JP2000133116A - 電界放出型冷陰極素子及びその駆動方法並びにそれらを用いた画像表示装置 - Google Patents

電界放出型冷陰極素子及びその駆動方法並びにそれらを用いた画像表示装置

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JP2000133116A JP30622698A JP30622698A JP2000133116A JP 2000133116 A JP2000133116 A JP 2000133116A JP 30622698 A JP30622698 A JP 30622698A JP 30622698 A JP30622698 A JP 30622698A JP 2000133116 A JP2000133116 A JP 2000133116A
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voltage
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/021Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/319Circuit elements associated with the emitters by direct integration

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッタ素子のばらつきによるエミッション
電流のばらつきを抑えること。 【解決手段】 エミッタ5に直流的に接続される電極
2,3からなる電気容量10から電子をエミッタ5に供
給することにより、エミッションする電荷量が制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界放出型冷陰極素
子及びその駆動方法並びにそれらを用いた画像表示装置
に関し、特にエミッタとそのエミッタ近傍に設けられる
ゲート電極とを含む電界放出型冷陰極素子及びその駆動
方法並びにそれらを用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放出型冷陰極にはコーン形状の先鋭
なエミッタとサブミクロンの開口を有しエミッタに近接
して形成されるゲート電極により、エミッタ先端に高電
界を集中させ、真空中でエミッタ先端から電子を放出さ
せるスピント(Spindt)型素子やシリコンコーン
素子、仕事関数の小さい材料よりなるエミッタの近傍に
ゲート電極を配置し、高電界を印加して電子を放出させ
る素子、微細な亀裂のある二つの電極に電流を流し、電
子が電極の亀裂を放電し対向電極に衝突する際に放出さ
れる二次電子を真空中に取り出す表面伝導型素子などが
ある。
【0003】冷陰極素子を用いた画像表示装置、例えば
フィールドエミッションディスプレイ(Field E
mission Display、以下FEDという)
では真空空間を介してエミッタに対向して赤、緑、青の
色の三原色に対応する蛍光体を配置し、蛍光体にエミッ
ション電子を注入して発光させる。
【0004】そのため自発光の表示デバイスであり、視
る方向によっても色の特性が変化しない特徴がある。
【0005】ところで良好な画質を得るためには個々の
画素の輝度が所望の輝度で時間的にも空間的にも制御で
きることが必要である。蛍光体を発光させるFEDで
は、輝度は画素を構成する蛍光体に注入される放電電子
の量nと加速電圧Vaの積に比例する。
【0006】通常の場合、一定電流量Iのエミッション
を起こさせ、エミッション時間tを制御することにより
輝度を制御するが、その輝度はI・Va・tに比例す
る。FEDでは複数のエミッタを集積して冷陰極素子を
形成し、一つの冷陰極素子が一つの色に対応した画素に
対応させ、画素分の冷陰極素子を用意し、個々のエミッ
タを制御する手法が通常用いられる。
【0007】又、エミッションしたい蛍光体のみにアノ
ード電圧を印加してエミッションさせる手法もあるが、
基本的に冷陰極素子のエミッション電流が時間的に空間
的に一定になることが重要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば、スピント型素
子では先鋭なエミッタ近傍に位置するゲート電極の電圧
を制御して電流を制御する。エミッション電流はファウ
ラ−ノルドハイム(Fowler−Nordheim)
の式に従い、先鋭なエミッタ近傍での電界と表面の仕事
関数で決まる。
【0009】電界はゲート電極に印加する電圧、ゲート
とエミッタ間の距離およびエミッタ先端の尖鋭度で決ま
る。スピント型ではゲート径は0.5〜2μm程度の大
きさで形成されるが、ゲート径は通常フォトレジスト
(PhotoResist)を用いた光露光法で形成さ
れるため、そのエミッタ毎のばらつきは10%程度もあ
る。
【0010】先端の尖鋭度もエミッタごとによって大き
く異なる。表面の仕事関数は結晶方位にも依存する。ス
ピント型エミッタは通常モリブデンの蒸着で形成される
が、モリブデンは多結晶で、エミッタ先端結晶方位は制
御されていない。また先端の粒径は大きいものでは10
nm程度ある。従って、エミッタ先端の先端半径は大き
くばらついている。
【0011】FEDではひとつの画素当り1000個程
度のエミッタを集積した冷陰極素子を用いるが、上記の
説明のように冷陰極素子間のばらつきが生じてしまい、
ディスプレイとしての輝度ムラが生じる。また、ディス
プレイ毎のエミッションのばらつきも生じる。
【0012】又、表面の仕事関数は表面の材料の状態に
よって大きく異なる。特に表面の吸着物質、酸化状態に
大きく依存する。例えば、モリブデンがエミッタ材料の
場合、金属では4.5エレクトロンボルト程度と考えら
れるが、イー、バウアーらがサ−フェス・サイエンスで
報告しているように(E.Bauer and H.P
oppa、Surf.Sci.88、31(197
9))、表面が酸化された場合では2エレクトロンボル
ト増加する。
【0013】表面の仕事関数は結晶方位にも依存する。
スピント型エミッタにおいて、その先端結晶方位は制御
されていない。
【0014】又、表面伝導型では二つの電極に印加する
電圧を制御して電流量を制御するが、電流量は電極間に
生じる狭い亀裂の幅、電極厚みなどにより定まる。亀裂
の幅は電極の熱処理温度や時間により制御されるが、5
%以上のばらつきが生じ、エミッション電流のばらつき
の原因となっている。
【0015】さらに、微細ゲートや300V以上のアノ
ード電圧を印加するFEDではゲートや電極上の付着物
から偶発的に放電が生じる場合がある。又、スピント型
素子などではエミッタとゲート間の距離が狭いため、ゲ
ートとエミッタ間で放電が生じる場合がある。
【0016】これを防ぐためエミッタと電流供給部の間
に高抵抗を挿入し、放電を抑制する構造が採用される。
通常はガラス基板にアモルファスシリコンや高抵抗ポリ
シリコン層を形成するが、抵抗層の距離や膜圧、電気的
特性のばらつきによってもエミッションのばらつきが生
じる。
【0017】一方、エミッション電流のばらつきを抑え
る技術が特開平10−207416号公報に開示されて
いる。
【0018】これはゲート電極に正電圧を印加すると、
電界放出型冷陰極素子を駆動させる装置内の残留ガス等
の陰イオンが電界によってエミッタに引き寄せられ、表
面に吸着し、それによりエミッション電流が減少してし
まうのを防止する技術であり、エミッタ素子のばらつき
によるエミッション電流のばらつきを抑える本発明とは
目的が全く異なる。従って、この公報記載の技術はその
構成も本発明と全く異なる。
【0019】そこで本発明の目的は、エミッタ素子のば
らつきによるエミッション電流のばらつきを抑えること
が可能な電界放出型冷陰極素子及びその駆動方法並びに
それらを用いた画像表示装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による第1の発明は、一つ以上のエミッタと、
このエミッタが載置され導体又は半導体からなる領域
と、前記エミッタ近傍に設けられるゲート電極とを含
み、前記ゲート電極に前記エミッタに印加される電圧よ
りも高い電圧が印加され、前記エミッタより電子が放出
される電界放出型冷陰極素子であって、その電界放出型
冷陰極素子は前記エミッタより放出される電子数を制御
する制御手段を含むことを特徴とする。
【0021】又、本発明による第2の発明は、一つ以上
のエミッタと、このエミッタが載置され導体又は半導体
からなる領域と、前記エミッタ近傍に設けられるゲート
電極とを含み、前記ゲート電極に前記エミッタに印加さ
れる電圧よりも高い電圧が印加され、前記エミッタより
電子が放出される電界放出型冷陰極素子の駆動方法であ
って、その駆動方法は前記エミッタより放出される電子
数を制御する処理を含むことを特徴とする。
【0022】さらに、本発明による第3の発明は、画像
表示装置に前記第1又は第2の発明を用いたことを特徴
とする。
【0023】第1〜第3の発明によれば、エミッタより
放出される電子数を制御することにより、エミッタ素子
のばらつきによるエミッション電流のばらつきを抑える
ことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要について説明
する。従来のエミッション電流をゲート電圧で制御する
場合、個々のエミッタの特性のばらつき、エミッタに直
列にはいる抵抗成分のばらつきによりエミッション量が
ばらついたり、均一性が悪くなる。
【0025】一方、本発明では、図1を参照して、エミ
ッタ5に電気容量10を結合させ、電気容量10に蓄積
された電子をエミッタ5に供給することにより電子をエ
ミッションさせる。
【0026】このとき、電子の放出量はエミッタ5の容
量及び電気容量10の容量で決定されるため、エミッシ
ョン量もしくは電子数は概ねこれらの容量によって決定
される。
【0027】例えば、スピント型エミッタの場合、個々
のエミッタ5先端とゲート電極1との容量はゲート径の
ばらつきや不均一性により変動するが、冷陰極素子自体
はエミッタ5下部の領域4、通常は基板や基板上の導体
または半導体であるが、その領域4とゲート電極1とが
容量を形成し、その容量はエミッタ5先端とゲート電極
1とで構成される容量よりもはるかに大きくすることが
可能であり、全エミッタ容量のばらつきや不均一性は小
さい。
【0028】又、電気容量10はそのばらつきや均一性
をさらに小さく形成することが可能であり、放出電荷量
もしくは平均的な電流量のばらつきおよび均一性は制御
される。
【0029】一方、蛍光体をもちいた表示装置では、輝
度は電流量と蛍光体までの加速電圧の積によるが、目の
残像の効果により、パルス電流を周期的に蛍光体に当て
ても平均電流によって生じる輝度と同じように感じる。
【0030】従って、従来のゲート電圧によるエミッシ
ョン電流で制御する方法に代えて、電子数を制御して蛍
光体に当てて輝度を制御することによる表示が可能であ
り、周期的に発光させても平均電流によって生じる輝度
と同じように感じる。
【0031】しかも、電荷量を時間的にもしくは空間的
にばらつきなく均一に制御することにより均一性を向上
することが可能となる。
【0032】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。第1の実施の形態は第1の電界放出型
冷陰極素子に関するものである。図1は本発明に係る電
界放出型冷陰極素子の第1の実施の形態の断面図であ
る。
【0033】第1の実施の形態では一例としてスピント
型について説明する。図1を参照して、電界放出型冷陰
極素子は、尖鋭な形状をなすエミッタ5と、このエミッ
タ5が載置され導体又は半導体からなる領域4と、エミ
ッタ5近傍にエミッタ5先端を取囲むように設けられる
ゲート電極1と、領域4を介してエミッタ5と直流的に
結合される電極2と、この電極2と対向して設けられる
電極3と、電極2と電流源又は定電圧源間に接続され電
極2とエミッタ5間の抵抗よりも大きな抵抗値を有する
抵抗素子7とからなる。
【0034】そして、電極2,3間は真空に維持される
か又は絶縁物が収容され、これにより電極2,3間には
電気容量10が形成される。
【0035】又、エミッタ5とゲート電極1間には電気
容量6が、ゲート電極1と領域4間には電気容量8が夫
々形成される。
【0036】なお、本発明では電流源又は定電圧源を接
地と考えて以下説明する。
【0037】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態は電界放出型冷陰極素子の第1の
駆動方法に関するものである。又、第2の実施の形態は
第1の実施の形態の動作説明も兼ねている。図4は第2
の実施の形態の工程を示すフローチャートである。
【0038】図1及び図4を参照して、まず、ゲート電
極1に電圧Vg、電極3に電圧V1を印加し(S1)、
定常状態に保つ。このとき、エミッタ5、領域4、電極
2はそれぞれ直流的に結合され、抵抗素子7を介して接
地しているため、その電圧は0Vになる。
【0039】又、電極2、電極3は真空または誘電体に
より容量結合されており、特に電圧V1が電極2の電位
よりも大きい場合、電子が電極2に誘起される。
【0040】次に、電極3に電圧V1よりも低い電圧V
2を印加する(S2)。このとき電極2に誘起された電
子は電圧V2の影響で電極2から放出されるが、いま抵
抗素子7は電極2と領域4間の抵抗よりも大きいため、
電子は領域4に押し出される。
【0041】それと同時に領域4の電位が下がり、その
変化量と電圧Vgとの和がコールドカソードのエミッシ
ョンに必要な最小電圧Vgminよりも大きくなると、
電子はエミッタ5先端よりエミッションする。
【0042】エミッションとともに領域4とゲート電極
1との電位差が小さくなり、電圧Vgminになったと
きエミッションが終了する。
【0043】いま、電極2、3間の容量をC1とする
と、電極3の電圧がV1のときの電荷蓄積量Q1はC1
・V1、電極3の電圧が電圧V2のときの電荷蓄積量Q
2はC1・V2になる。
【0044】一方、領域4とゲート電極1の形成する容
量をCeとし、ゲート電圧Vgで領域4の電位が0Vの
とき蓄積電荷量Q3はCe・Vg、ゲート電極1と領域
4との電位差がVgminの場合の蓄積電荷量Q4はC
e・Vgminとなる。
【0045】エミッションする電荷量Qは、 Q=C1・(V1−V2)−Ce・(Vgmin−Vg)......(1) となる。
【0046】電極2には抵抗素子7が接続しており、電
極3の電圧を変えた場合、抵抗素子7を介して電流が流
れる。
【0047】式1はこの抵抗素子7が電極2とエミッタ
5間の抵抗よりも十分大きい時に成り立つ。
【0048】式(1)からも分かるように電圧Vgは個
々のエミッタによってばらつき、電圧Vgの素子の最大
を電圧Vgminよりも低い値に設定すると、電極3を
電圧V1に設定したときに定常状態でエミッションしな
い状態になる。
【0049】又、電圧Vgを電圧Vgminに近い値に
設定することにより、また容量Ceを小さい値にするこ
とによりCe・(Vgmin−Vg)を小さくすること
が可能となり、エミッタ5のばらつきや不均一性による
電圧Vgminのエミッション電荷量に与える影響が小
さくなる。
【0050】又、容量C1や差電圧(V1−V2)を大
きくすることにより相対的に電圧Vgminのばらつき
を小さくすることもできる。
【0051】次に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態は電界放出型冷陰極素子の第2の
駆動方法に関するものである。図5は第3の実施の形態
の工程を示すフローチャートである。なお、図4のフロ
ーチャートと同様の工程については同一番号を付し、そ
の説明を省略する。
【0052】図1及び図5を参照して、エミッタ5より
電子放出が終了したあと、電極3の電圧に電圧V1を再
び印加すると(S3にてY)、電極2は電極3の電位に
つられて電位が上がり、電子が供給されるが、エミッタ
5下の領域4からは電子は供給されず、電子は抵抗素子
7を介して電流供給源または定電圧源より供給される。
電子の供給される時間は容量10および抵抗7に依存す
る。
【0053】なお、ここではエミッタ5一個の実施の形
態を示したが、エミッタ5が複数集積された場合も全く
同様である。
【0054】次に、第4の実施の形態について説明す
る。第4の実施の形態は第2の電界放出型冷陰極素子に
関するものである。
【0055】第1〜第3の実施の形態では電極2に抵抗
素子7を設けた形態を示したが、電極2より電流供給源
または定電圧源(本発明では接地)に流れる電流が順方
向であるダイオードを抵抗素子7の代わりに電極2に設
けた場合も同様に動作する。
【0056】又、電極3に印加される電圧V1及びV2
は一定である必要はなく、エミッションの時間変化を所
望の変化にするため、自由に制御することができる。
【0057】次に、第5の実施の形態について説明す
る。第5の実施の形態は電界放出型冷陰極素子の第3の
駆動方法に関するものである。図2は第5の実施の形態
を説明するための時間経緯と電極3の印加電圧、エミッ
ション電流及び抵抗素子7を流れる電流の関係を示す信
号波形図、図6は第5の実施の形態の工程を示すフロー
チャートである。
【0058】図2及び図6を参照して、時刻t0におい
てゲート電極1に電圧Vg、電極3に電圧V1を印加す
る(図2(A)及び図6(S11)参照)。
【0059】このとき、電圧Vgがエミッションに必要
な最小ゲート電圧Vgminよりも低い場合ではエミッ
ションは起こらず、エミッション電流Ie=0となる
(図2(B)参照)。
【0060】一方、電極3に電圧を印加すると同時に抵
抗素子7に電流が流れ(図2(C)参照)、容量10を
充電する。
【0061】次に電極3の電圧をV2に下げた時(図2
(A)及び図6(S12)参照)、容量10に充電され
た電子は抵抗の小さいエミッタ側に押し出され、ゲート
電極1とエミッタ5間の電位差が電圧Vgminよりも
高くなった時エミッションが起こり、エミッション電流
Ieが観察される(図2(B)参照)。。
【0062】一方、抵抗素子7にも電流が観測されるが
抵抗値が大きいため、流れる電流は小さい(図2(C)
参照)。
【0063】次に、電極3の電位をV1に戻した時(図
2(A)及び図6(S13にてY)参照)、エミッタ5
下の領域4にある大部分の電子はエミッションしたた
め、電極2の電位が接地になるのに十分な電子は供給さ
れないため、エミッションは停止するとともに抵抗素子
7を通して小さい電流が流れはじめる(図2(C)参
照)。
【0064】この時の流れる電流の時間変化は容量10
等を含む素子の容量と抵抗素子7を含む素子の抵抗に依
存する。これを繰り返す(工程S11〜S13を繰り返
す)ことによりエミッタ5の平均電流を一定に保つこと
ができる。
【0065】次に、第6の実施の形態について説明す
る。第6の実施の形態は電界放出型冷陰極素子の第4の
駆動方法に関するものである。図3は第6の実施の形態
のエミッション電化量対差電圧特性図、図7は第6の実
施の形態の工程を示すフローチャートである。
【0066】図3は電極3の二種類の印加電圧V1とV
2との差とエミッション電流量を示す。
【0067】差電圧(V1−V2)がΔVより高くなっ
た場合にエミッションが得られるとすると、エミッショ
ン電流量の増加量は(V1−V2)に比例する(図3参
照)。
【0068】従って、電圧V1及びV2を制御すること
によりエミッション量を制御することができる。
【0069】又、 ΔV=(Ce/C1)・(Vgmin−Vg) …(2) となることより、電圧Vgを制御することによりエミッ
ション電流を制御することができる。
【0070】もちろん、それらの電圧を組み合わせて制
御することも可能である(図7のS21,S22参
照)。
【0071】特に、表示装置において電圧を制御するこ
とにより、階調を出すことができる。
【0072】次に、第7の実施の形態について説明す
る。第7の実施の形態は第3の電界放出型冷陰極素子に
関するものである。図8は第7の実施の形態の平面図及
びA−A断面図である。
【0073】第7の実施の形態では、縦に長いゲート1
の両側に電極3を配置し、電極2を電極3の基板側に配
置している。ゲート1の開口部1´内にエミッタ5が設
けられている。便宜上、エミッタ5の図示は省略する。
【0074】電極3に電圧V2を印加することにより電
気容量10の電極2より電子が押し出され、スピント型
の場合、エミッタ5先端より基板法線に対し広がり角を
もってエミッションする。
【0075】特に、電圧V2が電圧Vgよりも低い場
合、放出された電子はV2の電圧により電子は法線方向
に押し戻され、実効的な広がり角は小さくなる。
【0076】特に、画像表示装置など電界放出型冷陰極
をビーム源として用いる場合、画面上のビーム径問題に
なるが、広がり角を小さくすることにより、ビーム径を
小さくすることが可能となり、より高精細な画像が可能
となる。
【0077】従って、電極3は電子放出量を制御すると
同時にビームを絞る効果を同時にもつ。
【0078】又、第7の実施の形態ではエミッタ5およ
び領域4の両側に電極2が配置されている。このような
構造では電極2に蓄積された電子が中央のエミッタ5に
速やかに流れ、エミッタ群5の一方にエミッション電流
が集中したり、均一性が悪くなったり、対称性が悪くな
ったりすることが抑制される。
【0079】次に、第8の実施の形態について説明す
る。第8の実施の形態は第4の電界放出型冷陰極素子に
関するものである。図9は第8の実施の形態の平面図及
びB−B断面図である。
【0080】第8の実施の形態では円形のゲート電極1
を取囲むように電極3が配置されている。
【0081】なお、動作は第7の実施の形態と同様であ
るため説明を省略する。
【0082】次に、第9の実施の形態について説明す
る。第9の実施の形態は第5の電界放出型冷陰極素子に
関するものである。図10は第9の実施の形態の断面図
である。なお、図10において図1と同様の構成部分に
は同一番号を付し、その説明を省略する。
【0083】第9の実施の形態では、エミッタ5および
ゲート電極1の下に領域4が形成されているが、この領
域4は第1の実施の形態(図1)で示す電極2を兼ねて
いる。
【0084】そして、領域4の下には絶縁物が配置さ
れ、その下に電極3が配置されている。さらに、電極3
に抵抗素子7が接続され電流源等と接続されている。こ
のような構造においても第1の実施の形態と同様の機能
をもつ。
【0085】次に、第10の実施の形態について説明す
る。第10の実施の形態は画像表示装置に関するもので
ある。図11は第10の実施の形態の断面図である。な
お、図11において図1と同様の構成部分には同一番号
を付し、その説明を省略する。
【0086】図11は画像表示装置の一部を示してい
る。画像表示装置はエミッタ側パネル20と、スクリー
ン側パネル21とを貼り合わせた真空容器22とを含ん
で構成され、内部は真空状態である。
【0087】エミッタ5側には本発明の冷陰極素子を複
数配し、スクリーン側には個々の冷陰極素子に対応した
蛍光体23が配置されている。蛍光体23に200V以
上10KV以下のアノード電圧を印加できるようにアノ
ード電極24を配置する。
【0088】このような構造において、エミッタ5より
定電荷の電子を周期的に放出すると、電子はエミッタ5
側よりアノード24側に加速され、蛍光体23に衝突
し、蛍光体23の種類によってきまる色で光を放出す
る。
【0089】例えば、赤、緑、青色を発光する蛍光体2
3を一組として、カラー1画素が形成され、それを敷き
詰めることにより高精細画像を形成することが可能であ
る。
【0090】しかも、エミッションされた電子量は上記
で説明したように容量10により決定されるため、従来
のようにゲート電圧で決定されるエミッション電流のゆ
らぎやばらつきがなく、したがって蛍光体23からの発
光された光量のばらつきや不均一性が抑えられ、均一な
画像を得ることが可能となる。
【0091】なお、本実施の形態ではスピント型のエミ
ッタを用いて説明したが、ダイヤモンド等低仕事関数材
料をもちいたエミッタや表面伝導型等の場合も全く同様
に考えることができる。
【0092】即ち、電子を放出する電極や物質をエミッ
タと読み替え、電界をかけて電子を放出させ、又は二次
電子を放出する電極や物質をゲート電極と読み替えるこ
とにより全く同様な動作が可能になる。
【0093】このとき、電界をかけて電子を放出させる
電極や物質に電子が衝突したり、飛び込む場合も同様で
ある。
【0094】
【発明の効果】本発明による第1の発明によれば、一つ
以上のエミッタと、このエミッタが載置され導体又は半
導体からなる領域と、前記エミッタ近傍に設けられるゲ
ート電極とを含み、前記ゲート電極に前記エミッタに印
加される電圧よりも高い電圧が印加され、前記エミッタ
より電子が放出される電界放出型冷陰極素子であって、
その電界放出型冷陰極素子は前記エミッタより放出され
る電子数を制御する制御手段を含むため、エミッタ素子
のばらつきによるエミッション電流のばらつきを抑える
ことが可能となる。
【0095】又、本発明による第2の発明によれば、一
つ以上のエミッタと、このエミッタが載置され導体又は
半導体からなる領域と、前記エミッタ近傍に設けられる
ゲート電極とを含み、前記ゲート電極に前記エミッタに
印加される電圧よりも高い電圧が印加され、前記エミッ
タより電子が放出される電界放出型冷陰極素子の駆動方
法であって、その駆動方法は前記エミッタより放出され
る電子数を制御する処理を含むため第1の発明と同様の
効果を奏する。
【0096】さらに、本発明による第3の発明によれ
ば、画像表示装置に前記第1又は第2の発明を用いため
第1の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電界放出型冷陰極素子の第1の実
施の形態の断面図である。
【図2】第5の実施の形態を説明するための時間経緯と
電極3の印加電圧、エミッション電流及び抵抗素子7を
流れる電流の関係を示す信号波形図である。
【図3】第6の実施の形態のエミッション電化量対差電
圧特性図である。
【図4】第2の実施の形態の工程を示すフローチャート
である。
【図5】第3の実施の形態の工程を示すフローチャート
である。
【図6】第5の実施の形態の工程を示すフローチャート
である。
【図7】第6の実施の形態の工程を示すフローチャート
である。
【図8】第7の実施の形態の平面図及びA−A断面図で
ある。
【図9】第8の実施の形態の平面図及びB−B断面図で
ある。
【図10】第9の実施の形態の断面図である。
【図11】第10の実施の形態の断面図である。
【符号の説明】
1 ゲート電極 2,3 電極 4 領域 5 エミッタ 7 抵抗素子 10 電気容量 20 エミッタ側パネル 21 スクリーン側パネル 22 真空容器 23 蛍光体 24 アノード電極

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上のエミッタと、このエミッタが
    載置され導体又は半導体からなる領域と、前記エミッタ
    近傍に設けられるゲート電極とを含み、前記ゲート電極
    に前記エミッタに印加される電圧よりも高い電圧が印加
    され、前記エミッタより電子が放出される電界放出型冷
    陰極素子であって、 前記エミッタより放出される電子数を制御する制御手段
    を含むことを特徴とする電界放出型冷陰極素子。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記領域を介して前記エ
    ミッタと直流的に結合される第1電極と、この第1電極
    と対向して設けられる第2電極と、前記第1電極と接地
    間に接続され前記第1電極と前記エミッタ間の抵抗より
    も大きな抵抗値を有する抵抗素子とを含むことを特徴と
    する請求項1記載の電界放出型冷陰極素子。
  3. 【請求項3】 前記抵抗素子に代えて、前記第1電極よ
    り前記接地に流れる電流が順方向であるダイオードが前
    記第1電極と前記接地間に接続されることを特徴とする
    請求項2記載の電界放出型冷陰極素子。
  4. 【請求項4】 前記第2電極は前記ゲート電極を挟み込
    むよう複数個配置されることを特徴とする請求項2又は
    3記載の電界放出型冷陰極素子。
  5. 【請求項5】 前記第2電極は前記ゲート電極の周囲を
    囲むよう配置されることを特徴とする請求項2又は3に
    記載の電界放出型冷陰極素子。
  6. 【請求項6】 前記第1電極は前記エミッタを挟み込む
    よう複数個配置されることを特徴とする請求項2〜4い
    ずれかに記載の電界放出型冷陰極素子。
  7. 【請求項7】 前記第1電極は前記エミッタの周囲を囲
    むよう配置されることを特徴とする請求項2,3,5い
    ずれかに記載の電界放出型冷陰極素子。
  8. 【請求項8】 前記領域と前記第1電極とは一体に形成
    されることを特徴とする請求項2又は3記載の電界放出
    型冷陰極素子。
  9. 【請求項9】 一つ以上のエミッタと、このエミッタが
    載置され導体又は半導体からなる領域と、前記エミッタ
    近傍に設けられるゲート電極とを含み、前記ゲート電極
    に前記エミッタに印加される電圧よりも高い電圧が印加
    され、前記エミッタより電子が放出される電界放出型冷
    陰極素子の駆動方法であって、 前記エミッタより放出される電子数を制御する処理を含
    むことを特徴とする電界放出型冷陰極素子の駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記電界放出型冷陰極素子は、前記領
    域を介して前記エミッタと直流的に結合される第1電極
    と、この第1電極と対向して設けられる第2電極と、前
    記第1電極と接地間に接続され前記第1電極と前記エミ
    ッタ間の抵抗よりも大きな抵抗素子とを含み、 前記エミッタより放出される電子数を制御する処理は、
    第1電圧を前記第2電極に印加する第1処理と、この第
    1処理の次に前記第1電圧よりも低い第2電圧を前記第
    2電極に印加する第2処理とを含むことを特徴とする請
    求項9記載の電界放出型冷陰極素子の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2処理を繰り返し行う
    ことを特徴とする請求項10記載の電界放出型冷陰極素
    子の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記第1処理は前記ゲート電極に前記
    エミッタから電子が放出されるのに必要な最低の電圧よ
    りも低い第3電圧を印加する処理を含むことを特徴とす
    る請求項10又は11記載の電界放出型冷陰極素子の駆
    動方法。
  13. 【請求項13】 前記第1〜第3電圧の値を変えること
    により、又はその組み合わせにより、前記エミッタより
    放出される電子数を制御することを特徴とする請求項1
    0〜12いずれかに記載の電界放出型冷陰極素子の駆動
    方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜8いずれかに記載の電界放
    出型冷陰極素子、又は請求項9〜13いずれかに記載の
    電界放出型冷陰極素子の駆動方法を用いたことを特徴と
    する画像表示装置。
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