JP2000135485A - 炊飯用浄水具 - Google Patents

炊飯用浄水具

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JP2000135485A
JP2000135485A JP10309880A JP30988098A JP2000135485A JP 2000135485 A JP2000135485 A JP 2000135485A JP 10309880 A JP10309880 A JP 10309880A JP 30988098 A JP30988098 A JP 30988098A JP 2000135485 A JP2000135485 A JP 2000135485A
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sintered
tool
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JP10309880A
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English (en)
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Hisayuki Takigawa
久幸 瀧川
Tsugio Shiomi
次雄 塩見
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱い易くし、水中の悪臭物質の吸着性能を
向上し、かつ吸着した悪臭物質を酸化分解可能にして、
長期間にわたって繰り返し使用可能にすることを課題と
する。 【解決手段】 中空部がハニカム構造である焼結中空体
であって、その組成物が活性炭、備長炭、竹炭等の炭化
物から選択した少なくとも1種以上の微粉末状の炭化物
を主たる成分とし、これに微粉体状の酸化チタン内包多
孔質マイクロカプセルと成形助剤としての保形用樹脂と
を添加して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に炊飯器内に使
用して水中の悪臭物質を除去することにより米を美味し
いご飯にする炊飯用浄水具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種浄水具としては、備長炭
や竹炭が使用されている。しかし、備長炭や竹炭は、形
状が不均一で、壊れ易いため、取扱い上難点があり、ま
た表面積が小さいため、悪臭物質の吸着性能が短期間で
低下・消失し、さらに一旦吸着した悪臭物質を除去する
ためには、沸騰による熱処理を頻繁に行なわなければな
らなかった。
【0003】また、上記炭の粉末を混合したセラミック
成型品も市販されている。しかし、このセラミック成型
品も、表面積が小さいため、悪臭物質の吸着性能の持続
性に乏しいばかりか、一旦吸着した悪臭物質を除去する
ためには、上記備長炭や竹炭と同様の処理が必要であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、取扱性と悪
臭物質の吸着性能を向上し、かつ吸着した悪臭物質を簡
単に除去して長期間にわたって繰り返し使用を可能にす
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る炊飯用浄水
具は、中空部がハニカム構造である焼結中空体であり、
その組成物が活性炭、備長炭、竹炭等の炭化物から選択
した少なくとも1種以上の微粉末状の炭化物と、微粉体
状の酸化チタン内包多孔質マイクロカプセルと、成形助
剤としての保形用樹脂とから成る。
【0006】この手段によれば、焼結中空体の中空部が
ハニカム構造であるから、水と接触する表面積が大きく
なり、焼結中空体を構成する炭化物微粉末がその微細孔
によって水に含まれている悪臭物質を効率よく短時間で
吸着する機能を発揮する。また、多孔質マイクロカプセ
ルに内包した酸化チタンが太陽光や蛍光灯等の紫外線に
よって活性化して、炭化物微粉末の吸着した悪臭物質を
光触媒作用により酸化分解して、炊飯用浄水具を賦活さ
せる機能を発揮する。なお、炊飯用浄水具は、炊飯器内
では光があたらないため、紫外線による酸化チタンの活
性化が生ぜず、炊飯器内の米には全く影響しない。
【0007】この発明において、酸化チタン内包多孔質
マイクロカプセルとは、芯物質の酸化チタンを壁物質の
多孔質シリカでマイクロカプセル化した微粒子のことを
意味する。
【0008】保形用樹脂としては、押し出し成形、焼結
加工時の形状保持のために添加するもので、炭化残留成
分が多くて、焼結時に有害ガスの発生が少ない、粉末状
のノボラック系フェノール樹脂が好ましく、成形、焼結
時間を短縮するために、硬化触媒を配合するとより好適
である。
【0009】焼結中空体の組成物の配合割合は、酸化チ
タンが炭化物微粉末の吸着した悪臭成分を酸化分解し
て、炊飯用浄水具を賦活させる機能を発揮する上で、酸
化チタン内包多孔質マイクロカプセル微粉体を、多孔質
炭化微粉末100部に対して10〜20部の範囲にする
のが好ましく、また悪臭物質の吸着性能及び取扱い強度
上の点で、保形用樹脂粉末を、多孔質炭化微粉末100
部に対して10〜50部の範囲にするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態であ
る炊飯用浄水具を図面に基づいて説明する。
【0011】炊飯用浄水具Aは、図1に示すように、炭
化物微粉末と酸化チタン内包多孔質マイクロカプセルと
硬化触媒を含有したノボラック系フェノール樹脂粉末と
を所定割合で配合した水分散ペースト状混合物を、中空
部が格子状の壁1で以て多数のセル2から成るハニカム
構造の中空体に押し出し成形し、室温で十分に乾燥した
後、チッソ雰囲気中で焼結したものである。
【0012】焼結中空体のハニカム構造は、セル2を微
小にすると表面積が増大することができるが、強度が弱
くなり、取扱い上の問題が生じ、またセル2を大きくす
ると表面積が減少するだけでなく、セル2内に米粒が入
り込むので好ましくないから、その範囲としては、セル
の壁厚が0.5mm〜1.5mm、セルの壁間隙が1.
5mm〜2.0mmであるのが好ましく、また焼結中空
体の外周の壁厚は、取扱い強度上の点で、2.0mm〜
3.0mmの範囲が好ましい。
【0013】ところで、本発明に係る炊飯用浄水具は、
図において短円筒形にしたが、その外形はこれに限らず
四角形を含む多角形や他の種々の形状に成形することが
できる。
【0014】
【実施例】竹炭微粉末、硬化触媒配合ノボラック系樹脂
粉末及び酸化チタン内包多孔質マイクロカプセル微粉体
を下記配合条件で配合してペースト状の水分散体を作製
した。
【0015】 配合条件 固形比 竹炭微粉末 100部 硬化触媒配合ノボラック系フェノール樹脂粉末 20部 酸化チタン内包多孔質マイクロカプセル 15部 滑材(CMC) 1部 水 濃度 75%
【0016】次に、上記ペースト水分散体を押し出し成
型装置を用いて、直径40mm、格子個数140個のノ
ズルにて押し出して、中空部がハニカム構造(セルの壁
厚:0.5mm,セルの壁間隙:2.0mm,外周の壁
厚:2.0mm)である中空円筒体の成形物を作製し
た。続いて、成形物を室温で十分に乾燥した後、チッソ
雰囲気中で650℃×3時間焼結し、冷却後所定巾(長
さ)に裁断して所望の炊飯用浄水具を作製した。なお、
炊飯用浄水具としては、炊飯器内に入れた際に水中に漬
かる程度の長さである約20.0mm〜約40.0mm
のものが好ましいが、これに限定されるものではない。
【0017】本発明に係る炊飯用浄水具の本発明品(直
径:36.0mm,長さ:20.0mm)と市販品であ
る竹炭(長さ:100.0mm,巾:47.0mm,厚
み:4.0mm)とセラミック成形品(直径:20.0
mm,長さ:44.0mm)とを用いて、炊飯器内に入
れて炊飯を行ったところ、本発明品を用いたものが市販
品を用いたものに比べて炊き上がりの米は非常に美味し
かった。
【0018】また、本発明品と市販品の重量及び表面積
を測定したところ、本発明品が重量11.5g,表面積
が246.6cm2 であったのに対し、竹炭は重量1
8.0g,表面積105.8cm2 であり、セラミック
成形品は重量26.0g,表面積33.9cm2 であ
り、本発明品は市販品に比べて、重量が軽くて、表面積
が非常に大きくなることが判明した。
【0019】ところで、本発明に係る炊飯用浄水具は、
飲料水を入れるポットやその他の容器内に投入して、水
道水の水質を簡単に改善する浄水具としても利用でき、
またその形状、大きさ等を変えることにより水質を改善
する工業製品としても利用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によるときは、炊飯器内の水が焼
結中空体を構成する炭化物微粉末に十分に接触するの
で、その微細孔によって水に含まれている悪臭物質を効
率よく短時間で吸着することができ、非常に美味しいご
飯を炊くことができる。
【0021】また、使用後に太陽光や蛍光灯等の下に置
いておくことにより、焼結中空体を構成する多孔質マイ
クロカプセル内の酸化チタンが紫外線によって活性化し
て、その光触媒作用によって炭化物微粉末の吸着した悪
臭物質を酸化分解することができ、炭化物微粉末の吸着
性能を常に有効に活用することができ、長期間にわたっ
て繰り返して使用することができる。
【0022】さらに、軽量で所要の強度を有するので、
取扱い易く、また、構造が簡単であるので、安価に大量
生産できる等の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る炊飯用浄水具の斜視図である。
【符号の説明】
A ・・・炊飯用浄水具 1・・・・壁 2・・・・セル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A23L 1/10 C01B 31/08 Z 4G066 C01B 31/08 C04B 35/52 B Fターム(参考) 4B023 LC01 LE11 LP10 LT60 4B055 AA02 BA56 CA13 CB07 CB27 CC55 CC58 CC66 FA14 FB15 FD02 4D024 AA02 BA02 BA03 BB06 DA07 DB10 4G032 AA01 AA14 AA22 BA00 GA12 4G046 HA02 HB02 4G066 AA04B AA23D AC25C BA07 BA22 CA02 DA07 FA27 FA37 GA40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部がハニカム構造である焼結中空体
    であり、その組成物が活性炭、備長炭、竹炭等の炭化物
    から選択した少なくとも1種以上の微粉末状の炭化物
    と、微粉体状の酸化チタン内包多孔質マイクロカプセル
    と、成形助剤としての保形用樹脂とから成ることを特徴
    とする炊飯用浄水具。
  2. 【請求項2】 焼結中空体の組成物の配合割合が、炭化
    物微粉末100部に対し、酸化チタン内包多孔質マイク
    ロカプセル微粉体10部〜20部、保形用樹脂粉末10
    部〜50部である請求項1に記載の炊飯用浄水具。
JP10309880A 1998-10-30 1998-10-30 炊飯用浄水具 Pending JP2000135485A (ja)

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