JP2000137261A - 使用環境検知装置及びカメラ - Google Patents

使用環境検知装置及びカメラ

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JP2000137261A
JP2000137261A JP10327526A JP32752698A JP2000137261A JP 2000137261 A JP2000137261 A JP 2000137261A JP 10327526 A JP10327526 A JP 10327526A JP 32752698 A JP32752698 A JP 32752698A JP 2000137261 A JP2000137261 A JP 2000137261A
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photometric
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wavelength component
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JP10327526A
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Katsumi Kusaba
克己 草場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、低コスト化を実現しつつ、装置が水
中での使用であるか否かを検知可能とする。 【解決手段】 複数の異なる分光感度域における測光を
行い、複数の測光値を測定する測光手段1〜4と、前記
複数の測光値を演算して特性を求める演算手段7と、該
演算手段にて得られた特性に基づいて装置が水中での使
用であるか否かを検知する検知手段8,9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の異なる分光
感度域における測光を行い、複数の測光値を測定する測
光手段を有する使用環境検知装置及びカメラの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防水機能を有し水中撮影が可能な
カメラにおいて、該カメラが水中にあるか否かを判別す
る手段としては、特開昭59−53819号または特開
平7−287286号に記載されている様に、水と空気
の屈折率の違いを利用して、水中と空気中との発光系−
受光系間の光路を変えて受光センサの受光量の違いによ
り水中検知を行う技術が知られている。
【0003】図9は従来のこの種の装置を示す図であ
り、同図において、101は検知装置、102は検知
窓、103は発光素子、104は受光素子、105は空
気または水である。
【0004】前記検知窓102はメタクリル樹脂等の透
光性プラスチックで構成されており、その図中上方平面
は空気または水105に直接接触する。発光素子103
と受光素子104は、検知窓102の上方平面に対して
発光素子103の光束がほぼ50度の入射角で入射し、
同一角度の反射角で反射して受光素子104に入射しう
るように配置されている。
【0005】上記構成による検知装置101の作動につ
いて、以下に説明する。
【0006】まず、検知窓102の上方平面が空気と接
している場合、空気の屈折率は1であり、メタクリル樹
脂等の透光性プラスチックの屈折率は 1.49 であるの
で、該透光性プラスチックの空気に対する臨界角αは α=sin−1(1/ 1.49 ) ≒42度 であり、入射角50度で入射して来た発光素子103の
光束は、図中の実線のように上方平面で全反射されて受
光素子104に入射する。
【0007】次に、検知窓102の上方平面が水と接し
ている場合、水の屈折率は約 1.33であるので、メタク
リル樹脂等の透光性プラスチックの水に対する臨界角β
は β=sin−1( 1.33 / 1.49 ) ≒63度 であり、入射角50度で入射して来た発光素子103の
光束は、図中の破線のように検知窓102の外側に出て
しまい、発光素子103の光束は受光素子104には入
射しない。
【0008】このようにして、受光素子104が発光素
子103からの光を受光したときは検知装置101が空
気中にあり、受光しないときは検知装置101が水中に
あることが検知される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な水中検知技術は、図5のような専用の検知装置を必要
とするため、例えば小型で低価格の防水カメラに搭載す
ることは、サイズやコストの面で困難であった。
【0010】また、この様な専用の検知装置を使って水
中検知以外の例えば人工光検知に応用することは出来な
かった。
【0011】(発明の目的)本発明の第1の目的は、小
型化、低コスト化を実現しつつ、装置が水中での使用で
あるか否かを検知することのできる使用環境検知装置を
提供しようとするものである。
【0012】本発明の第2の目的は、小型化、低コスト
化を実現しつつ、装置が水中での使用であるか否かを検
知でき、しかも簡単な回路を付加することで人工光下で
の使用時か自然光下での使用時かを検知することのでき
る使用環境検知装置を提供しようとするものである。
【0013】本発明の第3の目的は、小型化、低コスト
化を実現しつつ、装置が水中での使用であるか否かを検
知でき、しかも簡単な回路を付加することで人工光下で
の撮影時か自然光下での撮影時かを検知することがで
き、かつ、既存の部品を共用することのできるカメラを
提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、複数の異なる分光
感度域における測光を行い、複数の測光値を測定する測
光手段と、前記複数の測光値を演算して特性を求める演
算手段と、該演算手段にて得られた特性に基づいて装置
が水中での使用であるか否かを検知する検知手段とを有
する使用環境検知装置とするものである。
【0015】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、複数の異なる分光感度域にお
ける測光を行い、複数の測光値を測定する測光手段と、
前記複数の測光値の割合から光の分光特性を求める演算
手段と、該演算手段にて得られた分光特性と所定の分光
特性を比較し、装置が水中での使用であるか地上での使
用であるかを検知する検知手段とを有する使用環境検知
装置とするものである。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、複数の異なる分光感度域にお
ける測光を行い、複数の測光値を測定する測光手段と、
前記複数の測光値の割合から光の分光特性を求める演算
手段と、該演算手段にて得られた分光特性と所定の第1
の分光特性を比較し、装置が水中での使用であるか地上
での使用であるかを検知する第1の検知手段と、前記演
算手段にて得られた分光特性と所定の第2の分光特性を
比較し、装置が人工光下での使用であるか自然光下での
使用であるかを検知する第2の検知手段とを有する使用
環境検知装置とするものである。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項11〜17記載の本発明は、請求項1から6の何
れかの使用環境検知装置を具備したカメラとするもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施の第1の形態に係る使
用環境検知装置を具備した防水カメラの主要部分の回路
構成を示すブロック図である。
【0020】カメラ本体25の周囲は空気または水26
に接しており、自然光は空気または水26の中を通って
長波長光透過フィルタ1及び短波長光透過フィルタ2に
入射する。該フィルタ1,2を透過した光はそれぞれ長
波長成分及び短波長成分に分光され、各々独立したフォ
トセンサ3及びフォトセンサ4に入射する。
【0021】フォトセンサ3及びフォトセンサ4は、光
量に比例した光電流I1及びI2を発生する。フォトセ
ンサ3に発生した光電流I1は、I/V変換器5にてV
1(=I1・R)の電圧に変換される。同様に、フォト
センサ4に発生した光電流I2は、I/V変換器6にて
V2(=I2・R)の電圧に変換される。そして、これ
ら電圧V1及びV2はそれぞれCPU24に入力されて
以降の処理が行われる。
【0022】まず、入力された電圧は光全体に対する長
波長成分の割合を求めるために演算回路7に入力され、
ここで X=V1/(V1+V2) の演算が行われ、長波長成分の割合Xが水中判定用コン
パレータ9の反転入力端子に出力される。一方、基準光
記憶回路8に記憶されている値X’は、−E1のバイア
スを付加して水中判定用コンパレータ9の非反転入力端
子に出力される。
【0023】IRED駆動回路11,IRED(赤外発
光ダイオード)12及び投光レンズ13から成る投光系
と、受光レンズ14,PSD(半導体位置検出器)15
及び測距演算回路16から成る受光系の組み合わせによ
るアクティブタイプの測距装置は、カメラに用いられる
公知の装置であるため、その詳細な説明は省略する。こ
の測距装置は、被写体の距離情報が得られるものであれ
ばアクティブタイプに限らず、パッシブやその他のタイ
プでも良い。
【0024】前記測距演算回路16から出力される距離
データは、CPU24に入力されて撮影レンズ21を合
焦位置に繰出すための測距距離情報17となる。また、
これとは別に、水中撮影時に用いる水中指定距離情報1
8があり、セレクタ19の切り換えによりいずれかの距
離情報が撮影レンズ駆動回路20に入力されて最終的に
撮影レンズ21を合焦位置に繰出す動作が行われる。
【0025】上記構成による防水カメラの作動につい
て、以下に説明する。
【0026】まず、前提として基準光記憶回路8には空
気中での自然光の長波長成分「X’=V1’/(V1’
+V2’)」が記憶されているものとする。カメラ本体
25が空気中にある場合、自然光が長波長光透過フィル
タ1及び短波長光透過フィルタ2によって取り込まれた
とすると、光電変換及びI/V変換後の全体光量(V1
+V2)は照度により大きく変化するが、長波長成分の
割合「X=V1/(V1+V2)」は照度が変化しても
大きな変化はない。したがって、E1の値を「E1>空
気中での自然光が取り得る長波長成分の割合の減少幅」
となるようなバイアス電圧にセットしていれば必ず「X
>X’−E1」となるので、水中判定用コンパレータ9
の出力は“L”(ローレベルを意味する)のまま変化し
ない。この時、セレクタ19は測距距離情報17側を選
択するため、空気中では撮影レンズ21の合焦繰出しは
通常のカメラと同様にアクティブ測距装置からの距離デ
ータに基づき制御される。
【0027】次に、カメラ本体25が水中にある場合、
水面に入射した自然光が水中を透過しながら進むと、水
深に応じて水による吸収のために長波長成分が失われ
る。このように長波長成分が失われた水中での自然光
が、長波長光透過フィルタ1及び短波長光透過フィルタ
2によって取り込まれると、光全体に対する長波長成分
の割合「X=V1/(V1+V2)」は大幅に減少す
る。この減少幅がE1を越えると「X<X’−E1」と
なるため、水中判定用コンパレータ9の出力は“L”か
ら“H”(ハイレベルを意味する)に変化して、カメラ
本体25が水中にあることが検知される。そして、この
出力信号はセレクタ19の入力を測距距離情報17から
水中指定距離情報18に切り換える。したがって、水中
では撮影レンズ21の合焦繰出しは予め定められた指定
距離の位置に固定される。
【0028】水中で、アクティブタイプの測距装置から
の距離データを撮影レンズ21の合焦繰出しに用いない
理由は、前述の様に水が光の長波長成分を吸収するた
め、IRED12から投光される赤外光もまた吸収され
て被写体からの反射光がほとんど得られない状況とな
り、被写体距離を無限遠とする誤データにより撮影レン
ズ21のピントがずれてピンボケ写真となるのを防ぐた
めである。
【0029】図1では本発明の作動を説明し易くするた
めにアナログ的な回路構成としているが、同様の構成を
デジタル的に処理するようにしても良い。この様にデジ
タル的に処理した場合の一連の動作を示したのが、図2
のステップ#101〜#108である。各ステップでの
動作は上記と同様であるので、その説明は省略する。
【0030】(実施の第2の形態)上記実施の第1の形
態では、光を光学フィルタにて長波長成分と短波長成分
に分けて2種類の分光特性の異なる光を得る為に、それ
ぞれのフィルム及びその処理系を備える構成にしている
が、より回路構成を簡単にする為に、フィルタを切換え
可能にし、以後の光電変換及びI/V変換を行う回路部
分は共用するようにしてもよい。
【0031】図3は上記の事を実現可能とする、本発明
の実施の第2の形態に係る使用環境検知装置を具備した
防水カメラの主要部分の回路構成を示すブロック図であ
り、図1と同じ部分は同一の符号を付し、その説明は省
略する。
【0032】図3において、51はフィルタであり、時
系列的に長波長光透過と短波長光透過のものに切り換え
られる。52は図1のフォトセンサ3,4と同様のフォ
トセンサ、53は図1のI/V変換器5,6と同様のI
/V変換器である。54は図1の演算回路7とほぼ同様
(時系列に入力される電圧を記憶する機能を有している
点が異なるものとする)の演算回路である。
【0033】上記構成においては、実施の第1の形態と
異なるのは、まずフィルタ51を長波長光透過のものに
切り換え、この状態でフォトセンサ52及びI/V変換
器53にて、光電流I1,V1(=I1・R)を得、こ
れを演算回路54に記憶しておき、続いて前記フィルタ
51を短波長光透過のものに切り換え、この状態でフォ
トセンサ52及びI/V変換器53にて、光電流I2,
V2(=I2・R)を得、演算回路54により、光全体
に対する長波長成分の割合を求めるために X=V1/(V1+V2) の演算を行う点のみである。
【0034】図4は、上記の処理をデジタル的に処理し
た場合の一連の動作を示したものであり、ステップ#2
01〜#204にて、V1を得、ステップ#204〜#
206にて、V2を得、次のステップ207にて、X=
V1/(V1+V2)なる演算を行うようにしている。
以後は上記実施の第1の形態と同様である。
【0035】(実施の第3の形態)図5は本発明の実施
の第3の形態に係る測色装置を具備した防水カメラの主
要部分の回路構成を示すブロック図であり、図1と同じ
部分は同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0036】この実施の第3の形態では、水中検知機能
に加えて人工光検知機能を兼ね備えている点が、上記実
施の第1の形態と異なる。
【0037】この実施の第3の形態において、水中判定
用コンパレータ9に加えて更に人工光判定用コンパレー
タ10があり、長波長成分の割合Xを人工光判定用コン
パレータ10の非反転入力端子に送り、基準光記憶回路
8に記憶されている値X’は、+E2のバイアスを付加
して人工光判定用コンパレータ10の反転入力端子に送
る。人工光判定用コンパレータ10の出力は光源データ
として撮影情報書込み回路22に送られ、他の撮影情報
とともに磁気ヘッド23によりフィルムに記録される。
【0038】上記構成による防水カメラの作動について
以下に説明する。但し、第1の実施例と同一構成の部分
は同一動作であるので説明は省略する。
【0039】カメラ本体25が人工光光源下にある場
合、蛍光灯やタングステン光などの人工光は自然光と比
べて長波長光の割合が多いため、長波長光透過フィルタ
1及び短波長光透過フィルタ2に入射した光は、光電変
換及びI/V変換後の長波長成分の割合X(=V1/
(V1+V2))が自然光の場合と比べ増加する。この
増加幅がE2を越えると「X>X’+E2」となるた
め、人工光判定用コンパレータ10の出力はLからHに
変化して、撮影光源が人工光であることが検知される。
この出力変化により撮影情報書込み回路22は光源種別
を人工光として記憶し、レリーズ終了後の次駒へのフィ
ルム巻き上げ中に、フィルムの磁気記憶層に他の撮影情
報とともに光源種別情報を磁気ヘッド23により記録す
る。この様にして記録された光源種別情報は、プリント
時に露出量やカラーバランス等の設定に利用可能とな
る。
【0040】このように、水中検知のシステムに一部回
路を付加することのみで、水中検知と同様の原理で人工
光検知をすることができる。
【0041】図5では本発明の作動を説明し易くするた
めにアナログ的な回路構成としているが、同様の構成を
デジタル的に処理するようにしても良い。この様にデジ
タル的に処理した場合の一連の動作を示したのが、図6
のステップ#301〜#315である。各ステップでの
動作は上記と同様であるので、その説明は省略する。
【0042】(実施の第4の形態)上記実施の第3の形
態では、光を光学フィルタにて長波長成分と短波長成分
に分けて2種類の分光特性の異なる光を得る為に、それ
ぞれのフィルム及びその処理系を備える構成にしている
が、より回路構成を簡単にする為に、フィルタを切換え
可能にし、以後の光電変換及びI/V変換を行う回路部
分は共用するようにしてもよい。
【0043】図7は上記の事を実現可能とする、本発明
の実施の第4の形態に係る使用環境検知装置を具備した
防水カメラの主要部分の回路構成を示すブロック図であ
り、図5と同じ部分は同一の符号を付し、その説明は省
略する。
【0044】図7において、61はフィルタであり、時
系列的に長波長光透過と短波長光透過のものに切り換え
られる。62は図5のフォトセンサ3,4と同様のフォ
トセンサ、63は図5のI/V変換器5,6と同様のI
/V変換器である。64は図5の演算回路7とほぼ同様
(時系列に入力される電圧を記憶する機能を有している
点が異なるものとする)の演算回路である。
【0045】上記構成において、実施の第3の形態と異
なるのは、まずフィルタ61を長波長光透過のものに切
り換え、この状態でフォトセンサ62及びI/V変換器
63にて、光電流I1,V1(=I1・R)を得、これ
を演算回路64に記憶しておき、続いて前記フィルタ6
1を短波長光透過のものに切り換え、この状態でフォト
センサ62及びI/V変換器63にて、光電流I2,V
2(=I2・R)を得、演算回路64により、光全体に
対する長波長成分の割合を求めるために X=V1/(V1+V2) の演算を行う点のみである。
【0046】図8は、上記の処理をデジタル的に処理し
た場合の一連の動作を示したものであり、ステップ#4
01〜#404にて、V1を得、ステップ#404〜#
406にて、V2を得、次のステップ407にて、X=
V1/(V1+V2)なる演算を行うようにしている。
以後は上記実施の第3の形態と同様である。
【0047】以上の実施の各形態においては、異なる分
光感度域における光を測光し、それぞれにて得られる測
光値を演算して特性を求め、該特性値に基づいてカメラ
を水中にて使用しているか否かを判定するようにしてい
るため、従来の技術を使って同様の機能を備えたシステ
ムよりもサイズ・コスト両面で有利なものとなる。ま
た、上記測光値演算の為の回路は、カメラに備わってい
る既存の装置などを用いることができので、より有利な
ものとなる。
【0048】更に簡単な回路を付加する事のみで、水中
検知のみならず、人工光検知へと発展させることができ
る。
【0049】また、人工光検知の結果はフィルムに例え
ば磁気的に記録するようにしているため、プリント品質
向上のために有効なカメラとすることができる。
【0050】(変形例)上記実施の各形態では、何れも
光を光学フィルタにて長波長成分と短波長成分に分けて
2種類の分光特性の異なる光を得ているが、互いに分光
特性の異なる光が得られればよいので、例えば長波長光
透過フィルタと短波長光透過フィルタの何れか一方を使
うだけでも良い。また、分光する光は2種類に限らず3
種類以上でも良い。さらに、フィルタは光学フィルタに
限らず、例えば半導体の分光感度を利用したものでも良
い。
【0051】また、2種類以上の光に分光して取り込む
手段は、上記実施の形態では、専用のシステムを用いた
が、カメラに通常備わっている露出計,オートフォーカ
ス,赤外線リモコンなどのセンサ部を一部または全てを
共用する構成にすることも可能である。
【0052】また、フォトセンサを使用しているが、C
CDやPSDを用いる様にしてもよい。
【0053】また、カメラに適用した場合を示している
が、これに限定されるものではなく、その他の装置への
適用も可能である。
【0054】また、水中検知信号の有無で自動的に撮影
レンズ駆動に用いる情報を切り換える構成にしていた
が、水中検知信号の有無を表示し、使用者に撮影レンズ
駆動に用いる情報の切り換えを行わせるようにしても良
い。
【0055】また、水中撮影時に用いる距離情報を、フ
ィルムの感度情報と閃光装置のガイドナンバー情報をも
とにして設定するようにしても良い。更に、水中検知信
号が出力されたときは閃光装置が発光するか否かの自動
選択状態であっても、被写体の輝度情報に関わりなく必
ず閃光装置を発光させるようにしても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2記
載の本発明は、小型化、低コスト化を実現しつつ、装置
が水中での使用であるか否かを検知することができる使
用環境検知装置を提供できるものである。
【0057】また、請求項3記載の本発明は、小型化、
低コスト化を実現しつつ、装置が水中での使用であるか
否かを検知でき、しかも簡単な回路を付加することで人
工光下での使用時か自然光下での使用時かを検知するこ
とができる使用環境検知装置を提供できるものである。
【0058】また、請求項11〜17記載の本発明は、
小型化、低コスト化を実現しつつ、装置が水中での使用
であるか否かを検知でき、しかも簡単な回路を付加する
ことで人工光下での撮影時か自然光下での撮影時かを検
知することができ、かつ、既存の部品を共用することが
できるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの一連
の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの一連
の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの一連
の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第4の形態に係るカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の第4の形態に係るカメラの一連
の動作を示すフローチャートである。
【図9】従来の水中検知技術を説明する為の図である。
【符号の説明】
1 長波長光透過フィルタ 2 短波長光透過フィルタ 3 フォトセンサ(長波長光用) 4 フォトセンサ(短波長光用) 5 I/V変換器(長波長光用) 6 I/V変換器(短波長光用) 7 演算回路 8 基準光記憶回路 9 水中判定用コンパレータ 10 人工光判定用コンパレータ 19 セレクタ 20 撮影レンズ駆動回路 21 撮影レンズ 22 撮影情報書込み回路 23 磁気ヘッド 24 CPU 51,61 フィルタ 52、62 フォトセンサ 53,63 I/V変換器 54,64 演算回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる分光感度域における測光を
    行い、複数の測光値を測定する測光手段と、前記複数の
    測光値を演算して特性を求める演算手段と、該演算手段
    にて得られた特性に基づいて装置が水中での使用である
    か否かを検知する検知手段とを有することを特徴とする
    使用環境検知装置。
  2. 【請求項2】 複数の異なる分光感度域における測光を
    行い、複数の測光値を測定する測光手段と、前記複数の
    測光値の割合から光の分光特性を求める演算手段と、該
    演算手段にて得られた分光特性と所定の分光特性を比較
    し、装置が水中での使用であるか地上での使用であるか
    を検知する検知手段とを有することを特徴とする使用環
    境検知装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段にて得られる分光特性は、
    入射光全体に対する長波長成分の割合であり、前記所定
    の分光特性は、地上光全体に占める長波長成分の割合で
    あり、 前記検知手段は、前記入射光全体に対する長波長成分の
    割合が前記地上光全体に占める長波長成分の割合よりも
    少なければ、装置が水中での使用であると検知すること
    を特徴とする請求項2記載の使用環境検知装置。
  4. 【請求項4】 複数の異なる分光感度域における測光を
    行い、複数の測光値を測定する測光手段と、前記複数の
    測光値の割合から光の分光特性を求める演算手段と、該
    演算手段にて得られた分光特性と所定の第1の分光特性
    を比較し、装置が水中での使用であるか地上での使用で
    あるかを検知する第1の検知手段と、前記演算手段にて
    得られた分光特性と所定の第2の分光特性を比較し、装
    置が人工光下での使用であるか自然光下での使用である
    かを検知する第2の検知手段とを有することを特徴とす
    る使用環境検知装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段にて得られる分光特性は、
    入射光全体に対する長波長成分の割合であり、前記所定
    の第1の分光特性は、地上光全体に占める長波長成分の
    割合であり、前記所定の第2の分光特性は、自然光全体
    に占める長波長成分の割合であり、 前記第1の検知手段は、前記入射光全体に対する長波長
    成分の割合が前記地上光全体に占める長波長成分の割合
    よりも少なければ、装置が水中での使用であると検知
    し、前記第2の検知手段は、前記入射光全体に対する長
    波長成分の割合が前記自然光全体に占める長波長成分の
    割合よりも多ければ、装置が人工光下での使用であると
    検知することを特徴とする請求項4記載の使用環境検知
    装置。
  6. 【請求項6】 前記異なる分光感度域における測光は、
    分光感度の異なる複数の測光センサを用いて行い、前記
    測光センサのうちの少なくとも一つは可視光域に分光感
    度を持ち、少なくとも一つは赤外光域に分光感度を持つ
    ことを特徴とする請求項1,2又は4記載の使用環境検
    知装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の測光センサの分光感度は、光
    学フィルタにより選択されることを特徴とする請求項6
    記載の使用環境検知装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の測光センサのうち、少なくと
    も一つは半導体位置検出器であることを特徴とする請求
    項6記載の使用環境検知装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の測光センサのうち、少なくと
    も一つはフォトセンサであることを特徴とする請求項6
    記載の使用環境検知装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の測光センサのうち、少なく
    とも一つはCCDであることを特徴とする請求項6記載
    の使用環境検知装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から6の何れかの使用環境検
    知装置を具備したことを特徴とするカメラ。
  12. 【請求項12】 前記測光手段の構成要素である測光セ
    ンサは、被写体輝度を測定する為の測光センサに兼用さ
    れることを特徴とする請求項11記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記測光手段の構成要素である測光セ
    ンサは、被写体距離を測定する測距センサに兼用される
    ことを特徴とする請求項11記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記測光手段の構成要素である測光セ
    ンサは、赤外線リモコン信号を受けるリモコン受光セン
    サに兼用されることを特徴とする請求項11に記載のカ
    メラ。
  15. 【請求項15】 前記検知手段にて地上での使用である
    ことが検知されている場合は、測距センサからの距離情
    報を用いて撮影レンズを合焦させ、水中での使用である
    ことが検知されている場合は、予め設定された距離情報
    を用いて撮影レンズを合焦させる合焦制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項11記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 光源の種類を撮影時の照明光源情報と
    してフィルムに記録する記録手段を有することを特徴と
    する請求項11記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記記録手段は、磁気的に記録する手
    段であることを特徴とする請求項16記載のカメラ。
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