JP2000134474A - ファクシミリ装置および画像出力方法 - Google Patents

ファクシミリ装置および画像出力方法

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JP2000134474A
JP2000134474A JP10304956A JP30495698A JP2000134474A JP 2000134474 A JP2000134474 A JP 2000134474A JP 10304956 A JP10304956 A JP 10304956A JP 30495698 A JP30495698 A JP 30495698A JP 2000134474 A JP2000134474 A JP 2000134474A
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Atsushi Otani
篤志 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ装置および画像出力方法に関
し、記録媒体にプリント出力する画像の劣化を防ぐこ
と。 【解決手段】 読取センサ12で生成した原稿画像の輝
度データは、RGB/YMCK変換回路207で対応す
る輝度データに変換され、2値化回路210で2値化さ
れて出力される。RGB/YMCK変換回路207で
は、出力モードの設定がコピー・モードのときには高濃
度側の濃度データを送信モードのときよりも小さな値と
する変換テーブルを用いて輝度−濃度変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置お
よび画像出力方法に関し、特に、読み取った画像を送信
するモードと記録媒体に出力するモードを備えたファク
シミリ装置および画像出力方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像読み取り部とプリント出力部
と送信部を備えたファクシミリ装置や複写機等では、読
み取りモードとして原稿の写真イメージおよびテキスト
・イメージに対応したモード設定を行えるものや、読み
取り画像の濃度設定を可変とするものが知られていて
る。
【0003】また、ファクシミリ装置においては、送信
時の読み取りでは画像データの送信時間短縮のために、
低濃度側を白として高濃度側を黒ピークとして読み取
り、ハーフ・トーンの再現性を犠牲にした読み取りの設
定が一般的になされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置等では、ユーザにとって各種設定
の明確な指針がなく、特に濃度設定については、設定操
作を何度か繰り返して行わなければ所望の画像が得られ
ないことが多かった。
【0005】また、上記従来のファクシミリ装置等では
プリント出力する画像の品位が重要視されているため
に、インクジェット・タイプのプリント出力部を備えた
装置ではインクの消費量を考慮した設計になっていなか
ったり、またインクジェット非対応のシート状用紙にプ
リント出力した場合には高濃度側でインクにじみが発生
したり、用紙の波打ち現象(コックリング)が発生した
りして、出力画像が劣化する場合があった。
【0006】上記の点は、オフィス・ユースの装置では
問題になることはない。しかし、ホーム・ユースの装置
ではプリント品位よりも可読性を考慮する必要があり、
また操作の容易性が求められ、さらに、様々な用紙に対
応する必要性があるなどの点でより使いやすさを考慮し
なければならないため、上記の点が問題にされることが
多かった。
【0007】そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなさ
れたものであって、記録媒体にプリント出力する際の濃
度設定を最適にして容易に視認性に優れた画像出力を行
うことのできるファクシミリ装置および画像出力方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の本発明装置は、原稿画像を読取って当該
画像の輝度データを発生する発生手段と、変換テーブル
を用いて、前記発生手段からの前記輝度データを対応す
る濃度データに変換する輝度−濃度変換手段と、前記輝
度−濃度変換手段からの前記濃度データを2値化する2
値化手段と、複数種の出力モードを設定する出力モード
設定手段と、当該設定が送信モードのときに、前記2値
化手段からの2値データを送信する送信出力手段と、前
記設定がコピー・モードのときに、前記2値化手段から
の2値データにしたがいインクジェット・ヘッドより記
録媒体に画像をプリント出力させるプリント出力手段
と、前記設定に応じて異なる変換テーブルを選択的に前
記輝度−濃度変換手段に提供する手段であって、前記設
定が前記コピー・モードのときには高濃度側の前記濃度
データを前記送信モードのときよりも小さな値とする変
換テーブルを提供するテーブル提供手段とを備えたこと
を特徴とするファクシミリ装置を提供する。
【0009】また、請求項2の本発明装置は、請求項1
において、前記発生手段による画像読み取り時の読み取
りモードを複数種設定する読み取りモード設定手段を備
え、前記テーブル提供手段は、前記読み取りモードの設
定がテキスト・モードのときには低輝度側から高輝度側
への単位輝度変化に対応した前記濃度データの変化量を
他のモードのときよりも多くした変換テーブルを提供す
ることを特徴とするファクシミリ装置を提供する。
【0010】また、請求項3の本発明装置は、請求項1
または2において、前記プリント出力手段に出力させる
前記画像の濃度設定を前記原稿画像の濃度に応じた複数
段階の設定から選択する濃度選択手段を備え、前記テー
ブル提供手段は、前記濃度選択手段が中濃度の前記原稿
画像に対する第1の濃度設定を選択したときには高輝度
側および低輝度側の前記濃度データをそれぞれ所定量白
データおよび黒データとした第1の変換テーブルを提供
し、前記濃度選択手段が高濃度の前記原稿画像に対する
第2の濃度設定を選択したときには前記高輝度側の前記
白データを前記所定量よりも多くした第2の変換テーブ
ルを提供し、前記濃度選択手段が低濃度の前記原稿画像
に対する第3の濃度設定を選択したときには前記低輝度
側の前記黒データを前記所定量よりも多くした第3の変
換テーブルを提供することを特徴とするファクシミリ装
置を提供する。
【0011】また、請求項4の本発明装置は、請求項1
ないし3のいずれかにおいて、前記テーブル提供手段
は、前記異なる変換テーブルに応じた複数種のテーブル
・データを予め格納する手段と、前記複数種のテーブル
・データから前記設定に応じたテーブル・データを読み
出して記憶手段に記憶させる手段とを備えたことを特徴
とするファクシミリ装置を提供する。
【0012】上記の課題を解決するために請求項5の本
発明方法は、原稿画像を読取って当該画像の輝度データ
を発生する発生ステップと、提供された変換テーブルを
用いて、前記発生ステップで発生した前記輝度データを
対応する濃度データに変換する輝度−濃度変換ステップ
と、前記ステップで変換して得られた前記濃度データを
2値化する2値化ステップと、前記2値化ステップで2
値化して得られた2値データにしたがって前記原稿画像
を出力モードに応じた装置から出力する出力ステップと
を含む画像出力方法において、複数種の前記出力モード
を前記輝度−濃度変換ステップに先だって設定する出力
モード設定ステップと、前記出力モード設定ステップで
行った設定に応じて異なる変換テーブルを選択的に提供
するステップであって、前記設定が前記2値データにし
たがいインクジェット・ヘッドより記録媒体に画像をプ
リント出力させるモードのときには、高濃度側の前記濃
度データを前記2値データを送信するモードのときより
も小さな値とする変換テーブルを提供するテーブル提供
ステップとをさらに含むことを特徴とする画像出力方法
を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明に係るファ
クシミリ装置の実施の形態1のシステム構成を示すブロ
ック図である。
【0015】同図において、CPU1は本発明のファク
シミリ装置全体の動作を制御するもので、バスライン2
を通じてデータの授受、命令の授受等を行う。ROM3
はCPU1を制御するためのプログラム、および後述の
テーブル・データ複数種をストアしている。SRAM4
には発信元情報、ユーザ登録情報等が記憶される。
【0016】モデム5により、通信を行うために画像信
号、音声信号を変復調する。後述の読取センサ12によ
る画像データは、2値化されてモデム5より送信され
る。網制御ユニット(NCU;network control unit)
6は公衆電話回線7と本装置との接続を制御する。9は
コードレス電話機のベースユニット、10はコードレス
子機を表す。クロス・ポイント11により、公衆電話回
線7、有線電話機(TEL)8、コードレス・ベースユ
ニット9間を選択的に接続する。スピーカ32は、ファ
クシミリ装置の状態等の情報を含む信号を電磁変換して
振動板を駆動し、これによりファクシミリ装置の状態を
音声としてユーザに伝えることができる。
【0017】読取センサ12は画像を読み取るための例
えばCCDライン・イメージ・センサを備え、主走査方
向に8pelで読み取る。読取センサ12は画像を主走
査方向に1ライン分のデータを読み取ることができる。
R光源13は読取センサ12により画像を読み取るため
の光源であり、赤色LEDを用いている。G光源14は
読取センサ12により画像を読み取るための光源であ
り、緑色LEDを用いている。B光源15は読取センサ
12により画像を読み取るための光源であり、青色LE
Dを用いている。
【0018】ここで、各光源13〜15にLEDを用い
ているのは、装置の小型化を容易にするためである。す
なわち、LEDは蛍光灯等と比べると、光量が安定して
おり応答特性も高速で優れているため、光源の高速な切
替えが可能なためである。したがって、小型のシート・
スルー・タイプで高速なファクシミリ装置を実現するこ
とができる。また、LEDは蛍光灯等と比較すると低消
費電流であり、消電力型で小型の家庭向きファクシミリ
装置を実現することもできる。
【0019】画像処理ゲート・アレイ16は、後述する
通りにシェーディング補正処理と、画像を単色で読み取
った場合の2値化処理と、読み取った輝度信号を濃度信
号に変換するガンマ変換処理と、RGB信号をYMCK
信号に変換する色変換処理と、読取センサ12により読
み取った画像データを主走査方向についてプリント・ヘ
ッド17で画像プリント可能な解像度に変換する解像度
変換処理と、各LED光源の点灯制御を行う。
【0020】ここで、プリント・ヘッド17はカラー・
プリントが可能なインクジェット・タイプであり、副走
査方向に複数のノズルが並んでヘッド記録面を形成して
いるとする。プリント動作時にはプリント・ヘッド17
を装着したキャリッジ(図示せず)をノズル配列方向と
は直交した方向(主走査方向)に往復移動することで複
数のノズルによるプリント幅分の領域に画像を形成する
ことができ、その後、プリント用のシート状用紙をプリ
ント幅分だけ主走査と略直交する副走査方向に搬送し、
キャリッジ移動による同様のプリント動作を繰り返すこ
とにより、用紙上に画像が形成される。
【0021】なお、プリント・ヘッド17は、カラー・
プリントが可能なものをモノクロ・プリントが可能なも
のに交換できる構成であってもよい。またプリント・ヘ
ッド17は、インクを貯蔵するタンクを内蔵しているカ
ートリッジ・タイプであってもよい。またプリント・ヘ
ッド17は熱転写タイプのものであってもよい。
【0022】DRAM18は例えば16MBの記憶容量
を有し、プリント・ヘッド17に供給する画像データを
一時的にストアする。プリント・カートリッジ・センサ
20は、プリント・カートリッジの有無および種類を検
出することができる。原稿検出センサ21は原稿幅、原
稿の有無を検出することができる。用紙検出センサ22
は用紙サイズ、用紙の有無を検出することができる。
【0023】読み取りモータ23は原稿を搬送するため
のモータであり、モータ・ドライバ24により回転駆動
される。オペレーション・パネル25はキーボード、L
CD表示部から構成され、ファクシミリ装置の状態等を
LCD表示部に表示することができる。また、キーボー
ドは、後述するとおり原稿をカラーで読み取ってカラー
・プリントを指示するカラー・コピー・キー、モノクロ
で読み取ってモノクロ・プリントを指示するモノクロ・
コピー・キーを備えている。また、キーボードは、読み
取った原稿画像をプリント出力するか送信するかの出力
モード設定を行う出力モード・キーを備えている。
【0024】多機能ゲート・アレイ26は、プリント・
ヘッド17、DRAM18、フラッシュ・メモリ(FL
ASH ROM)19、各種センサ20,21,22、
読み取りモータ23のためのモータ・ドライバ24、お
よびオペレーション・パネル25に接続されている。多
機能ゲート・アレイ26は、主走査方向に並んだ画像デ
ータをプリント・ヘッド17のノズル配列に合わせて副
走査方向に並んだ画像データに変換してプリント・ヘッ
ド17に転送する処理や、オペレーション・パネル25
のキーボードから入力されたキー入力データや各種セン
サ20〜22からの検出信号をCPU1が判別できるコ
ード信号に変換する処理や、更に読取モータ23の駆動
タイミング処理を行う。
【0025】LFモータ27は用紙を副走査方向に搬送
するためのモータであり、モータ・ドライバ28により
回転駆動される。CRモータ29はプリント・ヘッド1
7を装着したキャリッジを往復駆動するためのモータで
あり、モータ・ドライバ30により回転駆動される。
【0026】図1のファクシミリ装置にはまた、キャリ
ッジに装着されていない未使用のプリント・カートリッ
ジを収容するスペース(図示せず)が設けられている。
この収容スペースは装置内部に設けられていてもよい
し、装置外の別の容器に収容されるようになっていても
よい。
【0027】図2は画像処理ゲート・アレイ16の構成
を詳細に示すブロック図である。同図において、図1中
のものと同一構成要素には同一符号を付してあり、その
説明を省略する。
【0028】A/D変換回路201は、読取センサ12
の出力信号を10ビットのデジタル信号に変換する。A
GC回路202は、ピーク検出回路203の出力に基づ
いてA/D変換回路201より出力された10ビットの
デジタル信号で表された輝度のうち最適な8ビットの輝
度領域を選択する。ピーク検出回路203は、A/D変
換出力の画像データのピーク値を検出する。光量オーバ
フロー検出回路204は、A/D変換出力が過剰な光量
によってオーバフローしているかどうかを検出する。
【0029】シェーディング/黒補正回路205は、シ
ェーディング補正および黒補正を行う。補正データ蓄積
部206は、シェーディング/黒補正回路205で得ら
れた補正データをストアし、ストアされた補正データに
基づいてシェーディング補正および黒補正するためのR
AMで構成される。
【0030】RGB/YMCK変換回路207は、カラ
ー処理時はシェーディング/黒補正回路205で補正さ
れたRGB画像データ(輝度データ)をY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
の濃度データに変換し、モノクロ処理時は原稿画像の領
域判定とγ変換を行う。解像度変換回路208は、読取
センサ12で読み取った主走査方向の解像度8pelの
画像をプリント部の解像度360dpiに変換したり、
読み取った画像の大きさを縮小したり、不要な画像をマ
スキング処理したりする。
【0031】XSH信号と読み取りトリガSCTRを入
力される光源制御回路211は、光源13,14,15
の点灯時間を時分割で切り換えるための光源切換、電流
値の指定を行う。読み取りトリガSCTRはCPU1よ
り入力されるトリガ信号で、1ライン単位で読み取りト
リガSCTRが発行され、このトリガによって画像処理
ゲート・アレイ16が活性化される。また、XSH信号
は光源制御回路211の光源13,14,15の点灯を
切り換えるためのクロック信号である。
【0032】光源制御回路211から出力される信号線
212は3本の信号から構成され、赤色、緑色、青色の
どの光源を点灯させるかを示す信号を各信号線により伝
送する。信号線路212は、点灯電流制御回路209に
接続され、電流制御回路209は信号線212と点灯時
間設定レジスタの値に応じて、光源13,14,15の
点灯時間と点灯するLEDの切り替えを行う。
【0033】また、信号線212は点灯されている光源
の色に基づいて各種処理ができるようにするため、AG
C回路202、シェーディング/黒補正回路205、R
GB/CMYK変換回路207、解像度変換回路20
8、2値化回路210、及び後述する出力レジスタ21
7に接続されている。
【0034】バスライン2に接続される点灯モード設定
レジスタ213により、LED光源13,14,15の
光量を制御するための電流の設定、および光源制御回路
211を制御するための点灯モードの設定、および各モ
ードでどの光源を点灯させるかをCPU1からバスライ
ン2を通じて設定することができる。オーバフロー・レ
ジスタ214により、光量オーバフローをCPU1から
バスライン2を通じて検出可能にすることができる。
【0035】点灯時間設定レジスタ215により、LE
D光源13,14,15の点灯時間をCPU1からバス
ライン2を通じて設定することができる。縮小率・マス
ク領域設定レジスタ216により、画像のマスク領域や
縮小率をCPU1からバスライン2を通じて設定するこ
とができる。
【0036】2値化回路210は、解像度変換回路20
8からの8bit/画素の画像データを誤差拡散法等に
より2値化データに変換し、出力レジスタ217に提供
する。
【0037】上記構成において、カラー読み取りの場合
は2.5msec毎にXSH信号が入力され、XSH信
号が入力される毎に光源制御回路211の制御によりL
ED光源13,14,15の点灯を赤色光源13、緑色
光源14、青色光源15と切り換えて点灯させる。ま
た、モノクロ読み取りの場合は5.0msec毎にXS
H信号が入力され、この場合緑色光源14のみが必要な
時間だけ点灯するように制御される。カラー読み取リ/
モノクロ読み取りの切換は、点灯モード設定レジスタ2
13によって設定される。
【0038】図3は画像処理ゲート・アレイ16のRG
B/YMCK変換回路207の構成を詳細に示すブロッ
ク図である。
【0039】エッジ強調処理部302は、入力画像デー
タ(RGBの輝度データ)を画像バッファ303に一時
ストアしておき、この入力画像にエッジ強調処理を行
う。領域判定部301は、モノクロ処理時にエッジ強調
処理部302の処理ウィンドウと連動して処理画素の画
像領域判定を行い、判定結果に応じて変換テーブル30
9を切り替える。変換テーブル309はRAMで構成さ
れ、書き込むテーブル・データに応じて複数種のルック
アップ・テーブルとなる。
【0040】スキャナγ変換部306は、カラー処理時
に変換テーブル(ルックアップ・テーブル)304を使
用してRGBの入力輝度信号をCMYの濃度信号に変換
する。色/マスキング変換部307は、カラー処理時に
CMY信号から周知の手法によりK(黒)成分を生成す
る色変換と、演算テーブル(ルックアップ・テーブル)
305を使用したマスキング変換を行う。上記変換テー
ブル304および演算テーブル305のルックアップ・
テーブルはそれぞれRAMで構成される。画像バッファ
308は、マスキング変換を行う際にデータを遅延させ
てC,M,Yデータの同期を図るためのバッファであ
る。
【0041】モノクロ処理時にプリンタγ変換部310
は、変換テーブル309内のルックアップ・テーブルを
領域判定部301の出力に応じて選択的に切り替えなが
ら輝度−濃度変換を行う。カラー処理時にプリンタγ変
換部310は、色/マスキング変換部307からの出力
に対し、デバイスの特性に合わせてCMYK各成分に対
し独立にγ補正を行う。
【0042】テーブルは6ビット/画素のデータをアド
レス入力として、8ビット/画素のデータを出力するよ
うに構成され、また、モノクロ時には、入力6ビットに
対応する1セットのテーブルを8個備えるように構成さ
れる。
【0043】ユーザからのキー入力により読み取り動作
が指示されると、CPU1はROM3にストアされたテ
ーブル・データの中から読み取りモードおよび出力モー
ドと濃度設定に応じた指定のテーブルを、変換テーブル
309のルックアップ・テーブルに書き込む。テーブル
・データは、フラッシュ・メモリ19にストアしておく
ようにしても良い。
【0044】モノクロ・モードでの読み取り動作は、
5.0msec間隔のXSH信号に同期して行われる。
実際の読み取り動作の前にまず、白基準および暗出力デ
ータを取得して補正データ蓄積部206にストアする。
【0045】このとき、画像処理ゲート・アレイ16に
CPU1からの読み取りトリガSCTRが入力されると
1ラインの読み取り動作を開始する。読取センサ12か
ら入力された輝度情報を含むアナログ画像信号は、A/
D変換回路201により量子化ビット数10ビットでデ
ジタル信号に変換され、続いてAGC202で8ビット
のデータに丸められてからシェーディング/黒補正回路
205においてシェーディング/黒補正を施された後
に、RGB/CMYK変換回路207に入力される。
【0046】RGB/CMYK変換回路207では、こ
の輝度データにエッジ強調処理部302でエッジ強調処
理を行い、エッジ強調処理部302の出力を入力アドレ
スとするルックアップ・テーブルを用いた変換テーブル
により、輝度−濃度変換、解像度変換を行ってプリンタ
γ変換部310より出力し、出力されたデータは2値化
回路210で2値化されてDRAM18に一時ストアさ
れる。
【0047】読み取り動作は、原稿の搬送と、上記した
DRAM18へのデータの取り込みとをXSH信号に同
期して行うことでなされる。
【0048】図4乃至図15はそれぞれ、ROM3から
変換テーブル309にモードに応じて選択的に書き込ま
れるテーブル・データの例を示す説明図である。
【0049】各テーブル・データは、6ビット(64階
調)/画素の入力データに対して8ビット(256階
調)/画素の変換値を出力するように構成された変換テ
ーブル309のルックアップ・テーブル(RAM)に適
合する形になっている。各テーブル・データには以下の
ような特徴がある。
【0050】(1)送信/テキスト・モード(主にテキ
スト・イメージを読み取って送信する) 本モードではテキスト・イメージ部の再現性を考慮した
設定となっており、そのテーブル・データの具体例を図
4乃至図6に示す。図4は読み取り濃度設定が「ふつ
う」の場合、図5は同濃度設定が「濃い」の場合、図6
は同濃度設定が「淡い」の場合を示している。
【0051】図4において、黒ピークから白ピークへの
変化を急峻としてあり(変換値として白ピーク値「0」
と黒ピーク値「255」を多く出力し、その間の値を少
なくしている)、これにより、テキスト・イメージ部の
線切れが発生し難く、また、不要な情報を省略するため
ハーフ・トーン部は判読出来る程度に再現できる設定と
してある。
【0052】図4と合わせて上記3通りの濃度設定によ
り、図5の濃い設定では、鉛筆書きなどの淡いテキスト
・イメージの再現が可能なように変換する。すなわち、
図4の場合よりも変換値として「255」を多く出力
し、「0」を少なく出力している。一方、図6の淡い設
定では、新聞・雑誌等の下地の色が濃い物に対応し、低
濃度側を白になるように変換する。すなわち、図4の場
合よりも変換値として「0」を多く出力し、「255」
を少なく出力している。
【0053】(2)送信/写真モード(主に写真等のイ
メージを読み取って送信する) 本モードでは写真等のハーフ・トーン部の再現性を考慮
した設定となっており、そのテーブル・データの具体例
を図7乃至図9に示す。図7は読み取り濃度設定が「ふ
つう」の場合、図8は同濃度設定が「濃い」の場合、図
9は同濃度設定が「淡い」の場合を示している。
【0054】図7において、黒ピークから白ピークへの
変化を緩やかにしており(変換値として「0」と「25
5」の間のそれぞれ異なる値を多く出力している)、テ
キスト・イメージ部については、エッジ強調処理によっ
て判読性を確保している。
【0055】図7と合わせて上記3通りの濃度設定によ
り、図8の濃い設定では淡い部分の再現が可能なように
変換する。すなわち、図7の場合よりも変換値として
「0」を少なく出力している。一方、図9の淡い設定で
は、新聞・雑誌等の下地の色が濃い物に対応し、低濃度
側を白になるように変換する。すなわち、図7の場合よ
りも変換値として「0」を多く出力している。図4乃至
図9の送信モードでは、黒ピーク中に孤立した白画素が
発生したり白ピーク中に孤立した黒画素が発生すると、
圧縮率が低下して通信時間が長くなるために、高濃度側
の黒への潰し量が後述のコピー・モードよりも多めに設
定されている。
【0056】(3)コピー・モード(テキスト・モード
または写真モードで読み取った画像をインクジェット方
式のプリント・ヘッド17によりシート状用紙にプリン
ト出力する) 本モードにおける全体的な設定方法は(1),(2)の
各送信モードの場合と同様である。但し、インクジェッ
ト方式の印字系を用いて出力するために、高濃度側の黒
画素数を送信モードの場合よりも下げるような設定とし
ている。
【0057】そのテーブル・データの具体例を図10乃
至図15に示す。図10はテキスト・モード読み取り、
読み取り濃度設定が「ふつう」の場合、図11はテキス
ト・モード読み取り、同設定が「濃い」の場合、図12
は同モード読み取り、同設定が「淡い」の場合を示して
いる。さらに、図13は写真モード読み取り、読み取り
濃度設定が「ふつう」の場合、図14は同モード読み取
り、同設定が「濃い」の場合、図15は同モード読み取
り、同設定が「淡い」の場合を示している。
【0058】例えば変換値「255」をとる黒ピーク画
素数は、送信モードの図4では30個であったのに対し
て、本モードの図10ではこれより少ない2個に設定さ
れている。また同様に、送信モードの図5では40個で
あったのに対して、本モードの図11ではこれより少な
い4個に設定されている。また同様に、送信モードの図
6では19個であったのに対して、本モードの図12で
はこれより少ない2個に設定されている。
【0059】さらに変換値「255」をとる黒ピーク画
素数は、送信モードの図7では4個であったのに対し
て、本モードの図13ではこれより少ない1個に設定さ
れている。また同様に、送信モードの図8では5個であ
ったのに対して、本モードの図14ではこれより少ない
1個に設定されている。また同様に、送信モードの図9
では2個であったのに対して、本モードの図15ではこ
れより少ない1個に設定されている。
【0060】図を参照して説明したように別の設定とし
た理由は、インクジェット・タイプのプリント部による
黒ピーク部分におけるプリント結果は、インクのにじみ
のために全画素を黒としなくても劣化が少なく、一般的
に流通しているインクジェット非対応の用紙にプリント
出力した場合にも画像の劣化が目立たないためと、読み
取った画像データを送信しないために画像データ圧縮率
を考慮しなくて良いためである。
【0061】以上説明した本実施の形態によれば、2値
化回路210からの2値画像データをプリント・ヘッド
17で出力するコピー・モードの場合は、2値化回路2
10からの2値画像データをモデム5より送信する送信
モードの場合よりも、変換される高濃度側の濃度値を低
く抑えた変換テーブルを選択するようにしたので、イン
クジェット・タイプのプリント部によりインクジェット
非対応の用紙にプリント出力した場合でも画像の劣化が
少ないという効果がある。
【0062】(他の実施の形態)上述した実施の形態1
では、モノクロ時の輝度−濃度変換に用いる変換テーブ
ルの内容として、第1テーブルについてのみ記載した
が、最大8つのテーブルを読み取りモードに応じて書き
換え、領域判定によるテーブル切り替えを併用して処理
を行うことで、出力画像の品位を向上させることが可能
である。
【0063】なお、上記実施の形態では本発明をファク
シミリ装置に適用した例について説明したが、画像読み
取り部とプリント出力部と送信部を備え、読み取った画
像を送信部から送信するモードとプリント出力部から記
録媒体に出力するモードを備えた画像処理装置(例えば
通信機能を備えた複写機等)であれば本発明を適用でき
ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、出力モードの設定がコ
ピー・モードのときには高濃度側の濃度データを送信モ
ードのときよりも小さな値とする変換テーブルを用いて
輝度−濃度変換を行ってインクジェット・ヘッドより記
録媒体に画像をプリント出力するようにしたので、ユー
ザにとって容易な操作により、記録媒体にプリント出力
される画像に劣化がなく視認性に優れた画像出力を行う
ことができる。
【0065】またテーブル提供手段は、読み取りモード
の設定や出力させる画像の濃度設定に応じて異なる変換
テーブルを選択的に提供するようにしたので、ユーザに
とって原稿によるモードの設定が容易になるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の実施の形態1
のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の画像処理ゲート・アレイの構成を詳細
に示すブロック図である。
【図3】図2中のRGB/YMCK変換部の構成を詳細
に示すブロック図である。
【図4】送信/テキスト・モードにおけるテーブル・デ
ータの例を示す説明図である。
【図5】送信/テキスト・モードにおけるテーブル・デ
ータの例を示す説明図である。
【図6】送信/テキスト・モードにおけるテーブル・デ
ータの例を示す説明図である。
【図7】送信/写真モードにおけるテーブル・データの
例を示す説明図である。
【図8】送信/写真モードにおけるテーブル・データの
例を示す説明図である。
【図9】送信/写真モードにおけるテーブル・データの
例を示す説明図である。
【図10】コピー・モード(テキスト)におけるテーブ
ル・データの例を示す説明図である。
【図11】コピー・モード(テキスト)におけるテーブ
ル・データの例を示す説明図である。
【図12】コピー・モード(テキスト)におけるテーブ
ル・データの例を示す説明図である。
【図13】コピー・モード(写真)におけるテーブル・
データの例を示す説明図である。
【図14】コピー・モード(写真)におけるテーブル・
データの例を示す説明図である。
【図15】コピー・モード(写真)におけるテーブル・
データの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 バスライン 3 ROM 4 SRAM 5 モデム 12 読取センサ(CCDライン・イメージ・センサ) 13 赤色LED光源 14 緑色LED光源 15 青色LED光源 16 画像処理ゲート・アレイ 17 プリント・ヘッド 18 DRAM 25 オペレーション・パネル 26 多機能ゲート・アレイ 207 RGB/YMCK変換回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読取って当該画像の輝度デー
    タを発生する発生手段と、 変換テーブルを用いて、前記発生手段からの前記輝度デ
    ータを対応する濃度データに変換する輝度−濃度変換手
    段と、 前記輝度−濃度変換手段からの前記濃度データを2値化
    する2値化手段と、 複数種の出力モードを設定する出力モード設定手段と、 当該設定が送信モードのときに、前記2値化手段からの
    2値データを送信する送信出力手段と、 前記設定がコピー・モードのときに、前記2値化手段か
    らの2値データにしたがいインクジェット・ヘッドより
    記録媒体に画像をプリント出力させるプリント出力手段
    と、 前記設定に応じて異なる変換テーブルを選択的に前記輝
    度−濃度変換手段に提供する手段であって、前記設定が
    前記コピー・モードのときには高濃度側の前記濃度デー
    タを前記送信モードのときよりも小さな値とする変換テ
    ーブルを提供するテーブル提供手段とを備えたことを特
    徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記発生手段による画像読み取り時の読み取りモードを
    複数種設定する読み取りモード設定手段を備え、 前記テーブル提供手段は、前記読み取りモードの設定が
    テキスト・モードのときには低輝度側から高輝度側への
    単位輝度変化に対応した前記濃度データの変化量を他の
    モードのときよりも多くした変換テーブルを提供するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記プリント出力手段に出力させる前記画像の濃度設定
    を前記原稿画像の濃度に応じた複数段階の設定から選択
    する濃度選択手段を備え、 前記テーブル提供手段は、前記濃度選択手段が中濃度の
    前記原稿画像に対する第1の濃度設定を選択したときに
    は高輝度側および低輝度側の前記濃度データをそれぞれ
    所定量白データおよび黒データとした第1の変換テーブ
    ルを提供し、前記濃度選択手段が高濃度の前記原稿画像
    に対する第2の濃度設定を選択したときには前記高輝度
    側の前記白データを前記所定量よりも多くした第2の変
    換テーブルを提供し、前記濃度選択手段が低濃度の前記
    原稿画像に対する第3の濃度設定を選択したときには前
    記低輝度側の前記黒データを前記所定量よりも多くした
    第3の変換テーブルを提供することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記テーブル提供手段は、 前記異なる変換テーブルに応じた複数種のテーブル・デ
    ータを予め格納する手段と、 前記複数種のテーブル・データから前記設定に応じたテ
    ーブル・データを読み出して記憶手段に記憶させる手段
    とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 原稿画像を読取って当該画像の輝度デー
    タを発生する発生ステップと、提供された変換テーブル
    を用いて、前記発生ステップで発生した前記輝度データ
    を対応する濃度データに変換する輝度−濃度変換ステッ
    プと、前記ステップで変換して得られた前記濃度データ
    を2値化する2値化ステップと、前記2値化ステップで
    2値化して得られた2値データにしたがって前記原稿画
    像を出力モードに応じた装置から出力する出力ステップ
    とを含む画像出力方法において、 複数種の前記出力モードを前記輝度−濃度変換ステップ
    に先だって設定する出力モード設定ステップと、 前記出力モード設定ステップで行った設定に応じて異な
    る変換テーブルを選択的に提供するステップであって、
    前記設定が前記2値データにしたがいインクジェット・
    ヘッドより記録媒体に画像をプリント出力させるモード
    のときには、高濃度側の前記濃度データを前記2値デー
    タを送信するモードのときよりも小さな値とする変換テ
    ーブルを提供するテーブル提供ステップとをさらに含む
    ことを特徴とする画像出力方法。
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