JP2000146136A - 二次燃焼装置および焼却炉 - Google Patents
二次燃焼装置および焼却炉Info
- Publication number
- JP2000146136A JP2000146136A JP10319108A JP31910898A JP2000146136A JP 2000146136 A JP2000146136 A JP 2000146136A JP 10319108 A JP10319108 A JP 10319108A JP 31910898 A JP31910898 A JP 31910898A JP 2000146136 A JP2000146136 A JP 2000146136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary combustion
- combustion chamber
- filter
- incinerator
- dioxins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/24—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a vertical, substantially cylindrical, combustion chamber
- F23G5/245—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a vertical, substantially cylindrical, combustion chamber with perforated bottom or grate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/14—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion
- F23G5/16—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion in a separate combustion chamber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J15/00—Arrangements of devices for treating smoke or fumes
- F23J15/02—Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material
- F23J15/022—Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material for removing solid particulate material from the gasflow
- F23J15/025—Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material for removing solid particulate material from the gasflow using filters
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2205/00—Waste feed arrangements
- F23G2205/12—Waste feed arrangements using conveyors
- F23G2205/121—Screw conveyor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2205/00—Waste feed arrangements
- F23G2205/14—Waste feed arrangements using hopper or bin
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2207/00—Control
- F23G2207/10—Arrangement of sensing devices
- F23G2207/101—Arrangement of sensing devices for temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2209/00—Specific waste
- F23G2209/22—Waste papers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2209/00—Specific waste
- F23G2209/28—Plastics or rubber like materials
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却過程でのダイオキシン類の生成を防止で
きる二次燃焼装置と、ダイオキシン類を排出しない焼却
炉を提供することである。 【解決手段】 煙道２の途中に設けた二次燃焼室２２に
二次燃焼バーナ２３を取り付け、二次燃焼室２２の出口
側にアルミナを板状に焼結したアルミナフィルタ２６を
設け、このアルミナフィルタ２６で燃焼ガスに含まれる
飛灰を捕捉し、これらの飛灰を二次燃焼熱で燃焼させる
ことにより、排ガス中の飛灰を大幅に低減するととも
に、飛灰中に存在する塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化さ
せて、前駆体をダイオキシン類に変化させる飛灰の触媒
作用を封じ、排ガス冷却過程でのダイオキシン類の生成
を防止できるようにしたのである。
きる二次燃焼装置と、ダイオキシン類を排出しない焼却
炉を提供することである。 【解決手段】 煙道２の途中に設けた二次燃焼室２２に
二次燃焼バーナ２３を取り付け、二次燃焼室２２の出口
側にアルミナを板状に焼結したアルミナフィルタ２６を
設け、このアルミナフィルタ２６で燃焼ガスに含まれる
飛灰を捕捉し、これらの飛灰を二次燃焼熱で燃焼させる
ことにより、排ガス中の飛灰を大幅に低減するととも
に、飛灰中に存在する塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化さ
せて、前駆体をダイオキシン類に変化させる飛灰の触媒
作用を封じ、排ガス冷却過程でのダイオキシン類の生成
を防止できるようにしたのである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物等の焼却
炉およびその二次燃焼装置に関するものである。
炉およびその二次燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】廃棄
物の焼却炉には、紙や木屑等のごみに混じって生ごみ等
の難燃性の廃棄物も投入されため、焼却炉から排出され
る排ガスや焼却灰には多くの未燃焼物が残存する。これ
らの未燃焼物には、猛毒のダイオキシン類が含まれてい
るため、重大な環境汚染問題となっている。
物の焼却炉には、紙や木屑等のごみに混じって生ごみ等
の難燃性の廃棄物も投入されため、焼却炉から排出され
る排ガスや焼却灰には多くの未燃焼物が残存する。これ
らの未燃焼物には、猛毒のダイオキシン類が含まれてい
るため、重大な環境汚染問題となっている。
【０００３】前記未燃焼物に含まれるダイオキシン類に
は、焼却炉の燃焼温度が低い場合に、燃焼時に生成され
るダイオキシン類と、燃焼時に生成され、排ガス中に含
まれるダイオキシン類の前駆体が冷却過程でダイオキシ
ン類に変化したものとがある。この前駆体は、ダイオキ
シン類と似た分子構造を有し、飛灰中の塩化銅、塩化鉄
や炭素等を触媒として、３００℃前後の冷却過程でダイ
オキシン類に変化することが知られている。
は、焼却炉の燃焼温度が低い場合に、燃焼時に生成され
るダイオキシン類と、燃焼時に生成され、排ガス中に含
まれるダイオキシン類の前駆体が冷却過程でダイオキシ
ン類に変化したものとがある。この前駆体は、ダイオキ
シン類と似た分子構造を有し、飛灰中の塩化銅、塩化鉄
や炭素等を触媒として、３００℃前後の冷却過程でダイ
オキシン類に変化することが知られている。
【０００４】そこで、この発明の課題は、冷却過程での
ダイオキシン類の生成を防止できる二次燃焼装置と、ダ
イオキシン類を排出しない焼却炉を提供することであ
る。
ダイオキシン類の生成を防止できる二次燃焼装置と、ダ
イオキシン類を排出しない焼却炉を提供することであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明の二次燃焼装置は、燃焼ガスが導かれる
二次燃焼室に二次燃焼バーナを設け、この二次燃焼バー
ナよりも二次燃焼室出口側に、焼結アルミナの微細多孔
体フィルタを設け、この微細多孔体フィルタの背面側を
負圧にする手段を設けた構成を採用したのである。
めに、この発明の二次燃焼装置は、燃焼ガスが導かれる
二次燃焼室に二次燃焼バーナを設け、この二次燃焼バー
ナよりも二次燃焼室出口側に、焼結アルミナの微細多孔
体フィルタを設け、この微細多孔体フィルタの背面側を
負圧にする手段を設けた構成を採用したのである。
【０００６】すなわち、燃焼ガス中の未燃焼成分を二次
燃焼させるとともに、燃焼ガス中に含まれる飛灰を微細
多孔体フィルタで捕捉し、これらの飛灰を二次燃焼熱で
燃焼させて、排ガス中の飛灰を大幅に低減し、かつ飛灰
中に存在する塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化させ、前記
前駆体をダイオキシン類に変化させる飛灰の触媒作用を
封じ、冷却過程でのダイオキシン類の生成を防止できる
ようにしたのである。
燃焼させるとともに、燃焼ガス中に含まれる飛灰を微細
多孔体フィルタで捕捉し、これらの飛灰を二次燃焼熱で
燃焼させて、排ガス中の飛灰を大幅に低減し、かつ飛灰
中に存在する塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化させ、前記
前駆体をダイオキシン類に変化させる飛灰の触媒作用を
封じ、冷却過程でのダイオキシン類の生成を防止できる
ようにしたのである。
【０００７】前記微細多孔体フィルタを焼結アルミナ製
としたのは、焼結アルミナは優れた耐熱性と耐化学性を
有し、高温でも飛灰中の成分と化学反応を生ずることな
く、劣化しないためである。また、微細多孔体フィルタ
の背面側を負圧にする手段を設けたのは、非常に細かい
隙間の微細多孔体フィルタに対する排ガスの通気を確保
するためである。
としたのは、焼結アルミナは優れた耐熱性と耐化学性を
有し、高温でも飛灰中の成分と化学反応を生ずることな
く、劣化しないためである。また、微細多孔体フィルタ
の背面側を負圧にする手段を設けたのは、非常に細かい
隙間の微細多孔体フィルタに対する排ガスの通気を確保
するためである。
【０００８】前記二次燃焼バーナに近接して、前記微細
多孔体フィルタよりも手前側に、耐熱性と耐高温酸化性
を有する金属線をメッシュ状にしたもの、もしくは三次
元でメッシュ状にしたもの、またはこれらを組み合わせ
たもので形成したフィルタを設けることにより、二次燃
焼熱でこれらの金属線を赤熱させて、二次燃焼温度を安
定して高温に保持することができる。耐熱性と耐高温酸
化性を有する金属線としては、カンタル線等を採用する
ことができる。
多孔体フィルタよりも手前側に、耐熱性と耐高温酸化性
を有する金属線をメッシュ状にしたもの、もしくは三次
元でメッシュ状にしたもの、またはこれらを組み合わせ
たもので形成したフィルタを設けることにより、二次燃
焼熱でこれらの金属線を赤熱させて、二次燃焼温度を安
定して高温に保持することができる。耐熱性と耐高温酸
化性を有する金属線としては、カンタル線等を採用する
ことができる。
【０００９】また、この発明の焼却炉は、炉床を有する
燃焼室の排煙口に接続された煙道の途中に、上述した二
次燃焼装置を設けた構成を採用したのである。
燃焼室の排煙口に接続された煙道の途中に、上述した二
次燃焼装置を設けた構成を採用したのである。
【００１０】前記焼却炉の炉床を、耐熱金属またはセラ
ミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ状、
ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、またはこれ
らの部材を二種類以上組み合わせたもので形成すること
により、炉床上で燃焼されて減容する廃棄物を、燃焼熱
で赤熱させたこれらの部材の隙間から徐々に落下させ、
これらの赤熱した部材との接触で未燃焼物の燃焼を促進
し、焼却灰の量を著しく低減することができる。
ミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ状、
ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、またはこれ
らの部材を二種類以上組み合わせたもので形成すること
により、炉床上で燃焼されて減容する廃棄物を、燃焼熱
で赤熱させたこれらの部材の隙間から徐々に落下させ、
これらの赤熱した部材との接触で未燃焼物の燃焼を促進
し、焼却灰の量を著しく低減することができる。
【００１１】前記燃焼室の排煙口に、耐熱金属またはセ
ラミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ
状、ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、または
これらの部材を二種類以上組み合わせたもので形成され
たフィルタを設けることにより、燃焼熱でこれらの部材
を赤熱させて、燃焼ガス中の未燃焼成分の燃焼を促進す
ることができる。
ラミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ
状、ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、または
これらの部材を二種類以上組み合わせたもので形成され
たフィルタを設けることにより、燃焼熱でこれらの部材
を赤熱させて、燃焼ガス中の未燃焼成分の燃焼を促進す
ることができる。
【００１２】前記燃焼室の上部または燃焼室に近接した
煙道に、耐熱性と耐高温酸化性を有する金属線をメッシ
ュ状にしたもの、もしくは三次元でメッシュ状にしたも
の、またはこれらを組み合わせたもので形成したフィル
タを設けることにより、高温の燃焼炎でこれらの金属線
を赤熱させて、燃焼温度を安定して高温に保持し、ダイ
オキシン類の生成を防止することができる。
煙道に、耐熱性と耐高温酸化性を有する金属線をメッシ
ュ状にしたもの、もしくは三次元でメッシュ状にしたも
の、またはこれらを組み合わせたもので形成したフィル
タを設けることにより、高温の燃焼炎でこれらの金属線
を赤熱させて、燃焼温度を安定して高温に保持し、ダイ
オキシン類の生成を防止することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図３に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。この焼却炉は、図１に示
すように、廃棄物を燃焼させる燃焼室１と、燃焼室１の
頂部排煙口に接続された煙道２と、この煙道２の途中に
設けられた二次燃焼装置３とで基本的に構成され、廃棄
物はバケット式のコンベア４でホッパ５に投入され、投
入された廃棄物はスクリュ式のコンベア６で燃焼室１に
送り込まれるようになっている。
の発明の実施形態を説明する。この焼却炉は、図１に示
すように、廃棄物を燃焼させる燃焼室１と、燃焼室１の
頂部排煙口に接続された煙道２と、この煙道２の途中に
設けられた二次燃焼装置３とで基本的に構成され、廃棄
物はバケット式のコンベア４でホッパ５に投入され、投
入された廃棄物はスクリュ式のコンベア６で燃焼室１に
送り込まれるようになっている。
【００１４】前記燃焼室１は、炉床７の直上に燃焼バー
ナ８が取り付けられ、炉床７の下方には、予熱バーナ
９、エア送風口１０および焼却灰取り出し口１１が設け
られている。また、燃焼室１には、温度センサ１２、炉
圧測定孔１３およびのぞき窓１４も設けられている。
ナ８が取り付けられ、炉床７の下方には、予熱バーナ
９、エア送風口１０および焼却灰取り出し口１１が設け
られている。また、燃焼室１には、温度センサ１２、炉
圧測定孔１３およびのぞき窓１４も設けられている。
【００１５】前記炉床７は、図２に拡大して示すよう
に、ステンレス鋼製のハニカム体１５と、この上に載置
されたステンレス鋼製の多数のウィスカ１６を絡ませた
ものとの２層構造となっている。これらのハニカム体１
５とウィスカ１６は、燃焼熱で赤熱して、炉床７の下か
ら供給されるエアを加熱するとともに、炉床７上で燃焼
されて減容する廃棄物を、その高温の隙間から徐々に落
下させて、未燃焼成分の燃焼を促進し、焼却灰の量を著
しく低減する。なお、ウィスカ１６は、後述するウィス
カ１８とともに、切削加工時に出る切り子を廃物利用し
たものである。
に、ステンレス鋼製のハニカム体１５と、この上に載置
されたステンレス鋼製の多数のウィスカ１６を絡ませた
ものとの２層構造となっている。これらのハニカム体１
５とウィスカ１６は、燃焼熱で赤熱して、炉床７の下か
ら供給されるエアを加熱するとともに、炉床７上で燃焼
されて減容する廃棄物を、その高温の隙間から徐々に落
下させて、未燃焼成分の燃焼を促進し、焼却灰の量を著
しく低減する。なお、ウィスカ１６は、後述するウィス
カ１８とともに、切削加工時に出る切り子を廃物利用し
たものである。
【００１６】前記煙道２の入口には、前記炉床７と同様
に、ステンレス鋼製のハニカム体１７と、ステンレス鋼
製の多数のウィスカ１８を絡ませたものとの２層構造に
なったフィルタ１９が設けられている。フィルタ１９は
燃焼熱で赤熱して、燃焼ガス中の未燃焼成分の燃焼を促
進する。また、煙道２には温度センサ２０も取り付けら
れ、煙道２の出口はダクト２１で冷却装置（図示省略）
に接続されている。
に、ステンレス鋼製のハニカム体１７と、ステンレス鋼
製の多数のウィスカ１８を絡ませたものとの２層構造に
なったフィルタ１９が設けられている。フィルタ１９は
燃焼熱で赤熱して、燃焼ガス中の未燃焼成分の燃焼を促
進する。また、煙道２には温度センサ２０も取り付けら
れ、煙道２の出口はダクト２１で冷却装置（図示省略）
に接続されている。
【００１７】前記二次燃焼装置３は、図３に拡大して示
すように、煙道２の途中に設けられた二次燃焼室２２に
二次燃焼バーナ２３が取り付けられ、二次燃焼室２２の
入口側には、カンタル線の螺旋コイル２４を２層に直交
配列して、三次元のメッシュを形成したカンタルフィル
タ２５が、出口側には、アルミナを板状に焼結したアル
ミナフィルタ２６が設けられ、このアルミナフィルタ２
６の背面側にはエア吸引口２７が設けられ、このエア吸
引口２７に真空ポンプ（図示省略）が接続されるように
なっている。また、二次燃焼室２２には、前記燃焼室１
と同様に、温度センサ２８、炉圧測定孔２９およびのぞ
き窓３０も設けられている。
すように、煙道２の途中に設けられた二次燃焼室２２に
二次燃焼バーナ２３が取り付けられ、二次燃焼室２２の
入口側には、カンタル線の螺旋コイル２４を２層に直交
配列して、三次元のメッシュを形成したカンタルフィル
タ２５が、出口側には、アルミナを板状に焼結したアル
ミナフィルタ２６が設けられ、このアルミナフィルタ２
６の背面側にはエア吸引口２７が設けられ、このエア吸
引口２７に真空ポンプ（図示省略）が接続されるように
なっている。また、二次燃焼室２２には、前記燃焼室１
と同様に、温度センサ２８、炉圧測定孔２９およびのぞ
き窓３０も設けられている。
【００１８】前記カンタルフィルタ２５は二次燃焼熱で
赤熱し、二次燃焼温度を安定して高温に保持する役割を
する。このカンタルフィルタ２５は、燃焼室１や燃焼室
１に近接した煙道２にも設けることができる。
赤熱し、二次燃焼温度を安定して高温に保持する役割を
する。このカンタルフィルタ２５は、燃焼室１や燃焼室
１に近接した煙道２にも設けることができる。
【００１９】前記アルミナフィルタ２６は、ミクロン単
位の細かい隙間を有し、燃焼ガス中に含まれる飛灰を捕
捉して、これらの飛灰を二次燃焼熱で燃焼させ、排ガス
中の飛灰を大幅に低減するとともに、飛灰中に存在する
塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化させる役割をする。前記
真空ポンプとエア吸引口２７は、このアルミナフィルタ
２６の非常に細かい隙間の通気を確保するためのもので
ある。
位の細かい隙間を有し、燃焼ガス中に含まれる飛灰を捕
捉して、これらの飛灰を二次燃焼熱で燃焼させ、排ガス
中の飛灰を大幅に低減するとともに、飛灰中に存在する
塩化銅、塩化鉄や炭素等を酸化させる役割をする。前記
真空ポンプとエア吸引口２７は、このアルミナフィルタ
２６の非常に細かい隙間の通気を確保するためのもので
ある。
【００２０】上述した実施形態では炉床を１段とした
が、上下に複数段の炉床を設けることもできる。また、
炉床と煙道入口のフィルタを、ステンレス鋼製のハニカ
ム体とウィスカを２層に組み合わせたもので形成した
が、その他の耐熱金属やセラミックのメッシュ状、多孔
状、もしくはウィスカよりも長いファイバ状の部材で形
成することもできる。勿論、これらを組み合わせたもの
も使用することができる。多段炉床の場合は、炉床毎に
異なる部材を使用することもできる。
が、上下に複数段の炉床を設けることもできる。また、
炉床と煙道入口のフィルタを、ステンレス鋼製のハニカ
ム体とウィスカを２層に組み合わせたもので形成した
が、その他の耐熱金属やセラミックのメッシュ状、多孔
状、もしくはウィスカよりも長いファイバ状の部材で形
成することもできる。勿論、これらを組み合わせたもの
も使用することができる。多段炉床の場合は、炉床毎に
異なる部材を使用することもできる。
【００２１】さらに、二次燃焼室に設けたカンタルフィ
ルタについても、螺旋コイルを用いた実施形態のほか
に、平面的なメッシュ板、金属線を立体格子状に編んだ
もの、波状に折り曲げた金属線を立体的に編んだもの、
さらにはこれらを組み合わせたもの等、種々の形態のも
のを採用することができ、その素材としても、カンタル
線のほかに白金線等の耐熱性、耐高温酸化性を有する金
属線を用いることができる。
ルタについても、螺旋コイルを用いた実施形態のほか
に、平面的なメッシュ板、金属線を立体格子状に編んだ
もの、波状に折り曲げた金属線を立体的に編んだもの、
さらにはこれらを組み合わせたもの等、種々の形態のも
のを採用することができ、その素材としても、カンタル
線のほかに白金線等の耐熱性、耐高温酸化性を有する金
属線を用いることができる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、この発明の二次燃焼装置
は、二次燃焼室に二次燃焼バーナを配置し、二次燃焼室
の出口側に、焼結アルミナの微細多孔体フィルタを設け
たので、燃焼ガス中に含まれる飛灰をこのフィルタで捕
捉して二次燃焼熱で燃焼させ、排ガス中の飛灰を大幅に
低減するとともに、飛灰中に存在する塩化銅、塩化鉄や
炭素等を酸化させるようにしたので、前駆体をダイオキ
シン類に変化させる飛灰の触媒作用を封じ、冷却過程で
のダイオキシン類の生成を防止することができる。ま
た、二次燃焼バーナに近接して、金属線をメッシュ状に
編んだフィルタを設けたので、二次燃焼熱でこれらの金
属線を赤熱させ、二次燃焼温度を安定して高温に保持す
ることができる。
は、二次燃焼室に二次燃焼バーナを配置し、二次燃焼室
の出口側に、焼結アルミナの微細多孔体フィルタを設け
たので、燃焼ガス中に含まれる飛灰をこのフィルタで捕
捉して二次燃焼熱で燃焼させ、排ガス中の飛灰を大幅に
低減するとともに、飛灰中に存在する塩化銅、塩化鉄や
炭素等を酸化させるようにしたので、前駆体をダイオキ
シン類に変化させる飛灰の触媒作用を封じ、冷却過程で
のダイオキシン類の生成を防止することができる。ま
た、二次燃焼バーナに近接して、金属線をメッシュ状に
編んだフィルタを設けたので、二次燃焼熱でこれらの金
属線を赤熱させ、二次燃焼温度を安定して高温に保持す
ることができる。
【００２３】また、この発明の焼却炉は、燃焼室の炉床
をメッシュ状やハニカム状等の隙間を有し、表面積が大
きい耐熱金属やセラミックの部材で形成したので、炉床
上で燃焼されて減容する廃棄物を、赤熱されたこれらの
部材の高温の隙間から徐々に落下させ、その未燃焼成分
の燃焼を促進して、焼却灰の量を著しく低減することが
できる。
をメッシュ状やハニカム状等の隙間を有し、表面積が大
きい耐熱金属やセラミックの部材で形成したので、炉床
上で燃焼されて減容する廃棄物を、赤熱されたこれらの
部材の高温の隙間から徐々に落下させ、その未燃焼成分
の燃焼を促進して、焼却灰の量を著しく低減することが
できる。
【図１】焼却炉の実施形態の縦断面図
【図２】図１の炉床の拡大断面図
【図３】図１の二次燃焼装置の拡大断面図
１ 燃焼室 ２ 煙道 ３ 二次燃焼装置 ４ コンベア ５ ホッパ ６ コンベア ７ 炉床 ８ 燃焼バーナ ９ 予熱バーナ １０ 送風口 １１ 焼却灰取り出し口 １２ 温度センサ １３ 炉圧測定孔 １４ のぞき窓 １５ ハニカム体 １６ ウィスカ １７ ハニカム体 １８ ウィスカ １９ フィルタ ２０ 温度センサ ２１ ダクト ２２ 二次燃焼室 ２３ 二次燃焼バーナ ２４ 螺旋コイル ２５ カンタルフィルタ ２６ アルミナフィルタ ２７ エア吸引口 ２８ 温度センサ ２９ 炉圧測定孔 ３０ のぞき窓
フロントページの続き (72)発明者 竹田 益夫 福岡市中央区天神５丁目９番13号 ６Ｆ イノエンバイロテクノ株式会社内 Ｆターム(参考） 3K078 BA03 BA26 CA02 CA03 CA04 CA24
Claims (6)
- 【請求項１】 燃焼ガスが導かれる二次燃焼室に二次燃
焼バーナが設けられ、この二次燃焼バーナよりも二次燃
焼室出口側に、焼結アルミナの微細多孔体フィルタが設
けられ、この微細多孔体フィルタの背面側を負圧にする
手段が設けられた二次燃焼装置。 - 【請求項２】 前記二次燃焼バーナに近接して、前記微
細多孔体フィルタよりも手前側に、耐熱性と耐高温酸化
性を有する金属線をメッシュ状にしたもの、もしくは三
次元でメッシュ状にしたもの、またはこれらを組み合わ
せたもので形成したフィルタが設けられた請求項１に記
載の二次燃焼装置。 - 【請求項３】 炉床を有する燃焼室の排煙口に接続され
た煙道の途中に、請求項１または２に記載の二次燃焼装
置が設けられた焼却炉。 - 【請求項４】 前記焼却炉の炉床が、耐熱金属またはセ
ラミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ
状、ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、または
これらの部材を二種類以上組み合わせたもので形成され
た請求項３に記載の焼却炉。 - 【請求項５】 前記燃焼室の排煙口に、耐熱金属または
セラミックから成るメッシュ状、ハニカム状、ファイバ
状、ウィスカ状もしくは多孔状部材のいずれか、または
これらの部材を二種類以上組み合わせたもので形成され
たフィルタが設けられた請求項３または４に記載の焼却
炉。 - 【請求項６】 前記燃焼室の上部または燃焼室に近接し
た煙道に、耐熱性と耐高温酸化性を有する金属線をメッ
シュ状にしたもの、もしくは三次元でメッシュ状にした
もの、またはこれらを組み合わせたもので形成したフィ
ルタが設けられた請求項３乃至５のいずれかに記載の焼
却炉。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10319108A JP2000146136A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 二次燃焼装置および焼却炉 |
| EP99116686A EP1002995A3 (en) | 1998-11-10 | 1999-08-26 | Waste incinerator and secondary combustion device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10319108A JP2000146136A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 二次燃焼装置および焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000146136A true JP2000146136A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18106561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10319108A Pending JP2000146136A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 二次燃焼装置および焼却炉 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1002995A3 (ja) |
| JP (1) | JP2000146136A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106439788A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-02-22 | 成都聚立汇信科技有限公司 | 新型生物质能源燃烧装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10215734B4 (de) * | 2002-04-03 | 2013-08-01 | Hark Gmbh & Co Kg Kamin- Und Kachelofenbau | Verfahren zur Behandlung von Abgasen von Festbrennstoff-Feuerstätten |
| FR2850735B1 (fr) * | 2003-01-31 | 2005-09-09 | Michel Finet | Incinerateur d'ordures menageres |
| AT518302B1 (de) * | 2015-10-28 | 2018-04-15 | Eta Heiztechnik Gmbh | Ofen |
| CN109539292A (zh) * | 2017-09-22 | 2019-03-29 | 何玲玲 | 烟宝包 |
| CN113280355A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-20 | 西北有色金属研究院 | 一种烟气二次燃烧与高温过滤除尘一体化装置及工艺 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1578136A (ja) * | 1968-06-20 | 1969-08-14 | ||
| DE2549076A1 (de) * | 1975-11-03 | 1977-05-12 | Kraftanlagen Ag | Einrichtung zur verbrennung von abfallstoffen |
| US4615283A (en) * | 1984-09-26 | 1986-10-07 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus and method for disposal of hazardous waste material |
| DE3919790A1 (de) * | 1989-06-16 | 1990-12-20 | Metallgesellschaft Ag | Verfahren zur vermeidung der bildung von hochkondensierten aromatischen kohlenwasserstoffen und dioxinen in verbrennungsanlagen und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP10319108A patent/JP2000146136A/ja active Pending
-
1999
- 1999-08-26 EP EP99116686A patent/EP1002995A3/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106439788A (zh) * | 2016-09-07 | 2017-02-22 | 成都聚立汇信科技有限公司 | 新型生物质能源燃烧装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1002995A3 (en) | 2000-11-29 |
| EP1002995A2 (en) | 2000-05-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4593688B1 (ja) | 竪型ごみ焼却炉における燃焼用空気の供給方法及び竪型ごみ焼却炉 | |
| JP2000146136A (ja) | 二次燃焼装置および焼却炉 | |
| JP2017020764A (ja) | 無煙焼却炉及びこれを用いたシステム | |
| WO2015051911A1 (en) | Fireplace | |
| WO2002055932A1 (fr) | Procede d'incineration de dechets et dispositif correspondant | |
| JP2007163078A (ja) | 廃棄物処理方法及び装置 | |
| JP2005233519A (ja) | 排煙処理装置、排煙処理装置付きストーブ | |
| JP2000146132A (ja) | 焼却灰減容処理装置 | |
| EP3306200A1 (en) | Convection stove | |
| CN1464221A (zh) | 一种热解气化湍流喷射燃烧装置 | |
| JP3529015B2 (ja) | 排気ガスの燃焼分解処理装置 | |
| EP2905540A1 (en) | Fireplace | |
| JP2980881B2 (ja) | 焼却炉 | |
| JP3830417B2 (ja) | 誘導加熱炉 | |
| JP3027001B2 (ja) | 有害ガス燃焼処理装置 | |
| JPS61282713A (ja) | 燃焼炉 | |
| JP3844137B1 (ja) | 発熱装置及び発熱方法 | |
| JP3825068B2 (ja) | 廃棄物焼却炉 | |
| JP2005127535A (ja) | 焼却炉 | |
| CN1171536A (zh) | 反射型熔解保持炉 | |
| JP2005061717A (ja) | 焼却炉 | |
| JP5501042B2 (ja) | 再燃焼装置 | |
| JP2002364836A (ja) | 焼却炉及び焼却炉用熱交換タンクとエゼクター | |
| JP2000240916A (ja) | 焼却炉の二次燃焼室 | |
| JP2000199614A (ja) | 誘引式焼却炉 |