JP2003033465A - 回胴式ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

回胴式ゲーム機の施錠装置

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JP2003033465A JP2001220398A JP2001220398A JP2003033465A JP 2003033465 A JP2003033465 A JP 2003033465A JP 2001220398 A JP2001220398 A JP 2001220398A JP 2001220398 A JP2001220398 A JP 2001220398A JP 2003033465 A JP2003033465 A JP 2003033465A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前扉を上下に2分割して形成された上前扉と下
前扉を有する回胴式ゲーム機の施錠装置において、上前
扉と下前扉を簡単な操作で施錠・解錠することができ、
比較的簡単な構造の施錠装置を提供する。 【解決手段】前扉を上下に2分割して形成された上前扉
32と下前扉31を、キャビネット30の開口部に蝶番
を介して開閉可能に取り付けた回胴式ゲーム機の施錠装
置であり、上前扉用施錠具20と下前扉用施錠具10を
備える。上前扉用施錠具20は上前扉の自由端側に縦に
固定され、上部と下部に鉤部27、28をキャビネット
側に向けて突設した施錠杆29を、基枠体23内に摺動
可能に配設する。下前扉用施錠具10は、下前扉31の
自由端側に縦に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン等
の回胴式ゲーム機の前扉を施錠するための施錠装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】主にパチンコホールに設置されるスロッ
トマシン等の回胴式ゲーム機は、一般に、キャビネット
(本体箱)の前面に1枚の前扉がヒンジを介して開閉可
能に装着され、営業時間中における遊技メダルの補充や
営業時間外における回胴回転装置の保守点検などに、前
扉を開いて各種作業が容易にできるようにしている。
【0003】また、この種のスロットマシンのキャビネ
ットは、一般に縦長で比較的大きな容積と開口部を持っ
て形成され、その前扉の上部には回胴回転装置が装着さ
れると共に、キャビネット内上部にはコンピュータを主
要部とする制御回路部や集合端子部が配設され、キャビ
ネット内下部には、遊技メダルを溜めるホッパーバケッ
トやメダル排出装置、さらには電源部等が収納されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遊技場の営業時間中等
に係員がスロットマシンの前扉を開く場合は、通常、主
にメダル排出装置の遊技メダルが排出により不足する事
態になった時であり、その際には、係員がキーを前扉の
シリンダ錠に差し込み、解錠して前扉を開き、遊技メダ
ルの補充を行う。
【0005】しかしながら、前扉を解錠すると、必然的
にキャビネットの前扉全体を開くことになって、遊技メ
ダルをメダル排出装置のタンクに補充するだけの作業
に、スロットマシンの心臓部とも言うべき制御回路部等
の内部全体を露出する結果となる。このために、ゲーム
の進行に重要な制御回路部や回胴の内側が無防備な状態
となって、前扉を開いた際に、不正行為がし易くなると
いう問題があった。
【0006】そこで、回胴式ゲーム機の前扉を上前扉と
下前扉の2枚に分けて構成し、上前扉をキャビネットの
上部開口部に取り付け、下前扉をその下部開口部に取り
付けた回胴式ゲーム機が開発されている。
【0007】このような上前扉と下前扉を分けて設けた
回胴式ゲーム機の場合、その各々に施錠装置を設ける必
要はあるが、シリンダ錠付きの施錠装置を上前扉と下前
扉の各々に装着した場合、シリンダ錠を前扉に貫通させ
る箇所を上前扉と下前扉の各々に形成し、その前面側に
露出させる部分を上下2か所に設けることとなって、部
品点数が増して構造が複雑化し、更に回胴式ゲーム機の
前面の意匠性が悪化し、加えて、解錠操作性についても
キーを用いて両方の前扉を解錠することになるため、操
作が煩雑化する課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するためになされたもので、前扉を上下に2分割し
て形成された上前扉と下前扉を有する回胴式ゲーム機の
施錠装置において、上前扉と下前扉を簡単な操作で施錠
・解錠することができ、比較的簡単な構造の施錠装置を
提供することを目的とする。
【0009】このために、本発明の回胴式ゲーム機の施
錠装置は、前扉を上下に2分割して形成された上前扉と
下前扉を、キャビネットの開口部に蝶番を介して開閉可
能に取り付けてなる回胴式ゲーム機の施錠装置であっ
て、上前扉の自由端側に縦に固定され、上部と下部に鉤
部をキャビネット側に向けて突設した施錠杆を、基枠体
内に摺動可能に配設した上前扉用施錠具と、下前扉の自
由端側に縦に固定され、基枠体の上部と下部に傾動可能
に鉤部材を枢支し、上下の鉤部材を基枠体の内側に摺動
可能に配設された連結杆により連結し、基枠体に取り付
けたシリンダ錠の錠軸にカム板を固定し、カム板の回転
に応じてカム板の係合部を連結杆に係合させて連結杆を
摺動させ、鉤部材を解錠動作させる下前扉用施錠具と、
を備え、上前扉用施錠具の施錠杆の下端部には解錠用操
作部が設けられ、下前扉を開いた状態で上前扉の下側か
ら解錠用操作部を操作して、上前扉用施錠具を解錠する
ように構成される。
【0010】ここで、キャビネット側に設ける受け金具
については、キャビネットの側壁部内側に1本の受け金
具を縦に固定し、その受け金具には上前扉用施錠具の上
下の鉤部が係止可能な係止部と下前扉用施錠具の上下の
鉤部材が係止可能な係止部を各々の位置に形成すること
ができる。
【0011】また、上前扉用施錠具の鉤部と下前扉用施
錠具の鉤部材に隣接する位置に基枠体の支持板を延設し
て当て部を形成し、鉤部又は鉤部材がキャビネット側に
設けた受け金具の係止部に係止され施錠された状態で、
係止部が当て部に当接可能な構造とし、これによって、
上前扉又は下前扉の上方への移動を阻止する構造とする
ことができる。
【0012】また、上前扉と下前扉が閉鎖された状態
で、下前扉用施錠具の上端部が上前扉用施錠具の施錠杆
の解錠用操作部に係合可能として、施錠杆の解錠側への
移動を阻止する構造とすることにより、上前扉用施錠具
の施錠杆が針金等で不正に動かされて、不正解錠される
行為を防止することができる。
【0013】
【作用】上記構成の回胴式ゲーム機の施錠装置は、上前
扉用施錠具が上前扉の自由端側に縦に固定され、下前扉
用施錠具が下前扉の自由端側に縦に固定される。キャビ
ネットの側壁部内側には、各施錠具の鉤部又は鉤部材を
係止可能な2対の係止部を有する受け金具が縦に固定さ
れる。
【0014】上前扉を閉じると、上部と下部に鉤部を有
する施錠杆が上下に移動して鉤部が受け金具の係止部に
係止され、施錠される。また、下前扉を閉じると、上部
と下部の鉤部材が傾動しながら受け金具の係止部に係止
され、施錠状態となる。
【0015】下前扉を解錠する場合は、所定の鍵をシリ
ンダ錠に挿入し、その錠軸を回してカム板を回動させ、
連結杆を介して鉤部材を傾動させ、受け金具の係止部と
の係合を解除して解錠する。また、上前扉を解錠する場
合は、下前扉を開いた状態で、その開口部から上前扉用
施錠具の下端部に手を差し入れ、その下部に突き出した
解錠用操作部を例えば下に引くように操作する。このと
き、上前扉用施錠具の施錠杆が例えば下に移動してその
上下の鉤部の係止部との係合が解除され、解錠されて下
前扉が開放される。
【0016】このように、回胴式ゲーム機の前扉が上下
に2分割され上前扉と下前扉として装着されている場
合、上前扉用施錠具と下前扉用施錠具によって各扉を独
立して施錠することができると共に、上前扉用施錠具に
ついては、シリンダ錠を設けずに鉤部を上下に有する施
錠杆を基枠体内に摺動可能に設けるだけの簡単な構造と
して、少ない部品点数で簡単に製造することができる。
また、シリンダ錠は下前扉用施錠具に設けられるだけで
あり、遊技メダルの充填等の際には、従来のような大型
の前扉ではなく、小型の下前扉のみを下前扉用施錠具を
解錠して開放し、作業を行うことができる。従って、小
型の下前扉のみを開放するため、邪魔にならず、また、
重要なキャビネット内上部の制御回路部を入れた上前扉
を閉じた状態で作業を行うことができるから、安全性を
確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は回胴式ゲーム機の斜視図を、図
2は同ゲーム機の縦断面図を示している。1は回胴式ゲ
ーム機のキャビネット(本体)で、キャビネット1の前
面開口部には、上下に2分割して形成された上前扉32
と下前扉31が、各々、蝶番を介して開閉可能に取り付
けている。
【0018】下前扉31の自由端部に下前扉用施錠具1
0が縦に取り付けられ、同様に上前扉32の自由端部に
上前扉施錠具20が縦に取り付けられる。一方、キャビ
ネット1側の対応箇所の内側縁部には受け金具33が縦
に固定され、受け金具33には、下前扉用施錠具10の
鉤部材7、8が係止される係止部34、35と、上前扉
施錠具20の鉤部27、28が係止される係止部36、
37が設けられる。
【0019】図3、4に示すように、下前扉用施錠具1
0の基枠体3は、取付板1と支持板2を断面略L字状
(一部断面略コ字状)に成形して縦長の枠状に形成さ
れ、支持板2の上部幅広部には鉤部材7が軸7aにより
傾動可能に軸支され、支持板2の下部幅広部には鉤部材
8が軸8aにより傾動可能に軸支される。また、取付板
1の上部寄りには、シリンダ錠4を取り付けるための補
助取付板12が左側に突き出して固定される。その補助
取付板12にはシリンダ錠4嵌挿用の孔が形成され、そ
の孔にフランジ4b付きのシリンダ錠4を嵌挿させ、フ
ランジ4bを補助取付板12にねじ止めして固定する。
【0020】上下の鉤部材7、8の中間部は軸9cで長
尺の連結杆9により連結される。連結杆9は、支持板2
の内側に沿つて摺動可能に配設される。支持板2の一部
を切り起してガイド部2aが形成され、このガイド部2
aによって連結杆9は摺動をガイドされ、また、連結杆
9に設けた長孔9bを支持板2の内側に突設されたガイ
ド凸部2bに嵌入させることによっても、連結杆9はそ
の上下動をガイドされる。連結杆9と作動杆6の間に、
連結杆9を上方に付勢し、作動杆6を下方に付勢するた
めのコイルばね13が掛けられる。作動杆6は、基枠体
1の中間部に取り付けた非接触スイッチ14をオンオフ
させるための部材で、連結杆9と支持板2の間に摺動可
能に配設される。
【0021】図4に示すように、シリンダ錠4の錠軸4
cの先端にカム板5が固定され、このカム板5には第一
係合部5aと第二係合部5bが設けられる。図4の反時
計方向にカム板5が回転した時、第二係合部5bが連結
杆9の係合部9aに係合して連結杆9を下方に移動さ
せ、鉤部材7、8を傾動させて解錠を行う。一方、図4
の時計方向にカム板5が回転した時、第一係合部5aが
作動杆6の係合部6aと係合して作動杆6を上方に移動
させ、非接触スイッチ14をオンオフさせる。
【0022】さらに、支持板2の下部が幅広に形成さ
れ、その幅広部の外側にローラ11が回転自在に軸支さ
れ、このローラ11は下前扉31の閉鎖時に、キャビネ
ット30側に取付けられた受け金具33の滑り板38上
にのり上げ、開閉動作を容易にする。
【0023】なお、シリンダ錠4は円筒部4aを有した
長尺の錠として形成され、シリンダ錠の先端が下前扉3
1の正面側に露出して位置するように長尺に形成され
る。
【0024】ところで、支持板2の上部と下部の鉤部材
7、8が軸支される箇所、つまり鉤部材7、8と隣接す
る支持板2の延設部分であって、鉤部材7、8の係合凹
部に進入した受け金具33の係止部34、35が当接可
能な部分に、当て部2cが形成される(図3)。この当
て部2cは施錠状態で鉤部材7、8が受け金具33の係
止部34、35に係合した状態で、下前扉31が持ち上
げられた場合、鉤部材7、8の下側への傾動を阻止する
と共に、下前扉31自体の上方への移動を阻止して、下
前扉31が蝶番の可動部ごと固定部から外されることを
防止する。
【0025】ゲーム機の蝶番は、通常、その扉側の可動
部をキャビネット側の固定部に上方から下方に差し込む
ようにして組み付けるため、その逆に扉側の可動部を上
方に押しあげると、蝶番が外れる恐れがあるが、この支
持板2の当て部2cによって下前扉31の上移動を阻止
し蝶番の外れを防止する。
【0026】下前扉用施錠具10は、図2、図11等に
示すように、スロットマシン等の回胴式ゲーム機におけ
る下前扉31の内側に、その基枠体3の取付板1をねじ
で固定して縦に装着される。シリンダ錠4は下前扉31
内を貫通し、その先端が下前扉の前面に露出する。一
方、キャビネット30側に、断面略L形で縦長の枠状に
形成された受け金具33が、上下の鉤部材7、8に対応
した位置に係止部36、37を各々設けて取付けられ
る。また、受け金具33の下部に滑り板38が設けられ
る。
【0027】一方、上前扉用施錠具20は、図6、図7
に示すように、基枠体23が取付板21と支持板22を
断面略L字状(一部断面略コ字状)に成形して縦長の枠
状に形成され、支持板2の内側に沿って施錠杆29が上
下に摺動可能に配設される。施錠杆29の上部と下部に
は鉤部27、28が後方に突出して一体に設けられ、更
に、施錠杆29の下部に解錠用操作部29aが下方に突
出して設けられる。また、施錠杆29にはガイド孔29
bが設けられ、そのガイド孔29bにガイドピン25が
挿通されて支持板22に取り付けられる。
【0028】更に、支持板22の一部を切り起こしてガ
イド部22aが形成され、このガイドピン25とガイド
部22aによって施錠杆29は縦に摺動可能にガイドさ
れる。また、この施錠杆29と取付板21との間にコイ
ルばね24がかけ渡され、施錠杆29を施錠側(上方)
に付勢している。また、取付板21の一部には、非接触
スイッチ14が施錠杆29の解錠動作時にオンオフ動作
するように取り付けられる。
【0029】また、この上前扉用施錠具20には、支持
板22の上部と下部に延設される部分であって鉤部2
7、28と隣接する箇所、つまり受け金具33の係止部
36、37が鉤部27、28と係合した状態で当接可能
な部分に、当て部22cが形成される(図6)。この当
て部22cは施錠時、鉤部27、28が受け金具33の
係止部36、37に係合した状態で、上前扉32が持ち
上げられた場合、鉤部27、28の下側への移動を阻止
すると共に、上前扉32自体の上方への移動を阻止し
て、上前扉32が蝶番の可動部ごと固定部から外される
ことを防止する。
【0030】上前扉用施錠具20は、図2、図12等に
示すように、スロットマシン等の回胴式ゲーム機におけ
る上前扉32の内側に、その基枠体23の取付板21を
ねじで固定して縦に装着される。この上前扉用施錠具2
0にシリンダ錠は設けてなく、簡単な構造であるから、
容易に上前扉32に装着することができ、また、上前扉
32の意匠性も悪化させることがない。
【0031】キャビネット30側には、断面略L形で縦
長の枠状に形成された受け金具33が、上下の鉤部2
7、28に対応した位置に係止部36、37を各々設け
て取付けられる。また、受け金具33の下部には滑り板
39が設けられる。受け金具33は、上前扉用施錠具2
0と下前扉用施錠具10の受け具として一体に形成さ
れ、一本の枠体上に係止部34、35、36、37と滑
り板38、39が鉤部材7、8に対応した位置、鉤部2
7、28に対応した位置、ローラ11、26に対応した
位置に設けられる。
【0032】上前扉32を閉鎖する場合は、上前扉32
をキャビネット30に対し押し付けるように閉じると、
上下の鉤部27、28が受け金具33の係止部36、3
7に当たり先ず鉤部27、28が下方に移動し次に上方
に移動して係止部36、37との係合が行われ、上前扉
32はロツクされる。また、下前扉31を閉鎖する場合
は、下前扉31をキャビネット30に対し押し付けるよ
うに閉じると、上下の鉤部7、8が受け金具33の係止
部34、35に当たり、先ず鉤部7、8が下方に傾動し
次に上方に戻って係止部34、35との係合が行われ、
下前扉31はロツクされる。このような閉鎖時、ローラ
11又は26はキャビネット側の受け金具33の滑り板
38又は39にのり、下前扉31又は上前扉32が僅か
に持ち上げられ、円滑に閉じられる。
【0033】図2に示すように、下前扉31と上前扉3
2が閉鎖された状態で、上前扉用施錠具20の施錠杆2
9の解錠用操作部29aは、下前扉用施錠具10の基枠
体3の上端部に係合可能(例えば解錠用操作部29aの
直下に基枠体3の上端部が位置して、解錠用操作部29
aの下方への移動を阻止する状態)に配置される。この
ため、針金等を上前扉32の隙間から差し込んで、上前
扉用施錠具20の施錠杆29を動かそうとしても、施錠
杆29は解錠側へ動かず、不正解錠を防止することがで
きる。
【0034】一方、メダル排出装置に遊技メダルを充填
するなどの際に、下前扉31を開く場合、鍵をシリンダ
錠4に差し込み、これを時計(右)方向に回す。シリン
ダ錠4の錠軸4cがカム板5を図4の反時計方向に回
し、カム板5上の第二係合部5bが連結杆9の係合部に
係合し、これを下方に摺動させる。この時、上下の鉤部
材7、8が下方へ傾動し、受け金具33の係止部34、
35との係合が外れ、解錠状態となり、下前扉31は開
放される。
【0035】このように、メダル排出装置に遊技メダル
を充填するなどの際には、従来のように大型の前扉を開
くのではなく、小型の下前扉31を開くだけでよいか
ら、簡単に遊技メダルの充填や保守点検等の作業を行う
ことができる。また、小型の下前扉のみを開放するた
め、邪魔にならず、重要なキャビネット内上部の制御回
路部を収容した部分は上前扉を閉じた状態で作業を行う
ことができるから、安全に作業を行うことができる。
【0036】上前扉32を解錠する場合は、下前扉31
を開いた状態で、その開口部から上前扉用施錠具20の
下端部に手を差し入れ、その下部に突き出した解錠用操
作部29aを下に引くように操作する。このとき、上前
扉用施錠具20の施錠杆29が下に移動してその上下の
鉤部27、28が係止される受け金具33の係止部3
6、37との係合が解除され、解錠されて下前扉31が
開放される。
【0037】非接触スイッチ14を動作させてリセット
をかける場合、下前扉31を解錠するための鍵を用い
て、解錠とは反対方向つまり反時計方向に鍵を回す。こ
の時、カム板5が図4の時計方向に回動し、その第一係
合部5aを作動杆6の係合部6aに係合させて作動杆6
を上方に動かし、これによって非接触スイッチ14をオ
ンオフ動作させる。これによって、非接触スイッチ14
からリセット信号が出力されリセットがかかる。
【0038】なお、上記実施例では、上前扉用施錠具2
0と下前扉用施錠具10の受け具として、一体に形成さ
れた受け金具33を使用したが、上前扉用施錠具20の
受け金具と下前扉用施錠具10の受け金具を別個に形成
することもできる。
【0039】また、上記実施例の下前扉用施錠具10
は、基枠体の上部と下部に鉤部材を傾動可能に枢支し、
上下の鉤部材を基枠体の内側に摺動可能に配設した連結
杆により連結し、シリンダ錠のカム板の係合部を連結杆
に係合させる構造としたが、この下前扉用施錠具も上前
扉用施錠具と同様に、施錠杆の上部と下部に鉤部を背面
側に突設した構造とし、シリンダ錠のカム板の係合部を
その施錠杆に係合させ、シリンダ錠の操作によって施錠
杆を摺動させ、同様に鉤部を上または下に移動させて解
錠する構造とすることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の回胴式
ゲーム機の施錠装置によれば、回胴式ゲーム機の前扉が
上下に2分割され上前扉と下前扉として装着されている
場合であっても、上前扉用施錠具と下前扉用施錠具によ
って各扉を独立して施錠することができると共に、上前
扉用施錠具については、シリンダ錠を設けずに鉤部を上
下に有する施錠杆を基枠体内に摺動可能に設けるだけの
簡単な構造として、少ない部品点数で簡単に製造するこ
とができる。
【0041】また、上前扉にはシリンダ錠を露出する箇
所を設けなくてもよいから、上前扉の正面の良好な意匠
性を保持できる。更に、シリンダ錠は下前扉用施錠具に
設けられ、遊技メダルの充填等の際に下前扉を開放する
際に解錠されるが、従来のような大型の前扉ではなく、
小型の下前扉のみを下前扉用施錠具によって解錠して開
放し、メダルの充填や点検作業等を行うことができる。
また、小型の下前扉のみを開放するため、邪魔になら
ず、重要なキャビネット内上部の制御回路部を収納した
上前扉は閉じた状態で作業を行うことができるから、安
全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回胴式ゲーム機の斜
視図である。
【図2】同回胴式ゲーム機の縦断面図である。
【図3】下前扉用施錠具の右側面図である。
【図4】下前扉用施錠具の背面図である。
【図5】上前扉用施錠具の拡大平面図である。
【図6】上前扉用施錠具の右側面図である。
【図7】上前扉用施錠具の背面図である。
【図8】下前扉用施錠具の平面図である。
【図9】下前扉を開放した状態の回胴式ゲーム機の断面
図である。
【図10】下前扉と上前扉を開放した状態の回胴式ゲー
ム機の断面図である。
【図11】下前扉用施錠具の施錠状態を示す右側面図で
ある。
【図12】上前扉用施錠具の施錠状態を示す右側面図で
ある。
【符号の説明】
1−取付板 2−支持板 3−基枠体 4−シリダン錠 5−カム板 7、8−鉤部材 9−連結杆 10−下前扉用施錠具 20−上前扉用施錠具 27、28−鉤部 29−施錠杆 30−キャビネット 31−下前扉 32−上前扉 33−受け金具 34、35、36、37−係止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前扉を上下に2分割して形成された上前扉
    と下前扉を、キャビネットの開口部に蝶番を介して開閉
    可能に取り付けてなる回胴式ゲーム機の施錠装置であっ
    て、 該上前扉の自由端側に縦に固定され、上部と下部に鉤部
    をキャビネット側に向けて突設した施錠杆を、基枠体内
    に摺動可能に配設した上前扉用施錠具と、 該下前扉の自由端側に縦に固定され、基枠体の上部と下
    部に傾動可能に鉤部材を枢支し、上下の該鉤部材を該基
    枠体の内側に摺動可能に配設した連結杆により連結し、
    該基枠体に取り付けたシリンダ錠の錠軸にカム板が固定
    され、該カム板の回転に応じて該カム板の係合部を該連
    結杆に係合させ該連結杆を摺動させて該鉤部材を解錠動
    作させる下前扉用施錠具と、 を備え、前記上前扉用施錠具の施錠杆の下端部に解錠用
    操作部が設けられ、該下前扉を開いた状態で該上前扉の
    下側から該解錠用操作部を操作して、該上前扉用施錠具
    を解錠することを特徴とする回胴式ゲーム機の施錠装
    置。
  2. 【請求項2】前記キャビネットの側壁部内側に1本の受
    け金具が縦に固定され、該受け金具には前記上前扉用施
    錠具の上下の鉤部が係止可能な係止部と前記下前扉用施
    錠具の上下の鉤部材が係止可能な係止部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回胴式ゲーム機の施
    錠装置。
  3. 【請求項3】前記上前扉用施錠具の鉤部と下前扉用施錠
    具の鉤部材に隣接する位置に基枠体の支持板を延設して
    当て部が形成され、該鉤部又は該鉤部材がキャビネット
    側に設けた受け金具の係止部に係止され施錠された状態
    で、該係止部が該当て部に当接可能とし、該上前扉又は
    下前扉の上方への移動を阻止することを特徴とする請求
    項1記載の回胴式ゲーム機の施錠装置。
  4. 【請求項4】前記上前扉と下前扉が閉鎖された状態で、
    前記下前扉用施錠具の上端部が前記上前扉用施錠具の施
    錠杆の解錠用操作部に係合可能として、該施錠杆の解錠
    側への移動が阻止される構造としたことを特徴とする請
    求項1記載の回胴式ゲーム機の施錠装置。
  5. 【請求項5】前扉を上下に2分割して形成された上前扉
    と下前扉を、キャビネットの開口部に蝶番を介して開閉
    可能に取り付けてなる回胴式ゲーム機の施錠装置であっ
    て、 該上前扉の自由端側に縦に固定され、上部と下部に鉤部
    をキャビネット側に向けて突設した施錠杆を、基枠体内
    に摺動可能に配設した上前扉用施錠具と、 該下前扉の自由端側に縦に固定され、上部と下部に鉤部
    をキャビネット側に向けて突設した施錠杆を、基枠体内
    に摺動可能に配設し、基枠体に取り付けたシリンダ錠の
    錠軸にカム板が固定され、該カム板の回転に応じて該カ
    ム板の係合部を該施錠杆に係合させ該施錠杆を摺動させ
    て該鉤部を解錠動作させる下前扉用施錠具とを備え、前
    記上前扉用施錠具の施錠杆の下端部に解錠用操作部が設
    けられ、該下前扉を開いた状態で該上前扉の下側から該
    解錠用操作部を操作して、該上前扉用施錠具を解錠する
    ことを特徴とする回胴式ゲーム機の施錠装置。
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