JP2000137931A - 光情報記録媒体の製造方法 - Google Patents

光情報記録媒体の製造方法

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JP2000137931A
JP2000137931A JP10309079A JP30907998A JP2000137931A JP 2000137931 A JP2000137931 A JP 2000137931A JP 10309079 A JP10309079 A JP 10309079A JP 30907998 A JP30907998 A JP 30907998A JP 2000137931 A JP2000137931 A JP 2000137931A
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Japan
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substrate
recording medium
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information recording
optical information
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JP10309079A
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English (en)
Inventor
Katsumi Sugiyama
勝美 杉山
Yoshihisa Usami
由久 宇佐美
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を縦方向に並べる方法を採用しながらも、
基板の外周側と内周側の冷却速度を一定にできるように
して、反りや面振れ等の機械的特性のばらつき等のない
安定した基板を生産できるようにする。 【解決手段】射出成形後の複数枚の基板Dを縦向きにし
た状態で一方向に搬送する送りネジ機構152と、射出
成形装置10から上述のアーム96を介してこの冷却装
置150に搬送された基板Dを前記送りネジ機構152
に投入するアーム機構154と、送りネジ機構152に
て一方向に搬送された基板Dを1枚ずつ取り出してスタ
ックポール156に重ねる搬送機構158と、送りネジ
機構152にて搬送過程にある基板Dに対して冷却風を
吹き付ける冷却風発生機160とを有して構成する。そ
して、送りネジ機構152上での基板Dの配列ピッチL
を基板Dの厚さの6倍以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体の
製造方法に関し、特に、光情報記録媒体の基板を射出成
形した後の冷却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ビームを介して情報信号の記
録再生が行われる円盤状の光情報記録媒体(以下、単に
光ディスクと記す)としては、いわゆるコンパクトディ
スクと呼ばれる再生専用型の光ディスクと、1回のみの
記録を行うことができる追記型光ディスク並びに再生の
みならず情報信号の記録及び消去が可能な記録可能型の
光ディスクがある。
【0003】これら光ディスクの基板は、その材料とし
て、一般に、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂が用
いられ、生産性の面から射出成形法や射出圧縮成形法を
用いて製造される。
【0004】具体的には、射出成形機の固定側金型と可
動側金型との間に型締め状態で形成されるキャビティ内
にスタンパを取り付け、前記キャビティ内に溶融樹脂材
を射出することにより、表面にトラッキング用溝やアド
レス信号等の情報を表す凹凸が転写された基板が製造さ
れることになる。
【0005】そして、前記成形後、金型から取り出され
た基板を冷却する方法としては、基板センターホールを
保持するチャックを備えた回転テーブルをいくつか揃
え、これら回転テーブル上にそれぞれ基板を平置きして
冷却する方法や、基板を例えばマガジン内に縦方向に並
べて冷却する方法が一般的である。
【0006】基板を回転テーブル上に平置きして冷却す
る方法の場合、設置スペースの都合上、基板を置く数が
限られてしまい、十分な冷却ができない。
【0007】一方、基板をマガジン内に縦置きして冷却
する方法は、省スペースで一度に冷却する基板枚数を多
くすることができて有利であるが、基板を密に並べる
と、基板の外周側と内周側での冷却速度に差が出てしま
い、反りや面振れ等が発生しやすくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を考慮してなされたものであり、基板を縦方向に並
べる方法を採用しながらも、基板の外周側と内周側の冷
却速度を一定にすることができ、反りや面振れ等の機械
的特性のばらつき等のない安定した基板を生産すること
ができる光情報記録媒体の製造方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光情報記録媒
体の基板を射出成形によって製造する工程を含む光情報
記録媒体の製造方法において、射出成形後の基板をその
板面がほぼ鉛直に沿うように縦置きとし、各基板の配列
ピッチである基板間隔を前記基板の厚みの6倍以上に保
ち、これら基板に対して冷却風をあてることを特徴とす
る(請求項1記載の発明)。
【0010】射出成形直後の基板の温度は115℃以上
であるのが一般的であるが、この発明においては、その
基板温度を迅速に、かつ、基板の内外周で温度差が発生
しないように冷却することができる。
【0011】即ち、基板を縦方向に並べる方法を採用し
ながらも、基板の外周側と内周側の冷却速度を一定にす
ることができ、反りや面振れ等の機械的特性のばらつき
等のない安定した基板を生産することができる。これ
は、光情報記録媒体の特性の向上につながる。
【0012】ところで、冷却が外内周で均一に進まない
と、局所的な反りが発生して品質上、問題となる。冷却
中に基板を支持している部材の熱伝導率が高いと、接触
部分近辺の温度だけが急激に低減して、その部分と他の
部分との温度差のために局所的な反りが発生するおそれ
がある。これを防止するためには、前記基板を支持する
部材は樹脂製であることが好ましい(請求項2記載の発
明)。樹脂の材質としては、機械加工できるものであれ
ば何でもよいが、ポリアセタールが好ましい。
【0013】そして、前記製造方法において、前記基板
を支持する部材として、前記基板を一方向に搬送するた
めの送りネジ機構を用いることが好ましい(請求項3記
載の発明)。従来から用いられているマガジン方式も考
えられるが、マガジン方式で基板を一方向に搬送する場
合は、基板をマガジン内に収容させる際に、基板の収容
位置を毎回異ならせたり、マガジンを少しずつ動かす必
要があり、これは、可動部分が増え、ゴミの発生の原因
となる。
【0014】一方、送りネジ機構では、ねじを回転させ
るだけで基板が一方向に搬送されるため、上述のような
可動部分の増加はなく、ゴミの発生も少なくなる。
【0015】基板を支持する部材として、前記のように
送りネジ機構を用いた場合は、該送りネジ機構のうち、
基板と接触する部分が滑りやすい関係にあることが好ま
しい。また、常時、基板を滑らせることになるため、送
りネジ機構のうち、基板と接触する部分や基板自体も摩
耗したりけずれたりしない材質が好ましい。摩耗したり
けずれたりすると、その際に発生したゴミが基板に付着
し、基板上に記録層を形成したときに、記録層上の欠陥
となり、エラー発生の原因となる。
【0016】滑りやすく、けずれにくい材質としては、
自己潤滑性のある材質が好ましい。また、基板の材質と
強度が大きく異ならない材質が好ましい。これらの条件
を満足する材料としては、上述したポリアセタールが挙
げられる。
【0017】前記送りネジ機構によって基板を間欠送り
する場合に、間欠送りのピッチ時間は1秒〜60秒であ
ることが好ましい(請求項4記載の発明)。このピッチ
時間が短すぎると、ハンドリングのタイミングを合わせ
るのが難しくなり、搬送に対するトラブルが発生しやす
くなる。
【0018】一方、前記ピッチ時間が長すぎると、生産
性(数量)が下がるだけでなく、樹脂が高温にさらされ
る時間が長くなりすぎ、これに伴って、樹脂が変質し、
基板の着色等が発生するおそれがある。
【0019】また、前記ピッチ時間が長すぎると、例え
ば最後に縦置きされた基板について、その周囲の温度分
布の悪い状況が長く経過することになり、基板の不要な
反りの原因となる。他方、前記ピッチ時間が短すぎる
と、冷却が十分に進まず、これも不要な反りの原因とな
る。
【0020】従って、前記ピッチ時間としては、長くと
も60秒以下、好ましくは30秒以下、最も好ましくは
15秒以下がよく、短くとも1秒以上、好ましくは2秒
以上、最も好ましくは3秒以上がよい。
【0021】また、前記送りネジ機構によって基板を一
方向に搬送する際に、前記基板を回転させるようにして
もよい(請求項5記載の発明)。この場合、冷却風が満
遍なく基板に吹き付けられることから、基板の内外周で
の温度差をより小さくすることができる。
【0022】また、各基板に対する冷却時間としては3
分以上が好ましい(請求項6記載の発明)。射出成形直
後は基板の温度が高温のため、そのまま前記基板を支持
する部材に縦置きしてしまうと、該部材が変形してしま
うおそれがある。そのため、射出成形の型開きから前記
基板を縦置きにするまでの時間としては1秒以上が好ま
しい(請求項7記載の発明)。特に、前記基板の温度が
115℃以下となった段階で縦置きすることが好ましい
(請求項8記載の発明)。
【0023】前記基板間隔の上限としては前記基板の厚
みの100倍以下であることが好ましい(請求項9記載
の発明)。前記基板間隔が広すぎると、設置空間の無駄
になるばかりでなく、空調エアも大量に必要となるから
である。
【0024】また、冷却風に塵埃が含まれていると、こ
れが基板に付着して記録媒体の欠陥となるおそれがあ
る。特に、色素を含有する記録層を例えばスピンコート
で形成する場合、ゴミの存在が大きな欠陥をもたらすた
め、注意が特に必要となるが、基板が帯電していなけれ
ばゴミの付着の確率は低くなる。そこで、前記基板を除
電しながら該基板に対して冷却風をあてることが好まし
い(請求項10記載の発明)。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光情報記録媒
体の製造方法に含まれる基板の作製工程の実施の形態例
(以下、単に実施の形態に係る基板の作製方法と記す)
を図1〜図9を参照しながら説明する。
【0026】この基板の作製方法は、射出成形によって
基板を成形する射出成形工程と、射出成形後の基板に対
して冷却を行う冷却工程を含む。
【0027】射出成形工程は、図1〜図5に示す射出成
形装置を用いて行われる。この射出成形装置10は、図
1に示すように、樹脂を金型12内に射出するための射
出部14と、金型12を型締めして金型12内に供給さ
れた樹脂を圧縮成形する圧縮成形部16が基台18上に
設置されて構成されている。
【0028】射出部14は、投入された成形材料(溶融
樹脂、単に樹脂ともいう)20を一時的に貯溜するため
のホッパー22と、該ホッパー22から供給された成形
材料20を加熱溶融してノズル24側に押し出す押出シ
リンダ26を有する。本実施の形態に係る射出成形装置
10では、前記押出シリンダ26として、スクリュー2
8を用いたスクリュータイプの押出シリンダを採用して
いる。この押出シリンダ26は、図示しない往復機構に
よって圧縮成形部16に対して接近離反するように移動
可能とされている。
【0029】一方、圧縮成形部16は、金型12の固定
型30が着脱自在に取り付けられた固定側ダイプレート
32と、該固定側ダイプレート32に取り付けられた固
定型30に対して接近離反する方向に移動可能とされ、
かつ金型12の可動型34が着脱自在に取り付けられた
可動側ダイプレート36と、該可動側ダイプレート36
を水平方向に移動駆動する往復機構38とを有して構成
されている。
【0030】固定型30は、図2に示すように、可動型
34と対向する面のうち、スタンパ50(図3中、二点
鎖線参照)が取り付けられる面が鏡面加工されている。
また、この固定型30の中央部分にはスタンパホルダ5
2が設けられ、該スタンパホルダ52の中央にはその軸
方向に向かって貫通するスプルブッシュ54が設けられ
ている。また、図3に示すように、このスタンパホルダ
52における前記可動型34と対向する部分にはスタン
パ50を固定するためのフック56が一体に設けられて
いる。
【0031】一方、可動型34は、固定型30と対向す
る面のうち、前記スタンパ50と対向する面が鏡面加工
されている。また、この可動型34の中央部分にはパン
チ部材60が摺動自在に設けられ、更に、可動型34の
外周部分にはリング部材62が設けられている。このリ
ング部材62は、スタンパ50と対向する部分に例えば
20μm程度のガス逃げとしての隙間を有し、スタンパ
50の外側で固定型30と接するようになされている。
【0032】圧縮成形部16の往復機構38としては、
例えば油等の流体の供給・排気によってピストンを進退
自在とするピストン式往復機構などを使用することがで
きる。往復機構38としてピストン式往復機構を用いた
場合は、図1に示すように、内部において油の供給・排
気によりピストン70が往復運動するシリンダ部72
と、該シリンダ部72を基台18に固定するためのフラ
ンジ状の固定板74と、固定板74の四隅と固定側ダイ
プレート32の四隅間に架設されたガイド軸76とを有
して構成することができる。
【0033】前記ピストン70には、ピストンロッド7
8の端部が固着され、可動側ダイプレート36には前記
ピストンロッド78の他端部が固着されている。また、
可動側ダイプレート36の四隅には前記ガイド軸76が
挿通する4つの貫通孔(図示せず)が設けられている。
【0034】従って、シリンダ部72への流体の供給・
排気によってピストン70が前方に移動すると、該ピス
トン70の移動に伴って可動側ダイプレート36がピス
トンロッド78により前方に押圧され、これにより可動
型34が固定型30に対して接近する方向、即ち型締め
する方向に移動することとなる。反対にシリンダ部72
への流体の供給・排気によってピストン70が後方に移
動すると、該ピストン70の移動に伴って可動側ダイプ
レート36がピストンロッド78により後方に引っ張ら
れ、これにより可動型34が固定型30に対して離反す
る方向、即ち型開きする方向に移動することとなる。
【0035】また、この実施の形態に係る射出成形装置
10は、成形された光ディスクの基板Dを金型から取り
外すための基板取出し機構90を有する。この基板取出
し機構90は、図4及び図5に示すように、固定側ダイ
プレート32の上面に固定された駆動モータ92と、ほ
ぼL字状の形状を有し、かつ、その後端部が駆動モータ
92のモータ軸94に固着されたアーム96と、該アー
ム96の先端部に取り付けられたチャッキング機構98
とを有して構成されている。
【0036】アーム96の先端部は、前記駆動モータ9
2の正方向の駆動によって、型開き状態とされた金型1
2内に進入し、駆動モータ92の負方向の駆動によっ
て、金型12から離脱する方向に回転移動するようにな
っている。
【0037】チャッキング機構98は、成形された後の
基板Dを真空吸着によって保持する吸着パッド100
と、ランナーの部分を挟み込んで保持するメカチャック
102とを有する。
【0038】次に、本実施の形態に係る射出成形装置1
0で光ディスクの基板Dを成形する場合の動作について
図6のシーケンス図も参照しながら説明する。
【0039】成形開始時点t0から型締工程に入り、昇
圧時間T1にかけて往復機構38による前方への昇圧が
行われ、可動型34は固定型30に向かって移動するこ
とになる。金型12の型締め力が設定値P1になった時
点t1で、型締め動作が完了し、金型12の可動型34
と固定型30との間に形成されているキャビティ104
(図3参照)への溶融樹脂20(図1参照)の充填動作
が開始される。
【0040】この充填動作は、まず、射出部14におい
て、ホッパー22から押出シリンダ26内に成形材料
(樹脂)20が送り込まれる。押出シリンダ26内に送
り込まれた樹脂20は、スクリュー28の溝を通る間に
加熱、溶融され混合される。スクリュー28は、溶融樹
脂20がその溝を通って前進するにつれて後退し、溶融
樹脂20は先頭のバレル106の中に貯溜される。
【0041】バレル106に1回の射出量に十分な溶融
樹脂20が貯溜されたとき、スクリュー28が前進し、
これにより溶融樹脂20はノズル24を介して金型12
内に送り込まれる。金型12内に送り込まれた溶融樹脂
20は、固定型30におけるスプルブッシュ54の湯道
(ランナー)55(図2参照)を通じてキャビティ10
4に供給される。この射出充填工程においては、その保
持時間T2にかけて予め設定された型締め力(初期型締
め力P1)が維持され、これによって溶融樹脂20は前
記キャビティ104内に均一に充填されることになる。
【0042】所定の保持時間T2の途中から冷却工程に
入るが、前記キャビティ104への樹脂充填直後に、可
動型34の中央部分にあるパンチ部材60(図3参照)
が固定型30に向かって移動し、これによって、成形さ
れた基板Dの内径部分が切断される(内径切断工程)。
【0043】冷却工程は、所定の保持時間T2の終了時
点t2から時間T3にかけて型締め力を前記初期型締め
力P1から該初期型締め力P1よりも低い第2型締め力
P2に切り換える第1の切換工程と、第2型締め力P2
となった時点t3から所定の時間T4(第2の型締め時
間)にかけて当該第2型締め力P2を維持させる第2の
型締工程と、第2の型締め時間T4が終了した時点t4
から時間T5にかけて型締め力を前記第2型締め力P2
から該第2型締め力P2よりも低い第3の型締め力P3
に切り換える第2の切換工程と、第3の型締め力P3と
なった時点t5から所定の時間T6(第3の型締め時
間)にかけて当該第3の型締め力P3を維持させる第3
の型締工程とを有する。
【0044】この冷却工程での各工程を経ることによっ
て、前記射出充填工程によりキャビティ104内に充填
された溶融樹脂20が固化されることになる。この時点
で、基板Dの一主面に、スタンパ50に形成されている
凹凸が転写され、螺旋状あるいは同心円状のグルーブが
形成されることになる。
【0045】第3の型締め時間T6が終了した時点t6
で、型開き工程に入り、所定の型開き時間T7にかけて
往復機構38による後方への昇圧が行われ、可動型34
は固定型30から離反する方向に移動することになる。
金型12の型締め力が0となった時点t7から所定時間
の経過後に、基板取出し機構90(図4及び図5参照)
における駆動モータ92の正方向の駆動によってアーム
96の先端部分が金型12内に進入し、成形された基板
Dの板面が吸着パッド100を介して保持されると同時
に、メカチャック102によってランナー部分が保持さ
れる。基板Dのチャッキングが完了した時点で、駆動モ
ータ92の負方向の駆動によってアーム96が元の位置
に戻ることになるが、このアーム96の復帰動作の間
に、メカチャック102によるランナー部分の保持が解
除されて、該ランナー部分が回収箱(図示せず)に回収
され、内径を有する円盤状の基板Dが次の工程に搬送さ
れることになる。
【0046】ここで、前記基板Dの材料としては、例え
ばポリカーボネート、ポリメタルメタクリレート等のア
クリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の
塩化ビニル系樹脂などを挙げることができ、所望により
それらを併用してもよい。上記の材料の中では、耐湿
性、寸法安定性及び価格などの点からポリカーボネート
が好ましい。
【0047】また、本実施の形態では、基板Dでのグル
ーブの深さが175nm、グルーブの幅が500nmに
なるスタンパ50を使用している。この場合、グルーブ
の溝が深くなると、離型不良や転写不良が発生し易くな
り、基板Dでのグルーブの幅が広くなると、転写不良が
発生しやすくなる。
【0048】この実施の形態に係る射出成形において
は、グルーブの深さが80nm〜250nm、グルーブ
の幅が200nm〜800nmに適用され、好ましくは
グルーブの深さが110nm〜220nm、グルーブの
幅が300nm〜700nm、更に好ましくはグルーブ
の深さが130nm〜200nm、グルーブの幅が40
0nm〜600nmである。なお、グルーブの溝を深く
する場合は、型締め力を上げる必要がある。
【0049】上述の一連の動作が繰り返されることによ
って、順次1枚ずつ基板Dが成形されることになる。
【0050】次に、冷却工程は、図7に示す冷却装置1
50を用いて行われる。この冷却装置150は、射出成
形後の複数枚の基板Dを縦向きにした状態で一方向に搬
送する送りネジ機構152と、射出成形装置10から上
述のアーム96(図5参照)を介してこの冷却装置15
0に搬送された基板Dを前記送りネジ機構152に投入
するアーム機構154と、送りネジ機構152にて一方
向に搬送された基板Dを1枚ずつ取り出してスタックポ
ール156に重ねる搬送機構158と、送りネジ機構1
52にて搬送過程にある基板Dに対して冷却風を吹き付
ける冷却風発生機160と、これら各種装置を外部の環
境と遮断するための筐体162とを有して構成されてい
る。
【0051】送りネジ機構152は、図8の拡大図に示
すように、3本の送りネジ170a〜170cがそれぞ
れ平行に回転自在に張設されて構成され、各送りネジ1
70a〜170cは、それぞれのネジ溝172に基板D
の外周部分が接触する間隔で配されている。そして、各
送りネジ170a〜170cが図示しない駆動モータに
よりそれぞれ一方向に回転することによって、送りネジ
機構152に配列された複数枚の基板Dは、前記送りネ
ジ機構152の排出位置S2に向かって搬送され、排出
位置S2に到達した基板Dは、搬送機構158によって
送りネジ機構152から取り出されてスタックポール1
56に順番に重ねられる。
【0052】この送りネジ機構152による基板Dの搬
送は、例えばACモータによる連続搬送や、パルスモー
タによる間欠送りなどが考えられる。この実施の形態で
は、間欠送りを採用している。
【0053】また、この実施の形態においては、図8に
示すように、送りネジ機構152に投入される基板Dの
配列ピッチ(隣接する基板Dの間隔)Lは、基板Dの厚
みの6倍以上に設定してある。本例では、前記配列ピッ
チLを基板Dの厚み(1.2mm)の10倍程度、即
ち、約12mmに設定した。
【0054】アーム機構154は、支軸180によって
回転自在に取り付けられ、かつ、射出成形装置10側に
取り付けられた基板取出し機構90におけるアーム(型
開き状態とされた金型12内から基板Dを取り出すため
のアーム)96の上死点の位置から送りネジ機構152
の基板投入位置S1にかけて回転移動するアーム182
を有する。
【0055】このアーム182は、通常、前記基板取出
し機構90におけるアーム96の上死点に対応したとこ
ろに位置しており、前記アーム96が型開き状態とされ
た金型12内から基板Dを取り出して前記上死点に達し
た段階で、例えば真空吸着によって基板Dを受け取るよ
うになっている。基板Dを受け取ったアーム182は、
回転を開始し、これによって、基板Dは、送りネジ機構
152に投入されることになる。
【0056】冷却風発生機160は、送りネジ機構15
2の側面を仕切る側板190の上端に取り付けられ、送
りネジ機構152の基板投入位置S1から10枚分の基
板Dに冷却風があたるように、設置角度や羽根の長さ等
が設定されている。この冷却風発生機160の前記側板
190の上端への取り付けにおいては、例えば蝶番を有
する締結部材を用いれば、冷却風発生機160の設置角
度を容易に変更することができる。
【0057】一方、図7に示す筐体162は、例えばガ
ラス張りで構成され、内部に収容された各種装置を外部
の環境と遮断できるようになっている。この筐体162
の上部には高性能充填層フィルタ(HEPAフィルタ)
200が設置され、該筐体162の下部には排気ダクト
202が設置されており、該HEPAフィルタ200か
ら清浄な空気が筐体162の内部全体に吹き付けられる
ようになっている。
【0058】また、この冷却装置150の筐体162内
は、温度制御が行われ、色素を塗布するときとほぼ同じ
温度(例えば約23℃±0.3℃)に設定されている。
【0059】次に、この冷却装置150の動作について
説明する。まず、射出成形装置10で基板Dが成形され
ると、金型12が型開き状態とされ、この段階で、基板
取出し機構90におけるアーム96によって金型12内
から基板Dが取り出され、該アーム96の上死点まで回
転搬送される。その後、冷却装置150のアーム機構1
54におけるアーム182が基板Dを例えば真空吸着に
よって受け取って、送りネジ機構152の基板投入位置
S1に向かって回転搬送する。
【0060】送りネジ機構152の基板投入位置S1に
投入された基板Dは、該送りネジ機構152の3本の送
りネジ170a〜170cにおけるそれぞれ対応するネ
ジ溝172に接触するように縦向きに載置される。この
基板Dの載置は、送りネジ機構152における基板Dの
間欠送りの停止時間において行われる。送りネジ機構1
52に投入された複数枚の基板Dは、3本の送りネジ1
70a〜170cの回転によって該送りネジ機構152
の排出位置S2に向かって順次搬送される。
【0061】この送りネジ機構152による搬送とHE
PAフィルタ200を通じての上方からの清浄な空気の
流通によって、基板Dは徐々に冷却されることになる。
このとき、基板Dの配列ピッチLが密であると、隣接す
る基板D間に蓄熱が生じ、基板D間における内外周での
温度差が大きくなってしまうという問題がある。
【0062】しかし、この実施の形態では、基板Dの配
列ピッチLを基板Dの厚みの6倍以上(この実施の形態
では10倍程度)に設定しているため、基板D間に清浄
な空気が効率よく流通し、しかも、隣接する基板Dから
の輻射熱による影響も少なくなり、基板Dにおける内外
周での温度差を小さくすることができる。
【0063】更に、本実施の形態では、冷却風発生機1
60からの冷却風を基板Dに吹き付けるようにしている
ため、基板Dを効率よく冷却することができ、冷却のた
めの搬送経路を長くする必要がなくなり、冷却装置15
0のコンパクト化を実現させることができる。
【0064】そして、3本の送りネジ170a〜170
cによってそれぞれ間欠送りされる複数枚の基板Dのう
ち、排出位置S2に到達した基板Dは、搬送の停止期間
に、前記搬送機構158によって該送りネジ機構152
から取り出されて、スタックポール156に向かって搬
送され、更に、該スタックポール156に積層されてい
る基板D上に重ねられる。
【0065】このように、本実施の形態に係る基板の作
製方法においては、射出成形後の基板Dをその板面がほ
ぼ鉛直に沿うように縦置きとし、基板Dの配列ピッチL
を該基板Dの厚みの6倍以上に保ち、これら基板Dに対
して冷却風をあてるようにしたので、各基板Dを迅速
に、かつ、基板Dの内外周で温度差が発生しないように
冷却することができる。
【0066】即ち、基板Dを縦方向に並べる方法を採用
しながらも、基板Dの外周側と内周側の冷却速度を一定
にすることができ、反りや面振れ等の機械的特性のばら
つき等のない安定した基板Dを生産することができる。
これは、光情報記録媒体の特性の向上につながる。
【0067】ここで、好ましい態様について説明する。
まず、基板Dの配列ピッチLは、基板Dの厚さの6倍以
上が好ましく、更に好ましくは8倍以上がよい。また、
基板Dの配列ピッチLの上限としては基板Dの厚みの1
00倍以下が好ましく、更に好ましくは50倍以下、最
も好ましくは30倍以下がよい。
【0068】ところで、基板Dに対する冷却が外内周で
均一に進まないと、局所的な反りが発生して品質上、問
題となる。冷却中に基板Dを支持している部材(この例
では、送りネジ170a〜170c)の熱伝導率が高い
と、接触部分近辺だけの温度が急激に低減して、その部
分と他の部分との温度差のために局所的な反りが発生す
るおそれがある。これを防止するためには、前記基板D
を支持する部材(送りネジ170a〜170c)は樹脂
製であることが好ましい。樹脂の材質としては、機械加
工できるものであれば何でもよいが、ポリアセタールが
好ましい。
【0069】基板Dを搬送する機構としては、本実施の
形態に示すように、前記基板Dを一方向に搬送するため
の送りネジ機構152を用いることが好ましい。従来か
ら用いられているマガジン方式も考えられるが、マガジ
ン方式で基板Dを一方向に搬送させる場合は、基板Dを
マガジン内に収容させる際に、基板Dの収容位置を毎回
異ならせたり、マガジンを少しずつ動かす必要があり、
これは、可動部分が増え、ゴミの発生の原因となる。
【0070】一方、送りネジ機構152では、送りネジ
170a〜170cを回転させるだけで基板Dが一方向
に搬送されるため、上述のような可動部分の増加はな
く、ゴミの発生も少なくなる。
【0071】基板Dを搬送する機構として、送りネジ機
構152を用いた場合は、該送りネジ機構152のう
ち、基板Dと接触する部分が滑りやすい関係にあること
が好ましい。また、常時、基板Dを滑らせることになる
ため、送りネジ機構152のうち、基板Dと接触する部
分や基板D自体も摩耗したりけずれたりしない材質が好
ましい。摩耗したりけずれたりすると、その際に発生し
たゴミが基板Dに付着し、基板D上に記録層を形成した
ときに、記録層上の欠陥となり、エラー発生の原因とな
る。
【0072】滑りやすく、けずれにくい材質としては、
自己潤滑性のある材質が好ましい。また、基板Dの材質
と強度が大きく異ならない材質が好ましい。これらの条
件を満足する材料としては、上述したポリアセタールが
挙げられる。
【0073】前記送りネジ機構152によって基板Dを
間欠送りする場合に、間欠送りのピッチ時間は1秒〜6
0秒であることが好ましい。このピッチ時間が長すぎる
と、例えば最後に縦置きされた基板Dについて、その周
囲の温度分布の悪い状況が長く経過することになり、基
板Dの不要な反りの原因となる。他方、前記ピッチ時間
が短すぎると、冷却が十分に進まず、これも不要な反り
の原因となる。
【0074】従って、前記ピッチ時間としては、長くと
も60秒以下、好ましくは30秒以下、最も好ましくは
15秒以下がよく、短くとも1秒以上、好ましくは2秒
以上、最も好ましくは3秒以上がよい。
【0075】また、前記送りネジ機構152によって基
板Dを一方向に搬送する際に、前記基板Dを回転させる
ようにしてもよい。この場合、冷却風が満遍なく基板D
に吹き付けられることから、基板Dの内外周での温度差
をより小さくすることができる。
【0076】また、各基板Dに対する冷却時間としては
3分以上が好ましく、更に好ましくは4分以上、最も好
ましくは6分以上がよい。
【0077】射出成形直後は基板Dの温度が高温となっ
ているため、そのまま基板Dを送りネジ機構152の3
本の送りネジ170a〜170c間に縦置きしてしまう
と、これら送りネジ170a〜170cが変形してしま
うおそれがある。そのため、射出成形の型開きから基板
Dを縦置きにするまでの時間としては1秒以上、好まし
くは2秒以上、最も好ましくは3秒以上経ってから縦置
きするとよい。また、前記基板Dの温度が115℃以
下、好ましくは105℃以下、最も好ましくは95℃以
下になってから縦置きするとよい。
【0078】特に、本実施の形態では、射出成形装置1
0から射出成形直後の基板Dを基板取出し機構90のア
ーム96によって取り出した後、基板Dをアーム機構1
54のアーム182に受け渡して前記送りネジ機構15
2の基板投入位置S1に投入するようにしているため、
射出成形の型開きから基板Dを縦置きにするまでの時間
として1秒以上を容易に確保でき、また、基板Dの温度
が115℃以下となった段階で前記送りネジ機構152
に縦置きすることができる。
【0079】ところで、冷却風に塵埃が含まれている
と、これが基板Dに付着して記録媒体の欠陥となるおそ
れがある。特に、色素を含有する記録層を例えばスピン
コートで形成する場合、ゴミの存在が大きな欠陥をもた
らすため、注意が特に必要となるが、基板Dが帯電して
いなければゴミの付着の確率は低くなる。そこで、前記
基板Dを除電しながら該基板Dに対して冷却風をあてる
ことが好ましい。
【0080】また、冷却風は、クリーンフィルタを通過
した清浄な空気を直接用いることが好ましい。また、除
電のために除電バーを設けたり、除電風発生機(冷却風
発生機160が兼用)によって除電風をあてることが好
ましい。基板Dにあてる空気のすべてを除電風にせず
に、一部だけ除電風にしても効果がある。例えば本実施
の形態において、冷却風発生機160からの冷却風と、
HEPAフィルタ200からの清浄な空気のうち、冷却
風を除電風にすること等である。
【0081】
【実施例】次に、1つの実験例について説明する。この
実験例は、図7及び図8に示す冷却装置150で基板D
を冷却する場合において、実施例1及び2並びに比較例
に関し、基板Dの配列ピッチを変えたときの基板Dの外
周温度、内周温度及び面振れ量をみたものである。基板
Dの外周温度及び内周温度は、射出成形後3分経過した
時点での温度であり、間欠送りによるピッチ時間は10
秒とした。
【0082】そして、実施例1は基板Dの配列ピッチL
を12mmとし、実施例2は基板Dの配列ピッチLを2
4mmとし、比較例は基板Dの配列ピッチLを6mmと
した。
【0083】面振れ量は、基板Dを1周回転させたとき
における記録面の上ピークと下ピークとの差を示すもの
で、例えば機械特性測定器LM1200(小野測器製)
を用いて計測した。この面振れ量が大きいと、1周内で
記録条件の変動となり、これにより、ピットの開き方に
むらが生じジッタが大きくなる。ジッタが大きくなる
と、情報の読取り時のエラー発生率が高くなるという問
題がある。
【0084】前記実験結果を図9に示す。この実験結果
から、実施例1及び2では、基板Dの外周温度と内周温
度との差が0.1℃〜0.2℃程度であり、面振れ量も
35μm、32μmというように非常に小さい値となっ
ている。
【0085】一方、比較例は、基板Dの外周温度と内周
温度との差が10℃近くもあり、面振れ量も計測器の測
定可能範囲(500μm)を超え、測定不能であった。
【0086】この実験結果から、基板Dの配列ピッチL
を広くとることで、基板Dの外周側と内周側の冷却速度
を一定にすることができ、反りや面振れ等の機械的特性
のばらつき等のない安定した基板Dを生産することがで
きることがわかる。
【0087】なお、この発明に係る光情報記録媒体の製
造方法は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨
を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもち
ろんである。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光情
報記録媒体の製造方法によれば、基板を縦方向に並べる
方法を採用しながらも、基板の外周側と内周側の冷却速
度を一定にすることができ、反りや面振れ等の機械的特
性のばらつき等のない安定した基板を生産することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る基板の作製方法の射出成形
工程で使用される射出成形装置を示す構成図である。
【図2】前記射出成形装置の金型の部分を拡大して示す
縦断面図である。
【図3】前記射出成形装置におけるスタンパの取付部分
の構成を拡大して示す縦断面図である。
【図4】前記射出成形装置に取り付けられる基板取出し
機構を示す構成図である。
【図5】前記基板取出し機構の動作を示す説明図であ
る。
【図6】前記射出成形装置の動作を示すシーケンス図で
ある。
【図7】本実施の形態に係る基板の作製方法の冷却工程
で使用される冷却装置を示す構成図である。
【図8】冷却装置の筐体内に設置される各種装置の構成
を示す拡大図である。
【図9】実験例の結果を示す図表である。
【符号の説明】
10…射出成形装置 12…金型 90…基板取出し機構 96…アーム 150…冷却装置 152…送り
ネジ機構 154…アーム機構 156…スタ
ックポール 158…搬送機構 160…冷却
風発生機 162…筐体 170a〜1
70c…送りネジ 182…アーム 200…HE
PAフィルタ 202…排気ダクト D…基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光情報記録媒体の基板を射出成形によって
    製造する工程を含む光情報記録媒体の製造方法におい
    て、 射出成形後の基板をその板面がほぼ鉛直に沿うように縦
    置きとし、 各基板の配列ピッチである基板間隔を前記基板の厚みの
    6倍以上に保ち、 これら基板に対して冷却風をあてることを特徴とする光
    情報記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光情報記録媒体の製造方法
    において、 前記射出成形後の基板を支持する部材が樹脂製であるこ
    とを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光情報記録媒体の製造方法
    において、 前記基板を支持する部材として、前記基板を一方向に搬
    送するための送りネジ機構を用いることを特徴とする光
    情報記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光情報記録媒体の製造方法
    において、 前記送りネジ機構によって基板を間欠送りする場合に、
    間欠送りのピッチ時間が1秒〜60秒であることを特徴
    とする光情報記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の光情報記録媒体の製
    造方法において、 前記送りネジ機構によって、前記基板を回転させながら
    一方向に搬送させることを特徴とする光情報記録媒体の
    製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の光情
    報記録媒体の製造方法において、 各基板に対する冷却時間が3分以上であることを特徴と
    する光情報記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の光情
    報記録媒体の製造方法において、 射出成形の型開きから前記基板を縦置きにするまでの時
    間が1秒以上であることを特徴とする光情報記録媒体の
    製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の光情
    報記録媒体の製造方法において、 前記基板の温度が115℃以下となった段階で縦置きす
    ることを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の光情
    報記録媒体の製造方法において、 前記基板間隔が、前記基板の厚みの100倍以下である
    ことを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の光
    情報記録媒体の製造方法において、 前記基板を除電しながら該基板に対して冷却風をあてる
    ことを特徴とする光情報記録媒体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005057569A1 (ja) * 2003-12-09 2005-06-23 Kitano Co., Ltd. 光ディスクの冷風冷却装置
WO2005073964A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Kitano Co., Ltd. 加熱冷却装置
US7347959B2 (en) * 1999-11-10 2008-03-25 Fujifilm Corporation Information recording medium and method of manufacturing same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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