JP2000206930A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JP2000206930A
JP2000206930A JP11028425A JP2842599A JP2000206930A JP 2000206930 A JP2000206930 A JP 2000206930A JP 11028425 A JP11028425 A JP 11028425A JP 2842599 A JP2842599 A JP 2842599A JP 2000206930 A JP2000206930 A JP 2000206930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
subfields
subfield
image display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11028425A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutaka Naka
一隆 中
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Akihiko Konoue
明彦 鴻上
Hiroshi Otaka
広 大高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11028425A priority Critical patent/JP2000206930A/ja
Publication of JP2000206930A publication Critical patent/JP2000206930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動解像度特性に優れ、動エッジ部での色にじ
みが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラー
画像表示装置を提供する。 【解決手段】 赤、緑、青のカラー映像信号を、それぞ
れ赤、緑、青の各発光セルに供給してカラー画像を表示
するカラー画像表示装置において、赤、緑、青の各発光
セルの発光に関する時間応答特性を、それぞれTR、T
G、TBとしたとき、TRとTGとの差を、TRおよび
TGとTBとの差に比べて十分に小さくする。さらに、
サブフィールドの発光重み配列として、1フィールドの
中央付近に最も発光重みの大きいサブフィールドを配置
し、中央から前後に遠ざかるに従って発光重みが順次小
さくなるような山型の発光分布を採用する。あるいは1
フィールドに二つの発光ピークを有するサブフィールド
の発光重み配列として、二つのピークの時間間隔を1/
2フィールドとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に係
り、特に、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色にじ
みが目立ちにくい高画質の動画像を表示可能な画像表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来からのブラウン管(CRT)
表示装置に代わって、薄型軽量で画面歪みが少なく、か
つ地磁気の影響を受けにくい、液晶やプラズマを封止し
たフラットパネル型のディスプレイ装置が普及しつつあ
る。この中でも特に、自発光型により広い視野角を有
し、大型パネルの作成が比較的容易なプラズマディスプ
レイ装置が次世代のカラー画像表示装置として注目され
ている。このようなフラットパネル型のディスプレイ装
置では、1つの画素を赤(R)、緑(G)、青(B)の
3つの発光セルにより構成し、各発光セルの発光量を制
御することによりカラー表示を実現している。
【0003】また、プラズマディスプレイ装置のよう
に、発光と非発光との中間の階調表示が困難な表示デバ
イスでは、R,G,Bの各発光セルの発光量を制御して
中間階調を表示する方式として、いわゆるサブフィール
ド方式が採用されている。サブフィールド方式では、1
フィールドを時間軸上で複数のサブフィールドに分割し
て各サブフィールドに固有の発光重みを割り当て、各サ
ブフィールドでの発光の有無を制御することにより輝度
の階調が表現される。
【0004】例えば、1フィールドを6つのサブフィー
ルドSF0〜SF5に分割し、それぞれ1、2、4、
8、16、32の比率で発光重みを割り当てることによ
り、サブフィールドSF0〜SF5のいずれもが発光し
ない階調“0”から、6つのサブフィールドが全て発光
する階調“63”(=1+2+4+8+16+32)ま
での64階調を表現することができる。
【0005】このように、R,G,Bの各発光セルの発
光量をサブフィールド方式により制御するカラー画像表
示装置では、動画像を表示した際の画質が、第1に、
R,G,Bの各セルの発光に関する時間応答特性(以
下、単に発光応答特性と表現する場合もある)と、第2
に、各フィールド内で各サブフィールドに割当てられる
発光重みの配列との影響を大きく受ける。
【0006】R,G,Bの各セルの発光応答特性は、制
御回路から発光開始の指示が与えられてから実際にセル
が所望の発光輝度に至るまでの立ち上がり時間特性と、
発光終了指示後の残光時間特性とを示すものであるが、
一般的に、残光時間の長いものは立ち上がり時間も遅く
なるので、通常は残光時間が発光の時間応答特性を代表
する尺度として用いられる。したがって、以下でも“残
光時間”(発光のピークから1/10に減衰するまでの
時間)で発光応答特性を代表するものとするが、この
“残光時間”には“立ち上がり時間特性”が内在するも
のとする。
【0007】このようなカラー画像表示装置では、発光
応答特性が短いほど理想的な動作が可能であるが、ゼロ
にすることは不可能である。また、発光応答特性は、発
光セルとして用いられる蛍光体材料などの材料の物理特
性に大きく依存し、発光波長の異なるR,G,B各セル
の応答特性を均一に揃えることは非常に困難である。こ
のため、動画像を表示した際には、各発光セルの時間応
答の差により、R,G,Bの発光が時間的にずれて重畳
し、色ずれが生じてしまうことがある。この色ずれは、
黒から白、あるいは白から黒といったような輝度変化の
激しいエッジ部分において、原画像に本来ない色が知覚
される現象となって表れ、動画像表示の際の著しい画質
劣化となる。
【0008】以下、エッジ部の色つき妨害発生の過程
を、図3、4を用いて説明する。図3に示したように、
黒い背景31に白い矩形状のパターン32を表示装置の
画面に表示させ、この白い矩形パターン32を右方向に
移動させる場合を考える。この際に白と黒との境界に発
生する色つき妨害を図4に示す。
【0009】図4(a) は、各発光セルの強度(振幅)を
示し、同図(b) は、画面上に表示される色を表してい
る。同図(a) に示したように、R、G、Bのうち、例え
ばGの発光応答がR,Bに比較して遅いと、破線で示し
たGの発光応答が、実線で示したR,Bに比較して遅れ
ることにより、エッジ領域A,Bに色つきが発生する。
さらに具体的に言えば、エッジ領域Aでは、同図(b) に
示したように、R,Bに対してGの振幅が不足すること
によりマゼンタ(R+B)が知覚され、エッジ領域Bで
は、Gの振幅過剰により緑(G)が知覚される。色つき
の発生するエッジ領域は、動画速度が大きくなるほど広
がる。
【0010】このように、本来の映像信号は白色と黒色
のみであるのに対して、動きによって原画像にない色
(マゼンタや緑)が知覚され、大きな画質劣化となる。
特に、プラズマディスプレイ等においては、Gの発光セ
ルとして残光時間が12ms以上の材料が用いられるこ
とが多く、R,Bに比較して応答が遅れるため、エッジ
領域の色つきが大きな画質劣化要因となっていた。
【0011】一方、サブフィールド方式により中間階調
を表現する表示装置においては、各フィールド内での各
サブフィールドの発光重み配列により動解像度が大きく
左右される。動解像度を劣化させないためには、1フィ
ールド毎に到来する映像信号を、各フィールド期間内の
極めて短期間にインパルス的に発光させることが望まし
い。CRTによる表示装置では、水平垂直の走査処理に
1フィールドの時間を要するが、特定の画面位置の1画
素に着目すると1フィールド毎にインパルス的な発光が
行われている。
【0012】しかしながら、サブフィールド方式による
階調表示では、フィールド毎に到来する映像信号を各フ
ィールド期間内で複数のサブフィールドに分割して発光
・表示するため、短期間でインパルス的に発光させるこ
とはできず、CRTと同等の動解像度特性を実現するこ
とは困難である。
【0013】以下、サブフィールドでの発光重み配列に
応じて動解像度が劣化する現象について、図5、図6、
図7を用いて説明する。図5に例示した6分割のサブフ
ィールド構成により、ゼロから63までの64階調を表
現する表示装置において、図3に示した白い矩形パター
ン32を表示させる場合を考える。白(階調63)表示
の画素に着目すると、この画素では、1フィールドの先
頭からサブフィールドSF0、SF1、SF2、SF
3、SF4、SF5が全て発光し、その発光強度の比率
は16、4、1、2、8、32となるので、フィールド
の前後にエネルギーの集中した略谷型の発光重み配列と
なる。
【0014】図6は、順次入力されるフィールド1、フ
ィールド2…の映像信号が谷型サブフィールドの発光重
み配列を有する場合の発光量の分布を示している。この
ような谷型のサブフィールド配置では、各フィールドの
境界T1の近傍に発光が最も集中し、フィールド周期で
強い発光が現れる。そして、この境界T1では、第1フ
ィールドの発光と第2フィールドの発光とが混じり合う
ので、動く矩形パターンを表示させると、図7に実線で
示したように、時間的にずれた2枚の画像が重なって解
像度が激しく劣化した画像が知覚される。
【0015】すなわち、例えばGセルの発光応答時間が
遅い場合には、図7に破線で示したパターンが検知され
るので、図4の場合と同様に、エッジ領域A1,A2で
はGの振幅不足によりマゼンタが色つき妨害として知覚
され、エッジ領域B1,B2では、Gの振幅過剰により
緑が知覚されることになる。
【0016】この際の妨害量を図4と比較すると、妨害
の範囲は広くなるが、発生する偽色(マゼンタ、緑)の
濃さは薄くなる。これは、時間的にずれた2枚の画像が
重なることにより解像度が劣化し、急激な輝度変化がな
くなることに起因する。このように、サブフィールドの
発光重み配置とR,G,Bの各セルの応答特性とは密接
な関係があり、R,G,Bの各セルの発光応答特性の差
により生じるエッジ部の色つき妨害を、サブフィールド
の発光重み配置によって低減させることも可能であるた
め、高画質な動画像再生を実現するためには、両者の特
性を生かして最適化する必要がある。
【0017】なお、サブフィールド方式を採用した階調
表現方式に関しては、例えば特公昭51−32051号
公報に記載されており、サブフィールド方式に固有の疑
似輪郭ノイズを低減させる方式に関しては、例えば特開
平4−211294号公報に記載されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のカラー
画像表示装置では、R,G,Bの各セルの発光応答特性
に関しては、静止画像の画質に重点を置き、色度座標、
白バランス条件および発光の効率などを考慮して蛍光体
材料を選択するのみで、動画像の画質に着目した発光応
答特性については考慮されないか、あるいは考慮されて
いる場合であっても、各セルの発光応答特性を可能な限
り短くして残光を少なくすることのみに終始していた。
【0019】さらに、サブフィールドの発光重み配列に
関しては、フリッカの低減あるいはサブフィールド方式
固有の問題である疑似輪郭妨害の低減に重点を置いて決
定され、動解像度特性の劣化については考慮されていな
かった。
【0020】さらに、従来のカラー画像表示装置では、
R,G,Bの各セルの発光応答特性と、サブフィールド
の発光重み配列が画質に与える影響との相互作用に関し
ては考慮されていなかった。
【0021】このため、上記した従来のカラー画像表示
装置では、動画像を表示した際にR,G,Bの各セルの
発光応答特性の差によりR,G,Bの発光タイミングに
時間的なずれが生じ、エッジ部において原画像に本来な
い色が知覚されて著しい画質劣化が生じるという問題が
あった。
【0022】また、R,G,Bの各セルの発光応答特性
をより速いものに設定しても、サブフィールドの発光重
みの配置が不適切であると、動解像度特性を改善するこ
とができないという問題があった。
【0023】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、動解像度特性に優れ、動エッジ部での色に
じみが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカラ
ー画像表示装置を提供することにある。本発明の他の目
的は、疑似輪郭妨害低減手法の併用によりより高画質の
表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、以下のような手段を講じた。 (1)赤、緑、青の各発光セルの発光に関する時間応答
特性を、赤、緑、青の各色に対応した値にした。
【0025】上記した構成によれば、動エッジ部での色
にじみが目立ちにくい、高画質の動画像表示が可能なカ
ラー画像表示装置を提供することができる。 (2)赤、緑、青の各発光セルの発光に関する時間応答
特性を、それぞれTR、TG、TBとしたとき、TRと
TGとの差を、TRおよびTGとTBとの差に比べて十
分に小さくした。
【0026】上記した構成によれば、動エッジ部には、
視感度特性が低くて目に付きにくい青色あるいは黄色の
色つきが発生するので、色つきによる画質劣化が低減さ
れ、高画質な動画像表示が可能になる。 (3)各サブフィールドに割当てられる発光重みが、配
列の前後から中央に向かって大きくなるようにした。
【0027】上記した構成によれば、実質的に発光が短
時間に集中するので、動画像表示の際の解像度劣化が低
減され、高画質な動画像表示が可能になる。 (4)複数のサブフィールドのうち、発光重みが最大の
サブフィールドを含む2・K−1個の上位サブフィール
ドに、それぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…
[(K−1)・N]、[K・N]、[(K−1)・
N]、…[2・N]、[N](ただしK,Nは自然数)
の発光重みを割当てるようにした。
【0028】上記した構成によれば、階調が連続的に変
化した際の「発光の切り換わり」が特定の階調に集中す
ることなく分散するので、優れた動解像度特性と疑似輪
郭妨害の低減とが同時に達成できる。 (5)1フィールド期間に2つの発光量のピークがある
二山型のサブフィールドの重み配置とし、発光量のピー
クの時間間隔を1/2フィールドとなるよう構成した。
【0029】上記した構成によれば、発光パターンの繰
り返し周期が概略フィールド周波数の2倍になるため、
フリッカー妨害および、疑似輪郭妨害を低減させること
ができる。 (6)上記(5) の構成に加えて、緑および赤の発光セル
の残光時間を概略1/2フィールドに等しいかあるいは
1/2フィールドより長くなるよう構成した。
【0030】上記した構成によれば、発光セルの発光の
応答特性により発光が平滑化されることにより、さらに
疑似輪郭妨害を低減させ高画質な動画像表示ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカラ
ー画像表示装置の主要部の構成を示したブロック図であ
る。A/D変換回路101、102、103は、それぞ
れR、G、Bのアナログ映像信号をディジタル信号に変
換する。サブフィールド変換回路2は、A/D変換され
たディジタル信号を、各サブフィールドの発光の有無を
表すサブフィールドデータに変換する。サブフィールド
順次変換回路3は、画素単位で表されるサブフィールド
データをサブフィールド単位の面順次データに変換す
る。フレームメモリ301は、ビット単位での面順次を
実現するためにサブフィールド順次変換回路3内に設け
られた記憶領域である。
【0032】駆動回路4は、サブフィールド単位の面順
次データに変換された信号に駆動パルスを追加挿入し、
マトリックスディスプレイパネル5を駆動するための電
圧(あるいは電流)を出力する。制御回路6は、入力映
像信号のタイミング情報であるドットクロックCK、水
平同期信号H、垂直同期信号V等に基づいて、各回路に
必要な制御信号を生成する。
【0033】このような構成において、入力されたR、
G、Bの各映像信号は、それぞれA/D変換回路10
1、102、103によってディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号は、一般の2進数表記に基づく
ものであり、各ビットが2のべき乗の重みを有してい
る。具体的には、各映像信号をb0、b1…b6、b7
の8ビット信号に量子化する際には、最下位ビットのb
0が“1”の重みを有し、b1が“2”、b2が“4”
…b7が“128”の重みを有している。
【0034】各ディジタル信号は、サブフィールド変換
回路2において、各サブフィールドでの発光の有無を示
すサブフィールドデータに変換される。このサブフィー
ルドデータはサブフィールド数に対応したビット数の情
報からなり、8サブフィールドにより表示を行う際には
S0、S1、・・・・S7の8ビットで構成される。ビ
ットS0は、先頭のサブフィールドSF0の発光期間に
その画素を発光させるか否かを示しており、同様にS
1、S2、・・・の順で、それぞれサブフィールドSF
1、SF2、…での発光の有無を示している。
【0035】前記サブフィールドデータはサブフィール
ド順次変換回路3に入力され、そのフレームメモリ30
1に画素単位で書込まれる。フレームメモリ301から
の読み出しは、サブフィールド単位で面順次に行われ
る。すなわち、サブフィールドSF0の期間での発光の
有無を示すビットS0が1フィールド分読み出された
後、サブフィールドSF1の期間での発光の有無を示す
ビットS1が1フィールド分読み出され、以下同様に、
ビットS2、S3…S7の順で読み出される。駆動回路
4では、表示素子を駆動するために必要な信号変換、パ
ルスの挿入などが行われ、マトリックスディスプレイパ
ネル5が駆動される。
【0036】前記マトリックスディスプレイパネル5
は、図2に示したように、パネル固有の有効表示画素数
に対応した画素50をマトリックス状に配置して構成さ
れる。例えば、水平640画素、垂直480画素の表示
パネルでは、画素50が水平方向に640個、垂直方向
に480個並んだ構成となっている。さらに、各画素5
0の内部は、R(赤),G(緑),B(青)の各色の発
光セル51、52、53によって構成され、これらRG
Bの3原色の発光を制御することによりカラー画像表示
が可能になる。
【0037】本発明のカラー画像表示装置では、R
(赤)とG(緑)の発光応答特性が、B(青)の発光応
答特性との比較において、ほぼ等しくなるような発光材
料を用いて発光セル51、52、53を構成する。具体
的な構成の一例として、緑(G)の発光セル52の残光
時間が12〜17ms、赤(R)の発光セル51の残光
時間が8〜13msであるのに対して、青(B)の発光
セル53の残光時間は1ms以下としている。
【0038】このように、Rの残光時間をGの残光時間
とほぼ等しくすることで、R,G,Bの発光応答特性が
完全に一致していなくても、発生する色つき妨害の影響
を少なくすることができる。以下、この効果について図
8を参照して説明する。
【0039】図8は、本発明のカラー画像表示装置に、
図3と同じ白黒の矩形パターンを表示させた際に発生す
るエッジ部での色つき妨害の様子を示したものである。
青(B)の発光セルは発光応答が速いため、図8に実線
で示した矩形状のパターンが知覚されるのに対して、R
(赤)およびG(緑)は、それぞれ破線および一点鎖線
で示したように、両者はほぼ等しく遅れた特性となる。
この結果、各エッジ部には、R(赤)およびG(緑)の
発光応答がほぼ等しく遅れることによる青色(=白−赤
−緑)の色つき(動きの前縁)と、R(赤)およびG
(緑)の残光による黄色(=赤+緑)の色つき(動きの
後縁)が発生する。
【0040】前縁で発生する青色の色つきは、青色の視
感度特性が赤、緑に比較して低いので目に付きにくく妨
害となりにくい。さらに、各色つきはエッジ部に集中す
るために輪郭状の細い領域で発生することになる。ここ
で、人間の知覚特性として、色の解像度は青−黄軸(B
−Y軸)の変化が最も鈍い特性を有することが知られて
おり、輪郭に細く発生する青、黄の色つきは高い解像度
情報となるため、この鈍い解像度特性により検知されに
くい。
【0041】このように、Rの残光時間をGのそれとほ
ぼ等しくなるように構成することで、R,G,Bの発光
応答特性が完全に一致していなくても、発生する色つき
妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の表示を行
うことができる。
【0042】なお、本実施形態では、発光応答特性をほ
ぼ等しく設定したRとGの残光時間は、Bのそれよりも
長いものであったが、これより短いものであってもよ
い。例えばRおよびGの残光時間を5〜7msとし、B
の残光時間を10〜15msとしてもよい。この際に各
エッジ部に発生する色つきは、動きの前縁が黄色(=白
−青)、後ろ縁が青色であるために前記と同様の効果が
得られる。
【0043】次いで、本発明の効果を比較するために、
R,G,Bの3つの発光応答特性のうち、G(緑)との
比較においてR(赤)およびB(青)の発光応答特性を
概略等しくなるよう発光セル51、52、53を構成し
た場合の動作について、図9を用いて説明する。具体的
には、緑(G)の発光セル52の残光時間を12〜17
msとしたのに対して、赤(R)の発光セル51の残光
時間は3〜5ms、青(B)の発光セル53の残光時間
は1ms以下とした。
【0044】図9に示した応答特性からわかるように、
緑(G)が大きく遅れて立ち上がることによるマゼンタ
(=白−緑)の色つき(動きの前縁)と、緑(G)の残
光による緑の色つき(動きの後縁)が発生する。図8の
応答特性と比較すると、緑色の視感度特性は青、赤に比
較して高いので、緑色の色つきは目立ちやすく妨害とな
りやすい。さらに、緑、マゼンタの色つきも、色の解像
度特性が最も良好で敏感な赤−シアン軸(R−Y軸)に
近接しており、青−黄軸(B−Y軸)に比較して解像度
特性が高いために妨害が検知されやすい。
【0045】以上のように、RとGの発光応答特性をほ
ぼ等しくなるよう構成することで、例えばRとBの発光
応答特性を等しくした場合に較べて、妨害を大幅に低減
させることが可能になる。
【0046】また、BとGの発光応答特性をほぼ等しく
なるよう構成することも可能であるが、この際には、シ
アン(=青+緑)あるいは赤(=白−青−緑)の色つき
が発生することになり、図8に示した黄色−青色の色つ
きに比較して目に付きやすい妨害となる。
【0047】R,G,Bの3つの発光セルの時間応答特
性が均一にそろっていることが理想的であり、これによ
り動画像エッジ部での色つきのない画像が表示できるこ
とは言うまでもないことであるが、R,G,Bの発光応
答特性が完全に一致していない場合であっても、少なく
ともGとRの発光時間応答特性をそろえることにより、
発生した妨害を目立ちにくくすることができ、高画質の
動画像表示を行うことができる。
【0048】実際には、GとRの発光時間応答特性を完
全にそろえることも困難であるが、GとRの発光応答時
間の差が、GとBの発光応答時間のより小さく、かつ、
RとBの発光応答時間のより小さく設定可能であれば、
エッジ部の色つきをほとんど青色あるいは黄色にするこ
とができ、本発明による妨害低減の効果を得ることがで
きる。発光セルの時間応答特性を代表する特性値として
残光時間を用いて表現すれば以下のようになる。
【0049】すなわち、赤(R)色セルの残光時間をT
Rとし、緑(G)色セルの残光時間をTG、青(B)色
セルの残光時間をTBとした際に、TRとTGとの差
を、TBとTRおよびTGとの差に比べて十分に小さく
すれば良い。換言すれば、各残光時間TR、TG、TB
が次式を満足すれば妨害低減の効果を得ることができ
る。
【0050】|TR−TG|<|TR−TB| かつ
|TR−TG|<|TG−TB| 発光セルを構成する材料(蛍光体など)は、基本的な条
件として、RGB3原色の色度座標や白バランス条件、
発光の効率、などの様々な条件を満たす必要がある。動
画像表示のためには、さらにR,G,Bの3つの発光セ
ルの時間応答特性が均一にそろっていることが条件とな
るが、本発明の表示装置では、G(緑)とR(赤)の発
光時間応答特性のみを考慮すればよく、発光セル構成材
料の選択の幅を広げることができる。これにより、従来
の表示装置に比較してより高輝度あるいは高色純度の発
光セル構成材料を用いることができ、より高画質の表示
装置を提供できる。
【0051】さらに、従来の表示デバイスであるCRT
と発光原理の異なるプラズマディスプレイ等において
は、新たな蛍光体材料などの開発が必要となるが、本発
明の適用を前提とすれば、発光セル構成材料の選択の幅
が広がり、材料開発期間の短縮などによる経済的効果も
期待できる。
【0052】次いで、サブフィールドの発光重み配列を
工夫することにより、動画像を表示する際の解像度劣化
を少なくした実施形態について説明する。サブフィール
ドの発光重み配列は、各サブフィールドの発光・非発光
を制御するサブフィールド変換回路2によって決定され
る。
【0053】本実施形態では、動解像度特性を劣化させ
ないために、サブフィールドの発光重み配列として、図
10に示したように、1フィールドの中央付近に最も発
光重み(発光量)の大きいサブフィールドSF4を配置
し、中央から前後に遠ざかるに従って発光重みが順次小
さくなるような山型の発光分布を採用した。
【0054】さらに具体的にいえば、本実施形態では、
1フィールドの先頭から8つのサブフィールドSF0、
SF1,SF2…SF7に対して、それぞれ1、4、1
6、64、128、32、8、2の発光重みを割当てて
いる。各発光重みは全て2のべき乗値であるため、A/
D変換された2進データのビットの順序を入れ換えて、
サブフィールドの発光・非発光を制御するサブフィール
ドデータに対応させることができる。
【0055】図10に示した発光重み配列のサブフィー
ルドデータにより映像信号を表示した際の、各フィール
ドにおける発光量の時間的変化を図11に示す。各フィ
ールドは、図10に示した山型の発光重み配列を有し、
1フィールドのほぼ中央部(図11のT0)に発光が集
中する。サブフィールド方式に基づく中間階調表示方式
では、映像信号に応じた発光量を短時間に集中してイン
パルス的に発光させることは原理的にできないが、サブ
フィールドの構成を山型配置とすることで、発光をフィ
ールド内に分散させることなく、実質的に短時間に集中
させて発光させることができる。
【0056】なお、サブフィールドの発光重み配列は、
図10に示した構成に限らず、各フィールドの前後から
中央に近付くに従って発光重みが大きくなるような山型
の重み配置であれば、どのような発光重み配列であって
もよい。例えば、図10の発光重み配置を時間軸上で逆
転させ、各サブフィールドSF0〜SF7の発光重み
が、それぞれ2、8、32、64、16、4、1となる
ような発光重み配列にしても良い。
【0057】次いで、サブフィールド方式を用いて動画
像表示を行う場合に問題となる疑似輪郭を低減するため
に、発光重みの大きいサブフィールドを更に複数に分割
した実施形態の一例を図12に示す。
【0058】図12では、図10に関して説明した山型
の発光重み配列を有するサブフィールドについて、上位
2つのサブフィールドビットSF4(発光重み12
8),SF3(発光重み64)の発光量を合算して4等
分し、それぞれ発光重みが48(=(128+64)/
4)である4つのサブフィールドに分散することで、サ
ブフィールドの発光重み配列を台形状としている。
【0059】このような台形状の発光重み配列であって
も、最も発光量の大きいサブフィールド(SF3,SF
4,SF5,SF6)を中心に配置し、中心から遠ざか
るにつれ発光量の少ないサブフィールドを順次配置すれ
ば、前記と同様の効果が達成される。
【0060】ところで、上記したように各サブフィール
ドの発光重みを2のべき乗値にすると、階調を連続的に
変化させた場合に特定の階調を境としてあるサブフィー
ルドが発光を停止し、他のサブフィールドが発光を開始
する「発光の切り換わり」が特定の変化点に集中し、こ
れにより発光の周期性に乱れが生じて疑似輪郭妨害が発
生することが知られている。
【0061】例えば、図10に示した発光重み配列で
は、表示階調が第127階調ではサブフィールドSF4
以外のサブフィールドが全て発光し、第128階調では
サブフィールドSF4のみが発光するので、表示階調を
第127階調から第128階調へ切り換えると、この変
化点で発光の切り換わりが集中的に発生する。
【0062】そこで、次に説明する本発明の実施形態で
は、上記した疑似輪郭妨害を効果的に低減させるため
に、各サブフィールドの発光重みを2のべき乗によらな
い数値とした。これらの発光重み配列には、以下の3つ
の条件がある、 (1)発光重みの大きい上位のサブフィールド群が2の
べき乗の値を取らない。 (2)N,Kを共に自然数とすると、2・K−1個の上
位サブフィールドが、N,2・N、3・N、…(K−
1)・N、K・N、(K−1)・N、…2・N、Nの発
光重みを有する。 (3)上位サブフィールドは、最大発光量(K−1)・
Nのサブフィールドを中心にして左右対称な山型配置と
する。
【0063】図13に示した発光重み配列では、5つの
サブフィールドSF2、SF3,SF4,SF5,SF
6が上位サブフィールドであり、N=6、K=3であ
り、各上位サブフィールドの発光重みが、それぞれ6
(=N)、12(=2・N)、18(=K・N)、12
(=2・N)、6(=N)となっている。
【0064】同様に、図14に示した発光重み配列で
は、7つのサブフィールドSF1〜SF7が上位サブフ
ィールドであり、N=3,K=4である。同様に、図1
5に示した発光重み配列では、9つのサブフィールドS
F1〜SF9が上位サブフィールドであり、N=2,K
=5である。
【0065】ここで、発光重み配置が2のべき乗によら
ない発光重み配列を採用した場合の階調表現方法、およ
び疑似輪郭妨害に対する効果について、図16を参照し
て説明する。図16は、図13の発光重み配列を有する
サブフィールド構成で各階調を表現する際の発光制御パ
ターンを示している。
【0066】図16に示したように、下位サブフィール
ドSF0、SF1,SF7の発光重み1、2、2の組み
合わせにより、5階調分(=1+2+2)の表現が可能
である。また、上位サブフィールドSF2、SF6、S
F3、SF5,SF4では6の倍数の階調を表現できる
ので、下位サブフィールドとの組み合わせにより連続的
な階調を表現することができる。
【0067】上位サブフィールドのみに着目すると、階
調が第6階調から第12階調、第12階調から第18階
調、第18階調から第24階調…と変化した場合でも、
少なくとも1つの上位サブフィールドは2つ以上の階調
に渡って発光し続けるように制御される。これにより、
階調を連続的に変化させた場合でも、上記した「発光の
切り換わり」を特定の階調に集中させることなく分散さ
せることができる。
【0068】このように、図13、14、15に示した
サブフィールド構成とすることで、山型の発光分布によ
る優れた動解像度特性と、疑似輪郭妨害の低減が同時に
達成でき高画質の画像表示装置を実現することができ
る。
【0069】なお、図13、14、15に関して説明し
た上位サブフィールドの構成は、発光量の最も大きなサ
ブフィールドを中心として、1フィールド内で対称に配
置されている。例えば、図13に例示したサブフィール
ド構成では、発光重みが最も大きな18であるサブフィ
ールドSF4を中心として、発光重み12のサブフィー
ルドSF3、SF5、および発光重み6のサブフィール
ドSF2、SF6が対称に配置されている。
【0070】このように、対称位置に発光重みの等しい
サブフィールド(SF3とSF5およびSF2とSF
6)を配置すると、発光・非発光の制御を入れ換えても
全く同一の階調を表現することができる。この発光重み
配列の切換をフィールド、ライン、画素などの周期で切
り換えることにより、さらに発光の周期性をランダム化
することができ、疑似輪郭妨害を低減させることができ
る。
【0071】具体的には、図16に示した第1の発光制
御パターンと共に、図17に示したように、サブフィー
ルドSF3とSF5、およびSF2とSF6との発光順
序を入れ換えた第2の発光制御パターンを用意し、各発
光制御パターンがフィールド、ラインあるいは画素単位
で切り換えられるようにサブフィールド変換回路2を構
成すればよい。
【0072】なお、このような発光制御パターンの切り
換えタイミングは上記に限らず、各画素ごとに、その配
置位置に応じて各発光制御パターンを切換えるようにし
ても良い。例えば、マトリックス状に配置された画素を
市松模様(チェッカーフラグパターン)に見立てたとき
に、白色位置に配置された画素と黒色位置に配置された
画素とで発光制御パターンを切り換えても良い。さら
に、白色位置の画素を発光させる一方の発光制御パター
ンと、黒色位置の画素を発光させる他方の発光制御パタ
ーンとをフィールドごとに切換えても良い。
【0073】以上示した本発明のサブフィールド構成
は、図11に示したように1フィールド期間のほぼ中央
に最も発光量の大きいサブフィールドを配置した山型の
発光分布を有するものであった。これは1フィールドに
一回の割合で山型の発光分布によるひとまとまりの発光
が行われるものである。1フィールド期間内の総サブフ
ィールド数が多く設定可能である場合には、図18に示
す発光分布のように1フィールド期間に2回の山型の発
光分布による発光を行う構成としても良い。
【0074】図18に示すような1フィールド内で2つ
の山を有する構成では、フィールド間の境界近傍では発
光量が少なく設定されているため、これまで示した山型
のサブフィールド配置と同様に、谷型サブフィールド配
置で問題となった隣接フィールドデータとの混じり合い
が発生しにくく、動画像表示での解像度劣化を少なくす
ることができる。
【0075】また、1フィールド内で発光のピークとな
る2つのサブフィールドの時間間隔を、概ね1/2フィ
ールドの時間となるよう構成することにより、フィール
ドの後半の発光ピークから次のフィールドの前半の発光
ピークまでの時間間隔を1/2フィールドにそろえるこ
とができる。これにより2倍のフィールド周波数で(単
一の山型サブフィールド配置にて)表示を行ったものと
ほぼ等価な発光分布となる。これにより、フリッカーの
発生を抑えることができる。
【0076】また発光量の大きな上位複数のサブフィー
ルドを分割して、2つの山を構成することにより、分割
したサブフィールドで表現可能な階調(荒いステップの
大まかな階調のみ表現可能)については2倍のフィール
ド周波数で表示が行われることになる。また前後二つの
山は概略等しい構成の繰り返しとなっているため、いず
れか一方の山を構成するサブフィールドのみで階調が大
まかに表現可能(最大輝度は1/2)である。これによ
り1フィールド期間に分散して発光していたサブフィー
ルドが、概ね1/2フィールドの期間に集中することと
等価となり疑似輪郭妨害を低減できる。
【0077】さらに蛍光体の残光時間が概略この1/2
フィールド(8.3ms)と等しいあるいは残光時間の
方が長い場合には、残光特性によりそれぞれのサブフィ
ールドの発光が均一化され疑似輪郭低減の効果をさらに
高めることができる。この蛍光体の残光時間は、RGB
すべての発光素子で1/2フィールド以上となることが
望ましいが、視感度特性が高いG(緑)、R(赤)の2
色が概略8.3msあるいはこれ以上の残光時間を有し
ていれば大きな改善効果が得られる。
【0078】次に図18に示した二山型の発光分布を実
現するためのサブフィールド構成について図19、図2
0、図21、図22を用いて説明する。
【0079】図19は、SF0からSF8までの9サブ
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上位3つのサブフィールド32、16、8をそ
れぞれ2分割した構成となっている。すなわちSF2と
SF7が32の発光重みを2分割した発光重み16のサ
ブフィールド、SF3とSF8が16の発光重みを2分
割した発光重み8のサブフィールド、SF1とSF6が
8の発光重みを2分割した発光重み4のサブフィールド
となっている。さらに発光のピークとなるSF2とSF
7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとなる
よう構成されている。
【0080】図20は、SF0からSF9までの10サ
ブフィールドを用いて80階調を表示するサブフィール
ド構成である。基本となるのは図13〜図15で示した
サブフィールド構成に基づいてN=16、K=2とした
もので、32、16、16、8、4、2、1の発光重を
有するものである。これを基本として発光量の大きい上
位3つのサブフィールド32、16、16をそれぞれ2
分割した構成となっている。すなわちSF2とSF7が
32の発光重みを2分割した発光重み16のサブフィー
ルド、SF1とSF6が16の発光重みを2分割した発
光重み8のサブフィールド、SF3とSF8が16の発
光重みを2分割した発光重み8のサブフィールドとなっ
ている。図19と同様に発光のピークとなるSF2とS
F7の発光中心の時間間隔は概略1/2フィールドとな
るよう構成されている。なお、図20のサブフィールド
構成においては、図13〜図15で示した階調変化時の
発光の切り換わりが分散される効果に加えて、二山型配
置による疑似輪郭低減の効果により、さらに動画像表示
の画質に優れた表示装置を実現することができる。
【0081】図21は、SF0からSF7までの8サブ
フィールドを用いて64階調を表示するサブフィールド
構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重みを
有する発光重みである、32、16、8、4、2、1に
対して、上2つのサブフィールド32、16を合算し4
分割した構成((32+16)/4=12)となってお
り、SF1、SF2、SF5、SF6が最も発光量の大
きなサブフィールドとなる。図19、図20で示した構
成例と異なり最も発光量の大きなサブフィールドが4つ
あるが、2個づつ隣接させて、図18に示すような“二
山型”を構成する。また、2つの山の間隔は、SF1と
SF2を合わせた発光の中心からSF5とSF6を合わ
せた発光の中心までの時間間隔となり、これを1/2フ
ィールドとなるよう構成する。
【0082】図22は、SF0からSF9までの10サ
ブフィールドを用いて64階調を表示するサブフィール
ド構成である。6ビット(64階調)の自然2進数重み
を有する発光重みである、32、16、8、4、2、1
に対して、最上位の発光重み32を3分割し、16、8
の発光重みを2分割する構成となっている。すなわちS
F2(重み14)とSF5(重み4)とSF7(重み1
4)の3つが32の発光重みを分割したサブフィールド
(14+4+14=32)であり。SF1とSF6が1
6の発光重みを2分割した発光重み8のサブフィール
ド、SF3とSF8が8の発光重みを2分割した発光重
み4のサブフィールドとなっている。さらに発光のピー
クとなるSF2とSF7の発光中心の時間間隔は概略1
/2フィールドとなるよう構成されている。以上のよう
に3分割により、2のべき乗でない発光重みのサブフィ
ールドを構成でき、これにより2のべき乗の階調近傍で
発生する、サブフィールドの発光切換による疑似輪郭妨
害を他の階調に分散させる効果がある。
【0083】図19〜図22に示したサブフィールド構
成は、1フィールド期間内の2つの山型配置の中央部を
構成する、発光量のおおきな上位サブフィールドを分割
したものである。例えば、図19の構成では前半の山を
構成するSF1、SF2、SF3および、後半の山を構
成するSF6、SF7、SF8は、自然2進数重みの上
位3ビット(32、16、8)を2分割したものであ
る。これにより、8階調おきの大まかな階調表現は2倍
のフィールド周波数で表示が行われることになり、フリ
ッカおよび疑似輪郭低減に効果がある。
【0084】図19〜図22に示したサブフィールド構
成は、主として発光重みの配置を示すもので、実際に
は、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理等が含
まれている。これらの付加信号を考慮して、発光量がピ
ークとなる2つのサブフィールドの時間間隔(発光中心
から発光中心まで)を概略1/2フィールドとなるよう
構成する。発光重みを決定する発光維持パルス数の期間
よりも、アドレス処理や、発光素子を初期化する処理等
に時間を要するシステムにおいては、最大発光量を有す
る2つのサブフィールドの間に、総サブフィールド数の
1/2から1減じた数のサブフィールドを配置すれば良
い。具体的には10サブフィールドでは4、8サブフィ
ールドでは3個のサブフィールドを最大発光量を有する
2つのサブフィールドの間に配置すればよい。また総サ
ブフィールド数が奇数である場合には1サブフィールド
相当のブランキング期間を付加して、発光重み0のサブ
フィールドを1つ追加して総サブフィールド数を偶数と
して処理すればよい。あるいはブランキングを付加せず
に、奇数の総サブフィールド数に1を加え、1/2から
1減じた数のサブフィールドを、最大発光量のサブフィ
ールドの間に配置する。この際に最大発光量のサブフィ
ールドの間に配置するサブフィールドは、発光量の少な
いものを選択することで、2つの最大発光量のサブフィ
ールドの発光間隔を1/2フィールドに近づけることが
できる。また、これらの方法と発光しないブランキング
期間を調整することにより、最大発光量のサブフィール
ドの発光間隔を1/2フィールドに設定する構成として
もよい。なおブランキングを挿入する場所は、次のフィ
ールドとの境界(1フィールドの最後あるいは最初)と
することで、発光を集中させることができ、動画像の解
像度劣化、疑似輪郭妨害を低減させることができる。
【0085】これらのサブフィールド配置は図18に示
したように、1フィールド期間内に2つのピークを有す
る発光分布でかつピークの時間間隔が1/2フィールド
であればよく、図示のサブフィールド配置に限定される
ものでない。例えば、図19の構成では、SF0からS
F8を時間的に逆転させて配置したもの、あるいはSF
1とSF3、SF6とSF8などを入れ換えても同様な
効果を得ることができる。
【0086】以上のように二山型のサブフィールド配置
とすることで図11に示した山型サブフィールド配置の
特徴を生かして、さらにフリッカー妨害の低減や疑似輪
郭妨害を低減させることができる。また、これまで示し
た二山型サブフィールド配置と同様にR(赤)発光素子
とG(緑)発光素子の時間応答特性をそろえることによ
り、動エッジ部での色付き等の妨害の少ない高画質の動
画表示を実現できる。
【0087】なお図19〜図22に示した二山型のサブ
フィールド配置は、発光量の大きい上位サブフィールド
を分割することによって二つの山を形成している。この
ため階調表現のために最低限必要なサブフィールド数
(例えば64階調では6サブフィールド)に比較してサ
ブフィールド数が多く必要である。従って解像度が高く
総サブフィールド数が多く取れない場合には山型サブフ
ィールド配置、比較的解像度が低く総サブフィールド数
が多く取れる場合には二山型サブフィールド配置として
構成すればよい。
【0088】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば以下の
ような効果が達成される。 (1)RとGの発光セルの発光応答特性をそろえたの
で、動エッジ部で生ずる色つき等の画質劣化を低減さ
せ、高画質な動画像表示が可能なカラー画像表示装置を
実現することができる。
【0089】(2)サブフィールドの発光重み配置を、
フィールド中央に発光が集中する山型にしたので、動画
像表示の際の解像度劣化が低減され、高画質な動画像表
示が可能なカラー画像表示装置を実現することができ
る。
【0090】(3)RとGの発光セルの発光応答特性を
そろえると共に、サブフィールドの発光重み配置を、フ
ィールド中央に発光が集中する山型にしたので、動エッ
ジ部での色つき妨害が少なく、動解像度特性に優れた高
画質なカラー画像表示装置を実現することができる。
【0091】(4)サブフィールドの発光重み配置を、
フィールド中央に発光が集中する山型にし、階調が連続
的に変化した際の「発光の切り換わり」が特定の階調に
集中することなく分散されるようにしたので、優れた動
解像度特性と疑似輪郭妨害の低減とが同時に達成できる
高画質のカラー画像表示装置を実現することができる。
【0092】(5)1フィールド期間に2つの発光量の
ピークがある二山型のサブフィールドの重み配置とし、
発光量のピークの時間間隔を1/2フィールドとなるよ
う構成することで、フリッカー妨害および、疑似輪郭妨
害を低減させることができる。
【0093】(6)RとGの発光セルの発光応答特性を
そろえると共に、サブフィールドの発光重み配置を、1
フィールド期間に2つの発光量のピークがある二山型に
したので、動エッジ部での色つき妨害が少なく、動解像
度特性に優れた高画質なカラー画像表示装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカラー画像表示装置
のブロック図である。
【図2】図1に示したマトリックスディスプレイパネル
5の構成を示した図である。
【図3】動画エッジ部の色つき妨害を説明するための図
(その1)である。
【図4】動画エッジ部の色つき妨害を説明するための図
(その2)である。
【図5】従来の谷型サブフィールド構成を説明するため
の図である。
【図6】谷型サブフィールド構成における発光重み配列
を説明するための図である。
【図7】谷型サブフィールド構成による動解像度劣化を
説明するための図である。
【図8】本発明による動画エッジ部の色つき妨害を説明
するための図である。
【図9】従来装置の動画エッジ部の色つき妨害を説明す
るための図である。
【図10】本発明によるサブフィールド構成を一実施形
態を示した図である。
【図11】本発明の一実施形態である山型サブフィール
ド構成における発光重み配列を示した図である。
【図12】本発明による他のサブフィールド構成を示し
た図である。
【図13】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
【図14】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
【図15】本発明によるさらに他のサブフィールド構成
を示した図である。
【図16】第1の発光制御パターンを示した図である。
【図17】第2の発光制御パターンを示した図である。
【図18】本発明による(二山型)サブフィールド構成
の発光パターンを説明する説明図である。
【図19】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
【図20】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
【図21】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
【図22】本発明による表示装置のさらに他のサブフィ
ールド構成を説明する説明図である。
【符号の説明】
101、102、103…A/D変換回路,2…サブフ
ィールド変換回路,3…サブフィールド順次変換回路,
301…フレームメモリ,4…駆動回路,5…マトリッ
クスディスプレイパネル,6…制御回路,50…画素,
51…赤(R)発光セル,52…緑(G)発光セル,5
3…青(B)発光セル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月13日(1999.12.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドのうち、最
大発光重みのサブフィールドを含む2・K−1個の上位
サブフィールドには、それぞれ[N]、[2・N]、
[3・N]…[(K−1)・N]、[K・N]、[(K
−1)・N]、…[2・N]、[N](ただしK,Nは
自然数)の発光重みが割当てられ、前記上位サブフィー
ルドの少なくとも1つは、連続する2つ以上の階調のい
ずれにおいても発光することを特徴とする画像表示装
置。
【請求項】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
配列部分とをそれぞれ複数個有し、最大発光重みのサブ
フィールドを含む2・K−1個の上位サブフィールドに
はそれぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K−
1)・N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…[2
・N]、[N](ただしK,Nは自然数)の発光重みが
割当てられるように配列し、前記上位サブフィールドの
少なくとも1つは、連続する2つ以上の階調のいずれに
おいても発光することを特徴とする画像表示装置。
【請求項】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドのうち同時
に発光・非発光が制御されるサブフィールドの総発光重
みがそれぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K
−1)・N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…
[2・N]、[N](ただしK,Nは自然数)である
サブフィールドを含み、前記上位サブフィールドの少
なくとも1つは、連続する2つ以上の階調のいずれにお
いても発光することを特徴とする画像表示装置。
【請求項】 サブフィールドにより階調のある画像を
表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
配列部分とをそれぞれ複数個有し、かつ、同時に発光・
非発光が制御されるサブフィールドの総発光重みがそれ
ぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K−1)・
N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…[2・
N]、[N](ただしK,Nは自然数)の上位サブフィ
ールドを含むように配列し、前記上位サブフィールドの
少なくとも1つは、連続する2つ以上の階調のいずれに
おいても発光することを特徴とする画像表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴻上 明彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内 (72)発明者 大高 広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 CC03 DD01 DD30 EE29 FF12 GG12 HH02 JJ01 JJ02 JJ04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
    られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
    配列部分とをそれぞれ複数個有するように配列したこと
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
    られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
    配列部分とを交互にそれぞれ複数個有するように配列し
    たことを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 発光重みの等しいサブフィールドを複数個ずつ有する1
    フィールド期間内のサブフィールドの配列を、割当てら
    れた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の配
    列部分とを有するグループを複数個形成し該グループの
    それぞれに上記発光重みの等しいサブフィールドが含ま
    れるようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 上記各グループ内に最大発光重みのサブ
    フィールドが含まれるようにした請求項3に記載の画像
    表示装置。
  5. 【請求項5】 上記発光重みの等しいサブフィールドを
    1フィールド期間の前半と後半とに分けて配した請求項
    3または請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
    られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
    配列部分とを交互にそれぞれ複数個ずつ有しかつ該発光
    重みが増加する順の配列部分と減少する順の配列部分の
    範囲内に最大発光重みのサブフィールドが含まれるよう
    に配列したことを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】 上記最大発光重みのサブフィールドが略
    1/2フィールドの間隔で配されている請求項6に記載
    の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドのうち、最
    大発光重みのサブフィールドを含む2・K−1個のサブ
    フィールドには、それぞれ[N]、[2・N]、[3・
    N]…[(K−1)・N]、[K・N]、[(K−1)
    ・N]、…[2・N]、[N](ただしK,Nは自然
    数)の発光重みが割当てられていることを特徴とする画
    像表示装置。
  9. 【請求項9】 サブフィールドにより階調のある画像を
    表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
    られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
    配列部分とをそれぞれ複数個有し、最大発光重みのサブ
    フィールドを含む2・K−1個のサブフィールドにはそ
    れぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K−1)
    ・N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…[2・
    N]、[N](ただしK,Nは自然数)の発光重みが割
    当てられているように配列したことを特徴とする画像表
    示装置。
  10. 【請求項10】 サブフィールドにより階調のある画像
    を表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドのうち同時
    に発光・非発光が制御されるサブフィールドの総発光重
    みがそれぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K
    −1)・N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…
    [2・N]、[N](ただしK,Nは自然数)であるサ
    ブフィールドを含むことを特徴とする画像表示装置。
  11. 【請求項11】 サブフィールドにより階調のある画像
    を表示する画像表示装置において、 1フィールド期間内の複数のサブフィールドを、割当て
    られた発光重みが増加する順の配列部分と減少する順の
    配列部分とをそれぞれ複数個有し、かつ、同時に発光・
    非発光が制御されるサブフィールドの総発光重みがそれ
    ぞれ[N]、[2・N]、[3・N]…[(K−1)・
    N]、[K・N]、[(K−1)・N]、…[2・
    N]、[N](ただしK,Nは自然数)のサブフィール
    ドを含むように配列したことを特徴とする画像表示装
    置。
JP11028425A 1999-01-01 1999-02-05 画像表示装置 Pending JP2000206930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028425A JP2000206930A (ja) 1999-01-01 1999-02-05 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028425A JP2000206930A (ja) 1999-01-01 1999-02-05 画像表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9288051A Division JPH11109916A (ja) 1997-08-07 1997-10-03 カラー画像表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999353417A Division JP3330110B6 (ja) 1999-12-13 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000206930A true JP2000206930A (ja) 2000-07-28

Family

ID=12248315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11028425A Pending JP2000206930A (ja) 1999-01-01 1999-02-05 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000206930A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250449A (ja) * 2004-02-02 2005-09-15 Victor Co Of Japan Ltd 画像表示装置の駆動方法
CN111620023A (zh) * 2020-06-04 2020-09-04 南京音飞峰云科技有限公司 基于动态边权值拓扑图实现密集库设备路径规划的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250449A (ja) * 2004-02-02 2005-09-15 Victor Co Of Japan Ltd 画像表示装置の駆動方法
JP4591081B2 (ja) * 2004-02-02 2010-12-01 日本ビクター株式会社 画像表示装置の駆動方法
CN111620023A (zh) * 2020-06-04 2020-09-04 南京音飞峰云科技有限公司 基于动态边权值拓扑图实现密集库设备路径规划的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6014258A (en) Color image display apparatus and method
US6052112A (en) Gradation display system
KR100306987B1 (ko) 계조표시방법및계조표시장치
KR100454786B1 (ko) 텔레비젼화상신호의계조표시방법및그장치
KR100473514B1 (ko) 서브프레임을 이용하여 그레이 스케일 디스플레이를실행하는 장치 및 방법
JP3075335B2 (ja) 中間調表示方法
US7071902B1 (en) Image display
JPH11109916A (ja) カラー画像表示装置
JP3758294B2 (ja) ディスプレイ装置の動画補正方法及び動画補正回路
US6741227B2 (en) Color image display apparatus and method
JP3679838B2 (ja) テレビジョン画像信号の階調表示方法およびその装置
JPH08254965A (ja) 表示装置の階調表示方法
US20080049239A1 (en) Multiple tone display system
JP2001034229A (ja) 画像表示装置
JPH10171400A (ja) 映像信号の階調表示方法及びこれを用いた表示装置
Mikoshiba 26.1: Invited Paper: Visual Artifacts Generated in Frame‐Sequential Display Devices: An Overview
JP4759209B2 (ja) 画像表示装置
JP2002351390A (ja) 表示装置及び階調表示方法
JP2004151162A (ja) 階調表示方法
US20020063729A1 (en) Method of driving display device capable of achieving display of images in higher precision without changing conventional specifications of panel
JP2000206930A (ja) 画像表示装置
JP3330110B2 (ja) 画像表示装置
JP2000206931A (ja) 画像表示装置
JP3330110B6 (ja) 画像表示装置
JP2000206931A6 (ja) 画像表示装置