JP2000137538A - ジョイスティックおよびこれを備えたツマミ操作装置 - Google Patents

ジョイスティックおよびこれを備えたツマミ操作装置

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JP2000137538A
JP2000137538A JP10309262A JP30926298A JP2000137538A JP 2000137538 A JP2000137538 A JP 2000137538A JP 10309262 A JP10309262 A JP 10309262A JP 30926298 A JP30926298 A JP 30926298A JP 2000137538 A JP2000137538 A JP 2000137538A
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Yasuyuki Sakamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パネルとプリント基板との間隔が大きい
場合であっても、ジョイスティック操作ツマミの操作量
を確実に検出できるジョイスティックを提供することを
目的とする。 【解決手段】 ジョイスティック操作ツマミ28を傾け
ると、支持部材11によって中間部15が支持された揺
動自在の中間部材14を介してプリント基板2に取り付
けられた操作方向検出用スイッチ10a,10bなどを
操作するので、操作パネル1とプリント基板2との間隔
が大きい場合であっても、ジョイスティック操作ツマミ
28の傾き量が前記間隔が小さい場合と同様の傾きだけ
で操作量を確実に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響機器、映像機
器、通信機器などの前面パネル部に設けられているジョ
イスティックおよびこれを備えたツマミ操作装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ジョイスティックを備えた従来のツマミ
操作装置は、図7と図8に示すように構成されている。
【0003】操作パネル1の背面に設けられたプリント
基板2には、操作ツマミ操作ツマミ3の回転操作を検出
する環状のロータリーエンコーダ4が取り付けられてい
る。また、ロータリーエンコーダ4の中央にはジョイス
ティック用の4方向検出スイッチブロック5がプリント
基板2に設けられている。
【0004】操作ツマミ3はロータリーエンコーダ4の
操作軸6に係合して回転自在に支持されている。4方向
検出スイッチブロック5の操作軸7にはジョイスティッ
ク操作ツマミ8が取り付けられている。
【0005】このツマミ操作装置では、操作パネル1か
ら突出した操作ツマミ3を操作すると、この回動をロー
タリーエンコーダ4が検出する。操作ツマミ3の中央に
露出したジョイスティック操作ツマミ8を操作すると、
4方向検出スイッチブロック5がその操作された方向を
検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなツマミ操作
装置においては、操作ツマミ3を背面から照明しようと
しても操作パネル1とプリント基板2との間隔g1が小
さくて、適切な照明状態を得ることが難しい。
【0007】そこで、図9に示すように操作パネル1と
プリント基板2との間隔をg2と大きくしてプリント基
板2の上に取り付けた光源によって操作ツマミ3を照明
することが考えられるが、この場合にはジョイスティッ
ク操作ツマミ8の軸の長さが間隔g2に応じて図7の場
合よりも長くなってしまうため、同じ4方向検出スイッ
チブロック5を使用した場合には、利用者がジョイステ
ィック操作ツマミ8の操作量を図7の場合よりも大きく
操作しないと、4方向検出スイッチブロック5が入力操
作を正常に検出できないという問題がある。
【0008】本発明は操作パネルとプリント基板との間
隔が大きい場合であっても、ジョイスティック操作ツマ
ミの操作量を確実に検出できるジョイスティックおよび
これを備えた操作ツマミ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のジョイスティッ
クおよびこれを備えた操作ツマミ装置は、支持部材によ
って中間部が支持された揺動自在の中間部材を介してプ
リント基板に取り付けられた操作方向検出用スイッチを
操作することを特徴とする。
【0010】この本発明のジョイスティックおよびこれ
を備えた操作ツマミ装置によると、操作パネルとプリン
ト基板との間隔が大きい場合であっても、ジョイスティ
ック操作ツマミの操作量を確実に検出できる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載のジョイスティック
は、操作パネルの背面とは間隔をおいて配置されたプリ
ント配線に取り付けられた複数の操作方向検出用スイッ
チと、前記プリント基板に一端が支持され他端が前記操
作パネルの背面に向かって延びる支持部材と、支持部材
の前記他端によって中間部が支持されて揺動自在で一端
が前記操作方向検出用スイッチの操作部に接触可能で他
端が前記操作パネルの近傍に位置する中間部材とを設け
たことを特徴とする。
【0012】請求項2記載のジョイスティックは、請求
項1において、中間部材の中間部と支持部材との接触部
には、一方に角錐の突起を形成し、他方には前記突起の
角錐形状に対応した凹部を形成したことを特徴とする。
【0013】請求項3記載のジョイスティックは、請求
項1または請求項2において、操作方向検出用スイッチ
は、直行する4方向を各別に検出するように支持部材を
囲むように4つのスイッチをプリント基板に取り付け、
隣接する前記スイッチの間に操作パネルの側に光を出射
する光源を配設したことを特徴とする。
【0014】請求項4記載のツマミ操作装置は、請求項
1〜請求項3に記載の中間部材と同心上に回転自在に取
り付けられて操作パネルから操作可能な回転ツマミと、
前記回転ツマミの回動を検出する検出手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5記載のツマミ操作装置は、請求項
4において、回転ツマミを、操作パネルに係合させて回
動自在に支持したことを特徴とする。以下、本発明の実
施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0016】図1と図2は本発明のツマミ操作装置の組
み立て状態と分解状態を示している。操作パネル1の背
面に間隔g2で取り付けられたプリント基板2には、孔
9を取り囲むように、図3(b)に示す4つのタクトス
イッチ10a,10b,10c,10dが取り付けられ
ている。
【0017】プリント基板2の孔9には、支持部材11
の一端に一体に成形されているピン12を挿入して支持
されている。この支持部材11の他端には凹部13が形
成されている。さらに詳しくは、凹部13は開口面が正
方形で奥になるに従って開口面の正方形が小さくなる形
状である。
【0018】支持部材11の他端には、中間部材14が
被せられている。中間部材14の長さ方向の中間部15
から下側には、図6にも示すように4つの脚16a,1
6b,16c,16dが形成され、中間部15から上に
は外側に操作軸17が形成され、中間部15の下側で脚
16a〜16dの中央には図6に示すように支持部材1
1の前記凹部13に係合する四角錐の突起18がそれぞ
れ一体に形成されている。
【0019】プリント基板2の上でタクトスイッチ10
bの外側には、自己復帰型の双倒型のレバースイッチ1
9が取り付けられている。また、図3(b)にも示すよ
うにタクトスイッチ10a〜10dの間には発光ダイオ
ード20a〜20dが取り付けられている。
【0020】さらに、上記の部品が組み付けられたプリ
ント基板2には、ガイド部材21が取り付けられる。こ
のガイド部材21には、前記支持部材11の四隅の角部
22に係合する柱23が形成されている。柱23の先端
は連結されて開口24が形成されている。柱23のプリ
ント基板2の側には、プリント基板2の孔25に挿入さ
れて先端がプリント基板2の裏面に係合する爪26が一
体に形成されている。
【0021】なお、ガイド部材21の開口24からは中
間部材14の操作軸17が突出している。また、ガイド
部材21の内側で中間部材14との間には圧縮コイルバ
ネ27が介装されている。
【0022】ガイド部材21から突出した中間部材14
の操作軸17の先端には、ジョイスティック操作ツマミ
28が取り付けられている。操作パネル1のツマミ孔2
9には、底部の外周に前記レバースイッチ19の感知レ
バー19aに係合する歯部30が形成された筒状操作体
31が回転自在に挿入されており、弾性爪32が操作パ
ネル1の背面に係合している。筒状操作体31の操作パ
ネル側の開口には、図3(a)にも示すように中央に前
記ジョイスティック操作ツマミ28が臨む円形の窓33
が形成された円盤状の回転操作用ツマミ34が取り付け
られている。なお、この回転操作用ツマミ34の材質
は、透過性の合成樹脂から成形されている。
【0023】このように構成したため、ジョイスティッ
ク操作ツマミ28が操作されていない状態では、中間部
材14は支持部材11に圧縮コイルバネ27によって付
勢されており、図4(a)に示すように中間部材14の
脚16a〜16dの何れもがタクトスイッチ10a〜1
0dを操作しない中立姿勢になっている。なお、中間部
材14の支持部材11の周方向の位置は支持部材11の
凹部13の形状が中間部材14の突起18に対応した共
に四角錐の凹凸の係合であって、図3に示す矢印マーク
35の方向にジョイスティック操作ツマミ28が操作さ
れた場合に中間部材14が図1に破線で示すように揺動
して、脚16a〜16dのうちの該当する脚がタクトス
イッチを押圧操作する。
【0024】このように操作方向検出用スイッチとして
のタクトスイッチ10a〜10dは、支持部材11に当
接する中間部材14の中間部15を支点として揺動する
中間部材14によって操作されるので、操作パネル1と
プリント基板2との間隔が図9に示した広い間隔のg2
と同じであっても、図9に示した場合よりも少ない量だ
けジョイスティック操作ツマミ28を傾けるだけでタク
トスイッチを確実に操作できる。
【0025】また、ジョイスティック操作ツマミ28の
操作力を解除すると、中間部材14は圧縮コイルバネ2
7による付勢力ならびに、支持部材11と中間部材14
の前記四角錐の凹凸の係合との作用によって、安定した
上記の中立位置に自己復帰し、実際の操作方向とジョイ
スティック操作ツマミ28の矢印マーク35で示される
操作方向の表示との不一致を防止できる。
【0026】回転操作用ツマミ34を回転させると、図
4(b)に示すように筒状操作体31を介してレバース
イッチ19が歯部30によって操作され、レバースイッ
チ19の出力から回転操作用ツマミ34の回動の方向と
量を読み取ることができる。
【0027】さらに、発光ダイオード20a〜20dを
設けると共に回転操作用ツマミ34を透過性の合成樹脂
から成形したため、回転操作用ツマミ34を背面から適
切に照明できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のジョイスティックは、操
作パネルの背面とは間隔をおいて配置されたプリント配
線に取り付けられた複数の操作方向検出用スイッチと、
前記プリント基板に一端が支持され他端が前記操作パネ
ルの背面に向かって延びる支持部材と、支持部材の前記
他端によって中間部が支持されて揺動自在で一端が前記
操作方向検出用スイッチの操作部に接触可能で他端が前
記操作パネルの近傍に位置する中間部材とを設け、支持
部材によって中間部が支持された揺動自在の中間部材を
介してプリント基板に取り付けられた操作方向検出用ス
イッチを操作するので、操作パネルとプリント基板との
間隔が大きい場合であっても、ジョイスティック操作ツ
マミの操作量を確実に検出できるものである。
【0029】請求項2記載のジョイスティックは、前記
中間部材の中間部と支持部材との接触部には、一方に角
錐の突起を形成し、他方には前記突起の角錐形状に対応
した凹部を形成した場合には、安定した中立位置を得る
ことができ、実際の操作方向とジョイスティック操作ツ
マミの操作方向を示すマークで示される操作方向の表示
との不一致を防止できる。
【0030】請求項3記載のジョイスティックは、前記
操作方向検出用スイッチは、直行する4方向を各別に検
出するように支持部材を囲むように4つのスイッチをプ
リント基板に取り付け、隣接する前記スイッチの間に操
作パネルの側に光を出射する光源を配設したため、ジョ
イスティック操作ツマミの外周部に回転操作ツマミが設
けられた場合にはこれを背面から適切に透過照明でき
る。
【0031】請求項4記載のツマミ操作装置は、上記の
ジョイスティックの中間部材と同心上に回転自在に取り
付けられて操作パネルから操作可能な回転ツマミと、前
記回転ツマミの回動を検出する検出手段とを設けたた
め、ジョイスティックを備えたツマミ操作装置を実現で
きる。
【0032】請求項5記載のツマミ操作装置は、前記回
転ツマミを操作パネルに係合させて回動自在に支持した
ため、従来のようにプリント基板に取り付けた部品に回
転ツマミを取り付けて操作パネルに引き出したものに比
べて、操作パネルとプリント基板との間隔が変化した場
合でも、操作パネルにおける回転ツマミの位置は変化せ
ず、また、ツマミ操作時のグラツキが大幅に改善でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のツマミ操作装置の正面断
面図
【図2】同実施の形態の分解図
【図3】同実施の形態の操作パネルの平面図とプリント
基板上に部品を取り付けた状態の平面図
【図4】同実施の形態のジョイスティック操作ツマミが
中立位置と回転操作用ツマミを回転操作した状態の断面
【図5】同実施の形態の仕上がり状態における支持部材
の横断面図
【図6】同実施の形態の中間部材の底面図
【図7】従来のツマミ操作装置の正面断面図
【図8】同従来例の分解図
【図9】発明が解決しようとする課題の説明図
【符号の説明】
1 操作パネル 2 プリント基板 10a,10b,10c,10d タクトスイッチ 11 支持部材 13 支持部材11の凹部 14 中間部材 15 中間部材の中間部 16a,16b,16c,16d 中間部材の脚 17 中間部材の操作軸 18 中間部材の突起 19 自己復帰型の双倒型のレバースイッチ 20a〜20d 発光ダイオード 21 ガイド部材 27 圧縮コイルバネ 28 ジョイスティック操作ツマミ 34 回転操作用ツマミ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作パネルの背面とは間隔をおいて配置さ
    れたプリント配線に取り付けられた複数の操作方向検出
    用スイッチと、 前記プリント基板に一端が支持され他端が前記操作パネ
    ルの背面に向かって延びる支持部材と、 支持部材の前記他端によって中間部が支持されて揺動自
    在で一端が前記操作方向検出用スイッチの操作部に接触
    可能で他端が前記操作パネルの近傍に位置する中間部材
    とを設けたジョイスティック。
  2. 【請求項2】中間部材の中間部と支持部材との接触部に
    は、一方に角錐の突起を形成し、他方には前記突起の角
    錐形状に対応した凹部を形成した請求項1記載のジョイ
    スティック。
  3. 【請求項3】操作方向検出用スイッチは、直行する4方
    向を各別に検出するように支持部材を囲むように4つの
    スイッチをプリント基板に取り付け、隣接する前記スイ
    ッチの間に操作パネルの側に光を出射する光源を配設し
    た請求項1または請求項2記載のジョイスティック。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3に記載の中間部材と同
    心上に回転自在に取り付けられて操作パネルから操作可
    能な回転ツマミと、 前記回転ツマミの回動を検出する検出手段とを設けたツ
    マミ操作装置。
  5. 【請求項5】回転ツマミを、操作パネルに係合させて回
    動自在に支持した請求項4記載のツマミ操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110579982A (zh) * 2018-06-07 2019-12-17 班安欧股份公司 控制单元
JP2021124668A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 キヤノン株式会社 情報入力装置及びその撮像装置
JP2021124667A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 キヤノン株式会社 情報入力装置及びその撮像装置

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