JP2000142016A - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

タイヤトレッド用ゴム組成物

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JP2000142016A
JP2000142016A JP10316500A JP31650098A JP2000142016A JP 2000142016 A JP2000142016 A JP 2000142016A JP 10316500 A JP10316500 A JP 10316500A JP 31650098 A JP31650098 A JP 31650098A JP 2000142016 A JP2000142016 A JP 2000142016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低燃費特性と加工性とを両立させたタイヤを
製造する。 【解決手段】 ジエン系ゴムを主成分とし、イソプレン
に対しビニルピリジンの割合が3〜30重量%で、数平
均分子量が2千〜5万であるイソプレンとビニルピリジ
ンとのブロック共重合体からなる液状イソプレン系ゴム
を3〜40重量%含有するゴム成分100重量部および
シリカ20〜150重量部からなるタイヤトレッド用ゴ
ム組成物を用いてトレッドを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤトレッド用
ゴム組成物に関する。さらに詳しくは、シリカを配合す
ることによって低燃費特性をよくし、かつ、加工性を改
善したタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】地球
温暖化防止のための自動車の低燃費化に対応して、転が
り抵抗を低減した低燃費タイヤの開発が進められてお
り、転がり抵抗を低減するためにタイヤトレッド用ゴム
組成物の補強剤であるカーボンブラックをシリカに置き
換えることが行なわれている。
【0003】しかし、カーボンブラックにかえてシリカ
を配合すると、ムーニー粘度が高くなって加工性がわる
くなり、タイヤ製造工程で問題が生じやすくなる。
【0004】対策として液状イソプレンゴムなどの比較
的低分子量のポリマーを混入して加工性を改善している
が、低燃費特性や耐摩耗性が不充分である。
【0005】また、特開平9−71687号公報には、
たとえばピリジル基などのアミノ基含有ジエン系ゴムを
少なくとも含むゴム成分100重量部(以下、部とい
う)に対して、シリカ10〜120部、加硫剤0.1〜
15部、およびN,N−シクロヘキシル−2−ベンゾチ
アジルスルフェンアミドのようなスルフェンアミド系加
硫促進剤0.1〜15部を含有し、発熱特性に優れ、引
張特性および摩耗特性にも優れたゴム組成物が開示され
ている。
【0006】しかしながら、前記公報に記載されている
アミノ基含有ジエン系ゴムは、一般のジエン系ゴムのか
わりに使用される高分子量のゴムであり、シリカを配合
するとムーニー粘度が高くなって加工性がわるくなり、
タイヤ製造工程で問題が生じやすくなることにはかわり
がない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、カーボンブラ
ックのかわりにシリカを配合して低燃費特性を改善した
タイヤトレッド用ゴム組成物の加工性を改善し、低燃費
特性と加工性とを両立させたタイヤトレッド用ゴム組成
物を得るためになされたものであり、ジエン系ゴムを主
成分とし、イソプレンに対しビニルピリジンの割合が3
〜30重量%(以下、%という)で、数平均分子量が2
千〜5万であるイソプレンとビニルピリジンとのブロッ
ク共重合体からなる液状イソプレン系ゴムを3〜40%
含有するゴム成分100部およびシリカ20〜150部
からなるタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、ジエン系ゴムを主成
分とし、イソプレンに対してビニルピリジンの割合が3
〜30%で、数平均分子量が2千〜5万であるイソプレ
ンとビニルピリジンとのブロック共重合体からなる液状
イソプレン系ゴム(以下、液状IR系ゴムという)を3
〜40%含有するゴム成分が使用される。
【0009】前記ジエン系ゴムを主成分とするとは、タ
イヤトレッド用ゴム組成物の基体となるジエン系ゴム
が、ゴム成分中に60〜97%、さらには70〜95
%、とくには80〜95%含有されることを意味する。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、ジエン系ゴム
を主成分とする組成物であるため、加工性が良好で、低
温特性および耐摩耗性が良好な組成物を得ることができ
る。ジエン系ゴムの割合が少なすぎる場合には、前記ジ
エン系ゴムを使用する場合の好ましい特性が充分発現せ
ず、一方、多すぎる場合には、前記液状IR系ゴムの割
合が少なくなり、液状IR系ゴムを用いることによる効
果、すなわち、低燃費特性をよくし、かつ、加工性を改
善することが困難になる。
【0010】前記ジエン系ゴムは、一般にタイヤトレッ
ドの製造に使用されるものであればとくに限定はない
が、具体例としては天然ゴムや、ブタジエン、イソプレ
ンなどのジエン系モノマー、好ましくはブタジエンを2
0〜100%と、これらと共重合性を有するモノマー、
たとえばスチレン、イソブチレン、アクリロニトリルな
ど0〜80%との(共)重合体、たとえばポリブタジエ
ン、SBR(とくにS−SBR(溶液重合SBR))、
イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ス
チレン−イソプレン−ブタジエンゴムなど、前記(共)
重合体の部分水素添加(以下、部分水添という)物、た
とえば部分水添SBRなどがあげられる。これらは単独
で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。これらのうちでは天然ゴム、イソプレンゴムが前記
液状IR系ゴムとの相溶性が良好である点から好まし
い。
【0011】前記ジエン系ゴムの分子量、分子量分布、
Tgなどにもとくに限定はないが、重量平均分子量が1
0万〜500万、分子量分布(重量平均分子量/数平均
分子量)が1.1〜5、Tgが−50〜0℃のものが一
般に使用される。
【0012】前記液状IR系ゴムは、前述のごとくイソ
プレンに対してビニルピリジン(たとえば2−ビニルピ
リジン、4−ビニルピリジン、5−メチル−2−ビニル
ピリジン、5−エチル−2−ビニルピリジンなど、好ま
しくは2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン)の割
合が3〜30%、さらには5〜25%、とくには10〜
25%であるイソプレンとビニルピリジンとのブロック
共重合体である。ゴム成分の一部に液状IR系ゴムを使
用するため、本発明の組成物の加工性を改善し、かつ転
がり抵抗を低減(tanδを低減)させることができ
る。また、液状IR系ゴムがブロック共重合体であるた
め、前記ジエン系ゴムとの相溶性が良好となる。該液状
IR系ゴムにおけるイソプレンに対するビニルピリジン
の割合が3%未満ではtanδが上昇し低燃費特性が低
下し、30%をこえるとジエン系ゴム成分が減少するこ
とにより組成物の引っ張り物性、耐摩耗性が低下する。
【0013】前記液状とは、25℃の粘度が1万P(ポ
アズ)以下、さらには8千P以下の状態を有することを
意味する。
【0014】前記イソプレンとビニルピリジンとのブロ
ック共重合体は、特開昭49−86494号公報に記載
されているようなラジカル重合や、一般的な有機金属類
を開始剤としたアニオンリビング重合によって製造した
ブロック共重合体のいずれでもよい。
【0015】前記ブロック共重合体の分子量は、数平均
分子量で2千〜5万、さらには5千〜4万であるのが、
液状になり、かつ、得られる組成物の成形加工性がよく
なる点から好ましい。該数平均分子量が2千未満だと組
成物の引っ張り物性、耐摩耗性が低下し、5万をこえる
と組成物の粘度が増大し、加工性が低下する傾向があ
る。
【0016】前記ブロック共重合体は、前記ゴム成分中
に3〜40%、さらには5〜30%、とくには5〜20
%含有される。前記ゴム成分中におけるブロック共重合
体の割合が3%未満だと、ムーニー粘度を低下させる効
果が小さく、40%をこえると、粘度が低くなりすぎ組
成物の粘着性が上がりすぎて成形加工が困難になる。
【0017】本発明に使用されるシリカは、補強剤とし
て使用される成分である。数ある補強剤のうちでもとく
にシリカを使用するのは、タイヤにした場合の転がり抵
抗を低くすることができるためである。
【0018】前記シリカとしては、汎用ゴムの配合用に
一般に用いられるものが使用される。具体的には、一般
に補強剤として使用される乾式法ホワイトカーボン、湿
式法ホワイトカーボン、コロイダルシリカ、および特開
昭62−62838号公報に開示される沈降シリカなど
が例示される。これらのシリカは、単独でまたは2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0019】前記シリカの比表面積にはとくに制限はな
いが、たとえばCTAB吸着比表面積(以下、CTAB
という)が100〜200m2/g、BETチッ素吸着
比表面積(以下、BETという)が100〜250m2
/gのものが使用される。
【0020】前記シリカの具体例としては、たとえばニ
プシルVN3(日本シリカ(株)製、CTAB 144
2/g、BET 210m2/g)、ニプシルAQ(日
本シリカ(株)製、CTAB 150m2/g、BET
227m2/g)などがあげられる。
【0021】前記シリカの使用量は、前記ゴム成分10
0部に対して20〜150部、好ましくは40〜100
部である。該使用量が20部未満だと、充分に転がり抵
抗を低くすることができず、また、補強性が不足し、耐
摩耗性、強度が低下する。逆に、150部をこえると組
成物の粘度があがりすぎて加工性が低下する。
【0022】本発明の組成物は、前記ゴム成分およびシ
リカからなり、必要により、一般にタイヤトレッド用ゴ
ム組成物の添加剤として使用される添加剤を一般に使用
される範囲で添加してもよい。
【0023】前記添加剤として、加工性を向上させるこ
とができる補強剤としてカーボンブラックを併用しても
よい。
【0024】前記カーボンブラックにはとくに制限はな
いが、たとえば、汎用ゴムの配合用に一般に用いられる
ものが使用される。具体的には、ファーネスブラック、
アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブ
ラック、グラファイトなどが例示される。
【0025】前記カーボンブラックの使用量は、前記ゴ
ム成分100部に対して50部以下、さらには30部以
下が好ましい。該使用量が50部をこえるとゴム成分と
シリカとの相互作用がうすめられ、低燃費特性が低下す
る傾向が生じやすい。なお、カーボンブラックを使用し
て加工性を向上させるためには5部以上使用するのが好
ましい。
【0026】また、前記添加剤として、通常シリカ配合
で使用されているようなシランカップリング剤を併用し
てもよい。
【0027】前記シランカップリング剤にはとくに限定
はないが、たとえばビニルトリクロルシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ−エト
キシ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)−エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランや、ビス(3−(トリエトキシシ
リル)プロピル)テトラスルフィド、特開平6−248
116号公報に記載されるγ−トリメトキシシリルプロ
ピルジメチルチオカルバミルテトラスルフィド、γ−ト
リメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフ
ィドなどのテトラスルフィド類などがあげられる。これ
らのうちでは、ビス−(3−(トリエトキシシリル)−
プロピル)−テトラスルフィドが好ましい。
【0028】前記シランカップリング剤を使用する場合
の使用量は、前記使用するシリカ成分100部に対して
5〜15部、さらには7〜10部が好ましい。該使用量
が、使用するシリカ成分100部に対して5部未満にな
ると、補強効果が充分でなく、一方、15部をこえて添
加しても効果があがらず、不経済である。
【0029】前記添加剤のそのほかの具体例としては、
たとえばプロセスオイル(パラフィン系プロセスオイ
ル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族系プロセスオイ
ル)、加硫剤(イオウ、塩化イオウ化合物、有機イオウ
化合物など)、加硫促進剤(グアジニン系、アルデヒド
−アミン系、アルデヒド−アンモニア系、チアゾール
系、スルフェンアミド系、チオ尿素系、チウラム系、ジ
チオカルバメート系、ザンデート系の化合物など)、架
橋剤(有機パーオキサイド化合物、アゾ化合物などのラ
ジカル発生剤や、オキシム化合物、ニトロソ化合物、ポ
リアミン化合物など)、補強剤(ハイスチレン樹脂、フ
ェノール−ホルムアルデヒド樹脂など)、酸化防止剤な
いし老化防止剤(ジフェニルアミン系、p−フェニレン
ジアミン系などのアミン誘導体、キノリン誘導体、ハイ
ドロキノン誘導体、モノフェノール類、ジフェノール
類、チオビスフェノール類、ヒンダードフェノール類、
亜リン酸エステル類など)、ワックス、ステアリン酸、
酸化亜鉛などがあげられる。
【0030】本発明の組成物の製造方法にはとくに限定
はなく、前記ゴム成分およびシリカを用い、常法にした
がって製造すればよい。
【0031】製造されたゴム組成物は、良好な加工性を
有し、タイヤのトレッド部分の形成に使用され、製造さ
れたタイヤは、ゴム成分とシリカとを配合した組成物か
らのトレッドを有することにより、低燃費特性の良好な
ものとなる。
【0032】
【実施例】つぎに本発明の組成物を実施例に基づいてさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0033】なお、実施例および比較例で使用する原料
および評価方法を以下にまとめて示す。
【0034】NR 一般に使用されているRSSの#3グレードのもの S−SBR SL574:ジェーエスアール(株)製 液状イソプレンゴム LI−50:(株)クラレ製 液状IR系ゴム LIR系ゴム(1):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/5(重量比)でブロ
ック共重合させた数平均分子量が36000の液状IR
系ゴム LIR系ゴム(2):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/10(重量比)でブ
ロック共重合させた数平均分子量が36000の液状I
R系ゴム LIR系ゴム(3):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/25(重量比)でブ
ロック共重合させた数平均分子量が36000の液状I
R系ゴム LIR系ゴム(4):末端にピリジンを導入した数平均
分子量が36000の液状IR系ゴム LIR系ゴム(5):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/2(重量比)でブロ
ック共重合させた数平均分子量が36000の液状IR
系ゴム LIR系ゴム(6):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/35(重量比)でブ
ロック共重合させた数平均分子量が36000の液状I
R系ゴム LIR系ゴム(7):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/10(重量比)でブ
ロック共重合させた数平均分子量が1800の液状IR
系ゴム LIR系ゴム(8):アニオンリビング重合によりイソ
プレン/ビニルピリジン=100/10(重量比)でブ
ロック共重合させた数平均分子量が72000の液状I
R系ゴム シリカ ウルトラシールVN3:デグッサ社製、CTAB 16
5m2/g、BET 172m2/g カーボンブラック N351:三菱化学(株)製 シランカップリング剤 Si69:デグッサ社製 ワックス サンノックワックスN:大内新興化学(株)製 老化防止剤 オゾノン6C:精工化学(株)製 ステアリン酸 桐:日本油脂(株)製 酸化亜鉛 酸化亜鉛2種:三井金属鉱業(株)製 硫黄 粉末硫黄:軽井沢硫黄(株)製 加硫促進剤NS ノクセラーNS:大内新興化学(株)製 加硫促進剤DPG ソクシノールD:住友化学工業(株)製
【0035】(成形加工性)所定のタイヤトレッド用ゴ
ム組成物になるように配合したものを、一般的に用いら
れている工業用バンバリーミキサーで混練した混練物
(タイヤトレッド用ゴム組成物)を調製し、トレッドの
押出成形加工性(トレッドを押出成形加工するときの予
備加熱の熱まわりと、押出安定性)を下記の基準で評価
した。予備加熱の熱まわりがよく、押出安定性がよい場
合、意図する寸法・重量のトレッドを製造しやすくな
る。 ○:予備加熱が容易で、押出安定性が良好で、タイヤの
成形加工がしやすい △:予備加熱がやや困難または押出安定性がやや低下し
た状態 ×:予備加熱が困難または押出安定性が低下した状態
【0036】(転がり抵抗)成形加工性の場合と同様に
して製造した混練物(タイヤトレッド用ゴム組成物)を
押出成形加工したものをトレッドとした185/65R
14サイズのタイヤを製造し、(株)神戸製鋼所製の試
験機を用い、荷重345kg、内圧200kPa、速度
80km/hで走行させて、転がり抵抗を測定した。測
定値を指数化し、比較例1の性能を100とした指数で
示した。指数が大きいほど転がり抵抗が小さく、低燃費
特性が良好であることを示す。
【0037】(耐摩耗性)転がり抵抗の場合と同様にし
て製造したタイヤを装着した車を、高速道路と一般道路
とが約1:3になるように交え、合計3万km走行した
時点でトレッドの残溝を調べ、摩耗度合を評価した。測
定値を指数化し、比較例1の性能を100とした指数で
示した。指数が大きいほど耐摩耗性にすぐれることを示
す。
【0038】実施例1〜6および比較例1〜9 表1記載の成分(ただし、硫黄および加硫促進剤を除
く)を表1記載の割合で配合した組成物を(株)神戸製
鋼所製の1.7Lバンバリーで3分間混練した。得られ
た混練物に硫黄および加硫促進剤を表1記載の割合で加
えて2軸ローラーにより90℃で約3分間練り込んだ組
成物を、170℃で12分間加硫することによりタイヤ
トレッド用ゴム組成物を調製した。
【0039】得られた組成物をトレッドに用いたタイヤ
を製造し、評価した。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物を
使用することにより、低燃費特性と加工性とを両立させ
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 53:00)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジエン系ゴムを主成分とし、イソプレン
    に対しビニルピリジンの割合が3〜30重量%で、数平
    均分子量が2千〜5万であるイソプレンとビニルピリジ
    ンとのブロック共重合体からなる液状イソプレン系ゴム
    を3〜40重量%含有するゴム成分100重量部および
    シリカ20〜150重量部からなるタイヤトレッド用ゴ
    ム組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116160736A (zh) * 2023-04-25 2023-05-26 保定中南橡胶机带有限公司 一种超耐磨橡胶输送带及其制备方法

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