JP2000132942A - 磁気テープカセット用リールばね - Google Patents
磁気テープカセット用リールばねInfo
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 7
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 3
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
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- G11B23/08728—Reels or cores; positioning of the reels in the cassette
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Springs (AREA)
- Tape Measures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気テープカセットのリールばねの供給、搬送
および溶着工程において、供給されたリールばねが搬送
中カートリッジケース内の適切な位置からずれることが
なく、また、溶着する際にリールばねを所定の状態に保
持する煩雑さを解消し、従来に比べて生産効率を向上さ
せる磁気テープカセット用リールばねの提供を課題とす
る。 【解決手段】カセットケースに取り付けられて固定端を
形成する固定部と、リールをその回転軸方向に押圧する
腕部と、前記固定部と前記腕部との間に屈曲部を備え、
前記固定部の長さが、前記腕部の長さに比べて、１ｍｍ
以上５ｍｍ以下長いことを特徴とする磁気テープカセッ
ト用リールばねを提供することで前記課題を解決する。
および溶着工程において、供給されたリールばねが搬送
中カートリッジケース内の適切な位置からずれることが
なく、また、溶着する際にリールばねを所定の状態に保
持する煩雑さを解消し、従来に比べて生産効率を向上さ
せる磁気テープカセット用リールばねの提供を課題とす
る。 【解決手段】カセットケースに取り付けられて固定端を
形成する固定部と、リールをその回転軸方向に押圧する
腕部と、前記固定部と前記腕部との間に屈曲部を備え、
前記固定部の長さが、前記腕部の長さに比べて、１ｍｍ
以上５ｍｍ以下長いことを特徴とする磁気テープカセッ
ト用リールばねを提供することで前記課題を解決する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープカセッ
トにおいて、磁気テープを巻回して回転自在に取り付け
られたリールをカセットケースの一方向に押圧する磁気
テープカセット用リールばねに関する。
トにおいて、磁気テープを巻回して回転自在に取り付け
られたリールをカセットケースの一方向に押圧する磁気
テープカセット用リールばねに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、オーディオ機器やビデオ機器等で
は、一対のリールに巻回して磁気テープをカセットケー
ス内で走行可能にして記録再生を行う磁気テープカセッ
トが用いられている。これらの磁気テープカセットに
は、磁気テープが巻回された一対のリールがその回転す
る軸方向に動くことなくテープ走行がスムースに行える
ように、カセットケース内にリールばねが取り付けら
れ、一対のリールをカセットの回転する軸方向に押圧し
ている。
は、一対のリールに巻回して磁気テープをカセットケー
ス内で走行可能にして記録再生を行う磁気テープカセッ
トが用いられている。これらの磁気テープカセットに
は、磁気テープが巻回された一対のリールがその回転す
る軸方向に動くことなくテープ走行がスムースに行える
ように、カセットケース内にリールばねが取り付けら
れ、一対のリールをカセットの回転する軸方向に押圧し
ている。
【０００３】図３に、このようなリールばねを有するデ
ジタルビデオカセットＬタイプ（ＤＶＣ−Ｌ）の一部分
を示している。デジタルビデオカセット３０は、図３に
示されるようにカセットケースの上ハーフ３２、磁気テ
ープを巻回して回転自在に取り付けられた一対のリール
３４および略直方状の平板を一部曲げた略くの字形状を
したリールばね３６を有し、その他に、図示されない
が、カセットケースの一部である下ハーフ、カセットケ
ース前方の開口部を覆うリッドを構成するアウターリッ
ド、アッパーリッド、インナーリッドおよび各種ばね等
から構成される。
ジタルビデオカセットＬタイプ（ＤＶＣ−Ｌ）の一部分
を示している。デジタルビデオカセット３０は、図３に
示されるようにカセットケースの上ハーフ３２、磁気テ
ープを巻回して回転自在に取り付けられた一対のリール
３４および略直方状の平板を一部曲げた略くの字形状を
したリールばね３６を有し、その他に、図示されない
が、カセットケースの一部である下ハーフ、カセットケ
ース前方の開口部を覆うリッドを構成するアウターリッ
ド、アッパーリッド、インナーリッドおよび各種ばね等
から構成される。
【０００４】ここで、リールばね３６は、図４（ａ）ま
たは図４（ｂ）に示されるように、カセットケースに取
り付けられて固定端を形成する固定部３６ａと、前記リ
ールをその回転軸方向に押圧する腕部３６ｂと、固定部
３６ａと腕部３６ｂとの間に屈曲部３６ｃとを有する。
固定部３６ａはボス孔４６を有する。このボス孔４６
は、リールばね３６を、図３に示されるカセットケース
の上ハーフ３２に設けられたリールばね設置部４０に固
定するために設けられている。また、リールばね３６の
両端は、三角形状また円弧形状に面取りをしている。
たは図４（ｂ）に示されるように、カセットケースに取
り付けられて固定端を形成する固定部３６ａと、前記リ
ールをその回転軸方向に押圧する腕部３６ｂと、固定部
３６ａと腕部３６ｂとの間に屈曲部３６ｃとを有する。
固定部３６ａはボス孔４６を有する。このボス孔４６
は、リールばね３６を、図３に示されるカセットケース
の上ハーフ３２に設けられたリールばね設置部４０に固
定するために設けられている。また、リールばね３６の
両端は、三角形状また円弧形状に面取りをしている。
【０００５】ここで、固定部３６ａの長さ、すなわち屈
曲部３６ｃから固定部３６ａの端までの長さは、腕部３
６ｂの長さ、すなわち屈曲部３６ｃから固定部３６ｂの
端までの長さに比べて短く、例えば５ｍｍ短い。このよ
うに、固定部３６ａの長さが腕部３６ｂの長さに比べて
短いのは、リールばね３６がリール３４に付勢力を与え
る際、本来上ハーフ３２の底面と接触すべき固定部３６
ａが図５に示されるように浮き上がり、所定の付勢力が
得られないのを防止するためである。また、固定部３６
ａのボス孔４６は、リールばね３６がリールばね設置部
４０に供給された際、リールばね設置部ガイド４４によ
って左右の位置が規制されるとともに、上ハーフ３２上
の上ハーフボス４２に引っ掛かり繋止されるように設け
られている。
曲部３６ｃから固定部３６ａの端までの長さは、腕部３
６ｂの長さ、すなわち屈曲部３６ｃから固定部３６ｂの
端までの長さに比べて短く、例えば５ｍｍ短い。このよ
うに、固定部３６ａの長さが腕部３６ｂの長さに比べて
短いのは、リールばね３６がリール３４に付勢力を与え
る際、本来上ハーフ３２の底面と接触すべき固定部３６
ａが図５に示されるように浮き上がり、所定の付勢力が
得られないのを防止するためである。また、固定部３６
ａのボス孔４６は、リールばね３６がリールばね設置部
４０に供給された際、リールばね設置部ガイド４４によ
って左右の位置が規制されるとともに、上ハーフ３２上
の上ハーフボス４２に引っ掛かり繋止されるように設け
られている。
【０００６】このようなリールばね３６は、図示しない
リールばね供給手段によって、リールばね設置部４０に
供給され、リールばね設置部ガイド４４によって左右の
位置が規制されるとともに、上ハーフ３２上の上ハーフ
ボス４２に引っ掛かり繋止される。その後搬送されてリ
ールばね３６を上ハーフ３２に溶着する溶着工程に搬送
される。その際、上述したように固定部３６ａがリール
ばね設置部４０の底面から浮き上がることのないよう
に、腕部３６ｂの長さが固定部３６ａより長く設定され
ているため、重心の位置関係から腕部３６ｂがリールば
ね設置部４０の底面に接地し、固定部３６ａは浮いた状
態になる。しかし、デジタルビデオカセットが民生用の
小型のデジタルビデオカセット（ＤＶＣ−Ｓタイプ）で
は、固定部３６ａのボス孔４６が上ハーフ３２上の上ハ
ーフボス４２に引っ掛かり係着されるので問題は生じな
い。
リールばね供給手段によって、リールばね設置部４０に
供給され、リールばね設置部ガイド４４によって左右の
位置が規制されるとともに、上ハーフ３２上の上ハーフ
ボス４２に引っ掛かり繋止される。その後搬送されてリ
ールばね３６を上ハーフ３２に溶着する溶着工程に搬送
される。その際、上述したように固定部３６ａがリール
ばね設置部４０の底面から浮き上がることのないよう
に、腕部３６ｂの長さが固定部３６ａより長く設定され
ているため、重心の位置関係から腕部３６ｂがリールば
ね設置部４０の底面に接地し、固定部３６ａは浮いた状
態になる。しかし、デジタルビデオカセットが民生用の
小型のデジタルビデオカセット（ＤＶＣ−Ｓタイプ）で
は、固定部３６ａのボス孔４６が上ハーフ３２上の上ハ
ーフボス４２に引っ掛かり係着されるので問題は生じな
い。
【０００７】しかし、デジタルビデオカセットが業務用
のＭタイプ（ＤＶＣ−Ｍ）やＬタイプ（ＤＶＣ−Ｌ）の
ようにカセットのサイズが大きくなると、それに合わせ
てリールばね３６も長手方向に長くしなければならず、
その結果、図６に示すように、固定部３６ａのボス孔４
６が上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に引っ掛から
ず、溶着工程への搬送時、リールばね３６が搬送時の振
動等で適切な位置からずれるといった問題が生じる。ま
た、溶着工程の際、固定部３６ａの浮き上がりを押えて
溶着しなければならない溶着作業の煩雑さも生じる。
のＭタイプ（ＤＶＣ−Ｍ）やＬタイプ（ＤＶＣ−Ｌ）の
ようにカセットのサイズが大きくなると、それに合わせ
てリールばね３６も長手方向に長くしなければならず、
その結果、図６に示すように、固定部３６ａのボス孔４
６が上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に引っ掛から
ず、溶着工程への搬送時、リールばね３６が搬送時の振
動等で適切な位置からずれるといった問題が生じる。ま
た、溶着工程の際、固定部３６ａの浮き上がりを押えて
溶着しなければならない溶着作業の煩雑さも生じる。
【０００８】このような問題に対して、搬送中、リール
ばね３６がリールばね設置部４０からずれることがない
ように、リールばね３６を押さえる設備を設けることも
考えられるが、搬送作業の煩雑化につながる。搬送中、
リールばね３６を押さえる設備を設け、リールばね３６
がリールばね設置部４０からずれることのないように適
正な位置に押さえることができたとしても、溶着工程に
おいて、固定部３６ａが浮き上がらないように、リール
ばね３６を所定の状態に保持しつつ上ハーフボス４２を
超音波ウェルダー等で溶着固定する必要がある。そのた
め、溶着工程での設備が複雑になり、また溶着作業も複
雑になり、組み立て作業の効率の低下につながる。ま
た、上ハーフボス４２の高さを高くすることも考えられ
るが、上ハーフボス４２を高くすると、溶着する体積が
増えて、溶着時間が長くなり、溶着作業の効率の低下に
つながる。また、上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に
引っ掛かり繋止される程度に、固定部３６ａの長さを短
くすることも考えられるが、この場合腕部３６ｂは極端
に長くなるため、所定の付勢力を与えるほどのばね係数
を得ることはできない。
ばね３６がリールばね設置部４０からずれることがない
ように、リールばね３６を押さえる設備を設けることも
考えられるが、搬送作業の煩雑化につながる。搬送中、
リールばね３６を押さえる設備を設け、リールばね３６
がリールばね設置部４０からずれることのないように適
正な位置に押さえることができたとしても、溶着工程に
おいて、固定部３６ａが浮き上がらないように、リール
ばね３６を所定の状態に保持しつつ上ハーフボス４２を
超音波ウェルダー等で溶着固定する必要がある。そのた
め、溶着工程での設備が複雑になり、また溶着作業も複
雑になり、組み立て作業の効率の低下につながる。ま
た、上ハーフボス４２の高さを高くすることも考えられ
るが、上ハーフボス４２を高くすると、溶着する体積が
増えて、溶着時間が長くなり、溶着作業の効率の低下に
つながる。また、上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に
引っ掛かり繋止される程度に、固定部３６ａの長さを短
くすることも考えられるが、この場合腕部３６ｂは極端
に長くなるため、所定の付勢力を与えるほどのばね係数
を得ることはできない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点を解消し、デジタルビデオカセット等の磁気テー
プカセット組立時リールばねをカセットケースに供給
し、搬送し、溶着して固定する際、供給されたリールば
ねがカセットケース内の適切な位置からずれることがな
く、また、リールばねの溶着工程の煩雑さを解消し、従
来に比べて生産効率を向上させる磁気テープカセット用
リールばねの提供を目的とする。
問題点を解消し、デジタルビデオカセット等の磁気テー
プカセット組立時リールばねをカセットケースに供給
し、搬送し、溶着して固定する際、供給されたリールば
ねがカセットケース内の適切な位置からずれることがな
く、また、リールばねの溶着工程の煩雑さを解消し、従
来に比べて生産効率を向上させる磁気テープカセット用
リールばねの提供を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、リール
ばねの形状について、図５に示されるようにリールばね
の固定部が浮き上がることのないように、固定部の長さ
を腕部に比べて短くしつつ、上記問題点を克服すべく鋭
意検討した結果、以下の発明を得たものである。すなわ
ち、本発明は、カセットケースと、このカセットケース
内に磁気テープを巻回して回転自在に取り付けられた一
対のリールとを有する磁気テープカセットに用いられ、
前記一対のリールをそれぞれその回転する軸方向に押圧
する前記カセットケースに設置された一対のリールばね
であって、前記カセットケースに取り付けられて固定端
を形成する固定部と、前記リールをその回転軸方向に押
圧する腕部と、前記固定部と前記腕部との間に屈曲部を
備え、前記固定部の長さが、前記腕部の長さに比べて、
１ｍｍ以上５ｍｍ以下長いことを特徴とする磁気テープ
カセット用リールばねを提供するものである。
ばねの形状について、図５に示されるようにリールばね
の固定部が浮き上がることのないように、固定部の長さ
を腕部に比べて短くしつつ、上記問題点を克服すべく鋭
意検討した結果、以下の発明を得たものである。すなわ
ち、本発明は、カセットケースと、このカセットケース
内に磁気テープを巻回して回転自在に取り付けられた一
対のリールとを有する磁気テープカセットに用いられ、
前記一対のリールをそれぞれその回転する軸方向に押圧
する前記カセットケースに設置された一対のリールばね
であって、前記カセットケースに取り付けられて固定端
を形成する固定部と、前記リールをその回転軸方向に押
圧する腕部と、前記固定部と前記腕部との間に屈曲部を
備え、前記固定部の長さが、前記腕部の長さに比べて、
１ｍｍ以上５ｍｍ以下長いことを特徴とする磁気テープ
カセット用リールばねを提供するものである。
【００１１】ここで、前記固定部には、前記カセットケ
ースに設けられたボスとともに溶着して前記固定端を形
成するためのボス孔を有することが好ましい。
ースに設けられたボスとともに溶着して前記固定端を形
成するためのボス孔を有することが好ましい。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープカセッ
ト用リールばねについて、添付の図面に示されるデジタ
ルビデオカセット用リールばねの好適実施例を基に詳細
に説明する。なお、以下の説明においては、リールばね
が供給されるカセットケースを構成する上ハーフやリー
ルやフランジ等の部分は、従来の磁気テープカセットと
同様である。それゆえ、以降で記載される上ハーフやリ
ール等は、従来の上ハーフやリール等と何ら変わらない
ので、図３に示される磁気テープカセットの一実施例で
あるデジタルビデオカセット３０と同一の符号を使う。
ト用リールばねについて、添付の図面に示されるデジタ
ルビデオカセット用リールばねの好適実施例を基に詳細
に説明する。なお、以下の説明においては、リールばね
が供給されるカセットケースを構成する上ハーフやリー
ルやフランジ等の部分は、従来の磁気テープカセットと
同様である。それゆえ、以降で記載される上ハーフやリ
ール等は、従来の上ハーフやリール等と何ら変わらない
ので、図３に示される磁気テープカセットの一実施例で
あるデジタルビデオカセット３０と同一の符号を使う。
【００１３】図１に、本発明の磁気テープカセットの一
例であるデジタルビデオカセットに用いられるリールば
ねを示す。図１に示されるリールばね１０は、カセット
ケースに取り付けられて固定端を形成する固定部１０ａ
と、前記リールをその回転軸方向に押圧する腕部１０ｂ
と、固定部１０ａと腕部１０ｂとの間に屈曲部１０ｃと
を有する。固定部１０ａと腕部１０ｂは、屈曲部１０ｃ
を境界とする。また、図１に示されるように、固定部１
０ａには、リールばね設置部４０にリールばね１０を固
定するためのボス孔１２を有する。また、リールばね１
０の両端は三角形状また円弧形状に面取りをしている。
例であるデジタルビデオカセットに用いられるリールば
ねを示す。図１に示されるリールばね１０は、カセット
ケースに取り付けられて固定端を形成する固定部１０ａ
と、前記リールをその回転軸方向に押圧する腕部１０ｂ
と、固定部１０ａと腕部１０ｂとの間に屈曲部１０ｃと
を有する。固定部１０ａと腕部１０ｂは、屈曲部１０ｃ
を境界とする。また、図１に示されるように、固定部１
０ａには、リールばね設置部４０にリールばね１０を固
定するためのボス孔１２を有する。また、リールばね１
０の両端は三角形状また円弧形状に面取りをしている。
【００１４】ここで、リールばね１０は、固定部１０ａ
の長さが腕部１０ｂの長さより１ｍｍ以上５ｍｍ以下長
くなるように屈曲部１０ｃが定められており、本発明の
特徴とする部分である。また、固定部１０ａの端には、
リールばね１０が上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に
繋止されるように、ボス孔１２が設けられる。リールば
ね１０は、その材質として制限されないが、好ましく
は、ＳＵＳ３０４を用いるのが好ましい。また、屈曲部
１０ｃの角度やリールばね１０の板厚も制限的ではない
が、屈曲部１０ｃの位置が変わり腕部１０ｂの長さが変
わっても、得られる付勢力を所定値に収めることができ
るように、設計自由度として設定されることが好まし
い。
の長さが腕部１０ｂの長さより１ｍｍ以上５ｍｍ以下長
くなるように屈曲部１０ｃが定められており、本発明の
特徴とする部分である。また、固定部１０ａの端には、
リールばね１０が上ハーフ３２上の上ハーフボス４２に
繋止されるように、ボス孔１２が設けられる。リールば
ね１０は、その材質として制限されないが、好ましく
は、ＳＵＳ３０４を用いるのが好ましい。また、屈曲部
１０ｃの角度やリールばね１０の板厚も制限的ではない
が、屈曲部１０ｃの位置が変わり腕部１０ｂの長さが変
わっても、得られる付勢力を所定値に収めることができ
るように、設計自由度として設定されることが好まし
い。
【００１５】また、固定部１０ａの長さが腕部１０ｂの
長さより１ｍｍ以上５ｍｍ以下長い理由は以下の様に説
明される。リールばね１０は、磁気テープカセットの組
立作業中、上ハーフ３２上のリールばね設置部４０の適
切な位置にリールばね供給手段によって一つずつ供給さ
れる。適切な位置とは、リールばね３６の板幅に対応し
て設けられた一対のリッジで構成されるリールばね設置
部ガイド４４によって位置が規制され、リールばね設置
部４０に設けられた上ハーフボス４２をボス孔１２に貫
通させてリールばね１０が繋止される位置を言う。
長さより１ｍｍ以上５ｍｍ以下長い理由は以下の様に説
明される。リールばね１０は、磁気テープカセットの組
立作業中、上ハーフ３２上のリールばね設置部４０の適
切な位置にリールばね供給手段によって一つずつ供給さ
れる。適切な位置とは、リールばね３６の板幅に対応し
て設けられた一対のリッジで構成されるリールばね設置
部ガイド４４によって位置が規制され、リールばね設置
部４０に設けられた上ハーフボス４２をボス孔１２に貫
通させてリールばね１０が繋止される位置を言う。
【００１６】本発明によると、固定部１０ａの長さが腕
部１０ｂの長さより長く、リールばね１０の重心位置
は、固定部１０ａ側に位置するため、適切な位置にリー
ルばね１０が供給された場合、図２に示すように、固定
部１０ａがリールばね設置部４０の底面にぴったり付
き、しかも上ハーフボス４２によってリールばね１０が
確実に繋止される。
部１０ｂの長さより長く、リールばね１０の重心位置
は、固定部１０ａ側に位置するため、適切な位置にリー
ルばね１０が供給された場合、図２に示すように、固定
部１０ａがリールばね設置部４０の底面にぴったり付
き、しかも上ハーフボス４２によってリールばね１０が
確実に繋止される。
【００１７】一方、従来のリールばね３６では、腕部３
６ｂの長さが固定部３６ａの長さより長いため、重心位
置は腕部３６ｂ側に位置し、そのために、図６に示すよ
うに、固定部３６ａはリールばね設置部４０の底面から
浮き上がり、しかも上ハーフボス４２に引っ掛かること
もない。このような場合、リールばね３６は、上述した
ようにリールばねの溶着工程に搬送される際の振動等に
よって適切な位置から容易にずれてしまうため、適切な
位置へ移動する必要がある。また、溶着工程では、固定
部３６ａが浮き上がったリールばね３６を、固定部３６
ａがリールばね設置部４０の底面に接触するように溶着
中保持する必要が生じるため、溶着工程の作業効率が低
下してしまう問題点があった。しかし、本発明によれ
ば、図２に示されるように、固定部１０ａがリールばね
設置部４０の底面と接触した状態で安定して置かれるた
め、ボス孔４２から図６に示すように上ハーフボス４２
が抜けることもない。これによって、供給されたリール
ばね１０が溶着工程への搬送中、カセットケース内の適
切な位置からずれることがなく、溶着工程の際も固定部
１０ａのリールばね設置部４０の底面に安定して置かれ
るので、従来のリールばね３６のように、固定部１０ａ
がリールばね設置部４０の底面と接触するように保持す
る作業も必要なく、従来に比べて溶着工程の作業効率が
向上する。
６ｂの長さが固定部３６ａの長さより長いため、重心位
置は腕部３６ｂ側に位置し、そのために、図６に示すよ
うに、固定部３６ａはリールばね設置部４０の底面から
浮き上がり、しかも上ハーフボス４２に引っ掛かること
もない。このような場合、リールばね３６は、上述した
ようにリールばねの溶着工程に搬送される際の振動等に
よって適切な位置から容易にずれてしまうため、適切な
位置へ移動する必要がある。また、溶着工程では、固定
部３６ａが浮き上がったリールばね３６を、固定部３６
ａがリールばね設置部４０の底面に接触するように溶着
中保持する必要が生じるため、溶着工程の作業効率が低
下してしまう問題点があった。しかし、本発明によれ
ば、図２に示されるように、固定部１０ａがリールばね
設置部４０の底面と接触した状態で安定して置かれるた
め、ボス孔４２から図６に示すように上ハーフボス４２
が抜けることもない。これによって、供給されたリール
ばね１０が溶着工程への搬送中、カセットケース内の適
切な位置からずれることがなく、溶着工程の際も固定部
１０ａのリールばね設置部４０の底面に安定して置かれ
るので、従来のリールばね３６のように、固定部１０ａ
がリールばね設置部４０の底面と接触するように保持す
る作業も必要なく、従来に比べて溶着工程の作業効率が
向上する。
【００１８】また、本発明のリールばね１０の固定部１
０ａの長さが腕部１０ｂの長さより長いが、その長さの
差は１ｍｍ以上５ｍｍ以下である。この長さの差を１ｍ
ｍ以下とすると、図１（ｂ）に示すように、リールばね
１０は三角形や円弧状の面取りをし、またボス孔１２を
設けているため、リールばね１０の重心位置が必ずしも
固定部１０ａ側に位置せず、屈曲部１０ｃ付近に位置す
るため、わずかな振動やリールばね設置部４０の底面の
凹凸によってバランスがくずれ、固定部１０ａがリール
ばね設置部４０の底面から浮き上がることがある。
０ａの長さが腕部１０ｂの長さより長いが、その長さの
差は１ｍｍ以上５ｍｍ以下である。この長さの差を１ｍ
ｍ以下とすると、図１（ｂ）に示すように、リールばね
１０は三角形や円弧状の面取りをし、またボス孔１２を
設けているため、リールばね１０の重心位置が必ずしも
固定部１０ａ側に位置せず、屈曲部１０ｃ付近に位置す
るため、わずかな振動やリールばね設置部４０の底面の
凹凸によってバランスがくずれ、固定部１０ａがリール
ばね設置部４０の底面から浮き上がることがある。
【００１９】また、固定部１０ａの長さと腕部１０ｂの
長さとの差を５ｍｍ以下とするのは、この差が５ｍｍ以
上とすると、上述したように、リールに付勢力を与える
際、図５に示されるように、固定部１０ａの一部が曲が
って浮き上がり、所定の付勢力を発生させることが困難
となるからである。また、腕部１０ｂのばね係数は腕部
１０ｂの長さの−３乗で決まるため、固定部１０ａの長
さと腕部１０ｂの長さとの差が５ｍｍ以上とすると腕部
１０ｂの長さは短くなり、それに伴ってばね係数は急激
に大きくなり、リールばね１０の板厚や屈曲部１０ｃの
折り曲げ角度を変更しても、所定の付勢力を発揮するよ
うにばね係数を所定の値に維持することが困難になるた
めである。また、屈曲部１０ｃの位置のばらつきに基づ
いて発生するばね係数のばらつきも、腕部１０ｂの長さ
が短くなるに連れて大きくなり、所定の付勢力をその許
容範囲に維持することが困難になるためである。以上、
本発明は、固定部１０ａの長さが腕部１０ｂの長さより
１ｍｍ以上５ｍｍ以下長いことを特徴とするが、本発明
の効果を最も顕著に発揮するには、固定部１０ａの長さ
が腕部１０ｂの長さより２ｍｍ以上３ｍｍ以下長いこと
が好ましい。
長さとの差を５ｍｍ以下とするのは、この差が５ｍｍ以
上とすると、上述したように、リールに付勢力を与える
際、図５に示されるように、固定部１０ａの一部が曲が
って浮き上がり、所定の付勢力を発生させることが困難
となるからである。また、腕部１０ｂのばね係数は腕部
１０ｂの長さの−３乗で決まるため、固定部１０ａの長
さと腕部１０ｂの長さとの差が５ｍｍ以上とすると腕部
１０ｂの長さは短くなり、それに伴ってばね係数は急激
に大きくなり、リールばね１０の板厚や屈曲部１０ｃの
折り曲げ角度を変更しても、所定の付勢力を発揮するよ
うにばね係数を所定の値に維持することが困難になるた
めである。また、屈曲部１０ｃの位置のばらつきに基づ
いて発生するばね係数のばらつきも、腕部１０ｂの長さ
が短くなるに連れて大きくなり、所定の付勢力をその許
容範囲に維持することが困難になるためである。以上、
本発明は、固定部１０ａの長さが腕部１０ｂの長さより
１ｍｍ以上５ｍｍ以下長いことを特徴とするが、本発明
の効果を最も顕著に発揮するには、固定部１０ａの長さ
が腕部１０ｂの長さより２ｍｍ以上３ｍｍ以下長いこと
が好ましい。
【００２０】このような本発明のリールばねについて、
具体的な寸法を一例として挙げる。磁気テープカセット
は、デジタルビデオカセットＬタイプ（ＤＶＣーＬ）で
ある。このデジタルビデオカセットに用いるリールばね
１０は、板厚を０．２ｍｍ、腕部１０ｂの長さを１９ｍ
ｍ、固定部１０ａの長さを２１ｍｍとしたもので、固定
部１０ａの長さが腕部１０ｂの長さより２ｍｍ長くなっ
ている。そのため、固定部１０ａはリールばね設置部４
０の底面に接触して上ハーフボス４２に繋止される。ま
た、屈曲部１０ｃの折り曲げ角度は１６度である。一
方、従来のリールばね３６は、板厚を０．２５ｍｍ、腕
部３６ｂの長さを２２．５ｍｍ、固定部３６ａの長さを
１７．５ｍｍとしたもので、固定部３６ａの長さが腕部
３６ｂの長さより５ｍｍ短くなっている。また、屈曲部
１０ｃでの折り曲げ角度は１１度である。この場合、固
定部３６ａは、リールばね設置部４０の底面から浮き上
がり、ボス孔４６の高さは底面から上ハーフボス４２の
高さ２ｍｍを超え、ボス孔４６が上ハーフボス４２に引
っ掛かることはない。本発明品であるリールばね１０
は、腕部１０ｂの長さが従来のリールばね３６の腕部３
６ｂに比べて３．５ｍｍも短いため、所定の付勢力を発
生させるために、板厚を０．２５ｍｍから０．２ｍｍに
薄くし、さらに折り曲げ角度の微調整を行い、折り曲げ
角度を１１度から１６度に変更している。なお、リール
ばねに使用する材質はＳＵＳ３０４である。
具体的な寸法を一例として挙げる。磁気テープカセット
は、デジタルビデオカセットＬタイプ（ＤＶＣーＬ）で
ある。このデジタルビデオカセットに用いるリールばね
１０は、板厚を０．２ｍｍ、腕部１０ｂの長さを１９ｍ
ｍ、固定部１０ａの長さを２１ｍｍとしたもので、固定
部１０ａの長さが腕部１０ｂの長さより２ｍｍ長くなっ
ている。そのため、固定部１０ａはリールばね設置部４
０の底面に接触して上ハーフボス４２に繋止される。ま
た、屈曲部１０ｃの折り曲げ角度は１６度である。一
方、従来のリールばね３６は、板厚を０．２５ｍｍ、腕
部３６ｂの長さを２２．５ｍｍ、固定部３６ａの長さを
１７．５ｍｍとしたもので、固定部３６ａの長さが腕部
３６ｂの長さより５ｍｍ短くなっている。また、屈曲部
１０ｃでの折り曲げ角度は１１度である。この場合、固
定部３６ａは、リールばね設置部４０の底面から浮き上
がり、ボス孔４６の高さは底面から上ハーフボス４２の
高さ２ｍｍを超え、ボス孔４６が上ハーフボス４２に引
っ掛かることはない。本発明品であるリールばね１０
は、腕部１０ｂの長さが従来のリールばね３６の腕部３
６ｂに比べて３．５ｍｍも短いため、所定の付勢力を発
生させるために、板厚を０．２５ｍｍから０．２ｍｍに
薄くし、さらに折り曲げ角度の微調整を行い、折り曲げ
角度を１１度から１６度に変更している。なお、リール
ばねに使用する材質はＳＵＳ３０４である。
【００２１】以上、本発明の磁気カセット用リールばね
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定
はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各
種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんであ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、リールばねの屈曲部位置を変え、固定部の長さ
を腕部の長さに比べて１ｍｍ以上５ｍｍ以下長くするこ
とで、カセットケース上の適切な位置に供給された場
合、固定部がカセットケースの底面に接触し安定して置
かれるので、従来のように固定部をカセットケースの底
面に接触させた状態に保持する必要がなく、リールばね
の溶着時の溶着作業がスムーズに行え、また、固定部が
カセットケースの底面に接触するとともに、リールばね
は、カセットケースのボスをリールばねのボス孔に貫通
させて繋止されるので、溶着工程に搬送する際の振動等
によって適切な位置からずれることがなく、溶着作業を
搬送後即座に開始することができ、溶着作業の効率、ひ
いては磁気テープカセットの生産効率を向上することが
できる。
よれば、リールばねの屈曲部位置を変え、固定部の長さ
を腕部の長さに比べて１ｍｍ以上５ｍｍ以下長くするこ
とで、カセットケース上の適切な位置に供給された場
合、固定部がカセットケースの底面に接触し安定して置
かれるので、従来のように固定部をカセットケースの底
面に接触させた状態に保持する必要がなく、リールばね
の溶着時の溶着作業がスムーズに行え、また、固定部が
カセットケースの底面に接触するとともに、リールばね
は、カセットケースのボスをリールばねのボス孔に貫通
させて繋止されるので、溶着工程に搬送する際の振動等
によって適切な位置からずれることがなく、溶着作業を
搬送後即座に開始することができ、溶着作業の効率、ひ
いては磁気テープカセットの生産効率を向上することが
できる。
【図１】 （ａ）は、本発明の磁気テープカセット用リ
ールばねの一実施例であるデジタルビデオカセット用リ
ールばねの側面図であり、（ｂ）はその平面図である。
ールばねの一実施例であるデジタルビデオカセット用リ
ールばねの側面図であり、（ｂ）はその平面図である。
【図２】 本発明の磁気テープカセット用リールばねの
一実施例であるデジタルビデオカセット用リールばねを
カセットケースに供給した状態を説明する図である。
一実施例であるデジタルビデオカセット用リールばねを
カセットケースに供給した状態を説明する図である。
【図３】 従来の磁気テープカセットの一例の要部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】（ａ）は、従来の磁気テープカセットに利用さ
れるリールばねの一例を示す断面図であり、（ｂ）は、
その平面図である。
れるリールばねの一例を示す断面図であり、（ｂ）は、
その平面図である。
【図５】 従来のリールばねがリールに付勢力を与える
際のリールばねの変形状態を説明する図である。
際のリールばねの変形状態を説明する図である。
【図６】 従来のリールばねの一例であるデジタルビデ
オカセット用リールばねをカセットケースに供給した状
態を説明する図である。
オカセット用リールばねをカセットケースに供給した状
態を説明する図である。
１０、３６ リールばね １０ａ、３６ａ 固定部 １０ｂ、３６ｂ 腕部 １０ｃ、３６ｃ 屈曲部 １２ ボス孔 ３０ デジタルビデオカセット ３２ 上ハーフ ３４ リール ４０ リールばね設置部 ４２ 上ハーフボス ４４ リールばね設置部ガイド ４６ ボス孔
Claims (2)
- 【請求項１】カセットケースと、このカセットケース内
に磁気テープを巻回して回転自在に取り付けられた一対
のリールとを有する磁気テープカセットに用いられ、前
記一対のリールをそれぞれその回転する軸方向に押圧す
る前記カセットケースに設置された一対のリールばねで
あって、 前記カセットケースに取り付けられて固定端を形成する
固定部と、前記リールをその回転軸方向に押圧する腕部
と、前記固定部と前記腕部との間に屈曲部を備え、 前記固定部の長さが、前記腕部の長さに比べて、１ｍｍ
以上５ｍｍ以下長いことを特徴とする磁気テープカセッ
ト用リールばね。 - 【請求項２】前記固定部には、前記カセットケースに設
けられたボスとともに溶着して前記固定端を形成するた
めのボス孔を有する請求項１に記載の磁気テープカセッ
ト用リールばね。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10305339A JP2000132942A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 磁気テープカセット用リールばね |
| PCT/JP1999/005932 WO2000025315A1 (en) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | A reel spring for use of a magnetic tape cassette and a magnetic tape cassette |
| CNB998127175A CN1179358C (zh) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | 一种用于盒式磁带的卷轴簧以及盒式磁带 |
| EP99951089A EP1127353B1 (en) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | A reel spring for use of a magnetic tape cassette and a magnetic tape cassette |
| KR10-2001-7004760A KR100412112B1 (ko) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | 자기 테이프 카세트용 릴 스프링 및 자기 테이프 카세트 |
| DE69915856T DE69915856T2 (de) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | Spulenfeder für magnetbandkassette und magnetbandkassette |
| US09/830,330 US6471151B1 (en) | 1998-10-27 | 1999-10-27 | Reel spring for use of a magnetic tape cassette and a magnetic tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10305339A JP2000132942A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 磁気テープカセット用リールばね |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000132942A true JP2000132942A (ja) | 2000-05-12 |
| JP2000132942A5 JP2000132942A5 (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=17943931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10305339A Pending JP2000132942A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 磁気テープカセット用リールばね |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6471151B1 (ja) |
| EP (1) | EP1127353B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000132942A (ja) |
| KR (1) | KR100412112B1 (ja) |
| CN (1) | CN1179358C (ja) |
| DE (1) | DE69915856T2 (ja) |
| WO (1) | WO2000025315A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7165738B2 (en) * | 2001-02-26 | 2007-01-23 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Record media cartridge |
| US7121493B2 (en) * | 2001-08-01 | 2006-10-17 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic tape cassettes, tape reels for use therewith, resinous leaf springs, and a process for producing them |
| US7685613B2 (en) * | 2005-01-18 | 2010-03-23 | Ronald Marc Permut | Combination storage extracting and biasing system |
| CN107158513A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-09-15 | 余庆县人民医院 | 带有挤压装置的输液袋 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290476U (ja) | 1985-11-21 | 1987-06-10 | ||
| JP2626129B2 (ja) * | 1990-02-21 | 1997-07-02 | 松下電器産業株式会社 | テープカセット |
| GB2269360A (en) | 1992-08-05 | 1994-02-09 | Acme Cassette Manufacturing Li | Magnetic tape cassette :reel springs |
| GB2283961A (en) | 1993-11-09 | 1995-05-24 | Acme Cassette Manufacturing Li | Magnetic tape cassette spring |
| WO1995015560A1 (en) | 1993-12-03 | 1995-06-08 | Jason Incorporated | Reel springs for magnetic tape cassettes |
| JP3380933B2 (ja) * | 1994-04-28 | 2003-02-24 | ソニー株式会社 | テープカセット |
| JPH11149746A (ja) * | 1997-11-17 | 1999-06-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気テープカセット |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10305339A patent/JP2000132942A/ja active Pending
-
1999
- 1999-10-27 US US09/830,330 patent/US6471151B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-10-27 WO PCT/JP1999/005932 patent/WO2000025315A1/en active IP Right Grant
- 1999-10-27 CN CNB998127175A patent/CN1179358C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-10-27 EP EP99951089A patent/EP1127353B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-10-27 KR KR10-2001-7004760A patent/KR100412112B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-10-27 DE DE69915856T patent/DE69915856T2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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| DE69915856D1 (de) | 2004-04-29 |
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| EP1127353A1 (en) | 2001-08-29 |
| CN1324483A (zh) | 2001-11-28 |
| WO2000025315A1 (en) | 2000-05-04 |
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| KR20010089304A (ko) | 2001-09-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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