JP2005158747A - 電子放出素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素別エミッタの電子放出量を均一に制御することにより,所望の階調を正確に表現し,画面の色純度を高め,画素間の明暗特性を均一にできる電子放出素子を提供する。
【解決手段】本発明は,エミッタの画素ごとの電子放出量を均一に制御するための電界放出表示装置に関し,任意の間隔をおいて対向配置される第1基板2及び第2基板4と;第1基板上に,絶縁層を間に置いて配置される少なくとも一つのゲート電極及び少なくとも一つのカソード電極と;少なくとも一つのカソード電極と電気的に接続される電子放出源と;カソード電極と同一平面上で,カソード電極と電子放出源との間に配置される抵抗層と;第2基板上に形成される少なくとも一つのアノード電極と;少なくとも一つのアノード電極の第一の面に配置される蛍光スクリーンとを含む電子放出素子を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は,電子放出素子に関し,より詳しくは,画素ごとの電子放出量を均一に制御できるように抵抗層を形成した電子放出素子に関する。
電子放出素子の一種である電界放出表示装置(FED:Field Emission Display)は,後面基板上に,電子放出源であるエミッタと共に,エミッタから電子を放出させるための電極群,例えば,カソード電極とゲート電極とを形成し,後面基板に対向する前面基板の一方の面に,電子ビームの加速に必要な高電圧の印加を受けるアノード電極と,電子が衝突して発光する蛍光膜とを形成した構成である。
このように,電界放出表示装置が,3個の電極で動作する3極管構造として構成される場合,図11に示したように,後面基板1上にゲート電極3をまず形成し,ゲート電極3上に絶縁層5を形成した後,絶縁層5上にゲート電極3と交差する方向に沿ってカソード電極7を形成し,ゲート電極3とカソード電極7が交差する画素領域ごとにカソード電極7の一側端にエミッタ9を配置した構成が公知となっている。
この時,後面基板1に対向する前面基板17の一方の面には,アノード電極13と蛍光膜15とを形成し,後面基板1と前面基板17の間には,エミッタ9から放出された電子群を集束させるために,グリッド電極11を配置することができる。
かかる構成において,カソード電極7とゲート電極3に所定の駆動電圧を印加すると,両電極の電圧差によってエミッタ9の周囲に強い電界が印加されて,エミッタ9から電子が放出される。これと同時に,アノード電極13に数百〜数千ボルト程度の(+)電圧を印加すると,前面基板17に向かって加速された電子群が蛍光膜15に衝突して,これを発光させることによって所定の映像を表示する。
上記のように動作する電界放出表示装置において,エミッタ9の画素ごとの電子放出量を均一に制御できる場合に,所望の階調を正確に表現し,画面の色純度を高め,画素間の明暗特性を均一に確保することができる。
しかし,通常の電界放出表示装置では,工程偏差によりエミッタ9の形状が不均一になることが画素ごとの電子放出量の差を誘発する場合や,カソード電極7とゲート電極3の内部抵抗により電圧降下が起こった画素群からの電子放出量が低下する場合などがあり,このような場合に,画素ごとの電子放出量が不均一になるという問題を有している。
したがって,本発明は,上記問題点を解消するためのものである。すなわち,本発明の目的は,画素ごとのエミッタの電子放出量が均一になるように制御することによって,所望の階調を正確に表現し,画面の色純度を高め,画素間の明暗特性を均一にできる電子放出素子を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明は,任意の間隔をおいて対向配置される第1基板及び第2基板と,第1基板上に,絶縁層を間に置いて配置される少なくとも一つのゲート電極及び少なくとも一つのカソード電極と,少なくとも一つのカソード電極と電気的に接続される電子放出源と,カソード電極と同一平面上で,カソード電極と電子放出源との間に配置される抵抗層と,第2基板上に形成される少なくとも一つのアノード電極と,少なくとも一つのアノード電極の一方の面に配置される蛍光スクリーンとを含む電子放出素子を提供する。
また,上記課題を解決するために,本発明は,任意の間隔をおいて対向配置される第1基板及び第2基板と,第1基板上に形成される少なくとも一つのゲート電極と,絶縁層を間に置いて少なくとも一つのゲート電極上に形成される複数のカソード電極と,カソード電極と電気的に接続される電子放出源と,カソード電極と同一平面上で,カソード電極と電子放出源との間に配置される抵抗層と,第2基板上に形成される少なくとも一つのアノード電極と,少なくとも一つのアノード電極の一方の面に配置される蛍光スクリーンとを含む電子放出素子を提供する。
電子放出源及び抵抗層は,それぞれ,第1基板上に設定される画素領域ごとに形成することができる。この場合,電子放出源は,各画素領域において,少なくとも二つ以上に分割して形成することができる。また,電子放出源及び抵抗層は,それぞれ,第1基板上に設定される複数の画素領域にわたり形成することができる。さらに,抵抗層は,電子放出源の少なくとも一方の側面を開放させるように形成することができる。
カソード電極は,所定形状,例えば,ストライプパターンの主カソードと,抵抗層を通じて主カソードと電気的に接続されながら電子放出源と接触する補助カソードとを含むことができる。この場合,補助カソード及び電子放出源は,それぞれ第1基板上に設定される画素領域ごとに形成することができる。さらに,電子放出源は,各画素領域において,少なくとも2以上に分割して形成することができる。一方,抵抗層は,画素領域ごとに形成することができ,また,複数の画素領域にわたり形成することができる。
さらに,抵抗層は,カソード電極及び電子放出源を除いた第1基板の上面全体に形成することができる。また,電子放出素子は,電子放出源と間隔をおいて配置されると共に,絶縁層に形成されたバイアホールを通じてゲート電極と電気的に接続される対向電極を,さらに含むことができる。
電子放出源は,カーボンナノチューブ,黒鉛,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン,C60のうちのいずれか一つまたはこれらの組み合わせからなる。また,電子放出源は,例えば,0.01〜1010Ωcmの比抵抗値を有する物質からなり,抵抗層は,例えば,0.01〜1012Ωcmの比抵抗値を有する物質からなる。
本発明によると,カソード電極とエミッタの間に配置される抵抗層により,エミッタの画素ごとの電子放出量を均一に制御することができる。したがって,本発明による電子放出素子によれば,画素間の明暗特性の均一性を確保し,所望の階調を正確に表現し,画面の色純度を高めることにより,画質を向上させることができる。
以下に,添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は,本発明の1実施形態による電子放出素子の部分分解斜視図であり,図2は,図1の組立状態を示す部分断面図であり,図3は,図1に示した第1基板の部分平面図である。
図1,図2及び図3を参照すると,本実施形態による電子放出素子は,任意の間隔をおいて対向配置されながら真空容器を構成する第1基板2と第2基板4とを含み,第1基板2には,電界を形成して電子を放出する構成が,第2基板4には,電子が励起されることにより可視光を発して,所望の映像を表示する構成が形成される。
一層具体的には,第1基板2上には,複数のゲート電極6が第一の方向(図面のY方向)に沿って,所定形状,例えば,ストライプパターンをなすように形成される。また,ゲート電極6を覆いながら第1基板2の内面全体に絶縁層8が形成される。絶縁層8上には,ゲート電極6と交差する方向(図面のX方向)に沿ってカソード電極10が形成され,電子放出源であるエミッタ12が,絶縁層8上でカソード電極10と電気的に接続されるように配置される。エミッタは,例えば,直方体または四角形の厚板形状に形成され,底面,表面および4個の側面を有する。
本実施形態では,カソード電極10とエミッタ12との間には略コの字形の抵抗層14が配置され,抵抗層14が,カソード電極10とエミッタ12との間の抵抗値を一定に維持しながら,カソード電極10とエミッタ12を電気的に接続させる。また,抵抗層14は,カソード電極10の3個の側面と接触して,カソード電極10と略同一平面上に配置され,好ましくは,0.01〜1012Ωcmの比抵抗値を有する物質で構成される。
本実施形態で,電子放出素子の画素領域を,ゲート電極6とカソード電極10が交差した領域と定義すると,各々の画素領域に対応してエミッタ12及び抵抗層14を個別的に配置できる。この時,抵抗層14は,エミッタ12の1側面を開放させながら,エミッタ12の3側面を囲むように形成され,エミッタ12の開放された側面である端部が,抵抗層14の両腕の内側に,図示したように配置されている時に,画素間の電界干渉を効率的に遮断できる。
なお,図1,図2及び図3では,抵抗層14が四角形状である場合を示したが,抵抗層14の形状は,図示した形状に限定されない。また,エミッタ12の端部を抵抗層14の両腕の先端部と一致させて配置することもでき,抵抗層14の両腕の外部に突出させて配置することもできる。さらに,エミッタ12の端部の形状は,図示した直線以外に,任意の曲率を有する曲線形状も可能である。
本実施形態で,エミッタ12は,カーボン系物質,例えば,カーボンナノチューブ(CNT:Carbon NanoTube),グラファイト,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン(DLC:Diamond Like Carbon),C60(fulleren)のうちのいずれか一つまたはこれらの組み合わせからなり,好ましくは,エミッタ12自体が抵抗層の役割を果たすことができるように,0.01〜1010Ωcmの比抵抗値を有する。
第1基板2上には,ゲート電極6が作る電界の等電位面を絶縁層8上に引き上げるための対向電極16を配置できる。対向電極16は,絶縁層8に形成されたバイアホール8aを通じてゲート電極6と接触して,これと電気的に接続され,カソード電極10との間でエミッタ12と任意の間隔をおいて配置される。対向電極16は,ゲート電極6の電界をエミッタ12の周囲に引き上げて,エミッタ12に一層強い電界が印加されるようにすることにより,エミッタ12から電子を良好に放出させる役割を果たす。
第1基板2に対向する第2基板4の第一の面には,アノード電極18が形成され,アノード電極18の第一の面には,赤,緑及び青色の蛍光漠20並びにブラックマトリクス22からなる蛍光スクリーン24が形成される。アノード電極18は,ITO(Indium Tin Oxide)のような透明電極材料を用いて形成される。一方,蛍光スクリーン24の表面には,メタルバック効果によって画面の輝度を高める金属膜(図示せず)を配置することができ,この場合,透明電極を省略して,金属膜をアノード電極として使用することができる。
また,第1基板2と第2基板4との間には,複数のアパーチャ28aを有するメッシュ形態のグリッド電極28を配置できる。グリッド電極28は,エミッタ12から放出された電子を集束させることにより画面の色純度を高め,カソード電極10とアノード電極18との間の耐電圧特性を高める役割を果たす。
第1基板2とグリッド電極28との間には,下部スペーサ30を配置することができ,グリッド電極28と第2基板4のとの間には,上部スペーサ32を配置することができる。この場合,上部スペーサ30により,第1基板2とグリッド電極28との間の間隔を,下部スペーサ32により,第2基板4とグリッド電極28との間の間隔を,それぞれ一定に維持することができる。なお,図1では,図面の簡略化のために,グリッド電極,上部スペーサ及び下部スペーサは図示していない。
このように構成される電子放出素子は,外部から,ゲート電極6,カソード電極10,グリッド電極28及びアノード電極18に所定の電圧を供給して駆動する。例えば,ゲート電極6には数〜数十ボルトの(+)電圧が,カソード電極10には数〜数十ボルトの(−)電圧が,グリッド電極28には数十〜数百ボルトの(+)電圧が,アノード電極18には数百〜数千ボルトの(+)電圧が印加される。
その結果,ゲート電極6とカソード電極10の電圧差によってエミッタ12の周囲に電界が形成されて,エミッタ12の開放された端部から電子が放出される。放出された電子は,グリッド電極28に印加された(+)電圧に引かれて第2基板4に向かいながら,グリッド電極28のアパーチャ28aを通過した後,アノード電極18に印加された高電圧に引かれて,当該画素の蛍光膜20に衝突し,蛍光膜20を発光させて,所定の映像を表示する。
このように,エミッタ12の開放された端部から電子が放出される時,カソード電極10とエミッタ12との間に配置されている抵抗層14が,カソード電極10とエミッタ12との間の抵抗値を一定に維持することにより,エミッタ12の画素ごとの電子放出量を均一に制御することができる。
抵抗層14の機能を説明するために,一つの画素のエミッタ12から電子が放出される複数の電子放出サイトが存在すると仮定すると,エミッタ12の形状の不均一性や,カソード電極10及びゲート電極6の内部抵抗などにより,各々の電子放出サイトで電子放出が不均一に起こることがある。
しかし,本実施形態では,カソード電極10とエミッタ12との間に抵抗層14が存在することによって,多くの電子放出サイトでは,アノード電極18からカソード電極10に向かって流れる電流が抵抗層14を通るので,エミッタ12の電位が上昇する。したがって,放出電流が多い電子放出サイトではエミッタ12の電位が大きく上昇することから,ゲート電極6とエミッタ12との間の電位差が減少するため,電子放出量が減る。一方,放出電流が少ない電子放出サイトでは抵抗層14を通じて電位上昇が発生しないか,発生しても少ない。したがって,後者の電子放出サイト,すなわち,放出電流が少ない電子放出サイトでは,ゲート電極6とカソード電極10との間の電位差を維持することができる。
その結果,相対的に放出電流が異なる二つの電子放出サイト間で,電子放出量の差が減少するため,画素ごとの電子放出量を均一にすることができる。したがって,本実施形態による電子放出素子によれば,画素間の明暗特性を均一にし,所望の階調を正確に表現し,画面の色純度を高めることができる。
次に,図4から図10を参照して,本発明の実施形態に対する変形例について説明する。
図4は,第1変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。この場合は,上述した実施形態の構造を基本としながら,エミッタがエミッタ12’として,各画素領域で少なくとも二つ以上に分割されて配置されている。例えば,抵抗層14がくし歯上に形成され,各くし歯の間にエミッタ12’が配置されている。このように,エミッタ12’が一つの画素領域に複数個形成されると,抵抗層14と各エミッタ12’との比抵抗値によって,エミッタ12’の画素ごとの電子放出量を一層均一に制御することができる。
図5は,第2変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。この場合は,上述した実施形態の構造を基本としながら,エミッタ34及び抵抗層36の単位構造が,複数個の画素領域にわたり形成され,好ましくは,赤,緑及び青色の蛍光膜(図示せず)に対応する3個の画素領域にわたり形成される。この時,抵抗層36は,上述した実施形態と同様に,エミッタ34の1側面(端部)を開放させながら,エミッタ34の残り3側面を囲むように形成することができる。
図6から図9は,第3変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。この場合は,カソード電極38は,ゲート電極6と交差するストライプパターンの主カソード38aと,2本の細長い抵抗層40を通じて主カソード38aと電気的に接続されながら,エミッタ12と接触する補助カソード38bとから構成される。主カソード38a,抵抗層40及び補助カソード38bは,略同一平面上に配置される。補助カソード38bの形状は,図1の抵抗層14と略同一形状である。
本変形例において,エミッタ12及び補助カソード38bは,各々の画素領域に対応して個別的に配置される。また,補助カソード38bは,エミッタ12の1側面を開放させながら,エミッタ12の残り3側面を囲むように形成される。この時,抵抗層40,40’は,図6及び図7に示したように,補助カソード38bに対応して画素ごとに形成することができる。また,図8に示したように,抵抗層42を,複数の画素領域,好ましくは,赤,緑及び青色の蛍光膜(図示せず)に対応する3個の画素領域にわたり形成することができる。
一方,上述した第2変形例において,エミッタ12”は,図9に示したように,各画素領域において,少なくとも二つ以上に分割して形成することができる。例えば,補助カソード38bをくし歯上に形成し,各くし歯の間にエミッタ12”を配置することができる。
図10は,第4変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。この場合は,上述した実施形態と第1変形例,第2変形例及び第3変形例等の構造を基本としながら,抵抗層44が,カソード電極38,エミッタ12及び対向電極16を除いた,第1基板(図示せず)の上面全体に形成される。なお,図10では,補助カソード38bが設置される第2変形例の構造を基本として本変形例の構造を示した。
この時,エミッタ12は,補助カソード38bによって3側面が囲まれ,抵抗層44によって残り1側面が囲まれる構造からなる。補助カソード38bがない場合には,エミッタ12は,抵抗層44によって4側面が囲まれる構造からなる。このような構造は,第1基板2上に主カソード38a及び補助カソード38bを形成し,その上にエミッタ12を形成し,さらに抵抗層44を第1基板2の上面全体に形成して,その後,第1基板2の上面全体を機械的研磨により平坦化することによって形成される。この時,カソード電極38,エミッタ12,及び抵抗層44は同じ厚さにする。
このように,抵抗層44が,カソード電極38,エミッタ12及び対向電極16を除いた第1基板2の最上面全体に形成されることにより,絶縁層(図示せず)上に電子が蓄積することを防止して,電子の蓄積によるアーク放電の可能性を効果的に減少させることができる。この時,抵抗層44が第1基板の上面全体に形成されても,抵抗層44の抵抗値によって,カソード電極38間或いはカソード電極38と対向電極16との間のショートを誘発しない。また,エミッタ12の画素ごとの電子放出量を均一に制御するという抵抗層固有の機能をも有する。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記の実施形態においては,ゲート電極6がストライプ形状であり,アノード電極18が第2基板4の内面全体に形成される構造について説明したが,ゲート電極6が第1基板2の内面全体に形成されると同時に,アノード電極18がカソード電極10と交差する方向に沿ってストライプ形状からなる構造も本発明の技術的範囲に属するものと了解される。後者の場合,カソード電極とアノード電極が交差した領域を画素領域と定義することができる。
本発明の1実施形態による電子放出素子の部分分解斜視図である。 図1の組立状態を示す部分断面図である。 図1に示した第1基板の部分平面図である。 本実施形態に対する第1変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。 本実施形態に対する第2変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。 本実施形態に対する第3変形例を説明するための,第1基板の部分平面図であって,抵抗層が画素領域ごとに形成された例を示したものである。 本実施形態に対する第3変形例を説明するための,第1基板の部分平面図であって,抵抗層が画素領域ごとに形成された例を示したものである。 本実施形態に対する第3変形例を説明するための,第1基板の部分平面図であって,抵抗層が複数の画素領域にわたり形成された例を示したものである。 本実施形態に対する第3変形例を説明するための,第1基板の部分平面図であって,抵抗層が第1基板の上面全体に形成された例を示したものである。 本実施形態に対する第4変形例を説明するための,第1基板の部分平面図である。 従来技術による電界放出表示装置の部分断面図である。
符号の説明
2 第1基板
4 第2基板
6 ゲート電極
8 絶縁層
8a バイアホール
10 カソード電極
12,12’,34,12” エミッタ
14,36,40,40’,42,44 抵抗層
16 対向電極
18 アノード電極
20 蛍光膜
22 ブラックマトリクス
24 蛍光スクリーン
28 グリッド電極28a アパーチャ
30 下部スペーサ
32 上部スペーサ
38 カソード電極
38a 主カソード
38b 補助カソード
1 後面基板
3 ゲート電極
5 絶縁層
7 カソード電極
9 エミッタ
11 グリッド電極
13 アノード電極
15 蛍光膜
17 前面基板

Claims (21)

  1. 任意の間隔をおいて対向配置される第1基板及び第2基板と;
    前記第1基板上に,絶縁層を間に置いて配置される少なくとも一つのゲート電極及び少なくとも一つのカソード電極と;
    前記少なくとも一つのカソード電極と電気的に接続される電子放出源と;
    前記カソード電極と同一平面上で,前記カソード電極と前記電子放出源との間に配置される抵抗層と;
    前記第2基板上に形成される少なくとも一つのアノード電極と;
    前記少なくとも一つのアノード電極の第一の面に配置される蛍光スクリーンと;
    を含むことを特徴とする電子放出素子。
  2. 前記電子放出源及び前記抵抗層は,それぞれ,前記第1基板上に設定される画素領域ごとに形成されることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出素子。
  3. 前記電子放出源は,前記各画素領域において,少なくとも二つ以上に分割して形成されることを特徴とする,請求項2に記載の電子放出素子。
  4. 前記電子放出源及び前記抵抗層は,それぞれ,前記第1基板上に設定される複数の画素領域にわたり形成されることを特徴とする,請求項1に記載の電子放出素子。
  5. 前記抵抗層は,前記電子放出源の少なくとも1側面を開放させるように形成されることを特徴とする,請求項1から4のいずれかに記載の電子放出素子。
  6. 前記カソード電極は,所定形状の主カソードと,前記抵抗層を通じて主カソードと電気的に接続されながら,前記電子放出源と接触する補助カソードとを含むことを特徴とする,請求項1に記載の電子放出素子。
  7. 任意の間隔をおいて対向配置される第1基板及び第2基板と;
    前記第1基板上に形成される少なくとも一つのゲート電極と;
    絶縁層を間に置いて前記少なくとも一つのゲート電極上に形成される複数のカソード電極と;
    前記カソード電極と電気的に接続される電子放出源と;
    前記カソード電極と同一平面上で,前記カソード電極と前記電子放出源との間に配置される抵抗層と;
    前記第2基板上に形成される少なくとも一つのアノード電極と;
    前記少なくとも一つのアノード電極の第一の面に配置される蛍光スクリーンと;
    を含むことを特徴とする電子放出素子。
  8. 前記電子放出源及び前記抵抗層は,それぞれ,前記第1基板上に設定される画素領域ごとに形成されることを特徴とする,請求項7に記載の電子放出素子。
  9. 前記電子放出源は,前記各画素領域において,少なくとも二つ以上に分割して形成されることを特徴とする,請求項8に記載の電子放出素子。
  10. 前記電子放出源及び前記抵抗層は,それぞれ,前記第1基板上に設定される複数の画素領域にわたり形成されることを特徴とする,請求項7に記載の電子放出素子。
  11. 前記抵抗層は,前記電子放出源の少なくとも1側面を開放させるように形成されることを特徴とする,請求項7から10のいずれかに記載の電子放出素子。
  12. 前記カソード電極は,所定形状の主カソードと,前記抵抗層を通じて主カソードと電気的に接続されながら,前記電子放出源と接触する補助カソードとを含むことを特徴とする,請求項7に記載の電子放出素子。
  13. 前記補助カソード及び前記電子放出源は,それぞれ,前記第1基板上に設定される画素領域ごとに形成されることを特徴とする,請求項6または12に記載の電子放出素子。
  14. 前記電子放出源は,前記各画素領域において,少なくとも二つ以上に分割して形成されることを特徴とする,請求項13に記載の電子放出素子。
  15. 前記抵抗層は,前記第1基板上に設定される画素領域ごとに形成されることを特徴とする,請求項13または14に記載の電子放出素子。
  16. 前記抵抗層は,前記第1基板上に設定される複数の画素領域にわたり形成されることを特徴とする,請求項13または14に記載の電子放出素子。
  17. 前記抵抗層は,前記カソード電極及び前記電子放出源を除いた第1基板の上面全体に形成されることを特徴とする,請求項6,12,13または14のいずれかに記載の電子放出素子。
  18. 前記電子放出素子は,前記電子放出源と任意の間隔をおいて配置されると同時に,絶縁層に形成されたバイアホールを通じて前記ゲート電極と電気的に接続される対向電極をさらに含むことを特徴とする,請求項1から17のいずれかに記載の電子放出素子。
  19. 前記電子放出源は,カーボンナノチューブ,黒鉛,ダイアモンド,ダイアモンド状カーボン,C60のうちのいずれか一つまたはこれらの組み合わせからなることを特徴とする,請求項1から18のいずれかに記載の電子放出素子。
  20. 前記電子放出源は,0.01〜1010Ωcmの比抵抗値を有して形成されることを特徴とする,請求項1から19のいずれかに記載の電子放出素子。
  21. 前記抵抗層は,0.01〜1012Ωcmの比抵抗値を有して形成されることを特徴とする,請求項1から20のいずれかに記載の電子放出素子。
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