JP2000139770A - バキューム式トイレ装置及びバキューム式トイレ用便器 - Google Patents

バキューム式トイレ装置及びバキューム式トイレ用便器

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JP2000139770A
JP2000139770A JP10338484A JP33848498A JP2000139770A JP 2000139770 A JP2000139770 A JP 2000139770A JP 10338484 A JP10338484 A JP 10338484A JP 33848498 A JP33848498 A JP 33848498A JP 2000139770 A JP2000139770 A JP 2000139770A
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Susumu Nakatani
進 中谷
Fuyuki Tanabe
冬樹 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便受部吸込口の吸引を止めても便受部の臭気
を吸引脱臭することができるバキューム式トイレ装置及
びバキューム式トイレ用便器を提供するにある。 【解決手段】 便器6の便受部7の上部には臭気を吸引
するための臭気吸引口15が設けられ、臭気吸引口15
の開閉を行う手動バルブからなる臭気吸引口開閉手段1
6が設けられ、臭気吸引口15は分岐管4に連絡されて
いる。臭気吸引口開閉手段16を開き移動弁10でバキ
ューム装置側連絡口11を塞ぐと、臭気吸引口15から
(便受部7上方から)臭気の吸引が行われる。これによ
り、便受部7に水を張った状態にして排便をしても臭気
を完全に脱臭できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバキューム式トイレ
装置及びバキューム式トイレ用便器に係り、詳しくは臭
気の脱臭に優れたバキューム式トイレ装置及びバキュー
ム式トイレ用便器に関する。
【0002】
【従来技術】従来の技術としては、本願出願人による
「特開平10−195960」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】「特開平10−195
960」が開示されているバキューム式トイレは、臭気
の吸引を洗浄水や排泄物と共に便受部吸込口から行うも
のであるので、吸引動作中に便受部に水を張った状態で
排泄したり便受部内を水や洗剤を張った状態で清掃する
ことができない、便受部吸込口からの吸引を止めて排泄
行為を行うと臭気が拡散してしまうなどの問題があっ
た。
【0003】本発明は従来技術の以上のような問題点に
鑑みてなされたものであって、その目的は、便受部吸込
口の吸引を止めても便受部の臭気を吸引脱臭することが
できるバキューム式トイレ装置及びバキューム式トイレ
用便器を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明のバキューム式トイレは次ぎに述べるよう
な構成となっている。 <請求項1記載のバキューム式トイレ装置の発明>便器
本体、この便器本体に設けられた便受部、この便受部の
底部あるいは下方側部にあけられた便受部吸込口とから
なる便器と、主に屋外に置かれるか排気管を屋外に出す
ようにしてなるバキューム装置と、このバキューム装置
の装置側吸引口と前記便器の吸込口を連絡する主管と、
前記便受部の臭気を該便受部の上方から吸引するための
臭気吸引口と、この臭気吸引口に連絡された、前記主管
から分岐した分岐管とから構成されている。「臭気吸引
口」は、分岐管そのものの吸引口、便受部の上方後部便
器本体にあけられた穴、便受部の上部にあけられた穴、
便受部の上方に固定された吸引口部材などが含まれる。
「主管」は、一本の管に限定されるものではなく、便受
部の吸込口からのU字管やエルボなども含む意味、すな
わち該吸込口からバキューム装置までの管系を主管とし
ている。
【0005】<請求項2記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1記載の発明の構成に加えて、便受部吸
込口と分岐管の間を連絡する主管の適宜な部位に主管を
開閉するための、主管開閉手段を設けてなることを特徴
としている。
【0006】<請求項3記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、分
岐管の適宜な部位に該分岐管を開閉するための分岐管開
閉手段を設けてなることを特徴としている。「分岐管開
閉手段」は、分岐管の適宜部位に設けられたバルブや吸
引口を塞ぐ蓋や栓などを含むものである。
【0007】<請求項4記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項3記載の発明の構成に加えて、分岐管開
閉手段が分岐管の管上に設けられ、主管開閉手段を閉じ
たときに自動的に分岐管開閉手段が開き、該主管開閉手
段が開いたときに自動的に分岐管開閉手段が閉じるよう
にしてなることを特徴としている。本請求項4の構成に
は、開閉手段を制御された電磁弁にしたり、弁を操作す
る操作杆やレバーを制御されたソレノイドやモーター駆
動のボールベアリングなどにより電気的に動作するよう
にする方式とか、操作杆と開閉弁の操作レバーを連結杆
により連結し、該操作杆を操作するとそれに伴い(連動
して)該連結管が機能して該操作レバーを動かし該開閉
手段を開閉するようにする方式などいろいろある。
【0008】<請求項5記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1、2、3又は4記載の発明の構成に加
えて、便器に臭気吸引口が固定され、該臭気吸引口に分
岐管吸引口が着脱自在にできるようにしてなることを特
徴としている。
【0009】<請求項6記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項2記載の発明の構成に加えて、便器に固
定された臭気吸引口からの吸引を開閉する臭気吸引口開
閉手段が設けられ、分岐管の途中から分岐された枝管が
前記臭気吸引口開閉手段と連絡し、分岐管の前記枝管よ
り分岐管吸引口側に分岐管開閉手段が設けられてなるこ
とを特徴としている。「分岐管開閉手段」は、分岐管の
適宜部位に設けられたバルブや吸引口を塞ぐ蓋や栓など
を含むものである。
【0010】<請求項7記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項3記載の発明の構成に加えて、分岐管の
分岐管吸引口を便器側に固定して第1の分岐管とし、該
第1の分岐管と装置吸引口の間の主管の適宜部位から第
2の分岐管を分岐し、該第2の分岐管の適宜な部位に該
第2の分岐管を開閉する分岐管開閉手段を設けてなるこ
とを特徴としている。「分岐管開閉手段」は、分岐管の
適宜部位に設けられたバルブや吸引口を塞ぐ蓋や栓など
を含むものである。
【0011】<請求項8記載のバキューム式トイレ装置
の発明>する請求項2、3、4、5、6又は7記載の発
明の構成の主管側開閉手段の構成が、便器側連絡口とバ
キューム装置側連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バ
キューム装置側連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁
移動部には前記便器側連絡口の奥に該便器側連絡口を塞
がないように控えていて且つ移動させて前記バキューム
装置側連絡口を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、
この移動弁を操作する操作杆がその一部を外側から挿入
して該移動弁に取り付けられ、前記バキューム装置側連
絡口が主管より狭く構成されてなるものであることを特
徴としている。
【0012】<請求項9記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項2、3、4、5、6又は7記載発明の構
成の主管開閉手段が、便器側連絡口とバキューム装置側
連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バキューム装置側
連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁移動部には前記
便器側連絡口の向側に前記バキューム装置側連絡口を塞
がないように控えていて且つ移動させて該便器側連絡口
を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、この移動弁を
操作する操作杆がその一部を外側から挿入して該移動弁
に取り付けられ、前記便器側連絡口が主管より狭く構成
されてなるものであることを特徴としている。
【0013】<請求項10記載のバキューム式トイレ装
置の発明>請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は
9記載のバキューム装置が、吸引物を溜めるタンクを有
し、該タンクの底部あるいは下方側部に排出口を設け、
この排出口外側に吸引時には該タンク内の負圧により該
排出口に吸い付けられて該排出口を塞ぎ吸引物を前記タ
ンク内に止めておく開閉弁を設け、前記タンク内が常圧
状態あるいはそれ以上となると前記開閉弁が吸引物の重
さあるいは加圧により押し下げられて該排出口が開き、
吸引物が該排出口からタンク外に排出されるようにして
なるものであることを特徴としている。
【0014】<請求項11記載のバキューム式トイレ用
便器の発明>請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9又は10記載のバキューム式トイレ装置において、バ
キューム装置及び分岐管以後(バキューム装置側)の主
管を構成からのぞいてなる構成からなることを特徴とし
ている。
【0015】<請求項12記載のバキューム式トイレ用
便器の発明>請求項11記載の発明の構成の便器本体が
合成樹脂製部材であることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の便受部
及び主管開閉手段の構造を示す横切断断面図(便器本体
は省略)、図2は同じ実施の形態の1のバキューム装置
の構造を示す縦断面図、図3は家屋に設置した場合のレ
イアウト例である。バキューム式トイレ装置1は次のよ
うな構成となっている。バキューム装置2(タンクとモ
ーターと羽と排気部からなる吸引機構などからなってい
る)から主管3が延びている。主管3の適宜な部位(便
器6に近い部位)から枝分かれするように分岐管4が延
びていて、便受部7の吸込口17に連絡している。主管
3の吸込口17直下の部位はU字管部8が設けられてい
る。分岐管4の先端吸引口に蓋からなる分岐管4を塞い
だり開いたりする分岐開閉手段5が設けられている。主
管3とU字管部8の間には弁移動部9が設けられてい
る。弁移動部9内には略球形の移動弁10が移動可能に
設けられ、弁移動部9の根本側(弁控え側)には移動弁
10の全体を収納する弁控部18が設けられていてい
る。主管3のバキューム装置側と弁移動部9を連絡する
部位がバキューム装置側連絡口11となり、弁移動部9
とU字管部8を連絡する部位が便器側連絡口12とな
り、バキューム装置側連絡口11は順次狭くなる便器側
連絡口12より狭いテーバー口となていて、大きな便等
がわざと詰まり止まるようになっている。テーパー口の
バキューム装置側連絡口11での移動弁10の位置によ
りU字管部8の吸引量を調整できるようになっており、
また、バキューム装置側連絡口11に詰まった便などを
移動弁10で押し崩して詰まりを解消し、詰まらない状
態にして主管3に送り込むことができるようになってい
る。移動弁10を移動操作するための操作杆13が、弁
移動部9の外側から挿入され先端に移動弁10を設けた
構成となっており、操作管13は便器筐体(図示せず)
内に置かれ、便器筐体側部に開口された手挿入口(図示
せず)から手を入れ操作するようになっている。便器6
の便受部7の上部には臭気を吸引するための臭気吸引口
15が設けられ、臭気吸引口15の開閉を行う手動バル
ブからなる臭気吸引口開閉手段16が設けられ、臭気吸
引口15は分岐管4に連絡されている。臭気吸引口開閉
手段16を開き移動弁10でバキューム装置側連絡口1
1を塞ぐと、臭気吸引口15から(便受部7上方から)
臭気の吸引が行われる。これにより、便受部7に水を張
った状態にして排便をしても臭気を完全に脱臭できる
し、トイレットペパーを十分水につけてから吸引するこ
とができ、トイレットペーパーの詰まりをおこさないよ
うにすることができる。また、洗浄水の節水にもなる。
また、バキューム装置側連絡口11と臭気吸引口開閉手
段16を閉じ、分岐管開閉手段5を外すことにより、分
岐管4の吸引口から吸引を行うことができる。すなわ
ち、ベット上で身体やを洗浄した洗浄済み水を吸引した
り、寝たりきりの人の尿や便を吸引したり、寝たきりの
人のおむつを変えるときの臭気を吸引したり、身体のフ
ケを吸い取り清潔にするなどのことが可能となる。U字
管部8は水を溜めて便器内に臭気が行くのを防ぐU字管
からなっている。14は操作杆13から伝って水か漏れ
でないようにするためのゴムリングなどのパッキンであ
る。図示していないが、便受部には水が注ぎ込まれるよ
うになっていて、水タンク19にポンプ(図示せず)を
沈め、該ポンプの吸水管を便受部内や便座等に設けられ
た散水機構や散水手段につないで、水洗トイレとしてい
る。便器6は、合成樹脂製部材からなるいわゆるポータ
ブルトイレの便受部の底部に穴をあけ主管を取り付けた
ものであり、低価格で軽い。
【0015】バキューム装置2は、吸引物を溜めるタン
ク20を有し、タンク20の底部(は下方側部もよい)
に下水管24のマス25に填る排出口21を設け、この
排出口21外側に吸引時にはタンク20内の負圧により
排出口21に吸い付けられて排出口21を塞ぎ吸引物を
タンク20内に止めておく開閉弁22を設け、タンク2
0内が常圧状態あるいはそれ以上となると開閉弁22が
吸引物の重さあるいは加圧により押し下げられて排出口
21が開き吸引物が排出口21からタンク外(下水管
等)に排出するようになっている。また、一点鎖線に示
す吸引限界部23の部位まで液体を主とする吸引物が溜
まると、吸引物との重量が負圧状態で支える重量をオー
バーし、吸引物の重量で開閉弁22が開き吸引物をある
程度落とし排出するようになっている。これにより、吸
引物のタンク内での上昇によるバキューム装置2への流
入を防ぐストッパーなどの機構が必要なくなり、タンク
をより小型にでき且つ安価にできる。26は吸引機構、
27は排気管、28は逆流防止弁、29は吸引口、30
はフィルターである。以下の実施の形態の説明におい
て、前述した実施の形態の構成と同じ構成については同
じ符号を付しその説明を省略する。
【0017】<実施の形態2>図4は本発明の実施の形
態2の便受部及び主管開閉手段の構造を示す横切断断面
図(便器本体は省略)である。バキューム式トイレ装置
33は、バキューム式トイレ装置1の構成の移動弁10
を円盤状の移動弁34に変え且つ移動弁34の前部に詰
り物を突き崩すしたり押し出したりするための突出部材
35を設け、バキューム装置側連絡口11の構成をテー
パーのない単なる狭くなるバキューム装置側連絡口36
としたものである。また、移動弁を完全な弁とせずある
いは詰まり物を突き崩したり押し出したりするための詰
まり解除機能のみにしたものもよいことはいうまでもな
い。
【0018】<実施の形態3>図5は本発明の実施の形
態3のバキューム式トイレ装置の縦断面図である。バキ
ューム式トイレ装置37は、前述したバキューム式トイ
レ装置1の構成の移動弁10に突出部材35を設け、操
作杆13を操作する手段として電気的に制御されスイッ
チ42で動作するネジ軸38を設け、第2の開閉弁を電
気的に制御された電磁弁39とし、臭気吸引口15を分
岐管4に連絡せず且つ臭気吸引口開閉手段16のない臭
気吸引口40とし、便受部7上部内側に散水管41を設
けたものである。ネジ軸38と電磁弁39は関連つけら
れて制御されており、スイッチ42を押すと移動弁10
はバキューム装置側連絡口11を塞ぎ同時に電磁弁39
は開く。再びスイッチ42を押すと移動弁10はバキュ
ーム装置側連絡口11を開き同時に電磁弁39を閉じ
る。ネジ軸は一例であって、ソレノイドを使用する方
式、ラックを使用する方式などなどいろいろあることは
いうまでもない。スイッチ一つの操作で移動弁と電磁弁
39の切替が自動的に行われるので大変使用しやすい。
分岐管4は分岐開閉手段5を外して、臭気吸引口15に
着脱自在に繋げることができるようになっている。散水
管41には、便器の側に置いた水タンクに沈めたポンプ
の供給管43から水を供給するようになっている。44
は制御モータである。45は便器筐体である。46は便
座である。47は便蓋である。
【0019】<実施の形態4>図6は本発明の実施の形
態4のバキューム式トイレ装置の縦断面図である。バキ
ューム式トイレ装置50は、前記バキューム式トイレ装
置37の構成の電磁弁39をレバー51の操作で開閉す
る開閉弁52に変え、操作杆13を便器筐体45の外側
から手動で操作する操作杆53に変え、操作杆53とレ
バー52を連結杆54で連結して、操作杆53の操作に
より移動弁10と開閉弁52が連動して、バキューム式
トイレ37と同じように開閉動作するようになってい
る。操作杆53を電気的に制御された制御装置により動
作させるのもよい。
【0020】<実施の形態5>図7は本発明の実施の形
態5を示すバキューム式トイレ装置の縦断面図である。
バキューム式トイレ装置55は、前記バキューム式トイ
レ装置50の構成に、分岐管4と装置吸引口29の間の
主管3の適宜部位から分岐管56を分岐し、分岐管56
の適宜な部位に該分岐管56を開閉する開閉手段57を
設けた構成となっている。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のような構成となっている
ので次ぎに述べるような効果を奏する。 <請求項1記載のバキューム式トイレ装置の発明>便器
本体、この便器本体に設けられた便受部、この便受部の
底部あるいは下方側部にあけられた便受部吸込口とから
なる便器と、主に屋外に置かれるか排気管を屋外に出す
ようにしてなるバキューム装置と、このバキューム装置
の装置側吸引口と前記便器の吸込口を連絡する主管と、
前記便受部の臭気を該便受部の上方から吸引するための
臭気吸引口と、この臭気吸引口に連絡された、前記主管
から分岐した分岐管とから構成されているので、便受側
吸込口からの吸引を分岐管より便受側で止めることによ
り、臭気吸引口からの吸引が行われるので、便受部内の
臭気が拡散することがない。これにより、脱臭しながら
便受部に水を張った状態で排泄したり便受部内を清掃し
たりできるようになる。
【0022】<請求項2記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1記載の発明の構成に加えて、便受部吸
込口と分岐管の間を連絡する主管の適宜な部位に主管を
開閉するための、主管開閉手段を設けても請求項1と同
じような効果を奏する。
【0023】<請求項3記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、分
岐管の適宜な部位に該分岐管を開閉するための分岐管開
閉手段を設けてなることを特徴としているので、請求項
1又は2記載の発明の効果に加えて、それぞれの開閉手
段を切り換えることにより、それぞれに最大の吸引力を
形成することができるという効果を奏する。
【0024】<請求項4記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項3記載の発明の構成に加えて、分岐管開
閉手段が分岐管の管上に設けられ、主管開閉手段を閉じ
たときに自動的に分岐管開閉手段が開き、該主管開閉手
段が開いたときに自動的に分岐管開閉手段が閉じるよう
にしてなることを特徴としているので、請求項3記載の
発明の効果に加えて、開閉手段の切替が一方の操作によ
り自動的に行われるので、簡単で大変便利である。
【0025】<請求項5記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項1、2、3又は4記載の発明の構成に加
えて、便器に臭気吸引口が固定され、該臭気吸引口に分
岐管吸引口が着脱自在にできるようにしてなることを特
徴としているので、請求項1、2、3又は4記載の発明
の効果に加えて、分岐管を便受部の脱臭にも外してベッ
トなどでの排泄物や洗浄済み水などの吸引廃棄に使用で
き且つ安価な構成であるという効果を奏する。
【0026】<請求項6記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項2記載の発明の構成に加えて、便器に固
定された臭気吸引口からの吸引を開閉する臭気吸引口開
閉手段が設けられ、分岐管の途中から分岐された枝管が
前記臭気吸引口開閉手段と連絡し、分岐管の前記枝管よ
り分岐管吸引口側に分岐管開閉手段が設けられてなるこ
とを特徴としているので、請求項2記載の発明の効果に
加えて、ベットなどでの排泄物や洗浄済み水などの吸引
廃棄に使用できるという効果を奏する。
【0027】<請求項7記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項3記載の発明の構成に加えて、分岐管の
分岐管吸引口を便器側に固定して第1の分岐管とし、該
第1の分岐管と装置吸引口の間の主管の適宜部位から第
2の分岐管を分岐し、該第2の分岐管の適宜な部位に該
第2の分岐管を開閉する分岐管開閉手段を設けてなるこ
とを特徴としているので、請求項6と同じような効果を
奏する。
【0028】<請求項8記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項2、3、4、5、6又は7記載の発明の
構成の主管側開閉手段の構成が、便器側連絡口とバキュ
ーム装置側連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バキュ
ーム装置側連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁移動
部には前記便器側連絡口の奥に該便器側連絡口を塞がな
いように控えていて且つ移動させて前記バキューム装置
側連絡口を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、この
移動弁を操作する操作杆がその一部を外側から挿入して
該移動弁に取り付けられ、前記バキューム装置側連絡口
が主管より狭く構成されてなるものであることを特徴と
しているので、請求項2、3、4、5、6又は7記載の
発明の効果に加えて、狭くなっているバキューム装置側
連絡口に大きな便やちり紙がわざと詰まるようになって
おり、この詰まりを移動弁により押し崩し詰まりを目に
触れず手に触れず解消することとが簡単にでき且つ開閉
弁としての役割を果たすという効果を奏する。
【0029】<請求項9記載のバキューム式トイレ装置
の発明>請求項2、3、4、5、6又は7記載発明の構
成の主管開閉手段が、便器側連絡口とバキューム装置側
連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バキューム装置側
連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁移動部には前記
便器側連絡口の向側に前記バキューム装置側連絡口を塞
がないように控えていて且つ移動させて該便器側連絡口
を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、この移動弁を
操作する操作杆がその一部を外側から挿入して該移動弁
に取り付けられ、前記便器側連絡口が主管より狭く構成
されてなるものであることを特徴としているので、請求
項10記載の発明の効果と同じような効果を奏する。
【0030】<請求項10記載のバキューム式トイレ装
置の発明>請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は
9記載の発明の構成のバキューム装置のが、吸引物を溜
めるタンクを有し、該タンクの底部あるいは下方側部に
排出口を設け、この排出口外側に吸引時には該タンク内
の負圧により該排出口に吸い付けられて該排出口を塞ぎ
吸引物を前記タンク内に止めておく開閉弁を設け、前記
タンク内が常圧状態あるいはそれ以上となると前記開閉
弁が吸引物の重さあるいは加圧により押し下げられて該
排出口が開き、吸引物が該排出口からタンク外に排出さ
れるようにしてなるものであることを特徴としているの
で、吸引した汚物が自動的に下水管などに排出されるの
で、臭い無し、排泄物の後始末無しの快適なトイレを実
現するという効果を奏する。
【0031】<請求項11記載のバキューム式トイレ用
便器の発明>請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9又は10記載のバキューム式トイレ装置において、バ
キューム装置及び分岐管以後(バキューム装置側)の主
管を構成からのぞいてなる構成からなることを特徴とし
ているので、バキューム装置に連絡することにより、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載
のバキューム式トイレ装置の発明と同じ効果を奏する。
【0032】<請求項12記載のバキューム式トイレ用
便器の発明>請求項11記載の発明の構成の便器本体が
合成樹脂製部材であることを特徴としているので、請求
項11記載の発明の効果に加えて、軽く移動させやす
く、安価に提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の便受部及び主管開閉手
段の構造を示す横切断断面図。
【図2】本発明の実施の形態の1のバキューム装置の構
造を示す縦断面図。
【図3】本発明の図3は家屋に設置した場合のレイアウ
ト例。
【図4】本発明の実施の形態2の便受部及び主管開閉手
段の構造を示す横切断断面図。
【図5】本発明の実施の形態3のバキューム式トイレ装
置の縦断面図。
【図6】本発明の実施の形態4のバキューム式トイレ装
置の縦断面図。
【図7】本発明の実施の形態5を示すバキューム式トイ
レ装置の縦断面図。
【符号の説明】
1・・・・・バキューム式トイレ装置 2・・・・・バキューム装置 3・・・・・主管 4・・・・・分岐管 5・・・・・分岐開閉手段 6・・・・・便器 7・・・・・便受部 8・・・・・U字管部 9・・・・・弁移動部 10・・・・・移動弁 11・・・・・バキューム装置側連絡口 12・・・・・便器側連絡口 13・・・・・操作杆 15・・・・・臭気吸引口 16・・・・・臭気吸引口開閉手段 17・・・・・吸込口 19・・・・・水タンク 20・・・・・タンク 21・・・・・排出口 22・・・・・開閉弁 23・・・・・吸引限界部 24・・・・・下水管 25・・・・・マス 26・・・・・吸引機構 27・・・・・排気管 28・・・・・逆流防止弁 29・・・・・吸引口 30・・・・・フィルター 33・・・・・バキューム式トイレ装置 34・・・・・移動弁 35・・・・・突出部材 36・・・・・バキューム装置側連絡口 37・・・・・バキューム式トイレ装置 38・・・・・ネジ軸 39・・・・・電磁弁 40・・・・・臭気吸引口 41・・・・・散水管 42・・・・・スイッチ 43・・・・・供給管 44・・・・・制御モータ 45・・・・・便器筐体 46・・・・・便座 47・・・・・便蓋 50・・・・・バキューム式トイレ装置 51・・・・・レバー 52・・・・・開閉弁 53・・・・・操作杆 54・・・・・連結杆 55・・・・・バキューム式トイレ装置 56・・・・・分岐管 57・・・・・開閉手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体、この便器本体に設けられた便
    受部、この便受部の底部あるいは下方側部にあけられた
    便受部吸込口とからなる便器と、 主に屋外に置かれるか排気管を屋外に出すようにしてな
    るバキューム装置と、 このバキューム装置の装置側吸引口と前記便受部吸込口
    を連絡する主管と、 前記便受部の臭気を該便受部の上方から吸引するための
    臭気吸引口と、 この臭気吸引口に連絡されたあるいは該臭気吸引口に連
    絡することができるようにしてなる、前記主管から分岐
    した分岐管と、 以上のとごく構成されたなることを特徴とするバキュー
    ム式トイレ装置。
  2. 【請求項2】便受部吸込口と分岐管の間を連絡する主管
    の適宜な部位に主管を開閉するための、主管開閉手段を
    設けてなることを特徴とする請求項1記載のバキューム
    式トイレ装置。
  3. 【請求項3】 分岐管の適宜な部位に該分岐管を開閉す
    るための分岐管開閉手段を設けてなることを特徴とする
    請求項1又は2記載のバキューム式トイレ装置。
  4. 【請求項4】 分岐管開閉手段が分岐管の管上に設けら
    れ、主管開閉手段を閉じたときに自動的に分岐管開閉手
    段が開き、該主管開閉手段が開いたときに自動的に分岐
    管開閉手段が閉じるようにしてなることを特徴とする請
    求項3記載のバキューム式トイレ装置。
  5. 【請求項5】 便器に臭気吸引口が固定され、該臭気吸
    引口に分岐管吸引口が着脱自在にできるようにしてなる
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のバキュ
    ーム式トイレ装置。
  6. 【請求項6】 便器に固定された臭気吸引口からの吸引
    を開閉する臭気吸引口開閉手段が設けられ、分岐管の途
    中から分岐された枝管が前記臭気吸引口開閉手段と連絡
    し、分岐管の前記枝管より分岐管吸引口側に分岐管開閉
    手段が設けられてなることを特徴とする請求項2記載の
    バキューム式トイレ装置。
  7. 【請求項7】 分岐管の分岐管吸引口を便器側に固定し
    て第1の分岐管とし、該第1の分岐管と装置吸引口の間
    の主管の適宜部位から第2の分岐管を分岐し、該第2の
    分岐管の適宜な部位に該第2の分岐管を開閉する開閉手
    段を設けてなることを特徴とする請求項3記載のバキュ
    ーム式トイレ装置。
  8. 【請求項8】 主管開閉手段が、便器側連絡口とバキュ
    ーム装置側連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バキュ
    ーム装置側連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁移動
    部には前記便器側連絡口の奥に該便器側連絡口を塞がな
    いように控えていて且つ移動させて前記バキューム装置
    側連絡口を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、この
    移動弁を操作する操作杆がその一部を外側から挿入して
    該移動弁に取り付けられ、前記バキューム装置側連絡口
    が主管より狭く構成されてなることを特徴とする請求項
    2、3、4、5、6又は7記載のバキューム式トイレ装
    置。
  9. 【請求項9】 主管開閉手段が、便器側連絡口とバキュ
    ーム装置側連絡口を有し且つ該便器側連絡口と該バキュ
    ーム装置側連絡口を連絡する弁移動部を有し、該弁移動
    部には前記便器側連絡口の向側に前記バキューム装置側
    連絡口を塞がないように控えていて且つ移動させて該便
    器側連絡口を塞ぐようにしてなる移動弁が設けられ、こ
    の移動弁を操作する操作杆がその一部を外側から挿入し
    て該移動弁に取り付けられ、前記便器側連絡口が主管よ
    り狭く構成されてなることを特徴とする請求項2、3、
    4、5、6又は7記載のバキューム式トイレ装置。
  10. 【請求項10】 バキューム装置の構成が、吸引物を溜
    めるタンクを有し、該タンクの底部あるいは下方側部に
    排出口を設け、この排出口外側に吸引時には該タンク内
    の負圧により該排出口に吸い付けられて該排出口を塞ぎ
    吸引物を前記タンク内に止めておく開閉弁を設け、前記
    タンク内が常圧状態あるいはそれ以上となると前記開閉
    弁が吸引物の重さあるいは加圧により押し下げられて該
    排出口が開き、吸引物が該排出口からタンク外に排出さ
    れるようにしてなるものであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のバキュー
    ム式トイレ装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載のバキューム式トイレ装置におい
    て、バキューム装置及び分岐管以後(バキューム装置
    側)の主管を構成からのぞいてなるこうせいであること
    を特徴とするバキューム式トイレ用便器。
  12. 【請求項12】 便器本体が合成樹脂製部材からなるこ
    とを特徴とする請求項11記載のバキューム式トイレ用
    便器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804837B1 (en) 2003-09-09 2004-10-19 Guess Sr Robert L Odor transporter system for a toilet bowl
KR101506847B1 (ko) 2014-12-22 2015-03-30 주식회사 호두 진공변기의 진공식환기장치
JP2019027113A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 積水ホームテクノ株式会社 水洗トイレ、及び水洗トイレシステム

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