JP2000139769A - バキューム装置等の吸込管切り換え構造及びバキューム式トイレ - Google Patents

バキューム装置等の吸込管切り換え構造及びバキューム式トイレ

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JP2000139769A
JP2000139769A JP10336571A JP33657198A JP2000139769A JP 2000139769 A JP2000139769 A JP 2000139769A JP 10336571 A JP10336571 A JP 10336571A JP 33657198 A JP33657198 A JP 33657198A JP 2000139769 A JP2000139769 A JP 2000139769A
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valve
communication port
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pipe system
vacuum
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Susumu Nakatani
進 中谷
Fuyuki Tanabe
冬樹 田辺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 便などの詰まりが発生しても道具などを使用
することなく誰でも簡単な操作で詰まり状態を解消でき
ると共に、便受部吸引口からの吸引が停止状態おいても
バキュームによる吸引で便受部の臭気を吸引脱臭するこ
とを可能とする。 【解決手段】 第1の管系3と弁移動部9を連絡する部
位が第1の連絡口11となり、弁移動部9と第3の管系
8を連絡する部位が第3の連絡口12となり、第1の連
絡口11はテーパー口となっていて、大きな便等が詰ま
り止まるようになっている。移動弁10の位置により第
3の管系8の吸引量が調整可能で、また、第1の連絡口
11に詰まった便を移動弁で押し崩して詰まりを解消
し、第1の管系3に送り込むことができるようになって
いる。操作杆13が、弁移動部9の外側から挿入され先
端に移動弁10を設けた構成となっており、操作管は便
器筐体内に置かれ、便器筐体側部に開口された手挿入口
から手を入れ操作するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバキューム装置の吸
込管切り換え構造及びバキューム式トイレに係り、特に
詰まり物を除去する機能を有することのできるバキュー
ム装置の吸込管切り換え構造及びバキューム式トイレに
関する。
【0002】
【従来技術】従来のバキューム式トイレ(バキューム装
置)には、本願出願人による「特開平10−19596
0」が開示されている。これは、図15に示された吸込
管の切替方式は、本管(便受部と吸引装置をつなぐ吸引
管)と枝管の双方に一般的な回転式の弁などを有するバ
ルブを設けた構成で、便受部の底部の吸引口からU字管
部(水溜=臭気止め部)を設け、該U字管部からL字管
によりながれを横向きにするように構成されてなるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の構
成においては、L字管部のところで、大きく固い便や多
めのトイレットペーパーなどが詰まるという問題をもっ
ていた。この詰まりを解消するためには、バキュームを
停止させ、便受部の吸引口に吸盤を押しつけて動かすと
か、ワイヤーを挿入して詰まりものを崩すとかしなけれ
ばならなかった。この作業は、その作業事態が面倒で苦
痛であり、使用後の吸盤等の持ち運び洗浄をしなければ
ならず、また作業中吸引が行われないので便受部けから
臭気が立ち上るなどの問題を持つものであった。またお
年寄りや障害者、子供にはこの詰まり解消作業は行い難
いものであった。また、バキュームの吸引による便受部
からの吸引脱臭を行いながら、便受部に水を張った状態
にしておいて排泄を行うことはできなかった。
【0004】本発明は以上のような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであって、その目的は、便などの詰
まりが発生しても道具などを使用することなく誰でも簡
単な操作で詰まり状態を解消できると共に、便受部吸引
口からの吸引が停止状態おいてもバキュームによる吸引
で便受部の臭気を吸引脱臭することを可能とするバキュ
ーム装置の吸込管切り換え構造及びバキューム式トイレ
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明は次ぎに述べるような構成となっている。 <請求項1記載のバキューム装置の吸込管切り換え構造
の発明>バキューム装置本体と、このバキューム装置本
体から延びた第1の管系と、この第1の管系の適宜な部
位から枝分かれするように設けられた第2の管系と、こ
の第2の管系の適宜な部位に設けられた、該第2の管系
を塞いだり開いたりする第2の開閉手段と、前記第1の
管系に連絡する第3の管系と、前記第1の管系と前記第
3の管系の間に設けられ弁移動部と、前記第1の管系と
前記弁移動部を連絡する第1の連絡口と、前記弁移動部
と第3の管系を連絡する第3の連絡口と、前記弁移動部
内に移動可能に設けられた、該弁移動部内を前記第1の
連絡口に向かって移動(塞ぎ移動)し該第1の連絡口を
塞ぎ、且つ、該第1の連絡口から離れ移動(開き移動)
し前記第3の連絡口と該第1の連絡口を連絡するように
してなる移動弁と、前記弁移動部に外側から挿入されて
前記移動弁を設けてなる、該移動弁を該弁移動部外から
移動操作するための操作杆と、から構成されている。開
閉手段には、外側に操作ハンドルを有する弁や吸込口を
塞ぐ蓋からなるものなどいろいろなものがある。「バキ
ューム装置本体等」とは、他の配管にも利用できるから
である。
【0006】<請求項2記載のバキューム装置の吸込管
切替構造>請求項1記載の発明の構成に、移動弁で第1
の連絡口を塞いだときに自動的に第2の開閉手段が開
き、該移動弁が第1の連絡口を開いたときに自動的に該
第2の開閉手段を閉じるようにし、開閉弁が第2の管系
の先端以外の部位に設けられた開閉弁とした構成を加え
たことを特徴としている。本請求項2の構成には、開閉
手段を制御された電磁弁にし、操作杆を制御されたソレ
ノイドやモーター駆動のボールベアリングなどにより電
気的に動作するようにする方式とか、操作杆と開閉弁の
操作ハンドルを連結杆により連結し、該操作杆を操作す
るとそれに伴い該連結管が機能して該操作ハンドルを動
かし該開閉手段を開閉するようにする方式などいろいろ
ある。
【0007】<請求項3記載のバキューム装置の吸込管
切替構造の発明>請求項1又は2記載の構成の、第1の
連絡口をバキューム側に向かって狭くなって行くテーパ
ー構造にし、移動弁と前記連絡口の間に形成される隙間
を該移動弁により調節できるようにしてなる構成とした
ことを特徴としている。
【0008】<請求項4記載のバキューム式トイレの発
明>請求項1記載の発明の第3の管系に、便器の便受部
の底部や下方側部に設けた吸引口を連絡してなる構成を
加えたことを特徴としている。
【0009】<請求項5記載のバキューム式トイレの発
明>請求項2記載の発明の第3の管系に、便器の便受部
の底部や下方側部に設けた吸引口を連絡してなる構成を
加えたものである。すなわち、請求項4記載の発明の構
成に、移動弁で第1の連絡口を塞いだときに自動的に第
2の開閉手段が開き、該移動弁が第1の連絡口を開いた
ときに自動的に該第2の開閉手段を閉じるようにしてな
る構成を加えたことを特徴としいる。
【0010】<請求項6記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4又は5記載の発明の構成に、第1の連絡口
を弁移動部より狭めた構成とし、固く大きな便やトイレ
ットペーパーの大きな固まりなどの詰り物が該第1の連
絡口で詰まるようにし、詰まった詰り物を移動弁で前記
第1の連絡口から押し出しあるいは押し崩すなどで除去
して第1の管系に送るようにしたなる構成を加えたこと
を特徴としている。
【0011】<請求項7記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5又は6記載の発明の構成に、移動弁前
部に、第1の連絡口に詰まった汚物を突き崩すための突
出部材を設けてなる構成を加えたことを特徴としてい
る。
【0012】<請求項8記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5、6又は7記載の発明の構成に、弁移
動部の弁控え側(移動弁が弁控え側にあるときは第1の
連絡口は開き状態)に移動弁を格納する弁控部を設け、
該移動弁が該弁控部に格納されている場合は、移動弁や
突出部材が第3の連絡口上に出ないようにしてなる構成
を加えたことを特徴としている。
【0013】<請求項9記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5、6、7又は8記載の発明の構成のバ
キューム装置本体が、吸引物を溜めるタンクを有し、該
タンクの底部あるいは下方側部に排出口を設け、この排
出口外側に吸引時には該タンク内の負圧により該排出口
に吸い付けられて該排出口を塞ぎ吸引物を前記タンク内
に止めておく開閉弁を設け、前記タンク内が常圧状態あ
るいはそれ以上となると前記開閉弁が吸引物の重さある
いは加圧により押し下げられて該排出口が開き、吸引物
が該排出口からタンク外に排出されるようにしてなる構
成であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の便受部
及び弁移動部の構造を示す横切断断面図(便器本体は省
略)、図2は同じ実施の形態の1のバキューム装置本体
の構造を示す縦断面図、図3は家屋に設置した場合のレ
イアウト例である。バキューム式トイレ1は次のような
構成となっている。キューム装置本体2(タンクとモー
ターと羽と排気部からなる吸引機構などからなってい
る)から第1の管系3が延びている。第1の管系3の適
宜な部位(便器に近い部位)から枝分かれするように第
2の管系4が延びている。第2の管系4の先端吸引口に
蓋からなる第2の管系4を塞いだり開いたりする第2の
開閉手段5が設けられている。第1の管系3には便器6
(便器筐体は図示せず)の便受部7の吸込口17と連絡
する第3の管系8が連絡され、第1の管系3と第3の管
系8の間には弁移動部9が設けられている。弁移動部9
内には略球形の移動弁10が移動可能に設けられ、弁移
動部9の根本側(弁控え側)には移動弁10の全体を収
納する弁控部18が設けられていている。第1の管系3
と弁移動部9を連絡する部位が第1の連絡口11とな
り、弁移動部9と第3の管系8を連絡する部位が第3の
連絡口12となり、第1の連絡口11は順次狭くなる第
3の連絡口12より狭いテーバー口となていて、大きな
便等が詰まり止まるようになっている。テーパー口の第
1の連絡口11での移動弁10の位置により第3の管系
8の吸引量を調整できるようになっており、また、第1
の連絡口11に詰まった便などを移動弁で押し崩して詰
まりを解消し、詰まらない状態にして第1の管系3に送
り込むことができるようになっている。移動弁10を移
動操作するための操作杆13が、弁移動部9の外側から
挿入され先端に移動弁10を設けた構成となっており、
操作管13は便器筐体(図示せず)内に置かれ、便器筐
体側部に開口された手挿入口(図示せず)から手を入れ
操作するようになっている。便器6の便受部7の上部に
は臭気を吸引するための臭気吸引口15が設けられ、臭
気吸引口15の開閉を行う手動バルブからなる開閉手段
16が設けられ、臭気吸引口15は第2の管系4に連絡
されている。開閉手段16を開き移動弁10で第1の連
絡口11を塞ぐと、臭気吸引口15から(便受部7上方
から)臭気の吸引が行われる。これにより、便受部7に
水を張った状態にして排便をしても臭気を完全に脱臭で
きるし、トイレットペパーを十分水につけてから吸引す
ることができ、トイレットペーパーの詰まりをおこさな
いようにすることができる。また、洗浄水の節水にもな
る。また、第1の連絡口11と開閉手段16を閉じ、第
1の開閉手段5を外すことにより、第2の管系4の吸引
口から吸引を行うことができる。すなわち、ベット上で
身体やを洗浄した洗浄済み水を吸引したり、寝たりきり
の人の尿や便を吸引したり、寝たきりの人のおむつを変
えるときの臭気を吸引したり、身体のフケを吸い取り清
潔にするなどのことが可能となる。第3の管系8は水を
溜めて便器内に臭気が行くのを防ぐU字管からなってい
る。14は操作杆13から伝って水か漏れでないように
するためのゴムリングなどのパッキンである。図示して
いないが、便受部には水が注ぎ込まれるようになってい
て、水タンク19にポンプ(図示せず)を沈め、該ポン
プの吸水管を便受部内や便座等に設けられた散水機構や
散水手段につないで、水洗トイレとしている。
【0015】バキューム装置本体2は、吸引物を溜める
タンク20を有し、タンク20の底部(は下方側部もよ
い)に下水管24のマス25に填る排出口21を設け、
この排出口21外側に吸引時にはタンク20内の負圧に
より排出口21に吸い付けられて排出口21を塞ぎ吸引
物をタンク20内に止めておく開閉弁22を設け、タン
ク20内が常圧状態あるいはそれ以上となると開閉弁2
2が吸引物の重さあるいは加圧により押し下げられて排
出口21が開き吸引物が排出口21からタンク外(下水
管等)に排出するようになっている。また、一点鎖線に
示す吸引限界部23の部位まで液体を主とする吸引物が
溜まると、吸引物との重量が負圧状態で支える重量をオ
ーバーし、吸引物の重量で開閉弁22が開き吸引物をあ
る程度落とし排出するようになっている。これにより、
吸引物のタンク内での上昇によるバキューム装置本体2
への流入を防ぐストッパーなどの機構が必要なくなり、
タンクをより小型にでき且つ安価にできる。26は吸引
機構、27は排気管、28は逆流防止弁、29は吸引
口、30はフィルターである。以下の実施の形態の説明
において、前述した実施の形態の構成と同じ構成につい
ては同じ符号を付しその説明を省略する。
【0016】<実施の形態2>図4は本発明の実施の形
態2の便受部及び弁移動部の構造を示す横切断断面図
(便器本体は省略)である。バキューム式トイレ33
は、バキューム式トイレ1の構成の移動弁10を円盤状
の移動弁34に変え且つ移動弁34の前部に詰り物を突
き崩すしたり押し出したりするための突出部材35を設
け、第1の連絡口11の構成をテーパーのない単なる狭
くなる第1の連絡口36としたものである。また、移動
弁を完全な弁とせずあるいは詰まり物を突き崩したり押
し出したりするための詰まり解除機能のみにしたものも
よいことはいうまでもない。
【0017】<実施の形態3>図5は本発明の実施の形
態3のバキューム装置の縦断面図である。バキューム式
トイレ37は、前述したバキューム式トイレ1の構成の
移動弁10に突出部材35を設け、操作杆13を操作す
る手段として電気的に制御されスイッチ42で動作する
ネジ軸38を設け、第2の開閉弁を電気的に制御された
電磁弁39とし、臭気吸引口15を第2の管系4に連絡
せず且つ開閉手段16のない臭気吸引口40とし、便受
部7上部内側に散水管41を設けたものである。ネジ軸
38と電磁弁39は関連つけられて制御されており、ス
イッチ42を押すと移動弁10は第1の連絡口11を塞
ぎ同時に電磁弁39は開く。再びスイッチ42を押すと
移動弁10は第1の連絡口11を開き同時に電磁弁39
を閉じる。ネジ軸は一例であって、ソレノイドを使用す
る方式、ラックを使用する方式などなどいろいろあるこ
とはいうまでもない。スイッチ一つの操作で移動弁と第
2の開閉弁の切替が自動的に行われるので大変使用しや
すい。第2の管系4は第2の開閉手段を外して、臭気吸
引口15に着脱自在に繋げることができるようになって
いる。散水管41には、便器の側に置いた水タンクに沈
めたポンプの供給管43から水を供給するようになって
いる。44は制御モータである。45は便器筐体であ
る。46は便座である。47は便蓋である。
【0018】<実施の形態4>図6は本発明の実施の形
態4のバキューム装置の縦断面図である。バキューム式
トイレ50は、前記バキューム式トイレ37の構成の電
磁弁39をレバー51の操作で開閉する開閉弁52に変
え、操作杆13を便器筐体45の外側から手動で操作す
る操作杆53に変え、操作杆53とレバー52を連結杆
54で連結して、操作杆53の操作により移動弁10と
開閉弁52が連動して、バキューム式トイレ37と同じ
ように開閉動作するようになっている。操作杆53を電
気的に制御された制御装置により動作させるのもよい。
【0019】<実施の形態5>図7は本発明の実施の形
態5の切替構造を示す断面図である。第3の管系55が
斜めに入ってきているものである。56は手動バルブか
らなる第2の開閉手段である。
【0020】<実施の形態6>図8は本発明の実施の形
態6の切替構造を示す断面図である。移動弁57が第1
の連絡口58と第3の連絡口12を同時に塞ぎ且つ弁控
部18をも塞ぐ形状となっている。これにより、塞ぎ効
果をより確実なものにすると共に弁控部への汚物などの
進入を防ぐことができる。第1の連絡口と第3の連絡口
の距離を短くすることにより、移動弁を引き動作すると
すぐに第1の連絡口と第3の連絡口が連絡するので、移
動弁の移動操作が行いやすい。第1の連絡口58の狭い
部分は短くできている。
【0021】<実施の形態7>図9は本発明の実施の形
態7の切替構造を示す断面図である。第3の管系8と第
1の管系3が直線的に連絡し弁控部18が第3の管系8
の上方に位置するように傾斜して設けられ移動弁10が
上方から移動して第1の連絡口59を塞ぐようになって
いる。このようにすることにより、弁控部への汚物等が
進入し難く、且つ、操作杆13と弁控部18の挿入部か
らの水の漏れを起きないようにすることができる。ま
た、移動弁を引くと直ちに第1の連絡口と第3の連絡口
が連絡するので、移動弁の操作が軽く容易である。弁控
部の長さは、便受部に張る水より高くするのがよいが、
操作杆と弁控部の挿入部をしっかり密閉するなら汚水が
空気溜まりにより該挿入部まで上がってくることがない
ので、大変安全な構造である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述したような構成となってい
るので、次ぎに述べるような効果を奏する。効果の説明
にあったって、バキューム式便器に使用した場合の効果
について述べるが、その技術範囲をバキューム式トイレ
のみに限定する趣旨の者ではない。
【0023】<請求項1記載のバキューム装置等の吸込
管切り換え構造の発明と、請求項4記載のバキューム式
トイレの発明の効果>操作杆を操作して移動弁を移動さ
せて第1の連絡口を塞ぐことにより、便受部(第3の管
系)の吸込を停止させ、第2の開閉手段を開くことによ
り第2の管系からの吸引を行うことができる。それは、
第2の管系の吸引口を便受部の上部などに位置させた
り、前もって便受部の上部などに設けてある臭気吸引口
部材などに連絡することにより、便受部の吸込口の吸込
を停止させておいて臭気吸引口部材等から便受部内の便
などの臭気を吸引脱臭することを可能とする。より具体
的には、便受部内に水を張り臭気の吸引脱臭をしている
状態にしておいて排泄を行い、排泄後移動弁を移動させ
て第1の連絡口を開くことにより、便受部の排泄物及び
張った水を吸込バキューム装置本体に収納する。第2の
開閉手段を閉じればより強く吸込処理をすませることが
できることはいうまでもない。また、水を張った状態に
しておいて便受部の掃除を吸引脱臭しながら行うことが
できる。それは、バキューム装置本体の強力な吸引力に
より完全に便受部内の臭気を吸引脱臭して、不快感のな
い快適な排泄行為や介護や洗浄を実現する。また、洗浄
水を最小限にできるので、便器の側においた水タンクか
ら洗浄水を供給する場合には、洗浄水の補充作業を少な
くし軽負担を実現する。また、吸い込んだものが最も詰
まりやすいL字管の部位に移動弁が設けられているの
で、物が詰まった場合には移動弁を動かし詰り物を突き
崩して詰まりを解消することが簡単にできる。
【0024】<請求項2記載のバキューム装置等の吸込
管切り換え構造の発明と、請求項5記載のバキューム式
トイレの発明の効果>移動弁での第1の連絡口の開閉に
伴い自動的に第2の開閉手段が開閉するようにしてなる
構成としたものであるので、前記請求項の効果に加え
て、より操作の快適で使用しやすい装置を実現する。
【0025】<請求項3記載のバキューム装置の吸込管
切替構造の発明の効果>第1の連絡口をテーパー構造に
したので、移動弁の停止位置により隙間の調節が行え、
吸込量の調節ができる。
【0026】<請求項6記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4又は5記載の発明の構成に、第1の連絡口
を弁移動部より狭めた構成を加えたものであるので、請
求項4又は5記載の発明の効果に加えて、吸込物が第1
の管系を通り難い大きさの物であれば、第1の管系に行
く前に狭められた第1の連絡口で必ず止まりそこに詰ま
る詰り物となる。移動弁を動かしその詰り物突き崩して
詰まりを解消する。これにより、吸盤などのいっさいの
道具なしに、いっさい手を汚すことなく詰まり確実簡単
に解消することを実現する。
【0027】<請求項7記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5又は6記載の発明の構成に、移動弁前
部に詰まった汚物を突き崩すための突出部材を設けてな
る構成を加えたものであるので、請求項4、5又は6記
載の発明の効果に加えて、突出部材によりほとんど一回
の移動弁の移動によりに第1の連絡口に詰まった詰り物
のを崩し、詰まりを解消することができる。
【0028】<請求項8記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5、6又は7記載の発明の構成に、移動
弁を格納する弁控部を設け、該移動弁が該弁控部に格納
されている場合は、移動弁や突出部材が第3の連絡口上
に出ないようにしてなる構成を加えたものであるので、
請求項4、56又は7に記載の発明の効果に加えて、第
3の連絡口から第1の連絡口に流れ込む物が移動弁や突
出部材に当たったり絡まったりすることがなく、スムー
ズな吸込移動を実現する。
【0029】<請求項9記載のバキューム式トイレの発
明>請求項4、5、6、7又は8記載の発明の構成のバ
キューム装置本体が、吸引物を溜めるタンクを有し、該
タンクの底部あるいは下方側部に排出口を設け、この排
出口外側に吸引時には該タンク内の負圧により該排出口
に吸い付けられて該排出口を塞ぎ吸引物を前記タンク内
に止めておく開閉弁を設け、前記タンク内が常圧状態あ
るいはそれ以上となると前記開閉弁が吸引物の重さある
いは加圧により押し下げられて該排出口が開き、吸引物
が該排出口からタンク外に排出されるようにしてなる構
成にしたものであるので、請求項4、5、6、7又は8
記載の発明の効果に加えて、バキューム装置本体を下水
管のマスなどに排出口を差し込みセットすることによ
り、吸引した汚物を自動的に下水等に排出するので、汚
物の処理のいらない軽負担のトイレを実現し且つ臭気も
家屋の外に強制排出されるので部屋内で便等の臭気を1
00パーセント脱臭するトイレを実現する。
【0030】<請求項10記載の発明の効果>第2の管
系が常時開放状態であるので、吸引は第1の管系と第2
の管系から同時に行われる。このとき、第2の管系の前
方(バキューム装置本体の反対側)で詰まりが生じると
第2の管系の吸引が増大する。これにより詰まりによる
バキューム装置本体のモーターへ本来かかる負担を起こ
さないようにできると。当然移動弁による第1の連絡口
を塞ぐことにより、第2の管系の吸引力を増大させるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の便受部及び弁移動部の
構造を示す横切断断面図。
【図2】本発明の実施の形態の1のバキューム装置本体
の構造を示す縦断面図。
【図3】本発明の家屋に設置した場合のレイアウト例。
【図4】本発明の実施の形態2の便受部及び弁移動部の
構造を示す横切断断面図。
【図5】本発明の実施の形態3のバキューム装置の縦断
面図。
【図6】本発明の実施の形態4のバキューム装置の縦断
面図。
【図7】本発明の実施の形態5の切替構造を示す断面
図。
【図8】本発明の実施の形態6の切替構造を示す断面
図。
【図9】 本発明の実施の形態7の切替構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1・・・・・バキューム式トイレ 2・・・・・バキューム装置本体 3・・・・・第1の管系 4・・・・・第2の管系 5・・・・・第2の開閉手段 6・・・・・便器 7・・・・・便受部 8・・・・・第3の管系 9・・・・・弁移動部 10・・・・・移動弁 11・・・・・第1の連絡口 12・・・・・第3の連絡口 13・・・・・操作杆 14・・・・・パッキン 15・・・・・臭気吸引口 16・・・・・開閉手段 17・・・・・吸込口 18・・・・・弁控部 19・・・・・水タンク 20・・・・・タンク 21・・・・・排出口 22・・・・・開閉弁 23・・・・・吸引限界部 24・・・・・下水管 25・・・・・マス 26・・・・・吸引機構 27・・・・・排気管 28・・・・・逆流防止弁 29・・・・・吸引口 30・・・・・フィルター 33・・・・・バキューム式トイレ 34・・・・・移動弁 35・・・・・突出部材 36・・・・・第1の連絡口 37・・・・・バキューム式トイレ 38・・・・・ネジ軸 39・・・・・電磁弁 40・・・・・臭気吸引口 41・・・・・散水管 42・・・・・スイッチ 43・・・・・供給管 44・・・・・制御モーター 45・・・・・便器筐体 46・・・・・便座 47・・・・・便蓋 50・・・・・バキューム式トイレ 51・・・・・レバー 52・・・・・開閉弁 53・・・・・操作杆 54・・・・・連結杆 55・・・・・第3の管系 56・・・・・第2の開閉手段 57・・・・・移動弁 58・・・・・第1の連絡口 59・・・・・第1の連絡口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主にバキューム装置の吸引管の切替に適
    した切替構造であって、 バキューム装置本体等と、 このバキューム装置本体等から延びた第1の管系と、 この第1の管系の適宜な部位から枝分かれするように設
    けられた第2の管系と、 この第2の管系の適宜な部位に設けられた、該第2の管
    系を塞いだり開いたりする第2の開閉手段と、 前記第1の管系に連絡する第3の管系と、 前記第1の管系と前記第3の管系の間に設けられ弁移動
    部と、 前記第1の管系と前記弁移動部を連絡する第1の連絡口
    と、 前記弁移動部と第3の管系を連絡する第3の連絡口と、 前記弁移動部内に移動可能に設けられた、該弁移動部内
    を前記第1の連絡口に向かって移動し該第1の連絡口を
    塞ぎ、且つ、該第1の連絡口から離れ移動し前記第3の
    連絡口と該第1の連絡口を連絡するようにしてなる移動
    弁と、 前記弁移動部に外側から挿入され前記移動弁を設けてな
    る、該移動弁を該弁移動部外から移動操作するための操
    作杆と、 以上のごとく構成されてなることを特徴とするバキュー
    ム装置等の吸込管切り換え構造。
  2. 【請求項2】 移動弁で第1の連絡口を塞いだときに自
    動的に第2の開閉手段が開き、該移動弁が第1の連絡口
    を開いたときに自動的に該第2の開閉手段を閉じるよう
    にしてなることを特徴とする請求項1記載のバキューム
    装置等の吸込管切り替え構造。
  3. 【請求項3】 第1の連絡口がバキューム側に向かって
    狭くなって行くテーパー構造であって、移動弁と前記連
    絡口の間に形成される隙間を該移動弁により調節できる
    ようにしてなることを特徴とする請求項1又は2記載の
    バキューム装置等の吸込管切り替え構造。
  4. 【請求項4】 バキューム装置本体と、 このバキューム装置本体から延びた第1の管系と、 この第1の管系の適宜な部位から枝分かれするように設
    けられた第2の管系と、 この第2の管系の適宜な部位に設けられた、該第2の管
    系を塞いだり開いたりする第2の開閉手段と、 前記第1の管系に連絡する第3の管系と、 前記第1の管系と前記第3の管系の間に設けられ弁移動
    部と、 前記第1の管系と弁移動部を連絡する第1の連絡口と、 前記弁移動部と第3の管系を連絡する第3の連絡口と、 前記弁移動部内に移動可能に設けられた、該弁移動部内
    を前記第1の連絡口に向かって移動し該第1の連絡口を
    塞ぎ、且つ、該第1の連絡口から離れ移動し前記第3の
    連絡口と該第1の連絡口を連絡するようにしてなる移動
    弁と、 前記弁移動部に外側から挿入されて前記移動弁を設けて
    なる、該移動弁を該弁移動部外から移動操作するための
    操作杆と、 底部や下方側部などに吸込口を設けた便受部を有する便
    器とからなり、 前記第3の管系に前記便受部の前記吸込口を連絡してな
    ることを特徴とするバキューム式トイレ。
  5. 【請求項5】 移動弁で第1の連絡口を塞いだときに自
    動的に第2の開閉手段が開き、該移動弁が第1の連絡口
    を開いたときに自動的に該第2の開閉手段を閉じるよう
    にし、開閉弁が第2の管系の先端以外の部位に設けられ
    た開閉弁としたことを特徴とする請求項4記載のバキュ
    ーム式トイレ。
  6. 【請求項6】 第1の連絡口を弁移動部より狭めた構成
    とし、固く大きな便やトイレットペーパーの大きな固ま
    りなどの詰り物が該第1の連絡口で詰まるようにし、詰
    まった詰り物を移動弁で前記第1の連絡口から押し出し
    あるいは押し崩すなどで除去して第1の管系に送るよう
    にしたなることを特徴とする請求項4又は5記載のバキ
    ューム式トイレ。
  7. 【請求項7】 移動弁前部に、第1の連絡口に詰まった
    汚物を突き崩すための突出部材を設けてなることを特徴
    とする請求項4、5又は6記載のバキューム式トイレ。
  8. 【請求項8】 弁移動部の弁控え側(移動弁が弁控え側
    にあるときは第1の連絡口は開き状態)に移動弁を格納
    する弁控部を設け、該移動弁が該弁控部に格納されてい
    る場合は、移動弁や突出部材が第3の連絡口上に出ない
    ようにしてなることを特徴とする請求項4、5、6又は
    7記載のバキューム式トイレ。
  9. 【請求項9】 バキューム装置本体が、吸引物を溜める
    タンクを有し、該タンクの底部あるいは下方側部に排出
    口を設け、この排出口外側に吸引時には該タンク内の負
    圧により該排出口に吸い付けられて該排出口を塞ぎ吸引
    物を前記タンク内に止めておく開閉弁を設け、前記タン
    ク内が常圧状態あるいはそれ以上となると前記開閉弁が
    吸引物の重さあるいは加圧により押し下げられて該排出
    口が開き、吸引物が該排出口からタンク外に排出される
    ようにしてなるものであることを特徴とする請求項4、
    5、6、7又は8記載のバキューム式トイレ。
  10. 【請求項10】 第2の開閉弁を設けていないことを特
    徴とする請求項1記載のバキューム装置等の切替構造又
    は請求項4記載のバキューム式トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102826727A (zh) * 2011-06-13 2012-12-19 天津京鑫新环保科技有限公司 一种密闭胶囊式自动对接装置
WO2017202032A1 (zh) * 2016-05-24 2017-11-30 王永强 一种便器水箱及水箱活塞拉杆、液压控制阀门
CN110886360A (zh) * 2019-12-02 2020-03-17 厚力德机器(杭州)有限公司 一种无电机械气压自开启半真空马桶

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