JP2000144639A - 橋梁用転落防止網施工機材及び施工方法 - Google Patents

橋梁用転落防止網施工機材及び施工方法

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JP2000144639A
JP2000144639A JP10315790A JP31579098A JP2000144639A JP 2000144639 A JP2000144639 A JP 2000144639A JP 10315790 A JP10315790 A JP 10315790A JP 31579098 A JP31579098 A JP 31579098A JP 2000144639 A JP2000144639 A JP 2000144639A
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rope
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fall prevention
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Sadao Sakakibara
定夫 榊原
Masayuki Mishima
政幸 三島
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C N KENSETSU KK
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C N KENSETSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 重量の大きい作業床を設置することなく、橋
梁の下側に転落防止網を簡単に掛け渡し施工することの
できる機材及び方法を提供する。 【解決手段】 一方の側に橋側歩道7を有する橋梁6の
橋側歩道7と反対の側に網施工用歩道1を設置して、橋
方向に設けられた少なくとも2本の桁ロープと、橋桁方
向に垂直の方向に設けられた少なくとも2本の梁ロープ
を有した転落防止網の梁ロープの先端に結合したリード
ロープを縦杆と横杆とからなるL字状の差渡杆と引上杆
でもって橋梁6の下を潜らせて、梁ロープ手繰り寄せ
て、梁ロープの両端を網施工用歩道1及び橋側歩道7に
固定して、橋梁6の下側に掛け渡しする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁の下側に転落
防止網を掛け渡し施工するための機材及び掛け渡し施工
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】労働安全衛生規則によれば、高さが2メ
ートル以上の箇所で作業を行う場合において墜落により
労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み
立てる等の方法により作業床を設けなければならず、該
作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働
者に安全帯を使用させる等の措置を講じなければならな
い。橋梁における線路の枕木交換等の工事も、通常高さ
が2メートル以上あり、墜落により労働者に危険を及ぼ
すおそれがあるため、従来より作業床が設置されてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記作業床は、該作業
床上で複数の作業員が作業することを前提としているた
め強度を高く設定する必要があるが、その結果、該作業
床の重量は非常に大きくなっていた。そのため、該作業
床の部品を運搬する作業員の負担が大きく、また該作業
床の組み立てにも多大な時間を費やしていた。さらに、
かかる作業床を設置したとしても、枕木相互間の開口部
等から墜落する危険は依然として残っていた。なお、通
常橋梁工事で防網が使用されることはなく、労働安全衛
生規則においても防網の施工方法等については何ら規定
されていない。
【0004】したがって、本発明の課題は、重量の大き
い作業床を設置することなく、橋梁の下側に転落防止網
を簡単に掛け渡し施工することのできる機材及び方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一方の側に橋側歩道(7)を有する橋梁
(6)の下側に転落防止網(3)を掛け渡し施工する機
材であって、網本体(31)と、該網本体(31)の橋桁方
向に設けられた少なくとも2本の桁ロープ(32,32,3
3,33)と、該網本体(31)の橋桁方向に垂直の方向に
設けられた少なくとも2本の梁ロープ(34,34,35)と
を有し、少なくとも2本の該梁ロープ(34,34,35)の
両端は結紐可能となっている転落防止網(3)と、該転
落防止網(3)の梁ロープ(34,34)の先端に結合され
るリードロープ(5)と、該リードロープ(5)を該橋
側歩道(7)から該橋梁(6)の下側に潜らせることが
でき縦杆(43)と横杆(44)とからなるL字状の差渡杆
(41)と、該リードロープ(5)の先端部(51)を引き
上げることのできる引上部材(46)を先端部に有する引
上杆(42)とから構成されるリードロープサポート
(4)と、梁固定部材(15,16)を介して該橋梁(6)
に取り付けられる複数本の歩行板支持梁(11)と、該歩
行板支持梁(11)によって支持される歩行板(12)とを
有し、該橋梁(6)の橋側歩道(7)と反対の側に設置
される網施工用歩道(1)と、該網施工用歩道(1)又
は該網施工用歩道(1)及び該橋側歩道(7)において
橋桁方向に延設され、該転落防止網(3)の桁ロープ
(32,32,33,33)が括着される長物(2,14,72)
と、該転落防止網(3)の桁ロープ(32,32,33,33)
と該長物(2,14,72)とを括着する複数の括着部材
(8)とを具備することを特徴とする橋梁用転落防止網
施工機材を提供するものであり、更には、上記橋梁用転
落防止網施工機材を用意し、網施工用歩道(1)の歩行
板支持梁(11)を、梁固定部材(15,16)を介して橋梁
(6)における橋側歩道(7)の反対側に取り付け、該
歩行板支持梁(11)に歩行板(12)を固定するととも
に、該網施工用歩道(1)又は該網施工用歩道(1)及
び該橋側歩道(7)の橋桁方向に長物(2,14)を延設
し、転落防止網(3)の梁ロープ(34,34)の先端に結
合したリードロープ(5)をリードロープサポート
(4)のL字状の差渡杆(41)に沿わせながら、該差渡
杆(41)を橋梁(6)の橋側歩道(7)から降ろした
後、該差渡杆(41)の横杆(44)を該網施工用歩道
(1)側に回動させ、そして降下させた引上杆(42)先
端部の引上部材(46)によって該リードロープ(5)の
先端部(51)を引き上げ、更に該リードロープ(5)全
部を該網施工用歩道(1)に引き上げることにより、該
リードロープ(5)の基端に結合されている該転落防止
網(3)の梁ロープ(34,34)の先端を手繰り寄せ、該
転落防止網(3)の梁ロープ(34,34,35)の先端を該
網施工用歩道(1)に固定するとともに、該梁ロープ
(34,34,35)の基端を該橋側歩道(7)に固定し、か
つ該転落防止網(3)の一方の桁ロープ(32,33)を該
網施工用歩道(1)に延設した長物(2,14)に括着部
材(8)によって括着するとともに、該転落防止網
(3)の他方の桁ロープ(32,33)を該橋側歩道(7)
に延設した長物(2)及び/又は該橋側歩道(7)に予
め設置されている橋桁方向の杆(72)に括着部材(8)
によって括着し、もって該橋梁(6)の下側に該転落防
止網(3)を掛け渡し施工することを特徴とする橋梁用
転落防止網施工方法を提供するものである。
【0006】上記網施工用歩道(1)の各歩行板支持梁
(11)の先端部には手摺り支柱(13)が設けられ、該手
摺り支柱(13)の上端部相互間には手摺り杆(14)が差
し渡されるのが好ましく、上記リードロープサポート
(4)の差渡杆(41)及び/又は引上杆(42)は、先端
側から基端側に向かって拡径している太さの異なる複数
本のテーパ状の管(431,432,433,441,442,443,421,422,
423 )によって構成され、該管(431,432,433,441,442,
443,421,422,423 )は望遠鏡式に相互連結されているの
が好ましい。
【0007】上記長物(2,14,72)としては、ロープ
(2)や手摺り杆(14,72)等を例示することができ、
該橋側歩道(7)においては既設の手摺り杆(72)等を
利用することもできる。
【0008】上記括着部材(8)としては、上記転落防
止網(3)の桁ロープ(32,33)を上記長物(2,14,
72)に括り付けることができるものであればいかなるも
のであってもよく、例えばカラビナや、紐、ロープ等を
使用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。本発明の一実施形態による橋梁用転落防
止網施工機材を図1〜図3に示す。該橋梁用転落防止網
施工機材は、図1に示す網施工用歩道1と、2本の基礎
ロープ2と、図2に示す転落防止網3と、図3に示すリ
ードロープサポート4と、2本のリードロープ5(図5
参照)と、複数個の括着部材8(図8参照)とを具備す
る。
【0010】該網施工用歩道1は、図1に示すように、
複数本の歩行板支持梁11と、該歩行板支持梁11によって
支持される歩行板12と、各歩行板支持梁11の先端部に立
設される手摺り支柱13と、該手摺り支柱13の上端部相互
間に差し渡される手摺り杆14とを有する。該歩行板支持
梁11の基端部には梁固定部材15,16が設けられており、
一方の梁固定部材15は、該歩行板支持梁11の基端下部両
側に設けられたブラケット151 と、ナット152 によって
該ブラケット151 に取り付けられているフックボルト15
3とを有し、両側の該フックボルト153 相互は、連結杆1
54 によって連結されている。他方の梁固定部材16は、
該歩行板支持梁11の周面を囲繞し下部にブラケット161
を有するスライド部材162 と、ナット163 によって該ブ
ラケット161 に取り付けられているフックボルト164 と
を有し、両側の該フックボルト164 相互は、連結杆165
によって連結されている。該スライド部材162 は、該歩
行板支持梁11に摺動自在に取り付けられており、該スラ
イド部材162 の上部に螺着されたノブボルト166 によっ
て位置決めすることができる。また、該歩行板支持梁11
の先端部における手摺り支柱13の内側には、ロープを結
び付けることのできる結紐部材17が設けられている。
【0011】上記歩行板12は、複数本の該歩行板支持梁
11上に差し渡されるように載置され、側面視及び平面視
コの字状のクリップ121 によって該歩行板支持梁11に挟
持固定される。該歩行板支持梁11、歩行板12、手摺り支
柱13及び手摺り杆14は、軽量でかつ所定の強度を有する
材料、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等の金属
によって製造するのが好ましい。
【0012】上記基礎ロープ2は、後述するように網施
工用歩道1及び橋側歩道7に沿って延設され(図1及び
図6参照)、上記転落防止網3を支持する役割を果たす
ため、該基礎ロープ2は所定の強度を有する必要があ
る。該基礎ロープ2として、例えば直径12mmのナイロン
ロープを使用することができる。
【0013】上記転落防止網3は、図2に示すように、
網本体31と、該網本体31の橋桁方向の両辺に取り付けら
れた2本の外側桁ロープ32,32と、該網本体31において
該外側桁ロープ32,32よりも内側に取り付けられた2本
の内側桁ロープ33,33と、該網本体31の橋桁方向に垂直
の方向(梁方向)の両辺に取り付けられた2本の外側梁
ロープ34,34と、該網本体33の中央梁方向に取り付けら
れた1本の中央梁ロープ35とを有し、該外側桁ロープ3
2,32及び内側桁ロープ33,33は、該網本体31の桁方向
の長さよりも長く設定されており、該外側梁ロープ34,
34及び中央梁ロープ35は、該網本体31の梁方向の長さよ
りも長く設定されている。
【0014】該網本体31、外側桁ロープ32,32、内側桁
ロープ33,33、外側梁ロープ34,34及び中央梁ロープ35
は、それぞれ所定の強度を有する必要があり、該網本体
31としては、例えば網目間隔15〜30mmのナイロン製の網
を使用することができ、該外側桁ロープ32,32、内側桁
ロープ33,33、外側梁ロープ34,34及び中央梁ロープ35
としては、例えば直径9mmのナイロンロープを使用する
ことができる。
【0015】上記リードロープサポート4は、L字状の
差渡杆41と、先端にフック46を有する引上杆42とから構
成される。該L字状の差渡杆41は、縦杆43と横杆44とを
L字形連結具45によって連結したものからなる。該差渡
杆41の縦杆43、横杆44及び該引上杆42は、それぞれ先端
側から基端側に向かって拡径している太さの異なる3本
のテーパ管431,432,433,441,442,443,421,422,423 によ
って構成されている。
【0016】該3本のテーパ管431,432,433,441,442,44
3,421,422,423 は、望遠鏡式に相互連結されており、こ
のようにして、該差渡杆41の縦杆43、横杆44及び該引上
杆42は、それぞれ望遠鏡式に伸縮自在となっている。該
差渡杆41の縦杆43、横杆44及び引上杆42は、例えばGF
RPやCFRP等によって製造することができる。
【0017】上記リードロープ5の先端部51は、図5に
示すように環状になっており、該リードロープ5の基端
部は上記転落防止網3の外側梁ロープ34,34の先端部と
結紐される。該リードロープ5としては、例えば直径6
mmのナイロンロープを使用することができる。
【0018】図8に示すように、本実施形態では上記括
着部材8としてカラビナを使用し、上記転落防止網3の
外側桁ロープ32は上記網施工用歩道1の手摺り杆14に該
括着部材8によって括り付けられ、更に上記転落防止網
3の内側桁ロープ33は上記基礎ロープ2に該括着部材8
によって括り付けられる。
【0019】以上説明した橋梁用転落防止網施工機材
は、従来の作業床と比較して軽量化を図ることができ、
搬入、搬出を容易に行うことができるとともに、安価で
製造することができる。
【0020】次に、図4〜図8を参照して、上記橋梁用
転落防止網施工機材を使用し、線路の橋梁6の下側に上
記転落防止網3を掛け渡し施工する方法の一実施形態を
説明する。該橋梁6の本体61の一方の側(図4〜図7中
右側)には橋側歩道7が配置され、該橋梁本体61の上端
両側には枕木受止板62が設けられている。該枕木受止板
62の上には枕木63が設置されており、該枕木63の上には
線路64が設置されている。該橋側歩道7の端には手摺り
支柱71が立設されており、該手摺り支柱71の上端部相互
間には手摺り杆72が差し渡されている。
【0021】まず最初に、図4に示すように、網施工用
歩道1の歩行板支持梁11を、該歩行板支持梁11に設けら
れている梁固定部材15,16を介して、上記橋梁6の橋側
歩道7と反対の側(図4〜図7中左側)における枕木受
止板62に取り付ける。具体的には、該枕木受止板62の幅
に合わせて一方の梁固定部材16のスライド部材162 をス
ライドさせて、該梁固定部材15,16のフックボルト153,
164 を該枕木受止板62の下側に嵌合させ、該梁固定部材
16のスライド部材162 の上部に螺着されているノブボル
ト166 を締め付けることにより該梁固定部材16を位置決
めした後、該梁固定部材15,16のフックボルト153,164
に螺着されているナット152,163 をそれぞれ締め込む。
上記歩行板支持梁11は、所定の間隔を開けて該枕木受止
板62に複数本取り付けられる。
【0022】一方、橋側歩道7上では、転落防止網3の
外側梁ロープ34の先端にリードロープ5の基端を結紐す
るとともに、リードロープサポート4の差渡杆41の縦杆
43、横杆44及び引上杆42を望遠鏡式に伸長させる。
【0023】そして、図5に示すように、該リードロー
プ5の環状先端部51を該リードロープサポート4の差渡
杆41の横杆44の先端部に掛け、該リードロープ5を該差
渡杆41に沿わせながら、該差渡杆41の縦杆43の基端部を
作業員の手によって保持しつつ該差渡杆41を橋梁6の橋
側歩道7から降ろした後、該差渡杆41の横杆44を該橋側
歩道7の反対側(先に設置した歩行板支持梁11側)に回
動させる。一方、該リードロープサポート4の引上杆42
の基端部を別の作業員の手によって保持しつつ、該歩行
板支持梁11側から該引上杆42を降下させ、該引上杆42先
端のフック46によって該リードロープ5の環状先端部51
を引っ掛け、該引上杆42を上昇させることにより、該リ
ードロープ5の先端部51を該歩行板支持梁11に引き上げ
る。
【0024】このリードロープ5の差渡・引上の後又は
前に、図1及び図6に示すように、複数本の歩行板支持
梁11の上に歩行板12を差し渡し載置し、側面視及び平面
視コの字状のクリップ121 によって該歩行板12と歩行板
支持梁11とを挟持し、該歩行板12を該歩行板支持梁11に
固定する。また、該歩行板支持梁11の先端部に手摺り支
柱13を立設させ、該手摺り支柱13の上端部相互間に手摺
り杆14を差し渡す。さらに、基礎ロープ2を、該歩行板
支持梁11における該手摺り支柱13基端部と結紐部材17と
の間に巻き付けながら、該網施工用歩道1に沿って(橋
桁方向に)張設する。同様にして、基礎ロープ2を、橋
側歩道7の手摺り支柱71基端部近傍に巻き付けながら、
該橋側歩道7に沿って(橋桁方向に)張設する。
【0025】次に、上記リードロープ5全部を該網施工
用歩道1に引き上げることにより、該リードロープ5の
基端に結紐されている上記転落防止網3の外側梁ロープ
34の先端を該網施工用歩道1側に手繰り寄せ、その後該
リードロープ5を該外側梁ロープ34から解き外す。そし
て、図7及び図8に示すように、該外側梁ロープ34を上
記歩行板支持梁11の結紐部材17に結紐固定し、同様にし
て該転落防止網3の他方の外側梁ロープ34及び中央梁ロ
ープ35も該結紐部材17に結紐固定する。
【0026】それとともに、該転落防止網3の外側桁ロ
ープ32を複数個の括着部材8によって上記手摺り杆14に
括着し、該転落防止網3の内側桁ロープ33と上記基礎ロ
ープ2とを複数個の括着部材8によって括着し、かつ該
外側桁ロープ32の両端を該手摺り杆14(及び/又は手摺
り支柱13)に結紐し、該内側桁ロープ33の両端を該手摺
り支柱13(及び/又は歩行板支持梁11)に結紐する。
【0027】一方、橋側歩道7においても、図7に示す
ように、該転落防止網3の外側桁ロープ32を複数個の括
着部材8によって上記手摺り杆72に括着し、該転落防止
網3の内側桁ロープ33と上記基礎ロープ2とを複数個の
括着部材8によって括着し、かつ該外側桁ロープ32の両
端を該手摺り杆72及び/又は手摺り支柱71に結紐し、該
内側桁ロープ33の両端を該手摺り支柱13に結紐する。
【0028】このようにして、該橋梁6の下側、更には
両横側に該転落防止網3を掛け渡し施工することができ
る。なお、上記転落防止網3が1枚で足りない場合に
は、同様にして別の転落防止網3を掛け渡し施工する
が、この場合、該別の転落防止網3は、先に施工した転
落防止網3と50cm程度重なるようにして施工するのが好
ましい。
【0029】以上説明した転落防止網の施工方法によれ
ば、特殊な技能を必要とすることなく、通常の軌道工等
によって容易に転落防止網を施工かつ撤去することがで
きる。
【0030】以上、図面を用いて本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されることなく、本発明の思想を逸
脱しない限り、種々の変更を施すことができる。例え
ば、上記施工用歩道1の手摺り支柱13及び手摺り杆14は
なくてもよく、上記転落防止網3の内側桁ロープ33,33
及び/又は中央梁ロープ35はなくてもよく、このような
場合には、上記転落防止網3の外側桁ロープ32,32を基
礎ロープ2に括着すればよい。反対に上記基礎ロープ2
がなくてもよく、この場合、上記転落防止網3の外側桁
ロープ32,32を手摺り杆14に括着するだけでよい。ま
た、該外側桁ロープ32,32及び/又は内側桁ロープ33,
33は、網本体31の梁方向の長さと同じであってもよい。
【0031】上記リードロープ5の先端部51は環状にな
っていなくてもよく、この場合、該リードロープ5は上
記リードロープサポート4の差渡杆41に絡めるようにし
て該差渡杆41に沿わせ、一方、該リードロープサポート
4の引上杆42の先端には手元で開閉操作できる挟持部材
を設け、該挟持部材によって該リードロープ5の先端部
51を挟持し、引き上げればよい。また、該リードロープ
サポート4の差渡杆41及び/又は引上杆42は、上述した
ような継合式でなくてもよい。
【0032】さらに、上記括着部材8として、カラビナ
ではなく、紐やロープ等を使用して、上記転落防止網3
の外側桁ロープ32と手摺り杆14、及び/又は該転落防止
網3の内側桁ロープ33と上記基礎ロープ2とを括着して
もよい。
【0033】
【実施例】〔実施例1〕図1〜図3に示す橋梁用転落防
止網施工機材を使用して、5人の作業員により上記実施
形態に従って2枚の転落防止網を橋梁の下側及び両横側
に掛け渡し施工した。該施工に要した時間は、約30分で
あった。この転落防止網施工橋梁において、枕木の上方
2メートルの所から重量60kgの土のう袋(30kg×2袋)
を落下させたところ、該転落防止網によってキャッチす
ることができた。また、作業員が該橋梁の橋桁から飛び
下りたところ、該転落防止網によってキャッチされた。
このような試験を行った後、上記橋梁用転落防止網施工
機材を撤去した。該撤去に要した時間は、約20分であっ
た。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、橋梁の下側に転落防止
網を簡単に掛け渡し施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による橋梁用転落防止網施
工機材の網施工用歩道及び長物(基礎ロープ)の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施形態による橋梁用転落防止網施
工機材の転落防止網の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態による橋梁用転落防止網施
工機材のリードロープサポートの正面図である。
【図4】本発明の橋梁用転落防止網施工方法の一工程を
説明する正面図である。
【図5】本発明の橋梁用転落防止網施工方法の一工程を
説明する正面図である。
【図6】本発明の橋梁用転落防止網施工方法の一工程を
説明する正面図である。
【図7】本発明の橋梁用転落防止網施工方法の一工程を
説明する正面図である。
【図8】本発明の橋梁用転落防止網施工方法の一工程を
説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…網施工用歩道 11…歩行板支持梁 12…歩行板 13…手摺り支柱 14…長物(手摺り杆) 15,16…梁固定部材 2…長物(基礎ロープ) 3…転落防止網 31…網本体 32…外側桁ロープ 33…内側桁ロープ 34…外側梁ロープ 35…中央梁ロープ 4…リードロープサポート 41…差渡杆 43…縦杆 44…横杆 42…引上杆 46…引上部材 5…リードロープ 51…先端部 6…橋梁 7…橋側歩道 72…長物(手摺り杆)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側に橋側歩道を有する橋梁の下側
    に転落防止網を掛け渡し施工する機材であって、 網本体と、該網本体の橋桁方向に設けられた少なくとも
    2本の桁ロープと、該網本体の橋桁方向に垂直の方向に
    設けられた少なくとも2本の梁ロープとを有し、少なく
    とも2本の該梁ロープの両端は結紐可能となっている転
    落防止網と、 該転落防止網の梁ロープの先端に結合されるリードロー
    プと、 該リードロープを該橋側歩道から該橋梁の下側に潜らせ
    ることができ縦杆と横杆とからなるL字状の差渡杆と、
    該リードロープの先端部を引き上げることのできる引上
    部材を先端部に有する引上杆とから構成されるリードロ
    ープサポートと、 梁固定部材を介して該橋梁に取り付けられる複数本の歩
    行板支持梁と、該歩行板支持梁によって支持される歩行
    板とを有し、該橋梁の橋側歩道と反対の側に設置される
    網施工用歩道と、 該網施工用歩道又は該網施工用歩道及び該橋側歩道にお
    いて橋桁方向に延設され、該転落防止網の桁ロープが括
    着される長物と、 該転落防止網の桁ロープと該長物とを括着する複数の括
    着部材とを具備することを特徴とする橋梁用転落防止網
    施工機材。
  2. 【請求項2】 該網施工用歩道の各歩行板支持梁の先端
    部には手摺り支柱が設けられ、該手摺り支柱の上端部相
    互間には手摺り杆が差し渡される請求項1記載の橋梁用
    転落防止網施工機材。
  3. 【請求項3】 該リードロープサポートの差渡杆及び/
    又は引上杆は、先端側から基端側に向かって拡径してい
    る太さの異なる複数本のテーパ状の管によって構成さ
    れ、該管は望遠鏡式に相互連結されている請求項1又は
    2記載の橋梁用転落防止網施工機材。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の橋梁用転落防止網施工機
    材を用意し、 網施工用歩道の歩行板支持梁を、梁固定部材を介して橋
    梁における橋側歩道の反対側に取り付け、該歩行板支持
    梁に歩行板を固定するとともに、該網施工用歩道又は該
    網施工用歩道及び該橋側歩道の橋桁方向に長物を延設
    し、 転落防止網の梁ロープの先端に結合したリードロープを
    リードロープサポートのL字状の差渡杆に沿わせなが
    ら、該差渡杆を橋梁の橋側歩道から降ろした後、該差渡
    杆の横杆を該網施工用歩道側に回動させ、そして降下さ
    せた引上杆先端部の引上部材によって該リードロープの
    先端部を引き上げ、更に該リードロープ全部を該網施工
    用歩道に引き上げることにより、該リードロープの基端
    に結合されている該転落防止網の梁ロープの先端を手繰
    り寄せ、 該転落防止網の梁ロープの先端を該網施工用歩道に固定
    するとともに、該梁ロープの基端を該橋側歩道に固定
    し、かつ該転落防止網の一方の桁ロープを該網施工用歩
    道に延設した長物に括着部材によって括着するととも
    に、該転落防止網の他方の桁ロープを該橋側歩道に延設
    した長物及び/又は該橋側歩道に予め設置されている橋
    桁方向の杆に括着部材によって括着し、 もって該橋梁の下側に該転落防止網を掛け渡し施工する
    ことを特徴とする橋梁用転落防止網施工方法。
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