JP2000142735A - 注出路付き小袋 - Google Patents

注出路付き小袋

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JP2000142735A JP10318462A JP31846298A JP2000142735A JP 2000142735 A JP2000142735 A JP 2000142735A JP 10318462 A JP10318462 A JP 10318462A JP 31846298 A JP31846298 A JP 31846298A JP 2000142735 A JP2000142735 A JP 2000142735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状の調味料等を密封包装する注出路付きの
小袋であって、開封時に内容物で手指等を汚すことがな
く、また、注出の途中で小袋を寝かせて置いても内容物
が流出せず、小出しの使用も良好に行えるという使用適
性に優れた注出路付き小袋を提供する。 【解決手段】 注出路付き小袋100 を、例えば、三方シ
ール形式で袋状に製袋し、液状の内容物を充填した後、
上部の開口部を、狭い幅の注出路5の形成を含み、且
つ、注出路5の部分に更にそれを細分化するための線状
のヒートシール部6を設けた上部ヒートシール部4のシ
ールパターンでヒートシールして密封し、また、注出路
5の側部にノッチ8を設けて注出路付き小袋100 を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注出路付きの小袋
に関し、更に詳しくは、液状の調味料など流動性を有す
る内容物を密封包装するために用いられる狭い幅の注出
路を具えた小袋であって、特に、開封時などに、内容物
が飛び出して、手指や着衣などを汚すことがなく、ま
た、使用中、一時的に内容物が残留する小袋を寝かせて
置いても、内容物が流出することのないよう、注出路の
形状を改善した注出路付き小袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弁当やゆで麺などのテイクアウト
食品に添付して使用される醤油、ソース、ドレッシン
グ、めんつゆなどの液体調味料は、注出路付きの小袋に
密封包装されていた。しかしながら、このような小袋包
装は、通常、内容物の充填シールが、連続式の製袋充填
シール機を用いて、所謂液付きシール方式で行われるた
め、小袋に設けられた注出路の部分にも内容物が滞留
し、開封の際、内容物が飛び出して、手指や着衣などを
汚す問題があり、また、内容物を複数回に分けて使用し
たい場合でも、内容物が残っている小袋を寝かせて置く
と、漏れ出して小分け使用に適さない問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消するためになされたものであり、その目的
とするところは、液状の調味料など流動性を有する内容
物を密封包装するために用いる狭い幅の注出路を具えた
小袋であって、特に、注出路の部分の形状を改善して、
内容物を充填し、シールした際、注出路の部分に、内容
物が殆ど滞留せず、また、開封後、内容物が残留する小
袋を、自然に寝かせて置いても、内容物が流出すること
のないよう流出抵抗を付与して、開封時などに内容物が
飛び出して、手指や着衣などを汚すことがなく、また、
所望により小分け使用も良好に行えるという使用適性に
優れた注出路付き小袋を生産性よく提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、上下二面のフィルムを袋状にヒートシー
ルしてなり、内部に液状の内容物が密封包装される小袋
であって、該ヒートシール部の一部に、袋内部に連通す
る狭い幅の注出路を具え、且つ、該注出路に、該注出路
を細分化するためのヒートシール部が設けられているこ
とを特徴とする注出路付き小袋からなる。
【0005】上記注出路に設けるヒートシール部は、注
出路の幅を更に細分化して、小袋内に充填された液状の
内容物が流出する際の抵抗力を高めて、内容物による内
圧だけでは内容物が流出せず、小袋の本体部分を押圧し
た時のみ内容物が注出されるようにするものである。
【0006】このような構成を採ることにより、内容物
が密封包装された小袋の注出路の両面のフィルムは、特
に、小袋の本体部分が押圧されない時は、密着した状態
にあり、この部分に内容物が滞留することはなく、内圧
がこの部分で遮断されているので、注出路の開封の際
に、内容物が飛び出して手指や着衣などを汚すこともな
く、安全に開封することができる。
【0007】そして、注出路の開封後は、所望に応じ
て、小袋の本体部分を押圧した時のみ、注出路から内容
物を注出することができ、押圧を停止した時には注出も
停止され、小袋を寝かせて置いても内容物が漏れだすこ
とがない。従って、1回の使用でも、複数回の小分け使
用でも自由に問題なく行うことができる。
【0008】請求項2に記載した発明は、前記ヒートシ
ール部が、線状もしくはスポット状のヒートシール部で
あることを特徴とする請求項1記載の注出路付き小袋か
らなる。上記線状もしくはスポット状のヒートシール部
の詳細な形状、その数、配置などは、注出路全体の幅と
長さ、および内容物の粘度など流動性に応じて適宜決定
することができる。
【0009】このような構成を採ることにより、注出路
の細分化を容易に行うことができるので、内容物の流出
に対する抵抗力の調節も一層容易に行うことができる。
従って、注出路の開封の際などに手指や着衣などを汚す
ことがなく、且つ、内容物を任意に小出しして良好に使
用することのできる注出路付き小袋を一層確実に得るこ
とができる。
【0010】請求項3に記載した発明は、前記注出路に
易開封性手段が設けられていることを特徴とする請求項
1または2に記載の注出路付き小袋からなる。
【0011】上記易開封性手段としては、通常のパウチ
でも多用されるノッチのほか、レーザー光照射などによ
るハーフカット線、或いは、パウチの積層フィルム中に
一軸延伸フィルムを積層する方法(この場合、一軸延伸
フィルムは、その延伸方向が注出路の開封方向と一致す
るように用いる)などがあり、これらは単独で用いても
よく、また、例えば、ノッチとハーフカット線、また
は、ノッチと一軸延伸フィルムの積層などのように組み
合わせて用いることもできる。
【0012】ハーフカット線を設ける場合、直線状のハ
ーフカット線に限らず、ミシン目状など断続的なハーフ
カット線で設けることもできる。また、ノッチを設ける
場合、通常、一字形やV字形などのノッチが利用される
が、形状は特に限定されず、切り取り方向に尖った部分
を有する形状であれば何でも使用することができる。
【0013】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、注
出路を開封する際、鋏などの道具を必要とせず、手だけ
で容易に注出路の先端部を切り取って、開封することが
できる。また、例えば、ノッチと組み合わせてハーフカ
ット線を設けた場合は、引き裂きの方向性が安定化され
ると同時に、引き裂きの抵抗力も小さくなり、一層容易
に且つ安全に開封することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の注出路付き小袋
に用いるフィルム、および注出路付き小袋の製造方法な
ど発明の実施の形態について説明する。先ず、本発明の
注出路付き小袋の製造に用いるフィルムは、特に限定は
されず、従来、液状物など流動性を有する内容物の包装
用袋に使用されている公知のフィルムは、いずれも使用
することができ、これらの中から、充填する内容物の種
類や充填後の加熱処理の有無、或いは流通形態など、使
用条件に応じて適するものを自由に選択して使用するこ
とができる。使用可能なフィルムの構成の代表的な例と
して、以下のような構成が挙げられる。
【0015】(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPE
フィルム(シーラント層) (2) ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/
L・LDPEフィルム(シーラント層) (3) ONフィルム(アルミニウム又はシリカ又はアルミ
ナ蒸着層)/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラン
ト層) (4) ONフィルム/接着剤/一軸延伸のPP又はHDP
Eフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラン
ト層) (5) ONフィルム/接着剤/一軸延伸のPP又はHDP
Eフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・L
DPEフィルム(シーラント層) (6) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコー
ト層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層
は、L・LDPE層)
【0016】(7) PETフィルム/接着剤/L・LDP
Eフィルム(シーラント層) (8) PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤
/L・LDPEフィルム(シーラント層) (9) PETフィルム(アルミニウム又はシリカ又はアル
ミナ蒸着層)/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラ
ント層) (10)PETフィルム/接着剤/一軸延伸のPP又はHD
PEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラ
ント層) (11)PETフィルム/接着剤/一軸延伸のPP又はHD
PEフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・
LDPEフィルム(シーラント層) (12)PETフィルム/アンカーコート層/共押し出しコ
ート層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層
は、L・LDPE層)
【0017】(13)PETフィルム/接着剤/アルミニウ
ム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフ
ィルム(シーラント層) (14)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シー
ラント層) (15)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着
剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シ
ーラント層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができ
る。
【0018】上記において、ONフィルムは2軸延伸ナ
イロンフィルム、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、EVOHフィルムはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムであり、LD
PEは低密度ポリエチレン、L・LDPEは直鎖状低密
度ポリエチレン、HDPEは高密度ポリエチレン、PP
はポリプロピレンを指すものである。
【0019】接着剤と表示した部分は、その両側のフィ
ルムなどをドライラミネーション法で貼り合わせるのが
一般的であり、その場合には、2液硬化型などのドライ
ラミネーション用接着剤が用いられる。また、押し出し
ラミネーション法(所謂サンドイッチラミネーション
法)で貼り合わせることも可能であり、その場合には、
熱接着性樹脂が用いられる。この場合、両側のフィルム
の積層面にアンカーコートを施すこともできる。
【0020】また、アンカーコートは、Tダイなどによ
る押し出し方式で樹脂を積層する際、接着性を向上させ
るために基材フィルム側に予めコーティングするもので
プライマーコートの一種である。
【0021】前記の積層フィルムの構成において、ON
フィルム、PETフィルムは、基材フィルムとして袋に
機械的強度や印刷適性を付与し、一軸延伸PPフィル
ム、一軸延伸HDPEフィルムは、その延伸方向を袋を
開封する際の引き裂き方向と一致するように用いること
により、引き裂きの方向性を一層安定化させることがで
きる。そして、アルミニウム箔、アルミニウム又はシリ
カ又はアルミナ蒸着層、EVOHフィルムなどは、主に
ガスバリヤー性を付与するために積層するものである。
【0022】シーラント層には、L・LDPEフィルム
の例を挙げたが、L・LDPEを押し出しコートした層
であってもよく、その場合は接着剤に換えて積層面にア
ンカーコートを施すことができる。L・LDPEは、ヒ
ートシールの安定性のほか、耐内容物性、耐ストレスク
ラッキング性などに優れており、液状の内容物が充填さ
れる袋のシーラント層として汎用できるものである。
【0023】また、シーラント層には、上記L・LDP
Eのほか、充填される内容物や、充填後の加熱処理、流
通条件などにより、CPP(無延伸ポリプロピレン)、
LDPE、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合
体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノ
マー、ポリエステル系樹脂などのフィルムまたは押し出
しコート層を適宜選択して使用することができる。
【0024】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合
したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定し
ているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優
れており、本発明の注出路付き小袋のシーラント層にも
好適に使用することができる。
【0025】次に、以上のような積層フィルムを用いて
製造する本発明の注出路付き小袋の製造方法について説
明する。本発明の注出路付き小袋は、先にも説明したよ
うに、上下二面のフィルムを袋状にヒートシールしてな
り、内部に液状の内容物が密封包装される小袋であっ
て、該ヒートシール部の一部に、袋内部に連通する狭い
幅の注出路を設けると共に、該注出路に、更にこれを細
分化するための線状、スポット状などのヒートシール部
を設け、また、注出路にノッチなどの易開封性手段を設
けて構成したものである。
【0026】このような注出路付き小袋は、従来の注出
路付き小袋と同様に、巻き取り状の積層フィルムを用い
て、製袋と内容物の充填シールなどをインラインで行う
液体用小袋製袋充填シール機を利用して生産性よく製造
することができる。即ち、巻き取り状の積層フィルムを
供給して、例えば、袋の本体部分を三方シール形式、ま
たは四方シール形式などに、加熱ダイロールなどで底部
と側部のヒートシールを行い、次いで、内容物を充填し
た後、上部のヒートシールを、その一部に注出路を含
み、且つ、その注出路の部分に、これを細分化するため
の線状、スポット状などのヒートシール部を設けたシー
ルパターンでヒートシールし、また、注出路にノッチな
どの易開封性手段を設けると共に、個々の包装体を切り
離す方法で製造することができる。
【0027】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に
説明する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるも
のではない。また、図面に付した符号は、異なる図面に
おいても同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
【0028】図1、図2は、それぞれ本発明の注出路付
き小袋の一実施例の構成を説明する平面図である。図1
に示した注出路付き小袋100は、三方シール形式で製
袋されており、図において右側の側部で積層フィルム1
が折り返され、底部と左側の側部とが、底部ヒートシー
ル部2と側部ヒートシール部3とでヒートシールされ、
上部の開口部から内容物を充填した後、上部を図示した
ような注出路5の形成を含み、且つ、その注出路5を更
に細分化するための線状のヒートシール部6を具えたシ
ールパターンの上部ヒートシール部4でヒートシール
し、また、注出路の側部にノッチ8を設けて構成したも
のである。
【0029】上記線状のヒートシール部6の個々の線の
幅や長さ、およびその本数(ピッチ)は、注出路5の幅
と長さ、および内容物の粘度など流動性により、適宜決
定することができる。また、線状のヒートシール部6の
形状自体も、図では直線状の例を示したが、例えば、波
形などの曲線状、或いは、ジグザグなどの折れ線状に設
けることもできる。
【0030】このような構成を採ることにより、注出路
付き小袋100は、注出路5が前記線状のヒートシール
部6により更に細分化されると同時に、この部分の両面
の積層フィルム1が密着された状態となるため、この部
分に内容物が滞留することはなく、また、内圧がこの部
分で遮断される。
【0031】従って、ノッチ8を始点として、横方向に
小袋100の上部を容易に引き裂いて開封することがで
き、また、注出路5を開封した時、内容物が外に飛び出
して手指や着衣などを汚すことがなく、安全に開封する
ことができる。また、注出路5の開封後も、線状のヒー
トシール部6により、小袋100の内圧が遮断されるた
め、特に力を加えない限り、小袋100を寝かせて置い
ても内容物が流出することがない。
【0032】そして、内容物を注出する際には、注出路
付き小袋100の本体部分、即ち、内容物充填部10を
押圧するか、或いは、底側から注出路5の方向に絞り出
すことにより、内圧遮断効果が失われて内容物を注出す
ることができる。また、押圧ないし絞り出しを停止した
時には、内圧が低下し、線状のヒートシール部6による
内圧遮断効果が再び発現するので、注出が停止されると
同時に、小袋100を寝かせて置いても内容物が漏れだ
すことがなくなる。従って、1回での使用はもとより、
複数回に分割した小出し使用も問題なく行うことができ
る。
【0033】図2に示した注出路付き小袋200は、前
記図1に示した注出路付き小袋100の構成において、
注出路5の部分に設けたヒートシール部の形状のみを、
線状のヒートシール部6から、スポット状のヒートシー
ル部7に換えて構成したものである。このようなスポッ
ト状のヒートシール部7の場合も、個々のスポットの形
状、大きさ、およびその個数(ピッチ)、配列などは、
注出路5の幅と長さ、および内容物の粘度など流動性に
より、適宜決定して形成することができる。
【0034】このような構成を採った場合も、前記図1
に示した注出路付き小袋100と同様に、注出路付き小
袋200は、注出路5の両面の積層フィルム1が、スポ
ット状のヒートシール部7により密着されているため、
この部分に内容物が滞留することがなく、また、内圧が
この部分で遮断される。
【0035】従って、ノッチ8を始点として、横方向に
小袋200の上部を容易に引き裂いて開封することがで
き、また、注出路5を開封した時、内容物が外に飛び出
して手指や着衣などを汚すことがなく、安全に開封する
ことができる。また、注出路5の開封後も、スポット状
のヒートシール部7により、小袋200の内圧が遮断さ
れるため、特に力を加えない限り、小袋200を寝かせ
て置いても内容物が流出することがない。
【0036】そして、内容物を注出する際には、注出路
付き小袋200の本体部分、即ち、内容物充填部10を
押圧するか、或いは、底側から注出路5の方向に絞り出
すことにより、内圧遮断効果が失われて内容物を注出す
ることができる。また、押圧または絞り出しを停止した
時には、内圧が低下し、スポット状のヒートシール部7
による内圧遮断効果が再び発現するので、注出が停止さ
れると同時に、小袋200を寝かせて置いても内容物が
漏れだすことがなくなる。従って、1回での使用はもと
より、複数回に分割した小出し使用も問題なく行うこと
ができる。
【0037】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、各種の液状の調味料など流動性を有する内容物
を密封包装する狭い幅の注出路を具えた小袋であって、
内容物を充填し、シールした際、注出路の部分に内容物
が殆ど滞留することがなく、また、内容物による内圧を
注出路の部分で遮断することができ、注出路の先端部を
容易に引き裂いて開封することができると同時に、開封
時に内容物が外に飛び出して手指や着衣などを汚すこと
がなく、また、開封後は、例えば、小袋の本体部分を押
圧することにより、容易に内容物を注出することがで
き、更に、その押圧を途中で停止した場合には、小袋を
寝かせて置いても内容物が自然に流出することがなく、
1回での使用はもとより、複数回に分割した小出しの使
用も問題なく行えるという、使用適性に優れた注出路付
き小袋を生産性よく提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注出路付き小袋の一実施例の構成を説
明する平面図である。
【図2】本発明の注出路付き小袋の別の一実施例の構成
を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 積層フィルム 2 底部ヒートシール部 3 側部ヒートシール部 4 上部ヒートシール部 5 注出路 6 線状のヒートシール部 7 スポット状のヒートシール部 8 ノッチ 10 内容物充填部 100、200 注出路付き小袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樽谷 隆至 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E064 AA04 EA30 FA04 HP01 HS05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下二面のフィルムを袋状にヒートシール
    してなり、内部に液状の内容物が密封包装される小袋で
    あって、該ヒートシール部の一部に、袋内部に連通する
    狭い幅の注出路を具え、且つ、該注出路に、該注出路を
    細分化するためのヒートシール部が設けられていること
    を特徴とする注出路付き小袋。
  2. 【請求項2】前記ヒートシール部が、線状もしくはスポ
    ット状のヒートシール部であることを特徴とする請求項
    1記載の注出路付き小袋。
  3. 【請求項3】前記注出路に易開封性手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の注出路付
    き小袋。
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