JP2000148295A - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

Info

Publication number
JP2000148295A
JP2000148295A JP10321673A JP32167398A JP2000148295A JP 2000148295 A JP2000148295 A JP 2000148295A JP 10321673 A JP10321673 A JP 10321673A JP 32167398 A JP32167398 A JP 32167398A JP 2000148295 A JP2000148295 A JP 2000148295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer device
shock absorbing
shock
absorbing member
absorbing members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10321673A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Aoyanagi
正久 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10321673A priority Critical patent/JP2000148295A/ja
Publication of JP2000148295A publication Critical patent/JP2000148295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】単純な構成でコンピュータ装置の耐衝撃特性を
向上することができる。 【解決手段】コンピュータ装置の夫々の角部に形状記憶
合金からなる衝撃吸収部材を設けた。外部からの軽度な
衝撃力に対しては衝撃吸収部材の弾性変形で、重度な衝
撃力に対しては衝撃吸収部材の塑性変形で対処すること
で、コンピュータ装置本体への衝撃力の付加を防止でき
る。衝撃吸収部材が塑性変形した場合は加熱処理するこ
とで、衝撃吸収部材を初期状態に戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上下ケースを改良し
たコンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンピュータ装置の構造
に係わる公知製品として、例えば、オフロードコンピュ
ータXC6000がある。
【0003】オフロードコンピュータXC6000は、
ハードディスクを内蔵するコンピュータ装置本体を下部
ケースに実装し、表示部を上部ケースに実装してなるハ
ンディタイプのコンピュータ装置において、上下ケース
の角やエッジ部を衝撃吸収ラバーで覆う構成としてい
る。本構成により、持ち運び時に発生する振動や衝撃等
のエネルギーを吸収することで、搬送性の向上を図って
いる。
【0004】また、別な公知事例として、特開平7−168
647号公報がある。
【0005】特開平7−168647 号公報記載のコンピュー
タ装置は、演算処理部と表示部が一体のケースで構成さ
れたコンピュータ装置において、前記ケースの外側に耐
衝撃材料からなる外カバーを一体に装着し、この外カバ
ーの各隅部に外側に突出するクッション部を一体に形成
している。これらの耐衝撃部材やクッション部はオレフ
ィン系エラストマー,ウレタンゴム等のウレタン系エラ
ストマー,ブチルゴム,シリコンゴム等の材料により構
成されている。
【0006】本構成により、例えばコンピュータ装置を
床に落下させた場合、外側に突出するクッション部で衝
撃エネルギーの多くが吸収され、次に、外カバー部で衝
撃エネルギーを吸収し、コンピュータ装置本体へのダメ
ージを軽減することで、搬送性の向上を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下の課題が存在する。
【0008】すなわち、衝撃力吸収部材としてラバーや
樹脂等を使用すると、その衝撃吸収特性が時間の経過と
ともに劣化すること、この劣化特性は周囲温度等の環境
によって劣化の程度が異なるためある程度の時間を使用
したら交換する必要がある。また、周囲環境温度で衝撃
吸収特性が変化し、特に低温においては衝撃吸収特性が
発揮できないことがある。このため、使用時間や使用環
境を考慮して使用しないと、コンピュータ装置本体が致
命的な損傷を被るという問題があった。
【0009】本発明の目的は、衝撃吸収特性を安定して
行うことができ、小型で単純な構成で対衝撃性が良好な
コンピュータ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、演算処理部を内蔵するコンピュータ装置
本体を下部ケースに実装し表示部を上部ケースに実装し
てなるハンディタイプのコンピュータ装置において、前
記上下ケースの外側角部に形状記憶合金からなる衝撃吸
収部材を設ける。前記の衝撃吸収部材は、コンピュータ
装置本体角部にあらゆる方向から衝撃力が作用しても衝
撃吸収部材が直接当接し、小さな衝撃力に対しては弾性
変形で、大きな衝撃力に対しては塑性変形で衝撃力を吸
収するように衝撃吸収部材を設けた。
【0011】前記衝撃吸収部材に大きな衝撃力が作用し
て、前記衝撃吸収部材が塑性変形した場合には、前記衝
撃吸収部材を所定温度で加熱して元の形状に戻すこと
で、初期性能を回復させる。前記衝撃吸収部材が塑性変
形した場合、回復のための加熱温度はコンピュータ装置
を使用する温度範囲の上限より高い温度となるように形
状記憶合金の組成を選択する。前記の加熱復元作業を容
易に行うため、前記衝撃力吸収部材はコンピュータ装置
本体から取り外し可能な構成としてもよい。
【0012】以上により、コンピュータ装置に対して、
外部からの衝撃力作用点となりやすいコンピュータ装置
角部に形状記憶合金からなる衝撃吸収部材を適正配置す
ることで、外部温度の変化や、時間の経過によらず、コ
ンパクト実装で安定した耐衝撃吸収特性を得ることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図3により説明する。
【0014】本実施形態におけるコンピュータ装置の全
体の構造を示す斜視図を図1に、衝撃吸収部材の上面図
を図2に、同衝撃吸収部材の側面図を図3に示す。図示
しない演算処理部を内蔵するコンピュータ装置本体を下
部ケース1に内蔵し、下部ケース1の上面には入力用の
キーボード2を設け、上部ケース3に演算処理内容を表
示する表示部4からなり、これら下部ケース1と上部ケ
ース2は、未使用時および搬送時には、下部ケース1の
キーボード2の面と上部ケース3の表示部4の面とが図
示しないヒンジ部を回転中心として閉じる構成となって
いる。さらに、下部ケース1の下側4個所の角部、上部
ケース3の上側4個所の角部には形状記憶合金からなる
衝撃力吸収部材5が設けられている。これら衝撃吸収部
材5の概略形状を図2および図3に示す。
【0015】図2は下部ケース1の前部左側角部に設け
た衝撃吸収部材5の上面図、図3は同じく下部ケース1
の前部左側角部に設けた衝撃吸収部材5の側面図を示し
たものである。図2において、取り付け部6が図示しな
い下部ケース1の底面固定部に結合される。この衝撃吸
収部材5が下部ケース1の前後,左右,下方から作用す
る衝撃力を吸収するため、コンピュータ装置本体には問
題となる衝撃力が作用することを防止できる。同様に、
下部ケース1および上部ケース2の各部に衝撃吸収部材
5を設けることにより、あらゆる方向から作用する衝撃
力に対してコンピュータ装置本体を防護することができ
る。
【0016】さらに、下部ケース1と上部ケース2を閉
じて搬送する時以外に、実使用時において下部ケース1
側が床等に当接するように落下した場合、下部ケース1
の底面4隅に取り付けられた衝撃吸収部材5が床等に直
接当接することで衝撃力を吸収し、コンピュータ装置本
体へ衝撃力が作用することを防止できる。なお、衝撃吸
収部材5の形状は、図2,図3に示した形状に限定され
るものではなく、コンピュータ装置の質量や、要求され
る耐衝撃仕様によって、その形状を設計すればよい。
【0017】また、衝撃吸収部材を構成する形状記憶合
金の材質は、耐衝撃仕様を満足する材質であればよく、
合金組成は限定されない。本実施例では、Ni−Ti−
Nb系の形状記憶合金を使用し、Co,Ta等の添加成
分を調整することで、目的とする衝撃吸収特性と、加熱
による組成変形部の回復を行うことができた。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータ装置の角
部に設けた形状記憶合金製の衝撃吸収部材により、コン
ピュータ装置に加わる衝撃力を効率良く吸収すること
で、コンピュータ装置の損傷を防止することができる。
さらに、衝撃吸収部材の塑性変形を伴う大きな衝撃力を
受けても、衝撃吸収部材を過熱することで初期性能に戻
すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にコンピュータ装置の全体構
造を表す斜視図である。
【図2】図1に示した衝撃吸収部材の形状を示す上面図
である。
【図3】図1に示した衝撃吸収部材の形状を示す側面図
である。
【符号の説明】
1…下部ケース、2…キーボード、3…上部ケース、4
…表示部、5…衝撃力吸収部材、6…衝撃力吸収部材取
り付け部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算処理部を内蔵するコンピュータ装置本
    体をケース下部に実装し、表示部をケース上部に実装し
    てなるコンピュータ装置において、前記上下ケースの外
    側角部に形状記憶合金からなる衝撃吸収部材を設けたこ
    とを特徴とするコンピュータ装置。
JP10321673A 1998-11-12 1998-11-12 コンピュータ装置 Pending JP2000148295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321673A JP2000148295A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 コンピュータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10321673A JP2000148295A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 コンピュータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000148295A true JP2000148295A (ja) 2000-05-26

Family

ID=18135147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10321673A Pending JP2000148295A (ja) 1998-11-12 1998-11-12 コンピュータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000148295A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1304609A3 (en) * 2001-10-18 2005-07-13 Fujitsu Limited Notebook type information processing apparatus
JP2006178716A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Toshiba Corp 電子機器
JP2006245861A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Nec Saitama Ltd 締結具隠蔽用キャップ及び携帯用電子機器
KR100760224B1 (ko) 2003-11-28 2007-09-20 가부시끼가이샤 도시바 이동형 전자 장치
JP2012048411A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Toshiba Corp 電子機器
KR101545693B1 (ko) * 2014-05-02 2015-08-20 인하대학교 산학협력단 형상기억합금을 적용한 휴대용 퍼스널컴퓨터

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1304609A3 (en) * 2001-10-18 2005-07-13 Fujitsu Limited Notebook type information processing apparatus
US7031146B2 (en) 2001-10-18 2006-04-18 Fujitsu Limited Notebook type apparatus
EP2037346A1 (en) * 2001-10-18 2009-03-18 Fujitsu Limited Notebook type information processing apparatus
KR100760224B1 (ko) 2003-11-28 2007-09-20 가부시끼가이샤 도시바 이동형 전자 장치
JP2006178716A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Toshiba Corp 電子機器
JP4537843B2 (ja) * 2004-12-22 2010-09-08 株式会社東芝 電子機器
JP2006245861A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Nec Saitama Ltd 締結具隠蔽用キャップ及び携帯用電子機器
JP2012048411A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Toshiba Corp 電子機器
KR101545693B1 (ko) * 2014-05-02 2015-08-20 인하대학교 산학협력단 형상기억합금을 적용한 휴대용 퍼스널컴퓨터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100760224B1 (ko) 이동형 전자 장치
US20060181843A1 (en) Portable microcomputer and display unit
JP4905815B2 (ja) 緩衝部材、腕時計の衝撃緩衝構造および腕時計
US7743995B2 (en) Terminal design with shock isolation assembly
US11228334B2 (en) Case structure
US8887909B2 (en) Protective encasing for a mobile computing device
JP2000148295A (ja) コンピュータ装置
US6036287A (en) Portable computer with endurance against shock
JP4592495B2 (ja) 電子機器
JPH10322039A (ja) 電子機器の耐衝撃構造
JP2011248437A (ja) 携帯型表示端末の保護カバー
JP4641665B2 (ja) 携帯型情報処理端末
JPH07168647A (ja) コンピュータ
CA2194508C (en) A bag buffer
JP2016071785A (ja) ゴム脚構造及び電子機器
US6721173B2 (en) Electronic apparatus comprising a housing including a hard-disk drive
JP2000277935A (ja) 衝撃緩衝構造を有する電子機器
JP2001005560A (ja) コンピュータ装置
JPH07110726A (ja) 情報処理装置
JP4537843B2 (ja) 電子機器
KR101070632B1 (ko) 디스플레이패널조립체를 보호하는 완충부재가 마련된휴대용 컴퓨터
JP2003051681A (ja) 携帯型電子機器の筐体構造
CN207476102U (zh) 一种具有散热功能的云服务器
KR20160085502A (ko) 배터리 일체형 휴대폰의 모서리 케이스
TWM523887U (zh) 電子裝置