JP2000137419A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000137419A
JP2000137419A JP10311985A JP31198598A JP2000137419A JP 2000137419 A JP2000137419 A JP 2000137419A JP 10311985 A JP10311985 A JP 10311985A JP 31198598 A JP31198598 A JP 31198598A JP 2000137419 A JP2000137419 A JP 2000137419A
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JP
Japan
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door
opening
image forming
forming apparatus
electrical insulation
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JP10311985A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamashita
秀敏 山下
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知部材の数を削減してドア開閉検出装置の
簡素化とコスト削減を図ることができる画像形成装置を
提供すること。 【構成】 複数の開閉ドア(上ドア20、下ドア21及
び背面ドア54)を備え、開閉ドアが開状態にある場合
に電気絶縁を行う電気絶縁スイッチ41,55と開閉ド
ア(上ドア20、下ドア21及び背面ドア54)の開閉
状態を検知するドアセンサ(検知部材)36,47を有
する画像形成装置において、前記ドアセンサ36,47
の数(2つ)を前記開閉ドア(上ドア20、下ドア21
及び背面ドア54)の数(3つ)より少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉ドアを有する
コンピュータ用プリンタや複写機等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置は、構成部材を外部から保
護するため、又、使用者に対して可動部や通電部での安
全を確保するため、装置全体を保護カバー(エンクロー
ジャー)で覆っている。この保護カバーの一部にはプロ
セスカートリッジ等の交換やトナーの補給或は装置内に
滞留した記録紙を取り除く(所謂ジャム処理を行う)た
めに開閉ドアを設け、この開閉ドアを使用者が開けて適
切な処理を行えるようにしている。
【0003】ところで、前記保護カバーには通常電気的
絶縁処理が施されており、開閉ドアが開いた場合に対応
して装置内の電流を切るようにしている。又、複数の開
閉ドアがある場合、電気絶縁を行う電気絶縁スイッチや
センサ等のアクチュエータとは別に、どの開閉ドアが開
いているかを検出するアクチュエータが設けられてい
る。このように構成することによって開閉ドアの開閉状
態を使用者に知らせることができるとともに、装置側で
は開閉ドアが閉められた後に開閉ドア毎に異なるジョブ
を行うことが可能となる。
【0004】例えば、現像カートリッジや感光ドラムを
交換するための開閉ドアを開けた場合には、その開閉ド
アを閉めた後に必ず画像濃度検知を自動的に行わせるよ
うに設定することができ、ジャム処理時にそれらの交換
ドアとは別の開閉ドアを開けた場合には濃度検知を行う
必要がなくなる。
【0005】従って、各々の開閉ドアの開閉状態を検出
するためのドア開閉検出装置が必要になるが、従来のド
ア開閉検出装置は図18に示すように各ドア20,2
1,54に対して各1つのドアセンサ36,47,57
を備えていた。
【0006】又、従来のドア開閉検出装置は図18に示
すようにドア20,21,54側から電気絶縁スイッチ
41,55を押圧する箇所とドア20,21の開閉を検
出するドアセンサ36,47,57を押圧する箇所がド
ア20,21,54と連動するように設定されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の開閉検
知装置には以下のような問題があった。
【0008】先ず、ドアセンサを付けてジョブを行わせ
る理由を述べる。
【0009】例えば、像担持体である感光ドラムの表面
には感光剤が塗布されており、この感光層に光を当てて
静電潜像を形成しているが、この感光層の感度が低くな
ると結果的に画像の劣化を招いてしまう。劣化の少ない
画像を得るには感光ドラムユニットを定期的に交換する
必要がある。
【0010】感光ドラムユニットの交換を検知する手段
の1つとして画像形成装置の画像出力数をカウントする
方法がある。この方法は感光ドラムユニット内にカウン
タメモリを搭載し、そのメモリに画像形成装置本体から
の情報を電気的に書き込んでいる。ここで問題になるの
が感光ドラム交換ドアを開けた場合である。即ち、感光
ドラム交換ドアを開けると、ドア開の検知を受けてから
メモリに情報書き込みが始まるが、書き込みが終わる前
に電気絶縁スイッチが動作して画像形成装置の電流が切
断させるとメモリ書き込みに必要な電流も遮断され、誤
動作、延てはメモリ破壊の原因となる。このため、使用
者による開閉ドアの開閉操作性を損なうことなく、ドア
開を検知してメモリに書き込むための十分な時間を確保
した後、画像形成装置の電気絶縁を行う必要がある。
【0011】又、中間転写ユニット取り出しの際に問題
となることがあった。即ち、カラー画像形成装置におけ
る中間転写ユニットは、色ずれ精度を向上したり、薄紙
や腰の強い厚紙等の様々な紙種に画像転写できる等、画
質及びメディアフレキシビリティなどを向上させること
ができるが、感光ドラム上のトナー画像がこの中間転写
ユニットに転写され、更にそのトナー画像が中間転写ユ
ニットから紙に転写される。感光ドラムからトナー画像
を転写(一次転写)する方法としては中間転写ドラムを
加圧してこれを感光ドラムに押し付けた後、静電力を用
いてトナー画像を中間転写ドラムに転写する方法が用い
られる。
【0012】而して、カラー画像形成装置の保守に際し
て中間転写ユニットを装置から外す場合があるが、加圧
されているときには中間転写ユニットは感光ドラムへ押
し付けられているため、これを無理に取り出そうとする
と破損する虞れがある。
【0013】従って、本発明の目的とする処は、メモ
リ、中間転写体、加圧機構等の装置構成部品を破損しな
いで開閉ドアの開閉を検出することができる信頼性の高
い画像形成装置を提供することにある。
【0014】ところで、ドア開閉前後においてジョブを
行う必要がない場合がある。例えば画像形成系に関係の
ない部品の交換時や画像形成装置の動作不良等によるジ
ャム処理を行うために開ける開閉ドア等に対してはジョ
ブを行う必要がなく、この場合、画像形成装置自身に対
して該当する開閉ドアを判別する必要はなく、使用者に
対してもどの開閉ドアが開いているかをそれらの開閉ド
ア自体を目視してもらうことで事足りてしまう。
【0015】従って、本発明の目的とする処は、検知部
材の数を削減してドア開閉検出装置の簡素化とコスト削
減を図ることができる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の開閉ドアを備え、開
閉ドアが開状態にある場合に電気絶縁を行う電気絶縁ス
イッチと開閉ドアの開閉状態を検知する検知部材を有す
る画像形成装置において、前記検知部材の数を前記開閉
ドアの数より少なくしたことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記検知部材の数を前記開閉ドアの数より
1つ少なくしたことを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記電気絶縁スイッチによって電気
絶縁が行われている場合、対応した前記検知部材を持た
ない開閉ドアが開状態にあると判断することを特徴とす
る。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記電気絶縁スイッチによって電気
絶縁が行われており、且つ、対応した前記検知部材を有
する前記開閉ドアが閉状態を示している場合、対応した
前記検知部材を持たない開閉ドアが開状態にあると判断
することを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、複数の開閉ドアを
備え、開閉ドアが開状態にある場合に電気絶縁を行う電
気絶縁スイッチと開閉ドアの開閉状態を検知する検知部
材を有する画像形成装置において、前記開閉ドアが開く
ときに前記検知部材と前記電気絶縁スイッチが作動する
タイミングにずれを設けたことを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記検知部材の作動タイミングを前記電気
絶縁スイッチのそれよりも早くしたことを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の発明において、前記開閉ドアを係止する係止部材を
設け、該係止部材の動きを前記検知部材によって検知す
るようにしたことを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の発明において、装置本体に対して脱着可能な脱着可
能部にメモリを内蔵し、前記開閉ドアが脱着可能部の出
し入れのためのものとし、前記検知部材が開閉ドアの開
状態を検知すると装置情報を前記メモリに書き込みを始
め、前記電気絶縁スイッチによって装置本体の電気絶縁
を行う前にメモリ書き込みが終了するようにしたことを
特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項6又は7記
載の発明において、装置本体内部で揺動可能な揺動可能
部を設け、前記開閉ドアが開状態になると同時に前記揺
動可能部を移動せしめ、前記検知部材が開閉ドアの開状
態を検知すると前記揺動可能部を揺動させるための押圧
を解除して揺動可能部と開閉ドアの同時移動を可能な状
態にした後、前記電気絶縁スイッチによって装置本体の
電気絶縁を行うようにしたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明に係る画像形成装置の概略構
成を示す断面図であり、図示の画像形成は電子写真方式
を用いて4色フルカラー画像を形成することができるレ
ーザービームプリンタである。
【0027】本実施の形態に係る画像形成装置Aは、現
像剤により可視像化されたトナー画像を熱によって転写
材に定着させることにより画像形成を行うものであっ
て、第1の像担持体としてドラム型の電子写真感光体
(以下、感光ドラムと称する)1を備えており、この感
光ドラム1は不図示の駆動手段によって例えば図示矢印
方向(反時計回り)に回転駆動される。
【0028】そして、上記感光ドラム1の周囲には、感
光ドラム1の表面を均一に帯電させる帯電装置2、画像
情報に基づいてレーザービームを照射して感光ドラム1
上に静電潜像を形成する露光装置3、感光ドラム1上の
静電潜像にトナー画像を付着させて該静電潜像をトナー
画像として現像する現像装置4、感光ドラム1上のトナ
ー画像の一次転写を受ける第2の像担持体としの中間転
写ユニット5等が感光ドラム1の回転方向に従って順に
設置されている。
【0029】感光ドラム1上の静電潜像を現像する前記
現像装置4は、4色のトナーを収容する4つの現像剤収
容部4BK,4Y,4M,4Cを有しており、これらの
現像剤収容部4BK,4Y,4M,4Cは回転中心4a
を中心として同心円上に配置されている。そして、各現
像剤収容部4BK,4Y,4M,4Cには現像剤担持ロ
ーラ4bがそれぞれ設けられており、各現像剤担持ロー
ラ4bは表面に現像剤であるトナーを担持するととも
に、現像剤収容部4BK,4Y,4M,4Cが感光ドラ
ム1と対峙したときに感光ドラム1と対向して感光ドラ
ム1上の静電潜像をトナー画像として現像する。
【0030】又、第2の像担持体である前記中間転写ユ
ニット5は、感光ドラム1上のトナー画像の一次転写を
受けた後、該中間転写ユニット5に向けて給送された転
写材Sの表面にトナー画像を二次転写するものである。
尚、転写材Sは給搬送手段によってカセット14から所
定のタイミングで中間転写ユニット5まで搬送される。
【0031】又、画像形成装置Aには、トナー画像の二
次転写を受けた転写材S上のトナーを加熱して転写材S
にトナー画像を定着させるための定着装置8が設置され
ていおり、この定着装置8を通過した転写材Sは搬送ユ
ニット9によって排紙トレイ10に排出される。ここ
で、定着装置8は、一対の回転体である定着ローラ8a
と加圧ローラ8bを有しており、定着ローラ8aに内蔵
された不図示のヒータにより定着ローラ8aの表面を所
定温度に加熱した状態で該定着ローラ8aと加圧ローラ
8bとの間にトナー画像を担持した転写材Sを通すこと
によって熱と圧力によって転写材S上にトナー画像を定
着させる。尚、加圧ローラ8bにヒータが内蔵されてい
る場合もある。
【0032】而して、本実施の形態に係る画像形成装置
Aには、感光ドラム1を定期交換するための上ドア20
と中間転写ユニット5を定期交換するための下ドア21
(図2及び図3参照)の開閉検出装置を備えており、こ
の開閉検出装置は画像形成装置Aの筐体の可動部に対し
て移動しない位置に取り付けられている。尚、図2及び
図3は画像形成装置Aの外観斜視図であり、図2は上ド
ア20と下ドア21及び背面ドア54が共に閉まってい
る状態を示し、図3は全ドア20,21,54が共に開
いている状態を示している。
【0033】ところで、図18及び図19に示すよう
に、従来のドア開閉検出装置においては、上ドア20の
開閉状態を検知するドアセンサ36、下ドア21の開閉
状態を検知するドアセンサ47及び背面ドア54の開閉
状態を検知するドアセンサ57が配置されていた。
【0034】又、各ドア20,21,54が開いたとき
に使用者が触れる電気的可動部や高圧電流部が作動しな
いように電気絶縁スイッチ41,55を配置して使用者
への安全を確保している。尚、図18及び図19に示す
例では、上ドア20と下ドア21に電気絶縁スイッチ4
1が連動している。他の例として、上ドアと下ドアにそ
れぞれ1つずつ電気絶縁スイッチを配置しても良く、逆
に上ドアと下ドア及び背面ドアの動きをカム等で連動さ
せて1つの電気絶縁スイッチで電気遮断を行っても良
い。但し、電気絶縁スイッチが複数あっても電気的に直
列結合される場合があるため、電気絶縁スイッチ単独で
はドアセンサとはなり得ない。電気絶縁スイッチに関し
ては本発明の実施の形態でも同様である。
【0035】<実施の形態1>本発明の実施の形態1を
図4〜図11に基づいて説明する。
【0036】図4に示すようにドラムカートリッジ6に
はメモリ48が備えられている。ドラムカートリッジ6
を画像形成装置Aに装着することにより、装置本体側に
設けられている不図示のコネクタとメモリ48が結合し
て通信可能状態になる。尚、このメモリ48には画像形
成装置Aを稼働していく上で様々な情報を蓄積すること
ができる。
【0037】ところで、像担持体である感光ドラム1の
表面には感光剤が塗布されて感光層が形成されており、
この感光層に光を当てることによって静電潜像が形成さ
れるが、この感光層の感度が低くなると結果的に画像の
劣化を招いてしまう。劣化の少ない画像を得るには感光
ドラムユニットを定期的に交換する必要があり、その交
換を検知する手段の1つとして画像形成装置Aの画像出
力数をカウントする方法がある。この方法では、感光ド
ラムユニット内にカウンタメモリを搭載し、そのカウン
タメモリに画像形成装置本体からの情報を電気的に書き
込んでいる。
【0038】ここで問題になるのが、感光ドラム交換ド
アを開けた場合である。即ち、感光ドラム交換ドアを開
けると、ドア開の検知を受けてからメモリに情報書き込
みが始まるが、書き込みが終わる前に電気絶縁スイッチ
が動作して画像形成装置の電流が切断されるとメモリ書
き込みに必要な電流も遮断され、誤動作、延てはメモリ
破壊の原因となる。
【0039】従って、使用者がドア開閉の操作性を損な
うことなく、ドア開を検知してメモリ書き込みのために
十分な時間を確保した後、画像形成装置の電気絶縁を行
う必要がある。このため、図6〜図11に示すように上
ドア20に対してはドアセンサ36が必要不可欠であ
る。
【0040】図6は上ドア20と下ドア21が共に閉ま
っている状態を示し、図7は使用者が上ドア20を開け
ようとして上ドア把手31を引いた状態を示している。
【0041】図6に示すように上ドア20が閉まってい
るときには、上ドアフック33が上ドアセンサ36を押
している。そして、上ドア把手31を引くとこれが図7
に示すように回動してフック部56が外れるとともに、
上ドアフック33が上ドア連設軸34を中心として回動
してフック部35から外れる。そして、同時に上ドアフ
ック33は上ドアセンサ36から離脱する。このとき、
上ドア20と連動する上ドアスイッチ押圧部材37は未
だ移動せず、シーソー部材39は連動部材40を介して
電気絶縁スイッチ41を押圧してこれをON状態に維持
するため、電気絶縁スイッチ41が切れることはない。
そして、上ドア20が開いていないため、画像形成装置
Aは電気的にエンクロージャーで囲まれており、画像形
成装置A内でどこに電気が流れようとも使用者に対して
安全は確保されている。
【0042】図7に示すような状態でドラムカートリッ
ジ6のメモリ48(図4参照)に電気的アクセスを行
い、画像形成装置Aに関する情報通信を行う。その後、
使用者が上ドア20を移動させると、図8に示すよう
に、ドアスイッチ押圧部材37がシーソー部材39から
離脱するため、シーソー部材39はスプリング38の付
勢力によって図示のように揺動して連動部材40が電気
絶縁スイッチ41から離れるために電気絶縁スイッチ4
1が切れる。即ち、画像形成装置Aがエンクロージャー
に囲まれていなくても、使用者が触れる可能性のある部
分での可動部や通電部を作動しないようにすることがで
き、安全上問題ない。
【0043】又、図5に示すように、画像形成装置Aに
は中間転写ユニット5を感光ドラム1に押し付けるため
の転写加圧手段51が備えられている。尚、カラー画像
形成装置における中間転写ユニットは、色ずれ精度を向
上させたり、薄紙や腰の強い厚紙等の様々な紙種への画
像転写を可能とする等、画質及びメディアフレキシビリ
ティ等を向上させることができる。
【0044】感光ドラム1上のトナー画像は中間転写ユ
ニット5に転写され、更にそのトナー画像は中間転写ユ
ニット5から紙に転写されるが、感光ドラム1から転写
(一次転写)する方法として中間転写ユニット5を加圧
してこれを感光ドラム1に押し付けた後、静電力を用い
てトナー画像を中間転写ユニット5に転写する方法が用
いられる。但し、カラー画像形成装置Aの保守の際に中
間転写ユニット5を装置本体から外す場合がある。加圧
されているときには中間転写ユニット5が感光ドラム1
に押し付けられているため、これを無理に取り出そうと
すると破損する虞れがある。このため、下ドア21に対
してもドアセンサ47が必要不可欠である。
【0045】図6は上ドア20と下ドア21が共に閉ま
っている状態を示し、図9は使用者が下ドア21を開け
ようとして下ドア把手43を引いた状態を示している。
図6に示すように下ドア21が閉まっているときには、
下ドアフック44が下ドアセンサ47を押している。
【0046】図9に示すように下ドア把手43を引く
と、下ドアフック44が下ドアフック部46から外れる
と同時に、下ドアフック44は下ドアセンサ47から離
脱する。このとき、下ドア21と連動する下ドアスイッ
チ押圧部材42は未だ移動していないため、電気絶縁ス
イッチ41が切れることはない。そして、下ドア21が
開いていないために画像形成装置Aは電気的にエンクロ
ージャーで囲まれており、画像形成装置A内でどこに電
気が流れようとも使用者に対して安全は確保されてい
る。
【0047】図9に示すような状態で、図5に破線にて
示すように転写加圧手段51による中間転写ユニット5
への加圧と感光ドラム1への押圧を止めて中間転写ユニ
ット5を脱着可能にする。その後、使用者が下ドア21
を移動させると図10に示すような位置関係になって電
気絶縁スイッチ41が切れる。即ち、画像形成装置Aが
エンクロージャーに囲まれていなくても、使用者が触れ
る可能性のある部分での可動部や通電部が作動しないよ
うにすることができ、安全上問題ない。
【0048】次に、背面ドア54のように、これを図1
1に示すように開けても画像形成装置Aの動作上何ら問
題ない場合にはその背面ドア54の開閉状態を検知する
必要はなく、使用者に対する安全のための電気絶縁スイ
ッチ55を備えていれば必要十分である。
【0049】以上のように、ドア20,21,54の数
よりもドアセンサ36,47の数が少なくても、電気絶
縁スイッチ41,55とドアセンサ36,47の組み合
わせによってどのドア20,21,54が開いているか
を判断することができる。電気絶縁スイッチ41,55
が切れていても必要不可欠なドアセンサ36,47が開
状態検知を行っていない場合、ドアセンサの無い背面ド
ア54が開状態であると判断することができる。
【0050】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図12〜図14に基づいて説明する。
【0051】図20に示すように、従来のドア開閉検出
装置においては上ドア20に付随した押し部材22,2
3と下ドア21に付随した押し部材24,25が設けら
れており、押し部材22,25が上ドア20と下ドア2
1の開閉状態を検出するドアセンサ29,30をそれぞ
れ押している。押し部材23,24の動きはシーソー部
材26と連動部材27を介して電気絶縁スイッチ28を
押す。押し部材23又は24の何れかがシーソー部材2
6を押さなければ該シーソー部材26の支点が移動する
ことがなく、電気絶縁スイッチ28のレバーを押し込む
ことはない。即ち、図21に示すように、何れか1つの
ドア(図21では上ドア20)が開いていれば画像形成
装置Aに電気は流れない。
【0052】ところが、上記従来のドア開閉検出機構で
はドアの動きに呼応して2つの押し部材が移動してしま
うため、ドアセンサと電気絶縁スイッチが殆ど同時に反
応してしまうことがあった。例えば、上ドア20に対し
て押し部材22,23が移動してドアセンサ29と電気
絶縁スイッチ28が同時に切れる。
【0053】そこで、本実施の形態は、使用者が上ドア
20を開ける際にドアセンサ36と電気絶縁スイッチ4
1のON/OFFのタイミングをずらすことを特徴とす
る。
【0054】図12は上ドア20と下ドア21が共に閉
まっている状態を示し、図13は使用者が上ドア20を
開けようとして上ドア把手31を引いた状態を示してい
る。
【0055】図12に示すように上ドア20が閉まって
いるときには、上ドアフック33が上ドアセンサ36を
押している。そして、上ドア把手31を引くとこれが図
13に示すように回動してフック部56が外れるととも
に、上ドアフック33が上ドア連設軸34を中心として
回動してフック部35から外れる。そして、同時に上ド
アフック33は上ドアセンサ36から離脱する。このと
き、上ドア20と連動する上ドアスイッチ押圧部材37
は未だ移動していないため、電気絶縁スイッチ41が切
れることはない。そして、上ドア20が開いていないた
め、画像形成装置Aは電気的にエンクロージャーで囲ま
れており、画像形成装置A内でどこに電気が流れようと
も使用者に対して安全は確保されている。
【0056】図13に示すような状態でドラムカートリ
ッジ6のメモリ48(図4参照)に電気的アクセスを行
い、画像形成装置Aに関する情報通信を行う。その後、
使用者が上ドア20を移動させると図14に示すような
位置関係になって電気絶縁スイッチ41が切れる。即
ち、画像形成装置Aがエンクロージャーに囲まれていな
くても、使用者が触れる可能性のある部分での可動部や
通電部を作動しないようにすることができ、安全上問題
ない。
【0057】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図12、図15〜図17に基づいて説明する。
【0058】本実施の形態は、使用者が下ドア21を開
ける際にドアセンサ47と電気絶縁スイッチ41のON
/OFFのタイミングをずらすことを特徴とする。
【0059】図12は上ドア20と下ドア21が共に閉
まっている状態を示し、図15は使用者が下ドア21を
開けようとして下ドア把手43を引いた状態を示してい
る。図12に示すように下ドア21が閉まっているとき
には、下ドアフック44が下ドアセンサ47を押してい
る。
【0060】図15に示すように下ドア把手43を引く
と、下ドアフック44が下ドアフック部46から外れる
と同時に、下ドアフック44は下ドアセンサ47から離
脱する。このとき、下ドア21と連動する下ドアスイッ
チ押圧部材42は未だ移動していないため、電気絶縁ス
イッチ41が切れることはない。そして、下ドア21が
開いていないために画像形成装置Aは電気的にエンクロ
ージャーで囲まれており、画像形成装置A内でどこに電
気が流れようとも使用者に対して安全は確保されてい
る。
【0061】図15に示すような状態で、図5に破線に
て示すように転写加圧手段51による中間転写ユニット
5への加圧と感光ドラム1への押圧を止めて中間転写ユ
ニット5を脱着可能にする。その後、使用者が下ドア2
1を移動させると図16に示すような位置関係になって
電気絶縁スイッチ41が切れる。即ち、画像形成装置A
がエンクロージャーに囲まれていなくても、使用者が触
れる可能性のある部分での可動部や通電部を作動しない
ようにすることができ、安全上問題ない。尚、上ドア2
0と下ドアを共に開けた状態を図17に示す。
【0062】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、複数の開閉ドアを備え、開閉ドアが開状態にあ
る場合に電気絶縁を行う電気絶縁スイッチと開閉ドアの
開閉状態を検知する検知部材を有する画像形成装置にお
いて、前記検知部材の数を前記開閉ドアの数より少なく
し、或は開閉ドアが開くときに前記検知部材と前記電気
絶縁スイッチが作動するタイミングにずれを設けたた
め、検知部材の数を削減してドア開閉検出装置の簡素化
とコスト削減を図るとともに、メモリ、中間転写体、加
圧機構等の装置構成部品を破損しないで開閉ドアの開閉
を検出することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置(レーザービームプ
リンタ)の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の外観斜視図であ
る。
【図3】本発明に係る画像形成装置の外観斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る画像形成装置のドラムカートリッ
ジの破断側面図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の中間転写ユニット
の側面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装置
を示す画像形成装置の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装置
を示す画像形成装置の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装置
を示す画像形成装置の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装置
を示す画像形成装置の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係るドア開閉検出装
置を示す画像形成装置の部分断面図である。
【図18】従来の画像形成装置のドア開閉検出装置を示
す断面図である。
【図19】従来の画像形成装置のドア開閉検出装置を示
す断面図である。
【図20】従来の画像形成装置のドア開閉検出装置を示
す部分断面図である。
【図21】従来の画像形成装置のドア開閉検出装置を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 6 ドラムカートリッジ(着脱可能部) 20 上ドア(開閉ドア) 21 下ドア(開閉ドア) 33 上ドアフック(係止部材) 34 下ドアフック(係止部材) 36,47 ドアセンサ(検知部材) 39 シーソー部材(揺動可能部) 41,55 電気絶縁スイッチ 48 メモリ 54 背面ドア(開閉ドア)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開閉ドアを備え、開閉ドアが開状
    態にある場合に電気絶縁を行う電気絶縁スイッチと開閉
    ドアの開閉状態を検知する検知部材を有する画像形成装
    置において、 前記検知部材の数を前記開閉ドアの数より少なくしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記検知部材の数を前記開閉ドアの数よ
    り1つ少なくしたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電気絶縁スイッチによって電気絶縁
    が行われている場合、対応した前記検知部材を持たない
    開閉ドアが開状態にあると判断することを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁スイッチによって電気絶縁
    が行われており、且つ、対応した前記検知部材を有する
    前記開閉ドアが閉状態を示している場合、対応した前記
    検知部材を持たない開閉ドアが開状態にあると判断する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の開閉ドアを備え、開閉ドアが開状
    態にある場合に電気絶縁を行う電気絶縁スイッチと開閉
    ドアの開閉状態を検知する検知部材を有する画像形成装
    置において、 前記開閉ドアが開くときに前記検知部材と前記電気絶縁
    スイッチが作動するタイミングにずれを設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検知部材の作動タイミングを前記電
    気絶縁スイッチのそれよりも早くしたことを特徴とする
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記開閉ドアを係止する係止部材を設
    け、該係止部材の動きを前記検知部材によって検知する
    ようにしたことを特徴とする請求項5又は6記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 装置本体に対して脱着可能な脱着可能部
    にメモリを内蔵し、前記開閉ドアが脱着可能部の出し入
    れのためのものとし、前記検知部材が開閉ドアの開状態
    を検知すると装置情報を前記メモリに書き込みを始め、
    前記電気絶縁スイッチによって装置本体の電気絶縁を行
    う前にメモリ書き込みが終了するようにしたことを特徴
    とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 装置本体内部で揺動可能な揺動可能部を
    設け、前記開閉ドアが開状態になると同時に前記揺動可
    能部を移動せしめ、前記検知部材が開閉ドアの開状態を
    検知すると前記揺動可能部を揺動させるための押圧を解
    除して揺動可能部と開閉ドアの同時移動を可能な状態に
    した後、前記電気絶縁スイッチによって装置本体の電気
    絶縁を行うようにしたことを特徴とする請求項6又は7
    記載の画像形成装置。
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