JP2000140809A - 生ごみ処理装置および生ごみ処理装置付き台所 - Google Patents
生ごみ処理装置および生ごみ処理装置付き台所Info
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- JP2000140809A JP2000140809A JP10329801A JP32980198A JP2000140809A JP 2000140809 A JP2000140809 A JP 2000140809A JP 10329801 A JP10329801 A JP 10329801A JP 32980198 A JP32980198 A JP 32980198A JP 2000140809 A JP2000140809 A JP 2000140809A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生ごみ処理装置を設置した台所において、シ
ンク下の床面上のスペースを有効利用できるようにし、
同時に、台所空間における生ごみ処理装置からの騒音を
軽減する。 【解決手段】 台所1に設置される生ごみ処理装置であ
って、生ごみを分解する分解部15と、生ごみを分解部
15に移送する移送路10を形成する移送部材9とを備
える。移送部材9は、上方は台所1のシンク3に接続さ
れ、下方は台所1の床面30を貫通するよう構成されて
おり、分解部15は、台所1における床面30の下方に
設置される。床面30の下方には、床下収納部33が設
けられている。
ンク下の床面上のスペースを有効利用できるようにし、
同時に、台所空間における生ごみ処理装置からの騒音を
軽減する。 【解決手段】 台所1に設置される生ごみ処理装置であ
って、生ごみを分解する分解部15と、生ごみを分解部
15に移送する移送路10を形成する移送部材9とを備
える。移送部材9は、上方は台所1のシンク3に接続さ
れ、下方は台所1の床面30を貫通するよう構成されて
おり、分解部15は、台所1における床面30の下方に
設置される。床面30の下方には、床下収納部33が設
けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所で排出される
生ごみを処理する生ごみ処理装置、およびこの生ごみ処
理装置が設置された台所に関するものである。
生ごみを処理する生ごみ処理装置、およびこの生ごみ処
理装置が設置された台所に関するものである。
【0002】
【従来の技術】台所等で排出される生ごみを処理する生
ごみ処理装置として、本出願人は特開平10−442号
公報で生ごみを連続して、脱水、粉砕および微生物分解
して処理する生ごみ処理装置を提案している。
ごみ処理装置として、本出願人は特開平10−442号
公報で生ごみを連続して、脱水、粉砕および微生物分解
して処理する生ごみ処理装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
生ごみ処理装置は台所におけるシンク(流し台)下の床
面上に設置するものであり、シンク下の床面上のスペー
スの寸法によっては設置できない場合があった。また、
設置できたとしても、シンク下の床面上のスペースを生
ごみ処理装置によって占有してしまうので、このスペー
スを他の目的に使用することができない。さらに、生ご
み処理装置をシンク下の床面上に設置した場合には、生
ごみ処理装置の運転に伴って生ずる種々の騒音が、台所
床面上方の台所空間内に直接漏れてうるさいという問題
があった。
生ごみ処理装置は台所におけるシンク(流し台)下の床
面上に設置するものであり、シンク下の床面上のスペー
スの寸法によっては設置できない場合があった。また、
設置できたとしても、シンク下の床面上のスペースを生
ごみ処理装置によって占有してしまうので、このスペー
スを他の目的に使用することができない。さらに、生ご
み処理装置をシンク下の床面上に設置した場合には、生
ごみ処理装置の運転に伴って生ずる種々の騒音が、台所
床面上方の台所空間内に直接漏れてうるさいという問題
があった。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
生ごみ処理装置を設置した台所において、シンク下の床
面上のスペースを有効利用できるようにし、同時に、台
所空間内における生ごみ処理装置からの騒音を軽減する
ことを目的とする。
生ごみ処理装置を設置した台所において、シンク下の床
面上のスペースを有効利用できるようにし、同時に、台
所空間内における生ごみ処理装置からの騒音を軽減する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、生ごみを分解する分解部
(15)と、生ごみを分解部(15)に移送する移送部
材(9)とを備え、移送部材(9)は、上方は台所
(1)のシンク(3)に接続され、下方は台所(1)の
床面(30)を貫通するよう構成されており、分解部
(15)は、台所(1)における床面(30)の下方に
設置されることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、生ごみを分解する分解部
(15)と、生ごみを分解部(15)に移送する移送部
材(9)とを備え、移送部材(9)は、上方は台所
(1)のシンク(3)に接続され、下方は台所(1)の
床面(30)を貫通するよう構成されており、分解部
(15)は、台所(1)における床面(30)の下方に
設置されることを特徴としている。
【0006】また、請求項2記載の発明は、野菜類等を
洗浄するためのシンク(3)と、上方はシンク(3)に
接続され、下方はシンク(3)の下方の床面(30)を
貫通するよう設置された移送部材(9)と、床面(3
0)の下方に設置され、移送部材(9)にて形成される
移送路(10)により移送された生ごみを分解する分解
部(15)を備えることを特徴としている。
洗浄するためのシンク(3)と、上方はシンク(3)に
接続され、下方はシンク(3)の下方の床面(30)を
貫通するよう設置された移送部材(9)と、床面(3
0)の下方に設置され、移送部材(9)にて形成される
移送路(10)により移送された生ごみを分解する分解
部(15)を備えることを特徴としている。
【0007】請求項1、請求項2記載の発明により、生
ごみ処理装置は、台所(1)のシンク(3)下の床面
(30)上では、投入された生ごみを分解部(15)に
移送するのみで、生ごみの分解処理は台所(1)の床面
(30)の下方で行うことになる。従って、シンク
(3)下の床面(30)上には生ごみの投入部(5)お
よび移送部材(9)があるだけとなり、シンク(3)下
の床面(30)上のスペースを他の目的に使用すること
ができ、このスペースを有効利用することができる。
ごみ処理装置は、台所(1)のシンク(3)下の床面
(30)上では、投入された生ごみを分解部(15)に
移送するのみで、生ごみの分解処理は台所(1)の床面
(30)の下方で行うことになる。従って、シンク
(3)下の床面(30)上には生ごみの投入部(5)お
よび移送部材(9)があるだけとなり、シンク(3)下
の床面(30)上のスペースを他の目的に使用すること
ができ、このスペースを有効利用することができる。
【0008】また、生ごみ処理装置の運転に伴う種々の
騒音は、台所(1)の床面(30)を介して床面(3
0)上方の台所空間(2)内に到達することとなり、従
来技術のように生ごみ処理装置を台所(1)のシンク
(3)下の床面(30)上に設置する場合に比較して、
台所空間(2)内における生ごみ処理装置からの騒音を
大きく軽減することが可能になる。
騒音は、台所(1)の床面(30)を介して床面(3
0)上方の台所空間(2)内に到達することとなり、従
来技術のように生ごみ処理装置を台所(1)のシンク
(3)下の床面(30)上に設置する場合に比較して、
台所空間(2)内における生ごみ処理装置からの騒音を
大きく軽減することが可能になる。
【0009】ところで、本発明者の検討によれば、請求
項1、請求項2記載の発明のように、分解部(15)を
台所の床面(30)の下方の設置した場合には、従来技
術のように生ごみ処理装置をシンク(3)下の床面(3
0)上に設置した場合に比較して、分解部(15)の設
置および設置後の整備が行いにくくなることが確認され
た。
項1、請求項2記載の発明のように、分解部(15)を
台所の床面(30)の下方の設置した場合には、従来技
術のように生ごみ処理装置をシンク(3)下の床面(3
0)上に設置した場合に比較して、分解部(15)の設
置および設置後の整備が行いにくくなることが確認され
た。
【0010】そこで、請求項3記載の発明は、台所
(1)の床面(30)の下方において、床下収納部(3
3)が設けられていることを特徴としている。これによ
り、作業者が床下収納部(33)を通じて床面(30)
下方に入り込むことができ、台所の床面(30)下方に
設置された分解部(15)の設置および設置後の整備を
容易に行うことが可能となる。
(1)の床面(30)の下方において、床下収納部(3
3)が設けられていることを特徴としている。これによ
り、作業者が床下収納部(33)を通じて床面(30)
下方に入り込むことができ、台所の床面(30)下方に
設置された分解部(15)の設置および設置後の整備を
容易に行うことが可能となる。
【0011】また、請求項4記載の発明では、吸引手段
(45)を、床面(30)の上方にて移送路(10)に
接続し、この吸引手段(45)の吸引力により、分解部
(15)内の微生物担体(17)を吸引して回収するこ
とを特徴とし、請求項5記載の発明では、吸引手段(4
5)には、吸引パイプ(46)の一端が接続されてお
り、この吸引パイプ(46)の他端を、移送路(10)
を通じて分解部(15)にまで到達させることを特徴と
している。
(45)を、床面(30)の上方にて移送路(10)に
接続し、この吸引手段(45)の吸引力により、分解部
(15)内の微生物担体(17)を吸引して回収するこ
とを特徴とし、請求項5記載の発明では、吸引手段(4
5)には、吸引パイプ(46)の一端が接続されてお
り、この吸引パイプ(46)の他端を、移送路(10)
を通じて分解部(15)にまで到達させることを特徴と
している。
【0012】さらに、請求項6記載の発明では、分解部
(15)における定期的な整備が必要な部品(50)
を、床面(30)の上方に配置することを特徴としてい
る。これにより、定期的に交換が必要な微生物担体(1
7)を床面(30)の上方から回収することができ、ま
た、定期整備が必要な部品(50)を床面(30)の上
方から整備を行うことができ、作業者の作業効率の向上
を図ることが可能をなる。
(15)における定期的な整備が必要な部品(50)
を、床面(30)の上方に配置することを特徴としてい
る。これにより、定期的に交換が必要な微生物担体(1
7)を床面(30)の上方から回収することができ、ま
た、定期整備が必要な部品(50)を床面(30)の上
方から整備を行うことができ、作業者の作業効率の向上
を図ることが可能をなる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1お
よび図2に基づいて説明する。 (第1実施形態)この生ごみ処理装置は、台所1に設置
されており、シンク(流し台)3には、シンク3に排出
された排水を下水管に排出するための排出孔4が設けら
れている。排出孔4には、生ごみの水切りを行うため
に、複数の小孔を有する格子状の水切り部(図示せず)
が設けられている。この水切り部は排出孔4から取り外
し可能となっている。
よび図2に基づいて説明する。 (第1実施形態)この生ごみ処理装置は、台所1に設置
されており、シンク(流し台)3には、シンク3に排出
された排水を下水管に排出するための排出孔4が設けら
れている。排出孔4には、生ごみの水切りを行うため
に、複数の小孔を有する格子状の水切り部(図示せず)
が設けられている。この水切り部は排出孔4から取り外
し可能となっている。
【0015】排出孔4の下方には、投入された生ごみを
後述の分解部15にまで移送する移送路10を形成する
移送部材9が配置されている。移送部材9は、円形断面
のパイプ状の樹脂にて形成されている。移送部材9の下
方は、台所1の床面30を貫通し、床面30下方におい
て後述の分解部15上部に接続している。そして、移送
部材9の上方部位には、投入部5が設けられ、この投入
部5の上部には、生ごみが投入される投入口5aが形成
されている。投入部5には、上方に突出した球面状の第
1ゲート6が回動可能に配置されている。この第1ゲー
ト6は樹脂によって形成されている。第1ゲート6が回
動することにより、投入口5aが遮断または開口され
る。
後述の分解部15にまで移送する移送路10を形成する
移送部材9が配置されている。移送部材9は、円形断面
のパイプ状の樹脂にて形成されている。移送部材9の下
方は、台所1の床面30を貫通し、床面30下方におい
て後述の分解部15上部に接続している。そして、移送
部材9の上方部位には、投入部5が設けられ、この投入
部5の上部には、生ごみが投入される投入口5aが形成
されている。投入部5には、上方に突出した球面状の第
1ゲート6が回動可能に配置されている。この第1ゲー
ト6は樹脂によって形成されている。第1ゲート6が回
動することにより、投入口5aが遮断または開口され
る。
【0016】台所1の床面30近傍には足踏みペダル3
5が設置されている。この足踏みペダル35には、コン
トロールケーブル36の一端が接続され、コントロール
ケーブル36の他端は、図示しないリンク機構を介して
第1ゲート6に接続されている。そして、使用者が足踏
みペダル35を踏むことにより、第1ゲート6が回動す
る。
5が設置されている。この足踏みペダル35には、コン
トロールケーブル36の一端が接続され、コントロール
ケーブル36の他端は、図示しないリンク機構を介して
第1ゲート6に接続されている。そして、使用者が足踏
みペダル35を踏むことにより、第1ゲート6が回動す
る。
【0017】第1ゲート6は、図1中紙面表裏側に1対
の腕部7が一体的に形成されている。この腕部7におけ
る、第1ゲート6の反対側の端には、ステンレス等の耐
食性のある金属によって構成された平板状の第2ゲート
8が取り付けられている。図1中実線で示すように、第
2ゲート8は、第1ゲート6が投入口5aを遮断してい
るときに、移送路10を連通するように、腕部7に対し
て傾斜して取り付けられている。そして、図1中破線で
示すように、第1ゲート6が投入口5aを開口する位置
にある場合には、第2ゲート8は移送路10を遮断する
位置にある。
の腕部7が一体的に形成されている。この腕部7におけ
る、第1ゲート6の反対側の端には、ステンレス等の耐
食性のある金属によって構成された平板状の第2ゲート
8が取り付けられている。図1中実線で示すように、第
2ゲート8は、第1ゲート6が投入口5aを遮断してい
るときに、移送路10を連通するように、腕部7に対し
て傾斜して取り付けられている。そして、図1中破線で
示すように、第1ゲート6が投入口5aを開口する位置
にある場合には、第2ゲート8は移送路10を遮断する
位置にある。
【0018】従って、生ごみを投入する場合には、第1
ゲート6が投入口5aを開口し、第2ゲート8は移送路
10を遮断する状態になっているので、生ごみは移送部
材9を通じて分解部15に直接落下しないで一時的に第
2ゲート8の上に堆積し、これにより生ごみの誤投入を
防止することができる。投入部5において移送路10の
外周部位には、一般排水を排出するための排出路5bが
設けられ、この排出路5bは、図1中右側においてS字
形状トラップ40に接続されている。S字形状トラップ
40の下流側には、排出管41が接続されている。この
排出管41は床面30を貫通し、図2に示すように床面
30下方に設置された分解部15上部に接続され、分解
部15内を通過した後、排出部42に接続される。排出
部42は下流側において下水に接続されている。
ゲート6が投入口5aを開口し、第2ゲート8は移送路
10を遮断する状態になっているので、生ごみは移送部
材9を通じて分解部15に直接落下しないで一時的に第
2ゲート8の上に堆積し、これにより生ごみの誤投入を
防止することができる。投入部5において移送路10の
外周部位には、一般排水を排出するための排出路5bが
設けられ、この排出路5bは、図1中右側においてS字
形状トラップ40に接続されている。S字形状トラップ
40の下流側には、排出管41が接続されている。この
排出管41は床面30を貫通し、図2に示すように床面
30下方に設置された分解部15上部に接続され、分解
部15内を通過した後、排出部42に接続される。排出
部42は下流側において下水に接続されている。
【0019】なお、排出管41を床面30下方におい
て、直接下水に接続せず、一旦、分解部15上方に接続
して、分解部15内を通過させるのは、生こみ処理装置
の製造コスト、据え付け工事の容易性等を考慮したもの
である。移送部材9の下方は、台所1の床面30を貫通
し、床面30下方において分解部15上部に接続してい
る。図2に示すように分解部15内には、分解槽16が
設けられており、移送部材8は分解部15内で分解槽1
6に接続されている。この分解槽16内には、高温好気
性菌の担持された微生物担体17が入っている。
て、直接下水に接続せず、一旦、分解部15上方に接続
して、分解部15内を通過させるのは、生こみ処理装置
の製造コスト、据え付け工事の容易性等を考慮したもの
である。移送部材9の下方は、台所1の床面30を貫通
し、床面30下方において分解部15上部に接続してい
る。図2に示すように分解部15内には、分解槽16が
設けられており、移送部材8は分解部15内で分解槽1
6に接続されている。この分解槽16内には、高温好気
性菌の担持された微生物担体17が入っている。
【0020】また、分解槽16の底部には、通水性を有
するメッシュ状の通水部23が設けられている。そし
て、分解槽16内で生ごみ分解にて発生した分解水は、
分解槽16から通水部23によって排出通路24に排出
され、さらに排出通路24から排出部42に排出され
る。分解槽16内には、この分解槽16内に取り入れら
れた生ごみと、微生物担体17とを攪拌し、生ごみの分
解効率を高めるための攪拌翼20が設けられている。そ
して、この攪拌翼20は、駆動用ベルト21を介して攪
拌用モータ22にて回転駆動される。
するメッシュ状の通水部23が設けられている。そし
て、分解槽16内で生ごみ分解にて発生した分解水は、
分解槽16から通水部23によって排出通路24に排出
され、さらに排出通路24から排出部42に排出され
る。分解槽16内には、この分解槽16内に取り入れら
れた生ごみと、微生物担体17とを攪拌し、生ごみの分
解効率を高めるための攪拌翼20が設けられている。そ
して、この攪拌翼20は、駆動用ベルト21を介して攪
拌用モータ22にて回転駆動される。
【0021】分解部15内において分解槽16近傍に
は、図示しない温調ヒータ、ファン等の温度制御装置が
設けられ、この温度制御装置によって、分解槽16の温
度を微生物の活動を促進するのに必要な温度に調整す
る。分解槽16の上部には、分解槽16内に空気を吸入
するための吸入管28と微生物担体17の異常を検知す
るための担体センサ29が設けられている。吸入管28
には逆流防止弁28aが設けられているので、後述の換
気ポンプ26が停止した場合にも、分解槽16内の臭気
を吸入管28から外部に漏らすことを防止できる。
は、図示しない温調ヒータ、ファン等の温度制御装置が
設けられ、この温度制御装置によって、分解槽16の温
度を微生物の活動を促進するのに必要な温度に調整す
る。分解槽16の上部には、分解槽16内に空気を吸入
するための吸入管28と微生物担体17の異常を検知す
るための担体センサ29が設けられている。吸入管28
には逆流防止弁28aが設けられているので、後述の換
気ポンプ26が停止した場合にも、分解槽16内の臭気
を吸入管28から外部に漏らすことを防止できる。
【0022】分解槽16の図2中右側には、換気ポンプ
26が設置されている。換気ポンプ26の吸入側は、分
解槽16内に連通した第1換気パイプ25が接続されて
いる。一方、換気ポンプ26の吐出側には、第2換気パ
イプ27が接続され、この第2換気パイプ27の下流部
は排出部42に接続されている。換気ポンプ26は、微
生物の生ごみ分解に必要な空気を、上記移送部材9およ
び吸入管28を通して分解槽16内に吸入し、そして、
分解槽16内で生ごみが分解されるときに生じる分解ガ
スを、生ごみ処理装置の外部に漏らさないように排出部
42に排出するものである。
26が設置されている。換気ポンプ26の吸入側は、分
解槽16内に連通した第1換気パイプ25が接続されて
いる。一方、換気ポンプ26の吐出側には、第2換気パ
イプ27が接続され、この第2換気パイプ27の下流部
は排出部42に接続されている。換気ポンプ26は、微
生物の生ごみ分解に必要な空気を、上記移送部材9およ
び吸入管28を通して分解槽16内に吸入し、そして、
分解槽16内で生ごみが分解されるときに生じる分解ガ
スを、生ごみ処理装置の外部に漏らさないように排出部
42に排出するものである。
【0023】なお、本実施形態における生ごみ処理装置
では、上記換気ポンプ26および温調ヒータ(図示せ
ず)は、生ごみ処理装置に電源が投入された状態(コン
セントを電源に差し込んだ状態)では、常時作動するよ
うになっている。台所1の床面30下方の図1中分解部
15の右側には、床下収納部33が設けられている。床
下収納部33は、床面30に設けられた床下収納開口部
31により床面30上方の台所空間2と連通している。
床下収納開口部31は、通常は図1中2点鎖線で示され
る蓋部材32によって遮蔽されている。
では、上記換気ポンプ26および温調ヒータ(図示せ
ず)は、生ごみ処理装置に電源が投入された状態(コン
セントを電源に差し込んだ状態)では、常時作動するよ
うになっている。台所1の床面30下方の図1中分解部
15の右側には、床下収納部33が設けられている。床
下収納部33は、床面30に設けられた床下収納開口部
31により床面30上方の台所空間2と連通している。
床下収納開口部31は、通常は図1中2点鎖線で示され
る蓋部材32によって遮蔽されている。
【0024】分解部15の床面30下方への設置、およ
び設置後の整備は、次の手順にて行う。まず、床下収納
開口部31から蓋部材32を取り外し、さらに、床下収
納部33を取り外す。そして、作業者が床下収納開口部
31から床面30下方に入り込こむことによって、シン
ク3下方における床面30下方で分解部15の設置およ
び整備を行う。
び設置後の整備は、次の手順にて行う。まず、床下収納
開口部31から蓋部材32を取り外し、さらに、床下収
納部33を取り外す。そして、作業者が床下収納開口部
31から床面30下方に入り込こむことによって、シン
ク3下方における床面30下方で分解部15の設置およ
び整備を行う。
【0025】本実施形態のように分解部15を床面30
下方に設置した場合には、従来技術のように生ごみ処理
装置をシンク3下の床面30上に設置した場合に比較し
て、分解部15の設置、整備が行いにくくなるが、床面
30下方に床下収納部33を設けることにより、床下収
納部33を通して、分解部15の整備を容易に行うこと
が可能となる。
下方に設置した場合には、従来技術のように生ごみ処理
装置をシンク3下の床面30上に設置した場合に比較し
て、分解部15の設置、整備が行いにくくなるが、床面
30下方に床下収納部33を設けることにより、床下収
納部33を通して、分解部15の整備を容易に行うこと
が可能となる。
【0026】次に、上述した生ごみ処理装置による生ご
み処理過程を順に説明する。排出孔4に生ごみが投入さ
れると、排出孔4に設けられた水切り部(図示せず)内
に生ごみが堆積する。そして、この堆積の際に水切り部
に形成された小孔から生ごみ中の混入水が排出され、生
ごみの水切りが行われる。使用者が、生ごみを処理する
場合は、まず足踏みペダル35により、第1ゲート6を
作動させて投入口5aを開口するようにしておく。この
とき、第2ゲート8は移送路10を遮断した状態になっ
ている。そして、水切り部を排出孔4から取り外し、水
切り部に堆積した生ごみを第2ゲート8の上に投入す
る。
み処理過程を順に説明する。排出孔4に生ごみが投入さ
れると、排出孔4に設けられた水切り部(図示せず)内
に生ごみが堆積する。そして、この堆積の際に水切り部
に形成された小孔から生ごみ中の混入水が排出され、生
ごみの水切りが行われる。使用者が、生ごみを処理する
場合は、まず足踏みペダル35により、第1ゲート6を
作動させて投入口5aを開口するようにしておく。この
とき、第2ゲート8は移送路10を遮断した状態になっ
ている。そして、水切り部を排出孔4から取り外し、水
切り部に堆積した生ごみを第2ゲート8の上に投入す
る。
【0027】そして、使用者が足踏みペダル35を操作
して第1ゲート6により投入口5aを遮断すると、第2
ゲート8が移送路10を連通して、第2ゲート8上に堆
積した生ごみが移送路10を通じて床面30下方に設置
された分解部15に移送される。分解槽16内では、攪
拌用モータ17を駆動させて攪拌翼15を回転させ、分
解槽16内に送られた生ごみと微生物担体17とを攪拌
する。これにより、良好に生ごみが微生物担体17にて
分解される。そして、この生ごみ分解により発生する分
解水は、排出通路24から排出部42に排出され、ま
た、生ごみ分解により発生した分解ガスは、換気ポンプ
26にて排出部42に排出される。
して第1ゲート6により投入口5aを遮断すると、第2
ゲート8が移送路10を連通して、第2ゲート8上に堆
積した生ごみが移送路10を通じて床面30下方に設置
された分解部15に移送される。分解槽16内では、攪
拌用モータ17を駆動させて攪拌翼15を回転させ、分
解槽16内に送られた生ごみと微生物担体17とを攪拌
する。これにより、良好に生ごみが微生物担体17にて
分解される。そして、この生ごみ分解により発生する分
解水は、排出通路24から排出部42に排出され、ま
た、生ごみ分解により発生した分解ガスは、換気ポンプ
26にて排出部42に排出される。
【0028】一般排水は第1ゲート6が投入口5aを遮
断した状態で排水され、投入部5において排出路5bに
流れる。そして、S字形状トラップ40、排出管41を
通じて、床面30下方に設置された分解部15に流れ込
み、上記分解水、分解ガスとともに、排出部42に排出
される。以上のように、本実施形態の生ごみ処理装置で
は、シンク3下の床面30上では生ごみを投入、移送す
るだけであり、生ごみを分解処理する分解部15は台所
1の床面30の下方に設置するようにしている。従っ
て、シンク3下の床面30上のスペース寸法に対して生
ごみ処理装置が大きすぎる場合であっても、生ごみ処理
装置を設置することが可能となる。
断した状態で排水され、投入部5において排出路5bに
流れる。そして、S字形状トラップ40、排出管41を
通じて、床面30下方に設置された分解部15に流れ込
み、上記分解水、分解ガスとともに、排出部42に排出
される。以上のように、本実施形態の生ごみ処理装置で
は、シンク3下の床面30上では生ごみを投入、移送す
るだけであり、生ごみを分解処理する分解部15は台所
1の床面30の下方に設置するようにしている。従っ
て、シンク3下の床面30上のスペース寸法に対して生
ごみ処理装置が大きすぎる場合であっても、生ごみ処理
装置を設置することが可能となる。
【0029】また、シンク3下の床面30上には、投入
部5、移送部材9があるだけなので、シンク3下の床面
30上のスペースを生ごみ処理装置に占有されることな
く他の目的に使用することができ、このスペースを有効
利用することができる。さらに、生ごみ処理装置の運転
に伴う分解槽16における生ごみと微生物担体17との
攪拌音、換気ポンプ26の吸排気音等の騒音は、台所1
の床面30を介して台所空間2内に到達することとな
り、従来技術ように生ごみ処理装置をシンク3下の床面
30上に設置する場合に比較して、台所空間2における
生ごみ処理装置からの騒音を大きく軽減させることが可
能になる。
部5、移送部材9があるだけなので、シンク3下の床面
30上のスペースを生ごみ処理装置に占有されることな
く他の目的に使用することができ、このスペースを有効
利用することができる。さらに、生ごみ処理装置の運転
に伴う分解槽16における生ごみと微生物担体17との
攪拌音、換気ポンプ26の吸排気音等の騒音は、台所1
の床面30を介して台所空間2内に到達することとな
り、従来技術ように生ごみ処理装置をシンク3下の床面
30上に設置する場合に比較して、台所空間2における
生ごみ処理装置からの騒音を大きく軽減させることが可
能になる。
【0030】(第2実施形態)上記第1実施形態におい
ては、生ごみを分解処理する分解部15を台所1の床面
30下方に設置している。ところで、分解部15内部に
設けられた分解槽16内の微生物担体17は、生ごみ処
理能力の低下防止のため、年1回程度定期的に交換しな
ければならず、このとき、作業員が床面30の下方に入
りこんで作業する必要がある。このため、微生物担体1
7の定期交換時には、作業スペースの確保が難しく、ま
た、作業効率が悪くなる。
ては、生ごみを分解処理する分解部15を台所1の床面
30下方に設置している。ところで、分解部15内部に
設けられた分解槽16内の微生物担体17は、生ごみ処
理能力の低下防止のため、年1回程度定期的に交換しな
ければならず、このとき、作業員が床面30の下方に入
りこんで作業する必要がある。このため、微生物担体1
7の定期交換時には、作業スペースの確保が難しく、ま
た、作業効率が悪くなる。
【0031】そこで、本第2実施形態においては、床面
30下方に設置された分解槽16内の微生物担体17を
定期交換する際には、吸引手段である掃除機45によっ
て、シンク3に設けられた排出孔4から微生物担体17
を吸引して回収することとしている。これにより、作業
スペースの確保、作業効率の向上という点を兼ね備え
た、床面30上方からの微生物担体17の回収が可能に
なる。なお、本第2実施形態における掃除機45は、一
般家庭用掃除機を改良した微生物担体17回収用の専用
品が用いられる。
30下方に設置された分解槽16内の微生物担体17を
定期交換する際には、吸引手段である掃除機45によっ
て、シンク3に設けられた排出孔4から微生物担体17
を吸引して回収することとしている。これにより、作業
スペースの確保、作業効率の向上という点を兼ね備え
た、床面30上方からの微生物担体17の回収が可能に
なる。なお、本第2実施形態における掃除機45は、一
般家庭用掃除機を改良した微生物担体17回収用の専用
品が用いられる。
【0032】以下、図3に基づいて第2実施形態につい
て説明する。第1実施形態と同様の部分については、同
一の符号をつけてその説明を省略する。なお、図3にお
いては、床面30等の本第2実施形態の説明に不要な部
分を省略している。投入部5に配置された第1ゲート6
および第2ゲート8は、連動して作動するように構成さ
れており、第1ゲート6が投入口5aを遮断している場
合には、第2ゲート8は移送路10を連通し、第1ゲー
ト6が投入口5aを開口する場合には、第2ゲート8は
移送路10を遮断している。
て説明する。第1実施形態と同様の部分については、同
一の符号をつけてその説明を省略する。なお、図3にお
いては、床面30等の本第2実施形態の説明に不要な部
分を省略している。投入部5に配置された第1ゲート6
および第2ゲート8は、連動して作動するように構成さ
れており、第1ゲート6が投入口5aを遮断している場
合には、第2ゲート8は移送路10を連通し、第1ゲー
ト6が投入口5aを開口する場合には、第2ゲート8は
移送路10を遮断している。
【0033】このため、微生物担体17交換時には、ま
ず、第1ゲート6と第2ゲート8の連動を解除して、第
1ゲート6は生ごみ投入口5aを開口し、第2ゲート8
は移送路10を連通する状態にしておく。次に、掃除機
45に備えられた、塩化ビニル等の樹脂製の吸引パイプ
46をシンク3の排出孔4から挿入する。吸引パイプ4
6は、移送路10を通じて分解槽16内に到達するまで
挿入される。
ず、第1ゲート6と第2ゲート8の連動を解除して、第
1ゲート6は生ごみ投入口5aを開口し、第2ゲート8
は移送路10を連通する状態にしておく。次に、掃除機
45に備えられた、塩化ビニル等の樹脂製の吸引パイプ
46をシンク3の排出孔4から挿入する。吸引パイプ4
6は、移送路10を通じて分解槽16内に到達するまで
挿入される。
【0034】次に、掃除機45を作動させ、吸引パイプ
46を通じて分解槽46内の微生物担体17を吸引して
回収する。ところで、分解槽16内における移送路10
に近い側では、吸引パイプ46が届き易く、微生物単体
17の回収が容易であるのに対して、分解槽16内にお
ける移送路16から遠い側では、吸引パイプ46が届き
にくく、微生物担体17の回収が難しい。
46を通じて分解槽46内の微生物担体17を吸引して
回収する。ところで、分解槽16内における移送路10
に近い側では、吸引パイプ46が届き易く、微生物単体
17の回収が容易であるのに対して、分解槽16内にお
ける移送路16から遠い側では、吸引パイプ46が届き
にくく、微生物担体17の回収が難しい。
【0035】ここで、本実施形態の生ごみ処理装置は、
通常運転時には、攪拌翼20は図3中時計回りに回転し
ているが、異物噛み込み等で攪拌翼20がロックしたと
きには、自動的に攪拌用モータ22が逆転して攪拌翼2
0を反時計回りに逆転させる機能が備えられている。そ
こで、この攪拌翼逆転機能を利用して、攪拌用モータ2
2を逆転させることにより攪拌翼20を数回転(例えば
2回転)だけ逆転させて、分解槽16内の微生物担体1
7を移送路10側に集めることができる。これにより、
分解槽16内の微生物担体17を効率よく吸引して回収
することができる。なお、攪拌用モータ22の逆転は、
生ごみ処理装置にメンテナンス用スイッチを設けること
によって行う。
通常運転時には、攪拌翼20は図3中時計回りに回転し
ているが、異物噛み込み等で攪拌翼20がロックしたと
きには、自動的に攪拌用モータ22が逆転して攪拌翼2
0を反時計回りに逆転させる機能が備えられている。そ
こで、この攪拌翼逆転機能を利用して、攪拌用モータ2
2を逆転させることにより攪拌翼20を数回転(例えば
2回転)だけ逆転させて、分解槽16内の微生物担体1
7を移送路10側に集めることができる。これにより、
分解槽16内の微生物担体17を効率よく吸引して回収
することができる。なお、攪拌用モータ22の逆転は、
生ごみ処理装置にメンテナンス用スイッチを設けること
によって行う。
【0036】以上の微生物担体17の回収作業終了後、
シンク3の排出孔4から新たな微生物担体17の補充を
行い、微生物担体17の交換作業が完了する。上記床下
に設置した生ごみ処理装置の微生物担体回収方法につい
て、本発明者らが実験を行ったところ、以下の結果が得
られた。なお、この実験は、含水率63.8%の微生物
担体を使用し、攪拌翼20の逆転を4回行った。
シンク3の排出孔4から新たな微生物担体17の補充を
行い、微生物担体17の交換作業が完了する。上記床下
に設置した生ごみ処理装置の微生物担体回収方法につい
て、本発明者らが実験を行ったところ、以下の結果が得
られた。なお、この実験は、含水率63.8%の微生物
担体を使用し、攪拌翼20の逆転を4回行った。
【0037】本出願人が特開平10−442号公報にて
提案している床上設置の生ごみ処理装置では、微生物担
体回収率が75%で、回収に要する時間が15分以内で
あるのに対し、本第2実施形態の床下に設置した生ごみ
処理装置の微生物担体回収方法では、微生物担体回収率
が90%であり、回収時間が15分であるという良好な
結果が得られた。
提案している床上設置の生ごみ処理装置では、微生物担
体回収率が75%で、回収に要する時間が15分以内で
あるのに対し、本第2実施形態の床下に設置した生ごみ
処理装置の微生物担体回収方法では、微生物担体回収率
が90%であり、回収時間が15分であるという良好な
結果が得られた。
【0038】以上のように、本第2実施形態によれば、
床下に設置された生ごみ処理装置においても、床上設置
の生ごみ処理装置と同等以上の微生物担体17回収作業
を行うことができ、作業スペースの確保、作業効率の向
上という点を兼ね備えた、床面30上方からの微生物担
体17の回収が可能となる。なお、上記第2実施形態で
は、掃除機45に備えられた吸引パイプ46を、シンク
3の排出孔4から挿入して分解槽16に到達させるよう
にしているが、これに限らず、シンク3下方における移
送路10の途中部位に、必要に応じて開口できる開口部
を形成して、この開口部から吸引パイプ46を挿入して
分解槽16に到達させるようにしてもよい。
床下に設置された生ごみ処理装置においても、床上設置
の生ごみ処理装置と同等以上の微生物担体17回収作業
を行うことができ、作業スペースの確保、作業効率の向
上という点を兼ね備えた、床面30上方からの微生物担
体17の回収が可能となる。なお、上記第2実施形態で
は、掃除機45に備えられた吸引パイプ46を、シンク
3の排出孔4から挿入して分解槽16に到達させるよう
にしているが、これに限らず、シンク3下方における移
送路10の途中部位に、必要に応じて開口できる開口部
を形成して、この開口部から吸引パイプ46を挿入して
分解槽16に到達させるようにしてもよい。
【0039】(第3実施形態)第1実施形態の生ごみ処
理装置では、定期的な整備が必要な部品が床面30下方
に設置される分解部15内に備えられており、生ごみ処
理装置の設置後に作業者が定期的な整備を行う際には、
作業スペースの確保が難しく、また、作業効率が悪くな
る。
理装置では、定期的な整備が必要な部品が床面30下方
に設置される分解部15内に備えられており、生ごみ処
理装置の設置後に作業者が定期的な整備を行う際には、
作業スペースの確保が難しく、また、作業効率が悪くな
る。
【0040】そこで、本第3実施形態においては、例え
ば換気ポンプ26等の定期整備が必要な部品を、シンク
3下方のキッチンキャビネット60内におけるデッドス
ペースであるケコミ部62に収納することで、シンク3
下方のスペースの減少を招くことなく、作業者による床
面30上方からの整備を可能としている。以下、図4に
基づいて第3実施形態について説明する。第1実施形態
と同様の部分については、同一の符号をつけてその説明
を省略する。
ば換気ポンプ26等の定期整備が必要な部品を、シンク
3下方のキッチンキャビネット60内におけるデッドス
ペースであるケコミ部62に収納することで、シンク3
下方のスペースの減少を招くことなく、作業者による床
面30上方からの整備を可能としている。以下、図4に
基づいて第3実施形態について説明する。第1実施形態
と同様の部分については、同一の符号をつけてその説明
を省略する。
【0041】本第3実施形態における生ごみ処理装置
は、換気ポンプ26、換気ポンプ26に流入する空気中
のごみを除去するフィルタ51、換気ポンプ26の排気
音を消音するためのマフラー52、生ごみ処理装置の各
種制御を行う制御装置の基板53という定期整備が必要
な部品をまとめて、交換や清掃等が容易なようにキット
部品50としている。なお、このキット部品50は、上
記の換気ポンプ26、フィルタ51、マフラー52、基
板53に限定されるものではない。
は、換気ポンプ26、換気ポンプ26に流入する空気中
のごみを除去するフィルタ51、換気ポンプ26の排気
音を消音するためのマフラー52、生ごみ処理装置の各
種制御を行う制御装置の基板53という定期整備が必要
な部品をまとめて、交換や清掃等が容易なようにキット
部品50としている。なお、このキット部品50は、上
記の換気ポンプ26、フィルタ51、マフラー52、基
板53に限定されるものではない。
【0042】キット部品50は、キッチンキャビネット
60内のキャビネット底面61と床面30の間のケコミ
部62に収納される。キット部品50を収納するスペー
スを確保するために、本第3実施形態のケコミ部62の
高さhは100〜150mmとしている。このケコミ部
62は、従来、使用されていないデッドスペースとなっ
ており、ここにキット部品50を収納することにより、
キッチンキャビネット60内のスペースの減少を防ぐこ
とができる。
60内のキャビネット底面61と床面30の間のケコミ
部62に収納される。キット部品50を収納するスペー
スを確保するために、本第3実施形態のケコミ部62の
高さhは100〜150mmとしている。このケコミ部
62は、従来、使用されていないデッドスペースとなっ
ており、ここにキット部品50を収納することにより、
キッチンキャビネット60内のスペースの減少を防ぐこ
とができる。
【0043】キャビネット底面61には、下方のケコミ
部62に通じる点検口63が形成され、この点検口63
から作業者がキット部品50の交換、清掃等の整備を行
う。この点検口63は、通常時は蓋にて覆われている。
また、本第3実施形態においては、ケコミ部62の下方
の床面30にも点検口64を設け、床面30下方からで
もキット部品50の整備を行えるように構成している。
部62に通じる点検口63が形成され、この点検口63
から作業者がキット部品50の交換、清掃等の整備を行
う。この点検口63は、通常時は蓋にて覆われている。
また、本第3実施形態においては、ケコミ部62の下方
の床面30にも点検口64を設け、床面30下方からで
もキット部品50の整備を行えるように構成している。
【0044】以上のように本第3実施形態によれば、シ
ンク3下方のスペースの減少を招くことなく、作業者が
床面30上方から定期整備が必要な部品の整備を行うこ
とができ、作業効率の向上を図ることが可能となる。 (他の実施形態)なお、本実施形態においては、図1に
示すように床下収納部33は床面30下方の分解部15
に隣接する位置に設けられているが、これに限らず、作
業者が床下収納開口部31から床面30下方に入り込ん
でから、分解部15の整備ができる位置に移動できれば
いいので、床下収納部33を床面30下方において分解
部15から離れた位置に設けてもよい。
ンク3下方のスペースの減少を招くことなく、作業者が
床面30上方から定期整備が必要な部品の整備を行うこ
とができ、作業効率の向上を図ることが可能となる。 (他の実施形態)なお、本実施形態においては、図1に
示すように床下収納部33は床面30下方の分解部15
に隣接する位置に設けられているが、これに限らず、作
業者が床下収納開口部31から床面30下方に入り込ん
でから、分解部15の整備ができる位置に移動できれば
いいので、床下収納部33を床面30下方において分解
部15から離れた位置に設けてもよい。
【0045】また、本実施形態の生ごみ処理装置は、生
ごみを細かく破砕する破砕部を有しない生ごみ処理装置
であるが、本発明は分解部15に破砕部を有する生ごみ
処理装置においても適用可能であり、この場合には、台
所空間2における生ごみ処理装置からの破砕音を大きく
軽減させることが可能になる。また、上記各実施形態に
おいては、第1ゲート6の腕部7には、第2ゲート8が
取り付けられ、第1ゲート6が投入口5aを遮断してい
る場合には、第2ゲート8は移送路10を連通し、第1
ゲート6が投入口5aを開口する場合には、第2ゲート
8は移送路10を遮断するように構成されているが、こ
れに限らず、腕部7に第2ゲート8を取り付けず、第1
ゲート6による投入孔5aの遮断または連通だけを行う
ように構成してもいい。
ごみを細かく破砕する破砕部を有しない生ごみ処理装置
であるが、本発明は分解部15に破砕部を有する生ごみ
処理装置においても適用可能であり、この場合には、台
所空間2における生ごみ処理装置からの破砕音を大きく
軽減させることが可能になる。また、上記各実施形態に
おいては、第1ゲート6の腕部7には、第2ゲート8が
取り付けられ、第1ゲート6が投入口5aを遮断してい
る場合には、第2ゲート8は移送路10を連通し、第1
ゲート6が投入口5aを開口する場合には、第2ゲート
8は移送路10を遮断するように構成されているが、こ
れに限らず、腕部7に第2ゲート8を取り付けず、第1
ゲート6による投入孔5aの遮断または連通だけを行う
ように構成してもいい。
【図1】本発明を適用した生ごみ処理装置を設置した台
所の断面図である。
所の断面図である。
【図2】床面の下方に設置された生ごみ処理装置の分解
部の断面図である。
部の断面図である。
【図3】第2実施形態の微生物担体回収方法を示す断面
図である。
図である。
【図4】第3実施形態における生ごみ処理装置を設置し
た台所の断面図である。
た台所の断面図である。
1…台所、2…台所空間、3…シンク、5…投入部、9
…移送部材、10…移送路、15…分解部、30…床
面、33…床下収納部。
…移送部材、10…移送路、15…分解部、30…床
面、33…床下収納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 豊充 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3B060 KA00 KA02 KA04 3E023 DA07 GA04 GB01 LA10 4D004 AA03 AC02 CA15 CA19 CB28 CC08
Claims (6)
- 【請求項1】 台所(1)に設置される生ごみ処理装置
であって、 生ごみを分解する分解部(15)と、生ごみを前記分解
部(15)に移送する移送路(10)を形成する移送部
材(9)とを備え、 前記移送部材(9)は、上方は前記台所(1)のシンク
(3)に接続され、下方は前記台所(1)の床面(3
0)を貫通するよう構成されており、 前記分解部(15)は、前記台所(1)における床面
(30)の下方に設置されるよう構成されていることを
特徴とする生ごみ処理装置。 - 【請求項2】 野菜類等を洗浄するためのシンク(3)
と、 上方は前記シンク(3)に接続され、下方は前記シンク
(3)の下方の床面(30)を貫通するよう設置された
移送部材(9)と、 前記床面(30)の下方に設置され、前記移送部材
(9)にて形成される移送路(10)により移送された
生ごみを分解する分解部(15)を備えることを特徴と
する台所。 - 【請求項3】 前記床面(30)の下方において、床下
収納部(33)が設けられていることを特徴とする請求
項2記載の台所。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の台所に
おいて、 吸引手段(45)を、前記床面(30)の上方にて前記
移送路(10)に接続し、 前記吸引手段(45)の吸引力により、前記分解部(1
5)内の微生物担体(17)を吸引して回収することを
特徴とする微生物担体回収方法。 - 【請求項5】 前記吸引手段(45)には、吸引パイプ
(46)の一端が接続されており、 前記吸引パイプ(46)の他端を、前記移送路(10)
を通じて前記分解部(15)にまで到達させることを特
徴とする請求項4記載の微生物担体回収方法。 - 【請求項6】 前記分解部(15)における定期的な整
備が必要な部品(50)は、前記床面(30)の上方に
配置されることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理
装置または請求項2若しくは請求項3に記載の台所。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10329801A JP2000140809A (ja) | 1998-09-10 | 1998-11-19 | 生ごみ処理装置および生ごみ処理装置付き台所 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25717298 | 1998-09-10 | ||
JP10-257172 | 1998-09-10 | ||
JP10329801A JP2000140809A (ja) | 1998-09-10 | 1998-11-19 | 生ごみ処理装置および生ごみ処理装置付き台所 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000140809A true JP2000140809A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=26543090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10329801A Pending JP2000140809A (ja) | 1998-09-10 | 1998-11-19 | 生ごみ処理装置および生ごみ処理装置付き台所 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000140809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057144A1 (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-01 | Takeshi Abe | 排水兼、乾燥式生ゴミ処理機付き流し台シンク |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP10329801A patent/JP2000140809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006057144A1 (ja) * | 2004-11-05 | 2006-06-01 | Takeshi Abe | 排水兼、乾燥式生ゴミ処理機付き流し台シンク |
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