JP2000146044A - パイプ継ぎ手構造及びその製造方法 - Google Patents

パイプ継ぎ手構造及びその製造方法

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JP2000146044A
JP2000146044A JP31493098A JP31493098A JP2000146044A JP 2000146044 A JP2000146044 A JP 2000146044A JP 31493098 A JP31493098 A JP 31493098A JP 31493098 A JP31493098 A JP 31493098A JP 2000146044 A JP2000146044 A JP 2000146044A
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connector
pipe
opening
joint structure
peripheral surface
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JP31493098A
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Mitsuteru Rokuta
充輝 六田
Hajime Komada
肇 駒田
Nobuhiro Nozato
暢宏 野里
Atsushi Inagaki
厚 稲垣
Shinichi Matsumoto
眞一 松元
Masanori Hiraishi
政憲 平石
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MIKUNI PLAST KK
Daicel Corp
Daicel Evonik Ltd
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MIKUNI PLAST KK
Daicel Chemical Industries Ltd
Daicel Huels Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/08Adjustable joints, Joints allowing movement allowing adjustment or movement only about the axis of one pipe
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で信頼性の高い全合成樹脂製のパイプ継
ぎ手構造を提供すること。 【解決手段】 硬質熱可塑性樹脂製パイプ本体3と、こ
のパイプ本体3の一方開口部5に嵌入される硬質熱可塑
性樹脂製コネクタ15とからなり、このコネクタ15
が、その嵌入部位の外周面に抜け止め凸部23を備える
とともに、この抜け止め凸部23より嵌入側の開口部外
周面の所定位置に熱可塑的に一体成型された弾性樹脂製
シール部材25を備えることを特徴とするパイプ継ぎ手
構造1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプ継ぎ手構
造及びその製造方法に関し、更に詳しくは主として合成
樹脂でそれぞれ成型されたパイプ本体とコネクタとを嵌
入結合して構成され、シール性が良好で、圧空継ぎ手構
造として好適なパイプ継ぎ手構造及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近の空気圧制御技術の進歩に伴い、従
来の油圧に代わって、空気圧を駆動力として利用する機
器が増加している。通常、高圧空気パイプと機器を接続
するのには圧空継ぎ手構造が好適に用いられている。し
かしながら、従来の圧空継ぎ手構造は、例えば、高圧空
気パイプが接続される硬質熱可塑性樹脂製のパイプ本体
と、このパイプ本体とは別体の真鍮製の管状体で、その
一方開口部に切削加工を施してネジ山及びフランジを形
成し、被接続機器への螺着や螺着の際に必要な工具によ
る把持を可能としたコネクタと、パイプ本体とコネクタ
の接続部を液密にシールする別体のOリングから構成さ
れるものであった。このようにそれぞれ別体のパイプ本
体とコネクタをシール状態で接続するために、圧空継ぎ
手構造の製造時には軟質の部品であるゴム製のOリング
をパイプ本体とコネクタの接続部の所定位置に組み入れ
る工程が必要となり、このOリングの組み入れ工程でか
み込み(ねじれ)が発生すると流体の漏れが起こるた
め、Oリングの組み入れ操作に熟練を必要とした。これ
は、コネクタが真鍮製であることも手伝って、コストの
上昇を招き、圧空継ぎ手構造を高価なものとしていた。
また、コネクタの材料を真鍮から合成樹脂製に変え材料
費の軽減を図ることは以前より考えられていたが、合成
樹脂製のコネクタの製造時に金型の分割線に沿って形成
されるパーティングラインがOリングとの間にわずかな
隙間を形成して高圧空気のシール性を確保できなくし、
結局パーティングラインを切削して平滑にする工程が別
に必要となり、コストの削減を達成することはできなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の問
題に鑑みてなされたものであり、安価で信頼性の高い合
成樹脂製のパイプ継ぎ手構造を提供することを主要な目
的の一つとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、硬質熱可塑
性樹脂製パイプ本体と、このパイプ本体の一方開口部に
嵌入される硬質熱可塑性樹脂製コネクタとからなり、こ
のコネクタが、その嵌入部位の外周面に抜け止め凸部を
備えるとともに、この抜け止め凸部より嵌入側の開口部
外周面の所定位置に熱可塑的に一体成型された弾性樹脂
製シール部材を備えることを特徴とするパイプ継ぎ手構
造を提供する。すなわちこの発明は、従来は真鍮製であ
ったコネクタを硬質熱可塑性樹脂製とし、この硬質熱可
塑性樹脂からなるコネクタに弾性樹脂(エラストマー)
からなるシール部材を一体に成型することにより、パイ
プ本体とコネクタの組み立ての際に従来のパイプ継ぎ手
構造において必要であった別体のOリングをパイプ本体
とコネクタの接続部に組み入れることなく、パイプ本体
の一方開口部内へコネクタの他方開口部を嵌入し、コネ
クタの他方開口部の外周面に備えられた抜け止め凸部を
パイプ本体の一方開口部に圧入係止させるのみで、弾性
樹脂からなる前記シール部材をパイプ本体とコネクタの
間で押圧でき、パイプ本体とコネクタとを高いシール状
態とする安価で信頼性の高いパイプ継ぎ手構造を提供す
るものである。
【0005】さて、ここでこの発明のパイプ継ぎ手構造
におけるコネクタと一体に成型されるシール部材の作用
によるパイプ本体とコネクタとのシール構造の具体例に
ついて説明する。まず、パイプ本体の一方開口部の内周
面には、開口部側の内径を大きくし、開口部から遠位の
内径を小さくする環状の段部が成型されている。一方コ
ネクタの他方開口部の外周面には開口部側の外径を小さ
くし、開口部から遠位の外径を大きくする環状段部が形
成され、更にその他方開口部の外周面、好ましくは環状
段部の表面には弾性樹脂からなるシール部材が熱可塑的
に一体に成型されている。このようにしてなるパイプ本
体の一方開口部にコネクタの他方開口部を嵌入すると、
弾性樹脂からなるシール部材がパイプ本体の環状段部に
接触し、後述するパイプ本体とコネクタの接続構造によ
り更に押圧を受けるか、又は弾性樹脂からなるシール部
材がパイプ本体の小径内周面に圧接し、弾性変形によっ
てパイプ本体とコネクタはシール状態となるのである。
【0006】次にパイプ本体とコネクタの接続構造につ
いて説明する。パイプ本体とコネクタの接続構造につい
てはその目的とするパイプ継ぎ手構造の機能によって種
々のタイプを挙げることができる。まず、パイプ継ぎ手
構造の取り付けの際の操作性向上のためにコネクタがパ
イプ本体に対して相対回転可能とする場合は、パイプ本
体の一方開口部の内周面に環状溝を成型し、コネクタの
他方開口部の外周面には、前記環状溝の深さ、幅よりも
それぞれ小さい寸法を有する抜け止め凸部を成型する。
このようにしてなるパイプ本体の一方開口部内へコネク
タの他方開口部を嵌入すると、パイプ本体の環状溝にコ
ネクタの抜け止め凸部が係合し(入り込み)、コネクタ
がパイプ本体に対して相対回転可能に位置決め(抜け止
め)される。また、コネクタがパイプ本体に対して相対
回転しなくてもよい場合は、前記パイプ本体の環状溝の
深さ、幅を前記コネクタの抜け止め凸部の高さ、幅と略
同一か若干小さい寸法となるようそれぞれ成型する。こ
のようにしてなるパイプ本体にコネクタを同様に嵌入す
ると、パイプ本体の環状溝にコネクタの抜け止め凸部が
圧入係止(ぴったり嵌入又は強引に圧入)され、パイプ
本体とコネクタの位置関係はこの位置で固定され抜け止
めされる。また、パイプ本体には環状溝を設けず、コネ
クタの抜け止め凸部の断面形状を楔状としパイプ本体へ
コネクタを強く嵌入することにより、パイプ本体内に抜
け止め凸部がくい込んで係止し、強固にその位置関係で
固定して抜け止めすることもできる。特にこの場合に
は、後述するコネクタの一方開口部の外周面に成型され
る嵌入規制用フランジ部にパイプ本体の一方開口部の端
部が突き当たり、この位置で嵌入が止められるので、こ
の嵌入規制用フランジの成型位置がパイプ本体とコネク
タとの嵌入深さを決定し、環状溝を設ける上述の場合と
同様、弾性樹脂からなるシール部材の適度の押圧状態を
確保することになるわけである。
【0007】次にコネクタの一方開口部の外周面に成型
されるネジ部及び嵌入規制用フランジ部について説明す
る。コネクタの一方開口部の外周面に成型されるネジ部
は、パイプ継ぎ手構造が接続される機器(高圧空気供給
機等)への接続のために備えられるものであり、文字通
りネジ山が成型される部分である。そしてこの一方開口
部のネジ部より遠位には嵌入規制用フランジ部が成型さ
れる。嵌入規制用フランジ部は上述のネジ部よりも外径
を大きくして成型され、好ましくは、その外周を六角形
として成型される。この嵌入規制用フランジ部には二つ
の目的があり、一つは文字通りパイプ本体の一方開口部
内にコネクタの他方開口部を嵌入する際に、パイプ本体
の一方開口部の端部がこのフランジ部に突き当たること
によって嵌入を所定の位置で止めることである。もちろ
ん上述のパイプ本体とコネクタの接続構造で説明したよ
うに、パイプ本体に環状溝を成型し、コネクタに抜け止
め凸部を成型した場合には、嵌入規制用フランジ部はコ
ネクタの抜け止め凸部をパイプ本体の環状溝に係合又は
圧入係止されるよう案内するものである。
【0008】一方、もう一つの目的は、実際にパイプ継
ぎ手構造を高圧空気供給機等の機器へ上述のネジ部を利
用して螺着する際にスパナ等の工具により把持され、工
具の操作力をパイプ継ぎ手構造に伝達し、機器への装着
を確実に行うことである。つまり、このフランジ部が六
角形に成型されるのは、装着の際にスパナ等の工具が使
用されることを想定してのことであるが、特殊工具等の
その他の工具に対応する任意の形状、すなわち三角形、
四角形、八角形等の多角形や星形等の図形、又は工具の
突起に対応する穴を成型する等、様々な形状とすること
ができる。また、パイプ本体に対しコネクタが相対回転
可能とした場合には、この機器等への装着の際にネジ部
を備えたコネクタのみを回転させることができるので、
特にパイプ本体がL字状又はT字状等で周囲の空間を多
く占有し、パイプ継ぎ手構造全体を回転させる空間が確
保できない場合でも容易な装着が可能となる。
【0009】ところで、被接続パイプとの接続部となる
パイプ本体の他方開口部にも被接続パイプとパイプ本体
とのシール構造が必要となるが、このシール構造も硬質
合成樹脂製パイプ本体の他方開口部の内周面に弾性樹脂
からなるシール部材を一体に成型することで、パイプ本
体の成型時に発生してしまうパーティングラインに影響
されることのない高いシール性を備えたシール構造を得
ることができ、パイプ継ぎ手構造の性能及び信頼性がよ
り一層向上するので好ましい。
【0010】またこの発明のパイプ継ぎ手構造と被接続
パイプとの接続構造は、具体的には硬質熱可塑性樹脂か
らなるパイプ本体と、このパイプ本体の内面に沿って一
体に成型され、シール性を有し弾性樹脂からなるシール
部材と、前記パイプ本体の他方開口部に軸方向移動可能
に保持された開放リングと、この開放リング内を介して
挿入される被接続パイプの胴面を押圧して抜け止めする
と共に被接続パイプと前記シール部材との密接状態を保
持し、前記開放リングが内側へ軸方向移動操作されると
変形してその押圧を解除し被接続パイプの挿・脱を可能
にするロックバネとからなるパイプ継手構造が挙げられ
る。なお、これらのパイプ継手構造は実施の形態として
挙げる被接続パイプの単なる軸方向の押し込みだけでは
なく、ネジ込み(螺合)でもよい。
【0011】さて、この発明においてコネクタに使用さ
れる硬質熱可塑性樹脂としては、ポリエーテル、ポリア
ミド、又はそれらの混合物を主成分とするものが挙げら
れ、更に具体的には、ポリエーテルとしてはポリフェニ
レンエーテル、変成ポリフェニレンエーテル等が好まし
いものとして挙げられ、ポリアミドとしてはポリアミド
46、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド1
2、ポリアミド612、ポリアミド610等が好ましい
ものとして挙げられる。
【0012】一方コネクタの他方開口部外周面に熱可塑
的に一体成型されるシール部材に使用される弾性樹脂と
しては、具体的には、ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、クロロプレンゴム、ブタジエン−アクリロ
ニトリルゴム(ニトリルブタジエンゴム)等のジエン系
エラストマー、スチレンとブタジエン又はイソプレンと
のブロック共重合体等の熱可塑性系エラストマー、天然
ゴム等が挙げられる。これらのエラストマーは加硫され
ていてもよい。また、アクリル酸、メタクリル酸、ソル
ビン酸等によりカルボキシル基を導入してもよい。
【0013】以上のごとき硬質熱可塑性樹脂をコネクタ
の材料とし、また以上のごとき弾性樹脂をシール部材の
材料として使用することによって、両者を熱可塑的に一
体接合できる。これらの材料の更なる具体例及び組み合
わせの条件などの詳細については、特開昭62−212
44号、特開平1−149854号、特開平2−150
439号、特開平3−133631号、特開平3−13
8144号、特公平5−30182号、特開平7−11
013号及び特公平8−18412号の各に記載されて
いる。なお、これらの硬質熱可塑性樹脂と弾性樹脂の組
み合わせは、パイプ本体の他方開口部の内周面に弾性樹
脂からなるシール部材を熱可塑的に一体成型する際にも
適用できる。
【0014】この発明に係るパイプ継ぎ手構造は以上の
ごとき材料及び組み合わせによって、次のような製造方
法で製造できる。先ず、パイプ本体成型工程について説
明する。パイプ本体の製造においては、複数に分割でき
る1組の金型によって管状のキャビティ(空隙)を形成
し、そのキャビティ内に硬質熱可塑性樹脂の溶融材料を
注入してパイプ本体を成型する。なお、この際にパイプ
本体の内周面には上述の環状段部が同時に成型され、ま
たパイプ本体とコネクタとの接続構造によっては更に環
状溝が同時に成型される。また実際には、この成型後に
被接続パイプとパイプ本体とのシール構造を得るため
に、パイプ本体の他方開口部の内周面に弾性樹脂からな
るシール部材を一体に成型することが望ましい。
【0015】シール部材をパイプ本体の他方開口部の内
周面に成型する場合には、パイプ本体成型工程の後にも
う1つの金型によって、環状のキャビティを、成型され
るべきパイプ本体の他方開口部の内周面に沿って形成
し、その環状のキャビティ内に弾性樹脂の溶融材料を注
入してパイプ本体の内周面にシール部材を成型する。な
お、この場合、金型の内型に注入口を形成すればパイプ
本体の内周面に沿う環状のキャビティへ溶融状態の弾性
樹脂を注入できるが、予めパイプ本体の胴部に通孔を成
型し(スライドピンを用いて)、その通孔を使って溶融
状態の弾性樹脂を環状のキャビティへ注入すると便利で
ある。
【0016】次に、コネクタ成型工程について説明す
る。コネクタの製造においては、上記のパイプ本体の成
型と同様にして、複数に分割できる1組の金型によって
管状のキャビティ(空隙)を形成し、そのキャビティ内
に硬質熱可塑性樹脂の溶融材料を注入してコネクタを成
型する。なお、この際にコネクタの他方開口部の外周面
には環状段部が成型され、この他方開口部の環状段部か
ら遠位の外周面には抜け止め凸部が成型される。一方、
コネクタの一方開口部の外周面にはネジ部が成型され、
この一方開口部のネジ部から遠位の外周面には嵌入規制
用フランジ部が成型される。
【0017】次にシール部材成型工程について説明す
る。シール部材の成型においては、上述のコネクタ成型
工程の後にもう一つの別の金型によって環状のキャビテ
ィを、コネクタの他方開口部の抜け止め凸部から近位の
外周面に沿って形成する。なお、具体的にはこの環状の
キャビティをコネクタの環状段部の表面に接するように
形成するのが好ましい。その後、環状キャビティ内に弾
性樹脂の溶融材料を注入し、コネクタの他方開口部の外
周面にシール部材を成型する。ここで得られたシール部
材は、コネクタの外周面に形成されているパーティング
ライン上に隙間なく一体成型されているので、少なくと
もシール材とコネクタの外周面とのシールは完璧であ
る。もちろんコネクタの外周面に成型されたパーティン
グラインをシール部材の成型前に取り除く作業も不要で
ある。
【0018】次にパイプ継ぎ手構造組み立て工程につい
て説明する。パイプ継ぎ手構造の組み立て工程は、上述
の工程を経て得られた、その内周面に環状溝及び環状段
部等を備え、更に適宜弾性樹脂からなるシール部材が他
方開口部の内周面に熱可塑的に一体に成型された硬質熱
可塑性樹脂製パイプ本体の一方開口部内に、その外周面
に環状段部、抜け止め突部、フランジ部及びネジ部等を
備え、更に弾性樹脂からなるシール部材が他方開口部の
外周面、好ましくは環状段部の表面に熱可塑的に一体に
成型された硬質熱可塑性樹脂製コネクタの他方開口部を
嵌入する工程である。この嵌入の際に、パイプ本体の一
方開口部の内周面に直接、又はパイプ本体の一方開口部
の内周面に成型された環状溝に、コネクタの他方開口部
の外周面に成型された抜け止め凸部が圧入係止され、そ
れによってパイプ本体とコネクタとの間にシール部材を
押圧でき、パイプ本体とコネクタは高いシール状態を維
持でき、この発明のパイプ継ぎ手構造が完成する。
【0019】このようにして得られたパイプ継ぎ手構造
は、その高いシール性により高圧空気を含む各種高圧ガ
スを通すパイプのパイプ継ぎ手構造として好適であり、
水及び油等の液体についても好適にもちいることができ
る。もちろん機構上においても、従来の合成樹脂製パイ
プ本体と真鍮製コネクタからなるパイプ継ぎ手構造の機
能となんら変わることはなく、パイプ本体とコネクタと
の接続構造によってはパイプ本体に対しコネクタが相対
回転可能とすることもでき、機器への螺着による取り付
けが行い易く、機器と被接続パイプとの液密な接続を図
ることができる。
【0020】パイプ継ぎ手構造の形状としては直管のほ
かにL字状のもの(エルボ)、T字状のもの(ティ)U
字状のもの(ユー)などに適用できる。更に、この発明
では従来のOリングに相当する弾性樹脂からなるシール
部材を金型内でパイプ継ぎ手構造と一体に成型するの
で、パイプの断面形状についても、四角形やその他の多
角形等様々な形状とすることができる。また、パイプ本
体やコネクタと一体に成型されるシール部材の断面形状
も、成型金型との関係、被接続パイプとの接触関係、シ
ール度の要求程度などによって自然状態で適宜四角形、
台形、三角形、半円形、U字形、V字形などに成型でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態に基づ
いてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明
が限定されるものではない。図1はこの発明に係るパイ
プ継ぎ手構造の1つのシンプルな実施の形態としてのパ
イプ継ぎ手を示す断面図、図2はパイプ本体の製造に使
用する金型を後述の図3のA−A線に沿って切断した状
態を示す断面図、図3は図2の金型の底面図、図4は図
2及び図3に示す金型を使用して成型されたパイプ本体
の内周面にシール部材を一体に成型するための金型を後
述の図5のB−B線に沿って切断した状態を示す断面
図、図5は図4の金型の底面図、図6はコネクタの製造
に使用する金型を後述の図7のC−C線に沿って切断し
た状態を示す断面図、図7は図6の金型の底面図、図8
は図6及び図7に示す金型を使用して成型されたコネク
タの外周面にシール部材を一体に成型するための金型を
後述の図9のD−D線に沿って切断した状態を示す断面
図、図9は図8の金型の底面図、図10はこの発明に係
るパイプ継ぎ手構造の他の実施の形態としてのパイプ継
ぎ手を示す断面図である。
【0022】図1において、パイプ継ぎ手1は、パイプ
本体3とコネクタ15とから主としてなり、パイプ本体
3は、その他方開口部7側から一方開口部5側へ向かう
に従い、その内周面にニトリルブタジエンゴム(以下単
にNBRと称す)からなるシール部材9、環状段部1
1、環状溝13を備えており、前記シール部材9はパイ
プ本体3の他方開口部7内へ嵌入される被接続管(図示
せず)との液密な接続を図るために設けられるものであ
る。なお、環状段部11、環状溝13の作用については
後述する。一方、コネクタ15は、その他方開口部19
側から一方開口部17側へ向かうに従い、その外周面に
環状段部21、抜け止め凸部23、フランジ部27、ネ
ジ部29を備えており、前記環状段部21の表面にはN
BRからなるシール部材25を更に備えている。なお、
これらシール部材25、環状段部21及び抜け止め凸部
23の作用については後述する。また、前記パイプ本体
3と、コネクタ15は、共に硬質合成樹脂としてのポリ
ブチレンテレフタレート(以下、単にPBTと称す)で
製造され、前記パイプ本体3の弾性樹脂(エラストマ
ー)としてのNBR製シール部材9及びコネクタ15の
弾性樹脂としてのNBR製シール部材25は、それぞれ
パイプ本体3及びコネクタ15と熱可塑的に一体に結合
されている。
【0023】さて、以上の構成からなる前記パイプ本体
3の一方開口部5内へ前記コネクタ15の他方開口部1
9を嵌入することにより、この発明のパイプ継ぎ手1が
完成するのであるが、この時、前記パイプ本体3の一方
開口部5の端がコネクタ15のフランジ部27に突き当
たるので嵌入はその突き当たった位置で止められ、この
位置において、前記パイプ本体3の環状溝13にコネク
タ15の抜け止め凸部23が係合し(入り込み)、パイ
プ本体3とコネクタ15の分離が制限されるとともに、
前記環状溝13内を前記抜け止め凸部23が慴動可能に
なるのでパイプ本体3に対しコネクタ15が相対回転可
能になる。また、上述のようにコネクタ15の前記環状
段部21の表面には自然状態で半円形の弾性樹脂からな
るシール部材25が一体に成型されており、このシール
部材25がパイプ本体3の前記環状段部11に適度に
(慴動回転可能に)押圧されることにより、パイプ本体
3とコネクタ15のシール状態(例えばパイプ継ぎ手構
造内部の約15Kgf/cm 2の高圧空気を外部の大気
に対し密封する)が達成・維持される。なお、フランジ
部27は一般のスパナ等の工具により把持可能なように
六角形に成型されており、上述のパイプ本体3に対し、
コネクタ15が相対回転可能となっている効果と相まっ
て、機器(例えば高圧空気供給機、図示せず)への螺着
による取り付けが行い易くなっている。
【0024】次に以上の構成を備えたパイプ継ぎ手1の
製造方法を説明する。まずパイプ本体3については、図
2において、複数に分割可能な金型31によって略パイ
プ(管)状のキャビティ33を形成する。金型31は円
管をその中心軸を通る面で2分割した略半円形状の外型
35及び37と、これらの外型35と37の内側に位置
する略円柱状の内上型39と、同じく内下型41と、外
型37の壁面を突き抜けキャビティ33を横切る円柱状
のスライドピン43と、外型35の壁面を突き抜けて形
成される樹脂注入口45とからなる。外型35と37は
金型31の長手方向の中心軸を通る面で分割でき、内上
型39と内下型41とはそれぞれ上下に分割できる。ま
た、内下型41は、図3にもその構成を示すように内下
型の円周側面を長手方向に沿って4つに分割した割り型
41a、41b、41c、41dとそれらの割り型に囲
まれた内側に位置する割り型41eで構成されている。
そして、溶融状態のPBT(約245℃)を樹脂注入口
45からキャビティ33に注入する。
【0025】注入した樹脂が固まった状態で内上型39
を抜き、図4に示す略円柱状でシール部材成型用のキャ
ビティ51が形成されている内上型49に交換する。そ
の後、更にスライドピン43を抜いてゲート47を形成
する。なお、このゲート47は直管をまず成型し、次い
で成型された直管に別途ドリルで形成してもよい。
【0026】次いで、ゲート47から溶融状態のNBR
(約240℃)を注入する。注入した樹脂が固まったと
ころで、外型35及び37、内上型49、内下型41を
外し、樹脂注入口45とゲート47に注入されて固まっ
た樹脂部分を取り除いて図1のパイプ本体3を得る。得
られたパイプ本体3は、その他方開口部7の内周面にN
BRからなるシール部材9が熱可塑的に一体成型(化学
的に及び機械的に一体に結合)されており、被接続パイ
プをこの他方開口部7に嵌入することにより、シール状
態で接続できる。
【0027】次に、コネクタ15の製造方法について
は、図6及び図7に示すように複数に分割可能な金型5
3によって略パイプ(管)状のキャビティ55を形成す
る。金型53は略円形パイプ(円管)状の外上型57
と、円管をその中心軸を通る面で2分割した略半円形状
の外下型59及び61と、これらの外上型57及び外下
型59と61の内側に位置する略円柱状の内上型63
と、同じく内下型65と、外上型57及び外下型61の
境界部を突き抜けキャビティ55の一部を横切る角柱形
状のスライドピン67とからなる。69は、外下型59
の壁面を突き抜けて形成される樹脂注入口である。外下
型59と61は、金型53の長手方向の中心軸を通る面
で分割でき、内上型63と内下型65とはそれぞれ上下
に分割できる。
【0028】次いで、上記の金型53に溶融状態のPB
T(約245℃)を樹脂注入口69から注入する。注入
した樹脂が固まった状態で、外上型57を取り外し、図
8に示すように、略円形パイプ(円管)状で環状突状成
型用のキャビティ73を有する外上型71に交換し、更
にスライドピン67を抜いてゲート75を形成する。
【0029】その後、ゲート75から溶融状態のNBR
(約240℃)を注入する。注入した樹脂が固まったと
ころで、外上型71、外下型59及び61、内上型6
3、内下型65を外し、外下型59の壁面に形成された
樹脂注入口69に注入されて固まった樹脂部分と外上型
71及び外下型61の境界部に形成されたゲート75に
注入されて固まった樹脂部分を取り除いて図1のコネク
タ15を得る。得られたコネクタ15は環状段部21の
表面にNBRからなる自然状態で半円形断面を有するシ
ール部材25が熱可塑的に一体成型(化学的に及び機械
的に一体に結合)されている。
【0030】このようにして得られたパイプ本体3とコ
ネクタ15を組み合わせることにより、この発明による
パイプ継ぎ手1が完成するのであるが、その組み合わせ
は、コネクタの環状段部21の表面にNBRからなるシ
ール部材25を一体に結合した状態で備えているので、
極めて簡単である。すなわち、パイプ本体3の一方開口
部5内にコネクタ15の他方開口部19を、コネクタ1
5のフランジ27がパイプ本体3の一方開口部5の端に
突き当たるまで嵌入し、パイプ本体3の環状溝13にコ
ネクタ15の抜け止め凸部23を係合させ、更にパイプ
本体3の環状段部11にコネクタ15の環状段部21の
表面に一体に形成されたシール部材25を押圧させて変
形させ、パイプ本体3とコネクタ15をシール状態で接
続するのである。
【0031】かくして組み立ての工程では従来のよう
に、パイプ本体とコネクタの接続部に別体のOリングを
組み込む必要は無くなり、工程は減少してコストが削減
され、シール材(従来のOリング)のかみ込み(ねじ
れ)の発生や流体の漏れに対する製品の信頼性は向上す
るのである。また、当然のことながら、コネクタの材料
に真鍮ではなく合成樹脂(PBT)を用いるので材料費
や加工費も下げることができる。
【0032】次に、この発明によるパイプ継ぎ手構造の
他の実施の形態としてのパイプ継ぎ手を図10に基づい
て説明する。図10において、パイプ継ぎ手81はパイ
プ本体83がL字状になっており、そのパイプ本体83
の被接続パイプ(図示せず)が接続される他方開口部9
3には開放リング85と、開放リングガイド部87が一
体に溶着されているチューブ固定バネ89と、押さえリ
ング91とを備えている。この他方開口部93のチュー
ブ固定バネ89から遠位の位置には、上述の製造方法と
同一の方法で製造され、パイプ本体83と一体に結合し
ている弾性樹脂としてのNBRからなるシール部材95
が成型されている。この実施の形態においては、開放リ
ング85が、パイプ本体83の軸方向に沿って開放リン
グガイド部87の内周面を慴動可能になっており、この
開放リング85が内側へ軸方向移動操作されると前記チ
ューブ固定バネ89が開放リング85の内側端部により
押圧を受けて変形するようになっている。この時、チュ
ーブ固定バネ89の内径が拡大するので被接続パイプの
挿・脱が可能になる。被接続パイプがシール部材95に
当接する位置まで嵌入され、開放リング85が内側へ軸
方向移動操作されていない状態では、チューブ固定バネ
89の先端の爪が被接続パイプの外周面を押圧するの
で、被接続パイプはパイプ継ぎ手構造81に対し固定さ
れた状態になり、被接続パイプとパイプ継ぎ手81のシ
ール状態での接続を確実に行うことができる。その他の
構成は、上述の図1の実施の形態のパイプ継ぎ手1と同
様であるので、その説明は省略する。この実施の形態の
パイプ継ぎ手81は、確実な被接続パイプとの接続や定
期的な被接続パイプの交換等のメンテナンスが要求され
る場合に好適に用いることができる。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、従来のパイプ継ぎ手
構造において真鍮製であったコネクタを合成樹脂製と
し、かつ、その合成樹脂製コネクタの外周面に弾性樹脂
からなるシール部材を一体に熱可塑的に成型しているの
で、従来は別体の部品であったゴム又は弾性樹脂(エラ
ストマー)からなるOリングをパイプ本体との接続部に
組み込む必要がなく、シール材(Oリング)のかみ込み
(ねじれ)の発生や流体の漏れを防止して製品の性能や
信頼性を向上させるとともに、工程の減少、材料費の低
下によるコストの削減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパイプ継ぎ手構造の1つのシン
プルな実施の形態としてのパイプ継ぎ手を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示すパイプ継ぎ手を構成するパイプ本体
の成型に使用する金型を後述の図3のA−A線に沿って
切断した状態を示す断面図である。
【図3】図2の金型の底面図である。
【図4】図2及び図3に示す金型を使用して成型された
パイプ本体の内周面にシール部材を一体に成型するため
の金型を示す後述の図5のB−B線に沿って切断した状
態を示す断面図である。
【図5】図4の金型の底面図である。
【図6】図1に示すパイプ継ぎ手を構成するコネクタの
成型に使用する金型を後述の図7のC−C線に沿って切
断した状態を示す断面図である。
【図7】図6の金型の底面図である。
【図8】図6及び図7に示す金型を使用して成型された
コネクタの外周面にシール部材を一体に成型するための
金型を後述の図9のD−D線に沿って切断した状態を示
す断面図である。
【図9】図8の金型の底面図である。
【図10】この発明に係るパイプ継ぎ手構造の他の実施
の形態としてのパイプ継ぎ手を示す断面図である。
【符号の説明】
1,81・・・パイプ継ぎ手 3,83・・・パイプ本体 5,17・・・一方開口部 7,19,93・・・他方開口部 9,25,95・・・シール部材 11,21・・・環状段部 13・・・環状溝 15・・・コネクタ 23・・・抜け止め凸部 27・・・嵌入規制用フランジ部 29・・・ネジ部 31,53・・・金型 33,51,55,73・・・キャビティ 35,37・・・外型 39,49,63・・・内上型 41,65・・・内下型 43,67・・・スライドピン 45,69・・・樹脂注入口 47,75・・・ゲート 57,71・・・外上型 59,61・・・外下型 85・・・開放リング 87・・・開放リングガイド部 89・・・チューブ固定バネ 91・・・押さえリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 71:00 B29L 23:00 (72)発明者 六田 充輝 兵庫県姫路市網干区余子浜1903−3−2− 223 (72)発明者 駒田 肇 兵庫県姫路市辻井7丁目7番地37 (72)発明者 野里 暢宏 大阪府大阪市淀川区十八条3丁目14番17号 三国プラスチックス株式会社内 (72)発明者 稲垣 厚 大阪府大阪市淀川区十八条3丁目14番17号 三国プラスチックス株式会社内 (72)発明者 松元 眞一 大阪府大阪市淀川区十八条3丁目14番17号 三国プラスチックス株式会社内 (72)発明者 平石 政憲 大阪府堺市鉄砲町1番地 ダイセル化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 3H015 CA01 CA10 CA11 3H104 JB02 JB04 JC08 JD09 KA04 KB03 KB10 LF01 LF16 MA01 4F206 AA25 AA32 AG08 AH11 AH13 JA07 JB21 JL02 JW21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質熱可塑性樹脂製パイプ本体と、この
    パイプ本体の一方開口部に嵌入される硬質熱可塑性樹脂
    製コネクタとからなり、 このコネクタが、その嵌入部位の外周面に抜け止め凸部
    を備えるとともに、この抜け止め凸部より嵌入側の開口
    部外周面の所定位置に熱可塑的に一体成型された弾性樹
    脂製シール部材を備えることを特徴とするパイプ継ぎ手
    構造。
  2. 【請求項2】 パイプ本体が、その一方開口部内周面に
    環状溝を備え、 コネクタの抜け止め凸部が、コネクタをパイプ本体の一
    方開口部に嵌入する際に、前記環状溝に係合し、コネク
    タをパイプ本体に対し相対回転可能としてなる請求項1
    に記載のパイプ継ぎ手構造。
  3. 【請求項3】 パイプ本体が、その一方開口部内周面に
    環状溝を備え、 コネクタの抜け止め凸部が、コネクタをパイプ本体の一
    方開口部に嵌入する際に、前記環状溝に圧入係止されて
    なる請求項1に記載のパイプ継ぎ手構造。
  4. 【請求項4】 コネクタの抜け止め凸部が、断面楔状
    で、コネクタをパイプ本体の一方開口部に嵌入する際
    に、前記一方開口部内壁にくい込んで係止してなる請求
    項1に記載のパイプ継ぎ手構造。
  5. 【請求項5】 コネクタが、その一方開口部外周面に、
    パイプ本体へのコネクタの嵌入規制用フランジ部を備
    え、更に、コネクタの外周面で前記フランジ部より近位
    に、他の機器に螺着するためのネジ部を備えた請求項1
    に記載のパイプ継ぎ手構造。
  6. 【請求項6】 パイプ本体及びコネクタの硬質熱可塑性
    樹脂がいずれもポリフェニルエーテル系樹脂である請求
    項1に記載のパイプ継ぎ手構造。
  7. 【請求項7】 ポリフェニルエーテル系樹脂がポリブチ
    レンテレフタレート又はポリフェニレンオキサイドと耐
    衝撃性ポリスチレンとの混合物である請求項6に記載の
    パイプ継ぎ手構造。
  8. 【請求項8】 弾性樹脂がブタジエン−アクリロニトリ
    ルゴムである請求項1に記載のパイプ継ぎ手構造。
  9. 【請求項9】 複数に分割できる一組の金型によってパ
    イプ状のキャビティを形成し、そのキャビティ内に硬質
    熱可塑性樹脂の溶融材料を注入してパイプ本体を成型す
    るパイプ本体成型工程と、 複数に分割できるもう一組の金型によってパイプ状のキ
    ャビティを形成し、そのキャビティ内に硬質熱可塑性樹
    脂の溶融材料を注入して他方開口部外周面に抜け止め凸
    部を備えたコネクタを成型するコネクタ成型工程と、 このコネクタ成型工程と同時に前記金型によって、又は
    その後に更にもう一組の金型によって環状のキャビティ
    を前記コネクタの他方開口部外周面に沿ってかつ前記抜
    け止め凸部より近位に形成し、その環状のキャビティ内
    に弾性樹脂の溶融材料を注入してコネクタの他方開口部
    外周面にシール部材を一体に成型するシール部材成型工
    程と、 前記コネクタ成型工程及びシール部材成型工程により得
    られる前記シール部材を備えたコネクタの他方開口部
    を、前記パイプ本体成型工程によって得られるパイプ本
    体の一方開口部に嵌入し、前記コネクタの抜け止め凸部
    を、前記パイプ本体の一方開口部に圧入係止させ、前記
    シール部材をパイプ本体とコネクタとの間で押圧してシ
    ール状態に維持させたパイプ継ぎ手構造を得るパイプ継
    ぎ手構造組み立て工程とからなるパイプ継ぎ手構造の製
    造方法。
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