JP2000146127A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2000146127A
JP2000146127A JP10247890A JP24789098A JP2000146127A JP 2000146127 A JP2000146127 A JP 2000146127A JP 10247890 A JP10247890 A JP 10247890A JP 24789098 A JP24789098 A JP 24789098A JP 2000146127 A JP2000146127 A JP 2000146127A
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fuel gas
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mixing unit
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/02Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone
    • F23D14/04Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner
    • F23D14/08Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner with axial outlets at the burner head
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機種の相違に容易に対応できる安価な燃焼装置
を提供する。 【解決手段】燃料ガスと燃焼用一次空気とを予め混合す
る複数の混合部と、各バーナ部12a,12bの全燃焼
と部分燃焼とを切り換え自在の燃焼部13を備える。燃
焼部13は共通形状を備える複数の混合部ユニット11
a,11bを選択的に並列に連結する。混合部ユニット
11a,11bは、空気供給量調整孔18a,18b,
18cを備える連結部材16に取着される。燃焼用一次
空気取り入れ口15a,15bまたは空気供給量調整孔
18a,18b,18cにバーリング34または19を
備える。混合部ユニット11a,11bに供給孔部29
を備える仕切り板27で画成された予備混合室28を設
ける。混合部ユニット11a,11bは複数の燃焼用一
次空気取り入れ口36を備え、空気取り入れ口36,3
6間に燃料ガス取入れ口14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスと燃焼用
一次空気とを予め所定の比率で混合した予混合ガスを全
一次燃焼せしめる複数のバーナを備え、該バーナの全部
を燃焼させる全燃焼と一部を燃焼させる部分燃焼とを切
り換え自在とした全一次燃焼型の燃焼装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料ガスと送風ファンにより強制
的に送気される燃焼用一次空気とを予め所定の比率で混
合して予混合ガスとし、該予混合ガスをバーナで全一次
燃焼せしめる全一次燃焼型の燃焼装置が知られている。
前記全一次燃焼型の燃焼装置では、前記バーナを複数に
区分し、区分されたバーナの全部を燃焼させる全燃焼と
一部を燃焼させる部分燃焼とを切り換え自在としたもの
がある。
【0003】図11は、前記従来の全一次燃焼型燃焼装
置を給湯装置に用いる例である。図11示の給湯装置
は、燃焼室41の下部に全一次燃焼型燃焼装置42を備
えるとともに、上方に給水管43により供給される水を
燃焼装置42により加熱して湯とし、得られた湯を給湯
管44から台所、浴室等に供給する熱交換器45を備え
る。
【0004】全一次燃焼型燃焼装置42は、燃焼部46
内部を仕切り壁47で区分して、中央に混合部48a、
その両側に混合部48b,48bを形成すると共に、混
合部48aにはバーナ部としての燃焼プレート49a
を、混合部48bには燃焼プレート49bを設けてい
る。ここで、混合部48a,48bは、ガス管50から
供給される燃料ガスと送風ファン51により強制的に送
気される燃焼用一次空気とを混合して予混合ガスとし、
該予混合ガスをそれぞれ燃焼プレート49a,49bに
供給して燃焼せしめるものである。
【0005】前記燃焼装置42では、混合部48a,4
8bの流入口部に送風ファン51が接続されている。ま
た、ガス管50は元ガス弁52の下流で第1ガス管53
と第2ガス管54とに分岐し、前記第1ガス管53は第
1電磁弁55を介して送風ファン51の空気吸入口51
a内に開口し、前記第2ガス管54は第2電磁弁56を
介して混合部48aの流入口部に臨む位置に開口してい
る。
【0006】従って、前記燃焼装置42によれば、元ガ
ス弁52と第1電磁弁55とを開き、第2電磁弁56を
閉じた状態では、第1ガス管53から供給される燃料ガ
スが混合部48a,48bで送風ファン51から供給さ
れる燃焼用一次空気と混合されて予混合ガスとなり、該
予混合ガスが各燃焼プレート49a,49bに供給され
て全燃焼が行われる。
【0007】また、元ガス弁52と第2電磁弁56とを
開き、第1電磁弁55を閉じた状態では、第2ガス管5
4から供給される燃料ガスが混合部48aで送風ファン
51から供給される燃焼用一次空気と混合されて予混合
ガスとなり、該予混合ガスが燃焼プレート49aに供給
されて燃焼プレート49aだけによる部分燃焼が行われ
る。尚、このとき、燃焼プレート49bには混合部48
bを介して送風ファン51により空気だけが供給され
る。
【0008】前記従来の全一次燃焼型燃焼装置42で
は、前記燃焼部46は、アルミ鋳造等により仕切り壁4
7により区分される混合部48a,48bが一体的に形
成される。
【0009】しかしながら、前記のように複数の混合部
を一体的に形成すると、燃焼装置の機種により、前記バ
ーナ部の数や、該バーナ部を全燃焼または部分燃焼させ
るときの火力等の相違に対応する機種毎の燃焼部をそれ
ぞれ形成しなければならず、煩雑であると共に各別に鋳
造用金型を製造するためにコストが増大するとの不都合
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、機種の相違に容易に対応することができ
る安価な燃焼装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の燃焼装置は、燃料ガスと送風ファンから
供給される燃焼用一次空気とを予め所定の比率で混合し
て予混合ガスとする複数の混合部と、各混合部に設けら
れたバーナ部とからなる燃焼部を備え、該燃焼部の各バ
ーナ部を全部燃焼させる全燃焼と一部を燃焼させる部分
燃焼とを切り換え自在とした燃焼装置において、前記混
合部は共通の位置に燃料ガス取入れ口と燃焼用一次空気
取入れ口とを備える混合部ユニットからなり、前記燃焼
部は複数の該混合部ユニットを並列に連結してなること
を特徴とする。
【0012】本発明の燃焼装置では、燃料ガスと燃焼用
一次空気とを混合して予混合ガスとする混合部をユニッ
ト化して、共通の位置に燃料ガス取入れ口と燃焼用一次
空気取入れ口とを備える混合部ユニットとしたので、前
記燃料ガス取入れ口または燃焼用一次空気取入れ口が同
一方向となるようにして複数の該混合部ユニットを並列
させて連結することにより燃焼部が形成される。従っ
て、本発明の燃焼装置によれば、機種による前記バーナ
部の数や、該バーナ部を全燃焼または部分燃焼させると
きの火力等の相違に対しても、前記混合部ユニットの組
み合せ方を変えるだけで、容易に対応することができ
る。また、本発明の燃焼装置によれば、前記混合部ユニ
ットを組み合せて前記燃焼部を形成できるので、複数の
混合部が一体的に形成された燃焼部を機種毎に鋳造する
場合のように機種毎に異なる金型を製造する必要がな
く、製造コストを低減することができる。
【0013】本発明の燃焼装置において、前記混合部ユ
ニットは共通の高さ及び奥行きを備える箱形形状であっ
て、前記燃料ガス取入れ口から供給される燃料ガスの量
に応じて幅の長さが異なる複数種を備えられる。前記混
合部ユニットは、前記形状とすることにより、その幅方
向に並列させて連結することができる。
【0014】また、前記のように複数種の混合部ユニッ
トを備えることにより、前記燃焼部は、前記バーナ部の
数または該バーナ部を全燃焼もしくは部分燃焼させると
きの火力に応じて同種または異種の複数の混合部ユニッ
トを選択的に連結することができ、組み合わせ方の自由
度が高くなる。この結果、燃焼装置の機種による相違に
対して、さらに容易に対応することができる。
【0015】本発明の燃焼装置において、前記燃焼部は
複数の前記混合部ユニットを並列に連結することにより
形成されるが、このようにすると各混合部ユニットは前
記送風ファンとの位置関係により、供給される燃焼用一
次空気の量が供給される燃料ガスの全一次燃焼に対応す
る量にならないことがある。そこで、前記燃焼部を形成
する混合部ユニットは、該混合部ユニットに供給される
燃料ガスに対応する量の燃焼用一次空気が供給されるよ
うに調整された燃焼用一次空気取入れ口を備える。
【0016】また、前記混合部ユニットでは、前記燃焼
用一次空気は前記燃焼用一次空気取入れ口を介して該混
合部ユニット内部に導入されるが、該燃焼用一次空気と
前記燃料ガスとの混合を容易にするためには、該燃焼用
一次空気は該混合部ユニットの中央部に向けて導入され
ることが好ましい。そこで、前記燃焼用一次空気取入れ
口は、前記混合部ユニットの内部に供給される燃焼用空
気を該混合部ユニットの中央部に指向させるために、該
取り入れ口の周縁部に立設されて該混合部ユニットの内
部に突出する筒状片を備える。
【0017】本発明の燃焼装置において、同種の前記混
合部ユニットを2つ以上連結するときに、該混合部ユニ
ットが前記のように該混合部ユニットに供給される燃料
ガスに対応する量の燃焼用一次空気が供給されるように
調整された燃焼用一次空気取入れ口を備えていると、同
種でありながら燃焼用一次空気取入れ口だけが異なる混
合部ユニットが連結されることになる。このとき、前記
同種の混合部ユニット同士で連結位置を誤ると、前述の
各混合部ユニットと送風ファンとの位置関係により、そ
れぞれの混合部ユニットに供給される燃料ガスに対応す
る量の燃焼用一次空気が供給されなくなる虞がある。
【0018】そこで、前記燃焼部を構成する複数の混合
部ユニットは、連結部材上に取着されて並列に連結され
ると共に、該連結部材は取着される各混合部ユニットの
前記燃焼用一次空気取入れ口に連通し、各混合部ユニッ
トに対して該混合部ユニットに供給される燃料ガスに対
応する量の燃焼用一次空気が供給されるようにする空気
供給量調整孔を備える。このようにすれば、各混合部ユ
ニットは、前記連結部材の空気供給量調整孔により前記
燃料ガスに対応する量の燃焼用一次空気が確保されるの
で、連結位置の錯誤を危惧すること無く、複数の混合部
ユニットの連結を容易に行うことができる。また、前記
混合部ユニットは、同じ種類であれば前記燃焼用一次空
気取入れ口を含めて全く同一形状とすることができ、製
造が容易になる。
【0019】前記連結部材を用いるときには、前記燃焼
用一次空気は該連結部材の空気供給量調整孔を介して該
混合部ユニット内部に導入されるが、この場合にも、該
燃焼用一次空気と前記燃料ガスとの混合を容易にするた
めに、該燃焼用一次空気は該混合部ユニットの中央部に
向けて導入されることが好ましい。そこで、前記連結部
材は、前記空気供給量調整孔から前記混合部ユニットの
内部に導入される燃焼用一次空気を該混合部ユニットの
中央部に指向させるために、該空気供給量調整孔の周縁
部に立設されて該混合部ユニットの内部に突出する筒状
片を備える。
【0020】また、前記混合部ユニットは、前記バーナ
部と離反する位置に前記燃料ガス取入れ口と燃焼用一次
空気取入れ口とを備えると共に、該混合部ユニット内の
前記バーナ部と離反する側を区画して前記燃料ガス取入
れ口から供給される燃料ガスと前記燃焼用一次空気取入
れ口から供給される燃焼用一次空気とを予備的に混合す
る予備混合室を画成する仕切り板を備え、該仕切り板は
該予備混合室で混合された燃料ガス及び燃焼用空気を前
記バーナ部側に供給する供給孔部を備える。このように
すると、前記燃料ガス取入れ口から供給される燃料ガス
と前記燃焼用一次空気取入れ口から供給される燃焼用空
気とは、まず、前記予備混合室で混合され、次いで前記
供給孔部から該混合部ユニット内の前記バーナ部側に進
入し、さらに混合される。従って、前記燃料ガスと前記
燃焼用空気とをより均一に混合することができる。
【0021】また、前記燃料ガスと前記燃焼用一次空気
とをより均一に混合するために、前記混合部ユニット
は、前記仕切り板で画成される予備混合室に替えて、前
記バーナ部と離反する位置に、前記燃料ガス取入れ口
と、間隔を存して並列に複数設けられた燃焼用一次空気
取入れ口とを備えると共に、該燃料ガス取入れ口は供給
されるガスが2つの該燃焼用一次空気取入れ口の間に形
成される無開口部に流入するように間隔を存して並列に
複数設けるようにしてもよい。このようにすると、間隔
を存して並列に複数設けられた前記燃焼用一次空気取入
れ口から供給される燃焼用一次空気の流れにより、2つ
の前記燃焼用一次空気取入れ口の間に形成される無開口
部の前記混合部ユニット内部側に周囲の空間よりも負圧
になる空間が形成される。そこで、前記燃焼用一次空気
取入れ口から供給される一次空気の一部が、前記負圧に
なる空間に引き込まれ、渦を作る。また、前記燃料ガス
取入れ口は供給されるガスが前記無開口部の前記混合部
ユニット内部側に流入するように、間隔を存して並列に
複数設けられているので、前記ガスもまた前記負圧にな
る空間に引き込まれる。この結果、前記負圧になる空間
に引き込まれたガスが、前記渦を作っている一次空気の
流れに巻き込まれ、効率よく混合される。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本発明の燃焼装置を用いる給湯装置の説明的断面図
であり、図2は図1の要部拡大図であり、図3は図2示
の混合板の平面図、図4は図2示の分布板の平面図であ
る。また、図5及び図6は送風ファンから供給される燃
焼用一次空気の流れを説明する図であり、図7は図1示
の混合部ユニットの組立図、図8は図1の変形例の要部
拡大図である。また、図9は図1のさらに他の変形例の
要部拡大図、図10は図9のX−X線断面図である。
【0023】図1示の給湯装置は、コンデンシングボイ
ラ型であり、ハウジング1の上部に備えられた燃焼装置
2と、燃焼装置2の下方に接続される燃焼室3と、燃焼
室3内に備えられ、燃焼装置2により加熱される熱交換
器4とからなる。
【0024】熱交換器4は、水平方向に複数列、垂直方
向に複数段に蛇行させて形成された通水管5を備え、燃
焼室3上方の燃焼装置2に近い側で燃焼排気の顕熱を主
として吸収して通水管5に流通される水を加熱する主熱
交換器4aと、燃焼室3下方の燃焼装置2から遠い側で
燃焼排気の潜熱を主として吸収して通水管5に流通され
る水を加熱する副熱交換器4bとからなる。通水管5は
副熱交換器4b側で給水管6と接続され、主熱交換器4
a側で給湯管7と接続されている。また、通水管5の主
熱交換器4a及び副熱交換器4bを構成する部分には、
前記顕熱及び潜熱を吸収するために、多数のフィン8
a,8bが取着されている。
【0025】熱交換器4は、給水管6により供給される
水を通水管5内に流通させて、副熱交換器4b、主熱交
換器4aで加熱し、加熱により得られた湯を給湯管7か
ら台所、浴室等に供給するようになっている。かかる熱
交換器4では、燃焼排気の潜熱までも吸収するので、通
水管5内に流通される水を効率よく加熱することができ
る。
【0026】尚、前記燃焼排気は、その潜熱が吸収され
た結果、含有する水蒸気が結露してドレンを生じるの
で、燃焼室3の下部にはドレン抜き9が設けられてい
る。また、燃焼室3の背面側には、前記燃焼排気を排出
する排気口(図示せず)が設けられている。
【0027】燃焼装置2は、並列に連結された3つの混
合部ユニット11a(中央)、11b(左右)と、混合
部ユニット11a,11bの底面に設けられた燃焼プレ
ート12a,12bとからなる燃焼部13を備える。混
合部ユニット11a,11bは、箱形状に形成されてお
り、背面に燃料ガス取入れ口14、天面に燃焼用一次空
気取入れ口15a,15bを備えている。混合部ユニッ
ト11a,11bは、燃焼プレート12a,12bと燃
焼用一次空気取入れ口15a,15bとを結ぶ方向に一
致する高さの寸法と、図面の表裏方向に一致する奥行き
の寸法とが共通であり、燃料ガス取入れ口14が並設さ
れている方向の幅が異なる以外は全く同一の共通した形
状となっており、燃料ガス取入れ口14が設けられてい
る面を同一方向として、選択的に連結できるように構成
されている。尚、混合部ユニット11aには4個の燃料
ガス取入れ口14が設けられ、混合部ユニット11bに
は6個の燃料ガス取入れ口14が設けられている。
【0028】燃焼部13において、中央に配置された混
合部ユニット11aと、その両側に配置された混合部ユ
ニット11b,11bとは、混合部ユニット11a,1
1bの天面に連結部材16が取着されており、燃焼室3
の上方に連接された燃焼用空気供給室17内に収容され
ている。連結部材16は、混合部ユニット11aの燃焼
用一次空気取入れ口15aに連通する空気供給量調整孔
18a、混合部ユニット11bの燃焼用一次空気取入れ
口15bに連通する空気供給量調整孔18b,18cを
備え、各空気供給量調整孔18a,18b,18cの周
縁部には混合部ユニット11a,11bの内部に突出す
るように立設された筒状片としてのバーリング19が備
えられている。
【0029】燃焼用空気供給室17の側方には送風ファ
ン20が接続されており、燃焼用空気供給室17から、
空気供給量調整孔18a,18b,18c、燃焼用一次
空気取入れ口15a,15bを介して、混合部ユニット
11b,11b内に燃焼用一次空気を送気するようにな
っている。また、燃焼用空気供給室17の背面側にはガ
ス管21が配設されており、マニホールド22を介し
て、混合部ユニット11b,11bの燃料ガス取入れ口
14に接続されている。マニホールド22には、混合部
ユニット11b,11a,11bに対応して、電磁弁2
3a,23b,23cが設けられ、開閉により各混合部
ユニット11a,11bに対する燃料ガスの供給または
閉止を択一的に制御することができるようになってい
る。
【0030】次に、図2に示す混合部ユニット11bを
例として、混合部ユニット11a,11bの詳細につい
て、説明する。
【0031】混合部ユニット11bは、表裏方向に貫通
する多数の炎口24を備えるセラミックス等からなる燃
焼プレート12bが底面に取着されて燃焼部13を形成
しており、燃焼プレート12bから離反する位置に、燃
料ガス取入れ口14と燃焼用一次空気取入れ口15bと
を備えている。さらに、燃焼用一次空気取入れ口15b
は、天面の燃料ガス取入れ口14側に偏位した部分に設
けられている。
【0032】燃焼用空気供給室17の燃料ガス取入れ口
14に対向する壁面17aの背面には、前述のようにガ
ス管21に連通するマニホールド22が設けられてい
る。マニホールド22は、燃焼用空気供給室17の壁面
17aを貫通するガス供給部25を備え、ガス供給部2
5の先端に設けられたノズル26が燃料ガス取入れ口1
4に挿入されて、混合部ユニット11b内部に燃料ガス
を供給できるようになっている。
【0033】前記燃料ガス取入れ口14及び燃焼用一次
空気取入れ口15bが設けられている部分は、仕切り板
27によって画成されて、燃料ガス取入れ口14から供
給される燃料ガスと、燃焼用一次空気取入れ口15bか
ら導入される燃焼用一次空気とが予備的に混合される予
備混合室28となっている。仕切り板27には、予備混
合室28で混合された燃料ガス及び燃焼用一次空気を、
混合部ユニット11b内の燃焼プレート12b側に導く
供給孔部29が設けられている。
【0034】また、混合部ユニット11b内の燃焼プレ
ート12b側には、前記予備混合室28で混合された燃
料ガス及び燃焼用一次空気をさらに均一に混合して予混
合ガスとし、該予混合ガスを燃焼プレート12bに供給
するために、混合板30と、分布板31とが設けられて
いる。
【0035】混合板30は、燃焼プレート12b側から
見た平面図である図3に示すように、平板状であって、
その中央に燃料ガス及び燃焼用一次空気が通過するスリ
ット状の通過孔32を備え、予備混合室28で混合され
た燃料ガス及び燃焼用一次空気が混合板30に衝突して
十分に混合されて予混合ガスとされた後、通過孔32か
ら分布板31側に導かれるようになっている。また、分
布板31は、燃焼プレート12b側から見た平面図であ
る図4に示すように、平板状であって、その全体に均一
に分布する多数の小孔33を備え、混合板30により十
分に混合された前記予混合ガスが小孔33により均一に
分布して、燃焼プレート12b側に導かれるようになっ
ている。
【0036】次に、図1及び図2に示す給湯装置の作動
について説明する。
【0037】図1及び図2に示す給湯装置では、台所ま
たは浴室等に備えられている湯栓(図示せず)を開くと
給水管6から通水管5、給湯管7に給水が開始され、こ
れを図示しない流水センサで検知することにより、燃焼
装置2の燃焼運転が開始される。前記燃焼運転が開始さ
れると、送風ファン20から燃焼用空気供給室17に燃
焼用一次空気が送られ、該燃焼用一次空気は空気供給量
調整孔18a,18b,18c、燃焼用一次空気取入れ
口15a,15bを介して、混合部ユニット11a,1
1b内に導入される。同時に、ガス管21に備えられた
元ガス弁(図示せず)が開弁され、ガス管21からマニ
ホールド22に燃料ガスが送られ、該燃料ガスがガス供
給部25と、燃料ガス取入れ口14に挿入されたノズル
26とを介して混合部ユニット11a,11b内部に供
給される。
【0038】前記燃料ガス及び燃焼用一次空気は、混合
部ユニット11a,11bの内部で、まず予備混合室2
8に導かれ、予備的に混合された後、仕切り板27に設
けられた供給孔部29から、混合部ユニット11a,1
1b内の燃焼プレート12a,12b側に供給される。
燃料ガス及び燃焼用一次空気は、供給孔部29を脱ける
と次いで混合板30に衝突し、混合板30より仕切り板
27側の空間で十分に混合されて予混合ガスとされた
後、混合板30に設けられた通過孔32から分布板31
側に導かれる。分布板31には、その全体に小孔33が
均一に設けられているので、混合板30により十分に混
合された前記予混合ガスは、小孔33により均一に分布
せしめられた状態で燃焼プレート12a,12b側に供
給され、炎口24から燃焼室3側に噴出する。そして、
燃焼プレート12a,12bの燃焼室3側に設けられた
点火プラグ(図示せず)により点火され、全一次燃焼せ
しめられる。
【0039】ここで、燃焼装置2は、マニホールド22
から混合部ユニット11a,11bへの燃料ガスの供給
または閉止を電磁弁23a,23b,23cにより制御
して、燃焼プレート12a,12bの全燃焼と部分燃焼
とを切り換え自在としている。例えば、電磁弁23bの
みを開弁したときには燃焼プレート12aだけによる部
分燃焼が行われ、電磁弁23aまたは電磁弁23cのみ
を開弁したときには電磁弁23aまたは電磁弁23cの
どちらかに対応する1つの燃焼プレート12bだけによ
る部分燃焼が行われる。また、電磁弁23bと、電磁弁
23aまたは電磁弁23cのどちらか一方だけとを開弁
したときには、燃焼プレート12aと、電磁弁23aま
たは電磁弁23cのどちらかに対応する1つの燃焼プレ
ート12bとによる部分燃焼が行われる。さらに、電磁
弁23a,23b,23cの全てを開弁したときには、
燃焼プレート12aと、2つの燃焼プレート12bとの
全てによる全燃焼が行われる。
【0040】この結果、給水管6から供給される水が、
通水管5を通過する間に主熱交換器4a及び副熱交換器
4bで、前記部分燃焼または全燃焼に対応する熱量で加
熱されて湯になり、給湯管7から出湯される。
【0041】ところで、前記送風ファン20から燃焼用
一次空気を送るときに、混合部ユニット11a,11b
は、送風ファン20との位置関係により、燃焼用一次空
気の供給量が、供給される燃料ガスの全一次燃焼に対応
する量にならないことがあり、これは図1示の給湯装置
のように送風ファン20が燃焼用空気供給室17の側方
に接続されているときに、特に顕著である。そこで次
に、前記混合部ユニット11a,11bと、送風ファン
20との位置関係による燃焼用一次空気の供給量につい
て、図5及び図6を参照して説明する。尚、図5及び図
6は、説明を簡単にするために、同一の混合部ユニット
11bが3個並列に連結されて燃焼用空気供給室17に
収容されている場合について構成の一部を省略して示し
ている。
【0042】まず、図5示のように、同一の大きさの燃
焼用一次空気取入れ口15bを備える全く同一の混合部
ユニット11bが3個並列に連結されて燃焼用空気供給
室17に収容されているときには、送風ファン20から
送られた燃焼用一次空気は、燃焼用空気供給室17の奥
(送風ファン20から遠い側)に位置する混合部ユニッ
ト11bほど多量に供給されてエアリッチとなり、燃焼
用空気供給室17の手前(送風ファン20に近い側)に
位置する混合部ユニット11bほど少なくなってガスリ
ッチとなる。
【0043】これは、送風ファン20から吹き出される
燃焼用一次空気が、燃焼用空気供給室17の手前では流
速が大であるために流れの方向と垂直になる方向にある
混合部ユニット11bの燃焼用一次空気取入れ口15b
に流入しにくく、また燃焼用空気供給室17の奥では燃
焼用空気供給室17により行く手が阻まれるために混合
部ユニット11bの燃焼用一次空気取入れ口15bに流
入せざるを得なくなるためと考えられる。
【0044】そこで、前記問題を解決するために、混合
部ユニット11bの位置により燃焼用一次空気取入れ口
15bの大きさを変えることが考えられる。すなわち、
図6示のように、燃焼用空気供給室17の奥から手前に
混合部ユニット11b1 ,11b2 ,11b3 を配置す
るときに、中央に位置する混合部ユニット11b2 の燃
焼用一次空気取入れ口15b2 を基準として、奥に位置
する混合部ユニット11b1 では燃焼用一次空気取入れ
口15b1 を小さく、手前に位置する混合部ユニット1
1b3 では燃焼用一次空気取入れ口15b3 を大きくす
る。このようにすることにより、混合部ユニット11b
の位置によらず、各混合部ユニット11bに供給される
燃料ガス量に対応する量の燃焼用一次空気の供給を受け
ることができる。
【0045】尚、図1示のように、中央に混合部ユニッ
ト11aを配置し、その両側に混合部ユニット11b,
11bを配置する場合には、混合部ユニット11bのう
ち、燃焼用空気供給室17の奥側に位置するものを混合
部ユニット11b1 、手前に位置するものを混合部ユニ
ット11b3 として、それぞれ、前記燃焼用一次空気取
入れ口15b1 ,15b3 を設ける。そして、混合部ユ
ニット11aの燃焼用一次空気取入れ口15aは、前記
燃焼用一次空気取入れ口15b2 に対して、混合部ユニ
ット11aと混合部ユニット11bとに供給される燃料
ガスの比と同一の比となるような大きさに設定される。
【0046】また、前記燃焼用一次空気は、混合部ユニ
ット11a,11b内で燃料ガスと混合されるために、
混合部ユニット11a,11bの中央部に向けて導入さ
れることが好ましい。しかし、混合部ユニット11a,
11bと送風ファン20との位置関係によっては、導入
される燃焼用一次空気が混合部ユニット11a,11b
の中央部に指向されず、図6に破線で矢示するように、
送風ファン20側から燃焼用空気供給室17の奥側へ斜
めに導入される傾向がある。これは、図1示の給湯装置
のように送風ファン20が燃焼用空気供給室17の側方
に接続されているときに、特に顕著であり、混合部ユニ
ット11a,11b内において炎口24から噴出する予
混合ガスが図6に破線の炎で示すように部分的にエアリ
ッチまたはガスリッチになって、燃焼排気中の一酸化炭
素濃度が高くなることがある。
【0047】そこで、前記燃焼用一次空気が混合部ユニ
ット11a,11bの中央部に向けて導入されるように
するために、混合部ユニット11a,11bの燃焼用一
次空気取入れ口15a,15bの周縁部に混合部ユニッ
ト11a,11bの内部に突出するバーリング34を立
設する。このようにすることにより、図6に実線で矢示
するように、導入される燃焼用一次空気が混合部ユニッ
ト11a,11bの中央部に指向されるようになり、炎
口24から噴出する予混合ガスが均一化され燃焼排気中
の一酸化炭素濃度を低減することができる。前記バーリ
ング34は、導入される燃焼用一次空気が混合部ユニッ
ト11a,11bの中央部を指向するようにするため
に、混合部ユニット11a,11bの内部に突出する部
分の高さを4mm程度とすることが好ましい。
【0048】尚、燃焼排気中の一酸化炭素濃度は、前記
バーリング34による効果に加えて、混合部ユニット1
1a,11bの内部に仕切り板27で画成された予備混
合室28を設けることにより、さらに低減することがで
きる。
【0049】また、図6示のように、燃焼用一次空気取
入れ口15bの大きさが異なる混合部ユニット11bが
複数ある場合、各混合部ユニット11bは燃焼用一次空
気取入れ口15bの大きさ以外は同一の形状となってい
る。そこで、前記複数の混合部ユニット11bを連結す
る順序を誤ると、例えば図6において混合部ユニット1
1b1 と混合部ユニット11b3 とが逆の位置に連結さ
れると、各混合部ユニット11bに供給される燃料ガス
量に対応する量の燃焼用一次空気の供給を受けることが
できなくなる虞がある。
【0050】そこで、本実施形態では、同種のもの同士
では同一の大きさの燃焼用一次空気取入れ口15a,1
5bを備える混合部ユニット11a,11bを、連結部
材16に取着する。連結部材16は、図7示のように、
各混合部ユニット11a,11bに取着された状態で、
燃焼用一次空気取入れ口15a,15bに連通する空気
供給量調整孔18a,18b,18cが設けられてい
る。そして、空気供給量調整孔18a,18b,18c
は、各混合部ユニット11a,11bに供給される燃料
ガス量に対応する燃焼用一次空気量に適した大きさに予
め設定されている。
【0051】すなわち、燃焼用空気供給室17の奥側に
位置する混合部ユニット11bに対応する空気供給量調
整孔18bは前記燃焼用一次空気取入れ口15b1 と同
一の大きさであり、燃焼用空気供給室17の手前側に位
置する混合部ユニット11bに対応する空気供給量調整
孔18cは前記燃焼用一次空気取入れ口15b3 と同一
の大きさに設定される。また、中央の混合部ユニット1
1aに対応する空気供給量調整孔18aは、前記燃焼用
一次空気取入れ口15b2 に対して、混合部ユニット1
1aと混合部ユニット11bとに供給される燃料ガスの
比と同一の比となるような大きさに設定される。
【0052】従って、同種のもの同士では同一の大きさ
の燃焼用一次空気取入れ口15a,15bを備える混合
部ユニット11a,11bに、連結部材16を取着する
ことにより、各混合部ユニット11a,11bは供給さ
れる燃料ガス量に対応する量の燃焼用一次空気の供給を
受けることができるようになる。
【0053】また、連結部材16を用いるときには、前
記燃焼用一次空気は空気供給量調整孔18a,18b,
18cを介して混合部ユニット11a,11b内部に導
入されるので、燃焼用一次空気が混合部ユニット11
a,11bの中央部を指向するようにするために、空気
供給量調整孔18a,18b,18cの周縁部に混合部
ユニット11a,11bの内部に突出するバーリング1
9を立設する。前記バーリング19は、図7示のバーリ
ング34と同様に、導入される燃焼用一次空気が混合部
ユニット11a,11bの中央部を指向するようにする
ために、混合部ユニット11a,11bの内部に突出す
る部分の高さを4mm程度とすることが好ましい。
【0054】尚、図1及び図2示の燃焼装置2では、混
合部ユニット11a,11bに連結部材16を取着して
並列に連結するようにしているが、図8示のように連結
部材16を用いなくてもよい。ただし、この場合には、
前述のように送風ファン20との位置関係により燃焼用
一次空気取入れ口15a,15bの大きさを変えるとと
もに、燃焼用一次空気取入れ口15a,15bにバーリ
ング34を備えるようにする。
【0055】また、図1及び図2示の燃焼装置2では、
混合部ユニット11a,11bの内部に仕切り板27で
画成された予備混合室28を設けるようにしているが、
図9に混合部ユニット11bを例として示すように、仕
切り板27に替えて、燃料ガス取入れ口14のノズル2
6と燃焼用一次空気取り入れ口15bと離隔すると共
に、燃焼用一次空気取り入れ口15bを遮蔽する板状の
遮蔽部材35を設け、遮蔽部材35にスリット状の空気
吹出し口36を間隔を存して複数設けるようにしてもよ
い。このとき、燃料ガス取入れ口14のノズル26は、
図10(a)に示すように、間隔を存して複数設けられ
た空気吹出し口36,36の間の無開口部35aに臨む
位置に間隔を存して複数設けられている。
【0056】遮蔽部材35を設けると、燃焼用一次空気
取り入れ口15bから供給される一次空気は、図10
(b)に実線で矢示するように、空気吹出し口36から
ノズル26側に噴出し、この結果、空気吹出し口36,
36間の無開口部35aの燃焼プレート12b側に周囲
の空間より負圧になった空間(以下、負圧部と略記す
る)37が形成される。すると、前記実線で矢示する一
次空気の一部が負圧部37に引き込まれ、負圧部37に
空気流の渦を形成する。また、ノズル26から供給され
る燃料ガスも図10(b)に破線で矢示するように前記
負圧部37に引き込まれる。この結果、前記負圧部37
に引き込まれた燃料ガスが、前記空気流の渦に巻き込ま
れ、混合が促進される。
【0057】図9及び図10に示す構成では、前記負圧
部37で一次空気と混合された燃料ガスは、遮蔽部材3
5と混合板30との間の空間で効率よく混合されて予混
合ガスとされた後、混合板30の通過孔32から分布板
31側に導かれる。尚、図9及び図10に示す構成で
は、空気吹出し口36をスリット状に形成しているが、
空気吹出し口36は無開口部35aの燃焼プレート12
b側に負圧部37を形成できるものであれば、楕円形
状、円形状、四角形状等、どのような形状であってもよ
い。
【0058】また、図9及び図10に示す構成では、前
記遮蔽部材35を設け遮蔽部材35に空気吹出し口36
を間隔を存して複数形成するようにしているが、混合部
ユニット11bに設けられた燃焼用一次空気取り入れ口
15b自体を分割して、間隔を存して複数の燃焼用一次
空気取り入れ口15bが設けられるようにしてもよい。
【0059】図1及び図2示の燃焼装置2では、1つの
混合部ユニット11aと、2つの混合部ユニット11b
とを組み合せているが、本発明によれば、同種または異
種の複数の混合部ユニットを選択的に連結することによ
り、さらに多様な組み合せが可能である。次に、燃料ガ
スの供給量の比が1:1.5である混合部ユニットAと
混合部ユニットBとの各種組み合せによる燃焼装置の火
力について説明する。
【0060】例えば、混合部ユニットAと、混合部ユニ
ットBとを1つずつ組み合わせた場合には、混合部ユニ
ットAのみの部分燃焼ではガス管21に設けた比例制御
弁(図示せず)による開度調整により4000〜950
0kcal/hのインプットが得られ、混合部ユニット
Bのみの部分燃焼では前記比例制御弁による開度調整に
より6800〜16150kcal/hのインプットが
得られる。また、混合部ユニットAと混合部ユニットB
とによる全燃焼では10800〜25300kcal/
hのインプットが得られ、前記全燃焼の火力は熱効率9
5%として16号に相当する。尚、前記号数は、給湯器
において1分間に何リットルの水の温度を25℃上昇で
きるかを示すものであり、16号は1分間に16リット
ルの水の温度を25℃上昇できることを意味する。
【0061】次に、1つの混合部ユニットAと、2つの
混合部ユニットBとを組み合わせた場合には、混合部ユ
ニットAのみの部分燃焼では4000〜8700kca
l/hのインプットが得られ、1つの混合部ユニットB
のみの部分燃焼では6000〜13000kcal/h
のインプットが得られる。また、混合部ユニットAと1
つの混合部ユニットBとの部分燃焼では10000〜2
1700kcal/hのインプットが得られ、混合部ユ
ニットAと2つの混合部ユニットBとによる全燃焼では
18000〜38000kcal/hのインプットが得
られ、前記全燃焼の火力は熱効率95%として24号に
相当する。
【0062】次に、1つの混合部ユニットAと、3つの
混合部ユニットBとを組み合わせた場合には、混合部ユ
ニットAのみの部分燃焼では4000〜8700kca
l/hのインプットが得られ、1つの混合部ユニットB
のみの部分燃焼では6000〜13000kcal/h
のインプットが得られる。また、混合部ユニットAと1
つの混合部ユニットBとの部分燃焼では10000〜2
1700kcal/hのインプットが得られ、混合部ユ
ニットAと2つの混合部ユニットBとの部分燃焼では1
8000〜34700kcal/hのインプットが得ら
れる。さらに、混合部ユニットAと3つの混合部ユニッ
トBとによる全燃焼では30000〜51000kca
l/hのインプットが得られ、前記全燃焼の火力は熱効
率95%として32号に相当する。
【0063】前記混合部ユニットの組み合せと、その部
分燃焼または全燃焼の火力(インプット)を次の表1に
まとめて示す。
【0064】
【表1】
【0065】従って、本発明によれば、同種または異種
の複数の混合部ユニットを選択的に連結することによ
り、全燃焼または部分燃焼により各種の火力が得られる
燃焼装置を容易に構成することができることが明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置を用いる給湯装置の説明的断
面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図2示の混合板の平面図。
【図4】図2示の分布板の平面図。
【図5】送風ファンから供給される燃焼用一次空気の流
れを示す説明図。
【図6】送風ファンから供給される燃焼用一次空気の流
れを示す説明図。
【図7】図1示の混合部ユニットの組立図。
【図8】図1の変形例の要部拡大図。
【図9】図1のさらに他の変形例の要部拡大図。
【図10】図9のX−X線断面図。
【図11】従来の燃焼装置を用いる給湯装置の説明的断
面図。
【符号の説明】
2…燃焼装置、 11a,11b…混合部ユニット、
12a,12b…バーナ部、 13…燃焼部、 14…
燃料ガス取入れ口、 15a,15b,36…燃焼用一
次空気取入れ口、 16…連結部材、 18a,18
b,18c…空気供給量調整孔、 19,34…筒状
片、 20…送風ファン、 27…仕切り板、 28…
予備混合室、 29…供給孔部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深谷 岳士 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 岡本 英男 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 Fターム(参考) 3K017 AA10 AB02 AB10 AC02 AD03 AD09 3K065 TA14 TC02 TD05 TE03 TG02 TH03 TH04 TM02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスと送風ファンから供給される燃焼
    用一次空気とを予め所定の比率で混合して予混合ガスと
    する複数の混合部と、各混合部に設けられたバーナ部と
    からなる燃焼部を備え、該燃焼部の各バーナ部を全部燃
    焼させる全燃焼と一部を燃焼させる部分燃焼とを切り換
    え自在とした燃焼装置において、 前記混合部は共通の位置に燃料ガス取入れ口と燃焼用一
    次空気取入れ口とを備える混合部ユニットからなり、前
    記燃焼部は複数の該混合部ユニットを並列に連結してな
    ることを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記混合部ユニットは共通の高さ及び奥行
    きを備える箱形形状であって、前記燃料ガス取入れ口か
    ら供給される燃料ガスの量に応じて幅の長さが異なる複
    数種を備えることを特徴とする請求項1記載の燃焼装
    置。
  3. 【請求項3】前記燃焼部は同種または異種の複数の混合
    部ユニットが選択的に連結されることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】前記燃焼部を構成する混合部ユニットは、
    該混合部ユニットに供給される燃料ガスの量に対応する
    量の燃焼用一次空気が供給されるように調整された燃焼
    用一次空気取入れ口を備えることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】前記燃焼用一次空気取入れ口は、前記混合
    部ユニットの内部に導入される燃焼用空気を該混合部ユ
    ニットの中央部に指向させるために、該取り入れ口の周
    縁部に立設されて該混合部ユニットの内部に突出する筒
    状片を備えることを特徴とする請求項4記載の燃焼装
    置。
  6. 【請求項6】前記燃焼部を構成する同種または異種の複
    数の混合部ユニットは連結部材が取着されて並列に連結
    されると共に、該連結部材は取着される各混合部ユニッ
    トの前記燃焼用一次空気取入れ口に連通し、各混合部ユ
    ニットに対して該混合部ユニットに供給される燃料ガス
    の量に対応する量の燃焼用一次空気が供給されるように
    する空気供給量調整孔を備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項記載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】前記連結部材は、前記空気供給量調整孔か
    ら前記混合部ユニットの内部に導入される燃焼用一次空
    気を該混合部ユニットの中央部に指向させるために、該
    空気供給量調整孔の周縁部に立設されて該混合部ユニッ
    トの内部に突出する筒状片を備えることを特徴とする請
    求項6記載の燃焼装置。
  8. 【請求項8】前記混合部ユニットは、前記バーナ部と離
    反する位置に前記燃料ガス取入れ口と燃焼用一次空気取
    入れ口とを備えると共に、該混合部ユニット内の前記バ
    ーナ部と離反する側を区画して前記燃料ガス取入れ口か
    ら供給される燃料ガスと前記燃焼用一次空気取入れ口か
    ら供給される燃焼用一次空気とを予備的に混合する予備
    混合室を画成する仕切り板を備え、該仕切り板は該予備
    混合室で混合された燃料ガス及び燃焼用空気を前記バー
    ナ部側に供給する供給孔部を備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の燃焼装置。
  9. 【請求項9】前記混合部ユニットは、前記バーナ部と離
    反する位置に、前記燃料ガス取入れ口と、間隔を存して
    並列に複数設けられた燃焼用一次空気取入れ口とを備え
    ると共に、該燃料ガス取入れ口は供給されるガスが2つ
    の該燃焼用一次空気取入れ口の間に形成される無開口部
    に流入するように間隔を存して並列に複数設けられるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記
    載の燃焼装置。
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