JP2000149121A - 扉の開閉装置 - Google Patents

扉の開閉装置

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JP2000149121A JP10323738A JP32373898A JP2000149121A JP 2000149121 A JP2000149121 A JP 2000149121A JP 10323738 A JP10323738 A JP 10323738A JP 32373898 A JP32373898 A JP 32373898A JP 2000149121 A JP2000149121 A JP 2000149121A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】筐体とこれを解放する扉とが悪戯等により容易
に拡開されないようにするともに、扉を開閉する場合は
容易に開閉することができるようにした扉の開閉装置を
提供する。 【解決手段】筐体4と扉5の各内周縁全てを、前記各々
その周縁から突設された複数の方片にそれぞれ形成され
た係合孔とこれに嵌挿する係合ピン50〜61とからな
るかんぬき構造により互いに係合させて、その開閉をロ
ックさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テレホンカー
ド、商品券等の商品を販売する自動販売機、あるいは貴
重品を収納する機器に関し、特にこれらの機器の本体を
構成する筐体の開口を開閉する扉の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレホンカード、バスカード、
商品券等のプリペイドカード、あるいはICを搭載した
カード等のシート材を販売する自動販売機では、販売す
るシート材等の商品を収納する機器本体が頑丈な筐体に
より構成されている。
【0003】そして、このような筐体の正面にはテレホ
ンカード等の商品を出し入れしたり、また商品を購入す
るために投入された金銭を回収するための大きな開口部
が形成され、またこの開口部は頑丈な扉により開閉自在
に覆われている。
【0004】一方、このような機器では、筐体内に収納
された商品や金銭を盗難等の悪戯から保護するため、筐
体とこれを開閉する扉との間に扉の開閉装置を配設して
いる。 この従来の扉の開閉装置は、筐体の開口と扉と
の間に介在させた係合ピンとこのピンに係合するU字形
状の溝からなる係合手段とを具えており、筐体の開口を
扉により覆った際に、この係合手段により筐体と扉とを
係合させ、さらにこの係合が容易に解除されないよう係
合手段をロックするロック手段を配設し、扉が悪戯等に
より容易に解放されないようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の扉の開閉装置によると、筐体の開口と扉とは、単に
ピンと、このピンに係合するU字形状の溝とからなる簡
単な開閉装置によりその開放を規制する構造であるため
簡単に悪戯されて扉が開放されてしまう虞があった。
【0006】即ち、扉と筐体開口との嵌合部等からバー
ル等の工具が挿入されて、筐体と扉との間に大きな力が
加わると、ピンによりU字形状の溝幅が拡開し、このた
めピンとU字形状の溝との係合が破壊され、そのため扉
が無理やりこじあけられて、筐体内部に収納されている
商品や金銭が盗まれる虞があった。
【0007】また、上述した係合手段を構成するピン及
びU字形状の溝のうちいずれか一方は、上下動する頑丈
な金属製の枠体により形成されているが、筐体が大きく
なるとこの枠体の重量も大きくなり、このため枠体を上
下動させる力も大きくなって機器筐体とこれを開閉する
扉との開閉作業が困難となる難点もあった。
【0008】この発明は上述した事情に鑑み、筐体とこ
れを解放する扉とが悪戯等により容易に拡開されないよ
うにするともに、扉を開閉する場合は容易に開閉するこ
とができるようにした扉の開閉装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、機器筐体に形成された開口を、該
開口の左右いずれか一方を中心に回転する扉により開閉
自在に覆うとともに、前記筐体の内側と前記扉の内側と
の間に係合手段を介在させ、前記筐体の開口を前記扉で
覆った際に、該扉の拡開を前記係合手段により規制する
ようにした扉の開閉装置において、前記係合手段は、前
記筐体の開口内周縁を囲繞するように前記筐体内に固着
された第1の枠体であって、その周縁から突設された複
数の舌片にそれぞれ係合孔が形成された第1の枠体と、
前記扉の内周縁に沿って前記扉に固着された第2の枠体
であって、その周縁から突設された複数の舌片にそれぞ
れガイド孔が形成された第2の枠体と、前記第2の枠体
内に上下動自在に支承された第3の枠体であって、その
一部に前記第2の枠体の対応する各ガイド孔内に嵌挿す
る複数本の係合ピンが固着された第3の枠体と、前記扉
の正面から前記第3の枠体を前記第2の枠体に沿って所
定距離上下動させるてこを利用したリンク式昇降手段と
を有し、前記筐体の開口を前記扉で覆った際に、前記リ
ンク式昇降手段を介し、前記第3の枠体を上動させるこ
とにより、該第3の枠体に固着された複数本の係合ピン
を対応する前記第2の枠体に形成されたガイド孔及び前
記第1の枠体に形成された係合孔内に嵌挿させて前記筐
体と前記扉とを係合させ、これにより前記筐体に対する
前記扉の開閉を規制するとともに、前記リンク式昇降手
段を介し前記第3の枠体を下動させ、これにより前記係
合ピンと前記係合孔との係合を解除させるようにしてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる扉の開閉
装置の一実施例を詳述する。
【0011】図1は、この発明に係わる扉の開閉装置を
適用した自動販売機1の概念正面図である。
【0012】この自動販売機1は、特にバスカード等の
プリベイドカードを販売する自動販売機で、その高さは
約157センチメートルで、地上等に設置する台座部2
と自動販売機本体3とから構成され、その全体重量は約
160キログラム程度に設定されている。
【0013】のうち、自動販売機本体3は、商品である
バスカードを収納した立方体形状の機器筐体4と、この
機器筐体4の正面を開閉自在に覆う扉5とから構成され
ている。
【0014】このうち扉5の表面には機器筐体4内に設
置され、投入紙幣の真偽を判別するとともに真券を収納
する紙幣処理装置(図示せず)の紙幣投入口6が一部露
出するように配設され、またこの扉5の表面には販売対
象のバスカード見本A、B、C、Dを展示するシート材
展示装置7が装着されている。
【0015】さらに、このシート材展示装置7の各下方
には、購入するバスカードを選択する選択ボタン8、
9、10、11及び、購入したバスカードを排出するカ
ード排出口12、13、14,15が配設されており、
また前記紙幣挿入口6の左側方には紙幣投入口6に投入
された紙幣の金額を表示する投入金額表示装置16が配
設されている。
【0016】また、この投入金額表示装置16の下方に
は図示せぬキーにより開閉される鍵扉17が配設されて
いる。
【0017】一方、上述した扉5は、その右側方の上下
に配設された一対の強固な支承部材18、19を介し機
器筐体4の右側方を中心に回動自在に支承されている。
【0018】なお、実施例の扉5が機器筐体4の右側方
を中心に回動自在に支承させる理由は、実施例の扉5の
サイズが大きいだけでなく、保安等の理由から当該扉5
の板厚を厚く設定してその機械的強度を向上させている
ので、その重量も重く、したがって、従来のごとく扉5
の下辺、あるいは上辺を中心に機器筐体4に対し回動自
在に配設して扉5を開閉することができないからであ
る。
【0019】すなわち、実施例のように扉5を機器筐体
4の右側方を中心に回動自在に支承させると、扉5の開
閉の際に扉5そのものの重量がオペレータに加わらず、
扉5を簡単に開閉することができる構造となっている。
【0020】次に、上述した機器筐体(以下単に筐体と
いう)4及び扉5内にそれぞれ配設された本願発明に関
わる扉の開閉装置を詳述する。
【0021】図2及び図3は扉5を拡開して筐体4及び
扉5の内部を示した拡大図で図1と同一部分を同一符号
で示す。
【0022】この筐体4の開口部4aの内周縁4bに
は、本願発明に係わる扉の開閉装置を構成する係合手段
200の一部である、4っのプレート20、21、2
2、23をそれぞれ溶接等により連結して構成された矩
形状の第1の枠体24が固着されている。またこの第1
の枠体24の周縁には所定のピッチで複数の舌片20
a、20b、20c、20d、21a、21b、21
c、21d、22a、23aが突設され、この各舌片2
0a、20b、20c、20d、21a、21b、21
c、21d、22a、23aには、それぞれ後述する係
合ピンが係合する係合孔が形成されている。
【0023】一方、扉5の内側5aを示す図3のよう
に、この扉5の内側5aには、本願発明に関わる扉の開
閉装置を構成する係合手段200の一部である、扉5の
内周縁5bに沿って固着された第2の枠体30と、この
第2の枠体30内に上下動自在に支承された第3の枠体
40と、この第3の枠体40を前記第2の枠体30に沿
って所定距離上下動させる、てこを利用したリンク式昇
降手段70が配設されている。
【0024】なお、本願発明に係わる扉の開閉装置を構
成する係合手段200は、上述した第1乃至第3の枠体
24、30、40およびてこを利用したリンク式昇降手
段70により構成されている。
【0025】このうち、第2の枠体30は、第3の枠体
40とリンク式昇降手段70を除いた扉5の内側5aを
示す図4のように、扉5の内周縁5bに沿って当該扉5
の内側5aに溶接等により固着された4っのプレート3
1、32、33、34から構成されている。
【0026】この第2の枠体30を構成する4っのプレ
ート31、32、33、34には、互いに対向する上下
一対の舌片35、36からなる舌片部31a、31b、
31c、31d、31f、32a、32b、32c、3
2d、32f、33a、34aがそれぞれ形成され、こ
の各舌片部31a、31b、31c、31d、31f、
32a、32b、32c、32d、32f、33a、3
4aの各舌片35、36には後述する係合ピンが嵌挿す
るガイド孔が形成されている。
【0027】一方、第3の枠体40は、図5の正面図で
示す図5のように互いに連結して固着された4っのプレ
ート41、42、43、44から構成されている。
【0028】このうちプレート41には、上下方向に沿
って所定のピッチで5つの係合ピン50、51,52、
53、54が固着され、またプレート42にもその上下
方向に沿って所定のピッチで5つの係合ピン55、5
6、57、58、59が固着されている。
【0029】またプレート43にはその中央に一本の係
合ピン60が固着され、プレート44にもその中央に一
本の係合ピン61が固着されている。
【0030】一方、上述した第3の枠体40を昇降させ
るてこを利用したリンク式昇降手段70は、扉5の内側
5a(図4)に固着される取り付け金具71に軸72を
介し回動自在に支承された第1のリンクアーム73と、
同じく扉5の内側5a(図4)に固着される取り付け金
具74に軸75を介し回動自在に支承された第2のリン
クアーム76とから構成されている。
【0031】このうち第1のリンクアーム73の先端7
3aはプレート41の下方に形成された舌片41aに軸
80を介し回動自在に支承され、また第2のリンクアー
ム76の先端76aもプレート42の下方に形成された
舌片42aに軸81を介し回動自在に支承されている。
【0032】一方、上述した第1及び第2のリンクアー
ム73、76の各後端73b、76bは、それぞれ同一
の軸82に回動自在に支承されている。
【0033】また、この軸82は矢印Aで示すように扉
5の内側5aに固着される一対のガイド壁83、84に
沿って昇降自在に支承されている。
【0034】このような第1及び第2のリンクアーム7
3、76によると、軸82が一対のガイド壁83、84
に沿って昇降すると、第1及び第2のリンクアーム7
3、76の各先端73a、76aが軸72、75を中心
に回動し、これにより第1及び第2のリンクアーム7
3、76の各先端73a、76aが舌片41a、42a
を介し第3の枠体40を取り付け金具71、74の固定
位置を基準に矢印Bの如く上下動することとなる。
【0035】その際、第1及び第2のリンクアーム7
3、76の各先端73a、76aからその回動中心であ
る軸72、75までの距離は、軸72、75からその後
端73b、76bまでの距離よりも小さく設定されてい
るので、てこの原理に基づき第1及び第2のリンクアー
ム73、76の各後端73b、76bを昇降させる力よ
りもいっそう大きな力で第3の枠体40を矢印B方向に
昇降させることができることとなる。
【0036】その際、第1及び第2のリンクアーム7
3、76のうち、第1のリンクアーム73における、そ
の先端73から軸72までの距離に対する軸72から後
端73bまでの距離の比と、第2のリンクアーム76に
おける、その先端76aから軸75までの距離に対する
軸75から後端76bまでの距離の比とを同一に設定す
ることにより、第3の枠体40をバランス良く昇降させ
ることができる。
【0037】一方、上述した軸82には当該軸82を前
記一対のガイド壁83、84に沿って昇降させる昇降手
段90が連結されている。
【0038】この昇降手段90は一端91aが前記軸8
2に支承された昇降アーム91と、該昇降アーム91の
他端91bに軸92を介して回動自在に支承されたL字
形の回動レバー95とから構成されている。
【0039】なお、この回動レバー95は扉5の背面に
固着されたボックス本体93に回動自在に支承された軸
94の一端に固着されている。
【0040】なお、上述したボックス本体93は図1に
示す鍵扉17の固着され、該鍵扉17により開閉される
内部空間を構成するものである。
【0041】上述した昇降手段90によると、軸94を
介しL字形の回動レバー95を矢印のように回動させる
と、昇降アーム91が矢印の如く上下動して軸82を前
記一対のガイド壁83、84に沿って矢印Aのように昇
降させるので、これにより前記第1及び第2のリンクア
ーム73、76の各先端73a、76aが軸72、75
を中心に回動し、その各先端73a、76aに支承され
た第3の枠体40を矢印B方向に昇降させることとな
る。
【0042】なお、図6は、上述したリンク式昇降手段
70を操作し、第3の枠体40の両側方を取り付け金具
71、74を基準に矢印B方向へ上動させた状態を示し
ている。
【0043】なお、上記実施例では図5で示すように、
ボックス本体93の上面には第3の枠体40の昇降をロ
ックさせるロック手段100が配設されている。
【0044】このロック手段100は、ボックス本体9
3の上面に突設された回動自在な操作軸101と、この
操作軸101の回動に連動して図面左右方向へスライド
自在に支承されたロックピン102とから構成されてい
る。なお、このロックピン102は扉5の内側5aに固
着される支持金具103にスライド自在に支承されてい
る。
【0045】このようなロック手段100によると、操
作軸101を一方向(図面右方向)へ回動させると、図
6で示すように、ロックピン102が図面右方向へ移動
して、第3の枠体40のプレート42に穿設された係合
孔(図示せず)に嵌挿し、その第3の枠体40の上下動
が規制されることとなる。
【0046】なお、この第3の枠体40のロックを解除
するには、操作軸101を他方向へ回動させてロックピ
ン102を図5で示すように図面左方向へ移動させ、当
該ロックピン102と第3の枠体40のプレート42に
穿設された係合孔(図示せず)との係合を解除させれば
良い。
【0047】上述した第3の枠体40を、後述する上下
動支承手段を介し図4に示す第2の枠体30の内側に配
設するとともに、この第3の枠体40を所定距離上下動
させるリンク式昇降手段70の各要素を扉5の内側5a
に配設すると図3で示すように、第2の枠体30の内側
に第3の枠体40が上下動自在に支承されることとな
る。
【0048】なお、図3で示すように、第3の枠体40
を第2の枠体30の内側に上下動自在に配設した際、そ
の初期位置では第3の枠体40に固着された各係合ピン
50、51、52、53、54、55、56、57、5
8、59、60、61の各先端は、第2の枠体30に形
成された各舌片部31a、31b、31c、31d、3
1f、32a、32b、32c、32d、32f、33
a、34aを構成する各舌片35、36のうち、下側を
構成する舌片36に形成されたガイド孔(後述する)内
に嵌挿して位置決めされる。
【0049】次に上述した本願発明に係わる扉の開閉装
置の作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0050】図7は、筐体4の開口部4aを扉5で覆っ
た状態を示す自動販売機本体3の概念断面図である。
【0051】この図7からも明らかなように、第3の枠
体40は、第2の枠体30を構成するプレート31、3
2に突設されたガイドピン110と、第3の枠体40を
構成すプレート41、42のうち、前記ガイドピン11
0と対向する位置に穿設されたガイド孔111とからな
る上下動支承手段112を介し、前記第2の枠体30内
に沿って上下動自在に支承されている。
【0052】一方、筐体4の開口部4aを扉5で覆った
際に、筐体4に固着された第1の枠体24の各舌片20
a、20b、20c、20d、21a、21b、21
c、21d、22a、23aは、対応する位置の第2の
枠体30に形成された舌片部31a、31b、31c、
31d、31f、32a、32b、32c、32d、3
2f、33a、34aを構成する上下一対の舌片35、
36間に位置決めされることとなる。
【0053】これを図7の要部拡大斜視図で示す図8の
ように、第1の枠体24のプレート20に形成された舌
片20bが対応する第2の枠体30の舌片部32cを構
成する上下一対の舌片35、36間に位置決めされてい
る例を代表して説明する。
【0054】この図8で示すように、第1の枠体24を
構成するプレート20に形成された舌片20bは対向す
る位置の第2の枠体30のプレート32に形成された舌
片部32c内に侵入し、その間に位置決めされている。
即ちこの舌片部32cを構成する上下一対の舌片35、
36間に位置決めされている。
【0055】一方、第2の枠体30に、ガイドピン11
0とガイド孔111とからなる上下動支承手段112を
介し支承された第3の枠体40の係合ピン57は、その
初期位置では、舌片部32cの一方の舌片36に形成さ
れたガイド孔36a内にその先端を嵌挿させた状態に位
置決めされている。
【0056】なお、この図8から明らかなように、舌片
部32cを構成する他方の舌片35にもガイド孔35a
が形成されている。
【0057】またこの舌片35、36間に嵌挿した第1
の枠体24の舌片20bには、前記ガイド孔35a、3
6aと対向する位置に係合孔120が形成されている。
【0058】なお、この係合孔120は、図2で示す第
1の枠体24に形成された他の各舌片20a、20c、
20d、21a、21b、21c、21d、22a、2
3aにも同様に形成されている。
【0059】また、筐体4の開口部4aを扉5で覆う
と、図2で示す第1の枠体24の各舌片20a、20
b、20c、20d、21a、21b、21c、21
d、22a、23aのうち、その上方のプレート22に
形成された舌片22aもその要部拡大斜視図で示す図9
のように、第2の枠体30のプレート33に形成された
舌片部33aを構成する上下一対の舌片35、36間に
位置決めされ、また第3の枠体40を構成するプレート
43に固着された係合ピン60も、その初期位置で舌片
部33aの一方の舌片36に形成されたガイド孔36a
内にその先端を嵌挿させた状態に位置決めされる。
【0060】また、同様に、筐体4の開口部4aを扉5
で覆うと、図2で示す第1の枠体24の各舌片20a、
20b、20c、20d、21a、21b、21c、2
1d、22a、23aのうち、その下方のプレート23
に形成された舌片23aもその要部拡大斜視図で示す図
10のように、第2の枠体30のプレート34に形成さ
れた舌片部34aを構成する上下一対の舌片35、36
間に位置決めされ、また第3の枠体40を構成するプレ
ート44に固着された係合ピン61も、その初期位置で
舌片部34aの一方の舌片36に形成されたガイド孔3
6a内にその先端を嵌挿させた状態に位置決めされる。
【0061】次に、上述した扉5により筐体4の開口部
4aを覆った初期位置から、図1の要部破断拡大図で示
す図11及びその側面図で示す図12のように、扉5の
正面に形成された鍵扉17を図示せぬキーにより拡開
し、該鍵扉17により覆われたボックス本体93内を解
放する。
【0062】このボックス本体93内には、図11で示
すように、図示せぬキーによりポップアップして回動可
能となるハンドル130が配設されており、このハンド
ル130により回動される軸131は、図5で示すリン
ク式昇降手段70の回動レバー95に固着された軸94
と連結している。
【0063】そして、このハンドル130をポップアッ
プした一点鎖線で示す位置から実線で示す位置に回転さ
せると、図5で示す軸131に連結した軸94によりL
字形の回動レバー95が反時計方向へ回転し、これによ
り昇降アーム91が下動して軸82を一対のガイド壁8
3、84に沿って下降させる。
【0064】このように、昇降アーム91が下動して軸
82を下降させると、リンク式昇降手段70の第1及び
第2のリンクアーム73、76の各先端73a、76a
は軸72、75を中心に回動し、その各先端73a、7
6aに支承された第3の枠体40を図6で示す矢印B方
向に上昇させる。
【0065】このように、第3の枠体40が上昇する
と、第3の枠体40に固着された各係合ピン50、5
1、52、53、54、55、56、57、58、5
9、60、61が、図7と同一部分を同一符号で示す図
13のように、その初期位置から矢印Bの如く所定距離
上昇し、対応する第1の枠体24の各舌片20a、20
b、20c、20d、21a、21b、21c、21
d、22a、23aに形成された係合孔120及び対応
する第2の枠体30に形成された各舌片部31a、31
b、31c、31d、31f、32a、32b、32
c、32d、32f、33a、34aの他方の舌片35
に形成されたガイド孔35a内に嵌挿する。
【0066】これを図13の要部拡大斜視図で示す図1
4のように、第1の枠体24の舌片20bと対応する第
2の枠体30の舌片部32cに係合ピン57が嵌挿した
状態を代表して説明する。
【0067】この図14で示すように、第3の枠体40
が上昇すると、この第3の枠体40に固着された係合ピ
ン57も図8に示す初期位置から上昇し、対向する位置
にある第1の枠体24のプレート20に形成された舌片
20bの係合孔120内に嵌挿するとともに、対向する
位置の第2の枠体30のプレート32に形成されたガイ
ド孔35a内にそれぞれ嵌挿し、第1乃至第3の枠体2
4、30、40の各両側方を互いに係合させる。
【0068】また、第3の枠体40が上昇すると、図5
に示す第3の枠体40を構成するプレート43に固着さ
れた係合ピン60も、図9に示す初期位置から図15で
示す位置へ上昇し、対向する位置にある第1の枠体24
のプレート22に形成された舌片22aの係合孔120
内に嵌挿するとともに、第2の枠体30の舌片部33a
を構成する他方の舌片35のガイド孔35a内にそれぞ
れ嵌挿する。
【0069】従って、第1乃至第3の枠体24、30、
40の上部も互いに係合することとなる。
【0070】また、第3の枠体40が上昇すると、同様
に、図5で示す第3の枠体40を構成するプレート44
に固着された係合ピン61も、図10に示す初期位置か
ら図16で示す位置へ上昇し、対向する位置にある第1
の枠体24のプレート23に形成された舌片23aの係
合孔120内に嵌挿するとともに、第2の枠体30の舌
片部34aを構成する他方の舌片35のガイド孔35a
内にそれぞれ嵌挿することとなる。
【0071】従って、第1乃至第3の枠体24、30、
40の下部も互いに係合することとなる。
【0072】したがって、上述した扉の開閉装置による
と、筐体4を扉5で覆った際に、筐体4と扉5の各内周
縁全てを、第1の枠体24に形成された各舌片20a、
20b、20c、20d、21a、21b、21c、2
1d、22a、23aの各係合孔120及び第2の枠体
30に形成された各舌片部31a、31b、31c、3
1d、31f、32a、32b、32c、32d、32
f、33a、34aに形成されたガイド孔35a、36
a内に、それぞれ第3の枠体40に固着された各係合ピ
ン50、51,52、53、54、55、56、57、
58、59、60、61を嵌挿させるという、いわゆる
かんぬき構造により係合させるようにしたから、その係
合の機械的強度は著しく向上し、このため筐体4と扉5
との間に大きな力が加へられても、扉5がこじあけられ
られることはない。
【0073】また、係合ピン50、51,52、53、
54、55、56、57、58、59、60、61を固
着した上下動自在な第3の枠体40をてこの原理を使用
したリンク式昇降手段70により昇降させるようにした
から、この第3の枠体40の機械的強度を向上させるべ
く、その重量を重くしても軽いハンドル操作で昇降させ
ることができ、筐体4と扉5との係合及びその解除を簡
単に行うことができることとなる。
【0074】なお、上記実施例では、図5で示すよう
に、ボックス本体93の上面に第3の枠体40の昇降を
ロックさせるロック手段100が配設し、図11に示す
ボックス本体93内の上面に配設されたキーシリンダ1
40を介して、図示せぬキーにより図5に示す操作軸1
01を回転させ、ロックピン102を図6で示すように
図面右方向へ移動させて、第1乃至第3の枠体24、3
0、40に形成された図示せぬ係合孔(図示せず)に嵌
挿させるようにしたから、筐体4と扉5とを互いに前記
係合ピンにより係合させた後、万が一、第3の枠体40
に対し下方への衝撃が加わって、当該第3の枠体40を
下動させようとしても、上述したロックピン102が第
3の枠体40の下動を規制するので、容易に第3の枠体
40が下動して筐体4と扉5との係合ロックが解除され
ることもない。
【0075】なお、上述したロック手段100による第
3の枠体40の昇降ロックを解除するには、図11で示
すボックス本体93内の上面に配設されたキーシリンダ
140を介し、図示せぬキーにより図6に示す操作軸1
01を回転させ、ロックピン102を図6で示す位置か
ら図5で示すように図面左方向へ移動させればよい。な
お、上記実施例では第3の枠体40の昇降を、てこを利
用したリンク式昇降手段70のみで行うようにしたが、
この発明は上記実施例に限定されることなく、第3の枠
体40と第2の枠体30との間に単数乃至は複数個のひ
つぱりバネ等のパワーアシスト手段を介在させ、これに
より第3の枠体40の昇降をより一層容易にさせること
も可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の扉の開
閉装置では、筐体と扉の各内周縁全てを、かんぬき構造
により互いに係合させて、その開閉をロックさせるよう
にしたから、筐体と扉の係合ロックの際の機械的強度も
大きく、このため筐体と扉との間に大きな力が加わった
際に扉がこじあけられられることが可及的に防止され、
これにより筐体内部に収納されている商品や金銭が盗ま
れる等の災害を可及的に防止することができる。
【0077】またてこを利用したリンク式昇降手段を介
し、筐体と扉との係合ロック及びその解除を行わせるよ
うにしたから、昇降させる対象の機械的強度を向上させ
るべく、その重量を重くしてもその係合ロック及びその
解除操作を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の開閉装置を適用した自動販
売機の概念正面図。
【図2】図2は、扉を拡開した状態を示す筐体の正面
図。
【図3】図3は、扉の内側を示す正面図。
【図4】図4は、第2の枠体を示す扉の内側を示す正面
図。
【図5】図5は、第3の枠体とてこを利用したリンク式
昇降手段の正面図。
【図6】図6は、第3の枠体とてこを利用したリンク式
昇降手段の作用を示す正面図。
【図7】図7は、筐体を扉で覆った状態を示す概念断面
図。
【図8】図8は、図7の要部概念拡大斜視図。
【図9】図9は、扉を閉じた状態の第1乃至第3の枠体
を示す要部概念拡大斜視図。
【図10】図10は、扉を閉じた状態の第1乃至第3の
枠体を示す要部概念拡大斜視図。
【図11】図11は、図1の要部破断拡大図。
【図12】図12は、図11の側面図。
【図13】図13は、筐体を扉で覆い、その後、筐体に
扉を係合ロックさせた状態を示す概念断面図。
【図14】図14は、図14の要部概念拡大斜視図。
【図15】図15は、筐体と扉とを係合ロックさせた際
の、第1乃至第3の枠体を示す要部概念拡大斜視図。
【図16】図16は、筐体と扉とを係合ロックさせた際
の、第1乃至第3の枠体を示す要部概念拡大斜視図。
【符号の説明】
4…機器筐体 4a…開口 5…扉 200…係合手段 24…第1の枠体 20a、20b、20c、20d、21a、21b、2
1c、21d、22a、 23a…舌片 120…係合孔 30…第2の枠体 35、36…舌片 35a、36a…ガイド孔 40…第3の枠体 50、51,52、53、54、55、56、57、5
8、59、60、61…係合ピン 70…てこを利用したリンク式昇降手段 72、75…軸 73、76…リンクアーム 90…昇降手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器筐体に形成された開口を、該開口の左
    右いずれか一方を中心に回転する扉により開閉自在に覆
    うとともに、前記筐体の内側と前記扉の内側との間に係
    合手段を介在させ、前記筐体の開口を前記扉で覆った際
    に、該扉の拡開を前記係合手段により規制するようにし
    た扉の開閉装置において、 前記係合手段は、 前記筐体の開口内周縁を囲繞するように前記筐体内に固
    着された第1の枠体であって、その周縁から突設された
    複数の舌片にそれぞれ係合孔が形成された第1の枠体
    と、 前記扉の内周縁に沿って前記扉に固着された第2の枠体
    であって、その周縁から突設された複数の舌片にそれぞ
    れガイド孔が形成された第2の枠体と、 前記第2の枠体内に上下動自在に支承された第3の枠体
    であって、その一部に前記第2の枠体の対応する各ガイ
    ド孔内に嵌挿する複数本の係合ピンが固着された第3の
    枠体と、 前記扉の正面から前記第3の枠体を前記第2の枠体に沿
    って所定距離上下動させるてこを利用したリンク式昇降
    手段とを有し、 前記筐体の開口を前記扉で覆った際に、前記リンク式昇
    降手段を介し、前記第3の枠体を上動させることによ
    り、該第3の枠体に固着された複数本の係合ピンを対応
    する前記第2の枠体に形成されたガイド孔及び前記第1
    の枠体に形成された係合孔内に嵌挿させて前記筐体と前
    記扉とを係合させ、これにより前記筐体に対する前記扉
    の開閉を規制するとともに、前記リンク式昇降手段を介
    し前記第3の枠体を下動させ、これにより前記係合ピン
    と前記係合孔との係合を解除して前記筐体に対する前記
    扉の開閉規制を解除するようにしたことを特徴とする扉
    の開閉装置。
  2. 【請求項2】前記てこを利用したリンク式昇降手段は、
    前記扉の背面に軸を介し回動自在に支承され、先端が前
    記第3の枠体の一部に回動自在に支承されたリンクアー
    ムからなり、該リンクアームの他端は昇降手段に連結さ
    れ、該昇降手段により前記リンクアームの他端を昇降さ
    せると、前記軸を中心に回動する前記リンクアームの先
    端により前記第3の枠体が昇降することを特徴とする請
    求項(1)記載の扉の開閉装置。
  3. 【請求項3】前記昇降手段は前記扉の正面から操作され
    ることを特徴とする請求項(2) 記載の扉の開閉装置。
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