JP2000136068A - 線条体の巻付け方法 - Google Patents

線条体の巻付け方法

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JP2000136068A
JP2000136068A JP11344213A JP34421399A JP2000136068A JP 2000136068 A JP2000136068 A JP 2000136068A JP 11344213 A JP11344213 A JP 11344213A JP 34421399 A JP34421399 A JP 34421399A JP 2000136068 A JP2000136068 A JP 2000136068A
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JP
Japan
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reel
wound
winding
disk
filamentary body
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JP11344213A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Nagashima
政光 長嶋
Masao Kurosu
雅男 黒須
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条体の端部を自動的に確実にリールに巻付
けることができる線条体の巻付け方法を提供する。 【構成】 線条体をリールに巻付けるに際し、線条体の
端部を把持してリールにつる巻き状に卷回し、次いで、
線条体をリール方向に移動させながら前記卷回部分に重
ね合わせて卷回し、線条体をリールに巻付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有機又は無機材
料よりなる線条体の端部をリールに自動的に巻付ける方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線条体の製造において、例えば、熱処理
工程と伸線処理工程とのように生産速度の大きく異なる
二つの工程を連続して行うことが困難な場合には、リー
ルに一旦巻取ってから次の工程に供されるのが通例であ
る。
【0003】このため、従来にあっては線条体をリール
に巻取るべく、その巻取り開始端部を、リールに取付け
られた止め具により固定する方法、その巻取り開始端部
にループを形成してリールに卷回し、線条体の巻取り終
了端部をそのループにくぐらせることにてリールに固定
する方法、更には、リールのフランジ部とリールを回転
させる駆動装置との間に挟み止める方法などが行われて
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
従来技術にあっても人手による巻付け作業を必要とする
ものであることから、線条体端部のリールへの確実なる
巻付けを担保することが難しく、線条体がばらけるなど
の問題があった。更に、近年の人手不足に対処すべく生
産ラインの自動化を行う際の解決しなければならない問
題でもある。本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、線条体をリールに巻付けるに際し、その端
部を自動的に確実にリールに巻付けることができる線条
体の巻付け方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、線
条体をリールに巻付けるに際し、線条体の端部を把持し
てリールにつる巻き状に卷回し、次いで、線条体を当該
リール幅方向に移動させながらその卷回部分に重ね合わ
せて卷回し、線条体をリールに巻付ることを特徴とする
線条体の巻付け方法である。
【0006】本発明では、線条体をリール幅方向に移動
させながら既に卷回された部分に重ね合わせて卷回する
ため、下側に位置するつる巻き状に卷回された線条体部
分をリールに締め付けて線条体とリールとの相対運動を
拘束し、線条体の端部をリールに確実に巻付けることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について詳述する。図1(a)及び(b)は、本発明に
用いる巻付け装置10をそれぞれ模式的に示す正面図及び
その側面図であり、リール12を具える。このリール12
は、図示しない既知の適当な駆動装置により、その軸線
(X)の周りに回転駆動され、当該軸線(X)方向に相
互に離間して対向するフランジ部12b間に区画される胴
部12aに、線条体14を巻き取るべく機能するものであ
る。このリール12の軸線方向に隣接して配設されたディ
スク16は、リール軸線(X)に対して実質的に共軸関係
にあり、これも図示しない既知の適当な駆動装置によ
り、リール12に対し相対回転することができる。
【0008】ディスク16には、線条体14の端部を把持可
能な把持手段18が、リール12に対して半径方向外方に離
間して取付けられている。それゆえ、把持手段18はリー
ル12の軸線(X)の周りに回転することができる。ま
た、把持手段18は、必要に応じて線条体14の端部を把持
し又釈放し得るものであれば良く、そのような手段の一
例としては、例えば、図1(c)に示すものが考えられ
る。即ち、対をなす挟持部材18a及び18b間にばね18c
を配設したものであり、当該ばねに抗して一方の挟持部
材18aを押圧して対をなす挟持部材を開き、その間への
線条体14の挿入又そこからの取出しを許容する一方、ば
ね18cの復原力により線条体14の部分を対をなす挟持部
材間に把持し得るものである。
【0009】巻付け装置10は、また把持手段18を介して
リール12に対向して配設されたトラバーサ20を具える。
トラバーサ20は、線条体14に係合して線条体をリール12
の幅方向に案内するガイドとして機能するものであり、
図示のトラバーサ20はガイドプーリ20aを有し、矢印A
で示すように、リール12の軸線にほぼ平行に離間して往
復運動するものである。勿論、トラバーサは、図示例に
示すものに限定されるものではなく、線条体14をリール
12の軸線方向に往復動させ得るものであれば良い。
【0010】次に、線条体14をリール12に自動的に巻付
ける様子を以下に説明する。なお、線条体14は、図2
(a)に示すように、ディスク16に取付けられた把持手
段18の挟持部材に、トラバーサ20のガイドプーリ20aを
介して予め挟持され固定されているものとする。この
時、線条体14の端部は、リール軸線方向における把持部
材とガイドプーリ20aとの相対的な位置関係、つまり図
示のように把持手段18とトラバーサ20のガイドプーリ20
aとの相対位置をリール軸線方向に離間することによ
り、ディスク16側に偏移しているので、ディスク16をリ
ール12の軸線(X)の周りに回転させることにより、線
条体をリール胴部12aにつる巻き状に卷回することがで
きる。勿論、図2(b)に示すように、ディスク16をリ
ール12の軸線(X)の周りに符号Bで示す方向に回転さ
せつつ、トラバーサ20をディスク16から離間する方向、
即ち矢印(C)で示す方向に移動させることによって
も、線条体14をリールの胴部12aにつる巻き状に巻付け
ることができる。
【0011】また、何れの場合にも、リール12をディス
ク16の回転運動に対して不動とし得るが、リール12を不
動とした場合には、線条体14のリール12への巻付けに際
して線条体に張力か作用することから、当該線条体14と
リールとの間にすべり摩擦抵抗が発生し、巻取られる線
条体に不具合が生ずることが考えられるので、リール12
もディスク16と一体的に同方向に回転させることが好ま
しい。なお、図示例にあっては、線条体14のリール12へ
の巻付け開始時に、トラバーサ20のガイドプーリ20a
を、ディスク16に対して把持手段18の挟持部材より更に
離間して位置させることにより、ディスク16の回転に伴
う線条体14の把持手段18への巻付けを有意に回避するこ
とができる。
【0012】そして、線条体14が所定回数リール12に卷
回されたならば、図3(a)に示すように、ディスク16
を、好ましくはリール12と一体的に符号Bで示す方向に
回転させながら、トラバーサ20を矢印(D)で示す方向
に移動させ、線条体14を、リール12に卷回された線条体
14の卷回部分の上に重ね合わせて卷回する。
【0013】このことにより、重ね合わせて卷回される
線条体14は、その下側に位置する卷回部分をリールの胴
部に押付けながら、図3(b)に示すように漸次卷回さ
れ、線条体端部のリールに対する相対運動を拘束する。
それゆえ、重ね合わせて卷回された線条体14の下側部
分、つまり線条体の端部をリール12に自動的に巻付ける
ことができる。そして、線条体14の端部のリール12への
巻付けが確実に完了したならば、図3(c)に示すよう
に、把持手段18を開き、そこに把持されていた線条体の
端部を釈放する。
【0014】この場合、リール12に巻付けられる線条体
端部の卷回部分、即ちリール側に位置する線条体の卷回
部分と、当該卷回部分に重ね合わせてその上側に位置す
る卷回部分とは、線条体の材質などによっても若干異な
るものの、その重なり部分が少なくとも3箇所以上あ
り、それら重なり合う部分の相互の間隔、つまり重なり
ピッチを線条体の直径の3倍以上とすることにより、ほ
ぼ確実に線条体を巻付けることができる。
【0015】次いでディスク16の回転を停止する一方、
リール12を引続いて矢印で示す方向に回転させると、新
たにリールに卷回される線条体は、図4に示したよう
に、トラバース20のリール軸線方向の往復運動の下、把
持手段により釈放された線条体端部を巻き込みつつ、つ
る巻き状に漸次にリールに卷回されることとなる。
【0016】なお、図1に示した装置では、ディスク16
及びリール12を共軸な軸線(X)の周りに回動させる構
成としたが、トラバーサ20を介して案内される線条体14
をリール12の軸線周りに回転させて、線条体の端部をリ
ールに巻付けても良い。更に、把持手段18をリール12の
フランジ部12bに、当該リールの軸線方向に進退可能に
取付け、線条体をリールに巻付ける場合には、把持手段
をリール軸線にほぼ平行に離間させて胴部12a方向に突
出させて、線条体の端部を把持する一方、線条体の端部
の巻付けが完了したならば当該把持手段を後退させ、引
き続いて線条体のリールへの巻取りを阻害することなく
行わせる構成とすることもできる。
【0017】
【発明の効果】かくして、この発明によれば、線条体の
端部を把持手段にて把持し、線条体をリール幅方向に往
復動させて、線条体を重ね合わせて卷回することによ
り、自動的に確実に線条体をリールに巻き付けることが
できるので、従来のように作業者が巻付け作業を行う必
要がなく、作業の確実性を向上させることができ、ま
た、巻取り装置の稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いる装置を模式的に示す図であ
る。
【図2】(a)は、本発明に係る方法により、線条体を
把持手段により把持した様子を示す説明図である。
(b)は、端部が把持された線条体をリールに卷回する
様子を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る方法により、線条体の端部をリ
ールに巻付ける様子を示す説明図である。
【図4】 本発明により、端部がリールに巻付けられ線
条体をリールに巻き取る様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 巻付け装置 12 リール 14 線条体 16 ディスク 18 把持手段 20 トラバーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 54/34 B65H 54/34 H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体をリールに巻付けるに際し、線条
    体の端部を把持してリールにつる巻き状に卷回し、次い
    で、線条体をリール方向に移動させながら前記卷回部分
    に重ね合わせて卷回し、線条体をリールに巻付けること
    を特徴とする線条体の巻付け方法。
JP11344213A 1999-12-03 1999-12-03 線条体の巻付け方法 Pending JP2000136068A (ja)

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