JP2000147134A - 金属異物検出方法および装置 - Google Patents

金属異物検出方法および装置

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JP2000147134A
JP2000147134A JP10318992A JP31899298A JP2000147134A JP 2000147134 A JP2000147134 A JP 2000147134A JP 10318992 A JP10318992 A JP 10318992A JP 31899298 A JP31899298 A JP 31899298A JP 2000147134 A JP2000147134 A JP 2000147134A
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metal foreign
electrodes
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JP10318992A
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Katsuomi Takehara
克臣 竹原
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Original Assignee
Takehara Kikai Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査すべき小片16が、基板12上に設けら
れた検出面14の上を通過する過程で、その小片16の
集合中に含まれた金属異物を検出し、捕獲し・除去する
方法および装置を提供する。 【解決手段】 上記検出面14には、第1電極24aと
第2電極26aとを微細間隔を置いて相互に隣接させた
配線パターン22を設け、この配線パターン22上で異
物を捕獲する事により、異物が第1および第2の両極間
24a,26aを短絡させ、異物捕獲の信号を発信す
る。この信号は制御回路32により、記録、警報発生、
操業停止などに利用される。磁性体異物の場合は、磁石
で捕獲・除去され、またその短絡促進のため、磁石64
と基板14とを相対運動させ、磁場の変化により異物を
移動させる。異物検出面は、板状、無端ベルト状、円筒
状に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非導電性材料から
なる小片の集合に含まれる金属異物を検出する金属異物
検出方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】全芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊
維、商品名:ケブラー)は、例えば、これを細かく切断
して得た切断小片(約1から数ミリメートル)を、先端
複合材、プリント基板、タイミングベルト、ブレーキラ
イニング、塗料などに混入して強化材料として使用され
る。ところが、この切断小片の集合には、アラミド繊維
の製造、梱包、搬送、取り扱いの工程中、およびアラミ
ド繊維の切断工程中に異物が混入する危険がある。ま
た、混入した異物は最終製品の品質を著しく低下させる
恐れがある。例えば、アラミド繊維の切断小片をプリン
ト基板の強化材料として利用する場合において導電性金
属が混入すると、この導電性金属によりプリント基板に
配線された回路が短絡することがある。
【0003】そこで、従来、アラミド繊維の切断小片の
集合から金属異物を検出し除去する方法および装置とし
て、切断小片をガイドするための傾斜した基板(シー
ト)と、この基板の背後に配置された磁石とを利用し、
基板に沿って切断小片を落下させながら、この切断小片
に混入している金属異物を磁石で吸引して基板に捕獲す
るものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法および装置では、確かに、金属異物を捕獲することは
できるが、いつ金属異物が捕獲されたかを知り得なかっ
た。金属異物がひとつでも捕獲された場合には、その前
後にも金属異物が捕獲されないまま検出装置を落下し、
出荷小片に混入したおそれがある。そのため、基板上に
金属異物が確認された場合、この基板をセットしてから
異物確認時までに検査したすべての切断小片を再検査し
なければならなかった。
【0005】また、基板上に確認された金属異物が繊維
切断用カッタの破片であれば、この破片の発生時から検
出時までの間、目的の長さの切断小片が得られていない
可能性がある。
【0006】さらに、上述した方法および装置では磁石
を用いて金属異物を検出しているので、非磁性金属から
なる異物は検出できない。
【0007】そこで、本発明は、非導電性材料からなる
小片の集合から金属異物を電気的に検出する金属異物検
出方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の金属異物検出方法および装置は、非導電性
材料からなる小片を滑落させる傾斜面を備えた非導電性
基板と、複数の第1電極と複数の第2電極とを有し、こ
れら第1電極と第2電極が、上記小片に含まれ得る導電
金属の異物を通じて電気的に接続され得るように上記傾
斜面に配置した検出回路と、を利用している。
【0009】この金属異物検出方法および装置によれ
ば、非導電性材料からなる小片(例えば、所定の長さに
切断されたアラミド繊維の小片)は、非導電性基板の傾
斜面に沿って滑落される。このとき、小片に紛れ込んで
いる金属異物も、この小片とともに傾斜面に沿って滑落
する。そして、滑落中、金属異物は、これが導電性を有
する限りにおいて(磁性、非磁性を問わない)、第1電
極と第2電極とを電気的に接続して短絡する。したがっ
て、検出回路の出力を検出することにより、傾斜面を滑
落中の小片に金属異物が含まれていたことを検出でき
る。また、いつの時点で金属異物が検出されたかを容易
に確認できる。
【0010】本発明の他の形態に係る金属異物検出装置
は、上記傾斜した上面の反対側にある基板の下面に近接
して配置された磁石を有する。この形態によれば、磁性
の金属異物は基板の上面に保持され、確実に非導電性の
小片から分離回収できる。また、基板の上面に保持され
た金属異物は第1電極と第2電極を短絡し、これにより
金属異物の捕獲が検出される。
【0011】磁石は基板の下面に対向するすべての領域
に設ける必要はなく、基板の下面に近接する空間を上部
領域と下部領域とに分けると共に少なくとも上部領域に
は磁石を設け、これら上部領域と下部領域に含まれる検
出回路部分をそれぞれ上部検出回路と下部検出回路に分
離してもよい。この形態では、基板の上面に沿って滑落
する磁性の金属異物は上部領域に対向する領域で検出さ
れ捕獲される。他方、非磁性の金属異物は磁石により上
部領域に捕獲されることなく下部領域に移動し、そこで
下部領域にある下部検出回路で存在が確認される。した
がって、上部検出回路と下部検出回路における信号を検
出することにより、非導電性材料に含まれていた金属異
物が磁性金属か非磁性金属かを区別できる。
【0012】本発明の他の形態の金属異物検出装置で
は、上記基板、上記磁石の少なくとも何れか一方が他方
に対して移動可能に支持されている。この形態によれ
ば、磁石と基板との相対的移動により、基板の上面に磁
気的に保持されている金属異物に対する磁界が変化す
る。その結果、第1電極と第2電極との間、または一方
の電極上にのみ保持されていた金属異物が移動し、第1
電極と第2電極を電気的に短絡させる。したがって、捕
獲された金属異物の存在を確実に検出できる。
【0013】本発明の他の形態の金属異物検出装置で
は、上記傾斜面は複数の分割領域からなり、それぞれの
分割領域に上記検出回路が設けられ、それぞれの検出回
路はそれぞれ電気的に独立している。この形態によれ
ば、どの領域に、どの程度の大きさの金属異物が捕獲さ
れているのかを容易に知ることができる。
【0014】なお、基板は、平坦な板材、回転自在な無
端ベルト、円筒体のいずれで形成してもよい。特に、無
端ベルト、円筒体からなる基板の場合、磁石と基板との
相対的移動を容易に得ることができるという利点があ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(1)第1実施形態 図1において、非導電性材料からなる小片(例えば、所
定の長さに切断されたアラミド繊維の小片)の集合から
金属異物を検出する金属異物検出装置10は、斜めに配
置された基板12を有する。基板12は、少なくとも基
板上面14を形成する材料が非導電性材料(例えば、ガ
ラス、合成樹脂)からなる平坦な長方形の硬い板材また
はフレキシブルなフィルムで形成されている。
【0016】基板12の上端部近傍には、基板上面14
に非導電性材料の小片16を供給するために、ガイド1
8が設けてある。他方、基板12の下端部近傍には、基
板上面14に沿って滑落した小片16を捕獲して回収す
るためのボックス20が配置されている。
【0017】基板上面14は、小片16に含まれ得る金
属異物(本実施形態では、導電性金属の小片)を検出す
るために、配線パターン22を有する。配線パターン2
2は図2に詳細に示すように、縦方向に平行に伸びる2
つの帯状配線(幹線)24、26と、配線24、26か
ら水平方向に相互に対向して伸びる複数の帯状配線(支
線)24a,26aとを備えており、配線24aと26
aとは交互に隣接しながらそれらの間に所定の間隔を置
いて絶縁されている。
【0018】配線パターン22は、周知の技術(例え
ば、エッチング、印刷)により形成することができる。
また、配線24a,26aの幅、および相隣接する配線
24aと26aとの隙間は、例えば125μm以下とす
るのが好ましい。
【0019】配線パターン22の配線24、26は、図
3に示す検出回路28に組み込まれ、本実施形態では、
配線24が電源29の正極、配線26が電源29の負極
に接続される。検出回路28は、正極に接続された配線
24と負極に接続された配線26とが基板上面14を滑
落する導電性の小片により電気的に接続されたときに検
出回路28に流れる電流を検出する電流計30を備えて
いる。電流計30は制御回路32に接続されており、電
流計30の出力が制御回路32で検出されている。制御
回路32は、電流計30に電流が流れたときの日時(日
付、時分)を記録する記録装置34と、電流計30に電
流が流れたときに警報を発する警報装置36(例えば、
ブザー、ランプ)に接続されている。制御回路32はま
た、金属異物検出装置10がアラミド繊維を切断する工
程の後などに配置されている場合、電流計30に電流が
流れたときに、切断工程の切断機38を停止するように
してもよい。
【0020】以上の構成を有する金属異物検出装置10
によれば、例えば、所定の長さに切断されたアラミド繊
維の小片16が、ガイド18に案内されて基板上面14
に供給される。供給された小片16は基板上面14に沿
って分散しながら滑落し、ボックス20に回収される。
【0021】小片16に導電性の金属異物(例えば、切
断刃の欠片)が含まれている場合、この金属異物は基板
上面14を滑落する途中で相隣接する配線24aと26
aに接触する。そのとき、金属異物を介して相隣接する
配線24aと26aとの間に電流が流れ、これが電流計
30で検出される。制御回路32は、電流計30からの
信号をもとに、記録装置34を起動して金属異物の検出
時刻を記録し、警報装置36を起動して警告を発し、必
要ならば、切断機38を停止する。
【0022】したがって、この金属異物検出装置10に
よれば、非導電性材料の小片に導電性の金属異物が含ま
れている場合、金属異物が磁性、非磁性であるかを問わ
ず、その存在を検出するとともに、どの時点で検査した
材料に金属異物が混入していたかを知ることができる。
【0023】(2)第2実施形態 図4は、金属異物検出装置の第2実施形態を示す。この
金属異物検出装置50は、基板12の背後にこの基板1
2を支持する箱型のハウジング52を備えている。ハウ
ジング52は、基板12に対向する底壁54と、この底
壁54と基板12を連結する周壁56とを有する。ハウ
ジング52の中には、小片16の滑落方向と平行に一つ
又は複数のガイド58が設けてある。ガイド58は、こ
れに沿って移動可能に複数のスライダ60を有し、これ
らスライダ60にサポート62が固定されている。サポ
ート62は、基板12の裏面63に対向して、基板12
の幅よりも僅かに小さな水平方向長さを有する複数の棒
状磁石64を支持している。本実施形態では、磁石64
は、基板12に対向してS極とN極が交互に位置するよ
うに、基板12との対向する部分に磁極が形成されてい
る。
【0024】サポート62をガイド58に沿って移動さ
せる機構66は、底壁54に固定されたモータ68を有
する。モータ68の駆動軸70には円板72が固定され
ている。また、円板72は、駆動軸70から離れた場所
にこれと平行な偏心ピボット74を備えており、このピ
ボット74に連結棒76の一端が回転自在に連結してあ
る。連結棒76の他端は、サポート62の底に固定した
ブラケット78に取り付けたピボット80に回転自在に
連結されている。したがって、モータ68を駆動する
と、連結棒76及びこれに連結されたブラケット78と
サポート62そしして磁石64が基板12と平行に往復
移動する。
【0025】この実施形態の金属異物検出装置50によ
れば、検査する小片16に含まれている磁性の金属異物
は磁石64に吸引されて基板12上に保持される。磁石
64に保持された基板12上の金属異物は、小片16と
の接触により無理に移動させられることが無ければ保持
されている場所を動くことはないが、この金属異物検出
装置50ではモータ68の駆動とともに磁石64が移動
し、これにより該磁石64により形成されている磁界が
移動するので、例えば、基板12の近傍図5(a)、
(b)の拡大図に示すように、配線24aと26aとの
間、もしくはどちらか一方のみの配線に保持された金属
異物82が磁界の変化に応じて点線位置から実線位置に
移動する。そのため、微小な金属異物であっても確実に
検出し、回収できる。このモータ駆動式による磁石64
の移動ストローク幅は、金属異物が電極間の隙間1つを
移動するのに必要な磁界の変化を起こすものであればよ
く、実施例では電極間の隙間125μmに対し、ストロ
ーク幅を5mmとしている。
【0026】(3)第3実施形態 図6は、金属異物検出装置の第3実施形態を示す。この
金属異物検出装置100は、斜めに配置された平板状の
傾斜基台110を有する。傾斜基台110の上端と下端
の近傍には、傾斜基台110に対して垂直に上部傾斜壁
114と下部傾斜壁116が固定されている。上部傾斜
壁114と下部傾斜壁116との間には、それらの略中
段に、傾斜基台110と平行にテーブル118が固定さ
れている。傾斜基台110と反対側にあるテーブル11
8上面には複数の磁石120が、上述した第1及び第2
実施形態と同様に配置されて固定されている。上部傾斜
壁114と下部傾斜壁116の外側にはそれぞれ水平に
伸びるローラ124と126が回転自在に配置され、こ
れらのローラ124,126に金属異物検出基板130
が支持されている。
【0027】検出基板130は、本実施形態では、非導
電性材料からなるフレキシブルフィルムからなり、磁石
120と反対側の上面に、第1実施形態及び第2実施形
態と同様に第1及び第2の電極(図示せず)が設けてあ
る。これら第1及び第2の電極の配置、およびこれらを
含む検出回路の構成は第1の実施形態で説明したものと
同一であるから、説明は省略する。
【0028】検出基板130の下端部はスプリング13
2に連結されている。他方、検出基板130の上端部は
往復移動機構140に連結され、この往復移動機構14
0の駆動に基づいて、スプリング132の引張力に抗し
て、検出基板130が上下方向(矢印160方向)に周
期的に往復移動するようにしてある。
【0029】往復移動機構140は、上部傾斜壁114
の外面に固定された支持部142と、この支持部142
に支持されたモータ144と、モータ144の駆動軸1
46に固定された円板148と、駆動軸から離れた場所
で円板148に固定された偏心軸150と、この偏心軸
150と検出基板130の上端部とを連結する連結部1
52とからなり、モータ144の駆動に基づいて駆動軸
146が回転すると円板148が回転すると共に偏心軸
150が駆動軸146を中心とする円上を移動し、これ
により、スプリング132の引張力に抗して、ローラ1
24,126に支持された検出基板130が矢印160
方向に周期的に往復移動するようにしてある。なお、本
実施形態では、ローラ124,126の間には複数のロ
ーラ134,136が配置され、これにより検出基板1
30の撓みが最小限に抑えてある。
【0030】本実施形態に係る金属異物検出装置100
の動作を説明する。この金属異物検出装置100では、
モータ144の駆動に基づいて検出基板130が矢印1
60方向に往復移動する。非導電性材料からなる小片
は、検出基板130の上端部近傍に配置されたガイド1
8を通じて検出基板130上に落下供給されたのち、検
出基板130に沿って滑落し、回収ボックス154に回
収される。検出基板130上に供給された小片16に磁
性で導電性の金属異物(例えば、切断刃の欠片)が含ま
れている場合、この金属異物は磁石120の磁力に引か
れて検出基板130上に保持される。保持された金属異
物は、第2の実施形態で説明したように、磁石120に
対する検出基板130の相対移動により位置が変化し、
電極間を電気的に接続して電気的に検出される。他方、
小片16に含まれた金属異物が非磁性で導電性の金属異
物(例えば、アルミニウム片、銅片)の場合、この金属
異物は検出基板130上に保持されることなく、小片と
共に滑落する。しかし、滑落する途中で第1と第2の電
極とを電気的に接続すると、その接続が検出回路で検出
され、必要ならば記録される。
【0031】なお、本実施形態において、検出基板13
0はフレキシブルフィルムで形成しているが、少なくと
も、ローラ124,126の間で往復移動する部分は合
成の基板で形成するとともに、この基板の上端及び下端
にフレキシブルな材料からなるシートを接続し、このシ
ートがローラ124,126上を移動するようにしても
よい。
【0032】以上、第2および第3の実施形態に係る金
属異物検出装置では、傾斜基板背後の全域に磁石を配置
したが、図6に示すように、傾斜基板背後の領域を上部
領域と下部領域に分け、上部領域にのみ磁石を配置する
と共に、小片を受ける傾斜基板の上面に配置される第1
及び第2電極の配線パターンを、上部領域に対応する上
部配線部分と下部領域に対応する下部配線部分に分け、
上部領域の配線パターン上に磁性金属の異物を捕獲し、
下部領域の配線パターンで非磁性金属の異物を検出する
ようにしてもよい。このようにすれば、電気的に検出さ
れた金属異物が磁性金属であるか、それとも非磁性金属
であるかを容易に区別できる。
【0033】なお、第2実施形態では磁石を、第3実施
形態では検出基板を駆動するものとしたが、必要に応じ
て磁石と検出基板の両者を駆動するようにしてもよい。
【0034】(4)第4実施形態 図7は、金属異物検出装置の第4実施形態を示す。この
金属異物検出装置200は、第3実施形態と同様に、斜
めに配置されたテーブル218と、このテーブル218
上に配置された複数の磁石220を有する。テーブル2
18の上端部と下端部には、これと直交する方向に上部
傾斜壁214と下部傾斜壁216が設けてある。上部傾
斜壁214には、モータ244がその駆動軸246を水
平に位置させて固定され、この駆動軸246にローラ2
48が固定されている。また、最上位にある磁石221
の近傍には、少なくとも外周部を磁石で形成したローラ
224がローラ248と平行に配置され、他方、傾斜し
た検出基板230の傾斜部最下位には、ローラ226が
ローラ248と平行に設けてある。さらに、テーブル2
18の下端近傍には、ローラ248と平行に、ローラ2
50が回転自在に配置されている。これらのローラに
は、非導電性の材料からなるフレキシブルフィルムから
なる無端状の検出基板230が支持されており、モータ
244の駆動に基づいて、矢印260方向に回転するよ
うにしてある。この内ローラ250は上下方向に移動自
在式となっており、この自重による張力で検出基板23
0の撓みを防ぐものとしている。また、検出基板230
の外周面には、図2及び図3で示すように、第1の電極
と第2の電極が配置されて検出回路を構成している。
【0035】なお、本実施形態の検出基板230は回転
ベルトで形成されており、モータ244の駆動に基づい
て第1及び第2の電極が移動する。したがって、第1及
び第2の電極と電源との電気的接続を得るために、本実
施形態では、これら第1及び第2の電極を、検出基板2
30の縁部又は該検出基板230に設けたスルーホール
を介して検出基板230の内面に伸ばすと共に、検出基
板230の内側には第1及び第2の電極の伸長部にそれ
ぞれの接触する接点部材(ブラシ)280を設け、これ
ら第1及び第2の電極の伸長部と対応する接点部材との
接触により、検出回路を構成している。この場合、検出
基板230を挟んで接点部材の反対側にはベルト支持部
材(図示する実施形態ではローラを用いている。)28
2を設け、これにより接点部材が第1及び第2の電極の
伸長部に確実に接触するようにするのが好ましい。
【0036】この金属異物検出装置200では、モータ
244の駆動により無端状の検出基板230が矢印26
0方向に回転する。非導電性材料からなる小片16は、
最上位の磁石221の近傍に配置されたガイド18を通
じて検出基板230上に落下供給されたのち、検出基板
230に沿って滑落し、回収ボックス254に回収され
る。
【0037】検出基板230上に供給された小片16に
磁性で導電性の金属異物(例えば、切断刃の欠片)が含
まれている場合、この金属異物は磁石220の磁力に引
かれて検出基板230上に保持される。保持された金属
異物は、第2の実施形態で説明したように、磁石220
に対する検出基板230の移動により位置が変化し、電
極間を電気的に接続して電気的に検出される。また、保
持された金属異物は、検出基板230の回転と共に上方
に搬送され、ローラ224を超えて磁石の領域外に搬送
される。このとき、ローラ224は少なくともその外周
部が磁石で形成されているので、磁石の対向部を通過し
た検出基板230部分に保持されている金属異物はロー
ラ224の周囲を移動する際も検出基板に確実に保持さ
れている。ローラ224から次のローラ248に至るま
での検出基板230部分はほぼ水平に伸びているので、
磁石やローラの磁界が及ばなくても、金属異物は検出基
板230上に保持されて搬送される。その後、検出基板
230がローラ248を超えると、金属異物は検出基板
230から離れて自由落下し、ローラの下方に配置され
た金属異物回収ボックス258に回収される。
【0038】他方、小片16に含まれた金属異物が非磁
性で導電性の金属異物(例えば、アルミニウム片、銅
片)の場合、この金属異物は検出基板230上に保持さ
れることなく、小片と共に滑落する。しかし、滑落する
途中で第1と第2の電極とを電気的に接続すると、その
接続が検出回路で検出され、必要ならば記録される。
【0039】なお、磁石220は、テーブル218の全
長にわたって設けられてもよいが、図7においては、上
部領域にのみ磁石を配置してある。これは非磁性で導電
性の金属異物(例えば、アルミニウム片、銅片)が磁場
を通過すると、電磁誘導によりその導電性金属異物に磁
界の変化を打ち消す方向に渦電流が発生し得る。このた
め金属異物が磁石に反発して検出基板230上の電極に
接触しがたい環境ともなり得ることから、これを避ける
目的で磁石のない領域を設けたものである。第2、第3
の実施態様においても、同様趣旨からしても磁石の存在
しない検出領域を設けておくことが好ましい。
【0040】(5)第5実施形態 第5実施形態の金属異物検出装置を図8および図9に示
す。図8は、全体概略図で、そのX−X断面を図9に示
している。この金属異物検出装置300は、略水平に配
置された円筒ドラム状の検出基板(以下、「検出ドラ
ム」という。)330を有する。検出ドラム330は少
なくとも外周部が非磁性、非導電性材料からなり、上述
した実施形態と同様の配線パターンを外周面に備えてい
る。検出ドラム330はまた、一端が開放され、他端に
フランジ332が固定されている。フランジ332の中
央部には、検出ドラム330と平行に伸びる、モータ3
44の駆動軸346が連結されており、このモータ34
4の駆動に基づいて検出ドラム330が矢印360方向
に回転するようにしてある。検出ドラム330の外周面
に近接して、第4実施形態で説明したものと同様の一対
のブラシ380が配置され、これらのブラシが配線パタ
ーンに含まれる第1と第2の電極とそれぞれ電気的に接
続されている。
【0041】検出ドラム330の内側には、その一端開
放部から挿入された磁石ユニット310が配置されてい
る。磁石ユニット310は、検出ドラム330の中心軸
に沿って伸びる固定軸318と、この固定軸318の周
囲に配置された複数の磁石320からなる。本実施形態
では、磁石320は6個用意されており、検出ドラム3
30の上端部に対向する位置から検出ドラム330の回
転方向に関して約225度回転した位置まで、45度の
間隔を置いて等間隔に配置されている。また、各磁石3
20は、検出ドラム330の内周面に対向する部分に磁
極が形成され、隣接する磁石の磁極はそれぞれ異なる極
性を有する。
【0042】このように構成された金属異物検出装置3
00では、非磁性材料からなる小片16は検出ドラム3
30の上端部近傍に落下供給される。供給された小片1
6は、モータ344の駆動に基づく検出ドラム330の
回転と共に矢印360方向に搬送され、検出ドラム33
0の上端部から約90度移動した位置で検出ドラムから
分離し、その下方に配置された回収ボックス354に回
収される。
【0043】他方、検査する小片16に含まれている磁
性の金属異物は磁石320に吸引されて検出ドラム33
0の外周面に保持される。保持された磁性の金属異物
は、検出ドラム330の回転と共に、上端部から約22
5度回転した位置まで搬送され、そこに対向している磁
石321との対向部を通過すると、磁石の拘束から外れ
て検出ドラム330の外周面から離脱し、下方に配置さ
れている異物回収ボックス358に捕獲される。
【0044】また、検出ドラム330の外周面に保持さ
れた磁性金属の異物は、各磁石320との対向部を通過
する際に磁界の変化により検出ドラム330に対して若
干移動し、配線の間に保持された金属異物も確実に検出
される。非磁性金属の異物も、検出ドラムの外周面に沿
って移動する際に第1と第2の電極を電気的に接続して
検出される。
【0045】なお、図9では、点線で示した磁石2個を
取り除いているが、この部分にも磁石を設けてもよい。
この場合には捕獲された磁性体異物は、検出ドラム33
0上に保持されたまま回転を続けることとなる。又磁石
の数は、検出ドラム330の径、磁石320の幅など、
必要に応じこれより多くしても少なくしてもよい。
【0046】(6)第6実施形態 第6実施形態の金属異物検出装置を図10および図11
に示す。この金属異物検出装置400は、略水平に配置
された円筒体460を有する。円筒体460の一端は開
放され、他端はフランジ462で閉じられている。フラ
ンジ462には、中心軸を中心とする所定半径の円状
に、60度の間隔を置いて、非磁性で非導電性の材料か
らなる6つの検出筒418が中心軸と平行に固定されて
いる。なお、検出筒418の端部に対向するフランジ部
分462は切除され、検出筒418の内部と円筒体46
0の内部が連通している。また、検出筒418がフレキ
シブルフィルムで形成されている場合には、検出筒41
8を保持するに十分な長さの樹脂などで成形された円筒
状のライナー(図示せず)を別途設けてその一端部を円
筒体460内部に連通させて固定し、そのライナーの上
にフィルム状の検出筒418を被せるようにしてもよ
い。
【0047】検出筒418の外周部には、上述した各実
施形態と同様の配線パターンが形成されており、これら
の配線パターンはリード線482から円筒体460の外
周部に形成された配線476及びこの配線476に接触
する図示しないブラシを介して電源等に接続され、これ
により図3に示す検出回路と同様の回路が構成されてい
る。
【0048】円筒体460の外周部にはその周方向に連
続した無端状溝465が形成されている。この無端状溝
465は、中心軸に直交する断面に対して左右に正弦波
状に蛇行している。また、無端状溝465には、図示し
ない装置フレームに固定された固定ガイド部材468の
端部472が位置させてあり、円筒体460を回転する
と、この回転に従って、円筒体460が中心軸方向に往
復移動するようにしてある。この往復運動のストローク
幅は、本実施例では5mmとしている。
【0049】円筒体460の内側にはその一端開放部か
ら柱状部材452が同軸的に挿入されている。柱状部材
452は、円筒部材460に対して、周方向の回転が規
制されているが、軸方向への移動はできるようにしてあ
る。柱状部材452の外側端部には、その中心にモータ
444の駆動軸446が連結されている。他方、柱状部
材452の内側端部には、そこから各検出筒418の内
部に向かって各個に磁石454が伸びている。各磁石4
54は、検出筒418の内周面に対向する部分に磁極が
形成されており、その磁極は、円筒面上で軸方向にN極
とS極が交互に繰り返される。
【0050】このように構成された金属異物検出装置4
00では、モータ444の駆動軸446を駆動すると柱
状部材452が矢印480方向に回転する。柱状部材4
52の回転は、この柱状部材452との相対的回転が規
制されている円筒体460に伝達される。その結果、円
筒体460の端部に取り付けた複数の検出筒418が、
円筒体460の中心軸を中心として旋回する。また、円
筒体460は、外周の溝465に挿入されているガイド
部材472に案内され、矢印490に示す中心軸方向に
往復移動し、この動きに合わせて複数の検出筒418も
往復移動するため、磁石454と検出筒418との間で
相対移動が生まれる。
【0051】検査すべき非導電性材料の小片16は、検
出筒418の上方から落下供給され、検出筒418の外
周面に接触する。このとき、小片16に導電性の金属異
物が含まれていれば、この金属異物が検出筒外周418
の配線パターンを短絡することにより検出される。ま
た、金属異物が磁性金属であれば、この金属異物は磁石
に吸引されて検出筒418の外周面に保持される。磁石
454と検出筒418との相対運動により、磁性金属異
物の検知は、より確実なものとなる。
【0052】検出面の電極パターンに関する他の実施態
様として、図12のように、いくつかの微小単位にブロ
ック分けした検出回路を設けることができる。このブロ
ックを多数配置した配線パターンを形成することによ
り、異物がこの配線パターン上のどのブロックを、そし
ていくつのブロックを短絡させたかに応じて、捕獲され
た異物の位置と概略の形状・大きさを信号として取り出
すことができる。本実施例においては、図中の太線で示
す1ブロックの大きさは3mm×2mmとしているが、ブロ
ック単位をできるだけ小さくする事によって、より小さ
な異物の形状・大きさをより正確に把握することができ
る。
【0053】この方法で異物の大きさを知ることができ
れば、例えば異物の大きさによってその信号の使い別け
が可能となる。例として、前記アミラド繊維切断工程直
後に本装置が使用される場合、障害となり得る異物の大
きさを目的に応じて予め設定しておき、捕獲された異物
が上記所定の寸法以下の微小異物であれば、その捕獲の
事実と時間を記録したまま操業を続け、例えば切断刃が
破損した場合など所定寸法よりも大きな異物が捕獲され
た時のみ操業を停止することなどが可能となる。なお、
図では模式的に、電源等につなげる導線部分510も同
一面上に描いているが、実際には導線部分510はスル
ーホールを通ってすべて裏面に抜けており、基板の検出
面側には短絡検知用の配線部分520のみがパターン化
されている。
【0054】なお、本発明に係る装置の名称を「金属異
物検出方法および装置」とし、代表的な導電性材料であ
る金属の異物を例にこれまで説明してきたが、異物が電
極間を短絡させるという構造からも理解できる通り、本
発明に係る方法および装置は金属のみに限らず、非金属
の導電性材料(例えば、ポリアセチレンなど)の検出に
も、勿論適用が可能である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明に基づく金属
異物検出方法および装置を用いれば、検査すべき小片中
に含まれうる導電性異物の混入を検知し、磁性体金属に
ついてはその捕獲をすることができ、その検知の時間に
基づいて、異物混入が検知される以前の良品と考えられ
る小片のロットと、異物介在のおそれが高いそれ以降の
ロットとを明確に峻別することができる。この峻別によ
り、従来のようなその後の手作業による介在異物の選別
に必要とされる労力を最小限にとどめることができる。
【0056】又、アミラド繊維切断工程などにおいて
は、異物捕獲検知の信号を得て切断機の操業を直ちに停
止することができる。特に切断刃破損時などにおいて
は、そのまま操業を続けると切断刃の欠片による異物介
在のほかにも、所定長さに切断されない小片が製造され
ることから、繊維素材を無駄にする。異物介在の検知に
よる操業停止は、結果として製品品質の向上、製品歩留
まりの改善を同時に達成する事ができる。
【0057】更に、磁石のみを有する従来の装置では検
知できなかったアルミニウム・銅など非磁性体金属、更
には非金属導電性材料の混入異物も、本発明に基づく方
法および装置により検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る金属異物検出方法および装置を
表す概略図である。
【図2】 本発明に係る金属異物検出装置の電極パター
ンの概要図である。
【図3】 本発明に係る金属異物検出装置の検出回路構
成図である。
【図4】 本発明に係る金属異物検出装置の実施態様の
側面断面図である。
【図5】 磁石による異物検出促進効果を示す詳細図で
ある。
【図6】 本発明に係る金属異物検出装置の他の実施態
様の側面断面図である。
【図7】 本発明に係る金属異物検出装置の他の実施態
様の側面断面図である。
【図8】 本発明に係る金属異物検出装置の他の実施態
様の概略図である。
【図9】 図8に示す金属異物検出装置の断面図であ
る。
【図10】 本発明に係る金属異物検出装置の他の実施
態様の概略図である。
【図11】 図10に示す金属異物検出装置の側面断面
図である。
【図12】 本発明に係る配線パターンの配線代替例を
示す平面図である。
【符号の説明】
12 検出基板 14 検出面 16 小片 22 配線パターン 24 第1電極 26 第2電極 32 制御回路 34 記録装置 36 警報装置 38 切断機 64 磁石 66 往復移動機構 120 磁石 130 検出基板 140 往復移動機構 220 磁石 230 検出基板(無端ベルト) 244 モータ 280 接点部材(ブラシ) 320 磁石 330 円筒体 344 モータ 380 接点部材(ブラシ) 418 検出筒 444 モータ 452 柱状部材 454 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/04 G01N 27/04 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性材料からなる小片の集合から金
    属異物を検出する金属異物検出装置を、(a) 傾斜し
    た上面を有し、該上面に沿って上記小片を滑落させる非
    導電性基板と、(b) 複数の第1電極と複数の第2電
    極とを有し、これら第1電極と第2電極が、上記小片に
    含まれ得る導電金属の異物を通じて電気的に接続され得
    るように上記傾斜した上面に配置された検出回路と、で
    構成したことを特徴とする金属異物検出装置。
  2. 【請求項2】 上記傾斜した上面の反対側にある基板の
    下面に近接して配置された磁石を有することを特徴とす
    る請求項1の金属異物検出装置。
  3. 【請求項3】 傾斜した上面の反対側にある基板の下面
    に近接する空間を上部領域と下部領域とに分けると共に
    少なくとも上部領域には磁石を設け、これら上部領域と
    下部領域に含まれる検出回路部分をそれぞれ上部検出回
    路と下部検出回路に分離したことを特徴とする請求項1
    の金属異物検出装置。
  4. 【請求項4】 上記基板、上記磁石の少なくとも何れか
    一方は他方に対して移動可能に支持されていることを特
    徴とする請求項2または3の金属異物検出装置。
  5. 【請求項5】 上記傾斜面は複数の分割領域からなり、
    それぞれの分割領域に上記回路が設けられ、それぞれの
    回路はそれぞれ電気的に独立していることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかの金属異物検出装置。
  6. 【請求項6】 上記基板が平坦な板材からなることを特
    徴とする請求項1から5のいずれかの金属異物検出装
    置。
  7. 【請求項7】 上記基板が回転自在な無端ベルトを構成
    していることを特徴とする請求項1から5のいずれかの
    金属異物検出装置。
  8. 【請求項8】 上記基板が円筒体を構成していることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかの金属異物検出装
    置。
  9. 【請求項9】 上記円筒体は該円筒体の中心軸を中心と
    して回転自在に支持されていることを特徴とする請求項
    8の金属異物検出装置。
  10. 【請求項10】 上記円筒体は該円筒体の中心軸から離
    れた別の軸を中心として回転自在に支持されていること
    を特徴とする請求項8の金属異物検出装置。
  11. 【請求項11】 導電性異物が含まれ得る非導電性材料
    からなる小片の集合を、複数の第1電極と複数の第2電
    極とが交互に隣接しながら所定の間隔を置いて絶縁して
    配線された基板上に落下させ、上記小片に含まれ得る導
    電性異物を通じて上記第1電極と第2電極とを電気的に
    接続させることにより、小片の集合に含まれ得る導電性
    異物を検出する方法。
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