JP2000132970A - データ転送回路 - Google Patents

データ転送回路

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JP2000132970A
JP2000132970A JP10300896A JP30089698A JP2000132970A JP 2000132970 A JP2000132970 A JP 2000132970A JP 10300896 A JP10300896 A JP 10300896A JP 30089698 A JP30089698 A JP 30089698A JP 2000132970 A JP2000132970 A JP 2000132970A
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transfer line
signal
transistor
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Hiroaki Tanizaki
弘晃 谷崎
Hideto Hidaka
秀人 日高
Masatoshi Ishikawa
正敏 石川
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送レートの低下を防ぐデータ転送回
路を提供する。 【解決手段】 入出力線IO1,/IO1およびIO
2,/IO2は、それぞれ互いに相補的なデータ信号を
伝送する。選択回路SLA,SLBは、信号転送線DL
1−DL3の中から、前回のデータ転送のときに選択さ
れた2つの信号転送線のうち前回選択されていない信号
転送線の電位と同じ電位の信号転送線と、前回選択され
ていない信号転送線とを選択し、それらの一端をそれぞ
れ入出力線IO1,/IO1に接続し、他端を入出力線
IO2,/IO2に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ転送回路に
関し、さらに詳しくは、2本の信号転送線によって相補
データ信号を転送するデータ転送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置内部におけるデータ信号の転
送方法として、信号転送線の電圧を変化させる方法が広
く用いられている。この方法のひとつとして、単線の信
号転送線の電圧を変化させることによってデータ信号を
転送する方法がある。しかし、この方法においては、信
号転送線に重畳されるノイズの影響のために、データ信
号を受ける側ではノイズレベル以上の電圧振幅が得られ
るまで送られたデータ信号を判断することができないと
いう問題がある。
【0003】この問題を防ぐ方法として、図26に示す
ように、ほぼ平行に配置した2本の信号転送線DL0
1,DL02と、この2本の信号転送線間の電位差を比
較して増幅する差動アンプAMP01とを設けて信号転
送線DL01,DL02間の電位差を比較してデータ信
号を判断するデータ転送方法がある。この方法では、2
本の信号転送線DL01,DL02の各々に重畳される
ノイズの影響がほぼ同じであるため、ノイズの影響を相
殺することができる。
【0004】この回路の動作を図27を参照しつつ説明
する。なお、図中の符号Z1,Z2はそれぞれ信号転送
線DL01,DL02の電圧を表わしている。
【0005】データ転送前、すなわち時刻t0以前にお
いては、プリチャージ信号PcはLレベルであり、これ
により3つのPチャネルMOSトランジスタPT01,
PT02,PT03からなるプリチャージ回路PCG0
1が動作して信号転送線DL01,DL02がともに電
圧Vddにプリチャージされる。このときドライバDV
1,DV2からの出力はともにHレベルである。
【0006】時刻t1において、プリチャージ信号Pc
がHレベルとなりプリチャージ回路PCGが非活性とな
る。これによりデータ転送ができる状態となる。
【0007】時刻t2において、転送するデータに応じ
てドライバDV1,DV2のいずれかよりLレベルの信
号が出力される。ここでは、信号S1をHレベルとして
ドライバDV1からの出力をLレベルにする。これに応
じて信号転送線DL01の電圧Z1はHレベルからLレ
ベルに変化し始めるが、ここで信号転送線DL01が長
い場合には、信号転送線DL01の配線容量と抵抗のた
め図27に示すように、電圧Z1の変化は遅くなる。
【0008】時刻t3において、電圧Z1およびZ2の
電位差が、差動アンプAMP01が信号を検出し増幅で
きる電位差になると、制御信号SEがHレベルになり差
動アンプAMP01が動作する。
【0009】データ転送が終了すると、改めて信号転送
線DL01,DL02を電圧Vddにプリチャージして
次のデータ転送に備える。
【0010】この例ではプリチャージ電圧をVddとし
たが、この電圧は使用される場合に応じてVddやVs
s、1/2Vccなどに決められ、その電圧に応じたデ
ータ送信回路、差動アンプ、プリチャージ回路が使われ
る。いずれの場合も2本の信号転送線の電圧は、データ
を転送する直前には等しく、また、データ転送後は互い
に異なっている。したがって、データ転送終了後、次の
データを送るために2本の信号転送線を同じ電圧にプリ
チャージする必要がある。このため、時刻t4にプリチ
ャージを開始してから信号転送線DL01の電位Z1が
完全にプリチャージ電圧Vddに達する時刻t5までの
間は次のデータを送ることができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】信号転送線DL01,
DL02が長くなると配線抵抗や容量が増加するため、
プリチャージにかかる時間はさらに長くなる。このた
め、データ転送レートが低下してしまうという問題があ
る。
【0012】この発明は以上のような問題を解決するた
めになされたもので、その目的は、データ転送レートの
低下を防ぐことができるデータ転送回路を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従ったデータ転送回路は、第1および第2のノードと、
第3および第4のノードと、第1から第3の信号転送線
と、選択手段とを備える。第1および第2のノードは、
互いに相補的なデータ信号を受ける。第3および第4の
ノードは、互いに相補的なデータ信号を送出する。選択
手段は、第1から第3の信号転送線の中から、前回選択
された2つの信号転送線のうち前回選択されていない信
号転送線の電位と同じ電位の信号転送線と、前回選択さ
れていない信号転送線とを選択し、それらの一端をそれ
ぞれ第1および第2のノードに接続しかつそれらの他端
をそれぞれ第3および第4のノードに接続する。
【0014】上記データ転送回路においては、今回転送
される互いに相補的なデータ信号は、第1および第2の
ノードから、前回選択された2つの信号転送線のうち前
回選択されていない信号転送線の電位と同じ電位の信号
転送線および前回選択されていない信号転送線を通じて
第3および第4のノードへと転送される。このときに、
第1から第3の信号転送線の中から今回のデータ信号の
転送用に選択された2本の信号転送線、すなわち、前回
選択された2つの信号転送線のうち前回選択されていな
い信号転送線の電位と同じ電位の信号転送線および前回
選択されていない信号転送線の電位を等しくするための
プリチャージを行なう必要がない。これにより、信号転
送線が長くなることによるデータ転送レートの低下を防
ぐことができる。
【0015】好ましくは、上記第3および第4のノード
は、互いに相補的なデータ信号を受け、上記第1および
第2のノードは、互いに相補的なデータ信号を送出す
る。
【0016】上記データ転送回路においては、今回転送
される互いに相補的なデータ信号を、第1および第2の
ノードから、選択された2本の信号転送線を通じて第3
および第4のノードへ転送することも、第3および第4
のノードから、選択された2本の信号転送線を通じて第
1および第2のノードへ転送することもできる。
【0017】好ましくは、上記選択手段は、保持手段を
含む。保持手段は、第1から第3の信号転送線のうち選
択されない信号転送線の電位を保持する。
【0018】上記データ転送回路においては、保持手段
によって、選択されない信号転送線の電位が保持手段に
よって保持されるため、選択されない信号転送線の電位
が変動することなく一定に維持される。
【0019】好ましくは、上記選択手段は、プリチャー
ジ回路を含む。プリチャージ回路は、第1から第3の信
号転送線のうち選択されない信号転送線を論理ハイレベ
ルにプリチャージする。
【0020】上記データ転送回路においては、今回のデ
ータ信号の転送用に選択された2本の信号転送線、すな
わち、前回選択された2つの信号転送線のうち前回選択
されていない信号転送線の電位と同じ電位の信号転送線
および前回選択されていない信号転送線の電位はともに
論理ハイレベルとなる。
【0021】好ましくは、上記選択手段は、制御回路
と、第1から第8のトランジスタとを含む。制御回路
は、クロック信号に応答して第1から第4の制御信号を
生成する。第1のトランジスタは、第1のノードと第1
の信号転送線との間に接続され、第1の制御信号に応答
してオン/オフする。第2のトランジスタは、第1のノ
ードと第2の信号転送線との間に接続され、第2の制御
信号に応答してオン/オフする。第3のトランジスタ
は、第2のノードと第2の信号転送線との間に接続さ
れ、第3の制御信号に応答してオン/オフする。第4の
トランジスタは、第2のノードと第3の信号転送線との
間に接続され、第4の制御信号に応答してオン/オフす
る。第5のトランジスタは、第3のノードと第1の信号
転送線との間に接続され、第1の制御信号に応答してオ
ン/オフする。第6のトランジスタは、第3のノードと
第2の信号転送線との間に接続され、第2の制御信号に
応答してオン/オフする。第7のトランジスタは、第4
のノードと第2の信号転送線との間に接続され、第3の
制御信号に応答してオン/オフする。第8のトランジス
タは、第4のノードと第3の信号転送線との間に接続さ
れ、第4の制御信号に応答してオン/オフする。
【0022】この発明のもう1つの局面に従ったデータ
転送回路は、第1および第2のノードと、第3および第
4のノードと、第1から第3の信号転送線と、選択手段
と、プリチャージ手段とを備える。第1および第2のノ
ードは、互いに相補的なデータ信号を受ける。第3およ
び第4のノードは、互いに相補的なデータ信号を送出す
る。選択手段は、第2の信号転送線と、第1および第3
の信号転送線のうち前回選択されていない信号転送線と
を選択してそれらの一端をそれぞれ第1および第2のノ
ードに接続しかつそれらの他端をそれぞれ第3および第
4のノードに接続する。プリチャージ手段は、第1およ
び第3の信号選択線のうち選択されない信号転送線を第
2の信号転送線の電位と同じ電位にプリチャージする。
【0023】上記データ転送回路においては、今回転送
される互いに相補的なデータ信号は、第1および第2の
ノードから、第2の信号転送線および第1および第3の
信号転送線のうち前回選択されていない信号転送線を通
じて第3および第4のノードへと転送される。前回選択
されていない信号転送線は、前回のデータ信号の転送時
に第2の信号転送線の電位と同じ電位にあらかじめプリ
チャージされている。この結果、データ転送レートの低
下を防ぐことができる。
【0024】好ましくは、上記第3および第4のノード
はさらに、互いに相補的なデータ信号を受け、上記第1
および第2のノードはさらに、互いに相補的なデータ信
号を送出する。
【0025】好ましくは、上記選択手段は、第1から第
8のトランジスタを含む。第1のトランジスタは、第1
の信号転送線と第1のノードとの間に接続される。第2
のトランジスタは、第2の信号転送線と第2のノードと
の間に接続され、第1のトランジスタと同時にオン/オ
フする。第3のトランジスタは、第2の信号転送線と第
1のノードとの間に接続され、第1および第2のトラン
ジスタと相補的にオン/オフする。第4のトランジスタ
は、第3の信号転送線と第2のノードとの間に接続さ
れ、第1および第2のトランジスタと相補的にオン/オ
フする。第5のトランジスタは、第1の信号転送線と第
3のノードとの間に接続される。第6のトランジスタ
は、第2の信号転送線と第4のノードとの間に接続さ
れ、第5のトランジスタと同時にオン/オフする、。第
7のトランジスタは、第2の信号転送線と第3のノード
との間に接続され、第5および第6のトランジスタと相
補的にオン/オフする。第8のトランジスタは、第3の
信号転送線と第4のノードとの間に接続され、第5およ
び第6のトランジスタと相補的にオン/オフする。
【0026】好ましくは、上記プリチャージ手段は、第
9および第10のトランジスタを含む。第9のトランジ
スタは、第1の信号転送線と第2の信号転送線との間に
接続され、第1および第2のトランジスタと相補的にオ
ン/オフする。第10のトランジスタは、第2の信号転
送線と第3の信号転送線との間に接続され、第3および
第4のトランジスタと相補的にオン/オフする。
【0027】この発明のさらにもう1つの局面にしたが
ったデータ転送回路は、互いに相補的なデータ信号を受
ける第1および第2のノードと、互いに相補的なデータ
信号を送出する第3および第4のノードと、第1から第
4の信号転送線と、第1の選択手段と、第2の選択手段
と、第1から第8の接続手段と、第1から第4のプリチ
ャージ手段とを備える。
【0028】第1の選択手段は、クロック信号に応答し
て第1および第2の信号転送線と第3および第4の信号
転送線とを交互に選択しその選択した2本の信号転送線
の一端をそれぞれ第1および第2のノードに接続する。
第2の選択手段は、第1の選択手段により選択された2
本の信号転送線の他端をそれぞれ第3および第4のノー
ドに接続する。
【0029】第1の接続手段は、第3の信号転送線が前
回論理ローレベルでありかつ第1の信号転送線が今回論
理ローレベルの信号を転送するとき第1の信号転送線と
第3の信号転送線とを接続する。第2の接続手段は、第
1の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ第3の
信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送するとき
第1の信号転送線と第3の信号転送線とを接続する。第
3の接続手段は、第4の信号転送線が前回論理ローレベ
ルでありかつ第1の信号転送線が今回論理ローレベルの
信号を転送するとき第1の信号転送線と第4の信号転送
線とを接続する。第4の接続手段は、第1の信号転送線
が前回論理ローレベルでありかつ第4の信号転送線が今
回論理ローレベルの信号を転送するとき第1の信号転送
線と第4の信号転送線とを接続する。第5の接続手段
は、第3の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
るとき第2の信号転送線と第3の信号転送線とを接続す
る。第6の接続手段は、第2の信号転送線が前回論理ロ
ーレベルでありかつ第3の信号転送線が今回論理ローレ
ベルの信号を転送するとき第2の信号転送線と第3の信
号転送線とを接続する。第7の接続手段は、第4の信号
転送線が前回論理ローレベルでありかつ第2の信号転送
線が今回論理ローレベルの信号を転送するとき第2の信
号転送線と第4の信号転送線とを接続する。第8の接続
手段は、第2の信号転送線が前回論理ローレベルであり
かつ第4の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
送するとき第2の信号転送線と第4の信号転送線とを接
続する。
【0030】第1のプリチャージ手段は、第2または第
4の接続手段による接続が行われてから所定時間後に第
1の信号転送線を論理ハイレベルにプリチャージする。
第2のプリチャージ手段は、第6または第8の接続手段
による接続が行われてから所定時間後に第2の信号転送
線を論理ハイレベルにプリチャージする。第3のプリチ
ャージ手段は、第1または第5の接続手段による接続が
行われてから所定時間後に第3の信号転送線を論理ハイ
レベルにプリチャージする。第4のプリチャージ手段
は、第3または第7の接続手段による接続が行われてか
ら所定時間後に第4の信号転送線を論理ハイレベルにプ
リチャージする。
【0031】上記データ転送回路においては、前回選択
された2本の信号転送線のうち論理ローレベルのデータ
信号を転送した信号転送線と、今回選択された2本の信
号転送線のうち論理ローレベルのデータ信号を転送する
信号転送線とが対応する接続手段によって接続される。
これにより、今回選択された2本の信号転送線のうち論
理ローレベルのデータ信号を転送する信号転送線の電荷
が、前回選択された2本の信号転送線のうち論理ローレ
ベルのデータ信号を転送した信号転送線へ供給される。
この結果、今回選択された2本の信号転送線のうち論理
ローレベルのデータ信号を転送する信号転送線の電圧は
論理ハイレベルよりも低くなり、前回選択された2本の
信号転送線のうち論理ローレベルのデータ信号を転送し
た信号転送線の電圧は論理ローレベルよりも高くなる。
これにより、前回選択された2本の信号転送線のうち論
理ローレベルのデータ信号を転送した信号転送線をプリ
チャージするための消費電力を低減することができる。
【0032】好ましくは、第1の接続手段は、第1およ
び第2のトランジスタを含む。第1のトランジスタは、
第1の信号転送線と第3の信号転送線との間に接続さ
れ、その第1の信号転送線における接続点と第1の選択
手段との間の第1の信号転送線に接続されたゲートを有
する。第2のトランジスタは、第1のトランジスタと第
3の信号転送線との間に接続され、第3の信号転送線に
接続されたゲートを有する。第2の接続手段は、第3お
よび第4のトランジスタを含む。第3のトランジスタ
は、第1の信号転送線と第3の信号転送線との間に接続
され、その第3の信号転送線における接続点と第1の選
択手段との間の第3の信号転送線に接続されたゲートを
有する。第4のトランジスタは、第3のトランジスタと
第1の信号転送線との間に接続され、第1の信号転送線
に接続されたゲートを有する。第3の接続手段は、第5
および第6のトランジスタを含む。第5のトランジスタ
は、第1の信号転送線と第4の信号転送線との間に接続
され、その第1の信号転送線における接続点と第1の選
択手段との間の第1の信号転送線に接続されたゲートを
有する。第6のトランジスタは、第5のトランジスタと
第4の信号転送線との間に接続され、第4の信号転送線
に接続されたゲートを有する。第4の接続手段は、第7
および第8のトランジスタを含む。第7のトランジスタ
は、第1の信号転送線と第4の信号転送線との間に接続
され、その第4の信号転送線における接続点と第1の選
択手段との間の第4の信号転送線に接続されたゲートを
有する。第8のトランジスタは、第7のトランジスタと
第1の信号転送線との間に接続され、第1の信号転送線
に接続されたゲートを有する。第5の接続手段は、第9
および第10のトランジスタを含む。第9のトランジス
タは、第2の信号転送線と第3の信号転送線との間に接
続され、その第2の信号転送線における接続点と第1の
選択手段との間の第2の信号転送線に接続されたゲート
を有する。第10のトランジスタは、第9のトランジス
タと第3の信号転送線との間に接続され、第3の信号転
送線に接続される。第6の接続手段は、第11および1
2のトランジスタを含む。第11のトランジスタは、第
2の信号転送線と第3の信号転送線との間に接続され、
その第3の信号転送線における接続点と第1の選択手段
との間の第3の信号転送線に接続されたゲートを有す
る。第12のトランジスタは、第11のトランジスタと
第2の信号転送線との間に接続され、第2の信号転送線
に接続されたゲートを有する。第7の接続手段は、第1
3および14のトランジスタを含む。第13のトランジ
スタは、第2の信号転送線と第4の信号転送線との間に
接続され、その第2の信号転送線における接続点と第1
の選択手段との間の第2の信号転送線に接続されたゲー
トを有する。第14のトランジスタは、第13のトラン
ジスタと第4の信号転送線との間に接続され、第4の信
号転送線に接続されたゲートを有する。第8の接続手段
は、第15および16のトランジスタを含む。第15の
トランジスタは、第2の信号転送線と第4の信号転送線
との間に接続され、その第4の信号転送線における接続
点と第1の選択手段との間の第4の信号転送線に接続さ
れたゲートを有する。第16のトランジスタは、第15
のトランジスタと第2の信号転送線との間に接続され、
第2の信号転送線に接続されたゲートを有する。
【0033】好ましくは、第1の接続手段は、第1のト
ランジスタと、第1の論理和回路とを含む。第1のトラ
ンジスタは、第1の信号転送線と第3の信号転送線との
間に接続される。第1の論理和回路は、第1の入力ノー
ドと、第2の入力ノードとを有する。第1の入力ノード
は、第1のトランジスタと第1の信号転送線との接続点
と第1の選択手段との間の第1の信号転送線に接続され
る。第2の入力ノードは、第3の信号転送線に接続され
る。第2の接続手段は、第2のトランジスタと、第2の
論理輪回路とを含む。第2のトランジスタは、第1の信
号転送線と第3の信号転送線との間に接続される。第2
の論理輪回路は、第1の入力ノードと、第2の入力ノー
ドとを有する。第1の入力ノードは、第2のトランジス
タと第3の信号転送線との接続点と第1の選択手段との
間の第3の信号転送線に接続される。第2の入力ノード
は、第1の信号転送線に接続される。第3の接続手段
は、第3のトランジスタと、第3の論理和回路とを含
む。第3のトランジスタは、第1の信号転送線と第4の
信号転送線との間に接続される。第3の論理和回路は、
第1の入力ノードと、第2の入力ノードとを有する。第
1の入力ノードは、第3のトランジスタと第1の信号転
送線との接続点と第1の選択手段との間の第1の信号転
送線に接続される。第2の入力ノードは、第4の信号転
送線に接続される。第4の接続手段は、第4のトランジ
スタと、第4の論理和回路とを含む。第4のトランジス
タは、第1の信号転送線と第4の信号転送線との間に接
続される。第3の論理和回路は、第1の入力ノードと、
第2の入力ノードとを有する。第1の入力ノードは、第
4のトランジスタと第4の信号転送線との接続点と第1
の選択手段との間の第4の信号転送線に接続される。第
2の入力ノードは、第1の信号転送線に接続される。第
5の接続手段は、第5のトランジスタと、第5の論理和
回路とを含む。第5のトランジスタは、第2の信号転送
線と第3の信号転送線との間に接続される。第5の論理
和回路は、第1の入力ノードと、第2の入力ノードとを
有する。第1の入力ノードは、第5のトランジスタと第
2の信号転送線との接続点と第1の選択手段との間の第
2の信号転送線に接続される。第2の入力ノードは、第
3の信号転送線に接続される。第6の接続手段は、第6
のトランジスタと、第6の論理和回路とを含む。第6の
トランジスタは、第2の信号転送線と第3の信号転送線
との間に接続される。第6の論理和回路は、第1の入力
ノードと、第2の入力ノードとを有する。第1の入力ノ
ードは、第6のトランジスタと第3の信号転送線との接
続点と第1の選択手段との間の第3の信号転送線に接続
される。第2の入力ノードは、第2の信号転送線に接続
される。第7の接続手段は、第7のトランジスタと、第
7の論理和回路とを含む。第7のトランジスタは、第2
の信号転送線と第4の信号転送線との間に接続される。
第7の論理和回路は、第1の入力ノードと、第2の入力
ノードとを有する。第1の入力ノードは、第7のトラン
ジスタと第2の信号転送線との接続点と第1の選択手段
との間の第2の信号転送線に接続される。第2の入力ノ
ードは、第4の信号転送線に接続される。第8の接続手
段は、第8のトランジスタと、第8の論理和回路とを含
む。第8のトランジスタは、第2の信号転送線と第4の
信号転送線との間に接続される。第8の論理和回路は、
第1の入力ノードと、第2の入力ノードとを有する。第
1の入力ノードは、第8のトランジスタと第4の信号転
送線との接続点と第1の選択手段との間の第4の信号転
送線に接続さる。第2の入力ノードは、第2の信号転送
線に接続される。上記第1から第8のトランジスタは、
それぞれ第1から第8の論理和回路からの出力に応答し
てオン/オフする。
【0034】好ましくは、上記第1の接続手段は、第1
および第2のトランジスタと、第1の否定論理積回路
と、第2の否定論理積回路とを含む。第1および第2の
トランジスタは、第1の信号転送線と第3の信号転送線
との間に直列に接続される。第1の否定論理積回路は、
第1および第2の入力ノードを含む。第1の入力ノード
は、第1のトランジスタと第1の信号転送線との接続点
と第1の選択手段との間の第1の信号転送線に接続され
る。第2の入力ノードは、電源ノードに接続される。第
2の否定論理積回路は、第1および第2の入力ノードを
含む。第1の入力ノードは、第3の信号転送線に接続さ
れる。第2の入力ノードは、電源ノードに接続される。
第2の接続手段は、第3および第4のトランジスタと、
第3の否定論理積回路と、第4の否定論理積回路とを含
む。第3および第4のトランジスタは、第3の信号転送
線と第1の信号転送線との間に直列に接続される。第3
の否定論理積回路は、第1および第2の入力ノードを含
む。第1の入力ノードは、第3のトランジスタと第3の
信号転送線との接続点と第1の選択手段との間の第3の
信号転送線に接続される。第2の入力ノードは、電源ノ
ードに接続される。第4の否定論理積回路は、第1およ
び第2の入力ノードを含む。第1の入力ノードは、第1
の信号転送線に接続される。第2の入力ノードは、電源
ノードに接続される。第3の接続手段は、第5および第
6のトランジスタと、第5の否定論理積回路と、第6の
否定論理積回路とを含む。第5および第6のトランジス
タは、第1の信号転送線と第4の信号転送線との間に直
列に接続される。第5の否定論理積回路は、第1および
第2の入力ノードを含む。第1の入力ノードは、第5の
トランジスタと第1の信号転送線との接続点と第1の選
択手段との間の第1の信号転送線に接続される。第2の
入力ノードは、電源ノードに接続される。第6の否定論
理積回路は、第1および第2の入力ノードを含む。第1
の入力ノードは、第4の信号転送線に接続される。第2
の入力ノードは、電源ノードに接続される。第4の接続
手段は、第7および第8のトランジスタと、第7の否定
論理積回路と、第8の否定論理積回路とを含む。第7お
よび第8のトランジスタは、第4の信号転送線と第1の
信号転送線との間に直列に接続される。第7の否定論理
積回路は、第1および第2の入力ノードを含む。第1の
入力ノードは、第7のトランジスタと第4の信号転送線
との接続点と第1の選択手段との間の第4の信号転送線
に接続される。第2の入力ノードは、電源ノードに接続
される。第8の否定論理積回路は、第1および第2の入
力ノードを含む。第1の入力ノードは、第1の信号転送
線に接続される。第2の入力ノードは、電源ノードに接
続される。第5の接続手段は、第9および第10のトラ
ンジスタと、第9の否定論理積回路と、第10の否定論
理積回路とを含む。第9および第10のトランジスタ
は、第2の信号転送線と第3の信号転送線との間に直列
に接続される。第9の否定論理積回路は、第1および第
2の入力ノードを含む。第1の入力ノードは、第9のト
ランジスタと第2の信号転送線との接続点と第1の選択
手段との間の第2の信号転送線に接続される。第2の入
力ノードは、電源ノードに接続される。第10の否定論
理積回路は、第1および第2の入力ノードを含む。第1
の入力ノードは、第3の信号転送線に接続される。第2
の入力ノードは、電源ノードに接続される。第6の接続
手段は、第11および第12のトランジスタと、第11
の否定論理積回路と、第12の否定論理積回路とを含
む。第11および第12のトランジスタは、第3の信号
転送線と第2の信号転送線との間に直列に接続される。
第11の否定論理積回路は、第1および第2の入力ノー
ドを含む。第1の入力ノードは、第11のトランジスタ
と第3の信号転送線との接続点と第1の選択手段との間
の第3の信号転送線に接続される。第2の入力ノード
は、電源ノードに接続される。第12の否定論理積回路
は、第1および第2の入力ノードを含む。第1の入力ノ
ードは、第2の信号転送線に接続される。第2の入力ノ
ードは、電源ノードに接続される。第7の接続手段は、
第13および第14のトランジスタと、第13の否定論
理積回路と、第14の否定論理積回路とを含む。第13
および第14のトランジスタは、第2の信号転送線と第
4の信号転送線との間に直列に接続される。第13の否
定論理積回路は、第1および第2の入力ノードを含む。
第1の入力ノードは、第13のトランジスタと第2の信
号転送線との接続点と第1の選択手段との間の第2の信
号転送線に接続される。第2の入力ノードは、電源ノー
ドに接続される。第14の否定論理積回路は、第1およ
び第2の入力ノードを含む。第1の入力ノードは、第4
の信号転送線に接続される。第2の入力ノードは、電源
ノードに接続される。第8の接続手段は、第15および
第16のトランジスタと、第15の否定論理積回路と、
第16の否定論理積回路とを含む。第15および第16
のトランジスタは、第4の信号転送線と第2の信号転送
線との間に直列に接続される。第15の否定論理積回路
は、第1および第2の入力ノードを含む。第1の入力ノ
ードは、第15のトランジスタと第4の信号転送線との
接続点と第1の選択手段との間の第4の信号転送線に接
続される。第2の入力ノードは、電源ノードに接続され
る。第16の否定論理積回路は、第1および第2の入力
ノードを含む。第1の入力ノードは、第2の信号転送線
に接続される。第2の入力ノードは、電源ノードに接続
される。上記第1から第16のトランジスタは、対応す
る第1から第16の否定論理和回路からの出力をゲート
に受ける。
【0035】好ましくは、上記データ転送回路はさら
に、第1から第6の接続手段を備える。第1の接続手段
は、第2の信号転送線が前回選択されておらずかつ第1
の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送すると
き第1の信号転送線と第2の信号転送線とを接続する。
第2の接続手段は、第1の信号転送線が前回選択されて
おらずかつ第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信
号を転送するとき第1の信号転送線と第2の信号転送線
とを接続する。第3の接続手段は、第3の信号転送線が
前回選択されておらずかつ第1の信号転送線が今回論理
ローレベルの信号を転送するとき第1の信号転送線と第
3の信号転送線とを接続する。第4の接続手段は、第1
の信号転送線が前回選択されておらずかつ第3の信号転
送線が今回論理ローレベルの信号を転送するとき第1の
信号転送線と第3の信号転送線とを接続する。第5の接
続手段は、第3の信号転送線が前回選択されておらずか
つ第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送
するとき第2の信号転送線と第3の信号転送線とを接続
する。第6の接続手段は、第2の信号転送線が前回選択
されておらずかつ第3の信号転送線が今回論理ローレベ
ルの信号を転送するとき第2の信号転送線と第3の信号
転送線とを接続する。さらに上記プリチャージ手段は、
第1から第6の接続手段による接続から所定時間後に選
択されない信号転送線を論理ハイレベルにプリチャージ
する。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付してその説明を繰返さない。
【0037】[実施の形態1]図1は、この発明の実施
の形態1によるデータ転送回路を適用したDRAMの全
体構成を示すブロック図である。図1を参照して、この
DRAMは、メモリセルアレイMCAと、行デコーダR
Dと、列デコーダCDと、センスアンプSAと、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2と、選択回路S
LA,SLBと、信号転送線DL1−DL3と、データ
入力バッファIBと、データ出力バッファOBと、デー
タ入出力ピンDQとを備える。なお、入出力線IO1,
/IO1,IO2,/IO2と、選択回路SLA,SL
Bと、信号転送線DL1−DL3とでデータ転送回路が
構成される。
【0038】メモリセルアレイMCAは、行および列に
配置された複数のメモリセル(図示せず)と、行に配置
された複数のワード線(図示せず)と、列に配置された
複数のビット線対(図示せず)とを含む。行デコーダR
Dは、行アドレス信号に応答してワード線を選択的に活
性化する。列デコーダCDは、列アドレス信号に応答し
てビット線対を選択する。センスアンプSAは、メモリ
セルアレイMCA中のメモリセル(図示せず)からビッ
ト線対上に読出されたデータ信号を増幅する。入出力線
IO1および入出力線/IO1は、互いに相補的なデー
タ信号を伝送する。同様に、入出力線IO2,/IO2
は、互いに相補的なデータ信号を伝送する。選択回路S
LAは、信号転送線DL1−DL3の中から、前回のデ
ータ転送のときに選択された2つの信号転送線のうち前
回選択されていない信号転送線の電位と同じ電位の信号
転送線と、前回選択されていない信号転送線とを選択
し、それらの一端をそれぞれ入出力線IO1,/IO1
に接続する。選択回路SLBは、信号転送線DL1−D
L3の中から、前回のデータ転送のときに選択された2
つの信号転送線のうち前回選択されていない信号転送線
の電位と同じ電位の信号転送線と、前回選択されていな
い信号転送線とを選択し、それらの他端をそれぞれ入出
力線IO2,/IO2に接続する。データ入力バッファ
IBは、活性化信号IEに応答してデータ入出力ピンD
Qからの外部データ信号を入出力線IO2,/IO2へ
出力する。データ出力バッファOBは、活性化信号OE
に応答して入出力線IO2,/IO2からのデータ信号
をデータ入出力ピンDQへ出力する。
【0039】図2は、図1に示された選択回路SLAの
全体構成を示すブロック図である。図2を参照して、選
択回路SLAは、制御回路CTLと、NチャネルMOS
トランジスタQN1−QN4とを含む。
【0040】制御回路CTLは、クロック信号CLK、
リセット信号RST、信号転送線DL1−DL3の電圧
に応答して制御信号C1−C4を生成する。Nチャネル
MOSトランジスタQN1は、入出力線IO1と信号転
送線DL1との間に接続され、制御信号C1に応答して
オン/オフする。NチャネルMOSトランジスタQN2
は、入出力線IO1と信号転送線DL2との間に接続さ
れ、制御信号C2に応答してオン/オフする。Nチャネ
ルMOSトランジスタQN3は、入出力線/IO1と信
号転送線DL2との間に接続され、制御信号C3に応答
してオン/オフする。NチャネルMOSトランジスタQ
N4は、入出力線/IO1と信号転送線DL3との間に
接続され、制御信号C4に応答してオン/オフする。
【0041】選択回路SLBは、図2に示された入出力
線IO1,/IO1に代えて入出力線IO2,/IO2
を備え、その他の構成を選択回路SLAと同じくする。
【0042】図3は、図2に示された制御回路CTLの
構成を示すブロック図である。図3を参照して、制御回
路CTLは、インバータIV1−IV3と、NOR回路
NR1−NR3と、EX−NOR(Exclusive
−NOR)回路ENR1−ENR3と、フリップフロッ
プ回路FF1−FF3と、レベル保持回路LK1−LK
3とを含む。NOR回路NR1は、制御信号C2,C3
のNORを出力する。インバータIV1は、NOR回路
NR1からの出力を反転する。
【0043】レベル保持回路LK1は、クロック入力C
LKに制御信号C1を受け、セット入力SETにリセッ
ト信号RST1を受け、制御信号C1がL レベルのとき
信号転送線DL1の電圧Z1を保持する。レベル保持回
路LK2は、クロック入力CLKにインバータIV1の
出力を受け、セット入力SETにリセット信号RST1
を受け、インバータIV1の出力がL レベルのとき信号
転送線DL2の電圧Z2を保持する。レベル保持回路L
K3は、クロック入力CLKに制御信号C4を受け、セ
ット入力SETにリセット信号RST1を受け、制御信
号C4がL レベルのとき信号転送線DL3の電圧Z3を
保持する。
【0044】フリップフロップ回路FF1は、クロック
入力CLKに受けるクロック信号CLK1、およびセッ
ト入力SETに受けるリセット信号RST1に応答し
て、入力Dに受ける信号転送線DL1の電圧Z1を所定
時間保持した後出力する。フリップフロップ回路FF2
は、クロック入力CLKに受けるクロック信号CLK
1、およびリセット入力RSTにより受けるリセット信
号RST1に応答して、入力Dにより受ける信号転送線
DL2の電圧Z2を所定時間保持した後出力する。フリ
ップフロップ回路FF3は、クロック入力CLKにより
受けるクロック信号CLK1、およびセット入力SET
により受けるリセット信号RST1に応答して、入力D
により受ける信号転送線DL3の電圧Z3を所定時間保
持した後出力する。
【0045】EX−NOR回路ENR1は、フリップフ
ロップ回路FF1からの出力とフリップフロップ回路F
F2からの出力とのEX−NORを出力する。EX−N
OR回路ENR1からの出力が制御信号C3となる。E
X−NOR回路ENR2は、フリップフロップ回路FF
1からの出力とフリップフロップ回路FF3からの出力
とのEX−NORを出力する。EX−NOR回路ENR
3は、フリップフロップ回路FF2からの出力とフリッ
プフロップ回路FF3とのEX−NORを出力する。E
X−NOR回路ENR3からの出力が制御信号C2とな
る。NOR回路NR2は、EX−NOR回路ENR1と
EX−NOR回路ENR2とのNORを出力する。NO
R回路NR3は、EX−NOR回路ENR2とEX−N
OR回路ENR3とのNORを出力する。インバータI
V2は、NOR回路NR2からの出力を反転する。イン
バータIV2からの出力が制御信号C1となる。インバ
ータIV3は、NOR回路NR3からの出力を反転す
る。インバータIV3からの出力が制御信号C4とな
る。
【0046】図4は、図3に示されたフリップフロップ
回路FF1およびFF3の構成を示すブロック図であ
る。図4を参照して、フリップフロップ回路FF1,F
F3は、インバータIV11−IV15と、トランスフ
ァゲートTG11−TG14と、NAND回路ND1
1,ND12とを含む。
【0047】セット入力SETに供給されるリセット信
号RST1は、セット信号SETとしてNAND回路N
D11,ND12へ入力される。インバータIV11
は、クロック入力CLKに供給されるクロック信号CL
K1を反転する。インバータIV11からの出力が制御
信号TCとなる。インバータIV12は、インバータI
V11からの出力を反転する。インバータIV12から
の出力が制御信号T1となる。
【0048】トランスファゲートTG11は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT11と、NチャネルMOSト
ランジスタNT11とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT11は、入力DとノードN11との間に接続
され、制御信号TCに応答してオン/オフする。Nチャ
ネルMOSトランジスタNT11は、入力DとノードN
11との間にPチャネルMOSトランジスタPT11と
並列に接続され、制御信号T1に応答してオン/オフす
る。
【0049】トランスファゲートTG12は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT12と、NチャネルMOSト
ランジスタNT12とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT12は、ノードN11とNAND回路ND1
1の出力との間に接続され、制御信号T1に応答してオ
ン/オフする。NチャネルMOSトランジスタNT12
は、ノードN11とNAND回路ND11の出力との間
にPチャネルMOSトランジスタPT12と並列に接続
され、制御信号TCに応答してオン/オフする。
【0050】トランスファゲートTG13は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT13と、NチャネルMOSト
ランジスタNT13とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT13は、ノードN12とノードN13との間
に接続され、制御信号T1に応答してオン/オフする。
NチャネルMOSトランジスタNT13は、ノードN1
2とノードN13との間にPチャネルMOSトランジス
タPT13と並列に接続され、制御信号TCに応答して
オン/オフする。
【0051】トランスファゲートTG14は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT14と、NチャネルMOSト
ランジスタNT14とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT14は、ノードN13とインバータIV14
の出力との間に接続され、制御信号TCに応答してオン
/オフする。NチャネルMOSトランジスタNT14
は、ノードN13とインバータIV14の出力との間に
PチャネルMOSトランジスタPT14と並列に接続さ
れ、制御信号T1に応答してオン/オフする。
【0052】インバータIV13は、ノードN11の電
圧を反転する。NAND回路ND11は、ノードN12
の電圧とセット信号SETとのNANDを出力する。N
AND回路ND12は、ノードN13の電圧とセット信
号SETとのNANDを出力する。インバータIV14
は、NAND回路ND12の出力を反転する。インバー
タIV15は、ノードN13の電圧を反転する。インバ
ータIV15の出力が、フリップフロップ回路FF1,
FF3の出力Qとなる。
【0053】次に、以上のように構成されたフリップフ
ロップ回路FF1,FF3の動作について、セット入力
SETに供給されるリセット信号RST1がLレベルの
ときとHレベルのときとに分けて説明する。
【0054】(1)リセット信号RST1がLレベルの
とき このときセット信号SETはLレベルとなり、これを受
けるNAND回路ND11,ND12の出力はHレベル
となる。
【0055】クロック入力CLKに供給されるクロック
信号CLK1がLレベルのとき、制御信号T1,TCが
それぞれLレベル、Hレベルとなる。これにより、トラ
ンスファゲートTG11,TG14がオフになり、トラ
ンスファゲートTG12,TG13がオンになる。この
結果、HレベルのNAND回路ND11の出力がインバ
ータIV13,IV15で反転されて、フリップフロッ
プ回路FF1,FF3の出力QはHレベルとなる。
【0056】クロック入力CLKに供給されるクロック
信号CLK1がHレベルのとき、制御信号T1,TCが
それぞれHレベル、Lレベルとなる。これにより、トラ
ンスファゲートTG11,TG14がオンになり、トラ
ンスファゲートTG12,TG13がオフになる。この
結果、HレベルのNAND回路ND12の出力がインバ
ータIV14,IV15で反転されて、フリップフロッ
プ回路FF1,FF3の出力QはHレベルとなる。ま
た、入力Dの電圧がインバータIV13により反転され
てノードN12に供給される。
【0057】以上のように、リセット信号RST1がL
レベルのときは、クロック信号CLK1にかかわらず、
フリップフロップ回路FF1,FF3の出力QはHレベ
ルとなる。
【0058】(2)リセット信号RST1がHレベルの
とき このときセット信号SETはHレベルとなり、これを受
けるNAND回路ND11は、ノードN12の電圧を反
転して出力するインバータと等価となり、NAND回路
ND12は、ノードN13の電圧を反転して出力するイ
ンバータと等価となる。
【0059】クロック入力CLKに供給されるクロック
信号CLK1がHレベルのとき、制御信号T1,TCが
それぞれHレベル、Lレベルとなる。これにより、トラ
ンスファゲートTG11,TG14がオンになり、トラ
ンスファゲートTG12,TG13がオフになる。この
結果、ノードN13の電圧がインバータIV15で反転
されて出力Qから出力される。また、ノードN13の電
圧は、NAND回路ND12およびインバータIV14
により構成されるラッチ回路によって保持される。一
方、入力Dの電圧がインバータIV13により反転され
てノードN12に供給される。
【0060】ここで、クロック信号CLK1がHレベル
からLレベルになると、制御信号T1,TCがそれぞれ
Lレベル、Hレベルとなり、トランスファゲートTG1
1,TG14がオフになり、トランスファゲートTG1
2,TG13がオンになる。この結果、ノードN12の
電圧がインバータIV15で反転されて出力Qから出力
される。また、ノードN12の電圧は、NAND回路N
D11およびインバータIV13により構成されるラッ
チ回路によって保持される。
【0061】さらにクロック信号CLK1がLレベルか
らHレベルになると、制御信号T1,TCがそれぞれH
レベル、Lレベルとなり、トランスファゲートTG1
1,TG14がオンになり、トランスファゲートTG1
2,TG13がオフになる。この結果、入力Dの電圧が
インバータIV13により反転されてノードN12に供
給される。一方、ノードN13の電圧は、NAND回路
ND12およびインバータIV14により構成されるラ
ッチ回路によって保持され、インバータIV15で反転
されて出力Qから出力される。
【0062】図5は、図3に示されたフリップフロップ
回路FF2の構成を示すブロック図である。図5を参照
して、フリップフロップ回路FF2は、インバータIV
21−IV25と、トランスファゲートTG21−TG
24と、NAND回路ND21,ND22とを含む。
【0063】リセット入力RSTに供給されるリセット
信号RST1は、リセット信号RSTとしてNAND回
路ND21,ND22へ入力される。インバータIV2
1は、クロック入力CLKに供給されるクロック信号C
LK1を反転する。インバータIV21からの出力が制
御信号TCとなる。インバータIV22は、インバータ
IV21からの出力を反転する。インバータIV22か
らの出力が制御信号T1となる。
【0064】トランスファゲートTG21は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT21と、NチャネルMOSト
ランジスタNT21とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT21は、入力DとノードN21との間に接続
され、制御信号TCに応答してオン/オフする。Nチャ
ネルMOSトランジスタNT21は、入力DとノードN
21との間にPチャネルMOSトランジスタPT21と
並列に接続され、制御信号T1に応答してオン/オフす
る。
【0065】トランスファゲートTG22は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT22と、NチャネルMOSト
ランジスタNT22とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT22は、ノードN21とインバータIV23
の出力との間に接続され、制御信号T1に応答してオン
/オフする。NチャネルMOSトランジスタNT22
は、ノードN21とインバータIV23の出力との間に
PチャネルMOSトランジスタPT22と並列に接続さ
れ、制御信号TCに応答してオン/オフする。
【0066】トランスファゲートTG23は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT23と、NチャネルMOSト
ランジスタNT23とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT23は、ノードN22とノードN23との間
に接続され、制御信号T1に応答してオン/オフする。
NチャネルMOSトランジスタNT23は、ノードN2
2とノードN23との間にPチャネルMOSトランジス
タPT23と並列に接続され、制御信号TCに応答して
オン/オフする。
【0067】トランスファゲートTG24は、Pチャネ
ルMOSトランジスタPT24と、NチャネルMOSト
ランジスタNT24とを含む。PチャネルMOSトラン
ジスタPT24は、ノードN23とNAND回路ND2
2の出力との間に接続され、制御信号TCに応答してオ
ン/オフする。NチャネルMOSトランジスタNT24
は、ノードN23とNAND回路ND22の出力との間
にPチャネルMOSトランジスタPT24と並列に接続
され、制御信号T1に応答してオン/オフする。
【0068】インバータIV23は、ノードN22の電
圧を反転する。NAND回路ND21は、ノードN21
の電圧とリセット信号RSTとのNANDを出力する。
NAND回路ND22は、インバータIV24の出力と
リセット信号RSTとのNANDを出力する。インバー
タIV24は、ノードN23の電圧を反転する。インバ
ータIV25は、ノードN23の電圧を反転する。イン
バータIV25の出力が、フリップフロップ回路FF2
の出力Qとなる。
【0069】次に、以上のように構成されたフリップフ
ロップ回路FF2の動作について、リセット入力RST
に供給されるリセット信号RST1がLレベルのときと
Hレベルのときとに分けて説明する。
【0070】(1)リセット信号RST1がLレベルの
とき このときリセット信号RSTはLレベルとなり、これを
受けるNAND回路ND21,ND22の出力はHレベ
ルとなる。
【0071】クロック入力CLKに供給されるクロック
信号CLK1がLレベルのとき、制御信号T1,TCが
それぞれLレベル、Hレベルとなる。これにより、トラ
ンスファゲートTG21,TG24がオフになり、トラ
ンスファゲートTG22,TG23がオンになる。この
結果、HレベルのNAND回路ND21の出力がインバ
ータIV25で反転されて、フリップフロップ回路FF
2の出力QはLレベルとなる。
【0072】クロック入力CLKに供給されるクロック
信号CLK1がHレベルのとき、制御信号T1,TCが
それぞれHレベル、Lレベルとなる。これにより、トラ
ンスファゲートTG21,TG24がオンになり、トラ
ンスファゲートTG22,TG23がオフになる。この
結果、HレベルのNAND回路ND22の出力がインバ
ータIV25で反転されて、フリップフロップ回路FF
2の出力QはLレベルとなる。
【0073】以上のように、リセット信号RST1がL
レベルのときは、クロック信号CLK1にかかわらず、
フリップフロップ回路FF2の出力QはLレベルとな
る。
【0074】(2)リセット信号RST1がHレベルの
とき このときリセット信号RSTはHレベルとなり、これを
受けるNAND回路ND21は、ノードN21の電圧を
反転して出力するインバータと等価となり、NAND回
路ND22は、インバータIV24の出力を反転して出
力するインバータと等価となる。したがって、図4に示
されたフリップフロップ回路FF1,FF3と同様の動
作をする。
【0075】図6は、図3に示されたレベル保持回路L
K1−LK3の構成を示すブロック図である。図6を参
照して、レベル保持回路LK1−LK3は、インバータ
IV31−IV33と、NOR回路NR31とを含む。
【0076】インバータIV31は、セット入力SET
に供給されるリセット信号RST1を反転する。NOR
回路NR31は、インバータIV31の出力とインバー
タIV33の出力とのNORを出力する。インバータI
V32は、クロック入力CLKに供給される信号(レベ
ル保持回路LK1では制御信号C1、レベル保持回路L
K2ではインバータIV1の出力、レベル保持回路LK
3では制御信号C4)を反転する。インバータIV33
は、クロック入力CLKに供給される信号およびインバ
ータIV32からの出力に応答して活性化され、NOR
回路NR31の出力を反転する。すなわち、インバータ
IV31からの出力がLレベルのときNOR回路NR3
1およびインバータIV33はラッチ回路を構成し、出
力Qに供給される電圧Z1,Z2,Z3の値を保持す
る。
【0077】次に、以上のように構成されたDRAMの
動作の概略について、図7に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。
【0078】まず、ステップST1において、信号転送
線DL1−DL3がHレベルにプリチャージされる。
【0079】次に、ステップST2において、信号転送
線DL1−DL3の電圧Z1−Z3がラッチされる。
【0080】次に、ステップST3において、ステップ
ST2でラッチされた信号転送線DL1−DL3の電圧
Z1−Z3を比較して、電圧の等しい2本の信号転送線
(ここでは信号転送線DL1,DL3とする)を選択し
てそれらの一端をそれぞれ入出力線IO1,/IO1へ
接続し、他端を入出力線IO2,/IO2へ接続する。
残り1本の信号転送線(信号転送線DL2)の電圧Z2
は、レベル保持回路で保持される。
【0081】次に、ステップST4において、データ転
送が行われる。メモリセルアレイMCA中のメモリセル
からデータ信号を読み出す場合について説明すると、メ
モリセルのデータ信号がセンスアンプSAにより増幅さ
れて入出力線IO1,/IO1へ転送される。さらに、
入出力線IO1,/IO1から信号転送線DL1,DL
3を通じて入出力線IO2,/IO2へ転送される。入
出力線IO2,/IO2へ送られたデータ信号は、デー
タ出力バッファOBで増幅された後データ入出力ピンD
Qに出力される。なお、データ転送が行われる間も、残
り1本の信号転送線(信号転送線DL2)の電圧Z2
は、レベル保持回路で保持されている。
【0082】次に、ステップST5において、次のデー
タ転送を行うか否かの判断を行う。次のデータ転送を行
うときはステップST2へ進む。次のデータ転送を行わ
ないときはステップST1へ進む。
【0083】次に、この実施の形態1によるDRAMの
動作について、図1に示されるメモリセルアレイMCA
中のメモリセルからデータ信号を読み出す場合を例に、
図8を参照しつつ説明する。
【0084】(0)リセット期間(時刻tc0以前) 信号転送線DL1−DL3の電圧Z1−Z3がHレベル
にプリチャージされる。また、クロック信号CLK1は
Hレベル、リセット信号RST1はLレベルである。こ
れにより、図4に示されるフリップフロップ回路FF
1,FF3において、トランスファゲートTG11,T
G14はオンになり、トランスファゲートTG12,T
G13はオフになるため、出力QはHレベルとなり、ノ
ードN12はLレベルとなる。また、図5に示されるフ
リッププロップ回路FF2において、トランスファゲー
トTG21,TG24はオン、トランスファゲートTG
22,TG23はオフになるため、出力QはLレベルと
なり、ノードN22はHレベルとなる。
【0085】(1)1回目のデータ転送期間(時刻tc
0から時刻tc1まで) 時刻tc0において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0086】これに応答して、図1に示される行デコー
ダRDおよび列デコーダCDにより選択されたメモリセ
ルからのデータ信号が、センスアンプSAを通じて入出
力線IO1,/IO1上に相補的なデータ信号として読
み出される。ここでは、入出力線IO1の電圧をX1、
入出力線/IO1の電圧をX2とする。また、電圧X1
をHレベル、電圧X2をLレベルとする。
【0087】また、クロック信号CLK1の立ち下がり
に応答して、図4に示されるフリップフロップ回路FF
1,FF3において、トランスファゲートTG11,T
G14はオフになり、トランスファゲートTG12,T
G13はオンになる。これにより、LレベルのノードN
12の電圧がインバータIV15で反転されて出力Qは
Hレベルとなる。インバータIV13およびNAND回
路ND11により構成されるラッチ回路によって、ノー
ドN12はLレベルに保持される。また、図5に示され
るフリッププロップ回路FF2において、トランスファ
ゲートTG21,TG24はオフ、トランスファゲート
TG22,TG23はオンになる。これにより、Hレベ
ルのノードN22の電圧がインバータIV25で反転さ
れて出力QはLレベルとなる。インバータIV23およ
びNAND回路ND21により構成されるラッチ回路に
よって、ノードN22はHレベルに保持される。
【0088】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、図3を参照して、制御信号
C1,C4はHレベル、制御信号C2,C3はLレベル
となる。
【0089】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN1,QN4がオン
になり、NMOSトランジスタQN2,QN3がオフに
なる。この結果、選択回路SLAにおけるNチャネルM
OSトランジスタQN1により信号転送線DL1の一端
が入出力線IO1に接続され、選択回路SLBにおける
NチャネルMOSトランジスタQN1により信号転送線
DL1の他端が入出力線IO2に接続される。また、選
択回路SLAにおけるNチャネルMOSトランジスタQ
N4により信号転送線DL3の一端が入出力線/IO1
に接続され、選択回路SLBにおけるNチャネルMOS
トランジスタQN4により信号転送線DL3の他端が入
出力線/IO2に接続される。なお、信号転送線DL2
は、入出力線IO1,/IO1,IO2,/IO2のい
ずれとも接続されない。
【0090】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。これによ
り、信号転送線DL1の電圧Z1はHレベル、信号転送
線DL3の電圧Z3はLレベルとなる。ここで、入出力
線IO2の電圧をY1、入出力線/IO2の電圧をY2
とする。転送されたデータ信号を受けて電圧Y1はHレ
ベル、電圧Y2はLレベルとなる。
【0091】さらに、クロック信号CLK1の立ち下が
りに応答して、活性(ここではHレベルとする)のイネ
ーブル信号OEがデータ出力バッファOBへ供給され、
データ出力バッファOBが活性化され、不活性(ここで
はLレベルとする)のイネーブル信号IEがデータ入力
バッファIBへ供給され、データ入力バッファIBが不
活性化される。
【0092】入出力線IO2,/IO2へ転送されたデ
ータ信号は、この活性化されたデータ出力バッファOB
により、データ入出力ピンDQへ出力される。
【0093】ふたたび図3および図6を参照して、この
データ転送期間において制御信号C2,C3はLレベル
であるため、インバータIV1からLレベルの信号がレ
ベル保持回路LK2のクロック入力CLKに供給され
る。この結果、信号転送線DL2の電圧Z2(Hレベ
ル)は、NOR回路NR31およびインバータIV33
で構成されるラッチ回路によって保持される。一方、制
御信号C1,C4はHレベルであるため、レベル保持回
路LK1,LK3は動作しない。
【0094】時刻t1において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、図4に示される
フリップフロップ回路FF1中のトランスファゲートT
G11,TG14がオフからオンになり、トランスファ
ゲートTG12,TG13がオンからオフになる。フリ
ップフロップ回路FF1の入力Dへ供給される信号転送
線DL1の電圧Z1(Hレベル)は、インバータIV1
3で反転されてノードN12へ供給される。この結果、
ノードN12はLレベルとなる。同様に、フリップフロ
ップ回路FF3の入力Dへ供給される信号転送線DL3
の電圧Z3(Lレベル)により、フリップフロップ回路
FF3中のノードN12はHレベルとなる。また、図5
に示されるフリップフロップ回路FF2中のトランスフ
ァゲートTG21,TG24がオフからオンになり、ト
ランスファゲートTG22,TG23がオンからオフに
なる。フリップフロップ回路FF2の入力Dへ供給され
る信号転送線DL2の電圧Z2(Hレベル)は、NAN
D回路ND21で反転されてノードN22へ供給され
る。これにより、ノードN22はLレベルとなる。
【0095】(2)2回目のデータ転送期間(時刻tc
1から時刻tc2まで) 時刻tc1において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0096】これに応答して、時刻tc0におけるのと
同様にして、メモリセルからのデータ信号が入出力線I
O1,/IO1上に読み出される。ここでは、電圧X1
をLレベル、電圧X2をHレベルとする。
【0097】また、図4に示されるフリップフロップ回
路FF1において、LレベルのノードN12の電圧がイ
ンバータIV15で反転されて出力QはHレベルとな
る。フリップフロップ回路FF3において、Hレベルの
ノードN12の電圧がインバータIV15で反転されて
出力QはLレベルとなる。図5に示されるフリッププロ
ップ回路FF2において、HレベルのノードN22の電
圧がインバータIV25で反転されて出力QはLレベル
となる。
【0098】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、図3を参照して、制御信号
C1,C3はHレベル、制御信号C2,C4はLレベル
となる。
【0099】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN1,QN3がオン
になり、NMOSトランジスタQN2,QN4がオフに
なる。この結果、選択回路SLAにおけるNチャネルM
OSトランジスタQN1により信号転送線DL1の一端
が入出力線IO1に接続され、選択回路SLBにおける
NチャネルMOSトランジスタQN1により信号転送線
DL1の他端が入出力線IO2に接続される。また、選
択回路SLAにおけるNチャネルMOSトランジスタQ
N3により信号転送線DL2の一端が入出力線/IO1
に接続され、選択回路SLBにおけるNチャネルMOS
トランジスタQN3により信号転送線DL2の他端が入
出力線/IO2に接続される。ここで、信号転送線DL
1,DL2の電圧Z1,Z2はともにHレベルである。
なお、信号転送線DL3は、入出力線IO1,/IO
1,IO2,/IO2のいずれとも接続されない。
【0100】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL2によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。これによ
り、信号転送線DL1の電圧Z1はLレベル、信号転送
線DL2の電圧Z2はHレベルとなる。転送されたデー
タ信号を受けて電圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベ
ルとなる。
【0101】さらに、時刻tc0におけるのと同様にし
て、入出力線IO2,/IO2へ転送されたデータ信号
は、データ入出力ピンDQへ出力される。
【0102】ふたたび図3および図6を参照して、この
データ転送期間において制御信号C4はLレベルである
ため、信号転送線DL3の電圧Z3(Lレベル)は、レ
ベル保持回路LK3中のNOR回路NR31およびイン
バータIV33で構成されるラッチ回路によって保持さ
れる。一方、制御信号C2はLレベル、制御信号C3は
Hレベルであるため、インバータIV1からHレベルの
信号がレベル保持回路LK2のクロック入力CLKに供
給され、レベル保持回路LK2は動作しない。また、制
御信号C1はHレベルであるため、レベル保持回路LK
1は動作しない。
【0103】時刻t2において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、時刻t1におけ
るのと同様にして、フリップフロップ回路FF1の入力
Dへ供給される信号転送線DL1の電圧Z1(Lレベ
ル)は、インバータIV13で反転されてノードN12
へ供給される。この結果、ノードN12はHレベルとな
る。フリップフロップ回路FF3の入力Dへ供給される
信号転送線DL3の電圧Z3(Lレベル)により、フリ
ップフロップ回路FF3中のノードN12はHレベルと
なる。フリップフロップ回路FF2の入力Dへ供給され
る信号転送線DL2の電圧Z2(Hレベル)により、フ
リップフロップ回路FF2中のノードN22はLレベル
となる。
【0104】(3)3回目のデータ転送期間(時刻tc
2から時刻tc3まで) 時刻tc2において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0105】これに応答して、時刻tc0におけるのと
同様にして、メモリセルからのデータ信号が入出力線I
O1,/IO1上に読み出される。ここでは、電圧X1
をLレベル、電圧X2をHレベルとする。
【0106】また、時刻tc1におけるのと同様にし
て、フリップフロップ回路FF1―FF3の出力Qは、
それぞれLレベル、Hレベル、Lレベルとなる。
【0107】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、図3を参照して、制御信号
C1,C4はHレベル、制御信号C2,C3はLレベル
となる。
【0108】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN1,QN4がオン
になり、NMOSトランジスタQN2,QN3がオフに
なる。この結果、信号転送線DL1の一端が入出力線I
O1に接続され、他端が入出力線IO2に接続される。
また、信号転送線DL3の一端が入出力線/IO1に接
続され、他端が入出力線/IO2に接続される。ここ
で、信号転送線DL1,DL3の電圧Z1,Z3はとも
にLレベルである。なお、信号転送線DL2は、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接
続されない。
【0109】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。これによ
り、信号転送線DL1の電圧Z1はLレベル、信号転送
線DL3の電圧Z3はHレベルとなる。転送されたデー
タ信号を受けて電圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベ
ルとなる。
【0110】さらに、時刻tc0におけるのと同様にし
て、入出力線IO2,/IO2へ転送されたデータ信号
は、データ入出力ピンDQへ出力される。
【0111】ふたたび図3および図6を参照して、この
データ転送期間において制御信号C2,C3はLレベル
であるため、インバータIV1からLレベルの信号がレ
ベル保持回路LK2のクロック入力CLKに供給され
る。この結果、信号転送線DL2の電圧Z2(Hレベ
ル)は、NOR回路NR31およびインバータIV33
で構成されるラッチ回路によって保持される。一方、制
御信号C1,C4はHレベルであるため、レベル保持回
路LK1,LK3は動作しない。
【0112】時刻t3において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、時刻t1におけ
るのと同様にして、フリップフロップ回路FF1の入力
Dへ供給される信号転送線DL1の電圧Z1(Lレベ
ル)は、インバータIV13で反転されてノードN12
へ供給される。この結果、ノードN12はHレベルとな
る。フリップフロップ回路FF3の入力Dへ供給される
信号転送線DL3の電圧Z3(Hレベル)により、フリ
ップフロップ回路FF3中のノードN12はLレベルと
なる。フリップフロップ回路FF2の入力Dへ供給され
る信号転送線DL2の電圧Z2(Hレベル)により、フ
リップフロップ回路FF2中のノードN22はLレベル
となる。
【0113】(4)4回目のデータ転送期間(時刻tc
3から時刻tc4まで) 時刻tc3において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0114】これに応答して、時刻tc0におけるのと
同様にして、メモリセルからのデータ信号が入出力線I
O1,/IO1上に読み出される。ここでは、電圧X1
をLレベル、電圧X2をHレベルとする。
【0115】また、時刻tc1におけるのと同様にし
て、フリップフロップ回路FF1―FF3の出力Qは、
それぞれLレベル、Hレベル、Hレベルとなる。
【0116】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、図3を参照して、制御信号
C2,C4はHレベル、制御信号C1,C3はLレベル
となる。
【0117】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN2,QN4がオン
になり、NMOSトランジスタQN1,QN3がオフに
なる。この結果、信号転送線DL2の一端が入出力線I
O1に接続され、他端が入出力線IO2に接続される。
また、信号転送線DL3の一端が入出力線/IO1に接
続され、他端が入出力線/IO2に接続される。ここ
で、信号転送線DL2,DL3の電圧Z2,Z3はとも
にHレベルである。なお、信号転送線DL1は、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接
続されない。
【0118】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL2,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。これによ
り、信号転送線DL2の電圧Z2はLレベル、信号転送
線DL3の電圧Z3はHレベルとなる。転送されたデー
タ信号を受けて電圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベ
ルとなる。
【0119】さらに、時刻tc0におけるのと同様にし
て、入出力線IO2,/IO2へ転送されたデータ信号
は、データ入出力ピンDQへ出力される。
【0120】ふたたび図3および図6を参照して、この
データ転送期間において制御信号C1はLレベルである
ため、信号転送線DL1の電圧Z1(Lレベル)は、レ
ベル保持回路LK1中のNOR回路NR31およびイン
バータIV33で構成されるラッチ回路によって保持さ
れる。一方、制御信号C2はHレベル、制御信号C3は
Lレベルであるため、インバータIV1からHレベルの
信号がレベル保持回路LK2のクロック入力CLKに供
給され、レベル保持回路LK2は動作しない。また、制
御信号C4はHレベルであるため、レベル保持回路LK
3は動作しない。
【0121】時刻t4において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、時刻t1におけ
るのと同様にして、フリップフロップ回路FF1の入力
Dへ供給される信号転送線DL1の電圧Z1(Lレベ
ル)は、インバータIV13で反転されてノードN12
へ供給される。この結果、ノードN12はHレベルとな
る。フリップフロップ回路FF3の入力Dへ供給される
信号転送線DL3の電圧Z3(Hレベル)により、フリ
ップフロップ回路FF3中のノードN12はLレベルと
なる。フリップフロップ回路FF2の入力Dへ供給され
る信号転送線DL2の電圧Z2(Lレベル)により、フ
リップフロップ回路FF2中のノードN22はHレベル
となる。
【0122】5回目以降のデータ転送についても、以上
と同様にして行われる。以上は、メモリセルアレイMC
Aからデータ信号を読み出す場合について説明したが、
次に、外部からのデータ信号をメモリセルアレイMCA
に書き込む場合について説明する。選択回路SLA,S
LBによってデータ転送用の2本の信号転送線が選択さ
れ、それらが入出力線に接続されてデータが転送される
という点については上記と同様であるので、以下簡単に
説明するにとどめる。
【0123】クロック信号CLK1の立ち下がりに応答
して、活性(ここではHレベルとする)のイネーブル信
号IEがデータ入力バッファIBへ供給され、データ入
力バッファIBが活性化され、不活性(ここではLレベ
ルとする)のイネーブル信号OEがデータ入力バッファ
OBへ供給され、データ出力バッファOBが不活性化さ
れる。データ入力バッファIBは、データ入出力ピンD
Qからのデータ信号を相補的な信号として入出力線IO
2,/IO2へ供給する。さらに、選択回路SLA,S
LBによって選択された2本の信号転送線によって入出
力線IO1,/IO1へ転送され、行デコーダRDおよ
び列デコーダCDにより選択されたメモリセルへデータ
信号が書込まれる。
【0124】以上のように、この実施の形態1によるデ
ータ転送回路は、双方向にデータ転送が行われる回路に
も適用することができる。
【0125】ここで、データ転送時における信号転送線
DL1−DL3の電圧について、図9を参照して説明す
る。
【0126】リセット期間では、信号転送線DL1−D
L3はHレベルにプリチャージされる。1回目のデータ
転送では、信号転送線DL1,DL3が使用され、デー
タ転送によって信号転送線DL1の電圧Z1はHレベ
ル、信号転送線DL3の電圧Z3はLレベルとなる。一
方、信号転送線DL2の電圧Z2はHレベルのまま保持
される。2回目のデータ転送には、1回目のデータ転送
に使用されなかった信号転送線DL2と、信号転送線D
L2の電圧Z2(Hレベル)と電圧の等しい信号転送線
DL1とが使用される。信号転送線DL3は、2回目の
データ転送には使用されず、その電圧Z3はLレベルの
まま保持される。2回目のデータ転送によって信号転送
線DL1の電圧Z1はHレベル、信号転送線DL2の電
圧Z2はLレベルとなる。
【0127】このように、この実施の形態1では、各回
のデータ転送の際に、前回使用されていない信号転送線
と、その使用されていない信号転送線と電圧の等しい信
号転送線との2本を選択して使用する。すなわち、各回
のデータ転送に使用される2本の信号転送線の電圧があ
らかじめ等しいため、プリチャージを行う必要がない。
この結果、プリチャージのために必要な時間分データ転
送レートを向上させることができる。また、プリチャー
ジに必要な分だけ消費電力を低減させることができる。
【0128】なお、信号転送線DL1−DL3が長くな
ると、信号転送線DL1−DL3を転送されるデータ信
号が減衰したり、波形が乱れたりする。これを防ぐた
め、図10に示すように、信号転送線DL1−DL3の
途中に、バッファBFA,BFBと、トランスファゲー
トTGA,TGBとを設けることもできる。図10に
は、信号転送線DL1についてのみ示す。バッファBF
Aは、イネーブル信号OEか活性のとき入力される信号
を増幅しかつその波形を整形する。トランスファゲート
TGAは、イネーブル信号OEが活性のときオフにな
り、不活性のときオンになる。バッファBFBは、イネ
ーブル信号IEか活性のとき入力される信号を増幅しか
つその波形を整形する。トランスファゲートTGBは、
イネーブル信号IEが活性のときオフになり、不活性の
ときオンになる。これにより、メモリセルアレイMCA
からのデータ信号を読み出すときには、データ信号はバ
ッファBFAで増幅かつ整形された後トランスファゲー
トTGBを通じて選択回路SLBへ転送される。また、
メモリセルアレイMCAにデータ信号を書込むときに
は、データ信号はバッファBFBで増幅かつ整形された
後トランスファゲートTGAと通じて選択回路SLAへ
転送される。なお、一方向にだけデータ転送を行うよう
な場合には、図11に示されるようなバッファBFを設
けることができる。
【0129】[実施の形態2]この発明の実施の形態2
によるデータ転送回路は、図3に示されたレベル保持回
路LK1−LK3、NOR回路NR1、およびインバー
タIV1に代えて、NAND回路ND51−ND53
と、インバータIV51−IV53と、PチャネルMO
SトランジスタPT51−PT53とを備える。
【0130】NAND回路ND51は、制御信号C1と
リセット信号RST1とのNANDを出力する。NAN
D回路ND52は、制御信号C2およびC3と、リセッ
ト信号RST1とのNANDを出力する。NAND回路
ND53は、制御信号C4とリセット信号RST1との
NANDを出力する。インバータIV51―IV53
は、それぞれNAND回路ND51−ND53の出力を
反転する。PチャネルMOSトランジスタPT51は、
電源ノードVCCとノードN51との間に接続され、イ
ンバータIV51の出力をゲートに受ける。ノードN5
1は、信号転送線DL1の電圧Z1を受ける。Pチャネ
ルMOSトランジスタPT52は、電源ノードVCCと
ノードN52との間に接続され、インバータIV52の
出力をゲートに受ける。ノードN52は、信号転送線D
L2の電圧Z2を受ける。PチャネルMOSトランジス
タPT53は、電源ノードVCCとノードN53との間
に接続され、インバータIV53の出力をゲートに受け
る。ノードN53は、信号転送線DL3の電圧Z3を受
ける。
【0131】次に、以上のように構成されたデータ転送
回路を適用したDRAMの動作の概略について、図13
に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0132】まず、ステップST11において、信号転
送線DL1−DL3がHレベルにプリチャージされる。
【0133】次に、ステップST12において、信号転
送線DL1−DL3の電圧Z1−Z3がラッチされる。
【0134】次に、ステップST13において、ステッ
プST12でラッチされた信号転送線DL1−DL3の
電圧Z1−Z3を比較して、電圧の等しい2本の信号転
送線(ここでは信号転送線DL1,DL3とする)を選
択してそれらの一端をそれぞれ入出力線IO1,/IO
1へ接続し、他端を入出力線IO2,/IO2へ接続す
る。残り1本の信号転送線(信号転送線DL2)の電圧
Z2は、Hレベルにプリチャージされる。
【0135】次に、ステップST14において、データ
転送が行われる。なお、データ転送が行われている間、
残り1本の信号転送線(信号転送線DL2)の電圧Z2
は、Hレベルにプリチャージされている。
【0136】次に、ステップS15において、次のデー
タ転送を行うか否かの判断を行う。次のデータ転送を行
うときはステップST12へ進む。次のデータ転送を行
わないときはステップST11へ進む。
【0137】次に、この実施の形態2によるDRAMの
動作について、図1に示されるメモリセルアレイMCA
中のメモリセルからデータ信号を読み出す場合を例に、
図14を参照しつつ説明する。
【0138】(0)リセット期間(時刻tc0以前) 実施の形態1に示されるのと同様に、信号転送線DL1
−DL3の電圧Z1−Z3がHレベルにプリチャージさ
れる。また、フリップフロップ回路FF1,FF3の出
力QはHレベルとなり、ノードN12はLレベルとな
る。また、フリッププロップ回路FF2の出力QはLレ
ベルとなり、ノードN22はHレベルとなる。
【0139】(1)1回目のデータ転送期間(時刻tc
0から時刻tc1まで) 時刻tc0において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0140】これに応答して、メモリセルからのデータ
信号が入出力線IO1,/IO1上に相補的なデータ信
号として読み出される。ここでは、電圧X1をHレベ
ル、電圧X2をLレベルとする。
【0141】また、クロック信号CLK1の立ち下がり
に応答して、実施の形態1 に示されるのと同様にして、
選択回路SLAにおけるNチャネルMOSトランジスタ
QN1により信号転送線DL1の一端が入出力線IO1
に接続され、選択回路SLBにおけるNチャネルMOS
トランジスタQN1により信号転送線DL1の他端が入
出力線IO2に接続される。また、選択回路SLAにお
けるNチャネルMOSトランジスタQN4により信号転
送線DL3の一端が入出力線/IO1に接続され、選択
回路SLBにおけるNチャネルMOSトランジスタQN
4により信号転送線DL3の他端が入出力線/IO2に
接続される。なお、信号転送線DL2は、入出力線IO
1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接続され
ない。
【0142】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。これによ
り、信号転送線DL1の電圧Z1はHレベル、信号転送
線DL3の電圧Z3はLレベルとなる。転送されたデー
タ信号を受けて電圧Y1はHレベル、電圧Y2はLレベ
ルとなる。
【0143】さらに、入出力線IO2,/IO2へ転送
されたデータ信号は、データ出力バッファOBにより、
データ入出力ピンDQへ出力される。
【0144】図12を参照して、このデータ転送期間に
おいて制御信号C1,C4はHレベルであるため、イン
バータIV51,IV53の出力はHレベルとなる。こ
れにより、PチャネルMOSトランジスタPT51,P
T53はオフになる。一方、制御信号C2,C3はLレ
ベルであるため、インバータIV52の出力はLレベル
となる。これにより、PチャネルMOSトランジスタP
T52はオンになり、ノードN52を通じて信号転送線
DL2は電源電圧VCC(Hレベル)にプリチャージさ
れる。
【0145】時刻t1において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、実施の形態1に
示されるのと同様にして、フリップフロップ回路FF1
中のノードN12はLレベルとなる。フリップフロップ
回路FF3中のノードN12はHレベルとなる。フリッ
プフロップ回路FF2中のノードN22はLレベルとな
る。
【0146】(2)2回目のデータ転送期間(時刻tc
1から時刻tc2まで) 時刻tc1において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0147】これに応答して、メモリセルからのデータ
信号が入出力線IO1,/IO1上に読み出される。こ
こでは、電圧X1をLレベル、電圧X2をHレベルとす
る。
【0148】また、フリップフロップ回路FF1の出力
QはHレベルとなる。フリップフロップ回路FF3の出
力QはLレベルとなる。フリッププロップ回路FF2の
出力QはLレベルとなる。
【0149】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、制御信号C1,C3はHレ
ベル、制御信号C2,C4はLレベルとなる。
【0150】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN1,QN3がオン
になり、NMOSトランジスタQN2,QN4がオフに
なる。この結果、信号転送線DL1の一端が入出力線I
O1に接続され、他端が入出力線IO2に接続される。
また、信号転送線DL2の一端が入出力線/IO1に接
続され、他端が入出力線/IO2に接続される。ここ
で、信号転送線DL1,DL2の電圧Z1,Z2はとも
にHレベルである。なお、信号転送線DL3は、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接
続されない。
【0151】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL2によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送され、信号転送線D
L1の電圧Z1はLレベル、信号転送線DL2の電圧Z
2はHレベルとなる。転送されたデータ信号を受けて電
圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベルとなる。
【0152】さらに、入出力線IO2,/IO2へ転送
されたデータ信号は、データ入出力ピンDQへ出力され
る。
【0153】ふたたび図12を参照して、このデータ転
送期間において制御信号C4はLレベルであるため、イ
ンバータIV53の出力はLレベルとなる。これによ
り、PチャネルMOSトランジスタPT53がオンにな
り、ノードN53を通じて信号転送線DL3はHレベル
にプリチャージされる。一方、制御信号C2はLレベ
ル、制御信号C3はHレベルであるため、PチャネルM
OSトランジスタPT52はオフになる。また、制御信
号C1はHレベルであるため、PチャネルMOSトラン
ジスタPT51はオフになる。
【0154】時刻t2において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、フリップフロッ
プ回路FF1の入力Dへ供給される信号転送線DL1の
電圧Z1(Lレベル)はインバータIV13で反転さ
れ、ノードN12はHレベルとなる。フリップフロップ
回路FF3の入力Dへ供給される信号転送線DL3の電
圧Z3(Hレベル)により、フリップフロップ回路FF
3中のノードN12はLレベルとなる。フリップフロッ
プ回路FF2の入力Dへ供給される信号転送線DL2の
電圧Z2(Hレベル)により、フリップフロップ回路F
F2中のノードN22はLレベルとなる。
【0155】(3)3回目のデータ転送期間(時刻tc
2から時刻tc3まで) 時刻tc2において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0156】これに応答して、メモリセルからのデータ
信号が入出力線IO1,/IO1上に読み出される。こ
こでは、電圧X1をLレベル、電圧X2をHレベルとす
る。
【0157】また、時刻tc1におけるのと同様にし
て、フリップフロップ回路FF1―FF3の出力Qは、
それぞれLレベル、Hレベル、Hレベルとなる。
【0158】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、制御信号C2,C4はHレ
ベル、制御信号C1,C3はLレベルとなる。
【0159】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN2,QN4がオン
になり、NMOSトランジスタQN1,QN3がオフに
なる。この結果、信号転送線DL2の一端が入出力線I
O1に接続され、他端が入出力線IO2に接続される。
また、信号転送線DL3の一端が入出力線/IO1に接
続され、他端が入出力線/IO2に接続される。ここ
で、信号転送線DL2,DL3の電圧Z2,Z3はとも
にHレベルである。なお、信号転送線DL1は、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接
続されない。
【0160】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL2,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。また、信号
転送線DL1の電圧Z2はLレベル、信号転送線DL3
の電圧Z3はHレベルとなる。転送されたデータ信号を
受けて電圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベルとな
る。さらに、時刻tc0におけるのと同様にして、入出
力線IO2,/IO2へ転送されたデータ信号は、デー
タ入出力ピンDQへ出力される。
【0161】ふたたび図12を参照して、このデータ転
送期間において制御信号C1はLレベルであるため、イ
ンバータIV51の出力はLレベルとなる。これによ
り、PチャネルMOSトランジスタPT51がオンにな
り、ノードN51を通じて信号転送線DL1はHレベル
にプリチャージされる。一方、制御信号C2はHレベ
ル、制御信号C3はLレベルであるため、PチャネルM
OSトランジスタPT52はオフになる。また、制御信
号C4はHレベルであるため、PチャネルMOSトラン
ジスタPT53はオフになる。
【0162】時刻t3において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、時刻t1におけ
るのと同様にして、フリップフロップ回路FF1の入力
Dへ供給される信号転送線DL1の電圧Z1(Hレベ
ル)は、インバータIV13で反転され、ノードN12
はLレベルとなる。フリップフロップ回路FF3の入力
Dへ供給される信号転送線DL3の電圧Z3(Hレベ
ル)により、フリップフロップ回路FF3中のノードN
12はLレベルとなる。フリップフロップ回路FF2の
入力Dへ供給される信号転送線DL2の電圧Z2(Lレ
ベル)により、フリップフロップ回路FF2中のノード
N22はHレベルとなる。
【0163】(4)4回目のデータ転送期間(時刻tc
3から時刻tc4まで) 時刻tc3において、クロック信号CLK1がLレベル
に立ち下がる。
【0164】これに応答して、メモリセルからのデータ
信号が入出力線IO1,/IO1上に読み出される。こ
こでは、電圧X1をLレベル、電圧X2をHレベルとす
る。
【0165】また、時刻tc1におけるのと同様にし
て、フリップフロップ回路FF1―FF3の出力Qは、
それぞれHレベル、Lレベル、Hレベルとなる。
【0166】これらのフリップフロップ回路FF1−F
F3からの出力Qによって、制御信号C1,C4はHレ
ベル、制御信号C2,C3はLレベルとなる。
【0167】この制御信号C1−C4に応答して、図2
に示されるNMOSトランジスタQN1,QN4がオン
になり、NMOSトランジスタQN2,QN3がオフに
なる。この結果、信号転送線DL1の一端が入出力線I
O1に接続され、他端が入出力線IO2に接続される。
また、信号転送線DL3の一端が入出力線/IO1に接
続され、他端が入出力線/IO2に接続される。ここ
で、信号転送線DL1,DL3の電圧Z1,Z3はとも
にHレベルである。なお、信号転送線DL2は、入出力
線IO1,/IO1,IO2,/IO2のいずれとも接
続されない。
【0168】これにより、入出力線IO1,/IO1上
のデータ信号はそれぞれ信号転送線DL1,DL3によ
り入出力線IO2,/IO2へ転送される。また、信号
転送線DL1の電圧Z1はLレベル、信号転送線DL3
の電圧Z3はHレベルとなる。転送されたデータ信号を
受けて電圧Y1はLレベル、電圧Y2はHレベルとな
る。さらに、入出力線IO2,/IO2へ転送されたデ
ータ信号は、データ入出力ピンDQへ出力される。
【0169】ふたたび図12を参照して、このデータ転
送期間において制御信号C2 、C3はLレベルであるた
め、インバータIV52の出力はLレベルとなる。これ
により、PチャネルMOSトランジスタPT52がオン
になり、ノードN52を通じて信号転送線DL2はHレ
ベルにプリチャージされる。一方、制御信号C1,C4
はHレベルであるため、PチャネルMOSトランジスタ
PT51,PT53はオフになる。
【0170】時刻t4において、クロック信号CLK1
がHレベルに立ち上がる。これにより、フリップフロッ
プ回路FF1の入力Dへ供給される信号転送線DL1の
電圧Z1(Lレベル)は、インバータIV13で反転さ
れ、ノードN12はHレベルとなる。フリップフロップ
回路FF3の入力Dへ供給される信号転送線DL3の電
圧Z3(Hレベル)により、フリップフロップ回路FF
3中のノードN12はLレベルとなる。フリップフロッ
プ回路FF2の入力Dへ供給される信号転送線DL2の
電圧Z2(Hレベル)により、フリップフロップ回路F
F2中のノードN22はLレベルとなる。
【0171】5回目以降のデータ転送についても、以上
と同様にして行われる。以上は、メモリセルアレイMC
Aからデータ信号を読み出す場合について説明したが、
次に、外部からのデータ信号をメモリセルアレイMCA
に書き込む場合について説明する。選択回路SLA,S
LBによってデータ転送用の2本の信号転送線が選択さ
れ、それらが入出力線に接続されてデータが転送される
という点については上記と同様であるので、以下簡単に
説明するにとどめる。
【0172】クロック信号CLK1の立ち下がりに応答
して、活性(ここではHレベルとする)のイネーブル信
号IEがデータ入力バッファIBへ供給され、データ入
力バッファIBが活性化され、不活性(ここではLレベ
ルとする)のイネーブル信号OEがデータ入力バッファ
OBへ供給され、データ出力バッファOBが不活性化さ
れる。データ入力バッファIBは、データ入出力ピンD
Qからのデータ信号を相補的な信号として入出力線IO
2,/IO2へ供給する。さらに、選択回路SLA,S
LBによって選択された2本の信号転送線によって入出
力線IO1,/IO1へ転送され、行デコーダRDおよ
び列デコーダCDにより選択されたメモリセルへデータ
信号が書込まれる。
【0173】以上のように、この実施の形態2によるデ
ータ転送回路は、双方向にデータ転送が行われる回路に
も適用することができる。
【0174】ここで、データ転送時における信号転送線
DL1−DL3の電圧について、図15を参照して説明
する。
【0175】リセット期間では、信号転送線DL1−D
L3はHレベルにプリチャージされる。1回目のデータ
転送では、信号転送線DL1,DL3が使用され、デー
タ転送によって信号転送線DL1の電圧Z1はHレベ
ル、信号転送線DL3の電圧Z3はLレベルとなる。一
方、信号転送線DL2の電圧Z2はHレベルにプリチャ
ージされる。2回目のデータ転送には、1回目のデータ
転送に使用されなかった信号転送線DL2と、信号転送
線DL2の電圧Z2(Hレベル)と電圧の等しい信号転
送線DL1とが使用される。信号転送線DL3は、2回
目のデータ転送には使用されず、その電圧Z3はLレベ
ルからHレベルにプリチャージされる。2回目のデータ
転送によって信号転送線DL1の電圧Z1はLレベル、
信号転送線DL2の電圧Z2はHレベルとなる。3回目
のデータ転送には、2回目のデータ転送に使用されなか
った信号転送線DL3と、信号転送線DL3の電圧Z3
(Hレベル)と電圧の等しい信号転送線DL2とが使用
される。信号転送線DL1は、3回目のデータ転送には
使用されず、その電圧Z1はLレベルからHレベルにプ
リチャージされる。3回目のデータ転送によって信号転
送線DL2の電圧Z2はLレベル、信号転送線DL3の
電圧Z3はHレベルとなる。
【0176】このように、この実施の形態2では、各回
のデータ転送期間中に、使用されない信号転送線の電圧
をHレベルにプリチャージするため、データ転送期間と
データ転送期間との間に別個プリチャージ期間を設ける
必要がない。この結果、データ転送レートを向上させる
ことができる。また、ハイ用の差動アンプのみでデータ
転送回路を実現できる。また、データ転送に使用する2
本の信号転送線はデータ転送前Hレベルであるため、転
送されたデータを受ける側のアンプ回路を簡略化するこ
とができる。
【0177】なお、実施の形態1に示されるのと同様
に、図10に示されるバッファBFA,BFBと、トラ
ンスファゲートTGA,TGBとを設けることもでき
る。また、一方向にだけデータ転送を行うような場合に
は、図11に示されるようなバッファBFを設けること
ができる。
【0178】[実施の形態3]データ転送レートを向上
させるための回路として、図16に示すようなインター
リーブ型回路がある。この実施の形態3によるインター
リーブ回路は、図16に示されるインターリーブ回路を
改良したものである。
【0179】図16に示されるインターリーブ回路で
は、クロック信号CLK,CLK2がHレベルになる
と、信号転送線Z11,Z12がデータ線X11,X1
2およびデータ線Y11,Y12に接続され、データ線
X11,X12からデータ線Y11,Y12へデータが
転送される。この間に、信号転送線Z13,Z14は、
プリチャージ回路PCG12によりHレベルにプリチャ
ージされる。
【0180】続いて、クロック信号CLK,CLK2が
Lレベルになると、信号転送線Z13,Z14がデータ
線X11,X12およびデータ線Y11,Y12に接続
され、データ線X11,X12からデータ線Y11,Y
12へデータが転送される。この間に、信号転送線Z1
1,Z12は、プリチャージ回路PCG11によりHレ
ベルにプリチャージされる。
【0181】このように、データ転送とプリチャージを
交互に繰返すことにより、図17に示されるように、デ
ータ線Y11,Y12へは常にデータが転送されるため
データ転送レートは向上する。しかし、信号転送線が4
本必要であり高集積化ができない。この実施の形態3に
よるインターリーブ回路は、このような問題を解決する
ためになされたものである。
【0182】図18は、この発明の実施の形態3による
インターリーブ回路の構成を示すブロック図である。図
18を参照して、このインターリーブ回路は、インバー
タIV71,IV72と、NチャネルMOSトランジス
タQ11A−Q14A,Q11B−Q14Bと、Pチャ
ネルMOSトランジスタQP1,QP2と、バッファB
F21−BF23と、信号転送線Z21−Z23と、デ
ータ線X21,X22,Y21,Y22と、差動アンプ
AMP11とを備える。
【0183】インバータIV71,IV72は、それぞ
れクロック信号CLK,CLK2を反転する。Nチャネ
ルMOSトランジスタQ11Aは、データ線X21と信
号転送線Z22との間に接続され、クロック信号CLK
に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジ
スタQ12Aは、データ線X22と信号転送線Z23と
の間に接続され、クロック信号CLKに応答してオン/
オフする。NチャネルMOSトランジスタQ13Aは、
データ線X21と信号転送線Z21との間に接続され、
クロック信号CLKの反転信号/CLKに応答してオン
/オフする。NチャネルMOSトランジスタQ14A
は、データ線X22と信号転送線Z22との間に接続さ
れ、クロック信号CLKの反転信号/CLKに応答して
オン/オフする。
【0184】NチャネルMOSトランジスタQ11B
は、データ線Y21と信号転送線Z22との間に接続さ
れ、クロック信号CLK2に応答してオン/オフする。
NチャネルMOSトランジスタQ12Bは、データ線Y
22と信号転送線Z23との間に接続され、クロック信
号CLK2に応答してオン/オフする。NチャネルMO
SトランジスタQ13Bは、データ線Y21と信号転送
線Z21との間に接続され、クロック信号CLK2の反
転信号/CLK2に応答してオン/オフする。Nチャネ
ルMOSトランジスタQ14Bは、データ線Y22と信
号転送線Z22との間に接続され、クロック信号CLK
2の反転信号/CLK2に応答してオン/オフする。
【0185】PチャネルMOSトランジスタQP1は、
信号転送線Z21とZ22との間に接続され、クロック
信号CLK1の反転信号/CLKに応答してオン/オフ
する。PチャネルMOSトランジスタQP2は、信号転
送線Z22とZ23との間に接続され、クロック信号C
LKに応答してオン/オフする。バッファBF21−B
F23は、それぞれ信号転送線Z21−Z23の途中に
設けられ、信号転送線Z21−Z23上を転送されるデ
ータ信号を増幅し整形する。データ線X21,X22お
よびY21,Y22は、それぞれ対となって相補的なデ
ータを転送する。差動アンプAMP11は、データ線Y
21、Y22間の電位差を増幅する。
【0186】次に、以上のように構成されたインターリ
ーブ回路の動作について、図19を参照しつつ説明す
る。
【0187】1回目のデータ転送を行うために、クロッ
ク信号CLK,CLK2をLレベルとする。これによ
り、NチャネルMOSトランジスタQ13A,Q14
A,Q13B,Q14Bがオンになり、NチャネルMO
SトランジスタQ11A,Q12A,Q11B,Q12
Bがオフになり、信号転送線Z21がデータ線X21,
Y21に接続され、信号転送線Z22がデータ線X2
2,Y22に接続される。この結果、データ線X21,
X22上の相補データ信号が信号転送線Z21,Z22
を通じてデータ線Y21,Y22へ転送される。このと
き、PチャネルMOSトランジスタQP2はオンにな
る。これにより、信号転送線Z23の電位が信号転送線
Z22の電位と等しくなる。
【0188】続いて、2回目のデータ転送を行うため
に、クロック信号CLK,CLK2をHレベルとする。
これにより、NチャネルMOSトランジスタQ11A,
Q12A,Q11B,Q12Bがオンになり、Nチャネ
ルMOSトランジスタQ13A,Q14A,Q13B,
Q14Bがオフになり、信号転送線Z22がデータ線X
21,Y21に接続され、信号転送線Z23がデータ線
X22,Y22に接続される。この結果、データ線X2
1,X22上の相補データ信号が信号転送線Z22,Z
23を通じてデータ線Y21,Y22へ転送される。な
お、1回目のデータ転送のときに信号転送線Z22の電
位を信号転送線Z23の電位に等しくしているため、プ
リチャージをする必要はない。このとき、PチャネルM
OSトランジスタQP1はオンになる。これにより、信
号転送線Z21の電位が信号転送線Z22の電位と等し
くなる。
【0189】以下同様にしてデータ転送が行われる。以
上のように、この実施の形態3によるインターリーブ回
路では、信号転送線Z21,Z23の一方が交互に選択
されて信号転送線Z22とともにデータ転送線として使
用され、その他方は、信号転送線Z22と同じ電位にプ
リチャージされる。信号転送線Z22は常にデータ転送
に使用される。これにより、データ線Y21,Y22へ
の転送の際にプリチャージサイクルが不要になる。この
結果、図16に示されるインターリーブ回路と同じデー
タ転送速度が得られ、信号転送線およびトランジスタの
数が少なくなり集積化が図られる。
【0190】なお、ここでは、データ信号を一方向に転
送する場合を示したが、図1に示されるDRAMにおけ
る入出力線のような双方向にデータ信号の転送が行われ
るような回路にも適用することができる。その際、バッ
ファBF21−BF23に代えて図10に示されるバッ
ファを用いることができる。
【0191】[実施の形態4]図16に示されたインタ
ーリーブ回路では、データ転送が行われる2本の信号転
送線は予めHレベルにプリチャージされているため、い
ずれか1本はデータ転送の際にHレベルからLレベルに
変化している。一方、接続されていない信号転送線はH
レベルにプリチャージされる。このプリチャージされる
信号転送線のうちのいずれか1本はLレベルからHレベ
ルへプリチャージされる。このように、データ転送を行
う信号転送線とプリチャージを行う信号転送線とで動作
が行われるため、図25に示されるような2本の信号転
送線によるデータ転送回路と比べると、消費される電力
は倍になる。この実施の形態4は、このような問題を解
決するためになされたものである。
【0192】図20は、この発明の実施の形態4による
インターリーブ回路の構成を示すブロック図である。図
20を参照して、このインターリーブ回路は、インバー
タIV81,IV82と、NチャネルMOSトランジス
タQ1A−Q4A,Q1B−Q4Bと、PチャネルMO
SトランジスタQP11−QP14と、バッファDR1
−DR4と、信号転送線Z11−Z14と、データ線X
11,X12,Y11,Y12と、差動アンプAMP2
1と、接続回路CN1−CN8とを備える。
【0193】インバータIV81,IV82は、それぞ
れクロック信号CLK,CLK2を反転する。Nチャネ
ルMOSトランジスタQ1Aは、データ線X11と信号
転送線Z11との間に接続され、クロック信号CLKに
応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジス
タQ2Aは、データ線X12と信号転送線Z12との間
に接続され、クロック信号CLKに応答してオン/オフ
する。NチャネルMOSトランジスタQ3Aは、データ
線X11と信号転送線Z13との間に接続され、クロッ
ク信号CLKの反転信号/CLKに応答してオン/オフ
する。NチャネルMOSトランジスタQ4Aは、データ
線X12と信号転送線Z14との間に接続され、クロッ
ク信号CLKの反転信号/CLKに応答してオン/オフ
する。NチャネルMOSトランジスタQ1Bは、データ
線Y11と信号転送線Z11との間に接続され、クロッ
ク信号CLK2に応答してオン/オフする。Nチャネル
MOSトランジスタQ2Bは、データ線Y12と信号転
送線Z12との間に接続され、クロック信号CLK2に
応答してオン/オフする。NチャネルMOSトランジス
タQ3Bは、データ線Y11と信号転送線Z13との間
に接続され、クロック信号CLK2の反転信号/CLK
2に応答してオン/オフする。NチャネルMOSトラン
ジスタQ4Bは、データ線Y12と信号転送線Z14と
の間に接続され、クロック信号CLK2の反転信号/C
LK2に応答してオン/オフする。PチャネルMOSト
ランジスタQP11は、電源ノードVccと信号転送線
Z11との間に接続され、プリチャージ信号PC1に応
答してオン/オフする。PチャネルMOSトランジスタ
QP12は、電源ノードVccと信号転送線Z12との
間に接続され、プリチャージ信号PC1に応答してオン
/オフする。PチャネルMOSトランジスタQP13
は、電源ノードVccと信号転送線Z13との間に接続
され、プリチャージ信号PC2に応答してオン/オフす
る。PチャネルMOSトランジスタQP14は、電源ノ
ードVccと信号転送線Z14との間に接続され、プリ
チャージ信号PC2に応答してオン/オフする。バッフ
ァDR1−DR4は、それぞれ信号転送線Z11−Z1
4の途中に設けられ、信号転送線Z11−Z14上を転
送されるデータ信号を増幅し整形する。データ線X1
1,X12およびY11,Y12は、それぞれ対となっ
て相補的なデータを転送する。差動アンプAMP21
は、データ線Y11、Y12間の電位差を増幅する。
【0194】接続回路CN1は、信号転送線Z11と信
号転送線Z13との間に設けられ、ノードN81の電圧
および信号転送線Z13の電圧に応答して信号転送線Z
11と信号転送線Z13とを接続/非接続にする。接続
回路CN2は、信号転送線Z11と信号転送線Z13と
の間に設けられ、ノードN83の電圧および信号転送線
Z11の電圧に応答して信号転送線Z11と信号転送線
Z13とを接続/非接続にする。接続回路CN3は、信
号転送線Z11と信号転送線Z14との間に設けられ、
ノードN81の電圧および信号転送線Z14の電圧に応
答して信号転送線Z11と信号転送線Z14とを接続/
非接続にする。接続回路CN4は、信号転送線Z11と
信号転送線Z14との間に設けられ、ノードN84の電
圧および信号転送線Z11の電圧に応答して信号転送線
Z11と信号転送線Z14とを接続/非接続にする。接
続回路CN5は、信号転送線Z12と信号転送線Z13
との間に設けられ、ノードN82の電圧および信号転送
線Z13の電圧に応答して信号転送線Z12と信号転送
線Z13とを接続/非接続にする。接続回路CN6は、
信号転送線Z12と信号転送線Z13との間に設けら
れ、ノードN83の電圧および信号転送線Z12の電圧
に応答して信号転送線Z12と信号転送線Z13とを接
続/非接続にする。接続回路CN7は、信号転送線Z1
2と信号転送線Z14との間に設けられ、ノードN82
の電圧および信号転送線Z14の電圧に応答して信号転
送線Z12と信号転送線Z14とを接続/非接続にす
る。接続回路CN8は、信号転送線Z12と信号転送線
Z14との間に設けられ、ノードN84の電圧および信
号転送線Z12の電圧に応答して信号転送線Z12と信
号転送線Z14とを接続/非接続にする。
【0195】図21は、図20に示された接続回路CN
i(i=1−8)の構成を示す回路図である。図21を
参照して、接続回路CNiは、PチャネルMOSトラン
ジスタQ1,Q2を含む。PチャネルMOSトランジス
タQ1は、信号転送線ZaとPチャネルMOSトランジ
スタQ2との間に接続され、そのゲートが入力ノードA
に接続される。PチャネルMOSトランジスタQ2は、
PチャネルMOSトランジスタQ1と信号転送線Zbと
の間に接続され、そのゲートが入力ノードBに接続され
る。
【0196】ここで、接続回路CN1では、信号転送線
Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z11,Z13であ
り、入力ノードAはノードN81に接続され、入力ノー
ドBは信号転送線Z13に接続される。接続回路CN2
では、信号転送線Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z
13,Z11であり、入力ノードAはノードN83に接
続され、入力ノードBは信号転送線Z11に接続され
る。接続回路CN3では、信号転送線Za,Zbは、そ
れぞれ信号転送線Z11,Z14であり、入力ノードA
はノードN81に接続され、入力ノードBは信号転送線
Z14に接続される。接続回路CN4では、信号転送線
Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z14,Z11であ
り、入力ノードAはノードN84に接続され、入力ノー
ドBは信号転送線Z11に接続される。接続回路CN5
では、信号転送線Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z
12,Z13であり、入力ノードAはノードN82に接
続され、入力ノードBは信号転送線Z13に接続され
る。接続回路CN6では、信号転送線Za,Zbは、そ
れぞれ信号転送線Z13,Z12であり、入力ノードA
はノードN83に接続され、入力ノードBは信号転送線
Z12に接続される。接続回路CN7では、信号転送線
Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z12,Z14であ
り、入力ノードAはノードN82に接続され、入力ノー
ドBは信号転送線Z14に接続される。接続回路CN8
では、信号転送線Za,Zbは、それぞれ信号転送線Z
14,Z12であり、入力ノードAはノードN84に接
続され、入力ノードBは信号転送線Z12に接続され
る。
【0197】次に、以上のように構成されたインターリ
ーブ回路の動作について、図22を参照しつつ説明す
る。
【0198】(1)1回目のデータ転送(転送データ信
号:X11=L,X12=H) 時刻t0からt2では、信号転送線Z13,Z14によ
るデータ転送が行われる。このとき、クロック信号CL
K,CLK2はLレベルであり、NチャネルMOSトラ
ンジスタQ3A,Q4A,Q3B,Q4Bがオン、Nチ
ャネルMOSトランジスタQ1A,Q2A,Q1B,Q
2Bがオフになり、信号転送線Z13がデータ線X1
1,Y11に接続され、信号転送線Z14がデータ線X
12,Y12に接続される。信号転送線Z13はLレベ
ルのデータ信号を、信号転送線Z14はHレベルのデー
タ信号を転送する。この結果、データ線X11上のLレ
ベルのデータ信号およびデータ線X12上のHレベルの
データ信号がそれぞれ信号転送線Z11,Z12を通じ
てデータ線Y11,Y12へ転送される。一方、信号転
送線Z11,Z12はHレベルにプリチャージされてい
る。したがって、ノードN81,N82はHレベルとな
る。この結果、接続回路CN1内のPチャネルMOSト
ランジスタQ1はオフ、PチャネルMOSトランジスタ
Q2はオンになる。
【0199】(2)2回目のデータ転送(転送データ信
号:X11=L,X12=H) 続いて、時刻t2において、クロック信号CLK,CL
K2がHレベルとなる。これにより、NチャネルMOS
トランジスタQ1A,Q2A,Q1B,Q2Bがオンに
なり、NチャネルMOSトランジスタQ3A,Q4A,
Q3B,Q4Bがオフになり、信号転送線Z11がデー
タ線X11,Y11に接続され、信号転送線Z12がデ
ータ線X12,Y12に接続される。
【0200】データ線X11上のLレベルのデータ信号
を受けてノードN81がLレベルになると、接続回路C
N1内のPチャネルMOSトランジスタQ1がオンにな
る。これにより、信号転送線Z11と信号転送線Z13
とが接続され、Hレベルにプリチャージされた信号転送
線Z11の電荷がPチャネルMOSトランジスタQ1,
Q2を通じてLレベルの信号転送線Z13へ移動する。
この結果、信号転送線Z13は充電され、信号転送線Z
11は放電されることになる。
【0201】時刻tpcにおいて、信号転送線Z13の
電圧がPチャネルMOSトランジスタQ2のしきい値V
th2になりPチャネルMOSトランジスタQ2がオフ
になる。ここで信号転送線Z11と信号転送線Z13と
が切り離される。さらにプリチャージ信号PC2がLレ
ベルとなり、PチャネルMOSトランジスタQP13が
オンになる。これにより、信号転送線Z13を完全にH
レベルまでプリチャージする。
【0202】このようにして信号転送線Z11の余った
電荷を信号転送線Z13のプリチャージに活用すること
により、信号転送線Z13のプリチャージが高速化さ
れ、かつプリチャージに消費される電力を低減すること
ができる。また、信号転送線Z11上のデータ転送も高
速化される。
【0203】なお、以上の効果を得るためには、ノード
N81の位置はノードN85とNチャネルMOSトラン
ジスタQ1Aとの間(図20中のD)になければならな
い。データ線X11からのデータ信号を受けてノードN
85の電圧がHレベルからLレベルになる前にPチャネ
ルMOSトランジスタQ1をオンにしなければ信号転送
線Z11の電荷を信号転送線Z13へ供給することがで
きないからである。また、ノードN81の位置はNチャ
ネルMOSトランジスタQ1Aに近いほうが望ましい。
【0204】なお、ここでは、1回目(前回)のデータ
信号(X11=L,X12=H)を信号転送線Z13,
Z14によって転送し、2回目(今回)のデータ信号
(X11=L,X12=H)を信号転送線Z11,Z1
2によって転送する場合について説明したが、以下に示
す場合には接続回路CN2−CN8により上記と同様の
効果が得られる。
【0205】すなわち、1回目(前回)のデータ信号
(X11=L,X12=H)を信号転送線Z11,Z1
2によって転送し、2回目(今回)のデータ信号(X1
1=L,X12=H)を信号転送線Z13,Z14によ
って転送する場合には、接続回路CN2によって同様の
効果が得られる。
【0206】1回目(前回)のデータ信号(X11=
H,X12=L)を信号転送線Z13,Z14によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=L,X
12=H)を信号転送線Z11,Z12によって転送す
る場合には、接続回路CN3によって同様の効果が得ら
れる。
【0207】1回目(前回)のデータ信号(X11=
L,X12=H)を信号転送線Z11,Z12によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=H,X
12=L)を信号転送線Z13,Z14によって転送す
る場合には、接続回路CN4によって同様の効果が得ら
れる。
【0208】1回目(前回)のデータ信号(X11=
L,X12=H)を信号転送線Z13,Z14によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=H,X
12=L)を信号転送線Z11,Z12によって転送す
る場合には、接続回路CN5によって同様の効果が得ら
れる。
【0209】1回目(前回)のデータ信号(X11=
H,X12=L)を信号転送線Z11,Z12によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=L,X
12=H)を信号転送線Z13,Z14によって転送す
る場合には、接続回路CN6によって同様の効果が得ら
れる。
【0210】1回目(前回)のデータ信号(X11=
H,X12=L)を信号転送線Z13,Z14によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=H,X
12=L)を信号転送線Z11,Z12によって転送す
る場合には、接続回路CN7によって同様の効果が得ら
れる。
【0211】1回目(前回)のデータ信号(X11=
H,X12=L)を信号転送線Z11,Z12によって
転送し、2回目(今回)のデータ信号(X11=H,X
12=L)を信号転送線Z13,Z14によって転送す
る場合には、接続回路CN8によって同様の効果が得ら
れる。
【0212】[実施の形態4の変形例1]この変形例1
によるインターリーブ回路は、図21に示された接続回
路CNiに代えて図23に示される接続回路CNi(i
=1−8)を備え、その他の構成は図20と同じであ
る。
【0213】図23を参照して、この接続回路CNi
は、NチャネルMOSトランジスタQ1と、NOR回路
NR91とを含む。NチャネルMOSトランジスタQ1
は、信号転送線Zaと信号転送線Zbとの間に接続さ
れ、NOR回路NR91からの出力をゲートに受ける。
NOR回路NR91は、入力ノードAの電圧と入力ノー
ドBの電圧とのNORを出力する。ここで、接続回路C
N1−CN8の各々についての信号転送線Za,Zb、
入力ノードA,Bの接続先は、実施の形態4に示された
のと同様である。
【0214】次に、以上のように構成されたインターリ
ーブ回路の動作について説明する。1回目のデータ転送
時、信号転送線ZbはLレベルのデータ信号を転送し、
信号転送線ZaはHレベルにプリチャージされており、
2回目のデータ転送では、信号転送線ZaはLレベルの
データ信号を転送し、信号転送線Zbはデータ転送を行
わない場合について説明する。
【0215】入力ノードAがLレベルになると、入力
A,BがともにLレベルとなるためNOR回路NR91
の出力がHレベルとなる。したがってNチャネルMOS
トランジスタQ1がオンになる。これにより、信号転送
線Zaと信号転送線Zbとが接続され、Hレベルにプリ
チャージされた信号転送線Zaの電荷がLレベルの信号
転送線Zbへ移動する。この結果、信号転送線Zbは充
電され、信号転送線Zaは放電される。その後、信号転
送線Zbの電圧がNOR回路NR91のしきい値以上に
なるとNOR回路NR91からの出力がLレベルとなり
NチャネルMOSトランジスタQ1がオフになる。ここ
で信号転送線Zaと信号転送線Zbとが切り離される。
以上のように、図23に示された接続回路CNiは、図
21に示された接続回路CNiと同様の動作をする。し
たがって、図23に示された接続回路CNiを用いたイ
ンターリーブ回路は、実施の形態4におけるのと同様の
効果を有する。
【0216】[実施の形態4の変形例2]この変形例2
によるインターリーブ回路は、図21に示された接続回
路CNiに代えて図24に示される接続回路CNi(i
=1−8)を備え、その他の構成は図20と同じであ
る。
【0217】図24を参照して、この接続回路CNi
は、NチャネルMOSトランジスタQ1,Q2と、NA
ND回路NA1,NA2とを含む。NチャネルMOSト
ランジスタQ1,Q2は、信号転送線Zaと信号転送線
Zbとの間に直列に接続される。NチャネルMOSトラ
ンジスタQ1,Q2のゲートには、それぞれNAND回
路NA1,NA2からの出力NET1,NET2が供給
される。NAND回路NA1は、入力ノードAの電圧と
電源電圧VccとのNANDを出力する。NAND回路
NA2は、入力ノードBの電圧と電源電圧VccとのN
ANDを出力する。ここで、接続回路CN1−CN8の
各々についての信号転送線Za,Zb、入力ノードA,
Bの接続先は、実施の形態4に示されたのと同様であ
る。
【0218】次に、以上のように構成されたインターリ
ーブ回路の動作について説明する。1回目のデータ転送
時、信号転送線ZbはLレベルのデータ信号を転送し、
信号転送線ZaはHレベルにプリチャージされており、
2回目のデータ転送では、信号転送線ZaはLレベルの
データ信号を転送し、信号転送線Zbはデータ転送を行
わない場合について説明する。
【0219】1回目のデータ転送時においては、入力ノ
ードAはHレベルのためNAND回路NA1の出力NE
T1はLレベルとなりNチャネルMOSトランジスタQ
1はオフになる。また、入力ノードBはLレベルのため
NAND回路NA2の出力はHレベルとなりNチャネル
MOSトランジスタQ2はオフになる。
【0220】2回目のデータ転送が開始され入力ノード
AがLレベルになると、NAND回路NA1の出力NE
T1がHレベルとなる。これに応じてNチャネルMOS
トランジスタQ1がオンになる。これにより、信号転送
線Zaと信号転送線Zbとが接続され、Hレベルにプリ
チャージされた信号転送線Zaの電荷がLレベルの信号
転送線Zbへ移動する。この結果、信号転送線Zbは充
電され、信号転送線Zaは放電される。その後、信号転
送線Zbの電圧がNAND回路NA2のしきい値以上に
なるとNAND回路NA2からの出力NET2がLレベ
ルとなりNチャネルMOSトランジスタQ2がオフにな
る。ここで信号転送線Zaと信号転送線Zbとが切り離
される。以上のように、図24に示された接続回路CN
iは、図21に示された接続回路CNiと同様の動作を
する。したがって、図24に示された接続回路CNiを
用いたインターリーブ回路は、実施の形態4におけるの
と同様の効果を有する。
【0221】[実施の形態5]図25は、この発明の実
施の形態5によるデータ転送回路の構成を示すブロック
図である。図25を参照して、このデータ転送回路は、
実施の形態2に示されたデータ転送回路に加えてさら
に、図21に示されたのと同様の構成を有する接続回路
CNi(i=11−16)を備える。
【0222】ここで、接続回路CN11では、信号転送
線Za,Zbは、それぞれ信号転送線DL1,DL2で
あり、入力ノードAはノードN91に接続され、入力ノ
ードBは信号転送線DL2に接続される。接続回路CN
12では、信号転送線Za,Zbは、それぞれ信号転送
線DL2,DL1であり、入力ノードAはノードN92
に接続され、入力ノードBは信号転送線DL1に接続さ
れる。接続回路CN13では、信号転送線Za,Zb
は、それぞれ信号転送線DL1,DL3であり、入力ノ
ードAはノードN91に接続され、入力ノードBは信号
転送線DL3に接続される。接続回路CN14では、信
号転送線Za,Zbは、それぞれ信号転送線DL3,D
L1であり、入力ノードAはノードN93に接続され、
入力ノードBは信号転送線DL1に接続される。接続回
路CN15では、信号転送線Za,Zbは、それぞれ信
号転送線DL2,DL3であり、入力ノードAはノード
N92に接続され、入力ノードBは信号転送線DL3に
接続される。接続回路CN16では、信号転送線Za,
Zbは、それぞれ信号転送線DL3,DL2であり、入
力ノードAはノードN93に接続され、入力ノードBは
信号転送線DL2に接続される。
【0223】次に、以上のように構成されたデータ転送
回路の動作について説明する。まず、信号転送線DL1
−DL3がHレベルにプリチャージされる。
【0224】次に、2本の信号転送線(ここでは信号転
送線DL2,DL3とする)を選択してそれらの一端を
それぞれ入出力線IO1,/IO1へ接続し、他端を入
出力線IO2,/IO2へ接続する。残り1本の信号転
送線DL1は、Hレベルにプリチャージされる。
【0225】次に、1回目のデータ転送が行われる。こ
こでは、データ転送線DL2によりLレベルのデータ信
号、データ転送線DL3によりHレベルのデータ信号が
転送される。したがって、接続回路CN1内のPチャネ
ルMOSトランジスタQ1はオフ、PチャネルMOSト
ランジスタQ2はオンになる。
【0226】続いて、2回目のデータ転送を行う。ここ
では、1回目のデータ転送で使用されなかったデータ転
送線DL1と、このデータ転送線DL1と等しい電圧の
データ転送線DL3とが選択される。また、2回目のデ
ータ転送では、データ転送線DL1によりLレベルのデ
ータ信号が、データ転送線DL3によりHレベルのデー
タ信号が転送される。
【0227】選択回路SLAを通じてLレベルのデータ
信号をノードN91が受けると、接続回路CN1内のP
チャネルMOSトランジスタQ1がオンになる。これに
より、信号転送線DL1と信号転送線DL2とが接続さ
れ、Hレベルにプリチャージされた信号転送線DL1の
電荷がPチャネルMOSトランジスタQ1,Q2を通じ
てLレベルの信号転送線DL2へ移動する。この結果、
信号転送線DL2は充電され、信号転送線DL1は放電
されることになる。
【0228】信号転送線DL2の電圧がPチャネルMO
SトランジスタQ2のしきい値Vth2以上になるとP
チャネルMOSトランジスタQ2がオフになる。ここで
信号転送線DL1と信号転送線DL2とが切り離され
る。さらに、実施の形態2に示されるようにPチャネル
MOSトランジスタPT52により信号転送線DL2が
完全にHレベルまでプリチャージされる。
【0229】このようにして信号転送線DL1の余った
電荷を信号転送線DL2のプリチャージに活用すること
により、信号転送線DL2のプリチャージが高速化さ
れ、かつプリチャージに消費される電力を低減すること
ができる。また、信号転送線DL1上のデータ転送も高
速化される。
【0230】なお、ここでは、1回目(前回)のデータ
信号(X1=L,X2=H)を信号転送線DL2,DL
3によって転送し、2回目(今回)のデータ信号(X1
=L,X2=H)を信号転送線DL1,DL3によって
転送する場合について説明したが、以下に示す場合には
接続回路CN12−CN16により上記と同様の効果が
得られる。
【0231】すなわち、1回目(前回)のデータ信号
(X1=L,X2=H)を信号転送線DL1,DL3に
よって転送し、2回目(今回)のデータ信号(X1=
L,X2=H)を信号転送線DL2,DL3によって転
送する場合には、接続回路CN12によって同様の効果
が得られる。
【0232】1回目(前回)のデータ信号(X1=H,
X2=L)を信号転送線DL2,DL3によって転送
し、2回目(今回)のデータ信号(X1=L,X2=
H)を信号転送線DL1,DL2によって転送する場合
には、接続回路CN13によって同様の効果が得られ
る。
【0233】1回目(前回)のデータ信号(X1=L,
X2=H)を信号転送線DL1,DL2によって転送
し、2回目(今回)のデータ信号(X1=H,X2=
L)を信号転送線DL2,DL3によって転送する場合
には、接続回路CN14によって同様の効果が得られ
る。
【0234】1回目(前回)のデータ信号(X1=H,
X2=L)を信号転送線DL1,DL3によって転送
し、2回目(今回)のデータ信号(X1=H,X2=
L)を信号転送線DL1,DL2によって転送する場合
には、接続回路CN15によって同様の効果が得られ
る。
【0235】1回目(前回)のデータ信号(X1=H,
X2=L)を信号転送線DL1,DL2によって転送
し、2回目(今回)のデータ信号(X1=H,X2=
L)を信号転送線DL1,DL3によって転送する場合
には、接続回路CN16によって同様の効果が得られ
る。
【0236】なお、ここでは接続回路CNiの構成を図
21に示されるのと同様としたが、これを図23,24
に示されるのと同様とすることもできる。
【0237】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0238】
【発明の効果】この発明の1つの局面に従ったデータ転
送回路は、第1から第3の信号転送線と、選択手段とを
設けたため、今回のデータ信号の転送用に選択された2
本の信号転送線の電位を等しくするためのプリチャージ
を行なう必要がない。これにより、データ転送レートの
低下を防ぐことができる。
【0239】また、第3および第4のノードは、互いに
相補的なデータ信号を受け、第1および第2のノード
は、互いに相補的なデータ信号を送出するため、今回転
送される互いに相補的なデータ信号を、第1および第2
のノードから、選択された2本の信号転送線を通じて第
3および第4のノードへ転送することも、第3および第
4のノードから、選択された2本の信号転送線を通じて
第1および第2のノードへ転送することもできる。
【0240】また、選択手段は保持手段を含むため、選
択されない信号転送線の電位が変動することなく一定に
維持される。
【0241】また、選択手段はプリチャージ回路を含む
ため、今回のデータ信号の転送用に選択された2本の信
号転送線の電位がともに論理ハイレベルとなる。
【0242】この発明のもう1つの局面に従ったデータ
転送回路は、第1から第3の信号転送線と、選択手段
と、プリチャージ手段とを設けたため、前回選択されて
いない信号転送線は、前回のデータ信号の転送時に第2
の信号転送線の電位と同じ電位にあらかじめプリチャー
ジされている。この結果、データ転送レートの低下を防
ぐことができる。
【0243】また、第3および第4のノードは、互いに
相補的なデータ信号を受け、第1および第2のノード
は、互いに相補的なデータ信号を送出するため、今回転
送される互いに相補的なデータ信号を、第1および第2
のノードから、選択された2本の信号転送線を通じて第
3および第4のノードへ転送することも、第3および第
4のノードから、選択された2本の信号転送線を通じて
第1および第2のノードへ転送することもできる。
【0244】この発明のさらにもう1つの局面に従った
データ転送回路は、第1から弟8の接続手段を設けたた
め、今回選択された2本の信号転送線のうち論理ローレ
ベルのデータ信号を転送する信号転送線の電荷が、前回
選択された2本の信号転送線のうち論理ローレベルのデ
ータ信号を転送した信号転送線へ供給される。これによ
り、プリチャージに必要な電力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ転送回
路を適用したDRAMの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 図1に示された選択回路の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図2に示された制御回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図3に示されたフリップフロップ回路の構成
を示すブロック図である。
【図5】 図3に示されたフリップフロップ回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】 図3に示されたレベル保持回路の構成を示す
ブロック図である。
【図7】 図1に示されたDRAMの動作の概略を説明
するためのフローチャートである。
【図8】 図1に示されたDRAMの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図9】 データ転送期間における信号転送線の電圧を
示す図である。
【図10】 信号転送線に挿入するバッファの構成を示
すブロック図である。
【図11】 信号転送線に挿入するバッファの構成を示
すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態2によるDRAMの
動作の概略を説明するためのフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態2によるDRAMの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図15】 データ転送期間における信号転送線の電圧
を示す図である。
【図16】 従来のインターリーブ回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 図17に示されたインターリーブ回路の動
作を説明するための図である。
【図18】 この発明の実施の形態3によるインターリ
ーブ回路の構成を示すブロック図である。
【図19】 図18に示されたインターリーブ回路の動
作を説明するための図である。
【図20】 この発明の実施の形態4によるインターリ
ーブ回路の構成を示すブロック図である。
【図21】 図20に示された接続回路の構成を示す回
路図である。
【図22】 図20に示されたインターリーブ回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図23】 図20に示された接続回路の別の構成を示
すブロック図である。
【図24】 図20に示された接続回路の別の構成を示
すブロック図である。
【図25】 この発明の実施の形態5によるデータ転送
回路の構成を示すブロック図である
【図26】 2本の信号転送線の電位差を比較してデー
タ信号を判断するデータ転送回路の構成を示すブロック
図である。
【図27】 図26に示されたデータ転送回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
IO1,/IO1,IO2,/IO2 入出力線、DL
1−DL3,Z11−Z14,Z21−Z23 信号転
送線、SLA,SLB 選択回路、CTL 制御回路、
CLK,CLK1,CLK2 クロック信号、QN1−
QN4,Q1A−Q4A,Q1B−Q4B,Q11A−
Q14A,Q11B−Q14B NチャネルMOSトラ
ンジスタ、LK1−LK3 レベル保持回路、PT51
−PT53,QP1,QP2,QP11−QP14 P
チャネルMOSトランジスタ、X11,X21,X1
2,X22,Y11,Y21,Y12,Y22 データ
線、CN1−CN8,CN11−CN16 接続回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ03 JJ21 KB03 KB09 KB82 5B024 AA01 AA15 BA21 BA29 CA07 5B025 AD00 AD11 AD15 AE05 AE06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相補的なデータ信号を受ける第1
    および第2のノードと、 前記互いに相補的なデータ信号を送出する第3および第
    4のノードと、 第1から第3の信号転送線と、 前記第1から第3の信号転送線の中から、前回選択され
    た2つの信号転送線のうち前回選択されていない信号転
    送線の電位と同じ電位の信号転送線と、前回選択されて
    いない信号転送線とを選択し、それらの一端をそれぞれ
    第1および第2のノードに接続しかつそれらの他端をそ
    れぞれ第3および第4のノードに接続する選択手段とを
    備える、データ転送回路。
  2. 【請求項2】 前記第3および第4のノードはさらに、
    互いに相補的なデータ信号を受け、 前記第1および第2のノードはさらに、前記互いに相補
    的なデータ信号を送出する、請求項1に記載のデータ転
    送回路。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記第1から第3の信
    号転送線のうち選択されない信号転送線の電位を保持す
    る保持手段を含む、請求項1または請求項2に記載のデ
    ータ転送回路。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記第1から第3の信
    号転送線のうち選択されない信号転送線を論理ハイレベ
    ルにプリチャージするプリチャージ回路を含む、請求項
    1または請求項2に記載のデータ転送回路。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、 クロック信号に応答して第1から第4の制御信号を生成
    する制御回路と、 前記第1のノードと前記第1の信号転送線との間に接続
    され、前記第1の制御信号に応答してオン/オフする第
    1のトランジスタと、 前記第1のノードと前記第2の信号転送線との間に接続
    され、前記第2の制御信号に応答してオン/オフする第
    2のトランジスタと、 前記第2のノードと前記第2の信号転送線との間に接続
    され、前記第3の制御信号に応答してオン/オフする第
    3のトランジスタと、 前記第2のノードと前記第3の信号転送線との間に接続
    され、前記第4の制御信号に応答してオン/オフする第
    4のトランジスタと、 前記第3のノードと前記第1の信号転送線との間に接続
    され、前記第1の制御信号に応答してオン/オフする第
    5のトランジスタと、 前記第3のノードと前記第2の信号転送線との間に接続
    され、前記第2の制御信号に応答してオン/オフする第
    6のトランジスタと、 前記第4のノードと前記第2の信号転送線との間に接続
    され、前記第3の制御信号に応答してオン/オフする第
    7のトランジスタと、 前記第4のノードと前記第3の信号転送線との間に接続
    され、前記第4の制御信号に応答してオン/オフする第
    8のトランジスタとを含む、請求項1に記載のデータ転
    送回路。
  6. 【請求項6】 互いに相補的なデータ信号を受ける第1
    および第2のノードと、 前記互いに相補的なデータ信号を送出する第3および第
    4のノードと、 第1から第3の信号転送線と、 前記第2の信号転送線と、前記第1および第3の信号転
    送線のうち前回選択されていない信号転送線とを選択し
    てそれらの一端をそれぞれ第1および第2のノードに接
    続しかつそれらの他端をそれぞれ第3および第4のノー
    ドに接続する選択手段と、 前記第1および第3の信号選択線のうち選択されない信
    号転送線を前記第2の信号転送線の電位と同じ電位にプ
    リチャージするプリチャージ手段とを備える、データ転
    送回路。
  7. 【請求項7】 前記第3および第4のノードはさらに、
    互いに相補的なデータ信号を受け、 前記第1および第2のノードはさらに、前記互いに相補
    的なデータ信号を送出する、請求項6に記載のデータ転
    送回路。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、 前記第1の信号転送線と前記第1のノードとの間に接続
    された第1のトランジスタと、 前記第2の信号転送線と前記第2のノードとの間に接続
    され、前記第1のトランジスタと同時にオン/オフする
    第2のトランジスタと、 前記第2の信号転送線と前記第1のノードとの間に接続
    され、前記第1および第2のトランジスタと相補的にオ
    ン/オフする第3のトランジスタと、 前記第3の信号転送線と前記第2のノードとの間に接続
    され、前記第1および第2のトランジスタと相補的にオ
    ン/オフする第4のトランジスタと、 前記第1の信号転送線と前記第3のノードとの間に接続
    された第5のトランジスタと、 前記第2の信号転送線と前記第4のノードとの間に接続
    され、前記第5のトランジスタと同時にオン/オフする
    第6のトランジスタと、 前記第2の信号転送線と前記第3のノードとの間に接続
    され、前記第5および第6のトランジスタと相補的にオ
    ン/オフする第7のトランジスタと、 前記第3の信号転送線と前記第4のノードとの間に接続
    され、前記第5および第6のトランジスタと相補的にオ
    ン/オフする第8のトランジスタとを含む、請求項6ま
    たは請求項7に記載のデータ転送回路。
  9. 【請求項9】 前記プリチャージ手段は、 前記第1の信号転送線と前記第2の信号転送線との間に
    接続され、前記第1および第2のトランジスタと相補的
    にオン/オフする第9のトランジスタと、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続され、前記第3および第4のトランジスタと相補的
    にオン/オフする第10のトランジスタとを含む、請求
    項8に記載のデータ転送回路。
  10. 【請求項10】 互いに相補的なデータ信号を受ける第
    1および第2のノードと、 前記互いに相補的なデータ信号を送出する第3および第
    4のノードと、 第1から第4の信号転送線と、 クロック信号に応答して前記第1および第2の信号転送
    線と前記第3および第4の信号転送線とを交互に選択し
    その選択した2本の信号転送線の一端をそれぞれ第1お
    よび第2のノードに接続する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段により選択された2本の信号転送線
    の他端をそれぞれ第3および第4のノードに接続する第
    2の選択手段と、 前記第3の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第1の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送
    線とを接続する第1の接続手段と、 前記第1の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第3の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送
    線とを接続する第2の接続手段と、 前記第4の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第1の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送
    線とを接続する第3の接続手段と、 前記第1の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第4の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送
    線とを接続する第4の接続手段と、 前記第3の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送
    線とを接続する第5の接続手段と、 前記第2の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第3の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送
    線とを接続する第6の接続手段と、 前記第4の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送
    線とを接続する第7の接続手段と、 前記第2の信号転送線が前回論理ローレベルでありかつ
    前記第4の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転
    送するとき前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送
    線とを接続する第8の接続手段と、 前記第2または第4の接続手段による接続が行われてか
    ら所定時間後に前記第1の信号転送線を論理ハイレベル
    にプリチャージする第1のプリチャージ手段と、 前記第6または第8の接続手段による接続が行われてか
    ら所定時間後に前記第2の信号転送線を論理ハイレベル
    にプリチャージする第2のプリチャージ手段と、 前記第1または第5の接続手段による接続が行われてか
    ら所定時間後に前記第3の信号転送線を論理ハイレベル
    にプリチャージする第3のプリチャージ手段と、 前記第3または第7の接続手段による接続が行われてか
    ら所定時間後に前記第4の信号転送線を論理ハイレベル
    にプリチャージする第4のプリチャージ手段とを備え
    る、データ転送回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続され、その第1の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第1の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタと前記第3の信号転送線との間
    に接続され、前記第3の信号転送線に接続されたゲート
    を有する第2のトランジスタとを含み、 前記第2の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続され、その第3の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第3の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第3のトランジスタと、 前記第3のトランジスタと前記第1の信号転送線との間
    に接続され、前記第1の信号転送線に接続されたゲート
    を有する第4のトランジスタとを含み、 前記第3の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続され、その第1の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第1の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第5のトランジスタと、 前記第5のトランジスタと前記第4の信号転送線との間
    に接続され、前記第4の信号転送線に接続されたゲート
    を有する第6のトランジスタとを含み、 前記第4の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続され、その第4の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第4の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第7のトランジスタと、 前記第7のトランジスタと前記第1の信号転送線との間
    に接続され、前記第1の信号転送線に接続されたゲート
    を有する第8のトランジスタとを含み、 前記第5の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続され、その第2の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第2の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第9のトランジスタと、 前記第9のトランジスタと前記第3の信号転送線との間
    に接続され、前記第3の信号転送線に接続された第10
    のトランジスタとを含み、 前記第6の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続され、その第3の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第3の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第11のトランジスタと、 前記第11のトランジスタと前記第2の信号転送線との
    間に接続され、前記第2の信号転送線に接続されたゲー
    トを有する第12のトランジスタとを含み、 前記第7の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続され、その第2の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第2の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第13のトランジスタと、 前記第13のトランジスタと前記第4の信号転送線との
    間に接続され、前記第4の信号転送線に接続されたゲー
    トを有する第14のトランジスタとを含み、 前記第8の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続され、その第4の信号転送線における接続点と前記
    第1の選択手段との間の前記第4の信号転送線に接続さ
    れたゲートを有する第15のトランジスタと、 前記第15のトランジスタと前記第2の信号転送線との
    間に接続され、前記第2の信号転送線に接続されたゲー
    トを有する第16のトランジスタとを含む、請求項10
    に記載のデータ転送回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続された第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタと前記第1の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第1の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第3の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第1の論
    理和回路とを含み、 前記第2の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続された第2のトランジスタと、 前記第2のトランジスタと前記第3の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第3の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第1の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第2の論
    理輪回路とを含み、 前記第3の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続された第3のトランジスタと、 前記第3のトランジスタと前記第1の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第1の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第4の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第3の論
    理和回路とを含み、 前記第4の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続された第4のトランジスタと、 前記第4のトランジスタと前記第4の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第4の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第1の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第4の論
    理和回路とを含み、 前記第5の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続された第5のトランジスタと、 前記第5のトランジスタと前記第2の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第2の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第3の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第5の論
    理和回路とを含み、 前記第6の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    接続された第6のトランジスタと、 前記第6のトランジスタと前記第3の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第3の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第2の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第6の論
    理和回路とを含み、 前記第7の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続された第7のトランジスタと、 前記第7のトランジスタと前記第2の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第2の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第4の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第7の論
    理和回路とを含み、 前記第8の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    接続された第8のトランジスタと、 前記第8のトランジスタと前記第4の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第4の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、前記第2の信号転
    送線に接続された第2の入力ノードとを有する第8の論
    理和回路とを含み、 前記第1から第8のトランジスタは、それぞれ前記第1
    から第8の論理和回路からの出力に応答してオン/オフ
    する、請求項10に記載のデータ転送回路。
  13. 【請求項13】 前記第1の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    直列に接続された第1および第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタと前記第1の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第1の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接続
    された第2の入力ノードとを有する第1の否定論理積回
    路と、 前記第3の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第2の否定論理積回路とを含み、 前記第2の接続手段は、 前記第3の信号転送線と前記第1の信号転送線との間に
    直列に接続された第3および第4のトランジスタと、 前記第3のトランジスタと前記第3の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第3の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接続
    された第2の入力ノードとを有する第3の否定論理積回
    路と、 前記第1の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第4の否定論理積回路とを含み、 前記第3の接続手段は、 前記第1の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    直列に接続された第5および第6のトランジスタと、 前記第5のトランジスタと前記第1の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第1の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接続
    された第2の入力ノードとを有する第5の否定論理積回
    路と、 前記第4の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第6の否定論理積回路とを含み、 前記第4の接続手段は、 前記第4の信号転送線と前記第1の信号転送線との間に
    直列に接続された第7および第8のトランジスタと、 前記第7のトランジスタと前記第4の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第4の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接続
    された第2の入力ノードとを有する第7の否定論理積回
    路と、 前記第1の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第8の否定論理積回路とを含み、 前記第5の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線との間に
    直列に接続された第9および第10のトランジスタと、 前記第9のトランジスタと前記第2の信号転送線との接
    続点と前記第1の選択手段との間の前記第2の信号転送
    線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接続
    された第2の入力ノードとを有する第9の否定論理積回
    路と、 前記第3の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第10の否定論理積回路とを含み、 前記第6の接続手段は、 前記第3の信号転送線と前記第2の信号転送線との間に
    直列に接続された第11および第12のトランジスタ
    と、 前記第11のトランジスタと前記第3の信号転送線との
    接続点と前記第1の選択手段との間の前記第3の信号転
    送線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接
    続された第2の入力ノードとを有する第11の否定論理
    積回路と、 前記第2の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第12の否定論理積回路とを含み、 前記第7の接続手段は、 前記第2の信号転送線と前記第4の信号転送線との間に
    直列に接続された第13および第14のトランジスタ
    と、 前記第13のトランジスタと前記第2の信号転送線との
    接続点と前記第1の選択手段との間の前記第2の信号転
    送線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接
    続された第2の入力ノードとを有する第13の否定論理
    積回路と、 前記第4の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第14の否定論理積回路とを含み、 前記第8の接続手段は、 前記第4の信号転送線と前記第2の信号転送線との間に
    直列に接続された第15および第16のトランジスタ
    と、 前記第15のトランジスタと前記第4の信号転送線との
    接続点と前記第1の選択手段との間の前記第4の信号転
    送線に接続された第1の入力ノードと、電源ノードに接
    続された第2の入力ノードとを有する第15の否定論理
    積回路と、 前記第2の信号転送線に接続された第1の入力ノード
    と、電源ノードに接続された第2の入力ノードとを有す
    る第16の否定論理積回路とを含み、 前記第1から第16のトランジスタは、対応する前記第
    1から第16の否定論理和回路からの出力をゲートに受
    ける、請求項10に記載のデータ転送回路。
  14. 【請求項14】 前記データ転送回路はさらに、 前記第2の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第1の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第1の信号転送線と前記第2の信号転送線と
    を接続する第1の接続手段と、 前記第1の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第1の信号転送線と前記第2の信号転送線と
    を接続する第2の接続手段と、 前記第3の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第1の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線と
    を接続する第3の接続手段と、 前記第1の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第3の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第1の信号転送線と前記第3の信号転送線と
    を接続する第4の接続手段と、 前記第3の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第2の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線と
    を接続する第5の接続手段と、 前記第2の信号転送線が前回選択されておらずかつ前記
    第3の信号転送線が今回論理ローレベルの信号を転送す
    るとき前記第2の信号転送線と前記第3の信号転送線と
    を接続する第6の接続手段とを備え、 前記プリチャージ手段は、前記第1から第6の接続手段
    による接続から所定時間後に前記選択されない信号転送
    線を論理ハイレベルにプリチャージする、請求項4に記
    載のデータ転送回路。
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