JP2000146517A - 光波干渉計及び光波干渉計を用いた測長方法 - Google Patents
光波干渉計及び光波干渉計を用いた測長方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光波干渉計を用いて迅速かつ高精度にワーク
の予備測定及び本測定を行う。 【解決手段】 同一干渉計ブース100内に順次レーザ
光と白色光を導入する。ワークを設置し、レーザ光源1
0からのレーザ光を導入して参照鏡42を基準とする干
渉縞をCCD64及びパーソナルコンピュータ68で検
出する。干渉縞を規定値に設定することでワークの姿勢
を調整する。次にハロゲンランプ28からの白色光を導
入してコーナキューブ移動台48を移動させ、参照鏡5
0を基準とする干渉縞を検出してワークの予備測定を行
う。さらに、レーザ光を導入し、参照鏡42を基準とす
る干渉縞を検出してワークの本測定を行う。予備測定と
本測定を同一の干渉計ブース100で行うので、ワーク
の温度ならし等の手間が省け、予備測定を高精度に行え
る。
の予備測定及び本測定を行う。 【解決手段】 同一干渉計ブース100内に順次レーザ
光と白色光を導入する。ワークを設置し、レーザ光源1
0からのレーザ光を導入して参照鏡42を基準とする干
渉縞をCCD64及びパーソナルコンピュータ68で検
出する。干渉縞を規定値に設定することでワークの姿勢
を調整する。次にハロゲンランプ28からの白色光を導
入してコーナキューブ移動台48を移動させ、参照鏡5
0を基準とする干渉縞を検出してワークの予備測定を行
う。さらに、レーザ光を導入し、参照鏡42を基準とす
る干渉縞を検出してワークの本測定を行う。予備測定と
本測定を同一の干渉計ブース100で行うので、ワーク
の温度ならし等の手間が省け、予備測定を高精度に行え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波干渉計及びこれ
を用いた測長方法、特にブロックゲージやレングスバー
等の端度器を測長する光波干渉計に関する。
を用いた測長方法、特にブロックゲージやレングスバー
等の端度器を測長する光波干渉計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の測定器械の校正に使用
されるブロックゲージやレングスバー自体を高精度に測
長する光波干渉計が知られている。その原理は、予め2
分の1波長以下の精度で端度器を測長する予備測定を行
って干渉次数Nを算出し、本測定でレーザ干渉により干
渉縞端数εを求め、L=λ/2(N+ε)により端度器
の寸法Lを求めるものである。
されるブロックゲージやレングスバー自体を高精度に測
長する光波干渉計が知られている。その原理は、予め2
分の1波長以下の精度で端度器を測長する予備測定を行
って干渉次数Nを算出し、本測定でレーザ干渉により干
渉縞端数εを求め、L=λ/2(N+ε)により端度器
の寸法Lを求めるものである。
【0003】なお、予備測定で2分の1波長以下の精度
で端度器を測定する際には、複数の波長を用いて各波長
毎に予備測定を行い、特定の波長に依存しないで一致す
る値を採用するいわゆる合致法が用いられる。また、レ
ーザ干渉計としては、例えばトワイマン−グリーン干渉
計が用いられる。
で端度器を測定する際には、複数の波長を用いて各波長
毎に予備測定を行い、特定の波長に依存しないで一致す
る値を採用するいわゆる合致法が用いられる。また、レ
ーザ干渉計としては、例えばトワイマン−グリーン干渉
計が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記合
致法を用いた場合でも、レーザ干渉計とは別のコンパレ
ータ等を用いて別途測定しなければならず、予備測定と
本測定(レーザ干渉計による測定)のそれぞれで温度な
らし(被測定対象たるワーク(端度器)設置後数時間放
置することで人体の熱の影響や環境温度によるワーク内
の温度不均一を解消する)が必要となる等、測長手順が
煩雑で測長効率が低い問題があった。
致法を用いた場合でも、レーザ干渉計とは別のコンパレ
ータ等を用いて別途測定しなければならず、予備測定と
本測定(レーザ干渉計による測定)のそれぞれで温度な
らし(被測定対象たるワーク(端度器)設置後数時間放
置することで人体の熱の影響や環境温度によるワーク内
の温度不均一を解消する)が必要となる等、測長手順が
煩雑で測長効率が低い問題があった。
【0005】また、高精度の測長を行う際には、端度器
の線膨張係数による伸縮を考慮して温度補正が必要とな
るが、予備測定とレーザ干渉による本測定を別個に行う
と、予備測定時に使用する温度計の誤差と、本測定時に
使用する温度計の誤差が異なる可能性があり、干渉次数
Nを正確に求めることが困難となる問題もあった。
の線膨張係数による伸縮を考慮して温度補正が必要とな
るが、予備測定とレーザ干渉による本測定を別個に行う
と、予備測定時に使用する温度計の誤差と、本測定時に
使用する温度計の誤差が異なる可能性があり、干渉次数
Nを正確に求めることが困難となる問題もあった。
【0006】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、予備測定と本測定
を同一の干渉計内で順次実行でき、迅速かつ高精度に端
度器等のワークを測長できる光波干渉計及び光波干渉計
を用いた測長方法を提供することにある。
みなされたものであり、その目的は、予備測定と本測定
を同一の干渉計内で順次実行でき、迅速かつ高精度に端
度器等のワークを測長できる光波干渉計及び光波干渉計
を用いた測長方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、レーザ光による干渉を用いてワーク
の寸法を測定する光波干渉計であって、レーザ光源と、
白色光源と、前記レーザ光源からのレーザ光をワーク及
びレーザ光干渉の基準となる第1基準面に入射させる第
1光学系と、前記白色光源からの白色光をワーク及び白
色光干渉の基準となる第2基準面に入射させる第2光学
系と、前記第1基準面に対するワークの傾きを調整する
ワーク調整手段と、前記第1光学系により生じたレーザ
光干渉縞及び前記第2光学系により生じた白色光干渉縞
を検出する干渉縞検出手段と、前記第1光学系、第2光
学系及びワーク調整手段及び干渉縞検出手段を制御し、
レーザ光干渉によるワークの姿勢調整、白色光干渉によ
るワークの予備測定、レーザ光によるワークの本測定を
順次実行する制御手段とを有することを特徴とする。
に、第1の発明は、レーザ光による干渉を用いてワーク
の寸法を測定する光波干渉計であって、レーザ光源と、
白色光源と、前記レーザ光源からのレーザ光をワーク及
びレーザ光干渉の基準となる第1基準面に入射させる第
1光学系と、前記白色光源からの白色光をワーク及び白
色光干渉の基準となる第2基準面に入射させる第2光学
系と、前記第1基準面に対するワークの傾きを調整する
ワーク調整手段と、前記第1光学系により生じたレーザ
光干渉縞及び前記第2光学系により生じた白色光干渉縞
を検出する干渉縞検出手段と、前記第1光学系、第2光
学系及びワーク調整手段及び干渉縞検出手段を制御し、
レーザ光干渉によるワークの姿勢調整、白色光干渉によ
るワークの予備測定、レーザ光によるワークの本測定を
順次実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】同一干渉計内にワークの姿勢調整及び本測
定を行う第1光学系と、ワークの予備測定を行う第2光
学系を設けることで、予備測定と本測定を別環境で行う
必要がなくなり、予備測定と本測定間の温度の相違等も
防止でき、迅速かつ高精度にワークを測長できる。
定を行う第1光学系と、ワークの予備測定を行う第2光
学系を設けることで、予備測定と本測定を別環境で行う
必要がなくなり、予備測定と本測定間の温度の相違等も
防止でき、迅速かつ高精度にワークを測長できる。
【0009】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記第1光学系は、前記レーザ光源からのレーザ光
を前記ワークに入射するレーザ光と前記第1基準面に入
射するレーザ光に分割する第1ビームスプリッタを有
し、前記第2光学系は、前記白色光源からの白色光を前
記ワークに入射する白色光と前記第2基準面に入射する
白色光に分割する第2ビームスプリッタを有することを
特徴とする。
て、前記第1光学系は、前記レーザ光源からのレーザ光
を前記ワークに入射するレーザ光と前記第1基準面に入
射するレーザ光に分割する第1ビームスプリッタを有
し、前記第2光学系は、前記白色光源からの白色光を前
記ワークに入射する白色光と前記第2基準面に入射する
白色光に分割する第2ビームスプリッタを有することを
特徴とする。
【0010】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、前記第1ビームスプリッタと第2ビームスプリッタ
は同一のビームスプリッタから構成されることを特徴と
する。ビームスプリッタを共通にすることで、構成を簡
易化できるとともに、共通の光路を用いることで予備測
定の精度を上げることができる。
て、前記第1ビームスプリッタと第2ビームスプリッタ
は同一のビームスプリッタから構成されることを特徴と
する。ビームスプリッタを共通にすることで、構成を簡
易化できるとともに、共通の光路を用いることで予備測
定の精度を上げることができる。
【0011】また、第4の発明は、第3の発明におい
て、さらに、前記ビームスプリッタから射出したレーザ
光を前記第1基準面に入射させ、前記ビームスプリッタ
から射出した白色光を前記第2基準面に入射させる手段
を有することを特徴とする。第1基準面と第2基準面が
異なる場合には、このような手段を用いることで同一の
ビームスプリッタからそれぞれの基準面に確実にレーザ
光あるいは白色光を入射させ、干渉を生じさせることが
できる。
て、さらに、前記ビームスプリッタから射出したレーザ
光を前記第1基準面に入射させ、前記ビームスプリッタ
から射出した白色光を前記第2基準面に入射させる手段
を有することを特徴とする。第1基準面と第2基準面が
異なる場合には、このような手段を用いることで同一の
ビームスプリッタからそれぞれの基準面に確実にレーザ
光あるいは白色光を入射させ、干渉を生じさせることが
できる。
【0012】また、第5の発明は、第2〜第4の発明に
おいて、前記第1光学系には前記レーザ光源と前記第ビ
ームスプリッタ間の光路上にレーザ光をオンオフする第
1シャッタが設けられ、前記第2光学系には前記白色光
源と前記第2ビームスプリッタ間の光路上に白色光をオ
ンオフする第2シャッタが設けられ、前記制御手段は、
前記ワークの姿勢調整時及び本測定時には前記第1シャ
ッタを開制御するとともに前記第2シャッタを閉制御し
てレーザ光を導入し、前記予備測定時には前記第1シャ
ッタを閉制御するとともに前記第2シャッタを開制御し
て白色光を導入することを特徴とする。
おいて、前記第1光学系には前記レーザ光源と前記第ビ
ームスプリッタ間の光路上にレーザ光をオンオフする第
1シャッタが設けられ、前記第2光学系には前記白色光
源と前記第2ビームスプリッタ間の光路上に白色光をオ
ンオフする第2シャッタが設けられ、前記制御手段は、
前記ワークの姿勢調整時及び本測定時には前記第1シャ
ッタを開制御するとともに前記第2シャッタを閉制御し
てレーザ光を導入し、前記予備測定時には前記第1シャ
ッタを閉制御するとともに前記第2シャッタを開制御し
て白色光を導入することを特徴とする。
【0013】また、第6の発明は、第2〜第5の発明に
おいて、さらに、前記第2ビームスプリッタから前記第
2基準面までの光学的距離を変化させる移動手段と、前
記移動手段の移動量を検出する手段とを有することを特
徴とする。光学的距離を変化させることでワークの両端
面それぞれに対応する位置で白色光の干渉を生じさせる
ことができ、移動手段の移動量を検出することで両端面
間の距離、すなわちワークの寸法を予備測定することが
できる。なお、この予備測定値から干渉次数が算出され
る。
おいて、さらに、前記第2ビームスプリッタから前記第
2基準面までの光学的距離を変化させる移動手段と、前
記移動手段の移動量を検出する手段とを有することを特
徴とする。光学的距離を変化させることでワークの両端
面それぞれに対応する位置で白色光の干渉を生じさせる
ことができ、移動手段の移動量を検出することで両端面
間の距離、すなわちワークの寸法を予備測定することが
できる。なお、この予備測定値から干渉次数が算出され
る。
【0014】また、第7の発明は、第1〜第6の発明に
おいて、前記第2基準面は平面鏡であることを特徴とす
る。
おいて、前記第2基準面は平面鏡であることを特徴とす
る。
【0015】また、第8の発明は、第1〜第6の発明に
おいて、前記第2基準面はコーナキューブ型反射面であ
ることを特徴とする。コーナキューブ型とすることで、
移動に伴う面の微小変動が生じても入射した白色光を確
実に入射方向に反射し、干渉を生じさせることができ
る。
おいて、前記第2基準面はコーナキューブ型反射面であ
ることを特徴とする。コーナキューブ型とすることで、
移動に伴う面の微小変動が生じても入射した白色光を確
実に入射方向に反射し、干渉を生じさせることができ
る。
【0016】また、第9の発明は、第1〜第6の発明に
おいて、前記第1基準面と第2基準面は同一であること
を特徴とする。第1基準面と第2基準面を同一にするこ
とで、構成をより簡易化することができる。
おいて、前記第1基準面と第2基準面は同一であること
を特徴とする。第1基準面と第2基準面を同一にするこ
とで、構成をより簡易化することができる。
【0017】また、第10の発明は、光波干渉計を用い
たワークの測長方法であって、前記ワークを干渉計内に
設置するステップと、前記干渉計内にレーザ光を導入し
てレーザ光の干渉を用いて基準面に対する前記ワークの
姿勢を調整するステップと、前記干渉計内に白色光を導
入して白色光の干渉を用いて前記ワークの予備測定を行
うステップと、前記干渉計内にレーザ光を導入してレー
ザ光の干渉を用いて前記ワークの本測定を行うステップ
とを有し、同一干渉計内でワークの姿勢調整、予備測
定、本測定を順次実行することを特徴とする。同一干渉
計内で予備測定と本測定を行うことで、ワーク設定の手
間を1回に限定でき、迅速かつ確実にワークを測長でき
る。
たワークの測長方法であって、前記ワークを干渉計内に
設置するステップと、前記干渉計内にレーザ光を導入し
てレーザ光の干渉を用いて基準面に対する前記ワークの
姿勢を調整するステップと、前記干渉計内に白色光を導
入して白色光の干渉を用いて前記ワークの予備測定を行
うステップと、前記干渉計内にレーザ光を導入してレー
ザ光の干渉を用いて前記ワークの本測定を行うステップ
とを有し、同一干渉計内でワークの姿勢調整、予備測
定、本測定を順次実行することを特徴とする。同一干渉
計内で予備測定と本測定を行うことで、ワーク設定の手
間を1回に限定でき、迅速かつ確実にワークを測長でき
る。
【0018】また、第11の発明は、第10の発明にお
いて、前記ワークの姿勢を調整するステップは、前記基
準面のピンホール像と前記ワークのピンホール像の位置
偏差を調整する粗調整ステップと、前記レーザ光の干渉
により生じた前記ワーク面の干渉縞を規定値に調整する
微調整ステップとを含むことを特徴とする。
いて、前記ワークの姿勢を調整するステップは、前記基
準面のピンホール像と前記ワークのピンホール像の位置
偏差を調整する粗調整ステップと、前記レーザ光の干渉
により生じた前記ワーク面の干渉縞を規定値に調整する
微調整ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
形態について説明する。
【0020】<第1実施形態>図1には、本実施形態の
構成ブロック図が示されている。本実施形態の測長原理
は、まずレーザ光でワーク(端度器)の傾斜を調整し、
複数の波長を含む白色光を用いた干渉でワークの予備測
定を行い、その後レーザ光を用いた干渉で本測定を行う
ものであり、レーザ干渉部と白色干渉部が同一干渉計内
に含まれている。
構成ブロック図が示されている。本実施形態の測長原理
は、まずレーザ光でワーク(端度器)の傾斜を調整し、
複数の波長を含む白色光を用いた干渉でワークの予備測
定を行い、その後レーザ光を用いた干渉で本測定を行う
ものであり、レーザ干渉部と白色干渉部が同一干渉計内
に含まれている。
【0021】周波数安定化He−Neレーザ光源10は
レーザ干渉用のレーザ光を供給するもので、レーザ光源
10からの波長633nmのレーザはビームスプリッタ
12でレーザ干渉計用のレーザ光と計数干渉測長のため
のレーザ光に分離される。なお、計数干渉測長とは、予
備測定におけるワークの測長であり詳細は後述する。ま
た、レーザ光源10は着脱自在に構成され、故障などに
より別機体のレーザ光源への変更があった場合にも容易
に光軸のアライメントが可能なように構成するのが望ま
しい。
レーザ干渉用のレーザ光を供給するもので、レーザ光源
10からの波長633nmのレーザはビームスプリッタ
12でレーザ干渉計用のレーザ光と計数干渉測長のため
のレーザ光に分離される。なお、計数干渉測長とは、予
備測定におけるワークの測長であり詳細は後述する。ま
た、レーザ光源10は着脱自在に構成され、故障などに
より別機体のレーザ光源への変更があった場合にも容易
に光軸のアライメントが可能なように構成するのが望ま
しい。
【0022】ビームスプリッタ12からのレーザ干渉計
用レーザ光は伝送用光ファイバ14を介して干渉計部に
伝送される。また、ビームスプリッタ12からの計数干
渉測長用のレーザ光も、伝送用光ファイバ16を介して
計数干渉測長部に伝送される。
用レーザ光は伝送用光ファイバ14を介して干渉計部に
伝送される。また、ビームスプリッタ12からの計数干
渉測長用のレーザ光も、伝送用光ファイバ16を介して
計数干渉測長部に伝送される。
【0023】伝送用光ファイバ14、16は、543n
m〜633nmの波長帯域に対して偏波面が保存される
シングルモードファイバーであり、その端面にはコリメ
ータレンズが装着され、平行光で入射したレーザ光を平
行光で射出する。光ファイバとコリメータレンズは、F
C型コネクタで連結される。伝送用光ファイバ14の射
出側には光アイソレータ18が設けられている。
m〜633nmの波長帯域に対して偏波面が保存される
シングルモードファイバーであり、その端面にはコリメ
ータレンズが装着され、平行光で入射したレーザ光を平
行光で射出する。光ファイバとコリメータレンズは、F
C型コネクタで連結される。伝送用光ファイバ14の射
出側には光アイソレータ18が設けられている。
【0024】光アイソレータ18は、2つの偏光素子
(偏向板とλ/4波長板)から構成され、伝送用光ファ
イバ14から射出した直線偏光レーザ光を2つの偏光素
子で円偏光に変え、かつ、戻り光の影響を低減させる機
能を有する。光アイソレータ18の後段には、回転拡散
板20が設けられている。
(偏向板とλ/4波長板)から構成され、伝送用光ファ
イバ14から射出した直線偏光レーザ光を2つの偏光素
子で円偏光に変え、かつ、戻り光の影響を低減させる機
能を有する。光アイソレータ18の後段には、回転拡散
板20が設けられている。
【0025】回転拡散板20は、すりガラスなどの透過
性に優れた光散乱媒質をモータ22により回転させるも
ので、回転速度は拡散板の表面粗さによるスペックルが
ビデオレートで画像を取得した際に十分に平均化される
程度以上に設定される。回転拡散板20からのレーザ光
は、レンズ24で集光された後、第1シャッタとしての
シャッタ25(これを適宜シャッタ(1)とも称する)
に入射する。シャッタ25は、レーザ光を干渉計ブース
100に導入するか否かを選択するために用いられ、後
述するように予備測定の際にはシャッタ25は閉じられ
る。シャッタ25の開閉は、パーソナルコンピュータ6
8からドライバ80に制御信号を供給することで自動的
に行われる。シャッタ25を通過したレーザ光はピンホ
ール26に入射し、さらにビームスプリッタ32に入射
する。
性に優れた光散乱媒質をモータ22により回転させるも
ので、回転速度は拡散板の表面粗さによるスペックルが
ビデオレートで画像を取得した際に十分に平均化される
程度以上に設定される。回転拡散板20からのレーザ光
は、レンズ24で集光された後、第1シャッタとしての
シャッタ25(これを適宜シャッタ(1)とも称する)
に入射する。シャッタ25は、レーザ光を干渉計ブース
100に導入するか否かを選択するために用いられ、後
述するように予備測定の際にはシャッタ25は閉じられ
る。シャッタ25の開閉は、パーソナルコンピュータ6
8からドライバ80に制御信号を供給することで自動的
に行われる。シャッタ25を通過したレーザ光はピンホ
ール26に入射し、さらにビームスプリッタ32に入射
する。
【0026】一方、レーザ光源10とは別個に白色光源
としてのハロゲンランプ28が設けられている。ハロゲ
ンランプ28からの白色光は第2シャッタとしてのシャ
ッタ29(これを適宜シャッタ(2)とも称する)に入
射する。シャッタ29は、白色光を干渉計ブース100
に導入するか否かを選択するために用いられ、ワークの
予備測定時にシャッタ29が開いて白色光を導入する。
シャッタ29を透過した白色光はピンホール30に入射
し、さらにビームスプリッタ32に入射する。シャッタ
29の開閉も、シャッタ25と同様に、パーソナルコン
ピュータ68からドライバ82に制御信号を供給するこ
とで自動的に行われる。
としてのハロゲンランプ28が設けられている。ハロゲ
ンランプ28からの白色光は第2シャッタとしてのシャ
ッタ29(これを適宜シャッタ(2)とも称する)に入
射する。シャッタ29は、白色光を干渉計ブース100
に導入するか否かを選択するために用いられ、ワークの
予備測定時にシャッタ29が開いて白色光を導入する。
シャッタ29を透過した白色光はピンホール30に入射
し、さらにビームスプリッタ32に入射する。シャッタ
29の開閉も、シャッタ25と同様に、パーソナルコン
ピュータ68からドライバ82に制御信号を供給するこ
とで自動的に行われる。
【0027】ビームスプリッタ32はプレート状あるい
はキューブ状をなし、レーザ光を透過させ、あるいは白
色光を反射する。透過、反射の比率は1対1あるいは2
対1である。
はキューブ状をなし、レーザ光を透過させ、あるいは白
色光を反射する。透過、反射の比率は1対1あるいは2
対1である。
【0028】ビームスプリッタ32からのレーザ光は、
コリメータレンズ34で平行光とされ、ミラー36で反
射した後、ワークブース200に入射する。また、ビー
ムスプリッタ32からの白色光もコリメータレンズ34
で平行光とされ、ミラー36で反射してワークブース2
00に入射する。
コリメータレンズ34で平行光とされ、ミラー36で反
射した後、ワークブース200に入射する。また、ビー
ムスプリッタ32からの白色光もコリメータレンズ34
で平行光とされ、ミラー36で反射してワークブース2
00に入射する。
【0029】ワークブース200は、複数のワークを設
置できる設置台を有し、図ではワーク1、ワーク2、ワ
ーク3の3個のワークが設置されている。また、ワーク
用レーザ光と後述する参照鏡42用のレーザ光に分割す
る第1ビームスプリッタとしてのビームスプリッタ38
及びワーク選択用ミラー52、さらにレーザ光干渉の基
準となる第1基準面としての参照鏡42(参照鏡
(1))が設けられている。なお、図から分かるよう
に、ビームスプリッタ38は、ワークブース200に入
射した白色光をワーク用と参照鏡50用に分割する第2
ビームスプリッタとしても機能する。すなわち、本実施
形態では第1ビームスプリッタと第2ビームスプリッタ
は同一のビームスプリッタから構成されており、合波用
ブームスプリッタ32からビームスプリッタ38まで
は、レーザ光と白色光の光路は共通である。
置できる設置台を有し、図ではワーク1、ワーク2、ワ
ーク3の3個のワークが設置されている。また、ワーク
用レーザ光と後述する参照鏡42用のレーザ光に分割す
る第1ビームスプリッタとしてのビームスプリッタ38
及びワーク選択用ミラー52、さらにレーザ光干渉の基
準となる第1基準面としての参照鏡42(参照鏡
(1))が設けられている。なお、図から分かるよう
に、ビームスプリッタ38は、ワークブース200に入
射した白色光をワーク用と参照鏡50用に分割する第2
ビームスプリッタとしても機能する。すなわち、本実施
形態では第1ビームスプリッタと第2ビームスプリッタ
は同一のビームスプリッタから構成されており、合波用
ブームスプリッタ32からビームスプリッタ38まで
は、レーザ光と白色光の光路は共通である。
【0030】ワークとなる端度器の断面形状は、例えば
ブロックゲージは長方形で9mm×35mm、レングス
バーは円形で直径22mmとすることができる。また、
測定のためにワークの底面にリンギングされるベースプ
レート54の断面形状は円形で直径は45mmである。
なお、ベースプレート54は、ワークの底面側の干渉縞
データを得るためであり、ベースプレート面位置を測定
することでワーク底面位置を測定することができる。ま
た、ワーク設置台は、3個のワークそれぞれの参照鏡4
2に対しての傾斜角度を調整できるように水平方向と垂
直方向に回転できるように構成されている。ワークの支
持点はワークの呼び寸法に対してエアリ点またはベッセ
ル点の他、任意の位置で支持できる。また、ビームスプ
リッタ38からワークの寸法の中央位置及び参照鏡42
の光学距離が共役になるようにワークを設置することが
できる。ワークの参照鏡42に対する角度調整に関して
は、大まかに調整するための手動による粗動用レベリン
グ66と図示しないPZTによる微動の機能を有する。
微動の角度調整に関しては、パーソナルコンピュータ6
8からPZTドライバ86、88、90に対して制御信
号を出力することにより自動で行われる。もちろん、粗
動に関しても、手動ではなくパーソナルコンピュータ6
8を用いて自動で行うことも可能である。ワークのレベ
リングに関しては、後に詳述する。
ブロックゲージは長方形で9mm×35mm、レングス
バーは円形で直径22mmとすることができる。また、
測定のためにワークの底面にリンギングされるベースプ
レート54の断面形状は円形で直径は45mmである。
なお、ベースプレート54は、ワークの底面側の干渉縞
データを得るためであり、ベースプレート面位置を測定
することでワーク底面位置を測定することができる。ま
た、ワーク設置台は、3個のワークそれぞれの参照鏡4
2に対しての傾斜角度を調整できるように水平方向と垂
直方向に回転できるように構成されている。ワークの支
持点はワークの呼び寸法に対してエアリ点またはベッセ
ル点の他、任意の位置で支持できる。また、ビームスプ
リッタ38からワークの寸法の中央位置及び参照鏡42
の光学距離が共役になるようにワークを設置することが
できる。ワークの参照鏡42に対する角度調整に関して
は、大まかに調整するための手動による粗動用レベリン
グ66と図示しないPZTによる微動の機能を有する。
微動の角度調整に関しては、パーソナルコンピュータ6
8からPZTドライバ86、88、90に対して制御信
号を出力することにより自動で行われる。もちろん、粗
動に関しても、手動ではなくパーソナルコンピュータ6
8を用いて自動で行うことも可能である。ワークのレベ
リングに関しては、後に詳述する。
【0031】ワーク選択用ミラー52は、設置した複数
(図では3個)のワークから測定対象となるワークを選
択するためのミラーであり、図中矢印方向に移動するこ
とでビームスプリッタ38を透過したレーザ光をいずれ
かのワークに導く。ワーク選択用ミラー52の移動は、
パーソナルコンピュータ68からの指令でモータドライ
バ102を駆動して行われる。
(図では3個)のワークから測定対象となるワークを選
択するためのミラーであり、図中矢印方向に移動するこ
とでビームスプリッタ38を透過したレーザ光をいずれ
かのワークに導く。ワーク選択用ミラー52の移動は、
パーソナルコンピュータ68からの指令でモータドライ
バ102を駆動して行われる。
【0032】ビームスプリッタ38はレーザ光の一部を
透過してワークに入射させ、その他を参照鏡42に入射
させるが、裏面反射による干渉縞の影響を避けるために
5分〜10分の傾斜を有するくさび構造を有している。
また、くさび角による分散効果の影響を避けるため同一
の材料、同一の厚さ、反転した同一のくさび角による位
相補償板56が隣接して設けられる。
透過してワークに入射させ、その他を参照鏡42に入射
させるが、裏面反射による干渉縞の影響を避けるために
5分〜10分の傾斜を有するくさび構造を有している。
また、くさび角による分散効果の影響を避けるため同一
の材料、同一の厚さ、反転した同一のくさび角による位
相補償板56が隣接して設けられる。
【0033】参照鏡42(参照鏡(1))は、レーザ干
渉測定の参照面に使用される鏡であり、参照鏡42のホ
ルダは装置組立の際の光軸調整において参照鏡42の傾
斜角度を調整する機能を有している。また、参照鏡42
の裏面に設けられたPZT44により図中矢印方向に平
行移動し、干渉縞を移動させる機能を有する。参照鏡4
2の移動範囲は2.5μm(8フリンジ周期分に相当
し、平行移動を4回行ったときの総移動量は0.3μm
で、633nmのレーザ光を用いた場合には0.3μm
の移動によりフリンジが1周期移動する)である。PZ
T44の駆動は、パーソナルコンピュータ68でPZT
ドライバ92を駆動することで行われる。
渉測定の参照面に使用される鏡であり、参照鏡42のホ
ルダは装置組立の際の光軸調整において参照鏡42の傾
斜角度を調整する機能を有している。また、参照鏡42
の裏面に設けられたPZT44により図中矢印方向に平
行移動し、干渉縞を移動させる機能を有する。参照鏡4
2の移動範囲は2.5μm(8フリンジ周期分に相当
し、平行移動を4回行ったときの総移動量は0.3μm
で、633nmのレーザ光を用いた場合には0.3μm
の移動によりフリンジが1周期移動する)である。PZ
T44の駆動は、パーソナルコンピュータ68でPZT
ドライバ92を駆動することで行われる。
【0034】光路切替用ミラー40はレーザ光と白色光
の光路を切り替えるための鏡で、パーソナルコンピュー
タ68がアクチュエータドライバ98を駆動することで
図中A位置あるいはB位置に切り替える。予備測定時に
は光路切替用ミラー40をB位置に設定してビームスプ
リッタ38からの白色光をミラー46を介してコーナキ
ューブCC1に入射させ、本測定時には光路切替用ミラ
ー40をA位置に設定してビームスプリッタ38からの
レーザ光を参照鏡42に入射させる。
の光路を切り替えるための鏡で、パーソナルコンピュー
タ68がアクチュエータドライバ98を駆動することで
図中A位置あるいはB位置に切り替える。予備測定時に
は光路切替用ミラー40をB位置に設定してビームスプ
リッタ38からの白色光をミラー46を介してコーナキ
ューブCC1に入射させ、本測定時には光路切替用ミラ
ー40をA位置に設定してビームスプリッタ38からの
レーザ光を参照鏡42に入射させる。
【0035】以上がワークブース200の構成である
が、干渉計ブース100にはさらに上述したコーナキュ
ーブCC1を移動させるコーナキューブ移動台48及び
白色干渉光の基準となる第2基準面としての参照鏡50
(参照鏡(2))、さらにコリメータレンズ58が設け
られている。
が、干渉計ブース100にはさらに上述したコーナキュ
ーブCC1を移動させるコーナキューブ移動台48及び
白色干渉光の基準となる第2基準面としての参照鏡50
(参照鏡(2))、さらにコリメータレンズ58が設け
られている。
【0036】コーナキューブ移動台48は白色干渉計用
のコーナキューブCC1を図中CD間で移動させること
でビームスプリッタ38から第2基準面までの光学的距
離を変化させるもので、同時にこの移動台の移動量を計
測するための計数干渉測長用のコーナキューブCC2を
備えている。コーナキューブ移動台48の駆動も、パー
ソナルコンピュータ68からモータドライバ100に制
御信号を供給することで自動的に行われる。コーナキュ
ーブ移動台48の移動量は、伝送用光ファイバ16から
の計数干渉測長用レーザ光を用いて測定され、具体的に
はビームスプリッタ51を透過してコーナキューブ移動
台48上のコーナキューブCC2で反射したレーザ光と
コーナキューブCCで反射したレーザ光との干渉光を受
光素子53で受光することで測長される。
のコーナキューブCC1を図中CD間で移動させること
でビームスプリッタ38から第2基準面までの光学的距
離を変化させるもので、同時にこの移動台の移動量を計
測するための計数干渉測長用のコーナキューブCC2を
備えている。コーナキューブ移動台48の駆動も、パー
ソナルコンピュータ68からモータドライバ100に制
御信号を供給することで自動的に行われる。コーナキュ
ーブ移動台48の移動量は、伝送用光ファイバ16から
の計数干渉測長用レーザ光を用いて測定され、具体的に
はビームスプリッタ51を透過してコーナキューブ移動
台48上のコーナキューブCC2で反射したレーザ光と
コーナキューブCCで反射したレーザ光との干渉光を受
光素子53で受光することで測長される。
【0037】コリメータレンズ58は、平行光として入
射した白色干渉光あるいはレーザ干渉光を集光してピン
ホール60に入射させる。
射した白色干渉光あるいはレーザ干渉光を集光してピン
ホール60に入射させる。
【0038】以上が干渉計ブース100内の構成であ
り、レーザ光の光路と白色光の光路が共に同一の干渉計
ブース100内に収容されている点に特徴がある。な
お、光ファイバ14〜シャッタ25〜ビームスプリッタ
32〜コリメータレンズ34〜ミラー36〜ビームスプ
リッタ38〜ワーク選択用ミラー52がレーザ光用の第
1光学系を構成し、第2シャッタ29〜ビームスプリッ
タ32〜コリメータレンズ34〜ミラー36〜ビームス
プリッタ38〜ワーク選択用ミラー52〜光路切替用ミ
ラー40〜ミラー46〜コーナキューブCC1が白色光
用の第2光学系を構成している。
り、レーザ光の光路と白色光の光路が共に同一の干渉計
ブース100内に収容されている点に特徴がある。な
お、光ファイバ14〜シャッタ25〜ビームスプリッタ
32〜コリメータレンズ34〜ミラー36〜ビームスプ
リッタ38〜ワーク選択用ミラー52がレーザ光用の第
1光学系を構成し、第2シャッタ29〜ビームスプリッ
タ32〜コリメータレンズ34〜ミラー36〜ビームス
プリッタ38〜ワーク選択用ミラー52〜光路切替用ミ
ラー40〜ミラー46〜コーナキューブCC1が白色光
用の第2光学系を構成している。
【0039】次に、干渉縞検出部について説明する。ピ
ンホール60、オートコリメータ部62及びCCD64
並びにパーソナルコンピュータ68が干渉縞検出部を構
成し、ピンホール60は白色干渉用の直径1.5mmと
レーザ干渉用の0.6mmの2種類を切り替えて使用す
る。オートコリメータ部62は光源、レンズ、十字線を
有し、光軸調整が必要となった場合に参照面とブロック
ゲージの傾斜角度の確認及び調整に用いられる。なお、
本実施形態で説明するオートレベリング、予備測定、本
測定時にはこのオートコリメータ部62は使用しない。
CCD64は、干渉縞及びピンホール像をパーソナルコ
ンピュータ68のモニタ上で観察するためのカメラであ
り、必要に応じて容易に接眼レンズに取り替えることが
できる。
ンホール60、オートコリメータ部62及びCCD64
並びにパーソナルコンピュータ68が干渉縞検出部を構
成し、ピンホール60は白色干渉用の直径1.5mmと
レーザ干渉用の0.6mmの2種類を切り替えて使用す
る。オートコリメータ部62は光源、レンズ、十字線を
有し、光軸調整が必要となった場合に参照面とブロック
ゲージの傾斜角度の確認及び調整に用いられる。なお、
本実施形態で説明するオートレベリング、予備測定、本
測定時にはこのオートコリメータ部62は使用しない。
CCD64は、干渉縞及びピンホール像をパーソナルコ
ンピュータ68のモニタ上で観察するためのカメラであ
り、必要に応じて容易に接眼レンズに取り替えることが
できる。
【0040】なお、干渉計ブース100は干渉計全体を
外乱から遮断するための断熱構造を有し、断熱特性の劣
化を防ぐため断熱ブースの内外を貫く金属部分は必要最
小限に抑えられている。具体的には、干渉補正などのセ
ンサコード以外は金属で貫通する部分はなく、ワーク設
置台のように干渉縞観測状態において外部から微調整を
行う機構部分については各調整ダイヤルからの熱流が干
渉計内部に流入しにくいように低熱伝導率の部材を設け
ている。
外乱から遮断するための断熱構造を有し、断熱特性の劣
化を防ぐため断熱ブースの内外を貫く金属部分は必要最
小限に抑えられている。具体的には、干渉補正などのセ
ンサコード以外は金属で貫通する部分はなく、ワーク設
置台のように干渉縞観測状態において外部から微調整を
行う機構部分については各調整ダイヤルからの熱流が干
渉計内部に流入しにくいように低熱伝導率の部材を設け
ている。
【0041】また、ワークブース200は、ワークの温
度分布を均一に保つために金属で形成されており、ビー
ムスプリッタ38から参照鏡42までの光学的距離とビ
ームスプリッタ38からワーク測定面までの光学的距離
に変動を生じることを除去するために参照鏡42も図示
のようにワークブース200内に収容する。金属は、銅
もしくはアルミニウムなどの熱伝導率の高い金属であ
る。
度分布を均一に保つために金属で形成されており、ビー
ムスプリッタ38から参照鏡42までの光学的距離とビ
ームスプリッタ38からワーク測定面までの光学的距離
に変動を生じることを除去するために参照鏡42も図示
のようにワークブース200内に収容する。金属は、銅
もしくはアルミニウムなどの熱伝導率の高い金属であ
る。
【0042】また、温度計72、湿度計76、気圧計7
8は周囲環境を制御するためのセンサであり、温度計は
温度計マルチプレクサ70、温度計72及び標準抵抗7
4で構成されワークの温度や干渉計内の温度を測定して
パーソナルコンピュータ68に供給する。また、湿度計
76は干渉計内の湿度を測定してパーソナルコンピュー
タ68に供給する。気圧計78は、干渉計内の気圧を測
定してパーソナルコンピュータ68に供給する。
8は周囲環境を制御するためのセンサであり、温度計は
温度計マルチプレクサ70、温度計72及び標準抵抗7
4で構成されワークの温度や干渉計内の温度を測定して
パーソナルコンピュータ68に供給する。また、湿度計
76は干渉計内の湿度を測定してパーソナルコンピュー
タ68に供給する。気圧計78は、干渉計内の気圧を測
定してパーソナルコンピュータ68に供給する。
【0043】図2には、本実施形態におけるワーク(端
度器)測長の全体処理フローチャートが示されている。
まず、測長すべきワーク(端度器)を選択する(S10
1)。この選択は、具体的にはパーソナルコンピュータ
68からの指令によりワーク選択用ミラー52を所望の
ワーク位置に移動させることで行われる。次に、シャッ
タ25を開け、シャッタ29を閉じてレーザ光をワーク
ブース200に導入するとともに、光路切替用ミラー4
0をA位置に設定し、レーザ干渉光を用いたワークのオ
ートレベリングを行う(S102)。オートレベリング
は、ワーク面を参照鏡42の鏡面に対してほぼ平行にす
る操作をいい、既述したように粗調整と微調整から構成
される。ワークのオートレベリングが完了した後、シャ
ッタ25を閉じてシャッタ29を開け、ハロゲンランプ
28からの白色光を干渉ブース100に導入するととも
に、光路切替用ミラー40をB位置に設定して白色干渉
光を用いたワークの予備測定を行う(S103)。この
ワークの予備測定でワークの寸法が測長される。そし
て、再びシャッタ25を開けてシャッタ29を閉じ、レ
ーザ光をワークブース200に導入するとともに、光路
切替用ミラー40をA位置に設定してワークの本測定を
行う(S104)。ワークの本測定では干渉縞端数εが
算出され、予備測定で算出された干渉次数Nと干渉縞端
数εを共に用いてワークの寸法Lが高精度に算出され
る。図2に示された各処理は、パーソナルコンピュータ
68がインストールプログラムを実行することで自動的
に行われる。
度器)測長の全体処理フローチャートが示されている。
まず、測長すべきワーク(端度器)を選択する(S10
1)。この選択は、具体的にはパーソナルコンピュータ
68からの指令によりワーク選択用ミラー52を所望の
ワーク位置に移動させることで行われる。次に、シャッ
タ25を開け、シャッタ29を閉じてレーザ光をワーク
ブース200に導入するとともに、光路切替用ミラー4
0をA位置に設定し、レーザ干渉光を用いたワークのオ
ートレベリングを行う(S102)。オートレベリング
は、ワーク面を参照鏡42の鏡面に対してほぼ平行にす
る操作をいい、既述したように粗調整と微調整から構成
される。ワークのオートレベリングが完了した後、シャ
ッタ25を閉じてシャッタ29を開け、ハロゲンランプ
28からの白色光を干渉ブース100に導入するととも
に、光路切替用ミラー40をB位置に設定して白色干渉
光を用いたワークの予備測定を行う(S103)。この
ワークの予備測定でワークの寸法が測長される。そし
て、再びシャッタ25を開けてシャッタ29を閉じ、レ
ーザ光をワークブース200に導入するとともに、光路
切替用ミラー40をA位置に設定してワークの本測定を
行う(S104)。ワークの本測定では干渉縞端数εが
算出され、予備測定で算出された干渉次数Nと干渉縞端
数εを共に用いてワークの寸法Lが高精度に算出され
る。図2に示された各処理は、パーソナルコンピュータ
68がインストールプログラムを実行することで自動的
に行われる。
【0044】図3には、図2におけるS102、すなわ
ちワークのオートレベリング処理の詳細フローチャート
が示されている。まず、シャッタ25を開け、シャッタ
29を閉じて光路切替用ミラー40をAの位置に設定
し、光学系をオートレベリングの粗調整用(以下では便
宜上これをオートコリメータ用と称し、微調整を便宜上
オートコリメーションと称するが図1におけるオートコ
リメータ部62及びこのオートコリメータ部62で実行
される参照鏡42の光軸調整とは異なる点に注意された
い)に切り替える(S201)。
ちワークのオートレベリング処理の詳細フローチャート
が示されている。まず、シャッタ25を開け、シャッタ
29を閉じて光路切替用ミラー40をAの位置に設定
し、光学系をオートレベリングの粗調整用(以下では便
宜上これをオートコリメータ用と称し、微調整を便宜上
オートコリメーションと称するが図1におけるオートコ
リメータ部62及びこのオートコリメータ部62で実行
される参照鏡42の光軸調整とは異なる点に注意された
い)に切り替える(S201)。
【0045】図4には、オートレベリングの粗調整用
(a)と微調整用(b)それぞれの光学系が模式的に示
されている。微調整用光学系ではカメラのCCD64の
広範囲に結像させるのに対し、粗調整用光学系ではCC
D64の狭い範囲に像を絞る。
(a)と微調整用(b)それぞれの光学系が模式的に示
されている。微調整用光学系ではカメラのCCD64の
広範囲に結像させるのに対し、粗調整用光学系ではCC
D64の狭い範囲に像を絞る。
【0046】再び図3に戻り、光学系を粗調整用(オー
トコリメータ用)に切り替えた後、オートコリメータ像
(参照鏡42で反射したレーザ光源とワーク端面で反射
したレーザ光源のピンホール像)をCCD64からパー
ソナルコンピュータ68に取り込む(S202)。パー
ソナルコンピュータ68では、オートコリメータ像の明
るさを解析して、図5または図6に示すようなオートコ
リメーションピーク図を作成し、参照鏡42のオートコ
リメータ像とワーク面のオートコリメータ像のピーク位
置(座標)を算出する(S203)。参照鏡42のオー
トコリメータ像は常に中央に位置するように組立時に調
整されているが(年に1回程度、オートコリメータ部6
2を用いて再調整もされる)、ワーク面(ベースプレー
ト54をリンギングされていない側の端面)のオートコ
リメータ像はワーク設置台にワークを設置した時の傾き
状態によって図5に示すように中央ではない位置にピー
クを生じる。一方、ワークが参照鏡42の鏡面に対して
傾いていない場合には、両者のピーク位置は中央で重な
り、図6に示すように中央が高くなる。
トコリメータ用)に切り替えた後、オートコリメータ像
(参照鏡42で反射したレーザ光源とワーク端面で反射
したレーザ光源のピンホール像)をCCD64からパー
ソナルコンピュータ68に取り込む(S202)。パー
ソナルコンピュータ68では、オートコリメータ像の明
るさを解析して、図5または図6に示すようなオートコ
リメーションピーク図を作成し、参照鏡42のオートコ
リメータ像とワーク面のオートコリメータ像のピーク位
置(座標)を算出する(S203)。参照鏡42のオー
トコリメータ像は常に中央に位置するように組立時に調
整されているが(年に1回程度、オートコリメータ部6
2を用いて再調整もされる)、ワーク面(ベースプレー
ト54をリンギングされていない側の端面)のオートコ
リメータ像はワーク設置台にワークを設置した時の傾き
状態によって図5に示すように中央ではない位置にピー
クを生じる。一方、ワークが参照鏡42の鏡面に対して
傾いていない場合には、両者のピーク位置は中央で重な
り、図6に示すように中央が高くなる。
【0047】そこで、参照鏡42とワーク面のオートコ
リメータ像のピーク位置が一致するか否かを判定し(S
204)、一致しない場合には参照鏡42のピーク位置
に対するワーク面のピーク位置、つまり両ピーク位置の
差分(θx、θy)を算出する(S217)。ワーク設
置台は水平方向と垂直方向に回転できるように構成され
ており、各々の支点に対して操作点の位置が決まってお
り操作量に対するピーク位置のシフト量を予め求めるこ
とができるので、両ピークの差分(θx、θy)から水
平方向と垂直方向の操作量を容易に求めることができ
る。そして、この操作量でワーク設置台を駆動し、(θ
x、θy)だけ姿勢を修正して両ピークを一致させる
(S218)。以上のようにして参照鏡とワーク面のオ
ートコリメート像を一致させることで、オートレベリン
グの粗調整が終了する。
リメータ像のピーク位置が一致するか否かを判定し(S
204)、一致しない場合には参照鏡42のピーク位置
に対するワーク面のピーク位置、つまり両ピーク位置の
差分(θx、θy)を算出する(S217)。ワーク設
置台は水平方向と垂直方向に回転できるように構成され
ており、各々の支点に対して操作点の位置が決まってお
り操作量に対するピーク位置のシフト量を予め求めるこ
とができるので、両ピークの差分(θx、θy)から水
平方向と垂直方向の操作量を容易に求めることができ
る。そして、この操作量でワーク設置台を駆動し、(θ
x、θy)だけ姿勢を修正して両ピークを一致させる
(S218)。以上のようにして参照鏡とワーク面のオ
ートコリメート像を一致させることで、オートレベリン
グの粗調整が終了する。
【0048】次に、オートレベリングの微調整処理に移
行する。すなわち、まず光学系を図4(b)に示すよう
な微調整用(干渉用)に切替え(S205)、レーザ光
の干渉縞画像をパーソナルコンピュータ68に取り込む
(S206)。干渉縞画像は、明暗の繰り返しパターン
であるが、上述したワーク姿勢の粗調整処理では調整が
十分ではないため、干渉縞が傾斜(画像内で右上りある
いは左上がり)していたり、視野中の干渉縞数が多すぎ
たり(干渉縞のピッチが狭い)、逆に少なすぎる(干渉
縞のピッチが広い)ことになる。そこで、これらを是正
するために、まず干渉縞画像から既知の画像処理により
干渉縞模様を抽出し、干渉縞の傾斜とピッチを算出して
メモリに記憶する(S207)。なお、この干渉縞処理
は、ワーク面の干渉縞(画像内にはベースプレート面の
干渉縞とワーク面の干渉縞が存在する)について行う。
行する。すなわち、まず光学系を図4(b)に示すよう
な微調整用(干渉用)に切替え(S205)、レーザ光
の干渉縞画像をパーソナルコンピュータ68に取り込む
(S206)。干渉縞画像は、明暗の繰り返しパターン
であるが、上述したワーク姿勢の粗調整処理では調整が
十分ではないため、干渉縞が傾斜(画像内で右上りある
いは左上がり)していたり、視野中の干渉縞数が多すぎ
たり(干渉縞のピッチが狭い)、逆に少なすぎる(干渉
縞のピッチが広い)ことになる。そこで、これらを是正
するために、まず干渉縞画像から既知の画像処理により
干渉縞模様を抽出し、干渉縞の傾斜とピッチを算出して
メモリに記憶する(S207)。なお、この干渉縞処理
は、ワーク面の干渉縞(画像内にはベースプレート面の
干渉縞とワーク面の干渉縞が存在する)について行う。
【0049】次に、算出して記憶した干渉縞の傾斜とピ
ッチが規定(水平で、かつ、4〜5ピッチ数)通りか否
かを判定し(S208)、規定通りであればオートレベ
リング処理を終了する。一方、規定通りでない場合に
は、ワーク設置台をΔyだけ傾ける(S209)。干渉
縞のピッチに関しては、参照鏡42とワーク面に相対的
傾きがない場合(平行である場合)には、CCD64の
観察像からは干渉縞が観察できない(観察面の全面が、
干渉縞の明暗の一点と同一の明るさになるため)ので、
ワーク面を若干傾けて干渉縞を発生させるが、干渉縞の
性質からワーク面がどちらに傾いていても同じような縞
として観察される。すなわち、ワーク面が例えば縦長に
設定されている場合には、参照鏡42の鏡面に対してワ
ーク面の上部が高くなるように傾斜している場合とその
逆では傾きの絶対値が同一であれば干渉縞は同じように
生じる。ワーク面の傾きをわずかに変化させた場合に、
干渉縞が増えるか減るかを観察することで、ワーク面の
最初の傾き方向を知ることができる。干渉縞の傾きに関
しても同様である。この点に鑑みて、このステップでは
ワークを垂直方向にΔyだけ傾斜させて干渉縞ピッチを
わずかに変化させている。ワークを微小量傾斜させて干
渉縞を変化させた後、この変化後の干渉縞画像を取り込
み(S210)、変化後の干渉縞の傾斜とピッチを再び
算出する(S211)。次に、同様にしてワーク設置台
を微小量Δx(水平方向)だけ傾斜させて干渉縞画像を
取り込み(S212、S213)、変化後の干渉縞の傾
きとピッチを算出する(S214)。
ッチが規定(水平で、かつ、4〜5ピッチ数)通りか否
かを判定し(S208)、規定通りであればオートレベ
リング処理を終了する。一方、規定通りでない場合に
は、ワーク設置台をΔyだけ傾ける(S209)。干渉
縞のピッチに関しては、参照鏡42とワーク面に相対的
傾きがない場合(平行である場合)には、CCD64の
観察像からは干渉縞が観察できない(観察面の全面が、
干渉縞の明暗の一点と同一の明るさになるため)ので、
ワーク面を若干傾けて干渉縞を発生させるが、干渉縞の
性質からワーク面がどちらに傾いていても同じような縞
として観察される。すなわち、ワーク面が例えば縦長に
設定されている場合には、参照鏡42の鏡面に対してワ
ーク面の上部が高くなるように傾斜している場合とその
逆では傾きの絶対値が同一であれば干渉縞は同じように
生じる。ワーク面の傾きをわずかに変化させた場合に、
干渉縞が増えるか減るかを観察することで、ワーク面の
最初の傾き方向を知ることができる。干渉縞の傾きに関
しても同様である。この点に鑑みて、このステップでは
ワークを垂直方向にΔyだけ傾斜させて干渉縞ピッチを
わずかに変化させている。ワークを微小量傾斜させて干
渉縞を変化させた後、この変化後の干渉縞画像を取り込
み(S210)、変化後の干渉縞の傾斜とピッチを再び
算出する(S211)。次に、同様にしてワーク設置台
を微小量Δx(水平方向)だけ傾斜させて干渉縞画像を
取り込み(S212、S213)、変化後の干渉縞の傾
きとピッチを算出する(S214)。
【0050】そして、S207とS211の結果を比較
することにより参照鏡42の鏡面に対するワーク面の垂
直方向の傾き量を求め、垂直方向の傾き修正量Cyを算
出する。また、S207とS214の結果を比較するこ
とにより参照鏡42の鏡面に対するワーク面の水平方向
の傾き量を求め、水平方向の傾き修正量Cxを算出する
(S215)。このようにして算出した修正量(Cx、
Cy)に基づいてパーソナルコンピュータはドライバ8
6(ワーク1の場合)に制御信号を供給してワーク姿勢
を微調整する。そして、再度S206以降の処理を実行
し、干渉縞の傾斜とピッチが規定通りか否かを確認し、
規定通りであればオートレベリング処理を終了する。
することにより参照鏡42の鏡面に対するワーク面の垂
直方向の傾き量を求め、垂直方向の傾き修正量Cyを算
出する。また、S207とS214の結果を比較するこ
とにより参照鏡42の鏡面に対するワーク面の水平方向
の傾き量を求め、水平方向の傾き修正量Cxを算出する
(S215)。このようにして算出した修正量(Cx、
Cy)に基づいてパーソナルコンピュータはドライバ8
6(ワーク1の場合)に制御信号を供給してワーク姿勢
を微調整する。そして、再度S206以降の処理を実行
し、干渉縞の傾斜とピッチが規定通りか否かを確認し、
規定通りであればオートレベリング処理を終了する。
【0051】なお、S202〜S204とS217〜S
218の粗調整処理及びS206〜S216の微調整処
理は全てパーソナルコンピュータ68がプログラムに従
い自動処理するが、粗調整処理に関してはオペレータが
手動で行い、微調整のみをパーソナルコンピュータ68
で自動処理することも可能である。
218の粗調整処理及びS206〜S216の微調整処
理は全てパーソナルコンピュータ68がプログラムに従
い自動処理するが、粗調整処理に関してはオペレータが
手動で行い、微調整のみをパーソナルコンピュータ68
で自動処理することも可能である。
【0052】図7には、図2におけるS103の処理、
すなわちオートレベリング処理が終了した後に行われる
予備測定処理の詳細フローチャートが示されている。ま
ず、シャッタ25を閉じ、シャッタ29を開けて白色光
を干渉系ブース100に導入し、光路切替用ミラー40
をB位置に設定してビームスプリッタ38からの反射光
をコーナキューブCC1に入射させる(S301)。そ
して、コーナキューブ移動台48を図1におけるD位置
近傍まで移動させ、ベースプレート54に対応する位置
の白色干渉縞を検出する(S302)。コーナキューブ
移動台48をD位置近傍まで移動させる意味は、ビーム
スプリッタ38から参照鏡50までの光学的距離と、ビ
ームスプリッタ38からベースプレート54までの光学
的距離を一致させるためであり、両距離がほぼ一致した
場合にベースプレート54の白色干渉縞が生じる。そし
て、白色干渉縞の信号を干渉縞像から検出し、干渉縞が
最も暗くなる位置(説明の都合上、D位置で最も暗くな
るとする)にコーナキューブ移動台48を設定する。
すなわちオートレベリング処理が終了した後に行われる
予備測定処理の詳細フローチャートが示されている。ま
ず、シャッタ25を閉じ、シャッタ29を開けて白色光
を干渉系ブース100に導入し、光路切替用ミラー40
をB位置に設定してビームスプリッタ38からの反射光
をコーナキューブCC1に入射させる(S301)。そ
して、コーナキューブ移動台48を図1におけるD位置
近傍まで移動させ、ベースプレート54に対応する位置
の白色干渉縞を検出する(S302)。コーナキューブ
移動台48をD位置近傍まで移動させる意味は、ビーム
スプリッタ38から参照鏡50までの光学的距離と、ビ
ームスプリッタ38からベースプレート54までの光学
的距離を一致させるためであり、両距離がほぼ一致した
場合にベースプレート54の白色干渉縞が生じる。そし
て、白色干渉縞の信号を干渉縞像から検出し、干渉縞が
最も暗くなる位置(説明の都合上、D位置で最も暗くな
るとする)にコーナキューブ移動台48を設定する。
【0053】次に、コーナキューブ移動台48を図1に
おけるC位置近傍まで移動させ、ワーク端面(ベースプ
レート54がリンギングされていない面)に対応する位
置の白色干渉縞を検出する(S303)。コーナキュー
ブ移動台48をC位置近傍まで移動させる意味は、ビー
ムスプリッタ38から参照鏡50までの光学的距離とビ
ームスプリッタ38からワーク端面までの光学的距離を
一致させるためであり、両距離がほぼ一致した場合にワ
ーク端面の白色干渉縞が生じる。そして、白色干渉縞の
信号を干渉縞像から検出し、干渉縞が最も暗くなる位置
(説明の都合上、C位置で最も暗くなるとする)にコー
ナキューブ移動台48を設定する。
おけるC位置近傍まで移動させ、ワーク端面(ベースプ
レート54がリンギングされていない面)に対応する位
置の白色干渉縞を検出する(S303)。コーナキュー
ブ移動台48をC位置近傍まで移動させる意味は、ビー
ムスプリッタ38から参照鏡50までの光学的距離とビ
ームスプリッタ38からワーク端面までの光学的距離を
一致させるためであり、両距離がほぼ一致した場合にワ
ーク端面の白色干渉縞が生じる。そして、白色干渉縞の
信号を干渉縞像から検出し、干渉縞が最も暗くなる位置
(説明の都合上、C位置で最も暗くなるとする)にコー
ナキューブ移動台48を設定する。
【0054】べースプレート54に対応する位置(D位
置)とワーク端面に対応する位置(C位置)が決定され
ると、CD間の距離、すなわちコーナキューブ移動台4
8の移動量を計数干渉波長法を用いて計測する(S30
4)。すなわち、コーナキューブ移動台48に設けられ
たもう一つのコーナキューブCC2で反射したレーザ光
と、コーナキューブCCで反射したレーザ光の干渉光を
受光素子53で受光し、位相差に基づいてCD間の距離
を計測する。コーナキューブ移動台48の移動量(CD
間距離)の2倍がワーク寸法に等しいので、検出された
CD間距離を2倍することでワークの予備測定値を算出
できる(S305)。なお、白色光はレーザ光と異なり
含まれる波長が多いため、ビームスプリッタ38から参
照鏡50までの距離とビームスプリッタ38から測定面
(ベースプレート53またはワーク端面)までの距離が
ほぼ同一(1μm以下程度の差)である場合にのみ干渉
縞を生じるため、高精度の予備測定を行うことができ
る。
置)とワーク端面に対応する位置(C位置)が決定され
ると、CD間の距離、すなわちコーナキューブ移動台4
8の移動量を計数干渉波長法を用いて計測する(S30
4)。すなわち、コーナキューブ移動台48に設けられ
たもう一つのコーナキューブCC2で反射したレーザ光
と、コーナキューブCCで反射したレーザ光の干渉光を
受光素子53で受光し、位相差に基づいてCD間の距離
を計測する。コーナキューブ移動台48の移動量(CD
間距離)の2倍がワーク寸法に等しいので、検出された
CD間距離を2倍することでワークの予備測定値を算出
できる(S305)。なお、白色光はレーザ光と異なり
含まれる波長が多いため、ビームスプリッタ38から参
照鏡50までの距離とビームスプリッタ38から測定面
(ベースプレート53またはワーク端面)までの距離が
ほぼ同一(1μm以下程度の差)である場合にのみ干渉
縞を生じるため、高精度の予備測定を行うことができ
る。
【0055】図8には、上述した予備測定の模式的説明
図が示されている。(a)はベースプレート54及びワ
ーク端面それぞれの白色干渉縞であり、(b)はこのと
きの検出信号である。(c)はベースプレート54及び
ワーク端面それぞれの干渉縞を生じさせるコーナキュー
ブ移動台48の位置(D位置及びC位置)であり、
(d)は計数干渉測長法における検出信号である。コー
ナキューブの移動距離CD=L/2(Lはワークの寸法
でベースプレート54から端面までの距離)である。
図が示されている。(a)はベースプレート54及びワ
ーク端面それぞれの白色干渉縞であり、(b)はこのと
きの検出信号である。(c)はベースプレート54及び
ワーク端面それぞれの干渉縞を生じさせるコーナキュー
ブ移動台48の位置(D位置及びC位置)であり、
(d)は計数干渉測長法における検出信号である。コー
ナキューブの移動距離CD=L/2(Lはワークの寸法
でベースプレート54から端面までの距離)である。
【0056】図9には、図2におけるS104の処理、
すなわち予備測定が終了した後の本測定処理の詳細フロ
ーチャートが示されている。まず、シャッタ25を開
け、シャッタ29を閉じてレーザ光を干渉計ブース10
0に導入するとともに、光路切替ミラー40をA位置に
設定してレーザ光をワークと参照鏡42に入射させる
(S401)。次に、参照鏡42を基準として生じたレ
ーザ光干渉縞をパーソナルコンピュータ68に取り込ん
で画像解析し、干渉縞端数εを算出する(S402)。
干渉縞端数εは、CCD64で得られた干渉縞画像にお
いて、ベースプレート54領域に生じた干渉縞とワーク
端面領域に生じた干渉縞との相違に基づいて算出され、
より具体的にはベースプレート54領域に生じた干渉縞
のピッチaと両領域の干渉縞の位相差bとの比b/aが
端数εとなる。
すなわち予備測定が終了した後の本測定処理の詳細フロ
ーチャートが示されている。まず、シャッタ25を開
け、シャッタ29を閉じてレーザ光を干渉計ブース10
0に導入するとともに、光路切替ミラー40をA位置に
設定してレーザ光をワークと参照鏡42に入射させる
(S401)。次に、参照鏡42を基準として生じたレ
ーザ光干渉縞をパーソナルコンピュータ68に取り込ん
で画像解析し、干渉縞端数εを算出する(S402)。
干渉縞端数εは、CCD64で得られた干渉縞画像にお
いて、ベースプレート54領域に生じた干渉縞とワーク
端面領域に生じた干渉縞との相違に基づいて算出され、
より具体的にはベースプレート54領域に生じた干渉縞
のピッチaと両領域の干渉縞の位相差bとの比b/aが
端数εとなる。
【0057】そして、ワークの予備測定値から干渉次数
Nを算出する(S403)。なお、干渉次数は、例えば
特願平10−203130号の(2)式を用いて算出す
ることができる。干渉次数Nと干渉縞端数εが算出され
た後、L=λ/2(N+ε)でワークの寸法Lを算出す
る(S404)。
Nを算出する(S403)。なお、干渉次数は、例えば
特願平10−203130号の(2)式を用いて算出す
ることができる。干渉次数Nと干渉縞端数εが算出され
た後、L=λ/2(N+ε)でワークの寸法Lを算出す
る(S404)。
【0058】このように、本実施形態では、同一の干渉
計ブース100内に順次レーザ光と白色光を導入し、レ
ーザ光によるワークの姿勢調整、白色光によるワークの
予備測定、レーザ光によるワークの本測定を順次実行す
るので、ワークの設置、測定の手間(温度ならしなど)
が一度で済み(従来では、予備測定用にワークの設置と
測定を行い、さらに本測定用にワークの設置と測定が要
求されていた)、迅速にワークの寸法を測定できる。
計ブース100内に順次レーザ光と白色光を導入し、レ
ーザ光によるワークの姿勢調整、白色光によるワークの
予備測定、レーザ光によるワークの本測定を順次実行す
るので、ワークの設置、測定の手間(温度ならしなど)
が一度で済み(従来では、予備測定用にワークの設置と
測定を行い、さらに本測定用にワークの設置と測定が要
求されていた)、迅速にワークの寸法を測定できる。
【0059】また、予備測定と本測定を同一の干渉計ブ
ース100を用いて実行できるため、予備測定時と本測
定時における温度の相違等の周囲環境の相違がなく予備
測定の信頼性と精度を向上させることができ、単一波長
のレーザ干渉測定が可能となる。
ース100を用いて実行できるため、予備測定時と本測
定時における温度の相違等の周囲環境の相違がなく予備
測定の信頼性と精度を向上させることができ、単一波長
のレーザ干渉測定が可能となる。
【0060】<第2実施形態>図10には、本実施形態
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
1と異なる点は、参照鏡50(参照鏡(2))がなく、
コーナキューブCC1が参照鏡としても機能する点であ
る。
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
1と異なる点は、参照鏡50(参照鏡(2))がなく、
コーナキューブCC1が参照鏡としても機能する点であ
る。
【0061】図1のように第2基準面としての参照鏡5
0を平面鏡で構成した場合、干渉光束の大きさに対応す
るために大型のコーナキューブCC1を用いる必要があ
るが、本実施形態のように平面鏡ではなくコーナキュー
ブCC1自体を参照鏡として使用することで、コーナキ
ューブのサイズを縮小化できるとともに、予備測定時の
移動に伴う姿勢変動にも強い利点がある。
0を平面鏡で構成した場合、干渉光束の大きさに対応す
るために大型のコーナキューブCC1を用いる必要があ
るが、本実施形態のように平面鏡ではなくコーナキュー
ブCC1自体を参照鏡として使用することで、コーナキ
ューブのサイズを縮小化できるとともに、予備測定時の
移動に伴う姿勢変動にも強い利点がある。
【0062】なお、その他の構成及び測長方法について
は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
は第1実施形態と同様であるのでその説明は省略する。
【0063】<第3実施形態>図11には、本実施形態
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
1と異なる点は、第1基準面としての参照鏡42と第2
基準面としての参照鏡50が同一の参照鏡43で構成さ
れている点である。また、これに伴って、図1では必要
であった光路切替用ミラー40及びミラー46、コーナ
キューブCC1が不要となった点である。第1実施形態
の説明から分かるように、レーザ光と白色光を同時に使
用することはなく、かつ、レーザ光の光路と白色光の光
路は一部共通している。したがって、第1基準面として
の参照鏡42と第2基準面としての参照鏡50を同一に
することが可能であり、かつ、同一にすることで図1や
図10に比べて構成を一層簡易化することができる。予
備測定を行う際には、参照鏡43を図中矢印方向に移動
させて行う。
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
1と異なる点は、第1基準面としての参照鏡42と第2
基準面としての参照鏡50が同一の参照鏡43で構成さ
れている点である。また、これに伴って、図1では必要
であった光路切替用ミラー40及びミラー46、コーナ
キューブCC1が不要となった点である。第1実施形態
の説明から分かるように、レーザ光と白色光を同時に使
用することはなく、かつ、レーザ光の光路と白色光の光
路は一部共通している。したがって、第1基準面として
の参照鏡42と第2基準面としての参照鏡50を同一に
することが可能であり、かつ、同一にすることで図1や
図10に比べて構成を一層簡易化することができる。予
備測定を行う際には、参照鏡43を図中矢印方向に移動
させて行う。
【0064】<第4実施形態>図12には、本実施形態
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
11と異なる点は、第1基準面及び第2基準面としての
参照鏡43がコーナキューブ45で構成されている点で
ある。したがって、図1、図10に比べて構成をより簡
易化することができるとともに、平面鏡で構成されてい
る図11に比べて移動に伴う姿勢変動にも強い利点があ
る。
に係る光波干渉計の構成ブロック図が示されている。図
11と異なる点は、第1基準面及び第2基準面としての
参照鏡43がコーナキューブ45で構成されている点で
ある。したがって、図1、図10に比べて構成をより簡
易化することができるとともに、平面鏡で構成されてい
る図11に比べて移動に伴う姿勢変動にも強い利点があ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予備測定と本測定を同一の干渉計内で順次実行でき、迅
速かつ高精度にワーク(端度器)を測長できる。
予備測定と本測定を同一の干渉計内で順次実行でき、迅
速かつ高精度にワーク(端度器)を測長できる。
【図1】 第1実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 第1実施形態の全体処理フローチャートであ
る。
る。
【図3】 図2におけるオートレベリング処理の詳細フ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】 図3の処理で用いる光学系の説明図である。
【図5】 参照鏡とワーク面のピンホール像(傾きあ
り)説明図である。
り)説明図である。
【図6】 参照鏡とワーク面のピンホール像(傾きな
し)説明図である。
し)説明図である。
【図7】 図2における予備測定の詳細フローチャート
である。
である。
【図8】 図7の処理の模式的説明図である。
【図9】 図2における本測定処理の詳細フローチャー
トである。
トである。
【図10】 第2実施形態の構成ブロック図である。
【図11】 第3実施形態の構成ブロック図である。
【図12】 第4実施形態の構成ブロック図である。
10 He−Neレーザ光源、12 ビームスプリッ
タ、14、16 光ファイバ、18 光アイソレータ、
20 回転拡散板、22 モータ、24 レンズ、25
シャッタ、26 ピンホール、28 ハロゲンラン
プ、29 シャッタ、30 ピンホール、32 ビーム
スプリッタ、34 コリメータレンズ、36ミラー、3
8 ビームスプリッタ、40 光路切替用ミラー、42
参照鏡(参照鏡(1)、44 PZT、46 ミラ
ー、48 コーナキューブ移動台、50 参照鏡(参照
鏡(2))、51 ビームスプリッタ、52 ワーク選
択用ミラー、53 受光素子、54 ベースプレート、
56 位相補償板、58 コリメータレンズ、60 ピ
ンホール、62 オートコリメータ部、64 CCD、
66 粗動用レベリング、68 パーソナルコンピュー
タ。
タ、14、16 光ファイバ、18 光アイソレータ、
20 回転拡散板、22 モータ、24 レンズ、25
シャッタ、26 ピンホール、28 ハロゲンラン
プ、29 シャッタ、30 ピンホール、32 ビーム
スプリッタ、34 コリメータレンズ、36ミラー、3
8 ビームスプリッタ、40 光路切替用ミラー、42
参照鏡(参照鏡(1)、44 PZT、46 ミラ
ー、48 コーナキューブ移動台、50 参照鏡(参照
鏡(2))、51 ビームスプリッタ、52 ワーク選
択用ミラー、53 受光素子、54 ベースプレート、
56 位相補償板、58 コリメータレンズ、60 ピ
ンホール、62 オートコリメータ部、64 CCD、
66 粗動用レベリング、68 パーソナルコンピュー
タ。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA04 DD02 FF02 FF03 FF05 FF07 GG02 GG12 GG16 GG22 GG32 GG38 GG59 HH03 HH05 HH08 2F065 AA22 CC10 DD03 DD06 DD11 EE01 FF51 GG02 GG04 GG22 GG24 JJ03 JJ15 JJ26 LL12 LL17 LL30 LL33 LL36 LL46
Claims (11)
- 【請求項1】 レーザ光による干渉を用いてワークの寸
法を測定する光波干渉計であって、 レーザ光源と、 白色光源と、 前記レーザ光源からのレーザ光をワーク及びレーザ光干
渉の基準となる第1基準面に入射させる第1光学系と、 前記白色光源からの白色光をワーク及び白色光干渉の基
準となる第2基準面に入射させる第2光学系と、 前記第1基準面に対するワークの傾きを調整するワーク
調整手段と、 前記第1光学系により生じたレーザ光干渉縞及び前記第
2光学系により生じた白色光干渉縞を検出する干渉縞検
出手段と、 前記第1光学系、第2光学系及びワーク調整手段及び干
渉縞検出手段を制御し、レーザ光干渉によるワークの姿
勢調整、白色光干渉によるワークの予備測定、レーザ光
によるワークの本測定を順次実行する制御手段と、 を有することを特徴とする光波干渉計。 - 【請求項2】 請求項1記載の光波干渉計において、 前記第1光学系は、 前記レーザ光源からのレーザ光を前記ワークに入射する
レーザ光と前記第1基準面に入射するレーザ光に分割す
る第1ビームスプリッタを有し、前記第2光学系は、 前記白色光源からの白色光を前記ワークに入射する白色
光と前記第2基準面に入射する白色光に分割する第2ビ
ームスプリッタを有することを特徴とする光波干渉計。 - 【請求項3】 請求項2記載の光波干渉計において、 前記第1ビームスプリッタと第2ビームスプリッタは同
一のビームスプリッタから構成されることを特徴とする
光波干渉計。 - 【請求項4】 請求項3記載の光波干渉計において、さ
らに、 前記ビームスプリッタから射出したレーザ光を前記第1
基準面に入射させ、前記ビームスプリッタから射出した
白色光を前記第2基準面に入射させる手段を有すること
を特徴とする光波干渉計。 - 【請求項5】 請求項2、3、4のいずれかに記載の光
波干渉計において、 前記第1光学系には前記レーザ光源と前記第ビームスプ
リッタ間の光路上にレーザ光をオンオフする第1シャッ
タが設けられ、 前記第2光学系には前記白色光源と前記第2ビームスプ
リッタ間の光路上に白色光をオンオフする第2シャッタ
が設けられ、 前記制御手段は、前記ワークの姿勢調整時及び本測定時
には前記第1シャッタを開制御するとともに前記第2シ
ャッタを閉制御してレーザ光を導入し、前記予備測定時
には前記第1シャッタを閉制御するとともに前記第2シ
ャッタを開制御して白色光を導入することを特徴とする
光波干渉計。 - 【請求項6】 請求項2、3、4、5のいずれかに記載
の光波干渉計において、さらに、 前記第2ビームスプリッタから前記第2基準面までの光
学的距離を変化させる移動手段と、 前記移動手段の移動量を検出する手段と、 を有することを特徴とする光波干渉計。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の光波干
渉計において、 前記第2基準面は平面鏡であることを特徴とする光波干
渉計。 - 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の光波干
渉計において、 前記第2基準面はコーナキューブ型反射面であることを
特徴とする光波干渉計。 - 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の光波干
渉計において、 前記第1基準面と第2基準面は同一であることを特徴と
する光波干渉計。 - 【請求項10】 光波干渉計を用いたワークの測長方法
であって、 前記ワークを干渉計内に設置するステップと、 前記干渉計内にレーザ光を導入してレーザ光の干渉を用
いて基準面に対する前記ワークの姿勢を調整するステッ
プと、 前記干渉計内に白色光を導入して白色光の干渉を用いて
前記ワークの予備測定を行うステップと、 前記干渉計内にレーザ光を導入してレーザ光の干渉を用
いて前記ワークの本測定を行うステップと、 を有し、同一干渉計内でワークの姿勢調整、予備測定、
本測定を順次実行することを特徴とする光波干渉計を用
いた測長方法。 - 【請求項11】 請求項10記載の方法において、 前記ワークの姿勢を調整するステップは、 前記基準面のピンホール像と前記ワークのピンホール像
の位置偏差を調整する粗調整ステップと、 前記レーザ光の干渉により生じた前記ワーク面の干渉縞
を規定値に調整する微調整ステップと、 を含むことを特徴とする光波干渉計を用いた測長方法。
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