JP2000146407A - オープンショーケース - Google Patents
オープンショーケースInfo
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- JP2000146407A JP2000146407A JP10321192A JP32119298A JP2000146407A JP 2000146407 A JP2000146407 A JP 2000146407A JP 10321192 A JP10321192 A JP 10321192A JP 32119298 A JP32119298 A JP 32119298A JP 2000146407 A JP2000146407 A JP 2000146407A
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- JP
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- partition plate
- groove
- wind tunnel
- hole
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/146—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections
Landscapes
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアーカーテン形成用の送風ファンを備えた
オープンショーケースにおいて、送風ファンの風量をア
ップしても、陳列室下方のドレンパン上に溜まった水が
外部に確実に排水されるようにする。 【解決手段】 ドレンパン6A上に風洞13を形成する
隔壁板5を備える。隔壁板5の天部5Aに通気穴5Cを
形成し、この通気穴5Cの位置に送風ファン14を配置
する。ドレンパン6Aの長手方向に排水溝9を形成し、
風洞13内に位置すように排水溝9に排水孔10を設け
る。隔壁板5に、風洞13の前面側を閉鎖する前面壁5
Bを設け、この前面壁5Bの下部に、排水溝9を覆うよ
うに風洞13の内方側に向けて延びる防風部5Dを形成
する。
オープンショーケースにおいて、送風ファンの風量をア
ップしても、陳列室下方のドレンパン上に溜まった水が
外部に確実に排水されるようにする。 【解決手段】 ドレンパン6A上に風洞13を形成する
隔壁板5を備える。隔壁板5の天部5Aに通気穴5Cを
形成し、この通気穴5Cの位置に送風ファン14を配置
する。ドレンパン6Aの長手方向に排水溝9を形成し、
風洞13内に位置すように排水溝9に排水孔10を設け
る。隔壁板5に、風洞13の前面側を閉鎖する前面壁5
Bを設け、この前面壁5Bの下部に、排水溝9を覆うよ
うに風洞13の内方側に向けて延びる防風部5Dを形成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陳列室の前面側
にエアーカーテンが形成されるオープンショーケースに
関する。
にエアーカーテンが形成されるオープンショーケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】食料品を陳列するオープンショーケース
には、陳列室の前面側にエアーカーテンを形成するよう
にしたものがある。この種のオープンショーケースは、
例えば図6に示すように、前面が開口されて内部に棚1
が多段に設けられる陳列室2と、陳列室2の背部および
天井部3Aを形成する仕切板3と、陳列室2の下方に配
置された例えばスノコ状の底板4と、底板4の下方に設
けられた隔壁板5と、仕切板3および隔壁板5を取り囲
むように配置された断熱壁6とを有する。
には、陳列室の前面側にエアーカーテンを形成するよう
にしたものがある。この種のオープンショーケースは、
例えば図6に示すように、前面が開口されて内部に棚1
が多段に設けられる陳列室2と、陳列室2の背部および
天井部3Aを形成する仕切板3と、陳列室2の下方に配
置された例えばスノコ状の底板4と、底板4の下方に設
けられた隔壁板5と、仕切板3および隔壁板5を取り囲
むように配置された断熱壁6とを有する。
【0003】仕切板3の背部と断熱壁6との間は冷気の
循環路7とされ、途中に空気を冷却するための熱交換器
8が配置されている。また、仕切板3の天井部3Aの先
端には、循環路7の上部吹出口7Aが設けられている。
断熱壁6の底部の上面側は、熱交換器8で生じた除霜水
や陳列室2から落ちてくる水を溜めるドレンパン6Aと
される。ドレンパン6Aの上面は、前部側を低くした傾
斜面とされ、長さ方向(正面から見て左右方向)に排水
溝9が形成されている。排水溝9の1か所に排水孔10
が設けられており、この排水孔10には排水管(または
ホース)11の一端が接続され、その他端がトラップ1
2を介して下水溝へ導かれる。
循環路7とされ、途中に空気を冷却するための熱交換器
8が配置されている。また、仕切板3の天井部3Aの先
端には、循環路7の上部吹出口7Aが設けられている。
断熱壁6の底部の上面側は、熱交換器8で生じた除霜水
や陳列室2から落ちてくる水を溜めるドレンパン6Aと
される。ドレンパン6Aの上面は、前部側を低くした傾
斜面とされ、長さ方向(正面から見て左右方向)に排水
溝9が形成されている。排水溝9の1か所に排水孔10
が設けられており、この排水孔10には排水管(または
ホース)11の一端が接続され、その他端がトラップ1
2を介して下水溝へ導かれる。
【0004】隔壁板5は、図5および図7に示すよう
に、中央に通気穴5Cが形成された天部5Aと、この天
部5Aの前端および側端から下方にそれぞれ折り曲げ形
成された前面壁5Bおよび側面壁5B′とを有し、断熱
壁6のドレンパン6Aとの間に閉鎖された空間である風
洞13を形成している。隔壁板5の天部5Aにおける通
気穴5Cの位置には、陳列室2内の冷気を風洞13内に
吸い込み、循環路7の方へ流れる気流を起こすための送
風ファン14が取り付けられている。
に、中央に通気穴5Cが形成された天部5Aと、この天
部5Aの前端および側端から下方にそれぞれ折り曲げ形
成された前面壁5Bおよび側面壁5B′とを有し、断熱
壁6のドレンパン6Aとの間に閉鎖された空間である風
洞13を形成している。隔壁板5の天部5Aにおける通
気穴5Cの位置には、陳列室2内の冷気を風洞13内に
吸い込み、循環路7の方へ流れる気流を起こすための送
風ファン14が取り付けられている。
【0005】上記のように構成されるオープンショーケ
ースは、循環路7内の熱交換器8で冷却された冷気が、
送風ファン14によって起こされる気流によって、循環
路7内の上部吹出し口から陳列室2内へ吹き出される。
その冷気は、スノコ状の底板4の方へ吸引され、陳列室
2の開口した前面にエアーカーテンが作られる。そし
て、底板4の方へ吸い込まれた冷気は、送風ファン14
によってスノコ状の底板4を通過して、隔壁板5の天部
5Aに形成した通気穴5Cから風洞13内に吸い込ま
れ、循環路7の方へ戻される。この冷気は、循環路7に
配置された熱交換器8によって冷却される。このとき、
除霜水が発生し、この除霜水(陳列室2側から流れ落ち
てくる水についても同様)はドレンパン6A上から排水
溝9に集まり、排水孔10から排水管11を通って下水
溝へ排水される。
ースは、循環路7内の熱交換器8で冷却された冷気が、
送風ファン14によって起こされる気流によって、循環
路7内の上部吹出し口から陳列室2内へ吹き出される。
その冷気は、スノコ状の底板4の方へ吸引され、陳列室
2の開口した前面にエアーカーテンが作られる。そし
て、底板4の方へ吸い込まれた冷気は、送風ファン14
によってスノコ状の底板4を通過して、隔壁板5の天部
5Aに形成した通気穴5Cから風洞13内に吸い込ま
れ、循環路7の方へ戻される。この冷気は、循環路7に
配置された熱交換器8によって冷却される。このとき、
除霜水が発生し、この除霜水(陳列室2側から流れ落ち
てくる水についても同様)はドレンパン6A上から排水
溝9に集まり、排水孔10から排水管11を通って下水
溝へ排水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】陳列室2内の温度を低
温に維持するためには、陳列室2内の冷気が開口した前
面から流出しないように、エアーカーテンを強力にしな
ければならない。そのためには、エアーカーテンを形成
する送風ファン14の風量をアップすることが効果的で
ある。
温に維持するためには、陳列室2内の冷気が開口した前
面から流出しないように、エアーカーテンを強力にしな
ければならない。そのためには、エアーカーテンを形成
する送風ファン14の風量をアップすることが効果的で
ある。
【0007】しかし、送風ファン14は、陳列室2内の
空気を隔壁の天部5Aに形成した通気穴5Cから風洞1
3内に吸い込むようにするものであるため、送風ファン
14の風量をアップすると、送風ファン14によって風
洞13内に吸い込まれた気流が排水溝9に集まった水を
図7に示す排水溝9の両端側(図7において符号X・
X′で示す部分)へ押し流してしまう。すると、ドレン
パン6Aに溜まっている水が排水孔10へ排水されなく
なり、排水不良が生じる。しかも、排水溝9の両端部に
除霜水などが溜められることになり、それらに含まれた
有機物などが腐敗し不衛生であり、また、溜められたド
レンパン6Aの部分が腐蝕してくるといった問題も生じ
やすくなる。
空気を隔壁の天部5Aに形成した通気穴5Cから風洞1
3内に吸い込むようにするものであるため、送風ファン
14の風量をアップすると、送風ファン14によって風
洞13内に吸い込まれた気流が排水溝9に集まった水を
図7に示す排水溝9の両端側(図7において符号X・
X′で示す部分)へ押し流してしまう。すると、ドレン
パン6Aに溜まっている水が排水孔10へ排水されなく
なり、排水不良が生じる。しかも、排水溝9の両端部に
除霜水などが溜められることになり、それらに含まれた
有機物などが腐敗し不衛生であり、また、溜められたド
レンパン6Aの部分が腐蝕してくるといった問題も生じ
やすくなる。
【0008】排水不良が生じないようにするため、除霜
水などが溜められる排水溝9の両端側(図7において符
号X・X′で示した部分)、すなわち風洞13の外に排
水孔10を設けるという手段も考えられる。しかし、排
水溝9は風洞13の内外で通じており、風洞13内の空
気が循環路7の方へ流れる気流が生じていることから、
排水溝9の両端側X・X′、すなわち風洞13外に排水
孔10があると、排水孔10の周辺が負圧となり、その
結果、例えばトラップ12の部分でトラップ切れが生じ
た場合に下水溝からの悪臭が排水孔10を介して吸い込
まれ、その悪臭が陳列室2内に漂うといった不具合が生
じる。
水などが溜められる排水溝9の両端側(図7において符
号X・X′で示した部分)、すなわち風洞13の外に排
水孔10を設けるという手段も考えられる。しかし、排
水溝9は風洞13の内外で通じており、風洞13内の空
気が循環路7の方へ流れる気流が生じていることから、
排水溝9の両端側X・X′、すなわち風洞13外に排水
孔10があると、排水孔10の周辺が負圧となり、その
結果、例えばトラップ12の部分でトラップ切れが生じ
た場合に下水溝からの悪臭が排水孔10を介して吸い込
まれ、その悪臭が陳列室2内に漂うといった不具合が生
じる。
【0009】この発明の目的は、エアーカーテンを強力
にすべく送風ファンの風量をアップしても、ドレンパン
上の排水溝に集まった水が排水孔を介して外部に確実に
排水されるようにしたオープンショーケースを提供する
ことにある。
にすべく送風ファンの風量をアップしても、ドレンパン
上の排水溝に集まった水が排水孔を介して外部に確実に
排水されるようにしたオープンショーケースを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、前面が開口
した陳列室2の背部および天井部3Aを形成する仕切板
3と、仕切板3との間に冷気の循環路7を形成し且つ底
部の上面側をドレンパン6Aとした断熱壁6と、仕切板
3の背部の下端縁に後端部が連続するように陳列室2の
底部側に設けられてドレンパン6Aとの間に風洞13を
形成し且つ天部5Aに通気穴5Cを有する隔壁板5と、
隔壁板5の通気穴5Cの位置に取り付けられて風洞13
内から循環路7の方へ流れる気流を生じさせる送風ファ
ン14と、ドレンパン6Aの長さ方向に形成された排水
溝9とを有するオープンショーケースにおいて、風洞1
3内に位置するように排水溝9の所定位置に排水孔10
を設ける一方、隔壁板5には風洞13の前面側を閉鎖す
る前面壁5Bを設け、この前面壁5Bの下部に、排水溝
9を覆うように風洞13の内方側に向けて延びる防風部
5Dを形成したことを特徴とする。
した陳列室2の背部および天井部3Aを形成する仕切板
3と、仕切板3との間に冷気の循環路7を形成し且つ底
部の上面側をドレンパン6Aとした断熱壁6と、仕切板
3の背部の下端縁に後端部が連続するように陳列室2の
底部側に設けられてドレンパン6Aとの間に風洞13を
形成し且つ天部5Aに通気穴5Cを有する隔壁板5と、
隔壁板5の通気穴5Cの位置に取り付けられて風洞13
内から循環路7の方へ流れる気流を生じさせる送風ファ
ン14と、ドレンパン6Aの長さ方向に形成された排水
溝9とを有するオープンショーケースにおいて、風洞1
3内に位置するように排水溝9の所定位置に排水孔10
を設ける一方、隔壁板5には風洞13の前面側を閉鎖す
る前面壁5Bを設け、この前面壁5Bの下部に、排水溝
9を覆うように風洞13の内方側に向けて延びる防風部
5Dを形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明のオープンショーケースによれば、隔
壁板5の前面壁5Bの下部に防風部5Dが形成され、こ
の防風部5Dによって排水溝9が覆われるので、送風フ
ァン14によって起こされた風は防風部5Dに当たり、
排水溝9およびこれに設けられた排水孔10に直接当た
ることがない。したがって、エアーカーテンを強力にす
るべく送風ファン14の風量をアップしても、排水溝9
内に溜まった水は排水溝9の両端側へ流されることな
く、排水孔10から確実に排水されることとなる。
壁板5の前面壁5Bの下部に防風部5Dが形成され、こ
の防風部5Dによって排水溝9が覆われるので、送風フ
ァン14によって起こされた風は防風部5Dに当たり、
排水溝9およびこれに設けられた排水孔10に直接当た
ることがない。したがって、エアーカーテンを強力にす
るべく送風ファン14の風量をアップしても、排水溝9
内に溜まった水は排水溝9の両端側へ流されることな
く、排水孔10から確実に排水されることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のオープンショーケース
は、図1および図2に示すように、前面が開口し且つ内
部に棚1を多段に設けてなる陳列室2を有する。陳列室
2の背部および天井部3Aは側面形状がほぼL字形の仕
切板3によって囲われており、底部にはスノコ状の底板
4が配置されている。底板4の下側には、仕切板3の背
部の下端縁に連続する例えば鋼板からなる隔壁板5が配
置されている。そして仕切板3の背部の背後側および隔
壁板5の下側には、側面形状がほぼコ字形の断熱壁6が
配置されている。
は、図1および図2に示すように、前面が開口し且つ内
部に棚1を多段に設けてなる陳列室2を有する。陳列室
2の背部および天井部3Aは側面形状がほぼL字形の仕
切板3によって囲われており、底部にはスノコ状の底板
4が配置されている。底板4の下側には、仕切板3の背
部の下端縁に連続する例えば鋼板からなる隔壁板5が配
置されている。そして仕切板3の背部の背後側および隔
壁板5の下側には、側面形状がほぼコ字形の断熱壁6が
配置されている。
【0013】仕切板3の背部と断熱壁6との間は冷気の
循環路7とされ、途中に空気を冷却するための熱交換器
8が配置されている。また、仕切板3の天井部5Aの先
端には、循環路7の上部吹出口7Aが設けられている。
断熱壁6の底部は、図3および図4に示すように、熱交
換器8で生じた除霜水や陳列室2側から落ちてくる水を
溜めるドレンパン6Aとされている。ドレンパン6Aの
上面は、前部側を低くした傾斜面とされ、ドレンパン6
Aの長さ方向(図2および図3において紙面を貫く方
向)の全幅にわたって同方向に延びる排水溝9が形成さ
れている。排水溝9には、後述する風洞13内に位置す
るように排水孔10が設けられている。この排水孔10
には排水管(またはホース、以下同様)11が接続され
ている。排水管11側には所定位置にトラップ12が設
けられ、その下流側は下水溝へ導かれている。
循環路7とされ、途中に空気を冷却するための熱交換器
8が配置されている。また、仕切板3の天井部5Aの先
端には、循環路7の上部吹出口7Aが設けられている。
断熱壁6の底部は、図3および図4に示すように、熱交
換器8で生じた除霜水や陳列室2側から落ちてくる水を
溜めるドレンパン6Aとされている。ドレンパン6Aの
上面は、前部側を低くした傾斜面とされ、ドレンパン6
Aの長さ方向(図2および図3において紙面を貫く方
向)の全幅にわたって同方向に延びる排水溝9が形成さ
れている。排水溝9には、後述する風洞13内に位置す
るように排水孔10が設けられている。この排水孔10
には排水管(またはホース、以下同様)11が接続され
ている。排水管11側には所定位置にトラップ12が設
けられ、その下流側は下水溝へ導かれている。
【0014】隔壁板5は、天部5Aと、これの前端およ
び両側端を下方に折り曲げることにより形成された前面
壁5Bおよび側面壁5B′とを有し、断熱壁6のドレン
パン6Aとの間に、閉鎖空間である風洞13を形成して
いる。隔壁板5の天部5Aの中央に通気穴5Cが形成さ
れている。この通気穴5Cの位置には、陳列室2内の冷
気を風洞13内に吸い込み、循環路7の方へ流れる気流
を起こすために、従来よりも大きな風量を有する送風フ
ァン14が取り付けられている。
び両側端を下方に折り曲げることにより形成された前面
壁5Bおよび側面壁5B′とを有し、断熱壁6のドレン
パン6Aとの間に、閉鎖空間である風洞13を形成して
いる。隔壁板5の天部5Aの中央に通気穴5Cが形成さ
れている。この通気穴5Cの位置には、陳列室2内の冷
気を風洞13内に吸い込み、循環路7の方へ流れる気流
を起こすために、従来よりも大きな風量を有する送風フ
ァン14が取り付けられている。
【0015】加えて、本発明のオープンショーケースに
おいては、隔壁板5における前面壁5Bの下部に、排水
溝9を覆うように風洞13の内方側に向けて延びる防風
部5Dが形成されている。この防風部5Dは、本例で
は、風洞13の長さ方向(左右方向)の全長にわたって
設けられている。防風部5Dの奥行き寸法は、少なくと
も排水溝9を覆い得るように設定されている必要があ
る。この例では、防風部5Dの奥行き寸法は、これの後
端が平面視で通気穴5Cの前半側1/3〜1/2の位置
に来るように設定されている。
おいては、隔壁板5における前面壁5Bの下部に、排水
溝9を覆うように風洞13の内方側に向けて延びる防風
部5Dが形成されている。この防風部5Dは、本例で
は、風洞13の長さ方向(左右方向)の全長にわたって
設けられている。防風部5Dの奥行き寸法は、少なくと
も排水溝9を覆い得るように設定されている必要があ
る。この例では、防風部5Dの奥行き寸法は、これの後
端が平面視で通気穴5Cの前半側1/3〜1/2の位置
に来るように設定されている。
【0016】このような構成によれば、循環路7内の熱
交換器8で冷却された冷気が、比較的大きな風量を有す
る送風ファン14によって起こされる気流によって、循
環路7内の上部吹出口7Aから陳列室2内へ強く吹き出
される。この冷気は、スノコ状の底板4の方へ吸引さ
れ、陳列室2の開口した前面に強力なエアーカーテンが
作られる。そして、底板4の方へ吸い込まれた冷気は、
送風ファン14によってスノコ状の底板4を通過して、
隔壁板5の天部5Aに形成した通気穴5Cから風洞13
内に吸い込まれ、循環路7の方へ戻されて熱交換器8に
より冷却される。このとき、除霜水が発生し、この除霜
水はドレンパン6A上に溜まる。また、陳列室2から落
ちてきた水もドレンパン6A上に溜まる。
交換器8で冷却された冷気が、比較的大きな風量を有す
る送風ファン14によって起こされる気流によって、循
環路7内の上部吹出口7Aから陳列室2内へ強く吹き出
される。この冷気は、スノコ状の底板4の方へ吸引さ
れ、陳列室2の開口した前面に強力なエアーカーテンが
作られる。そして、底板4の方へ吸い込まれた冷気は、
送風ファン14によってスノコ状の底板4を通過して、
隔壁板5の天部5Aに形成した通気穴5Cから風洞13
内に吸い込まれ、循環路7の方へ戻されて熱交換器8に
より冷却される。このとき、除霜水が発生し、この除霜
水はドレンパン6A上に溜まる。また、陳列室2から落
ちてきた水もドレンパン6A上に溜まる。
【0017】ドレンパン6A上に溜まったこれらの水
は、本来ならば排水溝9に集まって排水孔10から外部
に排出されるはずである。ところが、この例のオープン
ショーケースのように風量の大きな送風ファン14を有
するものにおいて、送風ファン14からの風が排水孔1
0に直接当たると、ドレンパン6A上に溜まった水は、
その存在位置によっては風圧のために排水孔10に近づ
けず、結果的に排水孔10から排水されなくなるという
不具合が生じる。
は、本来ならば排水溝9に集まって排水孔10から外部
に排出されるはずである。ところが、この例のオープン
ショーケースのように風量の大きな送風ファン14を有
するものにおいて、送風ファン14からの風が排水孔1
0に直接当たると、ドレンパン6A上に溜まった水は、
その存在位置によっては風圧のために排水孔10に近づ
けず、結果的に排水孔10から排水されなくなるという
不具合が生じる。
【0018】しかし、本発明によれば、隔壁板5の前面
壁5Bの下部に防風部5Dが形成され、この防風部5D
によって排水溝9が覆われているので、送風ファン14
によって起こされた比較的強い風は防風部5Dに当た
り、排水溝9およびこれに設けられた排水孔10に直接
当たることはない。したがって、エアーカーテンを強力
にするべく風量をアップしても、排水溝9内に溜まった
水は排水溝9の両端側へ流されることなく、排水孔10
から確実に排水されることとなる。陳列室2からドレン
パン6A上に流れ落ちてきた水も同様にして排水溝9に
集まり、排水孔10から排水管11を通って下水溝へ排
水される。なお、上記のようにして送風ファン14の風
量をアップすると、循環路7内の熱交換器8で冷やされ
た冷気が強い勢いで循環路7の上部吹出口7Aから吹き
出され、強いエアーカーテンが作られるので、陳列室2
内を従来よりも確実に低温に維持することができる。
壁5Bの下部に防風部5Dが形成され、この防風部5D
によって排水溝9が覆われているので、送風ファン14
によって起こされた比較的強い風は防風部5Dに当た
り、排水溝9およびこれに設けられた排水孔10に直接
当たることはない。したがって、エアーカーテンを強力
にするべく風量をアップしても、排水溝9内に溜まった
水は排水溝9の両端側へ流されることなく、排水孔10
から確実に排水されることとなる。陳列室2からドレン
パン6A上に流れ落ちてきた水も同様にして排水溝9に
集まり、排水孔10から排水管11を通って下水溝へ排
水される。なお、上記のようにして送風ファン14の風
量をアップすると、循環路7内の熱交換器8で冷やされ
た冷気が強い勢いで循環路7の上部吹出口7Aから吹き
出され、強いエアーカーテンが作られるので、陳列室2
内を従来よりも確実に低温に維持することができる。
【0019】上記の例では、スノコ状の底部を備えたオ
ープンショーケースについて説明したが、底部を板状の
ものとし、陳列室2の開口側の下部に吸込口を設けたオ
ープンショーケースであっても同様に実施することがで
きる。
ープンショーケースについて説明したが、底部を板状の
ものとし、陳列室2の開口側の下部に吸込口を設けたオ
ープンショーケースであっても同様に実施することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、オープンショーケー
スにおける隔壁板5の前端側の下部が風洞13内に折り
曲げられていることにより、排水溝9を覆う防風部5D
が形成されているので、エアーカーテンを強力にすべく
送風ファン14の風量をアップしても送風ファン14に
よって起こされた風が排水溝9に直接当たることがな
い。その結果、排水溝9内に溜まった水は、排水溝9の
両端側へ流れることなく排水孔10から外部に確実に排
水されることとなる。
スにおける隔壁板5の前端側の下部が風洞13内に折り
曲げられていることにより、排水溝9を覆う防風部5D
が形成されているので、エアーカーテンを強力にすべく
送風ファン14の風量をアップしても送風ファン14に
よって起こされた風が排水溝9に直接当たることがな
い。その結果、排水溝9内に溜まった水は、排水溝9の
両端側へ流れることなく排水孔10から外部に確実に排
水されることとなる。
【0021】したがって、ドレンパン6Aに水が長時間
溜まったままになるといったことが生じなくなるから、
不衛生になることもなく、また、ドレンパン6Aが腐蝕
することもなくなるから、オープンショーケースの耐用
年数を長くすることができる。さらに、排水孔10が風
洞13内に位置していることにより負圧になることもな
いから、排水孔10の下流側でいわゆるトラップ切れが
生じた場合にも、下水溝から陳列室2内に悪臭が吸い込
まれるという不具合も生じない。
溜まったままになるといったことが生じなくなるから、
不衛生になることもなく、また、ドレンパン6Aが腐蝕
することもなくなるから、オープンショーケースの耐用
年数を長くすることができる。さらに、排水孔10が風
洞13内に位置していることにより負圧になることもな
いから、排水孔10の下流側でいわゆるトラップ切れが
生じた場合にも、下水溝から陳列室2内に悪臭が吸い込
まれるという不具合も生じない。
【図1】本発明のオープンショーケースの全体斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明のオープンショーケースの縦断側面図で
ある。
ある。
【図3】本発明のオープンショーケースの要部を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図4】本発明のオープンショーケースの要部を示す断
面斜視図である。
面斜視図である。
【図5】従来のオープンショーケースの部分断面斜視図
である。
である。
【図6】従来のオープンショーケースの縦断側面図であ
る。
る。
【図7】従来のオープンショーケースのドレンパン周辺
を示す横断平面図である。
を示す横断平面図である。
2 陳列室 3 仕切板 5 隔壁板 5A 天部 5B 前面壁 5C 通気穴 5D 防風部 6 断熱壁 6A ドレンパン 7 循環路 9 排水溝 10 排水孔 13 風洞 14 送風ファン
Claims (1)
- 【請求項1】 前面が開口した陳列室2の背部および天
井部3Aを形成する仕切板3と、 仕切板3との間に冷気の循環路7を形成し、底部の上面
側をドレンパン6Aとした断熱壁6と、 前記仕切板3の背部の下端縁に後端部が連続するように
陳列室2の底部側に設けられてドレンパン6Aとの間に
風洞13を形成し、かつ、天部5Aに通気穴5Cを有す
る隔壁板5と、 隔壁板5の通気穴5Cの位置に取り付けられ、風洞13
内から循環路7の方へ流れる気流を生じさせる送風ファ
ン14と、 ドレンパン6Aの長さ方向に形成された排水溝9とを有
するオープンショーケースであって、 風洞13内に位置するように排水溝9の所定位置に排水
孔10が設けられており、 隔壁板5には風洞13の前面側を閉鎖する前面壁5Bが
設けられており、 この前面壁5Bの下部には、排水溝9を覆うように風洞
13の内方側に向けて延びる防風部5Dが形成されてい
ることを特徴とするオープンショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321192A JP2000146407A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | オープンショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321192A JP2000146407A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | オープンショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000146407A true JP2000146407A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18129826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10321192A Pending JP2000146407A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | オープンショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000146407A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110725443A (zh) * | 2019-09-26 | 2020-01-24 | 江河创建集团股份有限公司 | 一种具有嵌入式开启扇的幕墙系统 |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10321192A patent/JP2000146407A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110725443A (zh) * | 2019-09-26 | 2020-01-24 | 江河创建集团股份有限公司 | 一种具有嵌入式开启扇的幕墙系统 |
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