JP2000137461A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JP2000137461A JP2000137461A JP11353417A JP35341799A JP2000137461A JP 2000137461 A JP2000137461 A JP 2000137461A JP 11353417 A JP11353417 A JP 11353417A JP 35341799 A JP35341799 A JP 35341799A JP 2000137461 A JP2000137461 A JP 2000137461A
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- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動解像度特性に優れ、動エッジ部での色にじ
みが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラー
画像表示装置を提供する。 【解決手段】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、1フィールド期間内の
複数のサブフィールドを、各サブフィールドに割り当て
られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
配列部分とからなるグループが複数個含まれるように配
置し、最大発光重みのサブフィールドを各グループのそ
れぞれに含ませ、各最大発光重みのサブフィールドを略
1/2フィールドの間隔で配置する。
みが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラー
画像表示装置を提供する。 【解決手段】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、1フィールド期間内の
複数のサブフィールドを、各サブフィールドに割り当て
られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
配列部分とからなるグループが複数個含まれるように配
置し、最大発光重みのサブフィールドを各グループのそ
れぞれに含ませ、各最大発光重みのサブフィールドを略
1/2フィールドの間隔で配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に係
り、特に、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色にじ
みが目立ちにくい高画質の動画像を表示可能な画像表示
装置に関する。
り、特に、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色にじ
みが目立ちにくい高画質の動画像を表示可能な画像表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来からのブラウン管(CRT)
表示装置に代わって、薄型軽量で画面歪みが少なく、か
つ地磁気の影響を受けにくい、液晶やプラズマを封止し
たフラットパネル型のディスプレイ装置が普及しつつあ
る。この中でも特に、自発光型により広い視野角を有
し、大型パネルの作成が比較的容易なプラズマディスプ
レイ装置が次世代のカラー画像表示装置として注目され
ている。このようなフラットパネル型のディスプレイ装
置では、1つの画素を赤(R)、緑(G)、青(B)の
3つの発光セルにより構成し、各発光セルの発光量を制
御することによりカラー表示を実現している。
表示装置に代わって、薄型軽量で画面歪みが少なく、か
つ地磁気の影響を受けにくい、液晶やプラズマを封止し
たフラットパネル型のディスプレイ装置が普及しつつあ
る。この中でも特に、自発光型により広い視野角を有
し、大型パネルの作成が比較的容易なプラズマディスプ
レイ装置が次世代のカラー画像表示装置として注目され
ている。このようなフラットパネル型のディスプレイ装
置では、1つの画素を赤(R)、緑(G)、青(B)の
3つの発光セルにより構成し、各発光セルの発光量を制
御することによりカラー表示を実現している。
【0003】また、プラズマディスプレイ装置のよう
に、発光と非発光との中間の階調表示が困難な表示デバ
イスでは、R,G,Bの各発光セルの発光量を制御して
中間階調を表示する方式として、いわゆるサブフィール
ド方式が採用されている。サブフィールド方式では、1
フィールドを時間軸上で複数のサブフィールドに分割し
て各サブフィールドに固有の発光重みを割り当て、各サ
ブフィールドでの発光の有無を制御することにより輝度
の階調が表現される。
に、発光と非発光との中間の階調表示が困難な表示デバ
イスでは、R,G,Bの各発光セルの発光量を制御して
中間階調を表示する方式として、いわゆるサブフィール
ド方式が採用されている。サブフィールド方式では、1
フィールドを時間軸上で複数のサブフィールドに分割し
て各サブフィールドに固有の発光重みを割り当て、各サ
ブフィールドでの発光の有無を制御することにより輝度
の階調が表現される。
【0004】例えば、1フィールドを6つのサブフィー
ルドSF0〜SF5に分割し、それぞれ1、2、4、
8、16、32の比率で発光重みを割り当てることによ
り、サブフィールドSF0〜SF5のいずれもが発光し
ない階調“0”から、6つのサブフィールドが全て発光
する階調“63”(=1+2+4+8+16+32)ま
での64階調を表現することができる。
ルドSF0〜SF5に分割し、それぞれ1、2、4、
8、16、32の比率で発光重みを割り当てることによ
り、サブフィールドSF0〜SF5のいずれもが発光し
ない階調“0”から、6つのサブフィールドが全て発光
する階調“63”(=1+2+4+8+16+32)ま
での64階調を表現することができる。
【0005】このように、R,G,Bの各発光セルの発
光量をサブフィールド方式により制御するカラー画像表
示装置では、動画像を表示した際の画質が、第1に、
R,G,Bの各セルの発光に関する時間応答特性(以
下、単に発光応答特性と表現する場合もある)と、第2
に、各フィールド内で各サブフィールドに割当てられる
発光重みの配列との影響を大きく受ける。
光量をサブフィールド方式により制御するカラー画像表
示装置では、動画像を表示した際の画質が、第1に、
R,G,Bの各セルの発光に関する時間応答特性(以
下、単に発光応答特性と表現する場合もある)と、第2
に、各フィールド内で各サブフィールドに割当てられる
発光重みの配列との影響を大きく受ける。
【0006】R,G,Bの各セルの発光応答特性は、制
御回路から発光開始の指示が与えられてから実際にセル
が所望の発光輝度に至るまでの立ち上がり時間特性と、
発光終了指示後の残光時間特性とを示すものであるが、
一般的に、残光時間の長いものは立ち上がり時間も遅く
なるので、通常は残光時間が発光の時間応答特性を代表
する尺度として用いられる。したがって、以下でも“残
光時間”(発光のピークから1/10に減衰するまでの
時間)で発光応答特性を代表するものとするが、この
“残光時間”には“立ち上がり時間特性”が内在するも
のとする。
御回路から発光開始の指示が与えられてから実際にセル
が所望の発光輝度に至るまでの立ち上がり時間特性と、
発光終了指示後の残光時間特性とを示すものであるが、
一般的に、残光時間の長いものは立ち上がり時間も遅く
なるので、通常は残光時間が発光の時間応答特性を代表
する尺度として用いられる。したがって、以下でも“残
光時間”(発光のピークから1/10に減衰するまでの
時間)で発光応答特性を代表するものとするが、この
“残光時間”には“立ち上がり時間特性”が内在するも
のとする。
【0007】このようなカラー画像表示装置では、発光
応答特性が短いほど理想的な動作が可能であるが、ゼロ
にすることは不可能である。また、発光応答特性は、発
光セルとして用いられる蛍光体材料などの材料の物理特
性に大きく依存し、発光波長の異なるR,G,B各セル
の応答特性を均一に揃えることは非常に困難である。こ
のため、動画像を表示した際には、各発光セルの時間応
答の差により、R,G,Bの発光が時間的にずれて重畳
し、色ずれが生じてしまうことがある。この色ずれは、
黒から白、あるいは白から黒といったような輝度変化の
激しいエッジ部分において、原画像に本来ない色が知覚
される現象となって表れ、動画像表示の際の著しい画質
劣化となる。
応答特性が短いほど理想的な動作が可能であるが、ゼロ
にすることは不可能である。また、発光応答特性は、発
光セルとして用いられる蛍光体材料などの材料の物理特
性に大きく依存し、発光波長の異なるR,G,B各セル
の応答特性を均一に揃えることは非常に困難である。こ
のため、動画像を表示した際には、各発光セルの時間応
答の差により、R,G,Bの発光が時間的にずれて重畳
し、色ずれが生じてしまうことがある。この色ずれは、
黒から白、あるいは白から黒といったような輝度変化の
激しいエッジ部分において、原画像に本来ない色が知覚
される現象となって表れ、動画像表示の際の著しい画質
劣化となる。
【0008】以下、エッジ部の色つき妨害発生の過程
を、図3、4を用いて説明する。図3に示したように、
黒い背景31に白い矩形状のパターン32を表示装置の
画面に表示させ、この白い矩形パターン32を右方向に
移動させる場合を考える。この際に白と黒との境界に発
生する色つき妨害を図4に示す。
を、図3、4を用いて説明する。図3に示したように、
黒い背景31に白い矩形状のパターン32を表示装置の
画面に表示させ、この白い矩形パターン32を右方向に
移動させる場合を考える。この際に白と黒との境界に発
生する色つき妨害を図4に示す。
【0009】図4(a) は、各発光セルの強度(振幅)を
示し、同図(b) は、画面上に表示される色を表してい
る。同図(a) に示したように、R、G、Bのうち、例え
ばGの発光応答がR,Bに比較して遅いと、破線で示し
たGの発光応答が、実線で示したR,Bに比較して遅れ
ることにより、エッジ領域A,Bに色つきが発生する。
さらに具体的に言えば、エッジ領域Aでは、同図(b) に
示したように、R,Bに対してGの振幅が不足すること
によりマゼンタ(R+B)が知覚され、エッジ領域Bで
は、Gの振幅過剰により緑(G)が知覚される。色つき
の発生するエッジ領域は、動画速度が大きくなるほど広
がる。
示し、同図(b) は、画面上に表示される色を表してい
る。同図(a) に示したように、R、G、Bのうち、例え
ばGの発光応答がR,Bに比較して遅いと、破線で示し
たGの発光応答が、実線で示したR,Bに比較して遅れ
ることにより、エッジ領域A,Bに色つきが発生する。
さらに具体的に言えば、エッジ領域Aでは、同図(b) に
示したように、R,Bに対してGの振幅が不足すること
によりマゼンタ(R+B)が知覚され、エッジ領域Bで
は、Gの振幅過剰により緑(G)が知覚される。色つき
の発生するエッジ領域は、動画速度が大きくなるほど広
がる。
【0010】このように、本来の映像信号は白色と黒色
のみであるのに対して、動きによって原画像にない色
(マゼンタや緑)が知覚され、大きな画質劣化となる。
特に、プラズマディスプレイ等においては、Gの発光セ
ルとして残光時間が12ms以上の材料が用いられるこ
とが多く、R,Bに比較して応答が遅れるため、エッジ
領域の色つきが大きな画質劣化要因となっていた。
のみであるのに対して、動きによって原画像にない色
(マゼンタや緑)が知覚され、大きな画質劣化となる。
特に、プラズマディスプレイ等においては、Gの発光セ
ルとして残光時間が12ms以上の材料が用いられるこ
とが多く、R,Bに比較して応答が遅れるため、エッジ
領域の色つきが大きな画質劣化要因となっていた。
【0011】一方、サブフィールド方式により中間階調
を表現する表示装置においては、各フィールド内での各
サブフィールドの発光重み配列により動解像度が大きく
左右される。動解像度を劣化させないためには、1フィ
ールド毎に到来する映像信号を、各フィールド期間内の
極めて短期間にインパルス的に発光させることが望まし
い。CRTによる表示装置では、水平垂直の走査処理に
1フィールドの時間を要するが、特定の画面位置の1画
素に着目すると1フィールド毎にインパルス的な発光が
行われている。
を表現する表示装置においては、各フィールド内での各
サブフィールドの発光重み配列により動解像度が大きく
左右される。動解像度を劣化させないためには、1フィ
ールド毎に到来する映像信号を、各フィールド期間内の
極めて短期間にインパルス的に発光させることが望まし
い。CRTによる表示装置では、水平垂直の走査処理に
1フィールドの時間を要するが、特定の画面位置の1画
素に着目すると1フィールド毎にインパルス的な発光が
行われている。
【0012】しかしながら、サブフィールド方式による
階調表示では、フィールド毎に到来する映像信号を各フ
ィールド期間内で複数のサブフィールドに分割して発光
・表示するため、短期間でインパルス的に発光させるこ
とはできず、CRTと同等の動解像度特性を実現するこ
とは困難である。
階調表示では、フィールド毎に到来する映像信号を各フ
ィールド期間内で複数のサブフィールドに分割して発光
・表示するため、短期間でインパルス的に発光させるこ
とはできず、CRTと同等の動解像度特性を実現するこ
とは困難である。
【0013】以下、サブフィールドでの発光重み配列に
応じて動解像度が劣化する現象について、図5、図6、
図7を用いて説明する。図5に例示した6分割のサブフ
ィールド構成により、ゼロから63までの64階調を表
現する表示装置において、図3に示した白い矩形パター
ン32を表示させる場合を考える。白(階調63)表示
の画素に着目すると、この画素では、1フィールドの先
頭からサブフィールドSF0、SF1、SF2、SF
3、SF4、SF5が全て発光し、その発光強度の比率
は16、4、1、2、8、32となるので、フィールド
の前後にエネルギーの集中した略谷型の発光重み配列と
なる。
応じて動解像度が劣化する現象について、図5、図6、
図7を用いて説明する。図5に例示した6分割のサブフ
ィールド構成により、ゼロから63までの64階調を表
現する表示装置において、図3に示した白い矩形パター
ン32を表示させる場合を考える。白(階調63)表示
の画素に着目すると、この画素では、1フィールドの先
頭からサブフィールドSF0、SF1、SF2、SF
3、SF4、SF5が全て発光し、その発光強度の比率
は16、4、1、2、8、32となるので、フィールド
の前後にエネルギーの集中した略谷型の発光重み配列と
なる。
【0014】図6は、順次入力されるフィールド1、フ
ィールド2…の映像信号が谷型サブフィールドの発光重
み配列を有する場合の発光量の分布を示している。この
ような谷型のサブフィールド配置では、各フィールドの
境界T1の近傍に発光が最も集中し、フィールド周期で
強い発光が現れる。そして、この境界T1では、第1フ
ィールドの発光と第2フィールドの発光とが混じり合う
ので、動く矩形パターンを表示させると、図7に実線で
示したように、時間的にずれた2枚の画像が重なって解
像度が激しく劣化した画像が知覚される。
ィールド2…の映像信号が谷型サブフィールドの発光重
み配列を有する場合の発光量の分布を示している。この
ような谷型のサブフィールド配置では、各フィールドの
境界T1の近傍に発光が最も集中し、フィールド周期で
強い発光が現れる。そして、この境界T1では、第1フ
ィールドの発光と第2フィールドの発光とが混じり合う
ので、動く矩形パターンを表示させると、図7に実線で
示したように、時間的にずれた2枚の画像が重なって解
像度が激しく劣化した画像が知覚される。
【0015】すなわち、例えばGセルの発光応答時間が
遅い場合には、図7に破線で示したパターンが検知され
るので、図4の場合と同様に、エッジ領域A1,A2で
はGの振幅不足によりマゼンタが色つき妨害として知覚
され、エッジ領域B1,B2では、Gの振幅過剰により
緑が知覚されることになる。
遅い場合には、図7に破線で示したパターンが検知され
るので、図4の場合と同様に、エッジ領域A1,A2で
はGの振幅不足によりマゼンタが色つき妨害として知覚
され、エッジ領域B1,B2では、Gの振幅過剰により
緑が知覚されることになる。
【0016】この際の妨害量を図4と比較すると、妨害
の範囲は広くなるが、発生する偽色(マゼンタ、緑)の
濃さは薄くなる。これは、時間的にずれた2枚の画像が
重なることにより解像度が劣化し、急激な輝度変化がな
くなることに起因する。このように、サブフィールドの
発光重み配置とR,G,Bの各セルの応答特性とは密接
な関係があり、R,G,Bの各セルの発光応答特性の差
により生じるエッジ部の色つき妨害を、サブフィールド
の発光重み配置によって低減させることも可能であるた
め、高画質な動画像再生を実現するためには、両者の特
性を生かして最適化する必要がある。
の範囲は広くなるが、発生する偽色(マゼンタ、緑)の
濃さは薄くなる。これは、時間的にずれた2枚の画像が
重なることにより解像度が劣化し、急激な輝度変化がな
くなることに起因する。このように、サブフィールドの
発光重み配置とR,G,Bの各セルの応答特性とは密接
な関係があり、R,G,Bの各セルの発光応答特性の差
により生じるエッジ部の色つき妨害を、サブフィールド
の発光重み配置によって低減させることも可能であるた
め、高画質な動画像再生を実現するためには、両者の特
性を生かして最適化する必要がある。
【0017】なお、サブフィールド方式を採用した階調
表現方式に関しては、例えば特公昭51−32051号
公報に記載されており、サブフィールド方式に固有の疑
似輪郭ノイズを低減させる方式に関しては、例えば特開
平4−211294号公報に記載されている。
表現方式に関しては、例えば特公昭51−32051号
公報に記載されており、サブフィールド方式に固有の疑
似輪郭ノイズを低減させる方式に関しては、例えば特開
平4−211294号公報に記載されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカラー
画像表示装置では、R,G,Bの各セルの発光応答特性
に関しては、静止画像の画質に重点を置き、色度座標、
白バランス条件および発光の効率などを考慮して蛍光体
材料を選択するのみで、動画像の画質に着目した発光応
答特性については考慮されないか、あるいは考慮されて
いる場合であっても、各セルの発光応答特性を可能な限
り短くして残光を少なくすることのみに終始していた。
画像表示装置では、R,G,Bの各セルの発光応答特性
に関しては、静止画像の画質に重点を置き、色度座標、
白バランス条件および発光の効率などを考慮して蛍光体
材料を選択するのみで、動画像の画質に着目した発光応
答特性については考慮されないか、あるいは考慮されて
いる場合であっても、各セルの発光応答特性を可能な限
り短くして残光を少なくすることのみに終始していた。
【0019】さらに、サブフィールドの発光重み配列に
関しては、フリッカの低減あるいはサブフィールド方式
固有の問題である疑似輪郭妨害の低減に重点を置いて決
定され、動解像度特性の劣化については考慮されていな
かった。
関しては、フリッカの低減あるいはサブフィールド方式
固有の問題である疑似輪郭妨害の低減に重点を置いて決
定され、動解像度特性の劣化については考慮されていな
かった。
【0020】さらに、従来のカラー画像表示装置では、
R,G,Bの各セルの発光応答特性と、サブフィールド
の発光重み配列が画質に与える影響との相互作用に関し
ては考慮されていなかった。
R,G,Bの各セルの発光応答特性と、サブフィールド
の発光重み配列が画質に与える影響との相互作用に関し
ては考慮されていなかった。
【0021】このため、上記した従来のカラー画像表示
装置では、動画像を表示した際にR,G,Bの各セルの
発光応答特性の差によりR,G,Bの発光タイミングに
時間的なずれが生じ、エッジ部において原画像に本来な
い色が知覚されて著しい画質劣化が生じるという問題が
あった。
装置では、動画像を表示した際にR,G,Bの各セルの
発光応答特性の差によりR,G,Bの発光タイミングに
時間的なずれが生じ、エッジ部において原画像に本来な
い色が知覚されて著しい画質劣化が生じるという問題が
あった。
【0022】また、R,G,Bの各セルの発光応答特性
をより速いものに設定しても、サブフィールドの発光重
みの配置が不適切であると、動解像度特性を改善するこ
とができないという問題があった。
をより速いものに設定しても、サブフィールドの発光重
みの配置が不適切であると、動解像度特性を改善するこ
とができないという問題があった。
【0023】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色に
じみが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラ
ー画像表示装置を提供することにある。
点を解決し、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色に
じみが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラ
ー画像表示装置を提供することにある。
【0024】本発明の他の目的は、疑似輪郭妨害低減手
法の併用により、さらに高画質のカラー画像表示装置を
提供することにある。
法の併用により、さらに高画質のカラー画像表示装置を
提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、1フィールド期間のサブフィールド
配置を、発光量のピークが2か所に分布する二山型と
し、発光量のピークの時間間隔が1/2フィールドとな
るようしたことを特徴とする。
ために、本発明は、1フィールド期間のサブフィールド
配置を、発光量のピークが2か所に分布する二山型と
し、発光量のピークの時間間隔が1/2フィールドとな
るようしたことを特徴とする。
【0026】上記した特徴によれば、発光パターンの繰
り返し周期が概略フィールド周波数の2倍となるため、
フリッカー妨害および疑似輪郭妨害を低減させることが
できる。
り返し周期が概略フィールド周波数の2倍となるため、
フリッカー妨害および疑似輪郭妨害を低減させることが
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカラ
ー画像表示装置の主要部の構成を示したブロック図であ
る。A/D変換回路101、102、103は、それぞ
れR、G、Bのアナログ映像信号をディジタル信号に変
換する。サブフィールド変換回路2は、A/D変換され
たディジタル信号を、各サブフィールドの発光の有無を
表すサブフィールドデータに変換する。サブフィールド
順次変換回路3は、画素単位で表されるサブフィールド
データをサブフィールド単位の面順次データに変換す
る。フレームメモリ301は、ビット単位での面順次を
実現するためにサブフィールド順次変換回路3内に設け
られた記憶領域である。
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカラ
ー画像表示装置の主要部の構成を示したブロック図であ
る。A/D変換回路101、102、103は、それぞ
れR、G、Bのアナログ映像信号をディジタル信号に変
換する。サブフィールド変換回路2は、A/D変換され
たディジタル信号を、各サブフィールドの発光の有無を
表すサブフィールドデータに変換する。サブフィールド
順次変換回路3は、画素単位で表されるサブフィールド
データをサブフィールド単位の面順次データに変換す
る。フレームメモリ301は、ビット単位での面順次を
実現するためにサブフィールド順次変換回路3内に設け
られた記憶領域である。
【0028】駆動回路4は、サブフィールド単位の面順
次データに変換された信号に駆動パルスを追加挿入し、
マトリックスディスプレイパネル5を駆動するための電
圧(あるいは電流)を出力する。制御回路6は、入力映
像信号のタイミング情報であるドットクロックCK、水
平同期信号H、垂直同期信号V等に基づいて、各回路に
必要な制御信号を生成する。
次データに変換された信号に駆動パルスを追加挿入し、
マトリックスディスプレイパネル5を駆動するための電
圧(あるいは電流)を出力する。制御回路6は、入力映
像信号のタイミング情報であるドットクロックCK、水
平同期信号H、垂直同期信号V等に基づいて、各回路に
必要な制御信号を生成する。
【0029】このような構成において、入力されたR、
G、Bの各映像信号は、それぞれA/D変換回路10
1、102、103によってディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号は、一般の2進数表記に基づく
ものであり、各ビットが2のべき乗の重みを有してい
る。具体的には、各映像信号をb0、b1…b6、b7
の8ビット信号に量子化する際には、最下位ビットのb
0が“1”の重みを有し、b1が“2”、b2が“4”
…b7が“128”の重みを有している。
G、Bの各映像信号は、それぞれA/D変換回路10
1、102、103によってディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号は、一般の2進数表記に基づく
ものであり、各ビットが2のべき乗の重みを有してい
る。具体的には、各映像信号をb0、b1…b6、b7
の8ビット信号に量子化する際には、最下位ビットのb
0が“1”の重みを有し、b1が“2”、b2が“4”
…b7が“128”の重みを有している。
【0030】各ディジタル信号は、サブフィールド変換
回路2において、各サブフィールドでの発光の有無を示
すサブフィールドデータに変換される。このサブフィー
ルドデータはサブフィールド数に対応したビット数の情
報からなり、8サブフィールドにより表示を行う際には
S0、S1、・・・・S7の8ビットで構成される。ビ
ットS0は、先頭のサブフィールドSF0の発光期間に
その画素を発光させるか否かを示しており、同様にS
1、S2、・・・の順で、それぞれサブフィールドSF
1、SF2、…での発光の有無を示している。
回路2において、各サブフィールドでの発光の有無を示
すサブフィールドデータに変換される。このサブフィー
ルドデータはサブフィールド数に対応したビット数の情
報からなり、8サブフィールドにより表示を行う際には
S0、S1、・・・・S7の8ビットで構成される。ビ
ットS0は、先頭のサブフィールドSF0の発光期間に
その画素を発光させるか否かを示しており、同様にS
1、S2、・・・の順で、それぞれサブフィールドSF
1、SF2、…での発光の有無を示している。
【0031】前記サブフィールドデータはサブフィール
ド順次変換回路3に入力され、そのフレームメモリ30
1に画素単位で書込まれる。フレームメモリ301から
の読み出しは、サブフィールド単位で面順次に行われ
る。すなわち、サブフィールドSF0の期間での発光の
有無を示すビットS0が1フィールド分読み出された
後、サブフィールドSF1の期間での発光の有無を示す
ビットS1が1フィールド分読み出され、以下同様に、
ビットS2、S3…S7の順で読み出される。駆動回路
4では、表示素子を駆動するために必要な信号変換、パ
ルスの挿入などが行われ、マトリックスディスプレイパ
ネル5が駆動される。
ド順次変換回路3に入力され、そのフレームメモリ30
1に画素単位で書込まれる。フレームメモリ301から
の読み出しは、サブフィールド単位で面順次に行われ
る。すなわち、サブフィールドSF0の期間での発光の
有無を示すビットS0が1フィールド分読み出された
後、サブフィールドSF1の期間での発光の有無を示す
ビットS1が1フィールド分読み出され、以下同様に、
ビットS2、S3…S7の順で読み出される。駆動回路
4では、表示素子を駆動するために必要な信号変換、パ
ルスの挿入などが行われ、マトリックスディスプレイパ
ネル5が駆動される。
【0032】前記マトリックスディスプレイパネル5
は、図2に示したように、パネル固有の有効表示画素数
に対応した画素50をマトリックス状に配置して構成さ
れる。例えば、水平640画素、垂直480画素の表示
パネルでは、画素50が水平方向に640個、垂直方向
に480個並んだ構成となっている。さらに、各画素5
0の内部は、R(赤),G(緑),B(青)の各色の発
光セル51、52、53によって構成され、これらRG
Bの3原色の発光を制御することによりカラー画像表示
が可能になる。
は、図2に示したように、パネル固有の有効表示画素数
に対応した画素50をマトリックス状に配置して構成さ
れる。例えば、水平640画素、垂直480画素の表示
パネルでは、画素50が水平方向に640個、垂直方向
に480個並んだ構成となっている。さらに、各画素5
0の内部は、R(赤),G(緑),B(青)の各色の発
光セル51、52、53によって構成され、これらRG
Bの3原色の発光を制御することによりカラー画像表示
が可能になる。
【0033】本発明のカラー画像表示装置では、R
(赤)とG(緑)の発光応答特性が、B(青)の発光応
答特性との比較において、ほぼ等しくなるような発光材
料を用いて発光セル51、52、53を構成する。具体
的な構成の一例として、緑(G)の発光セル52の残光
時間が12〜17ms、赤(R)の発光セル51の残光
時間が8〜13msであるのに対して、青(B)の発光
セル53の残光時間は1ms以下としている。
(赤)とG(緑)の発光応答特性が、B(青)の発光応
答特性との比較において、ほぼ等しくなるような発光材
料を用いて発光セル51、52、53を構成する。具体
的な構成の一例として、緑(G)の発光セル52の残光
時間が12〜17ms、赤(R)の発光セル51の残光
時間が8〜13msであるのに対して、青(B)の発光
セル53の残光時間は1ms以下としている。
【0034】このように、Rの残光時間をGの残光時間
とほぼ等しくすることで、R,G,Bの発光応答特性が
完全に一致していなくても、発生する色つき妨害の影響
を少なくすることができる。以下、この効果について図
8を参照して説明する。
とほぼ等しくすることで、R,G,Bの発光応答特性が
完全に一致していなくても、発生する色つき妨害の影響
を少なくすることができる。以下、この効果について図
8を参照して説明する。
【0035】図8は、本発明のカラー画像表示装置に、
図3と同じ白黒の矩形パターンを表示させた際に発生す
るエッジ部での色つき妨害の様子を示したものである。
青(B)の発光セルは発光応答が速いため、図8に実線
で示した矩形状のパターンが知覚されるのに対して、R
(赤)およびG(緑)は、それぞれ破線および一点鎖線
で示したように、両者はほぼ等しく遅れた特性となる。
この結果、各エッジ部には、R(赤)およびG(緑)の
発光応答がほぼ等しく遅れることによる青色(=白−赤
−緑)の色つき(動きの前縁)と、R(赤)およびG
(緑)の残光による黄色(=赤+緑)の色つき(動きの
後縁)が発生する。
図3と同じ白黒の矩形パターンを表示させた際に発生す
るエッジ部での色つき妨害の様子を示したものである。
青(B)の発光セルは発光応答が速いため、図8に実線
で示した矩形状のパターンが知覚されるのに対して、R
(赤)およびG(緑)は、それぞれ破線および一点鎖線
で示したように、両者はほぼ等しく遅れた特性となる。
この結果、各エッジ部には、R(赤)およびG(緑)の
発光応答がほぼ等しく遅れることによる青色(=白−赤
−緑)の色つき(動きの前縁)と、R(赤)およびG
(緑)の残光による黄色(=赤+緑)の色つき(動きの
後縁)が発生する。
【0036】前縁で発生する青色の色つきは、青色の視
感度特性が赤、緑に比較して低いので目に付きにくく妨
害となりにくい。さらに、各色つきはエッジ部に集中す
るために輪郭状の細い領域で発生することになる。ここ
で、人間の知覚特性として、色の解像度は青−黄軸(B
−Y軸)の変化が最も鈍い特性を有することが知られて
おり、輪郭に細く発生する青、黄の色つきは高い解像度
情報となるため、この鈍い解像度特性により検知されに
くい。
感度特性が赤、緑に比較して低いので目に付きにくく妨
害となりにくい。さらに、各色つきはエッジ部に集中す
るために輪郭状の細い領域で発生することになる。ここ
で、人間の知覚特性として、色の解像度は青−黄軸(B
−Y軸)の変化が最も鈍い特性を有することが知られて
おり、輪郭に細く発生する青、黄の色つきは高い解像度
情報となるため、この鈍い解像度特性により検知されに
くい。
【0037】このように、Rの残光時間をGのそれとほ
ぼ等しくなるように構成することで、R,G,Bの発光
応答特性が完全に一致していなくても、発生する色つき
妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の表示を行
うことができる。
ぼ等しくなるように構成することで、R,G,Bの発光
応答特性が完全に一致していなくても、発生する色つき
妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の表示を行
うことができる。
【0038】なお、本実施形態では、発光応答特性をほ
ぼ等しく設定したRとGの残光時間は、Bのそれよりも
長いものであったが、これより短いものであってもよ
い。例えばRおよびGの残光時間を5〜7msとし、B
の残光時間を10〜15msとしてもよい。この際に各
エッジ部に発生する色つきは、動きの前縁が黄色(=白
−青)、後ろ縁が青色であるために前記と同様の効果が
得られる。
ぼ等しく設定したRとGの残光時間は、Bのそれよりも
長いものであったが、これより短いものであってもよ
い。例えばRおよびGの残光時間を5〜7msとし、B
の残光時間を10〜15msとしてもよい。この際に各
エッジ部に発生する色つきは、動きの前縁が黄色(=白
−青)、後ろ縁が青色であるために前記と同様の効果が
得られる。
【0039】次いで、本発明の効果を比較するために、
R,G,Bの3つの発光応答特性のうち、G(緑)との
比較においてR(赤)およびB(青)の発光応答特性を
概略等しくなるよう発光セル51、52、53を構成し
た場合の動作について、図9を用いて説明する。具体的
には、緑(G)の発光セル52の残光時間を12〜17
msとしたのに対して、赤(R)の発光セル51の残光
時間は3〜5ms、青(B)の発光セル53の残光時間
は1ms以下とした。
R,G,Bの3つの発光応答特性のうち、G(緑)との
比較においてR(赤)およびB(青)の発光応答特性を
概略等しくなるよう発光セル51、52、53を構成し
た場合の動作について、図9を用いて説明する。具体的
には、緑(G)の発光セル52の残光時間を12〜17
msとしたのに対して、赤(R)の発光セル51の残光
時間は3〜5ms、青(B)の発光セル53の残光時間
は1ms以下とした。
【0040】図9に示した応答特性からわかるように、
緑(G)が大きく遅れて立ち上がることによるマゼンタ
(=白−緑)の色つき(動きの前縁)と、緑(G)の残
光による緑の色つき(動きの後縁)が発生する。図8の
応答特性と比較すると、緑色の視感度特性は青、赤に比
較して高いので、緑色の色つきは目立ちやすく妨害とな
りやすい。さらに、緑、マゼンタの色つきも、色の解像
度特性が最も良好で敏感な赤−シアン軸(R−Y軸)に
近接しており、青−黄軸(B−Y軸)に比較して解像度
特性が高いために妨害が検知されやすい。
緑(G)が大きく遅れて立ち上がることによるマゼンタ
(=白−緑)の色つき(動きの前縁)と、緑(G)の残
光による緑の色つき(動きの後縁)が発生する。図8の
応答特性と比較すると、緑色の視感度特性は青、赤に比
較して高いので、緑色の色つきは目立ちやすく妨害とな
りやすい。さらに、緑、マゼンタの色つきも、色の解像
度特性が最も良好で敏感な赤−シアン軸(R−Y軸)に
近接しており、青−黄軸(B−Y軸)に比較して解像度
特性が高いために妨害が検知されやすい。
【0041】以上のように、RとGの発光応答特性をほ
ぼ等しくなるよう構成することで、例えばRとBの発光
応答特性を等しくした場合に較べて、妨害を大幅に低減
させることが可能になる。
ぼ等しくなるよう構成することで、例えばRとBの発光
応答特性を等しくした場合に較べて、妨害を大幅に低減
させることが可能になる。
【0042】また、BとGの発光応答特性をほぼ等しく
なるよう構成することも可能であるが、この際には、シ
アン(=青+緑)あるいは赤(=白−青−緑)の色つき
が発生することになり、図8に示した黄色−青色の色つ
きに比較して目に付きやすい妨害となる。
なるよう構成することも可能であるが、この際には、シ
アン(=青+緑)あるいは赤(=白−青−緑)の色つき
が発生することになり、図8に示した黄色−青色の色つ
きに比較して目に付きやすい妨害となる。
【0043】R,G,Bの3つの発光セルの時間応答特
性が均一にそろっていることが理想的であり、これによ
り動画像エッジ部での色つきのない画像が表示できるこ
とは言うまでもないことであるが、R,G,Bの発光応
答特性が完全に一致していない場合であっても、少なく
ともGとRの発光時間応答特性をそろえることにより、
発生した妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の
動画像表示を行うことができる。
性が均一にそろっていることが理想的であり、これによ
り動画像エッジ部での色つきのない画像が表示できるこ
とは言うまでもないことであるが、R,G,Bの発光応
答特性が完全に一致していない場合であっても、少なく
ともGとRの発光時間応答特性をそろえることにより、
発生した妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の
動画像表示を行うことができる。
【0044】実際には、GとRの発光時間応答特性を完
全にそろえることも困難であるが、GとRの発光応答時
間の差が、GとBの発光応答時間のより小さく、かつ、
RとBの発光応答時間のより小さく設定可能であれば、
エッジ部の色つきをほとんど青色あるいは黄色にするこ
とができ、本発明による妨害低減の効果を得ることがで
きる。発光セルの時間応答特性を代表する特性値として
残光時間を用いて表現すれば以下のようになる。
全にそろえることも困難であるが、GとRの発光応答時
間の差が、GとBの発光応答時間のより小さく、かつ、
RとBの発光応答時間のより小さく設定可能であれば、
エッジ部の色つきをほとんど青色あるいは黄色にするこ
とができ、本発明による妨害低減の効果を得ることがで
きる。発光セルの時間応答特性を代表する特性値として
残光時間を用いて表現すれば以下のようになる。
【0045】すなわち、赤(R)色セルの残光時間をT
Rとし、緑(G)色セルの残光時間をTG、青(B)色
セルの残光時間をTBとした際に、TRとTGとの差
を、TBとTRおよびTGとの差に比べて十分に小さく
すれば良い。換言すれば、各残光時間TR、TG、TB
が次式を満足すれば妨害低減の効果を得ることができ
る。
Rとし、緑(G)色セルの残光時間をTG、青(B)色
セルの残光時間をTBとした際に、TRとTGとの差
を、TBとTRおよびTGとの差に比べて十分に小さく
すれば良い。換言すれば、各残光時間TR、TG、TB
が次式を満足すれば妨害低減の効果を得ることができ
る。
【0046】|TR−TG|<|TR−TB| かつ
|TR−TG|<|TG−TB| 発光セルを構成する材料(蛍光体など)は、基本的な条
件として、RGB3原色の色度座標や白バランス条件、
発光の効率、などの様々な条件を満たす必要がある。動
画像表示のためには、さらにR,G,Bの3つの発光セ
ルの時間応答特性が均一にそろっていることが条件とな
るが、本発明の表示装置では、G(緑)とR(赤)の発
光時間応答特性のみを考慮すればよく、発光セル構成材
料の選択の幅を広げることができる。これにより、従来
の表示装置に比較してより高輝度あるいは高色純度の発
光セル構成材料を用いることができ、より高画質の表示
装置を提供できる。
|TR−TG|<|TG−TB| 発光セルを構成する材料(蛍光体など)は、基本的な条
件として、RGB3原色の色度座標や白バランス条件、
発光の効率、などの様々な条件を満たす必要がある。動
画像表示のためには、さらにR,G,Bの3つの発光セ
ルの時間応答特性が均一にそろっていることが条件とな
るが、本発明の表示装置では、G(緑)とR(赤)の発
光時間応答特性のみを考慮すればよく、発光セル構成材
料の選択の幅を広げることができる。これにより、従来
の表示装置に比較してより高輝度あるいは高色純度の発
光セル構成材料を用いることができ、より高画質の表示
装置を提供できる。
【0047】さらに、従来の表示デバイスであるCRT
と発光原理の異なるプラズマディスプレイ等において
は、新たな蛍光体材料などの開発が必要となるが、本発
明の適用を前提とすれば、発光セル構成材料の選択の幅
が広がり、材料開発期間の短縮などによる経済的効果も
期待できる。
と発光原理の異なるプラズマディスプレイ等において
は、新たな蛍光体材料などの開発が必要となるが、本発
明の適用を前提とすれば、発光セル構成材料の選択の幅
が広がり、材料開発期間の短縮などによる経済的効果も
期待できる。
【0048】次いで、サブフィールドの発光重み配列を
工夫することにより、動画像を表示する際の解像度劣化
を少なくした実施形態について説明する。サブフィール
ドの発光重み配列は、各サブフィールドの発光・非発光
を制御するサブフィールド変換回路2によって決定され
る。
工夫することにより、動画像を表示する際の解像度劣化
を少なくした実施形態について説明する。サブフィール
ドの発光重み配列は、各サブフィールドの発光・非発光
を制御するサブフィールド変換回路2によって決定され
る。
【0049】本実施形態では、動解像度特性を劣化させ
ないために、サブフィールドの発光重み配列として、図
10に示したように、1フィールドの中央付近に最も発
光重み(発光量)の大きいサブフィールドSF4を配置
し、中央から前後に遠ざかるに従って発光重みが順次小
さくなるような山型の発光分布を採用した。
ないために、サブフィールドの発光重み配列として、図
10に示したように、1フィールドの中央付近に最も発
光重み(発光量)の大きいサブフィールドSF4を配置
し、中央から前後に遠ざかるに従って発光重みが順次小
さくなるような山型の発光分布を採用した。
【0050】さらに具体的にいえば、本実施形態では、
1フィールドの先頭から8つのサブフィールドSF0、
SF1,SF2…SF7に対して、それぞれ1、4、1
6、64、128、32、8、2の発光重みを割当てて
いる。各発光重みは全て2のべき乗値であるため、A/
D変換された2進データのビットの順序を入れ換えて、
サブフィールドの発光・非発光を制御するサブフィール
ドデータに対応させることができる。
1フィールドの先頭から8つのサブフィールドSF0、
SF1,SF2…SF7に対して、それぞれ1、4、1
6、64、128、32、8、2の発光重みを割当てて
いる。各発光重みは全て2のべき乗値であるため、A/
D変換された2進データのビットの順序を入れ換えて、
サブフィールドの発光・非発光を制御するサブフィール
ドデータに対応させることができる。
【0051】図10に示した発光重み配列のサブフィー
ルドデータにより映像信号を表示した際の、各フィール
ドにおける発光量の時間的変化を図11に示す。各フィ
ールドは、図10に示した山型の発光重み配列を有し、
1フィールドのほぼ中央部(図11のT0)に発光が集
中する。
ルドデータにより映像信号を表示した際の、各フィール
ドにおける発光量の時間的変化を図11に示す。各フィ
ールドは、図10に示した山型の発光重み配列を有し、
1フィールドのほぼ中央部(図11のT0)に発光が集
中する。
【0052】サブフィールド方式に基づく中間階調表示
方式では、映像信号に応じた発光量を短時間に集中して
インパルス的に発光させることは原理的にできないが、
サブフィールドの構成を山型配置とすることで、発光を
フィールド内に分散させることなく、実質的に短時間に
集中させて発光させることができる。
方式では、映像信号に応じた発光量を短時間に集中して
インパルス的に発光させることは原理的にできないが、
サブフィールドの構成を山型配置とすることで、発光を
フィールド内に分散させることなく、実質的に短時間に
集中させて発光させることができる。
【0053】なお、サブフィールドの発光重み配列は、
図10に示した構成に限らず、各フィールドの前後から
中央に近付くに従って発光重みが大きくなるような山型
の重み配置であれば、どのような発光重み配列であって
もよい。例えば、図10の発光重み配置を時間軸上で逆
転させ、各サブフィールドSF0〜SF7の発光重み
が、それぞれ2、8、32、64、16、4、1となる
ような発光重み配列にしても良い。
図10に示した構成に限らず、各フィールドの前後から
中央に近付くに従って発光重みが大きくなるような山型
の重み配置であれば、どのような発光重み配列であって
もよい。例えば、図10の発光重み配置を時間軸上で逆
転させ、各サブフィールドSF0〜SF7の発光重み
が、それぞれ2、8、32、64、16、4、1となる
ような発光重み配列にしても良い。
【0054】次いで、サブフィールド方式を用いて動画
像表示を行う場合に問題となる疑似輪郭を低減するため
に、発光重みの大きいサブフィールドを更に複数に分割
した実施形態の一例を図12に示す。
像表示を行う場合に問題となる疑似輪郭を低減するため
に、発光重みの大きいサブフィールドを更に複数に分割
した実施形態の一例を図12に示す。
【0055】図12では、図10に関して説明した山型
の発光重み配列を有するサブフィールドについて、上位
2つのサブフィールドビットSF4(発光重み12
8),SF3(発光重み64)の発光量を合算して4等
分し、それぞれ発光重みが48(=(128+64)/
4)である4つのサブフィールドに分散することで、サ
ブフィールドの発光重み配列を台形状としている。
の発光重み配列を有するサブフィールドについて、上位
2つのサブフィールドビットSF4(発光重み12
8),SF3(発光重み64)の発光量を合算して4等
分し、それぞれ発光重みが48(=(128+64)/
4)である4つのサブフィールドに分散することで、サ
ブフィールドの発光重み配列を台形状としている。
【0056】このような台形状の発光重み配列であって
も、最も発光量の大きいサブフィールド(SF3,SF
4,SF5,SF6)を中心に配置し、中心から遠ざか
るにつれ発光量の少ないサブフィールドを順次配置すれ
ば、前記と同様の効果が達成される。
も、最も発光量の大きいサブフィールド(SF3,SF
4,SF5,SF6)を中心に配置し、中心から遠ざか
るにつれ発光量の少ないサブフィールドを順次配置すれ
ば、前記と同様の効果が達成される。
【0057】ところで、上記したように各サブフィール
ドの発光重みを2のべき乗値にすると、階調を連続的に
変化させた場合に特定の階調を境としてあるサブフィー
ルドが発光を停止し、他のサブフィールドが発光を開始
する「発光の切り換わり」が特定の変化点に集中し、こ
れにより発光の周期性に乱れが生じて疑似輪郭妨害が発
生することが知られている。
ドの発光重みを2のべき乗値にすると、階調を連続的に
変化させた場合に特定の階調を境としてあるサブフィー
ルドが発光を停止し、他のサブフィールドが発光を開始
する「発光の切り換わり」が特定の変化点に集中し、こ
れにより発光の周期性に乱れが生じて疑似輪郭妨害が発
生することが知られている。
【0058】例えば、図10に示した発光重み配列で
は、表示階調が第127階調ではサブフィールドSF4
以外のサブフィールドが全て発光し、第128階調では
サブフィールドSF4のみが発光するので、表示階調を
第127階調から第128階調へ切り換えると、この変
化点で発光の切り換わりが集中的に発生する。
は、表示階調が第127階調ではサブフィールドSF4
以外のサブフィールドが全て発光し、第128階調では
サブフィールドSF4のみが発光するので、表示階調を
第127階調から第128階調へ切り換えると、この変
化点で発光の切り換わりが集中的に発生する。
【0059】そこで、次に説明する本発明の実施形態で
は、上記した疑似輪郭妨害を効果的に低減させるため
に、各サブフィールドの発光重みを2のべき乗によらな
い数値とした。これらの発光重み配列には、以下の3つ
の条件がある。 (1)発光重みの大きい上位のサブフィールド群が2の
べき乗の値を取らない。 (2)N,Kを共に自然数とすると、2・K−1個の上
位サブフィールドが、N,2・N、3・N、…(K−
1)・N、K・N、(K−1)・N、…2・N、Nの発
光重みを有する。 (3)上位サブフィールドは、最大発光量(K−1)・
Nのサブフィールドを中心にして左右対称な山型配置と
する。
は、上記した疑似輪郭妨害を効果的に低減させるため
に、各サブフィールドの発光重みを2のべき乗によらな
い数値とした。これらの発光重み配列には、以下の3つ
の条件がある。 (1)発光重みの大きい上位のサブフィールド群が2の
べき乗の値を取らない。 (2)N,Kを共に自然数とすると、2・K−1個の上
位サブフィールドが、N,2・N、3・N、…(K−
1)・N、K・N、(K−1)・N、…2・N、Nの発
光重みを有する。 (3)上位サブフィールドは、最大発光量(K−1)・
Nのサブフィールドを中心にして左右対称な山型配置と
する。
【0060】図13に示した発光重み配列では、5つの
サブフィールドSF2、SF3,SF4,SF5,SF
6が上位サブフィールドであり、N=6、K=3であ
り、各上位サブフィールドの発光重みが、それぞれ6
(=N)、12(=2・N)、18(=K・N)、12
(=2・N)、6(=N)となっている。
サブフィールドSF2、SF3,SF4,SF5,SF
6が上位サブフィールドであり、N=6、K=3であ
り、各上位サブフィールドの発光重みが、それぞれ6
(=N)、12(=2・N)、18(=K・N)、12
(=2・N)、6(=N)となっている。
【0061】同様に、図14に示した発光重み配列で
は、7つのサブフィールドSF1〜SF7が上位サブフ
ィールドであり、N=3,K=4である。同様に、図1
5に示した発光重み配列では、9つのサブフィールドS
F1〜SF9が上位サブフィールドであり、N=2,K
=5である。
は、7つのサブフィールドSF1〜SF7が上位サブフ
ィールドであり、N=3,K=4である。同様に、図1
5に示した発光重み配列では、9つのサブフィールドS
F1〜SF9が上位サブフィールドであり、N=2,K
=5である。
【0062】ここで、発光重み配置が2のべき乗によら
ない発光重み配列を採用した場合の階調表現方法、およ
び疑似輪郭妨害に対する効果について、図16を参照し
て説明する。図16は、図13の発光重み配列を有する
サブフィールド構成で各階調を表現する際の発光制御パ
ターンを示している。
ない発光重み配列を採用した場合の階調表現方法、およ
び疑似輪郭妨害に対する効果について、図16を参照し
て説明する。図16は、図13の発光重み配列を有する
サブフィールド構成で各階調を表現する際の発光制御パ
ターンを示している。
【0063】図16に示したように、下位サブフィール
ドSF0、SF1,SF7の発光重み1、2、2の組み
合わせにより、5階調分(=1+2+2)の表現が可能
である。また、上位サブフィールドSF2、SF6、S
F3、SF5,SF4では6の倍数の階調を表現できる
ので、下位サブフィールドとの組み合わせにより連続的
な階調を表現することができる。
ドSF0、SF1,SF7の発光重み1、2、2の組み
合わせにより、5階調分(=1+2+2)の表現が可能
である。また、上位サブフィールドSF2、SF6、S
F3、SF5,SF4では6の倍数の階調を表現できる
ので、下位サブフィールドとの組み合わせにより連続的
な階調を表現することができる。
【0064】上位サブフィールドのみに着目すると、階
調が第6階調から第12階調、第12階調から第18階
調、第18階調から第24階調…と変化した場合でも、
少なくとも1つの上位サブフィールドは2つ以上の階調
に渡って発光し続けるように制御される。これにより、
階調を連続的に変化させた場合でも、上記した「発光の
切り換わり」を特定の階調に集中させることなく分散さ
せることができる。
調が第6階調から第12階調、第12階調から第18階
調、第18階調から第24階調…と変化した場合でも、
少なくとも1つの上位サブフィールドは2つ以上の階調
に渡って発光し続けるように制御される。これにより、
階調を連続的に変化させた場合でも、上記した「発光の
切り換わり」を特定の階調に集中させることなく分散さ
せることができる。
【0065】このように、図13、14、15に示した
サブフィールド構成とすることで、山型の発光分布によ
る優れた動解像度特性と疑似輪郭妨害の低減とが同時に
達成でき、高画質の画像表示装置を実現することができ
る。
サブフィールド構成とすることで、山型の発光分布によ
る優れた動解像度特性と疑似輪郭妨害の低減とが同時に
達成でき、高画質の画像表示装置を実現することができ
る。
【0066】なお、図13、14、15に関して説明し
た上位サブフィールドの構成は、発光量の最も大きなサ
ブフィールドを中心として、1フィールド内で対称に配
置されている。例えば、図13に例示したサブフィール
ド構成では、発光重みが最も大きな18であるサブフィ
ールドSF4を中心として、発光重み12のサブフィー
ルドSF3、SF5、および発光重み6のサブフィール
ドSF2、SF6が対称に配置されている。
た上位サブフィールドの構成は、発光量の最も大きなサ
ブフィールドを中心として、1フィールド内で対称に配
置されている。例えば、図13に例示したサブフィール
ド構成では、発光重みが最も大きな18であるサブフィ
ールドSF4を中心として、発光重み12のサブフィー
ルドSF3、SF5、および発光重み6のサブフィール
ドSF2、SF6が対称に配置されている。
【0067】このように、対称位置に発光重みの等しい
サブフィールド(SF3とSF5およびSF2とSF
6)を配置すると、発光・非発光の制御を入れ換えても
全く同一の階調を表現することができる。この発光重み
配列の切換をフィールド、ライン、画素などの周期で切
り換えることにより、さらに発光の周期性をランダム化
することができ、疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
サブフィールド(SF3とSF5およびSF2とSF
6)を配置すると、発光・非発光の制御を入れ換えても
全く同一の階調を表現することができる。この発光重み
配列の切換をフィールド、ライン、画素などの周期で切
り換えることにより、さらに発光の周期性をランダム化
することができ、疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
【0068】具体的には、図16に示した第1の発光制
御パターンと共に、図17に示したように、サブフィー
ルドSF3とSF5、およびSF2とSF6との発光順
序を入れ換えた第2の発光制御パターンを用意し、各発
光制御パターンがフィールド、ラインあるいは画素単位
で切り換えられるようにサブフィールド変換回路2を構
成すればよい。
御パターンと共に、図17に示したように、サブフィー
ルドSF3とSF5、およびSF2とSF6との発光順
序を入れ換えた第2の発光制御パターンを用意し、各発
光制御パターンがフィールド、ラインあるいは画素単位
で切り換えられるようにサブフィールド変換回路2を構
成すればよい。
【0069】なお、このような発光制御パターンの切り
換えタイミングは上記に限らず、各画素ごとに、その配
置位置に応じて各発光制御パターンを切換えるようにし
ても良い。例えば、マトリックス状に配置された画素を
市松模様(チェッカーフラグパターン)に見立てたとき
に、白色位置に配置された画素と黒色位置に配置された
画素とで発光制御パターンを切り換えても良い。さら
に、白色位置の画素を発光させる一方の発光制御パター
ンと、黒色位置の画素を発光させる他方の発光制御パタ
ーンとをフィールドごとに切換えても良い。
換えタイミングは上記に限らず、各画素ごとに、その配
置位置に応じて各発光制御パターンを切換えるようにし
ても良い。例えば、マトリックス状に配置された画素を
市松模様(チェッカーフラグパターン)に見立てたとき
に、白色位置に配置された画素と黒色位置に配置された
画素とで発光制御パターンを切り換えても良い。さら
に、白色位置の画素を発光させる一方の発光制御パター
ンと、黒色位置の画素を発光させる他方の発光制御パタ
ーンとをフィールドごとに切換えても良い。
【0070】以上示した本発明のサブフィールド構成
は、図11に示したように1フィールド期間のほぼ中央
に最も発光量の大きいサブフィールドを配置した山型の
発光分布を有するものであった。これは1フィールドに
一回の割合で山型の発光分布によるひとまとまりの発光
が行われるものである。1フィールド期間内の総サブフ
ィールド数が多く設定可能である場合には、図18に示
す発光分布のように、1フィールド期間に2回の山型の
発光分布による発光を行う構成としても良い。
は、図11に示したように1フィールド期間のほぼ中央
に最も発光量の大きいサブフィールドを配置した山型の
発光分布を有するものであった。これは1フィールドに
一回の割合で山型の発光分布によるひとまとまりの発光
が行われるものである。1フィールド期間内の総サブフ
ィールド数が多く設定可能である場合には、図18に示
す発光分布のように、1フィールド期間に2回の山型の
発光分布による発光を行う構成としても良い。
【0071】図18に示すような、1フィールド内で2
つの山を有する構成では、フィールド間の境界近傍では
発光量が少なく設定されているため、これまで示した山
型のサブフィールド配置と同様に、谷型サブフィールド
配置で問題となった隣接フィールドデータとの混じり合
いが発生しにくく、動画像表示での解像度劣化を少なく
することができる。
つの山を有する構成では、フィールド間の境界近傍では
発光量が少なく設定されているため、これまで示した山
型のサブフィールド配置と同様に、谷型サブフィールド
配置で問題となった隣接フィールドデータとの混じり合
いが発生しにくく、動画像表示での解像度劣化を少なく
することができる。
【0072】また、1フィールド内で発光のピークとな
る2つのサブフィールドの時間間隔を、概ね1/2フィ
ールドの時間となるよう構成することにより、フィール
ドの後半の発光ピークから次のフィールドの前半の発光
ピークまでの時間間隔を1/2フィールドにそろえるこ
とができる。これにより2倍のフィールド周波数で(単
一の山型サブフィールド配置にて)表示を行ったものと
ほぼ等価な発光分布となるので、フリッカーの発生を抑
えることができる。
る2つのサブフィールドの時間間隔を、概ね1/2フィ
ールドの時間となるよう構成することにより、フィール
ドの後半の発光ピークから次のフィールドの前半の発光
ピークまでの時間間隔を1/2フィールドにそろえるこ
とができる。これにより2倍のフィールド周波数で(単
一の山型サブフィールド配置にて)表示を行ったものと
ほぼ等価な発光分布となるので、フリッカーの発生を抑
えることができる。
【0073】また、発光量の大きな上位複数のサブフィ
ールドを分割して、2つの山を構成することにより、分
割したサブフィールドで表現可能な階調(荒いステップ
の大まかな階調のみ表現可能)については2倍のフィー
ルド周波数で表示が行われることになる。さらに、前後
二つの山は概略等しい構成の繰り返しとなっているた
め、いずれか一方の山を構成するサブフィールドのみで
階調が大まかに表現可能(最大輝度は1/2)である。
これにより1フィールド期間に分散して発光していたサ
ブフィールドが、概ね1/2フィールドの期間に集中す
ることと等価となり疑似輪郭妨害を低減できる。
ールドを分割して、2つの山を構成することにより、分
割したサブフィールドで表現可能な階調(荒いステップ
の大まかな階調のみ表現可能)については2倍のフィー
ルド周波数で表示が行われることになる。さらに、前後
二つの山は概略等しい構成の繰り返しとなっているた
め、いずれか一方の山を構成するサブフィールドのみで
階調が大まかに表現可能(最大輝度は1/2)である。
これにより1フィールド期間に分散して発光していたサ
ブフィールドが、概ね1/2フィールドの期間に集中す
ることと等価となり疑似輪郭妨害を低減できる。
【0074】さらに、蛍光体の残光時間が概略この1/
2フィールド(8.3ms)と等しい、あるいは残光時
間の方が長い場合には、残光特性によりそれぞれのサブ
フィールドの発光が均一化され疑似輪郭低減の効果をさ
らに高めることができる。この蛍光体の残光時間は、R
GBすべての発光素子で1/2フィールド以上となるこ
とが望ましいが、視感度特性が高いG(緑)、R(赤)
の2色が概略8.3ms、あるいはこれ以上の残光時間
を有していれば大きな改善効果が得られる。
2フィールド(8.3ms)と等しい、あるいは残光時
間の方が長い場合には、残光特性によりそれぞれのサブ
フィールドの発光が均一化され疑似輪郭低減の効果をさ
らに高めることができる。この蛍光体の残光時間は、R
GBすべての発光素子で1/2フィールド以上となるこ
とが望ましいが、視感度特性が高いG(緑)、R(赤)
の2色が概略8.3ms、あるいはこれ以上の残光時間
を有していれば大きな改善効果が得られる。
【0075】次に図18に示した二山型の発光分布を実
現するためのサブフィールド構成について図19、図2
0、図21、図22を用いて説明する。
現するためのサブフィールド構成について図19、図2
0、図21、図22を用いて説明する。
【0076】図19は、SF0からSF8までの9サブ
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上位3つのサブフィールド32、16、8をそ
れぞれ2分割した構成となっている。すなわちSF2と
SF7が32の発光重みを2分割した発光重み16のサ
ブフィールド、SF3とSF8が16の発光重みを2分
割した発光重み8のサブフィールド、SF1とSF6が
8の発光重みを2分割した発光重み4のサブフィールド
となっている。さらに、発光のピークとなるSF2とS
F7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとな
るよう構成されている。
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上位3つのサブフィールド32、16、8をそ
れぞれ2分割した構成となっている。すなわちSF2と
SF7が32の発光重みを2分割した発光重み16のサ
ブフィールド、SF3とSF8が16の発光重みを2分
割した発光重み8のサブフィールド、SF1とSF6が
8の発光重みを2分割した発光重み4のサブフィールド
となっている。さらに、発光のピークとなるSF2とS
F7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとな
るよう構成されている。
【0077】図20は、SF0からSF9までの10サ
ブフィールドを用いて80階調を表示するサブフィール
ド構成である。基本となるのは、図13〜図15で示し
たサブフィールド構成に基づいてN=16、K=2とし
たもので、32、16、16、8、4、2、1の発光重
を有するものである。
ブフィールドを用いて80階調を表示するサブフィール
ド構成である。基本となるのは、図13〜図15で示し
たサブフィールド構成に基づいてN=16、K=2とし
たもので、32、16、16、8、4、2、1の発光重
を有するものである。
【0078】これを基本として発光量の大きい上位3つ
のサブフィールド32、16、16をそれぞれ2分割し
た構成となっている。すなわちSF2とSF7が32の
発光重みを2分割した発光重み16のサブフィールド、
SF1とSF6が16の発光重みを2分割した発光重み
8のサブフィールド、SF3とSF8が16の発光重み
を2分割した発光重み8のサブフィールドとなってい
る。
のサブフィールド32、16、16をそれぞれ2分割し
た構成となっている。すなわちSF2とSF7が32の
発光重みを2分割した発光重み16のサブフィールド、
SF1とSF6が16の発光重みを2分割した発光重み
8のサブフィールド、SF3とSF8が16の発光重み
を2分割した発光重み8のサブフィールドとなってい
る。
【0079】図19と同様に、発光のピークとなるSF
2とSF7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィール
ドとなるよう構成されている。なお、図20のサブフィ
ールド構成においては、図13〜図15で示した階調変
化時の発光の切り換わりが分散される効果に加えて、二
山型配置による疑似輪郭低減の効果により、さらに動画
像表示の画質に優れた表示装置を実現することができ
る。
2とSF7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィール
ドとなるよう構成されている。なお、図20のサブフィ
ールド構成においては、図13〜図15で示した階調変
化時の発光の切り換わりが分散される効果に加えて、二
山型配置による疑似輪郭低減の効果により、さらに動画
像表示の画質に優れた表示装置を実現することができ
る。
【0080】図21は、SF0からSF7までの8サブ
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上2つのサブフィールド32、16を合算し4
分割した構成((32+16)/4=12)となってお
り、SF1、SF2、SF5、SF6が最も発光量の大
きなサブフィールドとなる。
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上2つのサブフィールド32、16を合算し4
分割した構成((32+16)/4=12)となってお
り、SF1、SF2、SF5、SF6が最も発光量の大
きなサブフィールドとなる。
【0081】図19、図20で示した構成例と異なり最
も発光量の大きなサブフィールドが4つあるが、2個づ
つ隣接させて、図18に示すような“二山型”を構成す
る。また、2つの山の間隔は、SF1とSF2を合わせ
た発光の中心からSF5とSF6を合わせた発光の中心
までの時間間隔となり、これを1/2フィールドとなる
よう構成する。
も発光量の大きなサブフィールドが4つあるが、2個づ
つ隣接させて、図18に示すような“二山型”を構成す
る。また、2つの山の間隔は、SF1とSF2を合わせ
た発光の中心からSF5とSF6を合わせた発光の中心
までの時間間隔となり、これを1/2フィールドとなる
よう構成する。
【0082】図22は、SF0からSF9までの10サ
ブフィールドを用いて64階調を表示するサブフィール
ド構成である。ここでは、6ビット(64階調)の自然
2進数重みを有する発光重みである、32、16、8、
4、2、1に対して、最上位の発光重み32を3分割
し、16、8の発光重みを2分割する構成となってい
る。すなわち、SF2(重み14)とSF5(重み4)
とSF7(重み14)の3つが32の発光重みを分割し
たサブフィールド(14+4+14=32)であり、S
F1とSF6が16の発光重みを2分割した発光重み8
のサブフィールド、SF3とSF8が8の発光重みを2
分割した発光重み4のサブフィールドとなっている。
ブフィールドを用いて64階調を表示するサブフィール
ド構成である。ここでは、6ビット(64階調)の自然
2進数重みを有する発光重みである、32、16、8、
4、2、1に対して、最上位の発光重み32を3分割
し、16、8の発光重みを2分割する構成となってい
る。すなわち、SF2(重み14)とSF5(重み4)
とSF7(重み14)の3つが32の発光重みを分割し
たサブフィールド(14+4+14=32)であり、S
F1とSF6が16の発光重みを2分割した発光重み8
のサブフィールド、SF3とSF8が8の発光重みを2
分割した発光重み4のサブフィールドとなっている。
【0083】さらに発光のピークとなるSF2とSF7
の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとなるよ
う構成されている。以上のような3分割により、2のべ
き乗でない発光重みのサブフィールドを構成でき、これ
により2のべき乗の階調近傍で発生する、サブフィール
ドの発光切換による疑似輪郭妨害を他の階調に分散させ
る効果がある。
の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとなるよ
う構成されている。以上のような3分割により、2のべ
き乗でない発光重みのサブフィールドを構成でき、これ
により2のべき乗の階調近傍で発生する、サブフィール
ドの発光切換による疑似輪郭妨害を他の階調に分散させ
る効果がある。
【0084】図19〜図22に示したサブフィールド構
成は、1フィールド期間内の2つの山型配置の中央部を
構成する、発光量のおおきな上位サブフィールドを分割
したものである。例えば、図19の構成では前半の山を
構成するSF1、SF2、SF3および、後半の山を構
成するSF6、SF7、SF8は、自然2進数重みの上
位3ビット(32、16、8)を2分割したものであ
る。これにより、8階調おきの大まかな階調表現は2倍
のフィールド周波数で表示が行われることになり、フリ
ッカおよび疑似輪郭低減に効果がある。
成は、1フィールド期間内の2つの山型配置の中央部を
構成する、発光量のおおきな上位サブフィールドを分割
したものである。例えば、図19の構成では前半の山を
構成するSF1、SF2、SF3および、後半の山を構
成するSF6、SF7、SF8は、自然2進数重みの上
位3ビット(32、16、8)を2分割したものであ
る。これにより、8階調おきの大まかな階調表現は2倍
のフィールド周波数で表示が行われることになり、フリ
ッカおよび疑似輪郭低減に効果がある。
【0085】図19〜図22に示したサブフィールド構
成は、主として発光重みの配置を示すもので、実際に
は、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理等が含
まれている。これらの付加信号を考慮して、発光量がピ
ークとなる2つのサブフィールドの時間間隔(発光中心
から発光中心まで)を概略1/2フィールドとなるよう
構成する。
成は、主として発光重みの配置を示すもので、実際に
は、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理等が含
まれている。これらの付加信号を考慮して、発光量がピ
ークとなる2つのサブフィールドの時間間隔(発光中心
から発光中心まで)を概略1/2フィールドとなるよう
構成する。
【0086】発光重みを決定する発光維持パルス数の期
間よりも、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理
等に時間を要するシステムにおいては、最大発光量を有
する2つのサブフィールドの間に、総サブフィールド数
の1/2から1減じた数のサブフィールドを配置すれば
良い。具体的には10サブフィールドでは4、8サブフ
ィールドでは3個のサブフィールドを最大発光量を有す
る2つのサブフィールドの間に配置すればよい。
間よりも、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理
等に時間を要するシステムにおいては、最大発光量を有
する2つのサブフィールドの間に、総サブフィールド数
の1/2から1減じた数のサブフィールドを配置すれば
良い。具体的には10サブフィールドでは4、8サブフ
ィールドでは3個のサブフィールドを最大発光量を有す
る2つのサブフィールドの間に配置すればよい。
【0087】また、総サブフィールド数が奇数である場
合には1サブフィールド相当のブランキング期間を付加
して、発光重みが0のサブフィールドを1つ追加して総
サブフィールド数を偶数として処理すればよい。あるい
は、ブランキングを付加せずに、奇数の総サブフィール
ド数に1を加え、1/2から1減じた数のサブフィール
ドを、最大発光量のサブフィールドの間に配置する。こ
の際に最大発光量のサブフィールドの間に配置するサブ
フィールドは、発光量の少ないものを選択することで、
2つの最大発光量のサブフィールドの発光間隔を1/2
フィールドに近づけることができる。
合には1サブフィールド相当のブランキング期間を付加
して、発光重みが0のサブフィールドを1つ追加して総
サブフィールド数を偶数として処理すればよい。あるい
は、ブランキングを付加せずに、奇数の総サブフィール
ド数に1を加え、1/2から1減じた数のサブフィール
ドを、最大発光量のサブフィールドの間に配置する。こ
の際に最大発光量のサブフィールドの間に配置するサブ
フィールドは、発光量の少ないものを選択することで、
2つの最大発光量のサブフィールドの発光間隔を1/2
フィールドに近づけることができる。
【0088】また、これらの方法と発光しないブランキ
ング期間を調整することにより、最大発光量のサブフィ
ールドの発光間隔を1/2フィールドに設定する構成と
してもよい。なおブランキングを挿入する場所は、次の
フィールドとの境界(1フィールドの最後あるいは最
初)とすることで、発光を集中させることができ、動画
像の解像度劣化、疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
ング期間を調整することにより、最大発光量のサブフィ
ールドの発光間隔を1/2フィールドに設定する構成と
してもよい。なおブランキングを挿入する場所は、次の
フィールドとの境界(1フィールドの最後あるいは最
初)とすることで、発光を集中させることができ、動画
像の解像度劣化、疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
【0089】これらのサブフィールド配置は、図18に
示したように、1フィールド期間内に2つのピークを有
する発光分布でかつピークの時間間隔が1/2フィール
ドであればよく、図示のサブフィールド配置に限定され
るものでない。例えば、図19の構成では、SF0から
SF8を時間的に逆転させて配置したもの、あるいはS
F1とSF3、SF6とSF8などを入れ換えても同様
な効果を得ることができる。
示したように、1フィールド期間内に2つのピークを有
する発光分布でかつピークの時間間隔が1/2フィール
ドであればよく、図示のサブフィールド配置に限定され
るものでない。例えば、図19の構成では、SF0から
SF8を時間的に逆転させて配置したもの、あるいはS
F1とSF3、SF6とSF8などを入れ換えても同様
な効果を得ることができる。
【0090】以上のように二山型のサブフィールド配置
とすることにより、図11に示した山型サブフィールド
配置の特徴を生かして、さらにフリッカー妨害の低減や
疑似輪郭妨害を低減させることができる。また、これま
で示した二山型サブフィールド配置と同様にR(赤)発
光素子とG(緑)発光素子の時間応答特性をそろえるこ
とにより、動エッジ部での色付き等の妨害の少ない高画
質の動画表示を実現できる。
とすることにより、図11に示した山型サブフィールド
配置の特徴を生かして、さらにフリッカー妨害の低減や
疑似輪郭妨害を低減させることができる。また、これま
で示した二山型サブフィールド配置と同様にR(赤)発
光素子とG(緑)発光素子の時間応答特性をそろえるこ
とにより、動エッジ部での色付き等の妨害の少ない高画
質の動画表示を実現できる。
【0091】なお、図19〜図22に示した二山型のサ
ブフィールド配置は、発光量の大きい上位サブフィール
ドを分割することによって二つの山を形成している。こ
のため階調表現のために最低限必要なサブフィールド数
(例えば64階調では6サブフィールド)に比較してサ
ブフィールド数が多く必要である。従って解像度が高く
総サブフィールド数が多く取れない場合には山型サブフ
ィールド配置、比較的解像度が低く総サブフィールド数
が多く取れる場合には二山型サブフィールド配置として
構成すればよい。
ブフィールド配置は、発光量の大きい上位サブフィール
ドを分割することによって二つの山を形成している。こ
のため階調表現のために最低限必要なサブフィールド数
(例えば64階調では6サブフィールド)に比較してサ
ブフィールド数が多く必要である。従って解像度が高く
総サブフィールド数が多く取れない場合には山型サブフ
ィールド配置、比較的解像度が低く総サブフィールド数
が多く取れる場合には二山型サブフィールド配置として
構成すればよい。
【0092】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、1フ
ィールド期間内のサブフィールド配置を、発光量に関し
て2つのピークがある“二山型”配置とし、発光量のピ
ークの時間間隔を1/2フィールドとしたので、フリッ
カー妨害および疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
ィールド期間内のサブフィールド配置を、発光量に関し
て2つのピークがある“二山型”配置とし、発光量のピ
ークの時間間隔を1/2フィールドとしたので、フリッ
カー妨害および疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
【図1】本発明の一実施形態であるカラー画像表示装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】図1に示したマトリックスディスプレイパネル
5の構成を示した図である。
5の構成を示した図である。
【図3】動画エッジ部の色つき妨害を説明するための図
(その1)である。
(その1)である。
【図4】動画エッジ部の色つき妨害を説明するための図
(その2)である。
(その2)である。
【図5】従来の谷型サブフィールド構成を説明するため
の図である。
の図である。
【図6】谷型サブフィールド構成における発光重み配列
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図7】谷型サブフィールド構成による動解像度劣化を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図8】本発明による動画エッジ部の色つき妨害を説明
するための図である。
するための図である。
【図9】従来装置の動画エッジ部の色つき妨害を説明す
るための図である。
るための図である。
【図10】本発明によるサブフィールド構成を一実施形
態を示した図である。
態を示した図である。
【図11】本発明の一実施形態である山型サブフィール
ド構成における発光重み配列を示した図である。
ド構成における発光重み配列を示した図である。
【図12】本発明による他のサブフィールド構成を示し
た図である。
た図である。
【図13】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
を示した図である。
【図14】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
を示した図である。
【図15】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
を示した図である。
【図16】第1の発光制御パターンを示した図である。
【図17】第2の発光制御パターンを示した図である。
【図18】本発明による(二山型)サブフィールド構成
の発光パターンを説明する説明図である。
の発光パターンを説明する説明図である。
【図19】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
ールド構成を説明する説明図である。
【図20】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
ールド構成を説明する説明図である。
【図21】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
ールド構成を説明する説明図である。
【図22】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
ールド構成を説明する説明図である。
4…駆動回路,5…マトリックスディスプレイパネル,
6…制御回路,50…画素,51…赤(R)発光セル,
52…緑(G)発光セル,53…青(B)発光セル,1
01、102、103…A/D変換回路,2…サブフィ
ールド変換回路,3…サブフィールド順次変換回路,3
01…フレームメモリ
6…制御回路,50…画素,51…赤(R)発光セル,
52…緑(G)発光セル,53…青(B)発光セル,1
01、102、103…A/D変換回路,2…サブフィ
ールド変換回路,3…サブフィールド順次変換回路,3
01…フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/28 K (72)発明者 鴻上 明彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内 (72)発明者 大高 広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、各サブ
フィールドに割り当てられた発光重みが増加する順の配
列部分と減少する順の配列部分とからなるグループが複
数個含まれるように配置し、最大発光重みのサブフィー
ルドが各グループのそれぞれに含まれ、各最大発光重み
のサブフィールドが略1/2フィールドの間隔で配置さ
れたことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 1フィールド期間内に、発光重みが割り
当てられないブランキング期間を含むことを特徴とする
請求項1に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
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JP1999353417A JP3330110B6 (ja) | 1999-12-13 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Related Parent Applications (1)
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JP11028425A Division JP2000206930A (ja) | 1999-01-01 | 1999-02-05 | 画像表示装置 |
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JP3330110B6 JP3330110B6 (ja) | 2007-06-13 |
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