理される。
リスナの前方の左右および中央、後方の左右にそれぞれ
1台ずつのスピーカを設け、空間的な音場を得られるよ
うにした、サラウンドシステムなどに適用することがで
きる。上述の例では、24ビットオーディオデータが出
力されるCh5および6を、それぞれ前方の左右のスピ
ーカに割り当て、16ビットオーディオデータが出力さ
れるCh1〜4を、前方の左右および中央のスピーカに
それぞれ割り当てる。16ビットオーディオデータの出
力が1チャンネル余るが、これは例えば、多国語対応と
して利用することが可能である。
ャンネルである場合、このような、16ビットオーディ
オデータと24ビットオーディオデータとのチャンネル
数の組み合わせは、図18に示されるように、5通り存
在する。すなわち、8チャンネルの16ビットオーディ
オデータのみの組、6チャンネルの16ビットオーディ
オデータと1チャンネルの24ビットオーディオデータ
との組、4チャンネルの16ビットオーディオデータと
2チャンネルの24ビットオーディオデータとの組(上
述の例)、2チャンネルの16ビットオーディオデータ
と3チャンネルの24ビットオーディオデータとの組、
および、4チャンネルの24ビットオーディオデータの
みの組である。これら5通りの組み合わせは、記録時
に、ユーザが用途に応じて選択することができる。ま
た、これらの組み合わせは、1フィールド期間を単位と
して、変更することが可能である。
ットオーディオデータを下位側8ビットと上位側16ビ
ットとに分け、上位側16ビットを本来のチャンネルに
割り当て、下位側8ビットのデータを他のチャンネルに
割り当てる。また、この下位側8ビットのデータが割り
当てられた他のチャンネルでは、上位側の8ビットが
力されるデータが無効とされる。そして、本来のチャン
ネルおよび他のチャンネルのデータに対して、通常の1
6ビットオーディオデータと全く同一の処理を行う。
集単位、例えば1フィールド期間当たりのエラー訂正ブ
ロック数を変えること無く、16ビットオーディオデー
タと24ビットオーディオデータとを共通化して処理す
ることができる。記録媒体に対する記録フォーマット
も、16ビットオーディオデータを記録する場合と、2
4ビットオーディオデータを記録する場合とで、共通化
することができる。また、オーディオデータのAUXデ
ータに、これらの情報が格納されているために、16ビ
ットおよび24ビットオーディオデータのそれぞれに対
応する処理が自動的に行われる。
ットオーディオデータと24ビットオーディオデータと
を扱う場合について説明したが、これはこの例に限定さ
れない。例えば、所定の方法で以て圧縮符号化されたオ
ーディオデータを扱うこともできる。同様に、オーディ
オデータ以外のデータも、扱うようにできる。また、扱
うデータの量子化ビット数も24ビットまででなく、例
えば32ビットのデータを扱うようにもできる。
扱う場合のフォーマットの例を示す。図19Aは、上述
の16ビットオーディオデータの例である。1フレーム
シーケンスFSで、チャンネル当たり24ビットで伝送
されるデータの中位(Middle)8ビットのオーデ
ィオデータ1と、上位(Upper)8ビットのオーデ
ィオデータ2の2バイトから、1サンプルのオーディオ
データが構成される。図19Bは、図19Aと同様のフ
ォーマットで、圧縮オーディオデータあるいは非オーデ
ィオデータを伝送する例である。24ビットの伝送デー
タ中、中位8ビットのデータ0と上位8ビットのデータ
1とで、ビット幅16ビットのデータが構成される。
び4、Ch5および7、あるいは、Ch6および8をペ
アとして用い、ビット幅が32ビットのデータを構成す
る例である。例えばCh1および3をペアとする場合、
24ビットで伝送されるCh1の中位8ビットのデータ
0と上位8ビットのデータ1、および、Ch2の中位8
ビットのデータ2と上位8ビットのデータ3とから、ビ
ット幅32ビットのデータが構成される。
オデータの例である。Ch1および3、Ch2および
4、Ch5および7、あるいは、Ch6および8がペア
として用いられる。1チャンネル当たり24ビットで伝
送されるデータの中位および上位の8ビットを、それぞ
れ当該チャンネルの下位8ビットのオーディオデータ
0、上位8ビットのオーディオデータ1とし、24ビッ
トデータの下位8ビットがペアのチャンネルの下位8ビ
ットのオーディオデータ2とされ、オーディオデータ
0、1および2で24ビットオーディオデータが構成さ
れる。ペアのチャンネルの上位8ビットは、
タで埋められる。また、ペアのチャンネルの、Ch3、
4、7および8は、圧縮オーディオデータや非オーディ
オデータなどと同様のデータ扱いとされる。
オデータの場合に、24ビットのオーディオデータのう
ち、下位側の8ビットをペアのチャンネルの下位側8ビ
ットに格納している。こうすることで、例えば何らかの
要因で、このペア側のチャンネルが再生されてしまって
も、大音量になることがない。また、このような格納方
法をとることによって、再生側が24ビットオーディオ
データに対応していないときには、このペア側の例えば
短絡などして無効とするようにできる。
ペアを固定化したが、これはこの例に限定されない。す
なわち、例えばAUXに対してペアとなるチャンネルの
情報を格納するようにすれば、ペアとされるチャンネル
を適宜設定することができる。
ディジタルビデオデータおよびディジタルオーディオデ
ータを記録するようにされたビデオテープレコーダに適
用された例について説明したが、これはこの例に限定さ
れない。この発明は、ディジタルオーディオデータのみ
を扱う、ディジタルオーディオ装置にも適用可能なもの
である。
ず、例えば光磁気ディスクやハードディスクなどの、デ
ィジタルオーディオデータを記録可能な他の記録媒体を
用いるようにもできる。さらに、記録媒体に限らず、通
信ネットワークなどの伝送路に対しても適用可能なもの
である。
ば、16ビットオーディオデータの領域を、24ビット
オーディオデータの領域として拡張して用い、その際、
24ビットオーディオデータ中の中位および上位8ビッ
トをそれぞれ当該チャンネルのデータとして扱い、24
ビット中の下位8ビットを当該チャンネルとペアとされ
たチャンネルの下位8ビットに格納するようにすると共
に、ペアとされたチャンネルは、無効なチャンネルにす
るようにしている。そのため、16ビットオーディオデ
ータを扱う場合と同一の記録フォーマットを用いて、2
4ビットオーディオデータの記録ならびに再生を行うこ
とができるという効果がある。
き、オーディオデータのチャンネル数とオーディオデー
タの1サンプル当たりのビット数とをトレードオフする
ことにより、16ビットオーディオデータと24ビット
オーディオデータとを共通化して扱うようにしているた
め、ユーザの要求する仕様に柔軟に対応できるという効
果がある。
ロック図である。
ロック図である。
ための図である。
る。
ある。
である。
の内容を示す略線図である。
を説明するための略線図である。
明するための略線図である。
クにパッキングする処理を説明するための略線図であ
る。
るエラー訂正符号を説明するための略線図である。
タの一例を示す略線図である。
ある。
である。
のフォーマットの例を示す略線図である。
ットの例を示す略線図である。
である。
ーディオデータとのチャンネル数の組み合わせを示す略
線図である。
の例を示す略線図である。
ることができるディジタルオーディオ装置の一例の構成
を概略的に示す略線図である。
ータのフォーマットを示す略線図である。
路、116・・・外符号エンコーダ、117・・・シャ
フリング、118・・・ID付加回路、119・・・内
符号エンコーダ、120・・・SYNC付加回路、12
3・・・磁気テープ、132・・・SYNC検出回路、
133・・・内符号デコーダ、134・・・ID補間回
路、151・・・デシャフリング回路、152・・・外
符号デコーダ、153・・・AUX分離回路、155・
・・補間回路、156・・・出力部、212・・・記録
媒体、250・・・音声記録用エンコーダ、251・・
・音声記録用デコーダ
Claims (17)
- 【請求項1】 1チャンネル当たりのビット幅を固定的
にされた複数チャンネルのオーディオデータを処理する
ようにされた信号処理装置において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルを組み合わせ、
組み合わされた上記複数チャンネルで、上記第1のビッ
ト幅より大きい第2のビット幅を有する、1チャンネル
のオーディオデータのデータ列を扱うようにしたことを
特徴とする信号処理装置。 - 【請求項2】 1チャンネル当たりのビット幅を固定的
にされた複数チャンネルのオーディオデータを記録媒体
に記録するようにした記録装置において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、上記第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、上記組み合わされた上記複数チャンネルの記録領
域に対して記録し、上記第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにしたことを特徴とする記録装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の記録装置において、 上記第1のビット幅と上記第2のビット幅とを識別する
モード情報を、チャンネル毎に、且つ、上記オーディオ
データの編集単位毎に記録するようにしたことを特徴と
する記録装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の記録装置において、 上記組み合わせを示すモード情報を、チャンネル毎に、
且つ、上記オーディオデータの編集単位毎に記録するよ
うにしたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項5】 請求項2に記載の記録装置において、 上記第2のビット幅を有するオーディオデータの第1の
チャンネルに対応する記録領域に対して、該オーディオ
データの上位側から上記第1のビット幅までを記録し、
該オーディオデータの上記第1のビット幅を越える位置
から最下位までを、上記第1のチャンネルとは異なる第
2のチャンネルに対応した記録領域の下位側に対して詰
めて記録するようにしたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項6】 1チャンネル当たりのビット幅を固定的
にされた複数チャンネルのオーディオデータが記録され
た記録媒体を再生する再生装置において、 オーディオデータのデータ列に対して固定的な第1のビ
ット幅を有する複数チャンネルの記録領域からそれぞれ
データ列を再生し、再生された該データ列について互い
に対応するデータ列を組み合わせ、ビット幅が上記第1
のビット幅よりも大きい第2のビット幅を有する、1チ
ャンネルのオーディオデータのデータ列を復元するよう
にしたことを特徴とする再生装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の再生装置において、 上記データ列の組み合わせに用いた複数チャンネルのう
ち、上記復元された上記1チャンネルのオーディオデー
タのデータ列が出力されるチャンネル以外のチャンネル
の出力に対して、無音を出力するようにしたことを特徴
とする再生装置。 - 【請求項8】 1チャンネル当たりのビット幅を固定的
にされた複数チャンネルのオーディオデータを記録媒体
に記録し、記録媒体に記録されたオーディオデータを再
生する記録再生装置において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、上記第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、上記組み合わされた上記複数チャンネルの記録領
域に対して記録し、上記第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにした記録手段と、 上記複数チャンネルの記録領域からそれぞれデータ列を
再生し、再生された該データ列について互いに対応する
データ列を組み合わせ、上記1チャンネルのオーディオ
データのデータ列を復元するようにした再生手段とを有
することを特徴とする記録再生装置。 - 【請求項9】 1チャンネル当たりのビット幅を固定的
にされた複数チャンネルのオーディオデータと、積符号
を用いたエラー訂正符号化されたビデオデータとを共に
記録媒体に記録し、記録媒体からオーディオデータおよ
びビデオデータを再生するようにした映像音声記録再生
装置において、 ビデオデータに対して積符号を用いたエラー訂正符号化
を行い、ID情報および同期パターンを付加して記録媒
体に記録するビデオデータ記録手段と、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、上記第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、上記組み合わされた上記複数チャンネルの記録領
域に対して記録し、上記第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにしたオーディオデータ記録手段
と、 上記記録媒体からビデオデータを再生し、再生された該
ビデオデータに対して、上記同期パターンおよび上記I
D情報に基づき、上記積符号を用いたエラー訂正符号化
の復号化を行うビデオデータ再生手段と、 上記記録媒体の、上記複数チャンネルの記録領域からそ
れぞれデータ列を再生し、再生された該データ列につい
て互いに対応するデータ列を組み合わせ、上記1チャン
ネルのオーディオデータのデータ列を復元するようにし
たオーディオデータ再生手段とを有することを特徴とす
る映像音声記録再生装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の映像音声記録再生装
置において、 上記オーディオデータ記録手段は、上記記録媒体に対し
て、上記第1のビット幅と上記第2のビット幅とを識別
するモード情報を、上記ビデオデータの編集単位毎に記
録するようにしたことを特徴とする映像音声記録再生装
置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の映像音声記録再生装
置において、 上記組み合わせを示すモード情報を、チャンネル毎に、
且つ、上記オーディオデータの編集単位毎に記録するよ
うにしたことを特徴とする映像音声記録再生装置。 - 【請求項12】 請求項9に記載の映像音声記録再生装
置において、 上記第2のビット幅を有するオーディオデータの第1の
チャンネルに対応する記録領域に対して、該オーディオ
データの上位側から上記第1のビット幅までを記録し、
該オーディオデータの上記第1のビット幅を越える位置
から最下位までを、上記第1のチャンネルとは異なる第
2のチャンネルに対応した記録領域の下位側に対して詰
めて記録するようにしたことを特徴とする映像音声記録
再生装置。 - 【請求項13】 請求項9に記載の映像音声記録再生装
置において、 上記オーディオデータ再生手段は、上記データ列の組み
合わせに用いた複数チャンネルのうち、上記復元された
上記1チャンネルのオーディオデータのデータ列が出力
されるチャンネル以外のチャンネルの出力に対して、無
音を出力するようにしたことを特徴とする映像音声記録
再生装置。 - 【請求項14】 1チャンネル当たりのビット幅を固定
的にされた複数チャンネルのオーディオデータを処理す
るような信号処理方法において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルを組み合わせ、
組み合わされた上記複数チャンネルで、上記第1のビッ
ト幅より大きい第2のビット幅を有する、1チャンネル
のオーディオデータのデータ列を扱うようにしたことを
特徴とする信号処理方法。 - 【請求項15】 1チャンネル当たりのビット幅を固定
的にされた複数チャンネルのオーディオデータを記録媒
体に記録するような記録方法において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、上記第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、上記組み合わされた上記複数チャンネルの記録領
域に対して記録し、上記第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにしたことを特徴とする記録方
法。 - 【請求項16】 1チャンネル当たりのビット幅を固定
的にされた複数チャンネルのオーディオデータが記録さ
れた記録媒体を再生する再生方法において、 オーディオデータのデータ列に対して固定的な第1のビ
ット幅を有する複数チャンネルの記録領域からそれぞれ
データ列を再生し、再生された該データ列について互い
に対応するデータ列を組み合わせ、ビット幅が上記第1
のビット幅よりも大きい第2のビット幅を有する、1チ
ャンネルのオーディオデータのデータ列を復元するよう
にしたことを特徴とする再生方法。 - 【請求項17】 1チャンネル当たりのビット幅を固定
的にされた複数チャンネルのオーディオデータを記録媒
体に記録し、記録媒体に記録されたオーディオデータを
再生する記録再生方法において、 オーディオデータのデータ列に対してそれぞれ固定的な
第1のビット幅を有する複数チャンネルの記録領域を組
み合わせ、上記第1のビット幅より大きい第2のビット
幅を有する、1チャンネルのオーディオデータのデータ
列を、上記組み合わされた上記複数チャンネルの記録領
域に対して記録し、上記第1のビット幅より大きい第2
のビット幅を有する、1チャンネルのオーディオデータ
のデータ列を扱うようにした記録のステップと、 上記複数チャンネルの記録領域からそれぞれデータ列を
再生し、再生された該データ列について互いに対応する
データ列を組み合わせ、上記1チャンネルのオーディオ
データのデータ列を復元するようにした再生のステップ
とを有することを特徴とする記録再生方法。
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