JP2000134398A - ネットワークファクシミリシステム - Google Patents

ネットワークファクシミリシステム

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JP2000134398A
JP2000134398A JP30369298A JP30369298A JP2000134398A JP 2000134398 A JP2000134398 A JP 2000134398A JP 30369298 A JP30369298 A JP 30369298A JP 30369298 A JP30369298 A JP 30369298A JP 2000134398 A JP2000134398 A JP 2000134398A
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network
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network facsimile
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JP30369298A
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English (en)
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Masahiko Shinomiya
聖彦 篠宮
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PC上のファクシミリ通信ソフトからネットワ
ークファクシミリ装置に対して直接ファクシミリ送信を
行えるようにして、相手先を自由に選択でき、送信元の
管理を容易にし、誤接続を防止し、送信元の料金管理、
送信拒否等の管理を行い、相手側ネットワークファクシ
ミリ装置側の通信管理レポートに不掲載にできるように
する。 【解決手段】PC40上のリダイレクトソフトウェア4
1は、接続先のIPアドレスの設定、特定の部門コード
の設定、ファクシミリ送信要求の監視を行い、送信要求
を受けると、接続先に対して部門コードをセットして接
続要求を送出し、接続許可が出ると、ATコマンドによ
り接続処理の実行し(42,43,45,47)、通信
ポートに送信されたファクシミリ画像をネットワークに
リダイレクトする(44,46)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、PC)上のファクシミリ通信ソフトウェ
アからネットワークファクシミリ装置に直接ファクシミ
リ送信を行うことができ、かつユーザ別に料金管理を行
ったり、利用者制限を行うことができるネットワークフ
ァクシミリシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるネットワークファクシミリ
装置では、例えば特開平10−136005号公報に記
載のネットワーク通信システムのように、コンピュータ
端末にファクシミリ通信ソフトウェアとリダイレクタと
を備えているものがある。ネットワーク通信ソフトウェ
アは、通信インターフェースに接続されたモデムに対し
てモデム制御命令を発行する一方、モデムからの応答メ
ッセージを受信することで、通信回線を介して送信先/
送信元端末装置との間でファクシミリ送受信処理を行
う。また、リダイレクタは、通信ソフトウェアがモデム
に対して発行するモデム制御命令やファクスデータをパ
ケットとして、LAN(Local Area Net
work)を介してネットワークファクシミリ装置に送
信する。また、モデムからの応答メッセージを通信ソフ
トウェアに通知する。このリダイレクタは、モデム情報
をネットワークにリダイレクトすることができたが、ユ
ーザ別に料金管理を行ったり、利用者制限を行ったりす
ることはできなかった。すなわち、通常、リダイレクタ
ソフトウェアでは、直接電話回線を通じてファクシミリ
通信を行うわけではないため、送信側では通信料金がど
の程度かかるのかを把握することはできない。また、従
来のネットワークファクシミリ装置は、電子メールを受
信してその電子メールに添付されたファイルをファクシ
ミリ画像としてファクシミリ送信するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のパ
ソコン通信ソフト(PC−FAX)は、ネットワークフ
ァクシミリ装置に対して直接ファクシミリ送信するもの
でなかったので、接続先を任意に設定することはできな
かった。その結果、送信側では通信料金の管理は不可能
であり、また誤接続を防止する手段もなかった。また、
通信料金の上限値を設定して、送信拒否を行う管理はで
きず、さらに接続先のネットワークファクシミリ装置の
管理レポートから自分の送信メッセージを不掲載にさせ
ることもできなかった。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、このよう
な従来の課題を解決し、PC上のファクシミリ通信ソフ
トウェアからネットワークファクシミリ装置に対して直
接ファクシミリ送信できるようにして、リダイレクタが
接続するネットワークファクシミリ装置を任意に設定で
きるようにするとともに、パソコンを含む相手先も自由
に選択できるようにし、さらに送信元の特定を容易にし
て管理を行い、しかも誤接続を防止することができる高
信頼性のネットワークファクシミリシステムを提供する
ことにある。また、本発明の第2の目的は、送信側PC
で料金管理を行えるようにし、しかも正確な電話料金情
報を得ることができるネットワークファクシミリシステ
ムを提供することにある。また、本発明の第3の目的
は、通信料金の上限を設けることにより、発信側で送信
拒否を行うことができ、その場合に、ネットワークに無
駄なコマンドを送信する必要がなく、トラフィックの増
大を防止でき、しかもネットワーク上からのファクシミ
リ送信の要求に対して、接続先のネットワークファクシ
ミリ装置側の通信管理レポートに掲載しないようにし
て、通信秘密の漏洩を防止できるネットワークファクシ
ミリシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のネットワークファクシミリシステムでは、 LAN上でのデータ送受信機能と、公衆回線を介して
行われるファクシミリ伝送手順によるファクシミリデー
タ送受信機能とを共に備えるとともに、LANを介して
受信した電子メールやそれに含まれる画像情報を公衆網
のファクシミリ装置に送信するネットワークファクシミ
リ装置に対して、LAN上のPCからファクシミリ通信
ソフトにより送信されたファクシミリ画像を通信ポート
へのデータを取得してネットワーク上にリダイレクトす
るとともに、Fコード等の特定のコード(以下、部門コ
ードと呼ぶ)を付加してネットワークファクシミリ装置
に対して接続を行う。 ネットワークファクシミリ装置に対して、LAN上の
PCからファクシミリ通信ソフトにより送信されたファ
クシミリ画像を通信ポートへのデータを取得してネット
ワークにリダイレクトする場合に、接続先のネットワー
クファクシミリ装置との間にリダイレクトするATコマ
ンドから接続先の電話番号や用紙サイズ、枚数、通信速
度等の情報を取得し、料金計算を行う。 上記の場合は、あくまでも概算であるが、これを正
確な料金情報を得られるようにする。 上記の場合に、電話料金が一定値を越えたときに
は、PCからのファクシミリ要求に対してリダイレクタ
側から送信拒否を行い、使用料金により発信規制を行
う。 ネットワーク上からファクシミリ送信の要求に対して
は、ネットワークファクシミリ装置側の通信管理レポー
トに掲載しないようにして、秘密を守る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を
示すネットワークシステムの概略構成図である。図1に
示すように、LANには、複数のワークステーション装
置またはパーソナルコンピュータ装置WS1〜WSn、
メールサーバ装置SMと、ネットワークファクシミリ装
置FXとが接続されている。また、LANは、ルータ装
置RTを介してインターネットに接続され、他のLAN
等に接続されているホスト装置との間で種々のデータの
送受信を行うことが可能である。メールサーバ装置SM
は、LANに接続されているワークステーション装置W
S1〜WSnを利用するユーザおよびネットワークファ
クシミリ装置FXに対して、電子メールの収集、配信の
各サービスを提供する。また、ワークステーション装置
WS1〜WSnには、LANを介して種々のデータのや
りとりを行うアプリケーションソフトウェア(FAX通
信や電子メールアクセス)やネットワークファクシミリ
装置FXより受信した電子メールに含まれる画情報を処
理するアプリケーションソフトウェア(ビューワ等)の
種々のプログラムが導入されており、特定のユーザによ
り使用される。なお、特定のユーザとしては、1人ない
し複数人であってもよい。また、ルータ装置RTは、L
AN相互を接続するための装置で、IPアドレスを見て
データのルーティング(中継経路の設定)を行う。
【0007】また、ネットワークファクシミリ装置FX
は、LANにおける電子メールの送受信機能と、公衆網
(PSTN:Public Switched Tel
ephone Network)に接続され、この公衆
網を伝送路として用いることによりグループ3ファクシ
ミリ伝送手順による画情報伝送を行う伝送機能とを備え
ている。本実施例においては、LANに接続されている
端末相互間でのデータのやりとり(モデム情報(PC−
FAX)のリダイレクトによるATコマンドや画デー
タ)は、TCP/IP(Transmission C
ontrol Protocol/Internet
Protocol)という通信プロトコルを用いて行
う。また、本実施例では、ワークステーション装置WS
1〜WSnからネットワークファクシミリ装置FXに対
して、公衆網に接続されたファクシミリ装置へ画情報の
中継送信依頼を行うことができ、その中継依頼画情報の
送信には、PC−FAXアプリケーションからのリダイ
レクトにより適用される。なお、この場合のLANは、
インターネットに接続されているため、インターネット
に接続されている他のワークステーション装置等のユー
ザも、このネットワークファクシミリ装置FAXに対し
て画情報の中継送信依頼を行うことができる。
【0008】図2は、図1におけるネットワークファク
シミリ装置FXの構成例を示す図である。図2に示すよ
うに、ネットワークファクシミリ装置FXは、ネットワ
ークファクシミリ装置FXの各部の制御処理およびファ
クシミリ伝送制御手順等の各種制御処理を行うシステム
制御部1と、システム制御部1が実行する制御処理プロ
グラムおよび処理プログラムを実行する際に必要となる
各種データ等を記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成するシステムメモリ2と、このネッ
トワークファクシミリ装置FXに固有な各種の情報を記
憶するパラメータメモリ3と、現在時刻情報を出力する
時計回路4と、所定の解像度で原稿画像を読み取るため
のスキャナ5と、所定の解像度で画像を記録出力するプ
ロッタ6と、このネットワークファクシミリ装置FXを
操作するためのもので、各種の操作キーおよび各種の表
示器からなる操作表示部7と、画信号を符号化圧縮する
とともに、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶す
るための符号化復号化部8と、符号化圧縮された状態の
画情報を多数記憶するための画像蓄積装置9と、グルー
プ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのG3F
AXモデム10と、このネットワークファクシミリ装置
FXを電話回線網(PSTN)に接続するための自動発
着信機能を備えた網制御装置11とを備えている。
【0009】さらに、このネットワークファクシミリ装
置FXをLANに接続するためのLANインタフェース
回路12と、LANを介して他のデータ端末装置との間
で種々のデータのやりとりを行うための各種所定のプロ
トコルの通信制御処理(ATコマンドの受信処理等)を
実行するためのLAN伝送制御部13とを備える。以上
述べた各構成要素1〜13は、内部バス14に接続さ
れ、これらの各構成要素間でのデータのやりとりは、主
として内部バス14を介して行われる。また、網制御装
置11とG3FAXモデム10との間のデータのやりと
りは直接行われる。
【0010】図9は、本発明におけるリダイレクタのデ
ータの流れを示すブロック図である。PC40は図1に
おけるワークステーション装置WS1〜WSnの任意の
1個に、ネットワークファクシミリ装置50は図1のネ
ットワークファクシミリ装置FXに、イーサネット60
は図1のLANバスに、それぞれ対応している。PC4
0上のPC−FAXアプリケーション(ファクシミリ通
信ソフト)41からファクシミリ送信があった場合、通
常は通信ドライバ42からシリアルポートドライバ(破
線)43を経由して通信ポート45に接続されているモ
デム47にデータが流れるが、リダイレクタの場合に
は、仮想ポートドライバ(VxD)44がシリアルポー
トドライバ43の代りの動作を行い、データをTCP/
IPプロトコル46を用いてネットワークにリダイレク
トする。その際に、ファクシミリ通信ソフト41とモデ
ム47との間で行われる接続動作を、仮想ポートドライ
バ44が通信ドライバ42に対して疑似応答処理を行う
ことにより、通信ソフト41から見るとモデム47に対
して送信していることと同じ動作でネットワークにデー
タを流すことができる。
【0011】図8は、本発明におけるPCとネットワー
クファクシミリ装置との接続シーケンスチャートであ
る。なお、図8に示すネットワークファクシミリ装置は
図1または図9に示すネットワークファクシミリ装置F
Xとは異なり、公衆網(PSTN)上のネットワークフ
ァクシミリ装置である。PC上のファクシミリ通信ソフ
ト41からファクシミリ送信があった場合、モデム初期
化コマンド(ATコマンド)21を送出する。リダイレ
クタは、それをFAX送信要求21としてとらえ、ネッ
トワークファクシミリ装置に対して部門コードを付加し
た接続要求コマンド22を送出する。リダイレクタは、
この応答コマンド(接続許可)23を受け取った時に、
ファクシミリ通信ソフト41に対してFAX送信許可2
4を出す。つまり、モデム初期化コマンド21に対する
応答24を返送する。通常は‘OK’コマンドである。
なお、ATコマンドは、網制御用コマンドであって、A
Tで始まるコマンドを使用してモデムを制御すること
で、モデム側では速度設定することなく、PC等からの
自動発信、自動着信、モデムの制御が可能となる。
【0012】この状態で、TCP/IPによるネットワ
ーク接続がPC(リダイレクタ)とネットワークファク
シミリ装置の間で確立されたことになるため、続けてフ
ァクシミリ通信コマンド(AT+F等のATコマンド)
25〜28のやりとりを行う。すなわち、FAX通信ソ
フト41からATコマンド25をリダイレクタに送り、
さらにATコマンド26をネットワークファクシミリ装
置に送信する。ネットワークファクシミリ装置からのA
Tコマンド(応答)27は、リダイレクタからFAX通
信ソフト41に対するATコマンド(応答)28として
送出された後、FAX通信ソフト41からネットワーク
ファクシミリ装置に対してFAX画データ29,30の
送信が行われる。接続動作は、図9に示す仮想ポートド
ライバ44による疑似応答で行い、画像データはネット
ワークファクシミリ装置のバッファに一時的に蓄積され
る。その後、ネットワークファクシミリ装置が、ファク
シミリ通信ソフト41が指定した相手先に対してPST
Nを介してG3送信31を行う。
【0013】図3は、本発明による部門コードによる接
続確立のためのシーケンスチャートである。PCは、部
門コードを利用して、リダイレクタとネットワークファ
クシミリ装置の間の接続を確立する。先ず、リダイレク
タは、PC上のインターフェース(設定ダイアログ等)
から接続先のネットワークファクシミリ装置のIPアド
レスを設定し、これを保持する(ステップ101)。ま
た、同様に部門コードを設定し、これを記憶する(ステ
ップ102)。設定値は、レジストリエントリまたは環
境設定ファイル(iniファイル)等により記憶し、保
持することができる。図9に示す仮想ポートドライバ4
4は常にPC上のファクシミリ通信ソフト41からファ
クシミリ送信要求があるか否かを監視している(ステッ
プ103)。通信ドライバ42からシリアルデータが伝
送されてきた場合には、データ内容を解析してファクシ
ミリ送信要求であれば(つまり、ATコマンドであれ
ば)、先に設定した部門コードをセットし(ステップ1
04)、TCP/IPプロトコルを用いてネットワーク
ファクシミリ装置に対して接続要求を出す(ステップ1
05)。送信コマンドは、‘GO1234’等のコマン
ド+部門コードの形式で行う。一定時間、応答がない場
合には、再度リトライを行う(ステップ106,10
5)。応答があった場合には、応答コマンドの内容を解
析して、ビジーであった場合には(ステップ107)、
図9に示す通信ドライバ42に対してビジー応答(AT
X)を返すことにより、ファクシミリ通信ソフト41は
相手先ビジーと認識してファクシミリ送信処理を中断す
る(ステップ109)。正常の応答の場合には、接続処
理を行った後(ステップ108)、ファクシミリ送信処
理を行う(ステップ110)。
【0014】図4は、本発明の第2の実施例を示すダイ
レクタ側のファクシミリ通信料金の計算処理のフローチ
ャートである。部門コードを付加してファクシミリ通信
を行う処理は図3に示した場合と同様である。本実施例
では、図3の(A)の部分に図4で示す料金計算処理が
追加される。すなわち、接続処理に入った時点で、AT
コマンドのやりとりをモニタして、コマンド内容を解析
する(ステップ201)。PC上のファクシミリ通信ソ
フト41から送られてくる能力通知(AT+FDI
S)、モード通知(AT+FDCS)より通信速度、用
紙サイズ、圧縮形式、線密度の情報を取得する。また、
ダイヤルコマンド(ATDT)から相手先の電話番号情
報も抽出する(ステップ201)。PC上のファクシミ
リ通信ソフト41とリダイレクタとの間で正常にファク
シミリ通信処理が終了した時点で(ステップ202)、
実際にネットワークファクシミリ装置にリダイレクトし
た画像データのサイズ(容量)を算出する(ステップ2
03)。次に、先の通信条件を基にして算出したデータ
サイズから通信にかかる予想時間を算出する。そして、
上記電話番号情報とネットワークファクシミリ装置の設
置してある場所の電話番号(局番データ)から、計算し
た通信予想時間に基づいて電話料金の概算を算出する
(ステップ204)。このときに、相手先のネットワー
クファクシミリ装置の回線契約(割引サービスや通信キ
ャリアの種類等)の料金計算が終了したならば、通信管
理レポートに記録して、保存する(ステップ205)。
それからファクシミリ送信処理を行う(ステップ20
6)。
【0015】図5は、本発明の第3の実施例を示す通信
管理レポート書き換え処理のフローチャートである。こ
こでは、リダイレクタ側でファクシミリ通信料金を計算
したデータを、実際の料金に書き直しを行う処理が示さ
れている。部門コードを付加してファクス通信を行い、
概算の電話料金をリダイレクタの通信管理レポートに書
き込む処理については、図4に示した処理と同様である
(ステップ301)。2回目以降のファクス通信の場合
について、図5により説明する。PC上のファクシミリ
通信ソフト41からファクシミリ送信要求があった場合
には(ステップ302)、部門コードをセットして(ス
テップ303)、ネットワークファクシミリ装置に対し
接続要求を出す(ステップ304)。この時のネットワ
ークファクシミリ装置からの応答には、前回の通信があ
った場合には料金情報を付加して応答コマンドを返送し
てくる。応答コマンドの内容は、前回の接続要求を出し
た日時及び通信速度、用紙サイズ、圧縮形式、線密度の
情報等に料金情報の形式等が望ましい。リダイレクタ
は、応答コマンドを解析して、これらのデータが付加さ
れてきた場合には(ステップ305)、自分の持つ前回
の通信管理レポートの内容を照合する(ステップ30
6)。料金情報がない場合には、未だネットワークファ
クシミリ装置上のメモリに蓄積されており、実際のG3
送信が終了していない可能性があるため、通信管理レポ
ートは書き換えずに、そのままにする。照合の結果、一
致した場合には(ステップ307)、通信管理レポート
を書き換えて、書き換えたというマークを付加して、ユ
ーザにわかり易いように表示する(ステップ308)。
通信管理レポートの一致確認は、ユニークな文書番号を
通信時に予めやりとりすることにより、行ってもよい。
【0016】図6は、本発明の第4の実施例を示す通信
料金による接続拒否のフローチャートである。ここで
は、リダイレクタ側の通信管理により、接続を拒否する
場合の動作について説明する。基本の処理は前述の図5
と同様であり(ステップ401)、ダイレクタはPC上
のインターフェース(設定ダイアログ等)から通信料金
の許容上限値を設定し(ステップ402)、これを保持
する。PC上のファクシミリ通信ソフト41からファク
シミリ送信要求があった場合には(ステップ403)、
自分の持つ通信管理レポートのデータから現在までの通
信料金の合計と設定してある通信料金の許容上限値とを
比較する(ステップ404)。もし、上限値を超えてい
るようであれば、図9に示す通信ドライバ42に対して
仮想ポートドライバ44が通信拒否コマンドを送出し
て、ファクシミリ送信処理を強制終了させる(ステップ
408)。例えば、ダイヤルコマンド(ATDT)に対
してERRORコマンドを返送する等の方法でこれを実
現する。この時に、リダイレクタは上限値を超えている
という警告のポップアップメッセージのダイアログ表示
を行うと親切である。上限値を超えていない場合には、
部門コードをセットして(ステップ405)、ネットワ
ークファクシミリ装置に対して接続要求を出し(ステッ
プ406)、通常のファクシミリ通信処理を行う(ステ
ップ407)。通信終了後には、図5に示すシーケンス
と同様に、通信管理レポートの内容を常に最新のものに
する。ただし、前回の結果を書き換える前に、ファクシ
ミリ通信ソフト41からファクシミリ送信要求があった
場合には、概算値の合計料金を比較のためのデータとす
る。
【0017】図7は、本発明の第5の実施例を示す通信
料金レポート不掲載処理のフローチャートである。ここ
では、リダイレクタ側の部門コードにより、相手側ネッ
トワークファクシミリ装置の通信管理レポートに掲載を
することを拒否する処理について説明する。図7は、ネ
ットワークファクシミリ装置側の動作フローを示してい
る。ネットワークファクシミリ装置では、通常のG3送
信と同様にネットワークからのファクシミリ通信要求に
対しても、その通信要求が通信管理レポートに掲載され
る。この場合に、ネットワークからのファクシミリ送信
要求の部分を掲載しないようにするために、リダイレク
タとネットワークファクシミリ装置の間の接続シーケン
スで使用する部門コードにより制御を行う。リダイレク
タ側のファクシミリ送信は、図3の部門コード送信フロ
ーに示す通りである。ただし、設定する部門コードは、
予め決められた値をセットすることとする。ネットワー
クファクシミリ装置は、図8に示す接続シーケンスチャ
ートに示すように、ネットワーク上で自分宛のデータが
あるか否かを受信ポートをオープンして待機している。
自分宛の接続要求が来た場合には(ステップ501)、
部門コードがあるか否かをチェックする(ステップ50
2)。ここで、予め決めてある部門コードを指定して、
接続確認がされたか否かを事前に備えた一覧表(テーブ
ルデータ)とチェックする(ステップ503)。一致し
ない場合には、通常の処理を行い、通信管理レポートに
掲載する。一方、リストの値と一致した場合には、ネッ
トワークファクシミリ装置の通信管理レポートに掲載を
行わずに(ステップ504)、接続処理を行う(ステッ
プ505)。このように、予め通信管理レポート不掲載
の部門コードを決めておくことにより、リストの値との
一致を検出して、レポートへの不掲載を実行することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
PC上のファクシミリ通信ソフトウェアからネットワ
ークファクシミリ装置に対して直接ファクシミリ送信が
行えるので、接続先を任意に設定でき、相手先を自由に
選択できる。また、部門コードを指定して送信を行うた
め、送信元を特定でき、管理を行い易い。さらに、同じ
ネットワークポートを用いる場合でも、部門コードによ
る認証を行うので、誤接続を防止でき、高信頼性のシス
テムを実現できる。リダイレクトするATコマンドを
解析することにより、必要な情報を取得できるので、電
話料金の概算を計算でき、送信側の料金管理を行える。
これにより、ネットワークファクシミリ装置が遠方にあ
って、通信管理レポートを出力できない場合にも有効で
ある。次回の接続要求時に、前回の電話料金を含めて
応答コマンドを受け取ることにより、正確な電話料金情
報を取得することができる。通信料金の上限を設ける
ことにより、発信側で送信拒否を行うことができる。こ
れにより、ネットワークファクシミリ装置に問い合わせ
る必要もなくなるため、時間的な損失がなくなる。さ
らに、ファクシミリ送信要求に際して、相手側ネットワ
ークファクシミリ装置の通信管理レポートに掲載しない
ようにできるので、通信の秘密も守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すLAN上のネット
ワークシステムの構成図である。
【図2】図1におけるネットワークファクシミリ装置の
構成例を示す図である。
【図3】本発明における部門コード送信動作のフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示すリダイレクタ側の
ファクシミリ通信料金計算処理のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を示す通信管理レポート
書き換えの処理フローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施例を示す通信料金による接
続拒否の処理フローチャートである。
【図7】本発明の第5の実施例を示す通信料金不掲載の
処理フローチャートである。
【図8】ネットワークファクシミリ装置との接続動作の
シーケンスチャートである。
【図9】本発明におけるリダイレクタの内部構造とデー
タの流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
WS1〜WSn…ワークステーション装置(PC)、R
T…ルータ装置、FX…ネットワークファクシミリ装
置、SM…メールサーバ装置、LAN…ローカルエリア
ネットワーク、1…システム制御部、2…システムメモ
リ、3…パラメータメモリ、4…時計回路、5…スキャ
ナ、6…プロッタ、7…操作表示部、8…符号化復号化
部、9…画像蓄積装置、10…G3FAXモデム、11
…網制御装置、13…LAN伝送制御部、12…LAN
インターフェース回路、40…PC、41…PC−FA
Xアプリケーション(FAX通信ソフト)、42…通信
ドライバ、43…シリアルポートドライバ、44…仮想
ポートドライバ、45…通信ポート、46…TCP/I
Pプロトコル、47…モデム、50…ネットワークファ
クシミリ装置、51…ネットワークI/F、60…イー
サネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 H04L 11/20 101C H04M 11/00 303 H04N 1/32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANおよび公衆回線に接続され、パー
    ソナルコンピュータ上のファクシミリ通信ソフトウェア
    および該ファクシミリ通信ソフトウェアから送信された
    ファクシミリ画情報をネットワークにリダイレクトする
    リダイレクタソフトウェアを備えたネットワークファク
    シミリシステムにおいて、 上記パーソナルコンピュータ上のリダイレクタソフトウ
    ェアは、 接続先のネットワークファクシミリ装置のIPアドレス
    を設定し、該IPアドレスを記憶する手段と、 該接続先のネットワークファクシミリ装置に対して特定
    のコードである部門コードを設定し、該コードを記憶す
    る手段と、 上記ファクシミリ通信ソフトウェアからのファクシミリ
    送信要求を監視する手段と、 ファクシミリ送信要求があった時点で、予め指定された
    接続先に対して、上記部門コードをセットして接続要求
    を送出する手段と、 接続先のネットワークファクシミリ装置からの応答を受
    け、該応答を解析する手段と、 接続許可を受けた時点で、ATコマンドにより接続先の
    ネットワークファクシミリ装置に対して接続処理を行う
    手段と、 パーソナルコンピュータから上記ファクシミリ通信ソフ
    トウェアにより通信ポートに送信されたファクシミリ画
    像をネットワークにリダイレクトする手段と、 接続先から応答拒否を受けた時点で、接続処理を中止し
    て、上記ファクシミリ通信ソフトウェアに対してビジー
    を返送する手段とを有することを特徴とするネットワー
    クファクシミリシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のネットワークファクシ
    ミリシステムにおいて、 前記リダイレクタソフトウェアは、さらにリダイレクト
    するATコマンドの内容を解析する手段と、 該ATコマンドから電話番号、用紙サイズ、枚数、通信
    速度等の情報を抽出し、該情報を記憶する手段と、 記憶した情報を取り出し、該情報から料金計算を行う手
    段と、 料金計算の結果を通信管理レポートとして記憶する手段
    とを有することを特徴とするネットワークファクシミリ
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のネット
    ワークファクシミリシステムにおいて、 前記リダイレクタソフトウェアは、さらに次回の接続要
    求時に、ネットワークファクシミリ装置から実際にかか
    った前回のファクシミリ通信の電話料金を受け取る手段
    と、 該リダイレクタ側で備えた料金管理テーブルの値を更新
    し、通信管理レポートを書き換える手段とを有すること
    を特徴とするネットワークファクシミリシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうちのいずれ
    か1つに記載のネットワークファクシミリシステムにお
    いて、 前記リダイレクタソフトウェアは、さらにファクシミリ
    送信要求があった場合に、合計の通信料金と予め定めた
    上限値との比較を行う手段と、 合計の通信料金が該上限値を越えていた場合には、発信
    規制を行う手段と、 ファクシミリ通信ソフトウェアに対して接続拒否の応答
    を返送する手段とを有することを特徴とするネットワー
    クファクシミリシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちのいずれ
    か1つに記載のネットワークファクシミリシステムにお
    いて、 前記リダイレクタソフトウェアは、さらにファクシミリ
    送信要求があった場合に、予め指定してある接続先に対
    して部門コードをセットして接続要求を出すとともに、
    レポートに掲載しないようにするコマンドを付加して接
    続要求を送出する手段と、 接続先のネットワークファクシミリ装置からの応答を解
    析する手段と、 接続許可を受けた時点で、ATコマンドにより接続先の
    ネットワークファクシミリ装置に対して接続処理を行う
    手段とを有することを特徴とするネットワークファクシ
    ミリシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314743A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Murata Mach Ltd 画像読取装置
CN100352251C (zh) * 2004-06-27 2007-11-28 华为技术有限公司 用于码分多址通信系统中的个人电脑传真方法及其系统

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