JP2000139763A - シート材箱詰体及びシート材箱詰体の装着装置 - Google Patents

シート材箱詰体及びシート材箱詰体の装着装置

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JP2000139763A
JP2000139763A JP10315675A JP31567598A JP2000139763A JP 2000139763 A JP2000139763 A JP 2000139763A JP 10315675 A JP10315675 A JP 10315675A JP 31567598 A JP31567598 A JP 31567598A JP 2000139763 A JP2000139763 A JP 2000139763A
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box
folded
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Taiko Kawakami
隶宏 川上
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TAIKOO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材を収納箱に箱詰め状態のままで装着
部に容易に装着できると共に、収納箱内のシート材がな
くなれば、その収納箱を取り外して廃棄して新しいもの
と容易に交換でき、シート材の詰め替えによる補充が不
要であり、簡便に使用できるシート材箱詰体を提供す
る。 【解決手段】 シート材9 を収納箱10に収納し、この収
納箱10の取り出し口11からシート材9 を取り出すように
構成し、収納箱10の背面板34に、係止具36に係合する係
止スリット35を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材箱詰体及
びシート材箱詰体の装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】使い捨て式のシート材には、便座用シー
トカバー、紙タオル、紙ナプキン、ウエス等がある。こ
れらのシート材は、所定枚数ずつ収納容器に収納して使
用場所の近傍に配置し、必要な時に収納容器から1枚ず
つ取り出して使用できるようにしている。
【0003】例えば便座用シートカバーの場合には、便
器の近傍等の壁面等の装着部に金属製等の収納容器をネ
ジ等で固定し、この収納容器に、1枚ずつ四つ折り状に
折り畳んだ便座用シートカバーを複数枚重ねた状態で収
納容器に収納しておき、用便時に必要に応じて収納容器
内の便座用シートカバーを1枚ずつ取り出して使用する
ようにしている。また収納容器内の便座用シートカバー
が少なくなれば、箱詰め等の梱包を解いて便座用シート
カバーを取り出し、その便座用シートカバーを収納容器
に収納して補充するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、収納容器内の
便座用シートカバーが少なくなれば、便座用シートカバ
ーの梱包を解いて収納容器に補充する必要があり、箱詰
め状態のままで使用することはできない欠点がある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、シート材を収納箱に箱詰め状態のままで装着部に容
易に装着できると共に、その装着位置を任意に選択で
き、また収納箱内のシート材がなくなれば、その収納箱
を取り外して廃棄して新しいものと容易に交換でき、シ
ート材の詰め替えによる補充が不要であり、簡便に使用
できるシート材箱詰体及びシート材箱詰体の装着装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート材箱
詰体は、シート材9,49を収納箱10に収納し、この収納箱
10の取り出し口11からシート材9,49を取り出すように構
成したシート材箱詰体において、収納箱10の背面板34
に、係止具36に係合する係止スリット等の被係止部35,3
5a,35b又は係止破断部を設けている。
【0007】また本発明に係るシート材箱詰体の装着装
置は、シート材9,49を収納箱10に収納し、この収納箱10
の取り出し口11からシート材9,49を取り出すように構成
したシート材箱詰体32,51 を装着部8 に着脱自在に装着
するシート材箱詰体の装着装置において、上向きの係止
部38を有する係止具36を装着部8 に固定し、収納箱10の
背面板34に、係止具36の係止部38が係脱自在に係合する
係止スリット等の被係止部35,35a,35b又は係止破断部を
設けている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、 本発明に係る便座用シート
カバーの各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1〜図6は本発明の第1実施形態を例示
する。図1はトイレの内部を例示し、1 は洋式の便器
で、便器本体2 と便座3 と便蓋4 とを備え、その便座3
と便蓋4 は便器本体2 に開閉自在に枢着されている。5
は水槽である。6 はトイレットペーパー、7 はトイレッ
トペーパー6 を支持するペーパーホルダーであり、便器
1 の近傍で壁面等の装着部8 に装着されている。
【0010】32 は便座用シートカバー箱詰体で、使い
捨て式の紙箱等からなる収納箱10と、収納箱10に折り畳
み状態で収納された便座用シートカバー9 とからなり、
便器1の近傍の装着部8 にペーパーホルダー7 と並べて
装着されている。便座用シートカバー9 は、所定枚数を
1単位として複数枚重ねた状態で収納され、その前側下
部の取り出し口11から取り出すようになっている。
【0011】便座用シートカバー9 は、水溶解性を有す
る紙や不織布等からなるシート素材12により構成されて
いる。便座用シートカバー9 は、図2に示すように中央
部分に開口部形成用の切り込み線14が形成され、この切
り込み線14の外周側が便座3上に被せるカバー部15とな
り、内側が開口片16となっている。
【0012】シート素材12は、図2に示すように、前後
方向の寸法が左右方向の寸法に比較して若干長い矩形状
であって、その左右両側の外側部分19を除く中央部分20
に、後部側に接続部17ができるように略馬蹄形又は略U
字形に切り込み線14が形成されている。なお、シート素
材12は、必ずしも略矩形状に限定されるものではない。
例えば、四隅が直角又は円弧状に形成された正方形等の
四角形状でも良い。
【0013】切り込み線14は便座3 の略内周縁に沿って
形成されており、その切り込み線14の途中に適宜間隔で
複数個の切り取り部18が設けられている。開口片16は複
数個の切り取り部18を介してカバー部15に接続された状
態にあり、その各切り取り部18を切り取れば、開口片16
が便器本体2 内に垂れ下がる垂れ下がり部となり、また
その跡に開口部13ができる。なお、切り込み線14は前後
方向に長い楕円形に形成しても良い。またシート素材12
の開口片16に相当する部分を切除して、予め開口部13を
形成しておいても良い。
【0014】便座用シートカバー9 は、製造ラインでの
製造過程において、図3に示すような順序で折り畳まれ
た後、その状態で所定枚数を一単位として重ねて収納箱
10に収納されている。この便座用シートカバー9 を折り
畳む際には、先ず左右方向(幅方向)の略中央の縦折り
畳み線21(図3の(A)参照)でシート素材12を二つ折
り状に折り畳んで広幅帯状の二つ折り体22(図3の
(B)参照)とし、この二つ折り体22を左右方向(幅方
向)の略中央の縦折り畳み線23で更に二つ折り状に折り
畳んで狭幅帯状の四つ折り体24(図3の(C)参照)と
する。そして四つ折り体24を長手方向の途中の横折り畳
み線25,26 (図3の(C)参照)で夫々折り畳み、長片
折り重ね部27と短片折り重ね部28とができ、且つ長片折
り重ね部27の先端側に折り返し部29ができるように仕上
げる(図3の(D)参照)。
【0015】即ち、便座用シートカバー9 の四つ折り体
24では、切り込み線14を含む中央部分20が、中央の縦折
り畳み線21を境界とする二つの中央折り重ね部30となっ
て、その中央折り重ね部30同士が重なり合うと共に、中
央部分20の両側の外側部分19が外側折り重ね部31となっ
て、その外側折り重ね部31同士が重なり合っており、ま
たその一方の中央折り重ね部30と一方の外側折り重ね部
31とが接するように、4つの折り重ね部30,31 が重なり
合っている。
【0016】中央折り重ね部30と外側折り重ね部31との
間の縦折り畳み線23は、切り込み線14よりも外側にあ
る。外側折り重ね部31は、その全体が中央部分20の両側
の切り込み線14のない外側部分19からなり、前後方向の
全長に亘って略同一幅で連続する帯状になっている。
【0017】そして、中央折り重ね部30は切り込み線14
を含む中央部分20を、外側折り重ね部31は中央部分20の
左右両側の切り込み線14のない外側部分19を夫々主要部
としており、切り込み線14を含む中央部分20と、この中
央部分20の両側の切り込み線14のない外側部分19とが重
なるように各縦折り畳み線21,23 に沿って帯状に折り畳
まれている。
【0018】なお、この折り畳み工程は、便座用シート
カバー9 の製造ラインで切り込み線14の形成工程に続い
て設ける。そして、この折り畳み工程を通過して折り畳
み状態に仕上げた便座用シートカバー9 を、次の集積工
程で所定枚数毎に重ね合わせた後、最後の箱詰め工程で
収納箱10に自動的に箱詰めすれば、図4に示すような便
座用シートカバー箱詰体32ができる。
【0019】収納箱10は、その中の便座用シートカバー
9 を使い切ったときに廃棄する使い捨て用であって、図
4の(A)及び(B)に示すように、折り畳み状態の便
座用シートカバー9 の寸法に合わせて縦長状に構成さ
れ、前面板33の下部に便座用シートカバー9 の取り出し
口11が、背面板34の上部に係止スリット35が夫々横方向
に形成されている。なお、収納箱10には、厚紙等を折り
曲げて製函した簡単な構造の紙箱等が使用されている。
【0020】取り出し口11は前面板33の下端部近傍で且
つ下端から若干上側にあり、この取り出し口11に折り返
し部29の先端が対応するように、収納箱10内に折り畳み
状態の便座用シートカバー9 が収納されている。なお、
取り出し口11の幅は、折り畳み状態の便座用シートカバ
ー9 の幅以下になっている。また前面板33は、取り出し
口11の上側が長く、下側が短くなっている。前面板33
は、取り出し口11の上側が短片折り重ね部28の長さより
も長くなっている。
【0021】係止スリット35は、図5に示すように、装
着部8 に装着された係止具36に引っ掛けるためのもの
で、被係止部を構成する。なお、係止スリット35は線状
に形成する他、所定の幅を持たせたものでも良い。
【0022】係止具36は、図6に示すように、取り付け
部37と係止部38とをU字状又はし字状に一体に備え、そ
の取り付け部37が軟質発泡合成樹脂材料からなる感圧貼
着部39を介して壁面等の装着部8 に着脱自在に装着され
ている。なお、感圧貼着部39は粘着剤、接着剤等により
構成しても良い。
【0023】便座用シートカバー箱詰体32を便器1 の近
傍の装着部8 に装着する場合には、装着部8 に係止具36
を取り付け、この係止具36を利用して便座用シートカバ
ー箱詰体32を装着部8 に装着する。このようにすれば、
便座用シートカバー箱詰体32をそのまま装着部8 に装着
でき、特別な専用の収納容器を使用する従来に比較し
て、便座用シートカバー箱詰体32を容易且つ安価に使用
できると共に、便座用シートカバー9 を容易に補充で
き、使用に際しての経済性、利便性が著しく向上する。
【0024】即ち、係止具36を装着部8 に取り付ける場
合には、その取り付け部37の感圧貼着部39側を装着部8
に当てて、この取り付け部37を装着部8 側へと押圧し、
感圧貼着部39により係止具36を装着部8 に貼着する。な
お、感圧貼着部39に軟質発泡合成樹脂材料製のものを使
用すれば、糊等の粘着材を使用する場合のように取り外
し後に糊等が残ることもなく、装着部8 の汚れ等を防止
できる。
【0025】便座用シートカバー箱詰体32を係止具36に
係止する場合には、先ず収納箱10の背面板34の係止スリ
ット35が係止具36の係止部38の上端よりも若干上側にな
るように合わせて(図7の(A)参照)、収納箱10の背
面板34を係止具36の係止部38側に押圧しながら収納箱10
を下方へと引き下げる。
【0026】すると収納箱10を押圧したときに、図7の
(B)に示すように、係止スリット35の下側の背面板34
が係止部38で押圧されて、係止スリット35の上下で背面
板34に段差ができるので、その状態のままで収納箱10を
下方へと引き下げることにより、図7の(C)に示すよ
うに係止部38が係止スリット35に侵入する。従って、収
納箱10を係止具36を介して装着部8 に容易に装着でき
る。
【0027】なお、収納箱10を取り外すときには、収納
箱10を前側に若干引っ張った状態で上側へと持ち上げれ
ば良く、これによって係止具36から容易に取り外すこと
ができる。
【0028】収納箱10内の便座用シートカバー9 を使用
する場合には、折り返し部29が収納箱10の前面板33の取
り出し口11に対応しているので、この折り返し部29の先
端を摘んで前下方側へと引っ張れば、収納箱10内の便座
用シートカバー9 を一枚ずつ取り出すことができる。折
り返し部29を摘んで前下方へと引っ張ると、先ず折り畳
み状態の便座用シートカバー9 の下部が前面板33の下部
側から前側へと外れるので、これに続いて長片折り重ね
部27側から順次引き出すことができる。
【0029】収納箱10内の便座用シートカバー9 を前下
方へと引っ張って取り出すので、収納箱10を係止スリッ
ト35に係合する係止具36で装着部8 に装着しているにも
拘らず、収納箱10が前後方向に大きく動くことがなく、
便座用シートカバー9 の取り出しに伴う収納箱10の係止
スリット35側の損傷等を極力少なくでき、また収納箱10
の動きがないので、便座用シートカバー9 の引き出しも
容易である。
【0030】便座用シートカバー9 を収納箱10の取り出
し口11から引き出す場合、折り畳み状態の便座用シート
カバー9 は帯状になりながら引き出されて行くが、その
ときに帯状の四つ折り体24に張力が掛かっても、切り込
み線14等から便座用シートカバー9 が破れる等の虞れも
ない。
【0031】即ち、四つ折り体24の状態では、切り込み
線14を含む中央部分20を主要部とする中央折り重ね部30
と、切り込み線14のない外側部分19を主要部とする外側
折り重ね部31とが重なっているので、この外側折り重ね
部31が四つ折り体24に掛かる張力を負担することにな
り、切り込み線14を含む中央折り重ね部30に大きな張力
が掛かることもない。従って、引き出し時に多少大きな
張力が加わるようなことがあっても、便座用シートカバ
ー9 が切り込み線14の部分から破れる等の問題は少なく
なる。
【0032】便座用シートカバー9 は、収納箱10から引
き出した時には狭幅の四つ折り状であるため、図1と逆
の手順で展開状態まで広げた後、切り取り部18を切断し
て切り込み線14の内側の開口片16をカバー部15から切り
離して開口部13を形成する。そして、開口片16が便器本
体2 内に垂れ下がり、カバー部15が便座3 上に被さるよ
うに、便座用シートカバー9 を便座3 上にセットして使
用する。
【0033】図8は本発明の第2実施形態を例示する。
係止具36は、図8の(A)に示すように、前側の斜め上
方に屈曲するガイド部40を係止部38の上端側に設けても
良い。また(B)に示すように、係止具36の係止部38に
切り欠き部41を設けても良い。更に係止具36は側面視し
字状に構成する他、(C)に示すように、取り付け部37
の上側に屈曲部42を介して係止部38を段違い状に設けて
も良い。
【0034】図9及び図10は本発明の第3実施形態を
例示する。収納箱10は、第1実施形態同様に厚紙により
縦長状に構成され、その前面板33の下部側に取り出し口
11が、背面板34の上部に係止スリット35が夫々設けられ
ている。便座用シートカバー9 は、 幅方向に四つ折りに
畳んだ後、横折り畳み線44で縦方向に二つに折り畳んだ
ものであり、複数枚重ねた状態で収納箱10内に収納され
ている。
【0035】便座用シートカバー9 は、横折り畳み線44
を上側に向けた状態で、短片折り重ね部45を前側に、長
片折り重ね部46を後側にして収納され、その短片折り重
ね部45の下端側が取り出し口11に対応し、長片折り重ね
部46の下端が収納箱10の下板47に当接している。なお、
取り出し口11の位置等は、第1の実施形態と同様であ
る。この場合にも、第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0036】図11及び図12は本発明の第4実施形態
を例示し、紙タオル49を収納箱10に収納して紙タオル箱
詰体51を構成したものである。収納箱10は左右方向の幅
が大となった縦長偏平状であって、左右一対の前面板33
a,33b を有し、その各前面板33a,33b は端部側の一部が
上板48及び下板47に一体であり、また両前面板33間が縦
方向の取り出し口11となっている。
【0037】収納箱10の背面板34には、上部側に左右方
向の係止スリット35が上下方向に所定間隔をおいて複数
個形成されている。収納箱10内の複数枚の紙タオル49は
正方形又は長方形であって、交互に左右逆向きに二つ折
り状に折り畳んで係合されており、前側の紙タオル49を
取り出したときに、後続の紙タオル49の一端側が取り出
し口11から引き出されて露出するようになっている。
【0038】この実施形態の場合にも、係止具36を利用
して装着部8 に収納箱10を着脱でき、第1実施形態と同
様の利点がある。また係止スリット35が上下方向に所定
間隔をおいて複数個あるので、装着部の条件に応じてそ
の何れかの係止スリット35を利用すれば良く、紙タオル
箱詰体51の装着高さを適宜選択できる。紙タオル49を取
り出す時には、紙タオル49の一端側を摘んで前方に引き
出せば、各前面板33の弾性変形により取り出し口11が広
がるので、各紙タオル49を順次容易に取り出すことがで
きる。
【0039】図13及び図14は本発明の第5実施形態
を例示する。収納箱10は縦長であって、取り出し口11の
両側で前面板33に長板部50a と短板部50b とが左右にで
きるように、前面板33の左右方向の中央よりも若干一方
側に偏位した位置に、前面板33の全長に亘って縦長状の
取り出し口11が形成され、また背面板34の上部及び下部
の2箇所に横方向の係止スリット35が形成されている。
【0040】紙タオル49は正方形又は長方形であって、
2箇所の折り畳み線で平面視Z状に折り畳まれると共
に、その両折り重ね部49a,49b の短部側に折り畳み線で
逆方向に折り返した折り返し部49c,49d が設けられてい
る。そして、紙タオル49は複数枚重ねた状態で、一方の
狭幅の折り返し部49d が取り出し口11に対応するように
収納箱10に収納されている。
【0041】この実施形態では、紙タオル49を使用する
場合には、折り返し部49d を摘んで左右方向の斜め前方
側、つまり取り出し口11の偏位側の斜め前方へと引っ張
ると、紙タオル49の一方の折り畳み線側が前面板33の短
板部50b 側から外れた後、紙タオル49の他方の折り畳み
線側が前面板33の長板部50a の取り出し口11側に沿って
滑りながら引き出されて行く。収納箱10は係止具36を利
用して装着部8 に装着しているが、係止スリット35が上
下の2箇所にあるので、2個の係止具36を利用して装着
できるし、また1個の係止具36により係止する場合に
は、上下逆にして装着することも可能である。
【0042】図15及び図16は本発明の第6実施形態
を例示する。この紙タオル箱詰体51では、図15に示す
ように、収納箱10の前面板33に、その幅方向の一方に偏
位して長手方向の略全長に亘って取り出し口11が形成さ
れている。また収納箱10の背面板34には、図16に示す
ように、方向の異なる二個の係止スリット35a,35b が形
成されている。
【0043】二個の係止スリット35a,35b は直角方向に
あり、その一方の係止スリット35aは、収納箱10を横長
状態で使用するときのもので、背面板34の長手方向の略
中央において、その幅方向の取り出し口11と反対側に偏
位して設けられている。他方の係止スリット35b は、収
納箱10を縦長状態で使用するときのもので、背面板34の
長手方向の一端側に偏位して幅方向に形成されている。
【0044】この場合には、収納箱10の背面板34に方向
の異なる二個の係止スリット35a,35b があるので、二個
の係止スリット35a,35b の何れを係止具36に係止するか
によって収納箱10を縦長状態又は横長状態の何れにも装
着できる。従って、収納箱10の装着位置、紙タオル49の
取り出し方向、装着部8 のスペース等に応じた態様での
使用が可能である。
【0045】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、
その他種々の態様で実施することができる。例えば、収
納箱10の取り出し口11は、予めミシン目等で破断可能な
破断線を取り出し口11の周縁に対応して入れておき、収
納箱10を装着部8 に装着する際に、その破断線を破断し
て取り出し口11を形成するようにしても良い。
【0046】また被係止部として係止スリット35,35a,3
5bを例示しているが、この係止スリット35,35a,35bは、
背面板34に切り込み線を入れただけでも良いし、所定の
幅で帯状に形成しても良い。また被係止部としては、ス
リット以外の丸孔、角孔、長孔等の開口を利用すること
も可能である。
【0047】収納箱10の背面板34には、予め係止スリッ
ト35,35a,35bに対応する位置にミシン目等の係止破断部
を形成しておき、係止具36の係止部38に押し当てたとき
に、その係止破断部が破断して係止スリット35,35a,35b
が形成されるようにしても良い。係止スリット35,35a,3
5bは、平行に複数本形成しても良い。係止具36は、ネジ
等で装着部8 に着脱自在に固定しても良い。収納箱10は
紙箱等の他、合成樹脂脂製の箱等でも良い。
【0048】各実施形態ではシート材として便座用シー
トカバー9 、紙タオル49等を例示しているが、シート材
は便座用シートカバー9 、紙タオル49等に限定されるも
のではなく、紙ナプキン、ウエス、その他のものでも同
様に実施可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、収納箱10の背面板34の
係止スリット等の被係止部35,35a,35b又は係止破断部
を、装着部8 の係止具36の係止部38に係脱することによ
って、シート材9,49を収納箱10に箱詰め状態のままで装
着部8 に容易に装着できると共に、その装着部8 は係止
具36を貼着できる部位であれば良く、装着位置を任意に
選択できる利点がある。
【0050】また収納箱10内のシート材9,49が無くなれ
ば、その収納箱10を取り外して廃棄し新しいものと容易
に交換できる。このため収納箱10の使い捨てが可能であ
り、シート材9,49の詰め替えによる補充が不要である。
更に収納箱10の背面板34に係止スリット等の被係止部3
5,35a,35b又は係止破断部を設ける一方、装着部8 に係
止具36を固定する程度の簡単なもので良く、しかも収納
箱10に紙箱等の簡単なものを使用できるので、従来に比
較して容易且つ安価に実施でき、簡便に使用できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す便器周辺の斜視図
である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す便座用シートカバ
ーの正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示す便座用シートカバ
ーの折り畳み工程図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示す便座用シートカバ
ー箱詰体の斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示す便座用シートカバ
ー箱詰体の装着状態の断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示す係止具の斜視図で
ある。
【図7】本発明の第1実施形態を示す便座用シートカバ
ー箱詰体の装着過程の説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す係止具の斜視図で
ある。
【図9】本発明の第3実施形態を示す便座用シートカバ
ー箱詰体の斜視図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示す便座用シートカ
バー箱詰体の断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示す紙タオル箱詰体
の斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す紙タオル箱詰体
の断面図である。
【図13】本発明の第5実施形態を示す紙タオル箱詰体
の斜視図である。
【図14】本発明の第5実施形態を示す紙タオル箱詰体
の断面図である。
【図15】本発明の第6実施形態を示す紙タオル箱詰体
の斜視図である。
【図16】本発明の第6実施形態を示す紙タオル箱詰体
の斜視図である。
【符合の説明】
8 装着部 9 便座用シートカバー(シート材) 10 収納箱 11 取り出し口 29 折り返し部 32 便座用シートカバー箱詰体 33 前面板 34 背面板 35,35a,35b 係止スリット 36 係止具 37 取り付け部 38 係止部 39 感圧貼着部 49 紙タオル(シート材) 51 紙タオル(シート材箱詰体)
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月1日(1999.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシート材箱
詰体は、シート材9,49を収納箱10に収納し、この収納箱
10の取り出し口11からシート材9,49を取り出すように構
成したシート材箱詰体において、収納箱10の背面板34
に、収納箱10を係止具36に係止するための横方向の係止
スリット35,35a,35b又は係止スリット35,35a,35b形成用
の係止破断部を、その下側の背面板34を押圧したとき
に、この係止スリット35,35a,35bの上下で背面板34に段
差ができるように設けている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また本発明に係るシート材箱詰体の装着装
置は、シート材9,49を収納箱10に収納し、この収納箱10
の取り出し口11からシート材9,49を取り出すように構成
したシート材箱詰体32,51 を装着部8 に着脱自在に装着
するシート材箱詰体の装着装置において、上向きの係止
部38を有する係止具36を装着部8 に固定し、この係止具
36に収納箱10を係止するための横方向の係止スリット3
5,35a,35b又は係止スリット35,35a,35b形成用の係止破
断部を、その下側の背面板34を係止具36で押圧したとき
に、この係止スリット35,35a,35bの上下で背面板34に段
差ができるように、収納箱10の背面板34の上部に設けて
いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】便座用シートカバー9 は、収納箱10から引
き出した時には狭幅の四つ折り状であるため、図3と逆
の手順で展開状態まで広げた後、切り取り部18を切断し
て切り込み線14の内側の開口片16をカバー部15から切り
離して開口部13を形成する。そして、開口片16が便器本
体2 内に垂れ下がり、カバー部15が便座3 上に被さるよ
うに、便座用シートカバー9 を便座3 上にセットして使
用する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、収納箱10の背面板34に
設けられ且つ収納箱10を係止具36に係止するための横方
向の係止スリット35,35a,35b又は係止スリット35,35a,3
5b形成用の係止破断部を、装着部8 の係止具36の係止部
38に係脱することによって、シート材9,49を収納箱10に
箱詰め状態のままで装着部8 に容易に装着できると共
に、その装着部8 は係止具36を貼着できる部位であれば
良く、装着位置を任意に選択できる利点がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また収納箱10内のシート材9,49が無くなれ
ば、その収納箱10を取り外して廃棄し新しいものと容易
に交換できる。このため収納箱10の使い捨てが可能であ
り、シート材9,49の詰め替えによる補充が不要である。
更に収納箱10の背面板34に、収納箱10を係止具36に係止
するための係止スリット35,35a,35b又は係止スリット3
5,35a,35b形成用の係止破断部を設ける一方、装着部8
に係止具36を固定する程度の簡単なもので良く、しかも
収納箱10に紙箱等の簡単なものを使用できるので、従来
に比較して容易且つ安価に実施でき、簡便に使用できる
利点がある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材(9)(49) を収納箱(10)に収納
    し、この収納箱(10)の取り出し口(11)からシート材(9)
    (49) を取り出すように構成したシート材箱詰体におい
    て、収納箱(10)の背面板(34)に、係止具(36)に係合する
    係止スリット等の被係止部(35)(35a)(35b)又は係止破断
    部を設けたことを特徴とするシート材箱詰体。
  2. 【請求項2】 収納箱(10)の背面板(34)に、縦装着用の
    係止スリット等の被係止部(35b) 又は係止破断部と横装
    着用の係止スリット等の被係止部(35a) 又は係止破断部
    とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシート材
    箱詰体。
  3. 【請求項3】 シート材(9)(49) を収納箱(10)に収納
    し、この収納箱(10)の取り出し口(11)からシート材(9)
    (49) を取り出すように構成したシート材箱詰体におい
    て、収納箱(10)の背面板(34)に、係止具(36)に係合する
    係止スリット等の被係止部(35)(35a)(35b)又は係止破断
    部を設け、シート材(9)(49) の一端側に折り返し部(29)
    を設け、この折り返し部(29)の先端が対応するように収
    納箱(10)の前面板(33)に取り出し口(11)を形成したこと
    を特徴とするシート材箱詰体。
  4. 【請求項4】 シート材(9)(49) を収納箱(10)に収納
    し、この収納箱(10)の取り出し口(11)からシート材(9)
    (49) を取り出すように構成したシート材箱詰体(32)(5
    1)を装着部(8) に着脱自在に装着するシート材箱詰体の
    装着装置において、上向きの係止部(38)を有する係止具
    (36)を装着部(8) に固定し、収納箱(10)の背面板(34)
    に、係止具(36)の係止部(38)が係脱自在に係合する係止
    スリット等の被係止部(35)(35a)(35b)又は係止破断部を
    設けたことを特徴とするシート材箱詰体の装着装置。
  5. 【請求項5】 係止具(36)の取り付け部(37)に、軟質発
    泡樹脂材からなる感圧貼着部(39)を設けたことを特徴と
    する請求項4に記載のシート材箱詰体の装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019206834A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 Toto株式会社 水まわりユニットルームの組み立て方法及び水まわりユニットルーム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019206834A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 Toto株式会社 水まわりユニットルームの組み立て方法及び水まわりユニットルーム
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