JP2000133691A - 真空搬送装置 - Google Patents

真空搬送装置

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JP2000133691A
JP2000133691A JP30521398A JP30521398A JP2000133691A JP 2000133691 A JP2000133691 A JP 2000133691A JP 30521398 A JP30521398 A JP 30521398A JP 30521398 A JP30521398 A JP 30521398A JP 2000133691 A JP2000133691 A JP 2000133691A
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chamber
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和人 渡邊
Yoshihiro Katsumata
好弘 勝俣
Nobuyuki Takahashi
信行 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体駆動用の駆動源の駆動力の軽減を図る。 【解決手段】 ロードロック室10および搬送室12
は、互いに隣接しており、これらの境界部に形成された
第1開口14により互いに連通している。第1開口を含
む上部隔壁12aの位置には、搬送室内側から弁体18
が固定シール材としてのOリング19を介して当接して
いる。弁体は、シャフト24により第2アクチュエータ
26と結合され、搬送室内で上下方向に移動可能であ
る。搬送室内には、搬送室と第2アクチュエータとの間
を隔離するための可動シール材として、ベローズ30が
設けられている。ベローズは、シャフトの周りに設けら
れていて、弁体と搬送室の内壁との間をシールし、シャ
フトが位置する側を大気圧状態に保持する。ベローズの
径を、弁体が着座したときのOリングの外径より大きく
してある。ベローズの径は弁体の下面の径と合わせてあ
るため、弁体の下面に作用する正圧は、弁体の上面に作
用する逆圧に比べて大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、真空搬送装置、
特に、真空と大気とを隔離するためのシール機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の真空搬送装置としては、例えばア
ネルバ社製のマルチチャンバドライエッチングシステム
ILD−4100(商品名)がある。この装置には、ウ
エハを装置内に導入するためのロードロック室および搬
送室が設けられている。被処理対象のウエハは最初にロ
ードロック室内に搬入される。続いて、ロードロック室
内が真空ポンプにより排気された後、ロードロック室お
よび搬送室間を隔離していた弁体が搬送室側へ移動し
て、ウエハを搬送室内に搬送する。ウエハは、伸縮自在
のアームにより搬送室内から所定の処理室へと移送され
た後、処理が施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
真空搬送装置には、弁体を駆動する駆動源と搬送室との
間を隔離するシール機構に問題があった。以下、図3を
参照して、この問題につき説明する。図3は、従来の真
空搬送装置の主要構成を示す断面図である。
【0004】図3に示すように、真空搬送装置は、ロー
ドロック室10と、搬送室12とを具えている。搬送室
12の上部隔壁12aに第1開口14を形成してあり、
第1開口14を塞ぐようにして上蓋16が上部隔壁12
aの上に載置されている。また、第1開口14を含む上
部隔壁12aの位置には、搬送室12内側から弁体18
が固定シール材としてのOリング19を介して当接して
いる。これら上蓋16、上部隔壁12aおよび弁体18
によりロードロック室10が画成されている。
【0005】上述の上蓋16は、連結部20を介して第
1アクチュエータ22に結合されている。この第1アク
チュエータ22は、上蓋16を開閉するための駆動源で
ある。
【0006】また、弁体18は、シャフト24を介して
第2アクチュエータ26に結合されている。シャフト2
4は円筒形状の部材であり、弁体18の下面側にその一
端が接続されている。一方、シャフト24の他端は、弁
体18の下方に設置された第2アクチュエータ26の側
に向かって延在して、搬送室12を画成する下部隔壁1
2bに形成された第2開口28を通って第2アクチュエ
ータ26に結合されている。シャフト24は、第2アク
チュエータ26によってその延在方向(長手方向。図
中、矢印aで示す方向。)に沿って移動される。従っ
て、弁体18もシャフト24と共に図中の上下方向に移
動することができる。
【0007】また、搬送室12と第2アクチュエータ2
6との間は、可動シール材としてのベローズ30により
隔離されている。ベローズ30の内側(シャフト24が
位置する側)とベローズ30の外側とは、異なる気圧に
保持することが可能である。ベローズ30の一端は下部
隔壁12bに接続されており、ベローズ30の他端はシ
ャフト24の下端(第2アクチュエータ26に結合する
側)に接続されている。ベローズ30は、シャフト24
の移動に伴い伸縮自在である。
【0008】次に、外部からウエハをロードロック室1
0に搬入し、そのウエハを搬送室12側へ搬送する動作
につき説明する。
【0009】初期状態では、弁体18が上部隔壁12a
に当接すなわち着座しており、ロードロック室10と搬
送室12とは隔離されている。また、ロードロック室1
0内は大気圧の状態とし、搬送室12内は大気圧よりも
低い所定の圧力の状態(真空状態)になっている。
【0010】先ず、第1アクチュエータ22を作動させ
て、上蓋16を開く。そして、弁体18の上面に設けら
れた基板保持部32にウエハ34を設置する。次に、上
蓋16を閉じてから荒引用カットバルブ36を開いて、
真空ポンプ38によりロードロック室10内の排気を行
なう。ロードロック室10内が所定の圧力以下になった
ことを確認した後、第2アクチュエータ26を作動させ
て、弁体18をウエハ34と共に搬送室12内に引き込
ませる。弁体18が所定の搬送位置まで下降すると、ロ
ボットやアクチュエータにより、処理室または他の搬送
室にウエハ34が搬送される。
【0011】また、搬送室12内のウエハ34をロード
ロック室10側に搬送する場合は、上述の手順と逆の手
順で行なえばよい。先ず、第2アクチュエータ26によ
り、ウエハ34を載せた弁体18を上昇させ、上部隔壁
12aに対し着座させる。そして、VENT用カットバ
ルブ40を開けてロードロック室10内にVENTガス
を導入する。ロードロック室10内が大気圧になったこ
とを確認した後、第1アクチュエータ22により上蓋1
6が開けられる。ウエハ34は、大気側に設置されたロ
ボットやアクチュエータやウエハピンセット等により所
定の場所へと搬送される。
【0012】以上説明したように、従来の構成では、弁
体18を駆動する駆動源(第2アクチュエータ26)と
搬送室12との間を隔離するシール機構として、ベロー
ズ30が用いられている。そして、このベローズ30の
径はシャフト24の径に合わせて選定されている。一般
に、シャフト24の径は弁体18の径より小さいので、
ベローズ30の径も弁体18の径より小さい。さらに言
えば、通常、ベローズ30の径は、弁体18と上部隔壁
12aとの間をシールするOリング19の径に比べて小
さい。従って、この場合に問題なのは、弁体18、シャ
フト24およびベローズ30に作用する圧力において、
正圧に比して逆圧が大きくなってしまうということであ
る。
【0013】一般に、上述した初期状態のように、弁体
18が上部隔壁12aに着座していてロードロック室1
0内が大気圧の場合(搬送室12内は真空状態の場合)
には、弁体18の着座状態を妨げる方向に逆圧が発生す
る。一方、ベローズ30およびシャフト24の下端側か
らは、弁体18の着座状態を保持する方向に正圧が作用
している。そして、従来構成では、ベローズ30の径が
弁体18と上部隔壁12aとの間をシールするOリング
19の径に比べて小さいため、ロードロック室10側か
ら作用する逆圧の方が第2アクチュエータ26側から作
用する正圧に比べて大きくなる。このため、ロードロッ
ク室10および搬送室12間のシールが破れてしまうお
それがある。よって、弁体18を駆動するための第2ア
クチュエータ26には比較的大きな駆動力が求められ、
必然的に駆動部が大型化してしまうという問題があっ
た。近年のウエハの大口径化に伴い、このような問題が
顕著に現れるようになってきている。
【0014】従って、従来より、弁体駆動用の駆動源の
駆動力の軽減が図れる装置構成を実現することが望まれ
ていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の真空
搬送装置によれば、互いに隣接しており、境界部に形成
された第1開口により連通している搬送室およびロード
ロック室と、搬送室内に移動可能に設けられていて、第
1開口に固定シール材を介して着座したときに搬送室お
よびロードロック室間を隔離する弁体と、弁体を駆動す
る駆動源と、搬送室を画成する隔壁に形成された第2開
口に挿通され、駆動源と弁体との間を結合し、駆動源で
発生した駆動力を弁体に伝達するためのシャフトと、シ
ャフトの周りに設けられていて、弁体と搬送室の内壁と
の間をシールし、シャフトが位置する側を大気圧状態に
保持する可動シール材とを具えており、可動シール材の
径を、弁体が着座したときの固定シール材の外径より大
きくしてあることを特徴とする。
【0016】このように、搬送室内に可動シール材を設
けてあり、この可動シール材のシャフトが位置する側を
大気圧状態にしてある。そして、この可動シール材の径
を、弁体が着座したときの固定シール材の外径より大き
くしてあるため、ロードロック室側から弁体に作用する
逆圧が、駆動源側から弁体に作用する正圧に比べて小さ
くなる。従って、駆動源の駆動力の軽減が図れるため、
駆動源の小型化が実現される。
【0017】この発明の真空搬送装置において、好まし
くは、可動シール材として、弁体と搬送室の内壁とを接
続するベローズを用いていると良い。
【0018】また、この発明の真空搬送装置において、
好ましくは、可動シール材として、弁体に接続したプレ
ートを用いており、このプレートが、弁体の移動方向に
対して直交する方向に張り出した搬送室内壁の凸部に当
接した状態で弁体と共に移動可能に支持されていると良
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態につき説明する。尚、図は、この発明が理解
できる程度に大きさ、形状および配置関係が概略的に示
されているに過ぎない。また、以下に記載される数値条
件や材料等は単なる一例に過ぎない。従って、この発明
は、この実施の形態に何ら限定されることがない。
【0020】〔第1の実施の形態〕真空搬送装置の第1
構成例につき、図1を参照して説明する。図1は、真空
搬送装置の第1構成を示す断面図である。
【0021】図1に主要部が示されているように、この
実施の形態の真空搬送装置は、ロードロック室10と、
搬送室12とを具えている。これらロードロック室10
および搬送室12は、互いに隣接しており、これらの境
界部に形成された第1開口14により互いに連通してい
る。すなわち、搬送室12の上部隔壁12aに第1開口
14を形成してあり、第1開口14を塞ぐようにして上
蓋16が上部隔壁12aの上に載置されている。また、
第1開口14を含む上部隔壁12aの位置には、搬送室
12内側から弁体18が固定シール材としてのOリング
19を介して当接している。これら上蓋16、上部隔壁
12aおよび弁体18によりロードロック室10が画成
されている。
【0022】上述の上蓋16は、連結部20を介して第
1アクチュエータ22に結合されている。この第1アク
チュエータ22は、上蓋16を開閉するための駆動源で
ある。
【0023】また、上述の弁体18は、搬送室12内に
移動可能に設けられていて、第1開口14にOリング1
9を介して着座したときに搬送室12およびロードロッ
ク室10間を隔離するものである。この例では、弁体1
8は略円盤形状の板体により構成されている。一般に
は、弁体18はステンレスにより形成される。
【0024】この弁体18は、搬送室12の下側(ロー
ドロック室10とは反対の側)に設けられた第2アクチ
ュエータ26を駆動源として、搬送室12内で上下方向
(図1中の矢印aで示す方向)に移動可能である。この
ように構成するため、弁体18と第2アクチュエータ2
6とは、シャフト24により結合されている。
【0025】このシャフト24は、搬送室12を画成す
る下部隔壁12bに形成された第2開口28に挿通され
る円筒形状の部材である。シャフト24は、例えばアル
ミニウムにより形成されている。シャフト24は、その
長手方向が弁体18の移動方向aと一致した状態に設け
られる。シャフト24の一端は弁体18の下面(搬送室
12内に面した面)に接続され、シャフト24の他端は
第2開口28を経て第2アクチュエータ26に接続され
ている。このシャフト24により、第2アクチュエータ
26で発生した駆動力が弁体18に伝達される。つま
り、第2アクチュエータ26が作動するとシャフト24
が上下方向aに沿って動き、弁体18を上下方向aに移
動させる構成となっている。
【0026】次に、搬送室12内には、搬送室12と第
2アクチュエータ26との間を隔離するための可動シー
ル材として、ベローズ30が設けられている。
【0027】このベローズ30は、上述したシャフト2
4の周りに設けられていて、弁体18と搬送室12の内
壁との間をシールし、シャフト24が位置する側を大気
圧状態に保持するものである。ベローズ30は略円筒形
状の部材であり、その延在方向に伸縮自在なシール材で
ある。通常、ベローズ30はステンレスにより形成され
ている。このベローズ30の一端は、弁体18の下面
に、Oリングを介して、あるいは、溶接によって、接続
されている。一方、ベローズ30の他端は、下部隔壁1
2bの内面に接続されている。このように、ベローズ3
0によって弁体18と搬送室12の内壁との間がシール
される。ベローズ30は、シャフト24および弁体18
の運動に伴い伸縮するため、この運動によりシールが破
れることはない。よって、シャフト24が位置する側が
搬送室12内から隔離されるので、シャフト24が位置
する側を大気圧状態に保持し、かつ、他の搬送室12内
部を真空状態に保持することができる。
【0028】そして、このベローズ30の径(図1中の
矢印bで示される径)を、弁体18が着座したときのO
リング19の外径(図1中の矢印cで示される径)より
大きくしてある。ベローズ30の径は弁体18の下面の
径と合わせてあるため、弁体18の下面に作用する正圧
は、弁体18の上面に作用する逆圧に比べて大きくな
る。従って、弁体18が着座状態であり、かつロードロ
ック室10内が大気圧状態のとき、従来は逆圧が正圧に
勝るためOリング19によるシール機能が破れるおそれ
があったが、このような心配がなくなる。つまり、弁体
18を着座状態に保持する第2アクチュエータ26の駆
動力が従来より小さくて済み、この結果、第2アクチュ
エータ26の小型化が期待できる。
【0029】一例では、Oリング19の外径が260m
mであるとき、ベローズ30の内径を最小部で300m
m程度とし、最大部で400mm程度にすると良い。シ
ャフト24の径は70mm程度であるから、正圧が作用
する面の大きさが従来に比べてかなり大きくなる。
【0030】尚、この真空搬送装置の動作については、
従来と同じであるから説明を省略する。従来構成と同様
に、真空ポンプ38が荒引用カットバルブ36を介して
ロードロック室10に接続されており、ロードロック室
10内の排気が行われる。また、ロードロック室10に
接続されたVENT用カットバルブ40を開けてロード
ロック室10内にVENTガスを導入することができ
る。弁体18の上面には、ウエハ34を支持するための
基板保持部32が設置されている。これらの構成によ
り、外部からウエハ34をロードロック室10内に搬入
し、そのウエハ34を搬送室12側へ搬送することがで
きる。あるいは、搬送室12内のウエハ34をロードロ
ック室10側に搬送することができる。
【0031】〔第2の実施の形態〕次に、真空搬送装置
の第2構成につき、図2を参照して説明する。図2は、
真空搬送装置の第2構成を示す断面図である。尚、第2
構成は可動シール材としてベローズ以外のものを採用し
た例であり、他の主要構成については第1構成と変わり
がない。従って、主として、可動シール材近傍の構成に
ついて説明を行い、他の重複する構成については説明を
省略する。
【0032】この構成例では、可動シール材として、プ
レート42を用いている。このプレート42は、円筒形
状の部材で構成され、その延在方向(図2中の矢印aで
示す方向)がシャフト24の長手方向と一致した状態で
搬送室12内に設けられる。プレート42の一端は弁体
18の下面側に接続されており、プレート42は弁体1
8と共に移動が可能である。一方、プレート42の他端
はフリーにしてある。プレート42の長さは、弁体18
が搬送位置まで下降したときにフリー状態の端部が下部
隔壁12bに接触するか、あるいは接触しないように設
計し、弁体18の上下運動の妨げとならないように構成
する。
【0033】また、プレート42は、弁体18の移動方
向aに対して直交する方向に突出した搬送室12内壁の
凸部44に当接した状態で弁体18と共に移動可能に支
持されている。この凸部44は、搬送室12を画成する
側壁12cの内壁に形成されている。この凸部44の先
端が、プレート42にOリングを介して常に接触するよ
うにしてある。よって、プレート42により囲まれる搬
送室12部分が他の搬送室12部分から隔離されるの
で、プレート42がシールとして機能するようになる。
また、凸部44は、弁体18が上下運動する際に、プレ
ート42の横ずれを防止するためのガイドとしても機能
する。
【0034】そして、このプレート42の径(図2中の
矢印bで示される径)を、弁体18が着座したときのO
リング19の外径(図2中の矢印cで示される径)より
大きくしてある。プレート42の径は弁体18の下面の
径と合わせてあるため、弁体18の下面に作用する正圧
は、弁体18の上面に作用する逆圧に比べて大きくな
る。従って、弁体18が着座状態であり、かつロードロ
ック室10内が大気圧状態のとき、従来は逆圧が正圧に
勝るためOリング19によるシール機能が破れるおそれ
があったが、このような心配がなくなる。つまり、弁体
18を着座状態に保持する第2アクチュエータ26の駆
動力が従来より小さくて済み、この結果、第2アクチュ
エータ26の小型化が期待できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の真空搬
送装置によれば、搬送室内に可動シール材を設けてあ
り、この可動シール材のシャフトが位置する側を大気圧
状態にしてある。そして、この可動シール材の径を、弁
体が着座したときの固定シール材の外径より大きくして
あるため、ロードロック室側から弁体に作用する逆圧
が、駆動源側から弁体に作用する正圧に比べて小さくな
る。従って、駆動源の駆動力の軽減が図れるため、駆動
源の小型化が実現される。よって、コストの低減や装置
のメンテナンス効率の向上が可能になる。また、今後ま
すます進んでいく基板(ウエハ)の大口径化に対して有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空搬送装置の第1構成を示す図である。
【図2】真空搬送装置の第2構成を示す図である。
【図3】従来の真空搬送装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10:ロードロック室 12:搬送室 12a:上部隔壁 12b:下部隔壁 12c:側壁 14:第1開口 16:上蓋 18:弁体 19:Oリング 20:連結部 22:第1アクチュエータ 24:シャフト 26:第2アクチュエータ 28:第2開口 30:ベローズ 32:基板保持部 34:ウエハ 36:荒引用カットバルブ 38:真空ポンプ 40:VENT用カットバルブ 42:プレート 44:凸部
フロントページの続き (72)発明者 勝俣 好弘 東京都府中市四谷5丁目8番1号 アネル バ株式会社内 (72)発明者 高橋 信行 東京都府中市四谷5丁目8番1号 アネル バ株式会社内 Fターム(参考) 3H066 AA01 BA17 BA23 DA00 DA11 DA12 3J043 AA04 DA20 FA03 FB11 FB20 5F004 BC01 BC05 BC06 5F031 CA02 FA01 FA11 FA12 FA14 GA62 NA04 NA05 NA09 PA16 5F045 EB08 EB09 EB10 EN01 EN04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接しており、境界部に形成され
    た第1開口により連通している搬送室およびロードロッ
    ク室と、 前記搬送室内に移動可能に設けられていて、前記第1開
    口に固定シール材を介して着座したときに前記搬送室お
    よびロードロック室間を隔離する弁体と、 前記弁体を駆動する駆動源と、 前記搬送室を画成する隔壁に形成された第2開口に挿通
    され、前記駆動源と前記弁体との間を結合し、前記駆動
    源で発生した駆動力を前記弁体に伝達するためのシャフ
    トと、 前記シャフトの周りに設けられていて、前記弁体と前記
    搬送室の内壁との間をシールし、前記シャフトが位置す
    る側を大気圧状態に保持する可動シール材とを具えてお
    り、 前記可動シール材の径を、前記弁体が着座したときの前
    記固定シール材の外径より大きくしてあることを特徴と
    する真空搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の真空搬送装置におい
    て、 前記可動シール材として、前記弁体と前記搬送室の内壁
    とを接続するベローズを用いていることを特徴とする真
    空搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の真空搬送装置におい
    て、 前記可動シール材として、前記弁体に接続したプレート
    を用いており、 該プレートが、前記弁体の移動方向に対して直交する方
    向に突出した前記搬送室内壁の凸部に当接した状態で前
    記弁体と共に移動可能に支持されていることを特徴とす
    る真空搬送装置。
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Cited By (4)

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