JP2000136803A - タンデム油圧回路 - Google Patents

タンデム油圧回路

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JP2000136803A
JP2000136803A JP10312933A JP31293398A JP2000136803A JP 2000136803 A JP2000136803 A JP 2000136803A JP 10312933 A JP10312933 A JP 10312933A JP 31293398 A JP31293398 A JP 31293398A JP 2000136803 A JP2000136803 A JP 2000136803A
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JP
Japan
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valve
bypass
bucket
switching valve
boom
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JP10312933A
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English (en)
Inventor
Yasuo Koike
康夫 小池
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TCM Corp
Original Assignee
TCM Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールローダ等の作業車両に用いられるタ
ンデム油圧回路に於て、簡単な操作で複数のアクチュエ
ータを同時に作動できる様にする。 【解決手段】 少なくとも二つの切換弁2を備えて上流
の切換弁2を操作すると下流の切換弁2には圧油が供給
されない様に構成されているタンデム油圧回路に於て、
少なくとも二つの切換弁2の上流側どうしを接続するバ
イパス通路3を設けると共に、バイパス通路3に圧油を
通断するバイパス弁4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホイールロ
ーダ等の作業車両に用いられるタンデム油圧回路の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタンデム油圧回路として
は、例えば図4に示したものが知られている。当該タン
デム油圧回路100は、基本的には、少なくとも二つの
切換弁101を備えて上流の切換弁を操作すると下流の
切換弁には圧油が供給されない様に構成されている。こ
の様なものは、油圧源の圧力や流量が選択したアクチュ
エータにそのまま伝達されるので、一つ一つのアクチュ
エータを確実に作動させる事ができる。而して、この様
なものは、原則的には、二つのアクチュエータを同時に
作動する事ができないが、上流の切換弁を上昇又は下降
位置より中立側に少しずらして流れの一部を下流の切換
弁に流すと同時に、下流の切換弁を上昇又は下降位置に
すれば、二つのアクチュエータを同時に作動する事がで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、操作が非常に煩雑で熟練を要するという難点があ
った。本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する
為に創案されたもので、その課題とする処は、簡単な操
作で複数のアクチュエータを同時に作動する事ができる
タンデム油圧回路を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のタンデム油圧回
路は、基本的には、少なくとも二つの切換弁を備えて上
流の切換弁を操作すると下流の切換弁には圧油が供給さ
れない様に構成されたタンデム油圧回路に於て、前記少
なくとも二つの切換弁の上流側どうしをバイパスするバ
イパス通路を設けると共に、バイパス通路には圧油を通
断するバイパス弁を介設した事に特徴が存する。
【0005】バイパス弁を遮断状態にすると、バイパス
通路が遮断されて各切換弁が所謂タンデム回路になり、
各切換弁を同時に作動する事ができない。バイパス弁を
連通位置にすると、少なくとも二つの切換弁の上流側ど
うしがバイパス通路に依り連通されて各切換弁が所謂パ
ラレル回路になり、各切換弁を同時に作動する事ができ
る。バイパス弁を操作するだけで、タンデム回路をパラ
レル回路にする事ができるので、簡単な操作で複数のア
クチュエータを同時に作動する事ができる。
【0006】切換弁がブーム用とバケット用の二つから
成り、バイパス弁が電磁弁にされてこれを通断制御する
スイッチがバケット用切換弁の操作レバーに設けられて
いても良い。この様にすれば、ホイールローダ等の作業
車両に容易に適用する事ができ、操作性を大幅に向上す
る事ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明のタンデム油圧
回路を示す油圧回路図。図2は、作業車両での作業要領
を示す略式側面図。図3は、図2と同様図である。
【0008】タンデム油圧回路1は、切換弁2、バイパ
ス通路3、バイパス弁4とからその主要部が構成されて
居り、ホイールローダ等の作業車両50に適用される。
【0009】作業車両50は、車体51と、これの前側
に俯仰可能に設けられたブーム52と、これを俯仰させ
るブームシリンダ53と、ブーム52の先端に俯仰可能
に設けられたバケット54と、これを俯仰させるバケッ
トシリンダ55と、から成っている。
【0010】切換弁2は、上流の切換弁2を操作すると
下流の切換弁2には圧油が供給されない様にタンデムに
接続された少なくとも二つのもので、この例では、三つ
の切換弁2(2A,2B,2C)にしてあり、この他に
一つのリリーフ弁5と三つの逆止弁6(6A,6B,6
C)とを組み合わせた複合多連制御弁にしてある。各切
換弁2(2A,2B,2C)は、操作レバー7(7A,
7B,7C)を備え、切換弁2A,2Bは、6ポート3
位置型にしてあり、切換弁2Cは、ディテント機構(ロ
ック機構)を備えた6ポート4位置型にしてある。
【0011】切換弁2Aは、Pポートが逆止弁6Aを介
してP′ポートに接続され、P′ポートがリリーフ弁5
を介してTポートに接続され、A,Bポートには何もア
クチュエータが接続されずに使用されていない。而し
て、切換弁2Aは、図略しているが、Pポートがポンプ
に接続されると共に、Tポートがタンクに接続される。
【0012】切換弁2Bは、Pポートが逆止弁6Bを介
してP′ポートに接続され、P′ポートが切換弁2Aの
T′ポートに接続され、Tポートが切換弁2AのTポー
トに接続され、A,Bポートには図略しているが、バケ
ットシリンダ55が接続されてバケット用切換弁にされ
ている。
【0013】切換弁2Cは、Pポートが逆止弁6Cを介
してP′ポートに接続され、P′ポートが切換弁2Bの
T′ポートに接続され、Tポートが切換弁2BのTポー
トに接続され、T′ポートがBP(キャリオーバ)とし
て他の切換弁(図示せず)のPポートに接続できる様に
してあり、A,Bポートには図略しているが、ブームシ
リンダ53が接続されてブーム用切換弁にされている。
【0014】バイパス通路3は、少なくとも二つの切換
弁2の上流側どうしを接続すべく設けられたもので、こ
の例では、二つの切換弁2B,2Cの上流側どうしを接
続するものにしてあり、切換弁2BのPポートと切換弁
2CのPポートが連通すべく接続されている。
【0015】バイパス弁4は、バイパス通路3に設けら
れて圧油を通断するもので、この例では、2ポート2位
置型の電磁弁にしてあり、Pポートが逆止弁8を介して
切換弁2BのPポートに接続されていると共に、Aポー
トが切換弁2CのPポートに接続されている。バイパス
弁4のソレノイド9には、配線10を介してスイッチ
(押しボタンスイッチ)11が接続されて居り、スイッ
チ11の押圧・開放に依りバイパス弁4が開閉弁する様
にされている。スイッチ11は、バケット用切換弁2B
の操作レバー7Bの頭部に付設してある。
【0016】次に、この様な構成に基づいてその作用を
述解する。スイッチ11を開放してバイパス弁4を遮断
状態(図1の左側位置)にすると、バイパス通路4が遮
断されて各切換弁2A,2B,2Cが所謂タンデム回路
になり、各切換弁2A,2B,2Cを同時に作動する事
ができない。従って、ブーム用切換弁2Cをディテント
機構に依り上昇側に保持して置いてバケット用切換弁2
Bを操作すると、バケット用切換弁2Bの中立位置では
ブーム52が上昇されると共に、バケット用切換弁2B
の上昇位置又は下降位置ではブーム52が停止されるの
で、ブーム52の上昇を制御しながらバケット54を俯
仰する事ができ、図2に示す掘削作業が容易に行なえ
る。つまり、バケット用切換弁2Bの操作レバー7Bの
一本だけで同作業を行なう事ができる。
【0017】スイッチ11を押圧してバイパス弁4を連
通位置(図1の右側位置)にすると、二つの切換弁2
B,2Cの上流側どうしがバイパス通路3に依り連通さ
れて両切換弁2B,2Cが所謂パラレル回路になり、両
切換弁2B,2Cを同時に作動する事ができる。従っ
て、ブーム用切換弁2Cを操作してブーム52を上昇さ
せながらバケット用切換弁2Bを操作してバケット54
をゆっくり前傾させて掘削した土砂等をダンプトラック
等60に積み込む所謂積込作業が容易に行なえる。
【0018】バイパス弁4を操作するだけで、タンデム
回路とパラレル回路とを切換える事ができ、タンデム回
路からパラレル回路にする事ができるので、簡単な操作
で二つのシリンダ(ブームシリンダ53とバケットシリ
ンダ55)を同時に作動する事ができる。バイパス弁4
を電磁弁にすると共に、これを制御するスイッチ11を
バケット用切換弁2Bの操作レバー7Bに設けたので、
同操作レバー7Bを操作しながらバイパス弁4を制御す
る事ができ、操作性が向上する。
【0019】尚、切換弁2は、先の例では、三つであっ
たが、これに限らず、例えば二つ又は四つ以上でも良
い。バイパス通路3は、先の例では、二つの切換弁2の
上流側どうしを接続するものであったが、これに限ら
ず、例えば三つ以上の切換弁2の上流側どうしを接続す
るものでも良い。この場合、バイパス弁4は、バイパス
通路3の数に呼応して設ける。バイパス弁4は、先の例
では、電磁弁であったが、これに限らず、例えば手動弁
等でも良い。
【0020】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 少なくとも二つの切換弁を備えて上流の切換弁
を操作すると下流の切換弁には圧油が供給されない様に
構成されているタンデム油圧回路に於て、少なくとも二
つの切換弁の上流側どうしを接続するバイパス通路を設
けると共に、バイパス通路に圧油を通断するバイパス弁
を設けたので、簡単な操作で複数のアクチュエータを同
時に作動する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタンデム油圧回路を示す油圧回路図。
【図2】作業車両での作業要領を示す略式側面図。
【図3】図2と同様図。
【図4】従来のタンデム油圧回路を示す油圧回路図。
【符号の説明】
1,100…タンデム油圧回路、2(2A,2B,2
C),101…切換弁、3…バイパス通路、4…バイパ
ス弁、5…リリーフ弁、6(6A,6B,6C),8…
逆止弁、7(7A,7B,7C)…操作レバー、9…ソ
レノイド、10…配線、11…スイッチ、50…作業車
両、51…車体、52…ブーム、53…ブームシリン
ダ、54…バケット、55…バケットシリンダ、60…
ダンプトラック等。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの切換弁を備えて上流の
    切換弁を操作すると下流の切換弁には圧油が供給されな
    い様に構成されているタンデム油圧回路に於て、少なく
    とも二つの切換弁の上流側どうしを接続するバイパス通
    路を設けると共に、バイパス通路に圧油を通断するバイ
    パス弁を設けた事を特徴とするタンデム油圧回路。
  2. 【請求項2】 切換弁がブーム用とバケット用の二つか
    ら成り、バイパス弁が電磁弁にされてこれを通断制御す
    るスイッチがバケット用切換弁の操作レバーに設けられ
    ている請求項1に記載のタンデム油圧回路。
JP10312933A 1998-11-04 1998-11-04 タンデム油圧回路 Pending JP2000136803A (ja)

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Cited By (5)

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