JP2000146344A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000146344A JP11250289A JP25028999A JP2000146344A JP 2000146344 A JP2000146344 A JP 2000146344A JP 11250289 A JP11250289 A JP 11250289A JP 25028999 A JP25028999 A JP 25028999A JP 2000146344 A JP2000146344 A JP 2000146344A
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康孝 吉田
Susumu Nakayama
進 中山
Koji Naito
宏治 内藤
Satoru Yoshida
悟 吉田
Hiroshi Takenaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 四方弁を2つ有する室外機を備えた空気調和
機で、暖房→除霜の切替え時、室外機の高圧側と低圧側
の短絡による四方弁の不動作を防止する。 【解決手段】 冷媒順路として、室外機5は、圧縮機6
吐出側で分岐して一方に四方弁10-1、室外熱交換器7-
1、室外膨張弁12-1が、他方に四方弁10-2、室外熱交換
器7-2、室外膨張弁12-2が順に接続し、各室外膨張弁か
ら液側配管18を経て室内機(図示なし)に至り、室内機か
らガス側管路17を経て室外機5に戻り分岐して一方に順
方向連通の逆止弁70を介して四方弁10-1が、他方に四方
弁10-2が接続して構成され、冷媒は除霜時に順路に従
い、暖房時に逆方向に流れる空気調和機において、暖房
→除霜の切替え時に圧縮機6吐出圧力と吸入圧力の差が
所定値以上で四方弁10-2を切り替え(図中(c)→(a))、室
外熱交換器7-2のガス側圧力の上昇後に四方弁10-1を切
り替える((a)→(b))よう制御して不動作(d)を回避す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1台の室外機と1
台以上の室内機とからなり、室外機は、四方弁、室外熱
交換器及び室外膨張弁からなるラインを2つ有する空気
調和機にかかり、特に冷房、暖房、除霜の運転モード切
り替えを支障なく、スムーズに行うのに好適な空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ冷凍サイクルの空気調和機
においては、暖房運転時に、室外空気温度が低下する
と、室外熱交換器における冷媒が蒸発しにくくなり、冷
媒の蒸発圧力、蒸発温度が低下する。そのため、熱交換
を行っている空気の凝縮温度も低下し、空気中の水分が
室外熱交換器表面に霜として付着するため、その着霜に
対して除霜する必要がある。四方弁が1つの冷凍サイク
ルにおいては、除霜方法としては、四方弁を切替えるこ
とによって冷媒を冷房運転と同じ順循環方向とし、室外
熱交換器に高圧高温の冷媒を流入させる逆サイクル除霜
があり、また、圧縮機吐出口付近から室外熱交換器にバ
イパスするバイパス回路を開閉させ、高温冷媒を流入さ
せるホットガス除霜等がある。
【0003】逆サイクル除霜を実施する時、四方弁を切
り替えるが、その時に四方弁の不動作というものが懸念
される。従来の四方弁を1つだけ有する冷凍サイクルの
空気調和機は、逆サイクル除霜を行う際、四方弁の不動
作に関して、圧縮機冷媒吐出圧力(高圧側)、圧縮機冷
媒吸入圧力(低圧側)の差圧を考慮するだけでよかっ
た。これは、高圧側と低圧側の圧力差が四方弁を作動さ
せる駆動力であるので、圧力差が十分にとれている時
は、四方弁を作動させる信号を送っても、不動作なしに
四方弁が作動するからである。しかし、四方弁を1つだ
け有する冷凍サイクルの逆サイクル除霜は、不動作回避
のための差圧確保が、冷凍サイクルを構成する配管に衝
撃を与え、配管振動、それによる衝撃音の発生という障
害を招いていた。
【0004】一方、四方弁を複数有する冷凍サイクルの
空気調和機は、冷房、暖房、除霜のモード切り替え時、
複数の四方弁が順次切り替えられるために、配管衝撃を
低減させることができる。ところが四方弁を複数有する
冷凍サイクルの空気調和機においては、高圧側と低圧側
の圧力差だけでは不十分なことが発生する。それは、図
8(d)に示すON−ON組合せのように、空気調和機が
不動作モードとなることである。すなわち、圧縮機から
吐出された高圧の冷媒は、第2四方弁10-2を通過し
た後に分流して、一方は室内機側に送られるが、他方は
逆止弁から第1四方弁10-2を経て圧縮機6の吸入側
(低圧側)に流入することにより高圧側と低圧側が短絡
し、高圧側と低圧側との差圧がとれなくなり、二度と四
方弁を動かすことの出来ない不動作モードとなることが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、四方弁、室
外熱交換器及び室外膨張弁からなるラインを2つ有する
室外機を備えた空気調和機において、上記の問題点であ
る不動作モードを回避でき、信頼性及び安定性のある空
気調和機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の空気調和機は、室内膨張弁、室内熱
交換器を有する室内機と、圧縮機、第1室外熱交換器、
第2室外熱交換器、第1四方弁及び第2四方弁を有する
室外機とを備えた空気調和機であって、圧縮機の吐出圧
力を検出する吐出圧力検知器及び吸入圧力を検出する吸
入圧力検知器と、空気調和機を暖房運転から除霜運転に
切換える際、圧縮機の吐出圧力と吸入圧力との圧力差が
所定値以上のときに、第2四方弁を切り替え、その後に
第1四方弁を切り替える四方弁制御装置とを備えたこと
を特徴とする。
【0007】本発明の第2の空気調和機は、室内膨張
弁、室内熱交換器を有する室内機と、圧縮機、第1室外
熱交換器及び第2室外熱交換器を有する室外機とを備え
た空気調和機であって、第1室外熱交換器に接続された
第1四方弁及び第2室外熱交換器に接続された第2四方
弁と、第2四方弁を切替えた後、切替え後の第2室外熱
交換器のガス側圧力の上昇値が予め決められたしきい値
以上となることを確認して第1四方弁を切替えるように
制御する四方弁制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の第3の空気調和機は、室内膨張
弁、室内熱交換器を有する室内機と、圧縮機、第1室外
熱交換器及び第2室外熱交換器を有する室外機とを備え
た空気調和機であって、第1室外熱交換器に接続された
第1四方弁及び第2室外熱交換器に接続された第2四方
弁と、空気調和機を除霜運転から暖房運転に復帰する
際、圧縮機の吐出圧力と吸入圧力との圧力差が所定値以
上のときに第1四方弁を切り替え、その後第1室外熱交
換器のガス側圧力が予め決められたしきい値よりも低下
してから第2四方弁を切り替える四方弁制御装置とを備
えたことを特徴とする。
【0009】本発明の第4の空気調和機は、圧縮機、複
数の室外熱交換器、複数の四方弁を有する室外機を備え
た空気調和機であって、複数の四方弁のうち少なくとも
2つを切替える際、一方の四方弁を切替え、その後室外
熱交換器のガス側圧力の変化により他方の四方弁の切替
えを制御することを特徴とする。
【0010】本発明の第5の空気調和機は、室外機と室
内機が液側管路及びガス側管路で接続されてなり、冷媒
の順循環路として、室外機は、駆動周波数可変式圧縮機
の吐出側で分岐する配管の一方に第1四方弁、第1室外
熱交換器及び第1室外膨張弁が順に接続し、他方に第2
四方弁、第2室外熱交換器及び第2室外膨張弁が順に接
続し、各室外膨張弁の出側は合流して液側配管に接続す
るよう構成され、室内機は液配管側から順に室内膨張弁
及び室内熱交換器が接続するよう構成され、この室内熱
交換器に接続するガス側管路から室外機に戻り分岐する
配管の一方には順方向に連通する逆止弁を介して第1四
方弁が接続し、他方に第2四方弁が接続するように構成
され、冷媒は、冷房及び除霜運転時には順循環路にそっ
て、暖房時には順循環路とは逆方向に流れる空気調和機
であって、圧縮機吐出圧力の検知手段、圧縮機吸入圧力
の検知手段、及び第1、第2室外熱交換器それぞれのガ
ス側圧力を検知する各検知手段と、各圧力の検出値によ
り第1及び第2四方弁を操作する四方弁制御装置とを設
け、そしてこの四方弁制御装置は、暖房運転から除霜運
転に切り替える際、圧縮機吐出圧力と圧縮機吸入圧力と
の圧力差が所定値以上のときに、まず第2四方弁を切り
替え、第2室外熱交換器のガス側圧力が上昇した後に第
1四方弁を切り替えるよう制御することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により具体的に説明する。図2は、本発明の一実施の形
態の空気調和機の構成図である。この空気調和機は、室
外機5と、室外機5に接続し互いに並列に設置された複
数(N)台の室内機131、13Nとからなる。室外機
5と各室内機131、13Nはガス側管路17及び液側
管路18等により配管接続されて閉回路を形成し、その
閉回路の中に冷媒を封入している。なお、空気調和機は
1台の室外機と1台室内機との組合せから構成してもよ
い。
【0012】室外機5は、1台あるいは複数台の駆動周
波数可変式圧縮機6と、圧縮機6吐出側に順に配管接続
される第1四方弁10-1、第1室外熱交換器7-1及び
第1室外膨張弁12-1と、同じく圧縮機6吐出側に順
に配管接続される第2四方弁10-2、第2室外熱交換
器7-2及び第2室外膨張弁12-2とを備えている。第
1四方弁10-1、第1室外熱交換器7-1及び第1室外
膨張弁12-1と、第2四方弁10-1、第2室外熱交換
器7-2及び第2室外膨張弁12-2は、互いに並列して
圧縮機6に接続している。第1室外熱交換器7-1及び
第2室外熱交換器7-2は、それぞれ室外ファン8を備
えている。また、室内機と室外機間にあるガス側管路1
7から室外機5内の第1四方弁10-1に戻る管路には
逆止弁70が設置されている。ガス側管路17から第2
四方弁10-2は直接に配管接続されている。室外機5
は、その他、圧縮機6の冷媒吸入側にアキュムレータ9
を備え、また第1、第2室外膨張弁12-1、12-2と
液側管路18とを接続する配管に液タンク11を備えて
いる。
【0013】一方、室内機131は、室内膨張弁161
と室内熱交換器141を順次に配管接続して備え、また
室内機13Nは室内膨張弁16Nと室内熱交換器14N
を順次に配管接続して備えている。また室内熱交換器1
41は室内ファン151を備え、室内熱交換器14Nは
室内ファン15Nを備えている。室内熱交換器141、
14Nは、それぞれ各室内ファン151、15Nの送風
により室内空気と熱交換を行い、そして各室内膨張弁1
61、16Nは、それぞれの室内熱交換器141、14
Nの冷媒の流量を調節する。
【0014】室内機131、13Nと室外機5は、分岐
管191を介してガス側管路17により接続され、また
分岐管19Nを介して液側管路18により接続されて、
室外機5と各室内機131、13N間に閉回路が形成さ
れている。その閉回路の中には冷媒が封入されている。
【0015】さらに、室外機6は、室外空気温度を検知
する温度検知器20、室外熱交換器液側温度を検知する
温度検知器21、室外熱交換器ガス側温度を検知する温
度検知器22、圧縮機6の冷媒吐出温度検知器23、圧
縮機6の冷媒吸入圧力検知器24、圧縮機6の吐出圧力
検知器25、第1及び第2室外熱交換器7-1、7-2そ
れぞれのガス側圧力を検知する各圧力検知器26、室外
機と室内機間のガス側管路17の圧力を検知する圧力検
知器27、圧縮機6の消費電力を検知する電力検知器2
8、各室外ファン8の消費電力を検知する各電力検知器
29、圧縮機6の周波数を操作するインバータ圧縮機駆
動周波数操作器30、各室外ファン8の送風能力を操作
する各送風能力操作器31、第1及び第2室外膨張弁1
2-1、12-2それぞれの開度を操作する各開度操作器
32、第1及び第2四方弁10-1、10-2それぞれの
冷媒方向を切替える操作を行う各四方弁操作器33を有
している。
【0016】一方、各室内機131、13Nは、利用部
の室内空気温度を検知する温度検知器341、34N、
その利用部への吹き出し空気温度を検知する温度検知器
351、35N、室内ファン151、15Nの消費電力
を検知する電力検知器381、38N、室内ファン15
1、15Nの送風能力を操作する送風能力操作器39
1、39N、室内膨張弁161、16Nの冷媒循環量を
操作する室内膨張弁開度操作器401、40N、予め与
えられた温湿度設定値を記憶、あるいは使用者が好みの
温湿度を設定するためのリモコン411、41Nを有し
ている。
【0017】さらに、必要に応じて除霜を開始すべきか
の判定を行う演算運転装置42を有している。演算運転
装置42は、これら検知信号を読み込み、周波数操作器
30、室外ファンの各ファン能力操作器31、各室外膨
張弁開度操作器32、各四方弁操作器33、室内ファン
送風能力操作器391、39N、各室内膨張弁401、
40Nの操作量を演算し、制御するよう配線されてい
る。
【0018】上記空気調和機の冷房運転時には、圧縮機
6が起動、圧縮作用を行うことで、封入された冷媒が、
圧縮、過熱され、第1及び第2室外熱交換器7-1、7-
2の方向へ流れてゆく。そこで室外空気により、冷却、
液化され、室外空気には熱量を与える。さらに、膨張作
用を行う室外膨張弁12-1、12-2、室内膨張弁16
1、16Nを通過することにより、減圧されて、室内熱
交換器141、14Nに流入する。そこで、室内空気に
より加熱、蒸発されて、室内空気からは、熱量を奪う。
蒸発した冷媒は、また圧縮機に流入し、圧縮され、以
下、上記動作を繰返す。一方、空気調和機の暖房運転時
には、圧縮機6で圧縮、過熱された冷媒は、室内熱交換
器141、14Nの方向へ流れてゆく。そこで室内空気
により冷却、液化され、空気には熱量を与える。さら
に、膨張作用を行う室内膨張弁161、16N、室外膨
張弁12-1、12-2を通過することにより、減圧され
て、室外熱交換器7-1、7-2に流入する。そこで、室
外空気により加熱、蒸発されて、空気からは、熱量を奪
う。蒸発した冷媒は、また圧縮機に流入し、圧縮され、
以下、上記動作を繰返す。これが一連の、空気調和機の
冷媒の挙動である。演算運転装置42は、室内空気温
度、湿度を制御するとともに、熱負荷装置である空気調
和機の冷媒温度、圧力の制御、除霜開始の判定、除霜等
を行う。
【0019】ただし上記空気調和機の室外機において
は、四方弁が2つ存在し、そのON−OFF組合せによ
り冷媒経路が異なるので、図8の(a)〜(d)に示す4種
類のモードが存在することになる。図8(a)に示すOF
F−OFFモードにおいては、圧縮機6から出て第1四
方弁10-1を通過した冷媒は逆止弁70に阻まれて流
れないのに対して、第2四方弁10-2を通過した冷媒
は、第2室外熱交換器7-2に流れ、冷凍サイクル全体
としては冷房運転を行う。室内機から室外機5に戻った
冷媒は第2四方弁10-2を通過して圧縮機6に戻る。
このモードでは、2つのうち1つの室外交換器だけが機
能する。これを第1種の冷房運転と呼ぶ。図8(b)に示
すON−OFFモードにおいては、圧縮機6から出て第
1四方弁10-1を通過した冷媒は第1室外熱交換器7-
1に流れると共に、第2四方弁10-2を通過した冷媒
は第2室外熱交換器7-2に流れて、冷房運転を行う。
室内機から室外機5に戻った冷媒は、第1及び第2四方
弁10-1、10-2を通過して圧縮機6に戻る。このモ
ードでは、2つの室外熱交換器が機能する。これを第2
種の冷房運転と呼ぶ。図8(c)に示すOFF−ONモー
ドにおいては、圧縮機6から出て第2四方弁10-2を
通過した冷媒は、室内熱交換器141、14Nに向か
い、暖房運転を行う。第1四方弁10-1を通過した冷
媒は逆止弁70に阻まれて流れない。一方、室内機から
室外機5に戻った冷媒は、第1室外膨張弁12-1、第
1室外熱交換器7-1経て第1四方弁を通過して、それ
と並行に第2室外膨張弁12-2、第2室外熱交換器7-
2を経て第2四方弁を通過して、圧縮機6に戻る。この
モードでは2つの室外熱交換器が機能する。暖房運転は
この1種類のみである。
【0020】ところで、図8(d)に示すON−ONモー
ドにおいては、圧縮機6から出て第2四方弁10-2を
通過した冷媒が、室内熱交換器141、14Nに向か
い、暖房運転を行う。この暖房に用いられた冷媒は、室
内機から室外機5に戻り、室外機5内では第2室外膨張
弁12-2を経て低圧となり、第2室外熱交換器7-2、
第2四方弁10-2を通過して圧縮機6に戻る。一方、
圧縮機6から出て第2四方弁10-2を通過した後に分
流し、逆止弁70(順方向)から第1四方弁10-1を
通過した冷媒は、圧縮機6に戻る。この分流した冷媒
は、圧縮機6に戻る途中で、もう一つの冷媒とぶつか
る、即ち、上記暖房に用いられた後室内機から室外機5
に戻り、室外機5内で第2室外膨張弁12-2を経て低
圧となり、第2室外熱交換器7-2、第2四方弁10-2
を通過して圧縮機6に戻る冷媒とぶつかり、そのまま低
圧側に短絡してしまう。そのために、圧縮機6が動いて
いるにもかかわらず、四方弁の入口側と出口側での圧力
差がなくなってしまい、それぞれの四方弁が動かなくな
る不動作モードに陥ってしまう。このような状態は空気
調和機の運転を不可能にしてしまうので、必ず避けなけ
ればならないことである。なお、圧縮機6から出て第1
四方弁10-1を経て第1室外熱交換器7-1、第1室外
膨張弁12-1を通過した冷媒は、もう一つの冷媒とぶ
つかる、即ち、上記暖房に用いられた後室内機から室外
機5に戻り第2室外熱膨張弁12-2に流入しようとす
る冷媒とぶつかり、両者の圧力バランスにより、流れが
止まる。これは冷房、暖房のどの運転モードにもならな
い。
【0021】従って、四方弁が不動作モードに陥らない
ような四方弁切替え法をとる。適用時は、2つの四方弁
が両方作動しなければならない暖房運転(図8(c))から
除霜運転(図8(b))、および除霜運転から暖房運転へ
の各切替え時である。基本的には除霜開始((c)→
(b))時には、第2四方弁10-2を先に作動させ、時
間差をおいて、第1四方弁10-1を作動させ、除霜終
了時((b)→(c))には、第1四方弁10-1を先に作
動させ、同じく時間差をおいて、第2四方弁10-2を
作動させる。
【0022】しかし、ここでどのくらいの時間差を設け
るかが問題となる。3秒、5秒といった固定的な時間差
であると簡単であるが、運転状況によっては、決められ
た時間差が最適であるとは限らない。
【0023】図1は、四方弁が2つ存在する空気調和機
において、固定時間差3秒で、四方弁が作動したときの
第1室外熱交換器7-1ガス側圧力と、第2室外熱交換
器7-2ガス側圧力の差圧変化を示したものである。四
方弁のON−OFFを示す1、2は運転信号電圧であ
り、実際に弁本体のON−OFFを表すものではない。
第2四方弁10-2の運転信号(2)がOFFすると、約
1秒後(図中a点)に第2室外熱交換器7-2ガス側圧
力(4)が上昇しているので、第2四方弁10-2の弁本
体がOFF(圧縮機6から第2室外熱交換器7-2へ開
路)していることが推測される。この時、第1室外熱交
換器7-1ガス側圧力(3)も上昇しているのは、第
1、第2室外膨張弁12-1、12-2を通じて冷媒が短
絡、第1室外熱交換器7-1に流入したためであり、第
1四方弁10-1が切替わった訳ではない。その後、第
2四方弁10-2の運転信号がOFFしてから3秒後、
第1四方弁10-1の運転信号(1)がONし、その約
15秒後(図中b点)に第1室外熱交換器7-1ガス側
圧力(3)が上昇し、第1四方弁10-1の弁本体がO
N(圧縮機6から第1室外熱交換器7-1へ開路)した事
が分かる。圧縮機駆動周波数は325Hz相当、運転室
内機容量は約26馬力、空気温度条件は標準除霜条件で
ある。なお、第1及び第2四方弁10-1、10-2それ
ぞれのONまたはOFF時における弁ポートの位置は、
図8に示すとおりである。すなわち、第1四方弁10-
1が「ON」のとき、圧縮機6から出た冷媒は第1四方
弁10-1を経て第1室外熱交換器7-1に流入する。一
方、第1四方弁10-1が「OFF」のとき、圧縮機6
から出た冷媒は第1四方弁10-1より先に流れない。
第2四方弁10-2が「ON」のとき、圧縮機6から出
た冷媒は第2四方弁10-2を経て室内機に向かう。一
方、第2四方弁10-2が「OFF」のとき、圧縮機6
から出た冷媒は第2四方弁10-2を経て第2室外熱交
換器7-2に流入する。
【0024】ここで、圧縮機駆動周波数を小さくする
と、図3のようになる。ここでは、第2四方弁10-2
の運転信号(44)がOFFしてから約15秒(図中a
点)で第2室外熱交換器7-2ガス側圧力(46)が上
昇することから、第2四方弁10-2弁本体がOFF
(圧縮機6から第2室外熱交換器7-2へ開路)し、さ
らにその約5秒後(図中b点)に第1室外熱交換器7-
1ガス側圧力(45)が上昇していることから、第1四
方弁10-1の弁本体がON(圧縮機6から第1室外熱
交換器7-1へ開路)されていることが分かる。圧縮機駆
動周波数は32Hz、運転室内機容量は1馬力、空気温
度条件は標準除霜条件である。
【0025】このように、圧縮機駆動周波数を変化させ
ると、信号がON、OFFしてからの弁本体の作動時間
が異なる。これは、差圧が変化するため、弁を作動させ
る駆動力が変化するからである。これらの時間差は、上
記のように圧縮機駆動周波数だけでなく、四方弁の摩擦
なども関係するので、四方弁の個体差、経年変化によっ
ても異なる。
【0026】これから、次の事に注意する必要がある。
図1のように圧縮機駆動周波数が高いと、四方弁が早く
作動する。第2四方弁10-2の運転信号がOFFとな
ってから、第1四方弁10-1の運転信号をONとする
までの時間が遅すぎると、第2四方弁10-2の弁本体
がOFFしている時間が長くなり、差圧が適切でなくな
ってしまう。除霜開始の時など、差圧がなくなってか
ら、第1四方弁10-1をONにしようとすると、第1
四方弁10-1の作動が確実に行われるか信頼性が低下
し、弁本体の中間停止が心配される。
【0027】逆に、図3のように圧縮機駆動周波数が低
いと、四方弁が遅く作動する。第2四方弁10-2の運
転信号がOFFとなってから、第1四方弁10-1の運
転信号をONするまでの時間が早すぎると、第2四方弁
10-2の弁本体がまだOFFとなっていないのに、第
1四方弁10-1にONの運転信号を送るフライングを
することになるので、第2四方弁10-2を先に作動さ
せるという当初の目的が達成されない。したがって、こ
のままでも不動作モードに陥ってしまうことがある。こ
のように、運転状況に応じて2つの四方弁作動時間差を
適宜変化させないと、2つの四方弁10-2つを的確に
切替え出来なくなることに注意する必要がある。
【0028】従ってここでは、運転状況に応じて四方弁
作動時間差を作動に適した値に設定する方法を説明す
る。第1四方弁10-1又は第2四方弁10-2が作動す
ると、圧縮機冷媒吸入圧力、第1室外熱交換器7-1ガ
ス側圧力、第2室外熱交換器7-2ガス側圧力が変化す
る。上記の通り、第1四方弁10−1の弁本体が変化す
る時には、第1四方弁10−1と直結した第1室外熱交
換器7-1ガス側圧力が、第2四方弁10-2の弁本体が
変化する時には、第2四方弁10-2と直結した第2室
外熱交換器7-2ガス側圧力が、圧縮機冷媒吸入圧力よ
り如実に変化するので、この圧力変化の変化量を検知し
てそれぞれの四方弁を作動させる。そのことから室外熱
交換器ガス側の圧力変化 δP=切替信号後の圧力−切替信号前の圧力 を考慮する。ただし一般の空気調和機運転に要するサン
プリング時間に比べて、圧力変動の動きは素早いので、
除霜開始、除霜終了時には、サンプリング時間を早目に
し、変動値に対応できるようにしておく。
【0029】いま除霜開始条件を満足し、演算運転装置
42が暖房運転から除霜運転に切り替えることを決定し
たとする(図8で(c)→(b))。
【0030】演算運転装置42が第2四方弁10-2に
OFF運転信号を発信したとする。すると、第2四方弁
10-2の弁本体が作動した(図8(a)に示す状態)
後、第2室外熱交換器7-2ガス側圧力が上昇を始め
る。そのとき、その上昇した値(δP)が予め決められ
たしきい値(Pth) δP≧Pth ……(1) となった時、第2四方弁10-2の弁本体が作動したと
みなし、すぐさま第1四方弁10-1へONの運転信号
を送信する。こうすることで、時間差を余分に与えすぎ
て差圧が適切でなくなることもなく、また、フライング
をすることもない。よって不動作モードをつくることな
く、二つの四方弁を確実作動させることが出来る。な
お、上記のように暖房運転から除霜運転に切り替える場
合は、2つの四方弁のポート位置は図8の(c)→(a)→
(b)で示される。逆に、除霜運転から暖房運転に復帰す
る場合は、2つの四方弁のポート位置は図8の(b)→
(a)→(c)となる。
【0031】しかし、各室外熱交換器7-1、7-2のガ
ス側圧力検知器は、製品(空気調和機)によっては装備さ
れていないことが多く、余分に検知器を必要とする事で
上記方法を直接用いることは原価上昇を招き、必ずしも
メリットだけあるとは限らなくなる。そこで第1室外熱
交換器7-1ガス側圧力、第2室外熱交換器7-2ガス側
圧力の変化に対して、多くの製品に装備されている圧縮
機冷媒圧力検知器を用いて、圧縮機冷媒吸入圧力の変化
を代用する。図4は、除霜終了の時の、第1及び第2四
方弁のON−OFF信号及び、圧縮機冷媒吐出圧力変
化、圧縮機冷媒吸入圧力変化を表す図である。吸入圧力
Psの曲線上、a点は第1四方弁10-1本体がOFF
になって圧力上昇する時点を、b点は第2四方弁本体が
ONになって圧力上昇する時点を示す。この図のよう
に、圧縮機冷媒吸入圧力変化は、室外熱交換器ガス側圧
力変化のように明確ではないが、上記室外熱交換器ガス
側圧力の代わりに十分なりうる。
【0032】以上の四方弁切替制御を行うことによっ
て、さらに次のような効果を得る。除霜を行う時、特
に、除霜運転から暖房運転に復帰する際に、配管中の冷
媒流れが急変するため、配管の湾曲部に流体力がかか
る。そのため、施工配管が激しく振動し、例えば家屋や
ビルの天井裏等を打ち付けて、階下、階上の人間に不要
な衝撃、衝撃音を受けさせることになる。
【0033】この流体力による配管衝撃、衝撃音は、流
体の圧力の急変、速度変化、密度に依存する。流体力の
大きさは、図5に示すように、配管断面を検査面として
2つ取り、配管の曲がり角度を検査面1ではθ1、検査
面2でθ2、断面積をA1、A2、流体の密度をρ、速度
をu1、u2、圧力をp1、p2、体積流量をQとすると、
【0034】
【数1】
【0035】で表される。
【0036】いま、配管曲がりを90°、検査面を近く
において圧損、速度変化を無視できると考えp1=p2
p、u1=u2=u、A1=A2=Aとすると F=√2(ρQu+Ap) ……(5) ∴F=√2(Gu+Ap) となる。ここで、Gは質量流量である。Fは常時配管に
作用する力であるので、これは配管をたわませる作用を
する。ここで問題となっているのは配管振動である。こ
れは、流体力Fより、流体力の変動ΔFがインパルスと
なって振動を引き起こすので、より支配的である。式
(5)より、変動ΔFは、 ΔF=√2(G・Δu+A・Δp) ………(6) となる。ここで論じている流体力の変動ΔFとは、四方
弁を切り替えることによって引き起こされるある短い時
間での変化を指す。従って式(6)におけるΔu、Δp
も、四方弁が切り替えられた時のガス配管の速度変化、
圧力変化である。
【0037】四方弁が1つの冷凍サイクルにおいては、
冷媒の圧力、速度変化が急変するのが弁本体が切替わる
瞬間だけであるが、四方弁が2つの冷凍サイクルにおい
ては、図1、3、及び4に示すように、圧力は、段階的
に2回に分けて切替わる。四方弁を2つ有する冷凍サイ
クルは、四方弁が1つの冷凍サイクルに比べて、四方弁
の容量がそれぞれ半分で済むので、半分の流量の冷媒が
圧力変動を起こし、四方弁の切替とともに弱い振動が2
回起こることとなる。配管振動は、使用者にとっては、
配管振動自体が問題ではなく、配管が天井裏を打ち付け
て発生させる2次的衝撃、衝撃音が問題となる。何故な
ら、使用者は振動音を聞かなければ、配管振動そのもの
には気付かないからである。
【0038】よって弱い配管振動では、配管の振幅が小
さいので、天井裏を打ち付ける可能性が低く、強い配管
振動が1回発生するよりも、弱い配管振動が2回発生す
る方が、はるかに害が少ない。
【0039】そして、配管振動は、四方弁の作動時間差
によっても異なる。図6、7は、同じ運転状況で、作動
時間差を固定時間差とし、10秒の時と、3秒の時での
配管振動加速度を示すものである。図6に示す作動時間
差が10秒の時は、第1四方弁10-1の弁本体がOF
Fした後、第1四方弁10-1に接続する第1室外熱交
換器7-1ガス側圧力が低圧になるので急速に下降す
る。しかし、第2四方弁10-2がまだ切り替わってお
らず、吐出冷媒は逆止弁70のため第1四方弁10-1
を流れることが出来ず、一挙に第2四方弁10-2の方
へ流れる。それで図には表されていないが、第2四方弁
10-2に接続する第2室外熱交換器7-2ガス側圧力
と、圧縮機冷媒吐出圧力Pdは上昇し、ガス側管路17
の圧力(図中54)、圧縮機冷媒吸入圧力Ps(図中5
5)はまた元の値になるべく下降を続ける。こうして上
昇するPdと下降するPsの圧力差は大きくなり、この
後、第2四方弁10-2を切替えた時(図中52)に
は、上記式(6)で表したガス配管の圧力時間変化Δp
が大きくなるので、大きな振動が発生する。
【0040】それに対し、図7に示す3秒時間差の方
は、第2四方弁10-2に接続する第2室外熱交換器7-
2のガス側圧力Pdが昇圧し、ガス側管路17の圧力
(図中59)、圧縮機冷媒吸入圧力Ps(図中60)が
減圧する前に第2四方弁10-2が切替わるので、大き
な振動が発生しない。
【0041】このように、同じ運転条件によっても、配
管振動が変化するので、固定時間差では、すべてを対応
できない。上記説明では、作動時間差を短くすればよい
ことになるが、あまり短いと、先述したように、図3の
如く四方弁がすぐに作動しない場合には、不動作モード
に陥る危険性がある。従って、圧力差を検知し、先に作
動させる四方弁の弁本体の作動が確認され次第、すぐさ
ま次の四方弁への運転信号を送信するような対応をする
ことによって、不動作モードに陥ることなく、かつ、除
霜後の配管振動を最小限に抑えることが出来る。
【0042】最後に図9にこの四方弁演算運転装置の動
作フローチャートを示す。まず、除霜開始においては、
図9(a)に示すように、暖房運転を行う(ステップ6
1)。除霜判定のアルゴリズムによるが、例えば室外熱
交換器蒸発温度の値がある値以下になると、除霜必要と
判定する(ステップ62)。ここで第2四方弁10-2を
作動させるが、それに先立って第2室外熱交換器7-2
ガス側圧力の値を測定し、記憶する(ステップ63)。第
2四方弁10-2に、OFF信号を送信する(ステップ6
4)。次に、第2四方弁10-2の弁本体が実際に作動し
たことを確認するため、第2室外熱交換器7-2ガス側
圧力の値を測定する(ステップ65)。切替信号後の圧力
と、切替信号前の圧力差δP2が予め決められた値であ
るPth2に達成すると(ステップ66)、今度は第1四方
弁10-1にON信号を送信する(ステップ67)。これ
で、暖房運転から除霜運転に切替わり、除霜終了条件を
満たすまで、除霜を行う(ステップ68)。
【0043】除霜終了時に関しても同様である。図9
(b)に示すように、除霜運転(ステップ71)から、除霜
終了条件を満足しているかを判定し(ステップ72)、除
霜終了と見なした場合、第1四方弁10-1を切替える
に先立って、第1室外熱交換器7-1ガス側圧力の値を
測定、記憶する(ステップ73)。次に第1四方弁10-
1にOFF信号を送信する(ステップ74)。さらに第1
室外熱交換器7-1ガス側圧力の値を測定し(ステップ7
5)、切替信号前と切替信号前の圧力差δP1がしきい値
Pth1になったところ(ステップ76)で、第1四方弁1
0-1の弁本体が作動したとみなし、第2四方弁10-2
にON信号を送信する(ステップ77)。ここで、除霜終
了となり、暖房運転が再開される(ステップ78)。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、四方弁を2つ有する室
外機を備え空気調和機は、四方弁制御装置として、暖房
運転から除霜運転に、あるいは、逆に除霜運転から暖房
運転にモードを切替える際、それぞれ、2つの四方弁を
室外機の高圧側と低圧側が短絡しない順序にしたがい一
つの四方弁を切り替え、確実に切り替わったことを室外
熱交換器のガス側圧力の変化で検知した後、他の四方弁
を切り替える制御装置を設けたものとしたので、四方弁
の不動作を防止して信頼性の高いモード切り替えを行う
ことができ、また2つの四方弁を段階的に切り替えるこ
とにより空気調和機の配管振動を減少させて、より快適
性が高く、安定性のある運転を行う事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機で、圧縮機駆動周波
数の高い場合の除霜開始時の、第1、第2四方弁へのO
N−OFF信号のタイミングと第1、第2室外熱交換器
ガス側の圧力変化を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態となる空気調和機の構成
図である。
【図3】本発明にかかる空気調和機で、圧縮機駆動周波
数の低い場合の除霜開始時の、第1、第2四方弁へのO
N−OFF信号のタイミングと第1、第2室外熱交換器
ガス側の圧力変化を示す図である。
【図4】除霜終了時、第1四方弁、第2四方弁が切替わ
った際の圧縮機冷媒吐出圧力と冷媒吸入圧力の変化を表
す図である。
【図5】振動を検討する配管モデルを示す図である。
【図6】除霜終了時、第1四方弁と第2四方弁の作動時
間差が10秒の時の、空気調和機の配管振動と圧縮機冷
媒吸入圧力、ガス側管路圧力の変化を表す図である。
【図7】除霜終了時、第1四方弁と、第2四方弁の作動
時間が差3秒の時の、空気調和機の配管振動と圧縮機冷
媒吸入圧力、ガス側管路圧力の変化を表す図である。
【図8】四方弁を2つ有する冷凍サイクルの運転モード
を表す図である。
【図9】四方弁演算運転装置による除霜開始及び除霜終
了時のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
5 室外機 6 圧縮機 7-1 第1室外熱交換器 7-2 第2室外熱交換器 8 室外ファン 9 アキュムレータ 10-1 第1四方弁 10-2 第2四方弁 11 レシーバ 12-1 第1室外膨張弁 12-2 第2室外膨張弁 131、13N 室内機 141、14N 室内熱交換器 151、15N 室内ファン 161、16N 室内膨張弁 17 ガス側管路 18 液側管路 191、19N 分岐管 20、21、22、23 温度検知器 24、25、27 圧力検知器 28、29 電力検知器 30 周波数操作器 31 送風能力操作器 32 弁開度操作器 33 四方弁操作器 341、34N、351、35N 温度検知器 361、36N、371、37N 温度検知器 381、38N 電力検知器 391、39N 送風能力操作器 401、40N 弁開度操作器 411、41N リモコン 42 演算運転装置 70 逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 宏治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 吉田 悟 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 竹中 寛 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内膨張弁、室内熱交換器を有する室内
    機と、圧縮機、第1室外熱交換器、第2室外熱交換器、
    第1四方弁及び第2四方弁を有する室外機とを備えた空
    気調和機であって、 前記圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検知器及び吸
    入圧力を検出する吸入圧力検知器と、前記空気調和機を
    暖房運転から除霜運転に切換える際、前記吐出圧力と前
    記吸入圧力との圧力差が所定値以上のときに、前記第2
    四方弁を切り替え、その後に前記第1四方弁を切り替え
    る四方弁制御装置とを備えたことを特徴とする空気調和
    機。
  2. 【請求項2】 室内膨張弁、室内熱交換器を有する室内
    機と、圧縮機、第1室外熱交換器及び第2室外熱交換器
    を有する室外機とを備えた空気調和機であって、 前記第1室外熱交換器に接続された第1四方弁及び前記
    第2室外熱交換器に接続された第2四方弁と、前記第2
    四方弁を切替えた後、切替え後の前記第2室外熱交換器
    のガス側圧力の上昇値が予め決められたしきい値以上と
    なることを確認して前記第1四方弁を切替えるように制
    御する四方弁制御装置とを備えたことを特徴とする空気
    調和機。
  3. 【請求項3】 室内膨張弁、室内熱交換器を有する室内
    機と、圧縮機、第1室外熱交換器及び第2室外熱交換器
    を有する室外機とを備えた空気調和機であって、 前記第1室外熱交換器に接続された第1四方弁及び前記
    第2室外熱交換器に接続された第2四方弁と、前記空気
    調和機を除霜運転から暖房運転に復帰する際、前記吐出
    圧力と前記吸入圧力との圧力差が所定値以上のときに前
    記第1四方弁を切り替え、その後前記第1室外熱交換器
    のガス側圧力が予め決められたしきい値よりも低下して
    から前記第2四方弁を切り替える四方弁制御装置とを備
    えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、複数の室外熱交換器、複数の四
    方弁を有する室外機を備えた空気調和機であって、 前記複数の四方弁のうち少なくとも2つを切替える際、
    一方の四方弁を切替え、その後前記室外熱交換器のガス
    側圧力の変化により他方の四方弁の切替えを制御するこ
    とを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 室外機と室内機が液側管路及びガス側管
    路で接続されてなり、冷媒の順循環路として、前記室外
    機は、駆動周波数可変式圧縮機の吐出側で分岐する配管
    の一方に第1四方弁、第1室外熱交換器及び第1室外膨
    張弁が順に接続し、他方に第2四方弁、第2室外熱交換
    器及び第2室外膨張弁が順に接続し、各室外膨張弁の出
    側は合流して前記液側配管に接続するよう構成され、前
    記室内機は前記液配管側から順に室内膨張弁及び室内熱
    交換器が接続するよう構成され、該室内熱交換器に接続
    する前記ガス側管路から前記室外機に戻り分岐する配管
    の一方には順方向に連通する逆止弁を介して第1四方弁
    が接続し、他方に第2四方弁が接続するように構成さ
    れ、冷媒は、冷房及び除霜運転時には順循環路にそっ
    て、暖房時には順循環路とは逆方向に流れる空気調和機
    であって、 前記圧縮機吐出圧力の検知手段、該圧縮機吸入圧力の検
    知手段、及び前記各室外熱交換器それぞれのガス側圧力
    を検知する各検知手段と、前記各圧力の検出値により前
    記第1及び第2四方弁を操作する四方弁制御装置とを設
    け、該四方弁制御装置は、暖房運転から除霜運転に切り
    替える際、前記圧縮機吐出圧力と前記圧縮機吸入圧力と
    の圧力差が所定値以上のときに、まず前記第2四方弁を
    切り替え、前記第2室外熱交換器のガス側圧力が上昇し
    た後に前記第1四方弁を切り替えるよう制御することを
    特徴とする空気調和機。
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