JP2000133579A - 露光装置および露光方法 - Google Patents
露光装置および露光方法Info
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Abstract
て位置ずれ量またはショット内誤差成分を計測し、これ
らの計測値に基づいて、基板上の各ショットのショット
内誤差成分を算定し、基板上の各ショットを露光するた
め基板をステップ移動またはスキャン露光する際、露光
対象ショットの位置に応じて、ショット内誤差成分を補
正するように基板をステップ移動またはスキャンする。
Description
液晶デバイス等の製造に用いられる露光装置および露光
方法に関し、特にマスクやレチクル等の原板と半導体ウ
エハやガラス基板等の基板とを精度よく位置合わせ(ア
ライメント)して露光精度を向上させた露光装置および
露光方法に関する。
の微細化、高集積化に伴い、高い位置合わせ精度が必要
となってきている。半導体露光装置では、1枚の被処理
基板上に複数の原板の像を露光する方法として、ステッ
プアンドリピートもしくはステップアンドスキャンと呼
ばれる方法が採用されている。この様な場合、位置合わ
せ方法としては、例えば特公平7−120621に記載
されているグローバル位置合わせ法が用いられている。
この方法は被処理基板上の複数のサンプルショット中の
計測用マークの位置計測情報から、統計的手法によっ
て、各々のショット位置を算出している。
者らの知見によると、最近の精度向上に伴って、ショッ
トの位置誤差だけではなく、ショットごとの倍率や回転
やスキューなど誤差成分(以下、ショット内誤差成分と
いう)も全体の位置精度に大きく影響するようになって
きている。このショット内誤差成分の要因としては、被
処理基板の非線形な変形や、製膜時の誤差等が考えられ
る。従来はこのショット内誤差成分を補正しないか、も
しくは被処理基板内でショット位置によらず、一定のも
のとして補正していた。本発明は、ショット位置に応じ
た誤差成分であるショット内誤差成分を補正することに
より、位置合わせ精度を向上させることを第1の目的と
する。また、ショット内誤差の補正が可能であり、かつ
従来方法と同等のスループットでアライメントが実現で
きる方式、つまり各サンプルショットでXおよびY方向
各々1回以上の計測を行なえばよい方式を提供すること
を第2の目的とする。
的を達成するため、本発明の第1の局面に係る露光装置
は、被処理基板上の複数の被処理領域のうちの代表領域
の領域内誤差を所定の代表点の計測によって求める計測
手段と、該代表領域の領域内誤差の計測値をもとに、被
処理基板上の各領域の領域内誤差を統計計算によって求
める統計計算手段と、前記被処理基板上の各領域を順に
処理するために該基板の姿勢を前記領域内誤差に基づい
て補正する手段とを具備することを特徴とする。すなわ
ち、この第1の局面では、ショット(被処理領域)位置
によるショットごとの誤差であるショット内誤差成分
(領域内誤差)に着目し、サンプルショット(代表領
域)のショット内誤差成分を計測し、この計測値を統計
処理することにより、各ショット(各領域)のショット
内誤差成分を推定して補正する。ステッパ装置の場合の
補正手段としては、投影倍率補正手段、ディストーショ
ン補正手段、および基板ステージと原板ステージとの相
対回転補正手段がある。スキャン装置の場合、上記に加
えて、相対スキャン方向を調整することによるスキュー
補正とステージの相対スキャンを調整することによるデ
ィストーション補正が可能である。こうした補正手段
を、ショット位置に応じて適宜組み合わせて利用するこ
とにより、高い精度の位置合わせが実現できる。
り、異常値除去や平均化効果が期待でき、実質的な補正
精度の向上が計れるとともに、サンプルショットの計測
だけで、全ショットのショット内誤差成分を補正できる
ため、スループットが向上する。
め、本発明の第2の局面に係る露光装置は、被処理基板
上の複数の被処理領域のうちの複数の代表領域の位置ず
れ量をこれらの代表領域内の代表点の計測によって求め
る計測手段と、これらの代表領域の位置ずれ量の計測値
をもとに、被処理基板上の各領域の位置ずれ量を統計計
算によって求める統計計算手段と、統計計算された各領
域の位置ずれ量に基づいて各領域の領域内誤差を算定す
る手段と、前記被処理基板上の各領域を順に処理するた
めに該基板の姿勢を前記領域内誤差に基づいて補正する
手段とを具備することを特徴とする。すなわち、前記第
1の局面では、各サンプルショットのショット内誤差成
分を直接計測するため、サンプルショットごとに複数の
代表点を計測するが、この第2の局面では、計測は各サ
ンプルショットの位置ずれのみを計測すれば足りる。し
たがって、この第2の局面では、各計測値を統計処理す
ることにより、異常値除去や平均化効果が期待でき、実
質的な補正精度の向上が計れるとともに、サンプルショ
ットにおいてXおよびY方向各々1回以上の計測だけ
で、全ショットのショット内誤差成分を補正できるた
め、前記第1の局面の場合より、スループットがさらに
向上する。
形態では、半導体ウエハ上の複数のショットのそれぞれ
を処理する際、前記ウエハ上の各ショットを順にウエハ
ステージのステップ移動後一括露光する装置(ステッ
パ)、もしくは処理開始位置に送り込んだ後スキャン露
光する装置(ステップ&スキャン)に対するウエハアラ
イメントにおいて、(a)前記サンプルショットの倍
率、回転、スキュー等のショット内誤差成分を、予め選
ばれたサンプルショット内複数のマーク(代表領域内代
表点)の計測によって求め、(b)これらのサンプルシ
ョットのショット内誤差成分の計算値をもとに、ウエハ
上の各ショットのショット内誤差成分を統計計算によっ
て求め、(c)前記ウエハ上の各ショットを順に処理す
るために前記ウエハを前記ウエハステージによってステ
ップ移動する際、もしくはスキャン露光する際に、上記
統計計算によって求めた、露光対象ショットのショット
内誤差成分を補正するように、ウエハステージ、レチク
ルステージもしくは、投影レンズの一部を補正駆動する
ことを特徴とする。
プルショットのショット内誤差成分を求める際、サンプ
ルショット内の複数点の位置誤差を計測し、この計測値
を基に、そのサンプルショットのショット内誤差成分を
推定する。
は、各ショットのショット内誤差は、各ショット位置に
おける位置ずれ量の変化量に等しいと仮定して各ショッ
トのショット内誤差を推定する。具体的には、X方向の
位置ずれ量のX方向に対する変化量(微分値)からX方
向のショット倍率補正量を、Y方向の位置ずれ量のY方
向に対する変化量(微分値)からY方向のショット倍率
補正量を、X方向の位置ずれ量のY方向に対する変化量
(微分値)からX方向のショット回転量を、Y方向の位
置ずれ量のX方向に対する変化量(微分値)からY方向
のショット回転量を算出する。
の計測値(位置ずれ量)から、各ショット位置(x,
y)での位置ずれ量(d'x,d'y)を例えば以下に示す
l次の補正式を用いて近似し、算出していた。
向の平行ずれ、a10 ,b10は各々ウエハのx方向、y
方向の伸び、a01 ,b01は各々ショット配列のx軸、
y軸の回転ずれを表わす。
量の変化量を求めるため、サンプルショットの計測値
(位置ずれ量)から、各ショット位置(x,y)での位
置ずれ量(d'x ,d'y)を2次以上の補正式(例えば
以下に示す3次式)を用いて近似し、算出する。
並進成分、a10がXスケール、a01がY軸回転、a02が
Y軸弓なり、a30が3次倍率、a12が3次倍率、b00が
Y方向並進成分、b10がX軸回転、b01がYスケール、
b20がX軸弓なり、b21が3次倍率、b03が3次倍率を
表わす。その後、この2次以上(例えば3次)の補正式
の変化量(各ショット位置での微分値)からショット内
誤差を算出する。
トを従来方法と同等のスループット、つまり各サンプル
ショットXおよびY方向各々1回以上の計測で、ショッ
ト内誤差成分の補正も可能であり、第1の局面によるサ
ンプルショット内誤差推定補正方式と同等のアライメン
ト精度が期待できる。
に係る実施の形態では、半導体ウエハ(被処理基板)上
の複数のショット(領域)のそれぞれを処理する際、前
記ウエハ上の各ショットを順にウエハステージ(基板ス
テージ)のステップ移動後一括露光する装置(ステッ
パ)もしくは処理開始位置に送り込んだ後スキャン露光
する装置(ステップアンドスキャン)に対するウエハア
ライメントにおいて、(a)サンプルショット(前記複
数の各ショットのうちの代表領域)の位置ずれ量(位置
誤差)をサンプルショット内で予め選ばれた複数のウエ
ハマーク(代表領域内代表点)の計測によって求め、
(b)前記サンプルショットの位置ずれ量から、ウエハ
上の各ショットの位置ずれ量を統計計算によって求め、
(c)前記ウエハ上の各ショットの倍率、回転、スキュ
ー等のショット内誤差成分(領域内誤差)を、前記ウエ
ハ上の各ショットの位置ずれ量から推定し、(d)前記
ウエハ上の各ショットを順に処理するために前記ウエハ
を前記ウエハステージによってステップ移動する際、も
しくはスキャン露光する際に、上記位置ずれ量とショッ
ト内誤差成分を補正するように、ウエハステージ、レチ
クル(原板ステージ)もしくは、投影レンズの一部を補
正駆動することを特徴とする。ここでウエハ上の各ショ
ットの位置ずれ量は、2次以上の近似式を用いて求める
ことが好ましい。
る。 (第1の実施例)ステップアンドリピートタイプの半導
体製造用露光装置に対し、本発明の第2の局面を適用し
た場合の実施例の概略図を図1に示す。図1において、
1は投影光学系、2はマーク位置検出手段、3は露光装
置の制御を行なう制御手段、4は2次元に移動可能なX
Yステージ、5は原板であるレチクル、6は基板である
ウエハ、7はレチクルを微小移動可能なレチクルステー
ジである。図1では、x方向の位置を検出するx方向用
マーク位置検出手段2のみを示しているが、y方向の位
置を検出するために、これと同様な不図示のy方向用マ
ーク位置検出手段も搭載しているものとする。図1に示
した半導体製造用露光装置は、レチクル5とウエハ6の
相対的な位置合わせをした後、不図示の露光照明光源か
ら露光光を照射し、レチクル5上に形成してある電子回
路パターンを、投影光学系1を介してXYステージ4上
に載置したウエハ6に、ステップアンドリピート方式で
投影露光する。図3にウエハにおける露光領域と計測シ
ョットの一例を、図4に各計測ショットでの計測マーク
の一例を示す。
ウエハ6の相対的な位置合わせ、および露光の手順につ
いて説明する。図2に、位置合わせおよび露光の手順
に、本発明を適用した一例をフローチャートで示す。
搬送装置により、ウエハ6をXYステージ4に載置す
る。ステップA2において、制御手段3は図3における
1番目の計測ショットS1に形成してある図4に示す位
置合わせ用マークLx が、マーク位置検出手段2の視野
範囲内に位置するよう、XYステージ4を駆動する。
下の手順で計測する。最初に、マーク位置検出手段2内
にある非露光光を照射する位置合わせ用照明装置から照
射し、投影光学系1を介して、位置合わせ用マークLx
(以降ウエハマークと称する)を照明する。図5はウエ
ハマークLx を示したものであり、同一形状の矩形パタ
ーンを複数配置したものである。ウエハマークLx から
反射した光束は、再度投影光学系1を介してマーク位置
検出手段2に到達する。ここでマーク位置検出手段2内
にある撮像装置上にウエハマークLx の像Nを形成す
る。撮像装置においてマークLx の像を光電変換し、A
/D変換装置6でウエハマーク像Nをディジタル信号F
(x)に変換する。次に、予め記憶しておいたテンプレ
ートパターンを用いてパターンマッチングを行ない、マ
ークの中心位置を計測し、制御手段3に出力する。ここ
で求めたマーク中心位置は、撮像装置の撮像面を基準と
したマーク位置であるため、制御手段3は、予め不図示
の方法により求められている撮像装置とレチクル5との
相対的な位置から、ウエハマークLxのレチクル5に対
するずれ量X1 を算出する。以下同様に、計測用マーク
Ly に対し、位置ずれ量Y1 を計測および算出する。
方向各々l箇所の計測を行なって各計測ショットの位置
ずれ量を算出したが、勿論、xy両方向で複数箇所の計
測を行なって各計測ショットの位置ずれ量を算出しても
構わない。
計測ショット数分の計測を行なうまでステップA2とス
テップA3を繰り返し、各々の計測ショットでの計測位
置ずれ量Χ2 ...Χn 、Y2 ...Yn を算出する。
3で計測した各計測ショットでの計測位置ずれ量から、
各ショットのショット内誤差(ショット回転とショット
倍率)およびシフト量(位置ずれ量)を以下の手順で算
出する。 1.ウエハ全体の倍率補正量、回転量およびシフト量
を、ウエハ上の位置に対する高次の近似式を用いて算出
する。 2.上記高次の近似式から、各ショットにおける倍率補
正量、回転量およびシフト量を算出する。
ト方式で各ショットを露光する。この際、各ショット毎
に、露光に先立ち、ステップA5で算出した各ショット
のショット内誤差成分およびシフト量を、以下に示す補
正手段を組み合わせて補正し、ウエハ6のレチクル5に
対する相対的な位置合わせを行なう。
露光装置における、ショット内誤差成分およびシフト量
の補正手段の一例を示す。 1.XYステージ4を駆動することにより、各ショット
のシフト量を補正する。 2.投影レンズ1内の不図示の浮上レンズを上下方向に
駆動する投影倍率補正手段により、各ショットのショッ
ト倍率を補正する。この駆動手段は、例えば特許第25
16194号に記載されている方法を応用することで、
実現できる。 3.XYステージ4とレチクルステージ7とを相対的に
回転する相対回転補正手段により、各ショットのショッ
ト回転を補正する。 4.投影レンズ1内の不図示のアルバレスレンズを駆動
するディストーション補正手段により、各ショットのシ
ョット回転を補正する。このアルバレスレンズを駆動し
てディストーションを補正する方法は、特願平10−2
42048号に詳述されている。
置により、ウエハ6をXYステージ4から排出する。さ
らにA1からA7のステップを、ステップA8で最終ウ
エハと判断するまで続ける。以上、本発明を位置合わせ
および露光の手順に適用した一例について説明した。
ョットのショット内誤差(ショット回転とショット倍率
補正量)およびシフト量(位置ずれ量)を算出する方法
について述べる。本実施例では、ウエハ全体の倍率補正
量、回転量およびシフト量をウエハ上の位置に対して高
次の近似式を用いて算出し、各ショットにおける倍率補
正量、回転量およびシフト量を近似的に求める。
エハ全体の倍率補正量、回転量およびシフト量である、
X軸方向シフト量a00 、X軸方向1次倍率補正量
a10 、Y軸回転a01 、Y軸弓なり成分a02 、3次倍
率a30 ,a12 、pY方向シフト量b00 、X軸方向回
転b10 、Y軸方向1次倍率補正量b01 、X軸弓なりb
20 、3次倍率b21 ,b03を求める方法について述べ
る。ここで、ウエハ中心を原点とした場合の各ショット
中心位置(x,y)における、x方向とy方向のシフト
量(位置ずれ量)をX,Yとすると、以下の式が成り立
つと考える。
12およびb00 ,b10,b01 ,b20 ,b21 ,b03は、
6点以上の計測ショットの計測値があれば求めることが
できる。具体的には、1個の計測ショットの設計中心位
置(xi ,yi )とずれ量である計測値(Χi ,Yi )
を用いて、最小自乗近似法により以下の正規方程式を解
くことによって各係数の値を求めることができる。正規
方程式の解法としては、公知のLU分解を用いた方法や
掃き出し法などが一般的である。
よびシフト量から、各ショットのショット内誤差(ショ
ット回転とショット倍率補正量)およびシフト量を算出
する。本実施例では、各ショットのショット内誤差は、
各ショット位置における位置ずれ量の変化量に等しいと
仮定し、各ショットのショット内誤差を推定する。具体
的には、以下の式に示すように、X方向の位置ずれ量の
X方向に対する変化量(微分値)からX方向のショット
倍率補正量Mx (x,y)を、Y方向の位置ずれ量のY
方向に対する変化量(微分値)からY方向のショット倍
率補正量My (x,y)を、X方向の位置ずれ量のY方
向に対する変化量(微分値)からX方向のショット回転
量θx (x,y)を、Y方向の位置ずれ量のX方向に対
する変化量(微分値)からY方向のショット回転量θy
(x,y)を算出する。
ら、ショット内誤差(ショット回転とショット倍率補正
量)とシフト量を算出する方法について述べた。これま
で述べてきたように、各計測ショット中心位置の計測値
からショット内誤差(ショット回転θx ,θy とショッ
ト倍率補正量Mx ,My )とシフト量X,Yを算出し、
露光時の重ね合わせ誤差を補正することにより、高精度
な位置合わせが期待できる。また、この補正は各計測シ
ョットの中心位置の計測だけで実現できるため、スルー
プットへの影響も少ない。
タイプの半導体製造用露光装置に対し、本発明の第2の
局面を適用した場合の実施例の概略図を図6に示す。
ク位置検出手段、3は露光装置の制御を行なう制御手
段、4は2次元に移動可能なXYステージ、5は原板で
あるレチクル、6は基板であるウエハである。8はレチ
クルをスキャン移動可能なレチクルスキャンステージで
ある。ここで、図6では、x方向の位置を検出するマー
ク位置検出手段のみを図示したが、これと同様な不図示
のy方向位置検出用のマーク位置検出手段を搭載してお
り、y方向の位置を検出する。図6に示した半導体製造
用露光装置は、レチクル5とウエハ6の相対的な位置合
わせをした後、不図示の露光照明光源から露光光を照射
し、レチクル5上に形成してある電子回路パターンを、
投影光学系1を介してXYステージ4上に載置したウエ
ハ6に、ステップアンドスキャン方式で投影露光する。
図3にウエハにおける露光領域と計測ショットの一例
を、図4に各計測ショットでの計測マークの一例を示
す。
ウエハ6の相対的な位置合わせ、および露光の手順につ
いて説明する。図7は、位置合わせおよび露光の手順
に、本発明を適用した一例をフローチャートで示す。
搬送装置により、ウエハ6をXYステージ4に載置す
る。ステップB2において、制御手段3は図3における
1番目の計測ショットS1に形成してある、図4に示す
位置合わせ用マークLX が、マーク位置検出手段2の視
野範囲内に位置するよう、XYステージ4を駆動する。
下の手順で計測する。最初に、マーク位置検出手段2内
にある非露光光を照射する位置合わせ用照明装置から照
射し、投影光学系1を介して、位置合わせ用マークLX
(以降ウエハマークと称する)を照明する。図5はウエ
ハマークLX を示したものであり、同一形状の矩形パタ
ーンを複数配置したものである。ウエハマークLX から
反射した光束は、再度投影光学系を介してマーク位置検
出手段に到達する。ここでマーク位置検出手段内にある
撮像装置上にウエハマークLX の像を形成する。
換し、A/D変換装置6にてウエハマーク像をディジタ
ル信号F(x)に変換する。次に、予め記憶しておいた
テンプレートパターンを用いてパターンマッチングを行
ない、マークの中心位置を計測し、制御手段3に出力す
る。ここで求めたマーク中心位置は、撮像装置の撮像面
を基準としたマーク位置であるため、制御手段3は、予
め不図示の方法により求めた撮像装置とレチクル5との
相対的な位置から、ウエハマークLX のレチクル5に対
するずれ量X1 を算出する。
置ずれ量Y1 を計測および算出する。ここでは、各計測
ショットにおいてxy両方向各々1箇所の計測を行なっ
て各計測ショットの位置ずれ量を算出したが、勿論、x
y両方向で複数箇所の計測を行なって各計測ショットの
位置ずれ量を算出しても構わない。
計測ショット数分の計測を行なうまでステップB2とス
テップB3を繰り返し、各々の計測ショットでの計測位
置ずれ量Χ2 ・・・Χn 、Y2 ・・・Yn を算出する。
3で計測した各計測ショットでの計測位置ずれ量から、
各ショットのショット内誤差(ショット回転とショット
倍率)およびシフト量(位置ずれ量)を以下の手順で算
出する。 1.ウエハ全体の倍率補正量、回転量およびシフト量
を、ウエハ上の位置に対する高次の近似式を用いて算出
する。 2.高次の近似式から、各ショットにおける倍率補正
量、回転量およびシフト量を算出する。
ン方式で各ショットを露光する。すなわち、レチクルス
キャンステージ8とXYステージ4を同期させながらス
キャンして露光する。この時、露光に先立ちおよび露光
中に、各ショット毎に、ステップB6で算出した各ショ
ットのショット内誤差成分およびシフト量を、以下に示
す補正手段を組み合わせて補正し、ウエハWのレチクル
Rに対する相対的な位置合わせを行なう。
露光装置における、ショット内誤差成分およびシフト量
の補正手段の一例を示す。 1.XYステージ4を駆動することにより、各ショット
のシフト量を補正する。 2.投影レンズ1内の不図示の浮上レンズを上下方向に
駆動する投影倍率補正手段により、各ショットのショッ
ト倍率を補正する。この駆動手段は、例えば特許第25
16194号に記載されている方法を応用することで、
実現できる。 3.XYステージ4とレチクルステージ7とを相対的に
回転する相対回転補正手段により、各ショットのショッ
ト回転を補正する。
レンズを駆動するディストーション補正手段により、各
ショットのショット回転を補正する。このアルバレスレ
ンズを駆動してディストーションを補正する方法は、本
出願人による特願平10−242048号に詳述されて
いる。 5.レチクルスキャンステージ8とXYステージ4のス
キャン方向を相対的に調整するスキュー補正手段によ
り、各ショットのショット回転を補正する。 6.XYステージ4のスキャン速度を調整するディスト
ーション補正手段により、各ショットのスキャン方向の
ショット倍率を補正する。
置により、ウエハ6をXYステージ4から排出する。さ
らにB1からB7のステップを、ステップB8で最終ウ
エハと判断するまで続ける。
のショット内誤差(ショット回転とショット倍率補正
量)およびシフト量(位置ずれ量)を算出する方法につ
いては、実施例1と同じなので、ここでは説明を省略す
る。
ト中心位置の計測値からショット内誤差(ショット回転
とショット倍率補正量)とシフト量を算出し、露光時の
重ね合わせ誤差を補正することにより、高精度な位置合
わせが期待できる。また、各計測ショットの中心位置の
計測値だけで実現できるため、スループットへの影響も
少ない。
ンドリピートタイプの半導体製造用露光装置に対し、本
発明の第1の局面を適用した場合のものである。本実施
例は、第1の実施例に対し、装置構成(図1)およびマ
クロな動作(図2)は共通であるが、各計測ショットに
設けられる計測マークの配置、ならびに図2におけるス
テップA3のマーク位置計測動作およびステップA5の
補正量算出動作が異なる。図8に本実施例で用いるウエ
ハ上の各計測ショットでの計測マークの一例を示す。
本実施例の装置(図1)における、レチクル5とウエハ
6の相対的な位置合わせ、および露光の手順について説
明する。
ステップA1では、不図示のウエハ搬送装置により、ウ
エハ6をXYステージ4に載置する。ステップA2にお
いて、制御手段3は図3における1番目の計測ショット
S1に形成してある図8に示す位置合わせ用マークLx1
が、マーク位置検出手段2の視野範囲内に位置するよ
う、XYステージ4を駆動する。
下の手順で計測する。最初に、マーク位置検出手段2内
にある非露光光を照射する位置合わせ用照明装置から照
射し、投影光学系1を介して、位置合わせ用マークLx1
(以降ウエハマークと称する)を照明する。図5はウエ
ハマークLx1を示したものであり、同一形状の矩形パタ
ーンを複数配置したものである。ウエハマークLx1から
反射した光束は、再度投影光学系1を介してマーク位置
検出手段2に到達する。ここでマーク位置検出手段2内
にある撮像装置上にウエハマークLx1の像Nを形成す
る。撮像装置においてマークLx1の像を光電変換し、A
/D変換装置6でウエハマーク像Nをディジタル信号F
(x)に変換する。次に、予め記憶しておいたテンプレ
ートパターンを用いてパターンマッチングを行ない、マ
ークの中心位置を計測し、制御手段3に出力する。ここ
で求めたマーク中心位置は、撮像装置の撮像面を基準と
したマーク位置であるため、制御手段3は、予め不図示
の方法により求められている撮像装置とレチクル5との
相対的な位置から、ウエハマークLx1のレチクル5に対
するずれ量X11を算出する。
の計測を終了する。以下同様に、計測ショットの計測用
マークLx2・・・Lnx 、Ly1・・・Lymに対し、位置
ずれ量Χ11・・・Χ1n 、Y11・・・Y1nを計測する。
以下同様に、ステップA4で、予め定めた計測ショット
数分の計測を行なうまでステップA2とステップA3を
繰り返し、各々の計測ショットでの計測位置ずれ量を記
憶する。
3で計測した各計測ショットでの計測位置ずれ量から、
各ショットのショット内誤差(ショット回転とショット
倍率)およびシフト量(位置ずれ量)を以下の手順で算
出する。 1.各計測ショットのショット内誤差およびシフト量を
後述する統計計算によって算出する。 2.各計測ショットのショット内誤差およびシフト量か
ら、各ショットのショット内誤差成分およびシフト量を
後述する統計計算によって算出する。
ト方式で各ショットを露光する。この際、各ショット毎
に、露光に先立ち、ステップA5で算出した各ショット
のショット内誤差成分およびシフト量を、以下に示す補
正手段を組み合わせて補正し、ウエハ6のレチクル5に
対する相対的な位置合わせを行なう。
露光装置における、ショット内誤差成分およびシフト量
の補正手段の一例を示す。 1.XYステージ4を駆動することにより、各ショット
のシフト量を補正する。 2.投影レンズ1内の不図示の浮上レンズを上下方向に
駆動する投影倍率補正手段により、各ショットのショッ
ト倍率を補正する。この駆動手段は、例えば特許251
6194号に記載されている方法を応用することで、実
現できる。 3.XYステージ4とレチクルステージ7とを相対的に
回転する相対回転補正手段により、各ショットのショッ
ト回転を補正する。 4.投影レンズ1内の不図示のアルバレスレンズを駆動
するディストーション補正手段により、各ショットのシ
ョット回転を補正する。このアルバレスレンズを駆動し
てディストーションを補正する方法は、特願平10−2
42048号に詳述されている。
置により、ウエハ6をXYステージ4から排出する。さ
らにA1からA7のステップを、ステップA8で最終ウ
エハと判断するまで続ける。以上、本発明を位置合わせ
および露光の手順に適用した一例について説明した。
ョットのショット内誤差(ショット回転とショット倍率
補正量)およびシフト量(位置ずれ量)を算出する方法
について述べる。本実施例では、各計測ショットのショ
ット内誤差およびシフト量を算出した後、各計測ショッ
トのショット内誤差およびシフト量を算出する。
(ショット回転とショット倍率補正量)およびシフト量
(位置ずれ量)を算出する方法について述べる。p番目
の計測ショットのショット内誤差である、x方向のショ
ット倍率補正量Mxp(1倍からの差分値)、y方向のシ
ョット倍率補正量Myp(1倍からの差分値)、x方向のシ
ョット回転θxp(時計回りが正)、y方向のショット回
転θyp(反時計回りが正)とショットのx方向のシフト
量Sxp 、ショットのy方向のシフト量Sypは、各マー
クのマーク中心を原点とした設計位置αp1・・・
αpn 、βp1・・・βpmと、各マーク計測値(位置ずれ
量)Xp1・・・Xpn 、Yp1・・・Ypmにより、以下の
式で関係付けられる。
上の計測値があれば、ショット内誤差およびシフト量を
求めることができる。x方向、y方向各々3点の場合
は、上記関係式を解いた以下の式でショット内誤差およ
びシフト量を求めることができる。
は、最小自乗近似法を用いて、以下の式でショット内誤
差およびシフト量を求めることができる。
時間はかかるが、異常値除去や平均化効果が期待でき
る。
(ショット回転とショット倍率補正量)とシフト量か
ら、各ショットのショット内誤差成分およびシフト量を
統計によって算出する方法について述べる。ここでは、
ウエハ内の各ショットのショット内誤差およびシフト量
は線形に変化すると仮定して各ショットのショット内誤
差成分を算出する。つまり、ウエハ中心を原点とした時
のショット中心設計位置が(x,y)であるショットの
ショット内誤差成分とシフト量には、以下の関係式が成
り立つと仮定する。
b01、c00、c10、c01、d00、d10、d01、e00、e
10、e01、f00、f10、f01はウエハでのショット内誤
差成分およびシフト量の変化を示す係数である。上記関
係式は、各々3点以上の計測ショットがあれば、各係数
を求めることができる。計測ショットが3点の場合は、
上記関係式を解いた、以下の式で各係数を求めることが
できる。
ョットにおける、ウエハ中心を原点としたショット中心
設計位置のx座標をxp (=x1 ・・・x3 )、y座標
をyp (=y1 ・・・y3 )として、以下の通りであ
る。
似法を用い、以下の式で、各係数を求めることができ
る。
ショットでのショット内誤差成分およびシフト量を算出
することができる。繰り返しになるが、計測点が多いほ
ど、異常値除去や平均化効果が期待できる。以上、計測
ショット内の複数点で位置誤差を計測し、この計測値を
基に、各ショットの位置誤差(ショット内誤差およびシ
フト量)を推定し、露光時の重ね合わせ誤差を補正する
実施例について述べた。本装置および方法により高精度
な位置合わせが期待できる。本実施例では、全ての計測
ショットの計測が終了後、各計測ショットのショット内
誤差およびシフト量を算出する例について述べたが、計
測ショットの計測中にも、計測が終了したショットから
ショット内誤差およびシフト量を並行して算出しても構
わない。
ンドスキャンタイプの半導体製造用露光装置に対し、本
発明の第1の局面を適用した場合のものである。本実施
例は、第2の実施例に対し、装置構成(図6)およびマ
クロな動作(図7)は共通であるが、各計測ショットに
設けられる計測マークの配置、ならびに図7におけるス
テップB3のマーク位置計測およびステップB5の補正
量算出の方法が異なる。図8に各計測ショットでの計測
マークの一例を示す。
チクル5とウエハ6の相対的な位置合わせおよび露光の
手順について図6、7、3、5および8を用いて説明す
る。図7のフローチャートを参照して、最初にステップ
B1では、不図示のウエハ搬送装置により、ウエハ6を
XYステージ4に載置する。ステップB2において、制
御手段3は図3における1番目の計測ショットS1に形
成してある、図8に示す位置合わせ用マークLX1が、マ
ーク位置検出手段2の視野範囲内に位置するよう、XY
ステージ4を駆動する。
下の手順で計測する。最初に、マーク位置検出手段2内
にある非露光光を照射する位置合わせ用照明装置から照
射し、投影光学系1を介して、位置合わせ用マークLx1
(以降ウエハマークと称する)を照明する。図5はウエ
ハマークLx1を示したものであり、同一形状の矩形パタ
ーンを複数配置したものである。ウエハマークLx1から
反射した光束は、再度投影光学系を介してマーク位置検
出手段に到達する。ここでマーク位置検出手段内にある
撮像装置上にウエハマークLx1の像を形成する。
換し、A/D変換装置6にてウエハマーク像をディジタ
ル信号F(x)に変換する。次に、予め記憶しておいた
テンプレートパターンを用いてパターンマッチングを行
ない、マークの中心位置を計測し、制御手段3に出力す
る。ここで求めたマーク中心位置は、撮像装置の撮像面
を基準としたマーク位置であるため、制御手段3は、予
め不図示の方法により求めた撮像装置とレチクル5との
相対的な位置から、ウエハマークLx1のレチクル5に対
するずれ量X11を算出する。
の計測を終了する。以下同様に、計測ショットの計測用
マークLx2・・・Lxn、Ly1・・・Lymに対し、位置ず
れ量Χ11・・・Χ1n、Y11・・・Y1mを計測する。
計測ショット数分の計測を行なうまでステップB2とス
テップB3を繰り返し、各々の計測ショットでの計測位
置ずれ量を記憶する。
3で計測した各計測ショットでの計測位置ずれ量から、
各ショットのショット内誤差(ショット回転とショット
倍率)およびシフト量(位置ずれ量)を以下の手順で算
出する。 1.各計測ショットのショット内誤差およびシフト量を
実施例1で述べた統計計算によって算出する。 2.各計測ショットのショット内誤差およびシフト量か
ら、各ショットのショット内誤差成分およびシフト量を
実施例1で述べた統計計算によって算出する。
ン方式で各ショットを露光する。すなわち、レチクルス
キャンステージ8とXYステージ4を同期させながらス
キャンして露光する。この時、露光に先立ちおよび露光
中に、各ショット毎に、ステップB6で算出した各ショ
ットのショット内誤差成分およびシフト量を、以下に示
す補正手段を組み合わせて補正し、ウエハWのレチクル
Rに対する相対的な位置合わせを行なう。
露光装置における、ショット内誤差成分およびシフト量
の補正手段の一例を示す。 1.XYステージ4を駆動することにより、各ショット
のシフト量を補正する。 2.投影レンズ1内の不図示の浮上レンズを上下方向に
駆動する投影倍率補正手段により、各ショットのショッ
ト倍率を補正する。この駆動手段は、例えば特許第25
16194号に記載されている方法を応用することで、
実現できる。 3.XYステージ4とレチクルステージ7とを相対的に
回転する相対回転補正手段により、各ショットのショッ
ト回転を補正する。
レンズを駆動するディストーション補正手段により、各
ショットのショット回転を補正する。このアルバレスレ
ンズを駆動してディストーションを補正する方法は、本
出願人による特願平10−242048号に詳述されて
いる。 5.レチクルスキャンステージ8とXYステージ4のス
キャン方向を相対的に調整するスキュー補正手段によ
り、各ショットのショット回転を補正する。 6.XYステージ4のスキャン速度を調整するディスト
ーション補正手段により、各ショットのスキャン方向の
ショット倍率を補正する。
置により、ウエハ6をXYステージ4から排出する。さ
らにB1からB7のステップを、ステップB8で最終ウ
エハと判断するまで続ける。
のショット内誤差(ショット回転とショット倍率補正
量)およびシフト量(位置ずれ量)を算出する方法につ
いては、実施例1と同じなので、ここでは説明を省略す
る。
を計測し、この計測値を基に、各ショットの位置誤差
(ショット内誤差およびシフト量)を推定し、露光時の
重ね合わせ誤差を補正する実施例について述べた。本装
置および方法により高精度な位置合わせが期待できる。
が終了後、各計測ショットのショット内誤差およびシフ
ト量を算出する例について述べたが、計測ショットの計
測中にも、計測が終了したショットからショット内誤差
およびシフト量を並列に算出しても構わない。
明した露光装置または露光方法を利用したデバイスの生
産方法の実施例を説明する。図9は微小デバイス(IC
やLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜
磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフローを示
す。ステップ1(回路設計)ではデバイスのパターン設
計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計したパ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコンやガラス等の材料を用いて
ウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前
工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、
リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成
する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、
ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チ
ップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した方式でアライメン
トおよび露光を行なう半導体露光装置によってマスクの
回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。これらのス
テップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重
に回路パターンが形成される。
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストに製造す
ることができる。
よれば、各ショットのショット内誤差を推定して補正す
ることにより、高精度な位置合わせが期待できる。ま
た、各計測値を統計処理することにより、異常値除去や
平均化効果が期待でき、実質的な補正精度の向上が計れ
るとともに、サンプルショットの計測だけで、ショット
内誤差を補正できるため、ショットごとにショット内誤
差を計測する場合の精度が得られ、ショットごとにショ
ット内誤差を計測する場合よりスループットが向上す
る。
域での位置ずれ量を高次の補正式で近似し、この補正式
から各ショットのショット内誤差を推定するため、高精
度な位置合わせが期待できる。また、各計測値を統計処
理することにより、異常値除去や平均化効果が期待で
き、実質的な補正精度の向上が第1の局面とほぼ同程度
に計れるとともに、最小限のサンプルショットの計測だ
けで、ショット内誤差を補正できるため、第1の局面よ
りも高い、従来方法と比べても同等のスループットを実
現することができる。
リピートタイプの半導体露光装置の構成を示す図であ
る。
順を示すフローチャートである。
例を示す図である。
である。
スキャンタイプの半導体露光装置の構成を示す図であ
る。
順を示すフローチャートである。
マーク例を示す図である。
を示す図である。
段、4:XYステージ、5:レチクル、6:ウエハ、
7:レチクルステージ、8:レチクルスキャンステー
ジ。
Claims (15)
- 【請求項1】 被処理基板上の複数の被処理領域のうち
の複数の代表領域の位置ずれ量をこれらの代表領域内の
代表点の計測によって求める計測手段と、 これらの代表領域の位置ずれ量の計測値をもとに、被処
理基板上の各領域の位置ずれ量を統計計算によって求め
る統計計算手段と、 統計計算された各領域の位置ずれ量に基づいて各領域の
領域内誤差を算定する手段と、 前記被処理基板上の各領域を順に処理するために該基板
の姿勢を前記領域内誤差に基づいて補正する手段とを具
備することを特徴とする露光装置。 - 【請求項2】 前記統計計算手段は、前記被処理基板上
の各領域の位置ずれ量を、2次以上の近似式を用いて求
めることを特徴とする請求項1記載の露光装置。 - 【請求項3】 前記領域内誤差を算定する手段は、各領
域の位置ずれ量の変化量から領域内誤差を算定すること
を特徴とする請求項1または2記載の露光装置。 - 【請求項4】 被処理基板上の複数の被処理領域のうち
の代表領域の領域内誤差を所定の代表点の計測によって
求める計測手段と、 該代表領域の領域内誤差の計測値をもとに、被処理基板
上の各領域の領域内誤差を統計計算によって求める統計
計算手段と、 前記被処理基板上の各領域を順に処理するために該基板
の姿勢を前記領域内誤差に基づいて補正する手段とを具
備することを特徴とする露光装置。 - 【請求項5】 1つの代表領域に対して複数の代表点が
設定され、前記計測手段はこれら複数点の位置ずれ量を
計測し、この計測値を基に、該代表領域の領域内誤差を
求めることを特徴とする請求項3または4記載の露光装
置。 - 【請求項6】 前記代表領域が複数設定され、前記統計
計算手段はこれら複数の代表領域について求められた領
域内誤差を基に、被処理基板上の各領域の領域内誤差を
求めることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載
の露光装置。 - 【請求項7】 前記被処理基板上に3以上の代表領域が
設定され、前記統計計算手段は前記代表領域について求
められた領域内誤差を基に前記被処理基板内における領
域内誤差の変化量を求め各領域の領域内誤差を求めるこ
とを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の露光装
置。 - 【請求項8】 前記領域内誤差が、倍率および回転の成
分を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
載の露光装置。 - 【請求項9】 前記被処理基板を搭載する基板ステージ
をステップ移動して前記被処理領域を所定の露光位置に
送り込んだ後一括露光するステップアンドリピート型の
露光装置であって、前記姿勢補正手段は、前記ステップ
移動する際に、露光すべき領域の領域内誤差を補正する
ように、基板ステージ、原板ステージ、または投影レン
ズの一部を補正駆動することを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の露光装置。 - 【請求項10】 前記被処理基板を搭載する基板ステー
ジをステップ移動して前記被処理領域を所定の露光開始
位置に送り込んだ後スキャン露光するステップアンドス
キャン型の露光装置であって、前記姿勢補正手段は、前
記ステップ移動またはスキャン露光する際に、露光すべ
き領域の領域内誤差を補正するように、基板ステージ、
原板ステージ、または投影レンズの一部を補正駆動する
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の露光
装置。 - 【請求項11】 前記領域内誤差がスキュー成分を含む
ことを特徴とする請求項10記載の露光装置。 - 【請求項12】 被処理基板上の複数の被処理領域のう
ちの複数の代表領域の位置ずれ量をこれらの代表領域内
の代表点の計測によって求める工程と、 これらの代表領域の位置ずれ量の計測値をもとに、被処
理基板上の各領域の位置ずれ量を統計計算によって求め
る工程段と、 統計計算された各領域の位置ずれ量に基づいて各領域の
領域内誤差を算定する工程と、 前記被処理基板上の各領域を順に処理するために該基板
の姿勢を前記領域内誤差に基づいて補正する工程とを具
備することを特徴とする露光方法。 - 【請求項13】 前記統計計算工程では、前記被処理基
板上の各領域の位置ずれ量を、2次以上の近似式を用い
て求めることを特徴とする請求項12記載の露光方法。 - 【請求項14】 被処理基板上の複数の被処理領域のう
ちの代表領域の領域内誤差を所定の代表点の計測によっ
て求める工程と、 該代表領域の領域内誤差の計算値をもとに、被処理基板
上の各領域の領域内誤差を統計計算によって求める工程
と、 前記被処理基板上の各領域を順に処理するために該基板
の姿勢を前記領域内誤差に基づいて補正する工程とを具
備することを特徴とする露光方法。 - 【請求項15】 請求項1〜11のいずれかに記載の露
光装置または請求項12〜14のいずれかに記載の露光
方法を用いてデバイスを製造することを特徴とするデバ
イス製造方法。
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