JP2003275708A - 生ごみ処理システム - Google Patents

生ごみ処理システム

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JP2003275708A
JP2003275708A JP2002078328A JP2002078328A JP2003275708A JP 2003275708 A JP2003275708 A JP 2003275708A JP 2002078328 A JP2002078328 A JP 2002078328A JP 2002078328 A JP2002078328 A JP 2002078328A JP 2003275708 A JP2003275708 A JP 2003275708A
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liquid
treatment
heating
tank
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JP2002078328A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
Yoshihiro Tanimoto
好広 谷本
Keiichi Fujimoto
恵一 藤本
Isao Yoneda
勲 米田
Kozo Akamatsu
功三 赤松
Hiroyuki Takami
博之 高見
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/20Sludge processing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランニングコストの低減が図れる生ごみ処理
システムを提供する。 【解決手段】 粉砕生ごみを含む固液混合物を固体分と
液体分に分離する固液分離装置10と、加熱部(ヒータ
52)を有して固液分離装置10で分離された固体分を
処理する固体処理装置50と、生物処理部(可溶化槽2
0,処理槽30)を有して固液分離装置10で分離され
た液体分を処理する液体処理装置とを備え、固体処理装
置10の加熱部(ヒータ52)の廃熱で液体処理装置の
生物処理部(可溶化槽20,処理槽30)を加温する構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ディスポーザな
どからの粉砕生ごみを含む固液混合物を固体分と液体分
に分離する固液分離装置と、加熱部を有して前記固液分
離装置で分離された固体分を処理する固体処理装置と、
生物処理部を有して前記固液分離装置で分離された液体
分を処理する液体処理装置とを備えた生ごみ処理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディスポーザ破砕液及び台所
の排水を処理して下水道あるいは河川等に放流するもの
が知られており、ディスポーザ破砕液のように有機物を
含む排水を処理するためには、好気性あるいは嫌気性微
生物の働きにより有機物を分解させる生物処理部を有し
た構成が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、季節変動に
より温度が低下すると、微生物の働きが低下して排水の
水質を悪化させるため、生物処理部を所定温度以上にヒ
ータ等で加熱するのが一般的である。しかし、このよう
にすると、消費電力が増大し、ランニングコストが高く
なる。
【0004】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、ランニングコストの低
減が図れる生ごみ処理システムを提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、粉砕生ごみを含む固液混合物
を固体分と液体分に分離する固液分離装置と、加熱部を
有して前記固液分離装置で分離された固体分を処理する
固体処理装置と、生物処理部を有して前記固液分離装置
で分離された液体分を処理する液体処理装置とを備え、
前記固体処理装置の加熱部の廃熱で前記液体処理装置の
生物処理部を加温する構成としたことを特徴とするもの
である。
【0006】また、前記生物処理部として、微生物によ
り汚泥等を可溶化処理する可溶化部を備えたことを特徴
とするものである。
【0007】また、前記固体処理装置で加熱された排気
によって前記液体処理装置の生物処理部を加温する排気
流路を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記固体処理装置で加熱された排気
によって前記液体処理装置の生物処理部を加温して前記
固体処理装置に還流させる循環排気流路を備えたことを
特徴とするものである。
【0009】また、前記固体処理装置が前記固液分離装
置で分離された固体分を加熱乾燥する乾燥装置であるこ
とを特徴とするものである。
【0010】一方、前記加熱部として加熱触媒脱臭装置
を有し、この加熱触媒脱臭装置を通して加熱された排気
によって前記液体処理装置の生物処理部を加温する構成
としたことを特徴とするものである。
【0011】また、前記固体処理装置で加熱された排気
を前記液体処理装置の生物処理部に散気する散気手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0012】また、前記固体処理装置の加熱部と前記液
体処理装置の生物処理部とを隣接させて配置したことを
特徴とするものである。
【0013】また、前記液体処理装置の生物処理部に加
熱部を有し、前記固体処理装置の加熱部の動作時には前
記生物処理部の加熱部の発熱量を低下させる制御手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、前記液体処理装置の生物処理部の温
度を検知する温度検知手段を備え、生物処理部が所定温
度以上のときは前記排気を直接外部に排出させる制御手
段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本願発明が適用される生ごみ処理
システムの構成例を示す全体構成図である。
【0017】この生ごみ処理システムは、台所の流し台
シンク1に設置されたディスポーザ2から流出するディ
スポーザ破砕液や台所排水を排水処理装置3で所定水質
に浄化してから下水道や合併浄化槽等へ放流するもので
ある。
【0018】上記排水処理装置3は、地下埋設や地上設
置などが考えられ、地下埋設型では、従来配管を利用し
た自然流下で流れ込むことになるが、地上設置型では、
各住宅における台所の位置や配管の都合により、中継ポ
ンプ槽4が必要な場合もある。
【0019】図2は、上記排水処理装置3の各構成要素
と液体や固体の流れを模式的に示した図である。
【0020】本実施形態の排水処理装置3は、固液分離
装置10、可溶化槽20、処理槽30、沈殿分離槽4
0、固体処理装置50及び空気ポンプ61,62や移送
ポンプ63等から構成されている。
【0021】固液分離装置10は、ディスポーザ2ある
いは中継ポンプ槽4からの流入管11を介して流入する
粉砕生ごみを含む固液混合物を連続的に固体分と液体分
に分離し、分離された液体分は可溶化槽20に流入し、
固体分は固体処理装置50に投入される。なお、この固
液分離装置10は連続式であるため、オーバーフローが
生じないようにスリットの目開きが粗く形成されてお
り、分離される液体分には微細な固形物も含まれる。
【0022】可溶化槽20には、沈殿分離槽40からの
汚泥返送管41と、フィルタ洗浄用の散気管21が配管
されており、散気管21にはブロワ等の空気ポンプ61
が、汚泥返送管41には移送ポンプ63がそれぞれ接続
されている。また、槽上部には、上澄み液をフィルタ2
2を介して処理槽30に流出させるための流出口23が
形成されている。この可溶化槽10では、後述する加温
により暖められた状態で活性化する好気性あるいは嫌気
性の微生物(好熱菌)により、底部に沈降した汚泥や微
細な固形物を可溶化処理する。
【0023】一方、処理槽30には、その底部に曝気用
の散気管31が配置されており、空気ポンプ62が接続
されている。また、槽上部には、上澄み液を沈殿分離槽
40に流出させるための流出口32が形成されている。
この処理槽30では、散気管31を用いた曝気処理と後
述する加温により、担体(図示せず)に棲息する好気性
微生物を活性化させて被処理水中の有機物成分を分解処
理する。
【0024】また、沈殿分離槽40には、槽底部から上
記可溶化槽20に沈殿汚泥を返送するための汚泥返送管
41が配管されており、移送ポンプ63に接続されてい
る。また、槽上部には、上澄み液を流出させるための排
水口42が形成されており、この排水口42に下水道等
への排水管が接続される。この沈殿分離槽40では、処
理槽30で発生した余剰汚泥を自然沈降により槽底部に
沈殿分離する。
【0025】固体処理装置50は、固液分離装置10か
ら投入される固体分(粉砕生ごみ)を加熱乾燥する乾燥
装置や、微生物により分解処理するコンポスト化(堆肥
化)装置から成り、投入された固体分を減容化や堆肥化
処理する。
【0026】なお、図示は省略したが、システム全体を
制御するマイクロコンピュータ等からなる制御部や、各
種操作や状態表示のための操作表示部が備えられてい
る。
【0027】上記構成において、固液分離装置10に流
入したディスポーザ排水は、固体分と液体分に分離さ
れ、液体分は可溶化槽20に流入する。流入する液体分
には、固体分離装置10の目開きに応じた微細な固形物
も含まれ、微細固形物は沈降して槽底部に溜まる。この
液体流入時には、上澄み液がフィルタ22を介して押し
出されるようにして処理槽30に流出し、さらに処理槽
30の処理水が沈殿分離槽40へと流出して、沈殿分離
槽40からは上澄み液が下水道等に排出される。
【0028】上記処理槽30は、前述したように、空気
ポンプ62による曝気と後述する加温により、活性化し
た好気性微生物が有機物を分解することによる水処理を
利用したものであり、処理水に含まれる余剰汚泥が沈殿
分離槽40に流出して沈殿する。
【0029】沈殿分離槽40に沈殿して溜まった汚泥は
移送ポンプ63で定期的に可溶化槽20に返送される。
可溶化槽20では、散気による空気供給や後述する加温
により、活性化した好熱菌によって汚泥や微細固形物を
可溶化し、溶けた有機物を処理槽30で効率良く分解処
理することにより、定期的な汚泥回収頻度を低減するこ
とができる。
【0030】また、固液分離装置10で分離された固体
分(粉砕生ごみ)は、乾燥装置やコンポスト化装置から
成る固体処理装置50に投入されて、減容化や堆肥化処
理される。
【0031】図3は、上記排水処理装置3のより具体的
な実施形態を示す構成図であり、前記図2と同一符号は
同一又は相当部分を示している。
【0032】生ごみ破砕液や台所排水が流入する固液分
離装置10は、例えば目開き数mmのスリット12を有
し、スリット12上に破砕液が流入すると、スリット1
2上に固形物(粉砕生ごみ)が溜まり、液体はスリット
12をすり抜けて可溶化槽20に流出する。このとき、
液体と共にスリット12の目開きよりも小さな微細固形
物や繊維状のものも可溶化槽20に流出する。
【0033】スリット12上に溜まった固形物は、回転
板13により定期的に固体処理装置50に投入される。
回転板13が回転するとき、連動して固体処理装置50
の投入蓋51が開くようになっている。固体処理装置5
0の通常の動作時には上記投入蓋51は閉じた状態にあ
る。
【0034】この固体処理装置50は乾燥装置で、内部
にヒータ52や攪拌体53やファン54等を有して、減
容化のため、投入された固形物を乾燥する機能を有す
る。乾燥するために、吸気口55からファン54で吸入
した空気に蒸発した水蒸気を含んだ排気を固体処理装置
50の排気口56に排出する。この排気口56には、排
出する加熱された排気によって可溶化槽20や処理槽3
0等を加温して、上記吸気口55に還流させる排気流路
71と排気還流路72とから成る循環排気流路73が設
けられている。この循環排気流路73の壁面に発生した
結露水は、バルブ73を有するドレンパイプ74から排
水することができるように構成されている。
【0035】このように構成することにより、固体処理
装置50の廃熱を有効利用して可溶化槽20と処理槽3
0を加温することができるので、システム全体のランニ
ングコストの低減を図ることができる。
【0036】また、排気口56に近い可溶化槽20が最
も加温され、可溶化槽20は特に加温を必要とするの
で、ランニングコストの低減効果が大きくなると共に、
排気口56から離れた処理槽30も排気流路71を流れ
る排気によって効率良く加温することができる。さら
に、高い温度の排気と共に臭気等が外部に排出されるの
を防ぐことができる。
【0037】また、上記固体処理装置50が固液分離装
置10で分離された固体分を加熱乾燥する乾燥装置であ
って、加熱温度が高いので、より効果的である。
【0038】なお、上記固体処理装置50が脱臭効果の
高い加熱触媒脱臭装置を有するものであれば、この加熱
触媒脱臭装置を通して加熱された排気によって可溶化槽
20と処理槽30を加温する構成とすることにより、加
熱温度が更に高いので、更に効果的である。また、加熱
触媒脱臭装置を有するものでは、高温排気による火傷等
を防ぐため一般的に加熱触媒脱臭装置の高温排気を外気
で希釈して排出する等の構成が必要となるが、本実施形
態ではこれも不要となる。
【0039】図4は、他の実施形態を示す構成図であ
り、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示し
ている。
【0040】本実施形態では、隣接して配置された固体
処理装置50と可溶化槽20の間にヒータ57を備える
と共に、可溶化槽20と処理槽30に対応してそれぞれ
ヒータ24,34を備え、各部を必要に応じて加熱でき
るようにしたものである。なお、この固体処理装置50
の排気口56は排気を外部に排出するように形成されて
いるが、固体処理装置50の投入蓋51に連動して、投
入蓋51が実線で示すように開くときは排気口56の排
気蓋57が実線で示すように閉じ、投入蓋51が破線で
示すように閉じているときに排気口56の排気蓋57が
破線で示すように開くようになっており、固液分離装置
10で分離された粉砕生ごみが投入されるときに粉砕生
ごみや乾燥物が排気口56から外部に流出しないように
構成されている。
【0041】そして、本実施形態においては、固体処理
装置50が動作して、ヒータ52,57の温度が高くな
ったときには、図示しないマイクロコンピュータ等から
成る制御部によって可溶化槽20に設置したヒータ24
や処理槽30に設置したヒータ34の電源入力を低減す
るようになっている。
【0042】このようにすることにより、排気流路を設
けることなく固体処理装置50の廃熱を有効利用して可
溶化槽20や処理槽30を加温することができ、その
分、可溶化槽20のヒータ24や処理槽30のヒータ3
4の消費電力を節減することができるので、簡単な構成
で、ランニングコストの低減を図ることができる。
【0043】なお、固体処理装置50の動作に連動する
他、固体処理装置50に温度センサを設けて、これに連
動させることも可能である。
【0044】また、前記実施形態のような可溶化槽20
や処理槽30を加温する排気流路を設けて、上記と併用
するようにすれば、それらによる相乗効果も期待でき
る。この場合、可溶化槽20のヒータ24や処理槽30
のヒータ34は、固体処理装置50の動作に連動する
他、排気温度センサを設けて、これに連動させることも
可能である。
【0045】図5は、更に他の実施形態を示す構成図で
あり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示
している。
【0046】本実施形態においては、空気ポンプ62の
吸い込み側に、固体処理装置50で加熱された排気を排
気口56から排気流路71を介して導くことにより、可
溶化槽20と処理槽30の底部に設けられた散気管2
5,31から温度の高い空気を散気するようにしたもの
である。
【0047】このように構成することにより、可溶化槽
20内や処理槽30内を直接的に加温することができる
ので、効率良く加温することができると共に、排気に含
まれる臭気成分を可溶化槽20や処理槽30内の液中に
溶解させることにより、臭気の低減が図れる。
【0048】図6は、更に他の実施形態を示す構成図で
あり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示
している。
【0049】本実施形態においては、固体処理装置50
の排気口56から排出される排気によって可溶化槽20
や処理槽30等を加温する排気流路71を設けると共
に、排気口56に、排気を上記排気流路71を介して排
出するか、直接外部に排出するかを切り替える切替弁5
8を設けている。また、可溶化槽20と処理槽30内の
水温を検知する温度センサSを設けている。
【0050】そして、図示しないマイクロコンピュータ
等から成る制御部が、上記温度センサSの検知結果に基
づき、可溶化槽20と処理槽30の水温が所定温度に満
たないときは排気口56からの排気を上記排気流路71
を介して排出するが、所定温度以上のときは切替弁58
を図6の実線で示すように切り替えることにより、直接
外部に排出するようにしたものである。
【0051】これにより、夏期等において直射日光が当
たって可溶化槽20や処理槽30の水温が上昇した場合
に、排気によって更に加温されることにより、水温が微
生物の活性化温度を超えて上昇するのを防ぐことができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、粉砕生
ごみを含む固液混合物を固体分と液体分に分離する固液
分離装置と、加熱部を有して前記固液分離装置で分離さ
れた固体分を処理する固体処理装置と、生物処理部を有
して前記固液分離装置で分離された液体分を処理する液
体処理装置とを備え、前記固体処理装置の加熱部の廃熱
で前記液体処理装置の生物処理部を加温する構成とした
ことにより、固体処理装置の加熱部の廃熱を有効利用し
て液体処理装置の生物処理部を加温することができるの
で、システム全体のランニングコストの低減を図ること
ができる。
【0053】また、前記生物処理部として、微生物によ
り汚泥等を可溶化処理する可溶化部を備えたものに本願
発明を適用することにより、可溶化部は特に加温を必要
とするので、ランニングコストの低減効果が大きくな
る。
【0054】また、前記固体処理装置で加熱された排気
によって液体処理装置の生物処理部を加温する排気流路
を備えることにより、固体処理装置の加熱部から液体処
理装置の生物処理部が離れていても効率良く加温するこ
とができると共に、排気が高い温度のまま外部に排出さ
れるのを防ぐことができる。
【0055】また、前記固体処理装置で加熱された排気
によって液体処理装置の生物処理部を加温して固体処理
装置に還流させる循環排気流路を備えることにより、前
記同様、固体処理装置の加熱部から液体処理装置の生物
処理部が離れていても効率良く加温することができると
共に、高い温度の排気と共に臭気等が外部に排出される
のを防ぐことができる。
【0056】また、前記固体処理装置が固液分離装置で
分離された固体分を加熱乾燥する乾燥装置であれば、加
熱温度が高いので、より効果的である。
【0057】一方、前記加熱部として加熱触媒脱臭装置
を有し、この加熱触媒脱臭装置を通して加熱された排気
によって液体処理装置の生物処理部を加温する構成とす
ることにより、加熱温度が更に高いので、更に効果的で
あると共に、火傷等を防ぐため加熱触媒脱臭装置の高温
排気を外気で希釈して排出する等の構成が不要となる。
【0058】また、前記固体処理装置で加熱された排気
を液体処理装置の生物処理部に散気する散気手段を備え
ることにより、液体処理装置の生物処理部内を直接的に
加温することができるので、効率良く加温することがで
きると共に、排気に含まれる臭気成分を生物処理部内の
液中に溶解させることにより、臭気の低減が図れる。
【0059】また、前記固体処理装置の加熱部と液体処
理装置の生物処理部とを隣接させて配置することによ
り、排気流路を設けることなく固体処理装置の加熱部の
廃熱を有効利用して液体処理装置の生物処理部を加温す
ることができるので、簡単な構成で、システム全体のラ
ンニングコストの低減を図ることができる。
【0060】また、前記液体処理装置の生物処理部に加
熱部を有し、固体処理装置の加熱部の動作時には生物処
理部の加熱部の発熱量を低下させる制御手段を備えるこ
とにより、液体処理装置の生物処理部に加熱部を有する
ものであっても、ランニングコストの低減を図ることが
できる。
【0061】また、前記液体処理装置の生物処理部の温
度を検知する温度検知手段を備え、生物処理部が所定温
度以上のときは前記排気を直接外部に排出させる制御手
段を備えることにより、生物処理部の温度が微生物の活
性化温度を超えて上昇するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明が適用される生ごみ処理システムの構
成例を示す全体構成図。
【図2】上記生ごみ処理システムにおける排水処理装置
の各構成要素と液体や固体の流れを模式的に示した図。
【図3】上記排水処理装置のより具体的な実施形態を示
す構成図。
【図4】同じく、他の実施形態を示す構成図。
【図5】同じく、更に他の実施形態を示す構成図。
【図6】同じく、更に他の実施形態を示す構成図。
【符号の説明】
1 流し台シンク 2 ディスポーザ 3 排水処理装置 4 中継ポンプ槽 10 固液分離装置 12 スリット 13 回転板 20 可溶化槽 21,25 散気管 22 フィルタ 24 ヒータ 30 処理槽 31 散気管 34 ヒータ 40 沈殿分離槽 41 汚泥返送管 50 固体処理装置 52,57 ヒータ 53 攪拌体 54 ファン 55 吸気口 56 排気口 58 切替弁 61,62 空気ポンプ 63 移送ポンプ 71 排気流路 72 排気還流路 73 循環排気流路 S 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 21/00 B09B 3/00 Z 5/00 P (72)発明者 藤本 恵一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米田 勲 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 赤松 功三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高見 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB06 AC08 AC58 AC87 CA05 CA08 DA02 4D004 AA03 AB01 BA04 CA04 CA13 CA18 CA22 CA42 CA48 4D059 AA05 AA07 BA01 BA11 BA56 BD11 BE02 CA01 CA22 CB01 CB18 CB27 CC01 EA20 EB06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕生ごみを含む固液混合物を固体分と
    液体分に分離する固液分離装置と、加熱部を有して前記
    固液分離装置で分離された固体分を処理する固体処理装
    置と、生物処理部を有して前記固液分離装置で分離され
    た液体分を処理する液体処理装置とを備え、 前記固体処理装置の加熱部の廃熱で前記液体処理装置の
    生物処理部を加温する構成としたことを特徴とする生ご
    み処理システム。
  2. 【請求項2】 前記生物処理部として、微生物により汚
    泥等を可溶化処理する可溶化部を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の生ごみ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記固体処理装置で加熱された排気によ
    って前記液体処理装置の生物処理部を加温する排気流路
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    生ごみ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記固体処理装置で加熱された排気によ
    って前記液体処理装置の生物処理部を加温して前記固体
    処理装置に還流させる循環排気流路を備えたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の生ごみ処理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記固体処理装置が前記固液分離装置で
    分離された固体分を加熱乾燥する乾燥装置であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    生ごみ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記加熱部として加熱触媒脱臭装置を有
    し、この加熱触媒脱臭装置を通して加熱された排気によ
    って前記液体処理装置の生物処理部を加温する構成とし
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    に記載の生ごみ処理システム。
  7. 【請求項7】 前記固体処理装置で加熱された排気を前
    記液体処理装置の生物処理部に散気する散気手段を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか
    に記載の生ごみ処理システム。
  8. 【請求項8】 前記固体処理装置の加熱部と前記液体処
    理装置の生物処理部とを隣接させて配置したことを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の生ご
    み処理システム。
  9. 【請求項9】 前記液体処理装置の生物処理部に加熱部
    を有し、前記固体処理装置の加熱部の動作時には前記生
    物処理部の加熱部の発熱量を低下させる制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか
    に記載の生ごみ処理システム。
  10. 【請求項10】 前記液体処理装置の生物処理部の温度
    を検知する温度検知手段を備え、生物処理部が所定温度
    以上のときは前記排気を直接外部に排出させる制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項3ないし請求項7のい
    ずれかに記載の生ごみ処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112013638A (zh) * 2020-07-30 2020-12-01 国网山东省电力公司电力科学研究院 一种利用烟气余热的垃圾干燥系统和方法
CN112222144A (zh) * 2020-09-15 2021-01-15 宁夏中科国通新能源有限公司 一种餐厨垃圾处理系统及工艺

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