JP2000144186A - 液体酸素系漂白性組成物 - Google Patents

液体酸素系漂白性組成物

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JP2000144186A JP10326844A JP32684498A JP2000144186A JP 2000144186 A JP2000144186 A JP 2000144186A JP 10326844 A JP10326844 A JP 10326844A JP 32684498 A JP32684498 A JP 32684498A JP 2000144186 A JP2000144186 A JP 2000144186A
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Yoshitaka Miyamae
喜隆 宮前
Jiyunko Nishioka
潤子 西岡
Jiyunya Arita
純哉 有田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い温度範囲にわたって外観安定性に優れ、
果汁等のシミ汚れのみでなく油性のシミ汚れに対しても
高い漂白効果を有する液体酸素系漂白剤組成物の提供。 【解決手段】 以下の(a)〜(c)を含有することを
特徴とする液体酸素系漂白性組成物。 (a) 過酸化水素 (b) 一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤の
1種又は2種以上の混合物 R1 −O−(CH2 CH2 O)n−H (1) (式中、R1 は炭素数7〜16のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル
数を示す;ここで、 (1)nは1〜20であり; (2)nの平均値nAVが3〜15であり; (3)nAV−2からnAV+2の範囲に含まれる式(1)
のノニオン界面活性剤の合計重量Yiが、式(1)のノニ
オン界面活性剤の合計重量を基準として55重量%以上で
あり;かつ (4)式(1)のノニオン界面活性剤が、全ノニオン界
面活性剤の合計重量に対して60%以上含まれる) (c)アニオン界面活性剤

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料、台所、硬表面に
使用した場合に漂白効果及び洗浄効果を奏する液体酸素
系漂白性組成物に関し、更に詳しくは、特に油性物質由
来のシミ汚れに対して高い漂白効果を有する液体酸素系
漂白剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素系漂白剤は、色、柄物に使用できる
特長を有し、衣料用漂白剤の主流となってきている。酸
素系漂白剤には、粉末タイプの物と液体タイプの物があ
るが、液体タイプの物は、その使い勝手の良さが認知さ
れ衣料用漂白剤の主流となっている。しかしながら、酸
素系漂白剤の漂白力は塩素系漂白剤よりも劣っていると
いう欠点がある。酸素系漂白剤の漂白力を向上させるた
めに多くの研究がなされてきており、例えば、有機過酸
前駆体を利用する考え方がある。これは、有機過酸前駆
体が洗浄液中で酸素系漂白剤の主漂白基剤である過酸化
水素と反応してより漂白力の高い有機過酸を生成し、そ
れによりシミ汚れを強力に分解するメカニズムを利用す
るものである。このような、過酸化水素の漂白効果を活
性化する方法により果汁紅茶等の水性シミ汚れに対する
漂白効果は向上した。しかしながら、シミ汚れには食べ
こぼしなどに由来する油性のシミ汚れや黒ずみもあり、
これらに対しては過酸化水素の漂白効果を活性化する方
法だけでは満足する効果が得られていない。
【0003】これらの欠点を解決すべく、これまでに種
々の試みがなされてきた。例えば、特開平8−2958
97号公報には、Davies氏の方法によるHLBが5〜1
2のノニオン界面活性剤とDavies氏の方法によるHLB
が5未満の親油性化合物とを含有する液体漂白剤組成物
が開示されている。また、特開平8−92596号公報
には、特性の構造の漂白活性化剤、Mgイオン源及び/又
はMg原子源及び各種界面活性剤を含有する液体漂白剤組
成物が開示されている。これらは極めて選択された成分
を組み合わせることにより上記課題を解決するものであ
る。しかし、これら先行技術においては、疎水性の化合
物の添加により製剤の安定性が低下し、高温又は低温条
件下での保存により濁りや分離が生じるという問題が生
じることがある。分離や濁りが生じたまま使用すると、
成分濃度が均一でないために安定して性能が発揮できな
かったり、配合成分の安定性が低下する等の問題の原因
となり、家庭用化学製品としての品質を満足することが
できない。すなわち、外観安定性に優れ、かつ果汁等の
水性シミ汚れのみならず油性シミ汚れにも高い漂白効果
を発現させる技術はいまだ満足できるものではないので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広い温度範
囲にわたって外観安定性に優れ、水性シミ汚れだけでな
く油性シミ汚れに対しても高い漂白効果を有する液体漂
白性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、課題解決
のために鋭意研究の結果、酸素系漂白剤に特定のノニオ
ン界面活性剤混合物とアニオン界面活性剤を組み合わせ
ることによって、油性のシミ汚を含む広範囲のシミ汚れ
に対して高い漂白効果を有し、かつ高温や低温条件下で
保存しても外観の安定性が高く使用に適した粘度を発現
することを見いだした。すなわち本発明は、以下の
(a)〜(c)を含有することを特徴とする液体酸素系
漂白性組成物を提供する。 (a) 過酸化水素 (b) 一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤の
1種又は2種以上の混合物 R1 −O−(CH2 CH2 O)n−H (1) (式中、R1 は炭素数7〜16のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル
数を示す;ここで、 (1)nは1〜20であり; (2)nの平均値nAVが3〜15であり; (3)nAV−2からnAV+2の範囲に含まれる式(1)
のノニオン界面活性剤の合計重量Yiが、式(1)のノニ
オン界面活性剤の合計重量を基準として55重量%以上で
あり;かつ (4)式(1)のノニオン界面活性剤が、全ノニオン界
面活性剤の合計重量に対して60%以上含まれる) (c)アニオン界面活性剤 また、本発明は(b)成分の疎水性パラメータlogPが2.
0 〜5.0 である液体酸素系漂白性組成物を提供する。
【0005】
【発明の実施態様】本発明において、漂白基剤である
(a)過酸化水素は組成物中に0.1 〜30重量%、好まし
くは1〜10重量%配合される。本発明の(b)成分とし
て用いられるノニオン界面活性剤混合物は、下記一般式
(1)で表される。 R1 −O−(CH2 CH2 O)n−H (1) 式中、R1 は炭素数7〜16のアルキル基又はアルケニ
ル基を示し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル数
を示す。ここで、R1 で示されるアルキル基又はアルケ
ニル基は直鎖状でも、分岐を有するものでも良い。アル
キル基又はアルケニル基の炭素数は7〜16であり好ま
しくは10〜16、特に好ましくは12〜14である。
具体的なアルキル基としては、例えばヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基及びオクタデシル基を
挙げることができる。またアルケニル基としては上記ア
ルキル基に対応するアルケニル基が挙げられ、例えば、
デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセ
ニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘプタ
デセニル基及びオクタデセニル基等が挙げられる。R1
としては、直鎖又は分岐鎖を有するアルキル基が好まし
い。特に、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリ
デシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデ
シル基が好ましい。
【0006】エチレンオキサイドの付加モル数nの平均
値nAVは3〜15、好ましくは3〜10、特に好ましく
は5〜10である。ここで、nAVは、使用するアルコー
ル1モルに対して反応させたエチレンオキサイドのモル
数を意味する。nAVがこの範囲内にあれば油シミ汚れに
対する良好な漂白効果が得られるので好ましい。また、
Yiは、本発明の組成物中に含まれる式(1)のノニオン
界面活性剤の合計重量に対して、nAV−2からnAV+2
の範囲に含まれる式(1)の界面活性剤の合計重量を表
す。この値は、55%以上、好ましくは70%以上、特
に好ましくは80%以上である。Yiが55%よりも小さく
なると高温における製剤の液分離が生じる。特開平8−
295897号公報には、ノニオン界面活性剤を含有す
る液体漂白剤組成物が開示されているが、ここで用いら
れているノニオン界面活性剤は、nAVが特定の範囲に規
定されておらず、さらにYiを規定することにより上記課
題を解決するものではない。さらに、本発明の漂白性組
成物において、式(1)のノニオン界面活性剤が、式
(1)のノニオン界面活性剤以外のノニオン界面活性剤
をも含む全ノニオン界面活性剤の合計重量に対して60
%以上、好ましくは70%以上、特に好ましくは80%
以上含まれることを要する。
【0007】上記一般式(1)で表されるノニオン界面
活性剤混合物は、基本的には、公知の方法を応用するこ
とにより製造することができる。例えば、市販又は常法
により製造したノニオン界面活性剤を蒸留して所定の留
分のみを取得して式(1)のノニオン界面活性剤混合物
を得ることができる。或いは、特定のアルコキシル化触
媒を使用して脂肪族アルコール等にエチレンオキサイド
を付加反応させることによって容易に得ることもでき
る。ここで、アルコキシル化触媒としては例えば特公平
6-15038 号公報に記載されているアルコキシル化触媒を
使用することができる。具体的にはAl3+、Ga3+、In3+
Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+及びMn2+等の金属イオンを添加
した酸化マグネシウム等を使用することができる。エチ
レンオキサイドの付加反応によって通常、平均付加モル
数を中心として付加モル数の異なる分布を有するノニオ
ン界面活性剤混合物が得られるが、なかでも疎水性パラ
メータlogP値が2.0 〜5.0 であるものが特に油性シミ汚
れに高い効果を有しており好ましい。logP値が2.5 〜4.
5 のノニオン界面活性剤混合物を使用すると適度な粘度
を発現し、使い勝手がよくなるので好ましい。ここで、
疎水性パラメータとは対象とする化合物の性質を示すパ
ラメータとして一般的に用いられている。logP値におけ
るPは水とオクタノールとの間における平衡状態での物
質の活動度の比としてP=Co/Cw(Coはオクタノ
ール中の化合物の濃度、Cwは水中の化合物の濃度であ
る)として表される。疎水性パラメータについての詳細
は例えば科学の領域増刊号122 号(1979年)、第73頁
に記載されている。分配係数の測定方法としてはFlask
Shaking 法や薄層クロマトグラフ法、HPLCによる測
定方法が知られているが、本明細書においてはGhose, P
ritchett, Crippen らのパラメータを用いて計算によっ
て算出した(J.Comp.Chem.,9,80(1998)) 。
【0008】なお、上記式(1)のノニオン界面活性剤
混合物におけるエチレンオキサイド付加モル数分布は、
例えば、カラムにZORBAXC8(デュポン製)、移動相にア
セトニトリルと水の混合溶媒を使用する高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)によって容易に測定すること
ができる。このようにして得られるノニオン界面活性剤
は、未反応アルコールの量が少ないので好ましい。本発
明のノニオン界面活性剤は、含まれる未反応アルコール
の量が、10重量%以下、さらに好ましくは5重量%以
下、特に好ましくは2重量%以下であり、かつYiの値が
55%以上である式(1)のノニオン界面活性剤混合物
である。未反応アルコールの量が10重量%よりも多く
なるとアルコールに基づく臭気が発生し好ましくない。
式(1)のノニオン界面活性剤混合物の含有量は、0.1
〜40重量%、好ましくは0.1 〜20重量%、特に好ましく
は0.1 〜5重量%である。本発明で使用する式(1)の
ノニオン界面活性剤混合物は、2種以上の混合物として
も使用することができる。例えば2種類以上のアルコー
ルにエチレンオキサイドを付加させたものでもよい。本
発明で使用するノニオン界面活性剤混合物の例としては
次のものをあげることができる。
【0009】
【表1】 No. R1 n Yi 未反応アルコール含有量 logP b−1 C10 5 91 1重量%未満 2.5 b−2 C12 3 85 1重量%未満 3.6 b−3 C12 5 90 1重量%未満 3.3 b−4 C12 6 92 1重量%未満 3.1 b−5 C12 8 90 1重量%未満 2.8 b−6 C14 6 91 1重量%未満 3.9 b−7 C14 8 75 1重量%未満 3.6 b−8 C14 10 93 1重量%未満 3.3 b−9*1 C13 5 92 1重量%未満 3.7 b−10 C13 6 89 1重量%未満 3.5 b−11 C13 8 90 1重量%未満 3.2 *1:ダイヤドール13(C13アルコールを主成分とする分岐高級アルコール; 三菱化学(株)製)のエチレンオキサイド付加物
【0010】本発明の(c)成分であるアニオン界面活
性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アル
キル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアル
ケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸塩類、アルカンス
ルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩類、アルキル又は
アルケニルエーテルカルボン酸塩類、αースルホ脂肪酸
エステル類などが挙げられる。この中でも特にアルキル
ベンゼンスルホン酸塩類が好ましい。アニオン界面活性
剤の含有量は、0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜10
重量%、特に好ましくは0.1 〜3重量%である。本発明
において、アニオン界面活性剤を含有することにより、
広い温度範囲においても液の濁りや分離の生じることが
ない、外観安定性に優れた液体酸素系漂白性組成物が得
られる。本発明の組成物は上記成分に水を加えてバラン
スをとるが、過酸化水素の安定化、pH調整効果等の為
に以下の任意成分を添加することができる。 (1)ホウ素化合物(漂白力向上剤) ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸ア
ンモニウム、4ホウ酸ナトリウム、4ホウ酸カリウム、
4ホウ酸アンモニウム等分子中にホウ素を含有する化合
物で特に4ホウ酸ナトリウムが好適である。4ホウ酸ナ
トリウムには10水和物、5水和物等の水和物が存在す
るがいずれも好適に使用することができる。
【0011】(2)キレート剤(過酸化水素の安定性向
上剤) エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−
トリホスホン酸塩、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−
ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ1,
1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキ
シ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン
酸等の有機ホスホン酸をあげることができる。 (3)ポリオール化合物(漂白力向上剤) グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトー
ス、リボース、エリトロース、キシルロース、グルコン
酸、ガラクトン酸、マンノン酸、グルクロン酸、マルト
ース、セロビオース、ラクトース、スクロース、サッカ
ロース、ソルビトール等及びそれらの誘導体としてアル
キルグルコシド等の糖又は糖誘導体、グリセリン、グリ
セリンモノアルキルエーテル等グリセリン誘導体、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デ
カンジオール等のアルキルジオール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、へキシレングリコール等の
ジオール化合物をあげることができる。
【0012】(4)フェノール又はその誘導体(過酸化
水素安定化剤) フェノール誘導体はフェノール性OH基を有する化合
物、又はフェノール性OH基のエステル誘導体、エーテ
ル誘導体が好ましい。この中でもフェノール性のOH基
を有する物が好ましい。この中で好ましい化合物はG.E.
Penketh,J.Appl.Chem,7,512(1957) に記載される酸化還
元電位(O.P.)0 が、20℃において1.25V以下、さら
に好ましくは0.75V以下である。より好ましいフェノー
ル誘導体はより少量で効果を発揮する。また、これらの
化合物は単品で用いても良いしあるいは複数の化合物の
混合物として用いてもよい。以下に代表的な化合物を示
すが効果が特に良好な化合物としてジメトキシフェノー
ル、カテコール、ハイドロキノン、メトキシフェノー
ル、BHT等を挙げることができる。 (5)その他 エタノール、プロパノール、等のアルコール類等や、ト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、安息香酸等に
代表されるハイドロトロープ剤、NTA、クエン酸、等
のキレート剤、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等の塩類、高分子増粘剤、香料、色素、蛍光染
料、酵素、キレート剤等一般に衣料用洗浄剤、漂白剤に
配合される成分であれば必要に応じて配合することがで
きる。
【0013】本発明の組成物の原液のpHは酸性物質と
して塩酸、硫酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、
クエン酸、ホスホン酸誘導体、リン酸誘導体等の有機酸
を用いて、アルカリ成分としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、アンモニア等を用いて2〜10好ましくは3.0 〜7.0
に調整される。
【発明の効果】本発明によって、高温又は低温で保存し
た場合にも外観安定性が高く、果汁等のシミ汚れのみな
らず油性のシミや汚れに対する漂白効果が高い液体酸素
系漂白剤組成物が得られる。
【0014】
【実施例】実施例1〜6、比較例1〜3 以下、表2の実施例1〜6、比較例1〜3を示して本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制
限されるものではない。尚、各例中の%はことわりがな
いかぎりいずれも重量%である。各項目の評価は以下の
方法で行った。 (1)漂白率 下記のように調製した油性シミ汚れ布5枚に、表1に示
す組成の漂白性組成物0.2ml を塗布した後、30℃の水
中に浸漬し30分間放置した。その後、標準使用濃度
(667ppm)になるように市販洗剤(酵素トップ:ライオ
ン株式会社)を加え、ターゴトメータを用いて10分間
撹拌した後、水ですすぎ、乾燥後、布表面の反射率測定
を行い、次式によって漂白率を算出した。
【0015】
【数1】 なお、反射度は日本電色社製、Z−Σ80測色色差計を
用いて測定した。
【0016】(2)外観安定性 各組成物を100 mlのサンプル瓶に入れ50℃及び−5
℃で2週間保存し、液外観、分離等を下記基準で目視判
定した。 ○ 変化無し(透明) △ 薄い濁り有り × 分離 (3)試験布の調製 油性シミ汚れ布 市販のラー油(マコーミック社)に平織り木綿布(#10
0 )を浸し、約30分間放置後100℃のオーブンで60
分間エージングした。その後洗液に色の付かなくなるま
で水洗し、脱水、アイロンプレス後、5×5cmの試験
片とし、実験に供した。
【0017】
【表2】 実施例 比較例 No. 1 2 3 4 5 6 1 2 3 組成(重量%)(a) 過酸化水素 5 4 4 5 4 5 5 5 5 (b) ノニオン界面活性剤 b-1 3 b-3 2 2 b-4 3 1 b-6 1 b-8 3 b-10 2 アルコールエトキシレート1) 2 アルコールエトキシレート2) 2 アルコールエトキシレート3) 2 (c) アニオン界面活性剤 LAS4) 0.5 0.5 0.5 1.0 0.5 AOS5) 0.2 0.3 SF6) 0.3 AS7) 0.5 任意成分 ホウ酸 1 0.5 2 1 2 4ホウ酸Na 5水和物 1 1 メトキシフェノール 0.1 0.1 0.1 ソルヒ゛トール 2 2 エタン-1-ヒト゛ロキシ 0.5 1.0 0.3 0.1 -1,1-シ゛ホスホン 酸 AC10L8) 1.0 1.0 エチレンク゛リコール 0.1 調香香料9) 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 酸性染料10) (ppm) 2 2 2 イオン交換水 バランス pH 6.5 6.0 5.5 6.0 7.0 6.0 5.0 6.0 6.0 外観安定性(50℃) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ × × (-5℃) ○ ○ ○ ○ ○ ○ △ △ △ 漂白率(%) 油性シミ汚れ布 62 63 66 61 60 62 45 51 53
【0018】注)1)ソフタノールSC90(ライオン化学) 炭素数=12,14 、n=9、Yi=33、logP=3.0 2)ソフタノールSC50(ライオン化学) 炭素数=12,14 、n=5、Yi=35、logP=3.7 3)アルコールエトキシレート 炭素数=10、n=10、Yi=37、logP=1.7 4)アルキルベンゼンスルホン酸 C14 5)αオレフィンスルホン酸 C16 6)αスルホメチルエステル C16 7)アルキルスルフォネート C16 8)シ゛ュリマー AC10L ポリアクリル酸(日本純薬) 9)調合香料 10)C.I.Acid Green 27 実施例1〜6の組成物は、いずれも25℃において10〜
100cpsの粘度を有し、使用性も良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有田 純哉 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AB14 AB15 AB19 AB21 AC08 BA12 DA01 DA03 DA05 DA17 EA02 EA18 EB06 EB24 EB30 EB36 ED02 EE04 FA11 FA16 FA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の(a)〜(c)を含有することを
    特徴とする液体酸素系漂白性組成物。 (a) 過酸化水素 (b) 一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤の
    1種又は2種以上の混合物 R1 −O−(CH2 CH2 O)n−H (1) (式中、R1 は炭素数7〜16のアルキル基又はアルケ
    ニル基を示し、nはエチレンオキサイドの平均付加モル
    数を示す;ここで、 (1)nは1〜20であり; (2)nの平均値nAVが3〜15であり; (3)nAV−2からnAV+2の範囲に含まれる式(1)
    のノニオン界面活性剤の合計重量Yiが、式(1)のノニ
    オン界面活性剤の合計重量を基準として55%以上であ
    り;かつ (4)式(1)のノニオン界面活性剤が、全ノニオン界
    面活性剤の合計重量に対して60%以上含まれる) (c)アニオン界面活性剤
  2. 【請求項2】 (b)成分の疎水性パラメータlogPが2.
    0 〜5.0 である請求項1記載の液体酸素系漂白性組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007197586A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Kao Corp 液体洗浄剤組成物

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JP2007197586A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Kao Corp 液体洗浄剤組成物

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