JP2002093106A - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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JP2002093106A
JP2002093106A JP2000278110A JP2000278110A JP2002093106A JP 2002093106 A JP2002093106 A JP 2002093106A JP 2000278110 A JP2000278110 A JP 2000278110A JP 2000278110 A JP2000278110 A JP 2000278110A JP 2002093106 A JP2002093106 A JP 2002093106A
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Japan
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reel
spring
magnetic tape
holding surface
position regulating
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JP2000278110A
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English (en)
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Shingo Katagiri
新悟 片桐
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールばねを所定の方向で確実かつ容易に上
カセットハーフに固着できる磁気テープカセットを提供
する。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセット10は、保
持面12bが、一方の位置規制リブ17bから他方の位
置規制リブ17aにかけて所定の角度で傾斜し、リール
付勢用板ばね20の基端部22とアーム部21との連続
部分が、アーム部21の先端部分21aが内側面12a
に略垂直な方向の付勢力を生ずるように、リール付勢用
板ばね20の短手方向と前記所定の角度より大きい角度
を形成する線24で折曲している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを捲回
した一対のテープリールを、カセットケース内に回動自
在に支持した磁気テープカセットに関し、詳しくは、リ
ール付勢用板ばねの組付構造に特徴を有する磁気テープ
カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器やビデオ機器等
においては、一対のテープリールに捲回した磁気テープ
を、カセットケース内に走行可能に保持して記録再生を
行う磁気テープカセットが多用されている。図4に、磁
気テープカセットの一例であるDVC(ディジタルビデ
オカセット)の分解斜視図を示す。磁気テープカセット
50は、上カセットハーフ52と下カセットハーフ53
とを備え、下カセットハーフ53内には、磁気テープ6
5を捲回した一対のテープリール51が、回動自在に支
持される。
【0003】下カセットハーフ53における図中手前側
の開口部54の両側には、テープガイド55が設けられ
ている。各テープガイド55は、一方のテープリール5
1から送出されて他方のテープリール51に巻き取られ
る磁気テープ65を案内し、磁気テープ65を開口部5
4における所定の位置で通過させる。また、下カセット
ハーフ53における図中奥側には、テープリール係止ア
ーム67を有するテープリールロック部材66が組み付
けられる。テープリールロック部材66は、圧縮コイル
ばね68によって付勢されることにより、テープリール
係止アーム67を各テープリール51の外周に形成され
た係合歯51aに係合させ、各テープリール51の不測
の回転を阻止する。これにより磁気テープ65の巻き緩
み等が防止される。
【0004】一方、上カセットハーフ52には、テープ
リール51に捲回された磁気テープ65の巻き量を確認
できるように窓が設けられている。窓は、上カセットハ
ーフ52に設けられた窓開口56を塞ぐように透明な窓
部材56aを取り付けて構成される。また、上カセット
ハーフ52の内側面には、リール付勢用板ばね(以下リ
ールばね)70が、各テープリール51毎に取り付けら
れる。
【0005】以上のような構成の上カセットハーフ52
と下カセットハーフ53とを組合わせることでカセット
ケースが構成される。下カセットハーフ53の開口部5
4には磁気テープ65が露呈されるが、その磁気テープ
65の全面を覆うように蓋部材であるアウターリッド6
1、アッパーリッド62、インナーリッド63がそれぞ
れ、開閉自在に上カセットハーフ52に取り付けられ
る。
【0006】図5は、上カセットハーフ52の内側面5
2aにリールばね70が取り付けられた際の平面図を示
す。内側面52a上には、各テープリール毎に互いに間
隔を隔てて立設された一対の位置規制リブ57と、一対
の位置規制リブ57の間の保持面上にリールばね70を
固着する際の溶着部分となるボス部59とが設けられて
いる。リールばね70は、一対の位置規制リブ57の間
に収まる幅を有する帯状の金属板からなり、アーム部7
1とアーム部71に連続した基端部72とを有し、アー
ム部71と基端部72との連続部分74を折り曲げて構
成されている。基端部72には、リールばね70が保持
面上に載置された際にボス部59が嵌挿される貫通孔7
3が設けられている。
【0007】図6に、図5に示したリールばね70が上
カセットハーフ52に取り付られた様子を詳細に示す。
リールばね70は、その基端部72とアーム部71の一
部が一対の位置規制リブ57の間に形成された保持面5
2b上に載置されるとともに、基端部72に設けられた
貫通孔73内に、保持面52b上に設けられたボス部5
9が嵌挿されることで、上カセットハーフ52に装着さ
れる。このとき、貫通孔73の内周面とボス部59の外
周面との間、及びリールばね70と位置規制リブ57と
の間には、隙間Xが形成される。こうすることで、リー
ルばね70を内側面52aに組み付ける際に、貫通孔7
3にボス部59を嵌挿し易くし、位置規制リブ57の間
の保持面52b上にリールばね70を載置し易くしてい
る。リールばね70を保持面52b上に固着するには、
図示しない溶着ホーンによりボス部59を溶融し、ボス
部59がリールばね70の基端部72に溶着する。溶融
し、固化されたボス部59を図中二点鎖線で示してい
る。こうして保持面52b上に固着されたリールばね7
0は、上カセットハーフ52に片持支持されている。
【0008】図7(A)に、図6に示したリールばね7
0のA−A断面図を示す。また、図7(B)に、図6に
示したリールばね70のB−B断面図を示す。前述した
ようにリールばね70のアーム部71と基端部72とは
連続部分74で折り曲げられており、アーム部71は保
持面52bに固着された基端部72に対して内側面52
aよりもカセットケース内方(図中上方向)にせり上が
っている。こうすることで、アーム部71の先端部付近
71aが図示しないテープリールを内側面52aに略垂
直な方向に付勢し、テープリールをカセットケース内で
支持している。また、図7(B)に示すように位置規制
リブ57の高さは、リールばね70の厚さと略同じであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したリールばね7
0を上カセットハーフ52に固着する工程では、リール
ばね70が装着された上カセットハーフ52は、ボス部
59を溶着するために、溶着を実行可能な位置まで搬送
される。次いで、前述したように溶着ホーンがボス部5
9を基端部72に溶着することでリールばね70が上カ
セットハーフ52に固着される。以上のような作業の際
にリールばね70及び上カセットハーフ52が振動する
と、前述した隙間X(図6)によって、リールばね70
は、ボス部59を中心として回転してしまう。また、さ
らに振動が大きいと、リールばね70はリールばね70
の厚さと略同じ高さを有する位置規制リブ57を越えて
回転してしまう。すなわち、リールばね70のアーム部
71の先端部分71aは、図6に示す矢印C方向に位置
がずれてしまう場合がある。先端部分71aの位置がず
れてしまったままボス部59が基端部72に溶着され、
リールばね70が内側面52aに固着されてしまうと、
先端部分71aがテープリール51の所定の位置を適切
な力で付勢しなくなってしまう。
【0010】このような問題を解決するために隙間Xを
なくしてしまうことも考えられる。しかしながら、隙間
Xをなくしてしまっては、一対の位置規制リブ57の間
にリールばね70を載置しにくくなったり、貫通孔73
内にボス部59を嵌挿しにくくなり、リールばね70の
保持面52bへの組付作業の効率が低下する。また、位
置規制リブ57の高さを高くしてしまっては、カセット
ケース内でテープリール51がわずかに上カセットハー
フ52側に移動するだけで、位置規制リブ57がテープ
リール51に当接してしまいテープリール51に傷を付
けてしまう。
【0011】本発明は、以上のような背景に基づいてな
されたものであって、その目的は、リールばねを所定の
方向で確実かつ容易に上カセットハーフに固着できる磁
気テープカセットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、磁
気テープを捲回した一対のテープリールを、上下カセッ
トハーフからなるカセットケース内に回動自在に支持
し、前記上カセットハーフの内側面に配置された一対の
位置規制リブの間に保持面と、該保持面上にボス部とが
設けられ、貫通孔が形成された基端部と該基端部に連続
したアーム部の一部が前記保持面上に載置されるととも
に、前記貫通孔に前記ボス部が嵌挿された状態で、前記
ボス部を溶着することにより前記上カセットハーフに固
着されるリール付勢用板ばねを備えた磁気テープカセッ
トにおいて、前記保持面が、一方の位置規制リブから他
方の位置規制リブにかけて所定の角度で傾斜し、前記リ
ール付勢用板ばねの前記基端部と前記アーム部との連続
部分が、前記アーム部の先端部分が前記内側面に略垂直
な方向の付勢力を生ずるように、前記リール付勢用板ば
ねの短手方向と前記所定の角度より大きい角度を形成す
る線で折曲している磁気テープカセットによって達成さ
れる。
【0013】このような構成の磁気テープカセットにお
いては、上カセットハーフに装着され固着されていない
リール付勢用板ばねが溶着作業時に振動すると、傾斜し
た保持面の最下部に偏倚される。さらに、傾斜した保持
面の最下部に位置する位置規制リブにリール付勢用板ば
ねが当接することで、位置規制リブの長手方向に沿っ
て、リール付勢用板ばねの基端部とアーム部の一部が位
置決めされ、リール付勢用板ばねを所定の方向に向ける
ことができる。したがって、リール付勢用板ばねを所定
の方向で確実かつ容易に上カセットハーフに固着するこ
とができる。また、リール付勢用板ばねの連続部分が短
手方向と形成する角度は、保持面が傾斜している角度よ
り大きい。こうすることで、アーム部の先端部分が、上
カセットハーフの内側面の略垂直な方向の付勢力を生ず
るように、テープリールの所定の位置を付勢することが
できる。
【0014】ここで、「保持面」は、上カセットハーフ
の肉厚を削るように内側面よりも上カセットハーフの肉
部内方に配置されてもよい。こうすることで、保持面の
傾斜の最下部に位置する位置規制リブのリール付勢用板
ばねと当接する面が、位置規制リブの高さを高くするこ
となく、上カセットハーフの肉厚を削った分だけ保持面
から高い位置になる。したがって、振動等によってリー
ル付勢用板ばねが位置規制リブを飛び越えてしまうこと
を防止できる。「所定の角度」とは、上カセットハーフ
の内側面に対して1°以上、10°以下がよい。所定の
角度が、1°より小さくなるとリール付勢用板ばねが振
動しても、保持面の最下部へと偏倚されない。また、所
定の角度が、10°より大きくなると所定の角度よりも
大きい角度で形成されているリール付勢用板ばねの折曲
している部分が広くなり、アーム部の先端部分から折曲
している部分までの距離にリール付勢用板ばねの短手方
向で差が生じるので、先端部分付近でテープリールを付
勢する力にむらが生じてしまう。「前記所定の角度より
大きい角度」とは、上述した「所定の角度」に対応し
て、リール付勢用板ばねの短手方向に対して5°以上、
45°以下がよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態にお
いて、すでに説明した部材等と同様の構成・作用を有す
る部材等については、図中に同一符号または相当符号を
付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0016】図1に、本発明の実施形態である磁気テー
プカセット10の上カセットハーフ12の内側面12a
にテープリール付勢用板ばね(以下リールばね)20が
取り付けられた際の平面図を示す。磁気テープカセット
10は、前述の図4に示した磁気テープカセット50の
上カセットハーフ52及びリールばね70以外の構成要
素と図1に示した上カセットハーフ12及びリールばね
20とで構成される。
【0017】内側面12a上には、各テープリール毎の
対応する位置に、互いに間隔を隔てて立設された一対の
位置規制リブ17a,17bと、一対の位置規制リブ1
7a,17bの間に保持面12bと、保持面12b上に
リールばね20を固着する際の溶着部分となるボス部1
9とが設けられている。リールばね20は、一対の位置
規制リブ17a,17bの間に収まる幅を有する帯状の
金属板を折り曲げて形成されたアーム部21と基端部2
2とからなる。基端部22には、リールばね20が保持
面12b上に載置された際にボス部19が嵌挿される貫
通孔23が設けられている。
【0018】図2、図3(A)、図3(B)に、図1に
示したリールばね20が上カセットハーフ12の保持面
12bに取り付られた様子を詳細に示す。図2は、保持
面12b上に載置されたリールばね20の平面図を示し
ている。また、図3(A)には、図2に示したリールば
ね20のA−A断面図を示す。また、図3(B)に、図
2に示したリールばね20のB−B断面図を示す。
【0019】図2に示すように、一対の位置規制リブ1
7a,17bの間隔は、リールばね20の幅よりも広く
構成されている。また、リールばね20の貫通孔23の
大きさもボス部19の外周よりも大きく構成されてい
る。こうすることで、リールばね20を保持面12b上
に組み付ける際に、貫通孔23にボス部19を嵌挿し易
くし、位置規制リブ17a,17bの間の保持面12b
上にリールばね20を収納し易くしている。
【0020】また、リールばね20の基端部22とアー
ム部21との折曲部分は、折目線24を介して基端部2
2に対してアーム部21がカセットケースの内方(図中
上方)を向くように折り曲げられている(図3
(A))。折目線24は、リールばね20の幅方向(短
手方向)に対してθSの角度を形成している。θSは、5
°≦θ S≦45°が好ましいが、本実施形態において
は、20°としている。
【0021】図3(B)に示すように、一対の位置規制
リブ17a,17bによって挟まれた保持面12bは、
一方の位置規制リブ17bから他方の位置規制リブ17
aへ向かって内側面12aに対して所定の角度θHで傾
斜している傾斜面となっている。θHは、1°≦θH≦1
0°が好ましい。したがって、本実施形態では、3.5
°としている。このような構成により、傾斜している保
持面12bは、内側面12aよりも上カセットハーフ1
2の肉部内方に配置されている。
【0022】次に、リールばね20が、図2に示す状態
で保持面12b上に固着される過程を説明する。先ずリ
ールばね20を保持面12b上に載置する。このとき、
リールばね20の貫通孔23にはボス部19が嵌挿さ
れ、一対の位置規制リブ17a,17bの間にリールバ
ネ20の基端部22及びアーム部21の一部が収納され
る。次いで、リールばね20を装着した上カセットハー
フ12は、ボス部19が図示しない溶着ホーンによって
溶着されるために、溶着を実行可能な位置まで搬送され
る。次いで、ボス部19を図示しない溶着ホーンによっ
て溶融する。このときの振動により、図2に示すように
貫通孔23の内周面とボス部19の外周面との間及びリ
ールばね20の側部と一方の位置規制リブ17bの内側
部との間には、隙間Yが偏って形成される。さらに、基
端部22とアーム部21の一部とが、一方の位置規制リ
ブ17aの内側部と当接することで、リールばね20は
位置規制リブ17aの長手方向に整合される。最後に、
ボス部19が基端部22に溶着され、リールばね20が
上カセットハーフ12の保持面12bに固着される。溶
融し、固化したボス部19を図中二点鎖線で示す。な
お、溶着前の搬送時にリールばね20と上カセットハー
フ12とに振動を与えることにより、溶着実行前に予め
リールばね20を位置規制リブ17aの長手方向に整合
させ、リールばね20の位置決めをより確実に行なうこ
ともできる。
【0023】このように、リールばね20が上カセット
ハーフ12の保持面12b上に固着されることで、上カ
セットハーフ12に片持ち支持される。このとき、リー
ルばね20のアーム部21の先端部分付近21aは、カ
セットケースの内方(図3(A)中上方)を向くように
アーム部21は基端部22からせり上がっている。した
がって、アーム部21の先端部付近21aが図示しない
テープリールの所定の位置を適切な力で下カセットハー
フ53側に付勢できる。
【0024】このような構成の磁気テープカセット10
においては、上カセットハーフ12に装着され固着され
ていないリールばね20が組立搬送時や溶着作業時に振
動すると、傾斜した保持面12bの最下部に偏倚され
る。さらに、傾斜した保持面12bの最下部に位置する
位置規制リブ17aにリールばね20が当接すること
で、位置規制リブ17aの長手方向に沿って、リールば
ね20の基端部22とアーム部21の一部が位置決めさ
れ、リールばね20を所定の方向に向けることができ
る。したがって、リールばね20を所定の方向で確実か
つ容易に上カセットハーフ12に固着することができ
る。さらに、保持面12bが上カセットハーフ12の肉
部内方に配置されているので、保持面の傾斜の最下部に
位置する位置規制リブ17aのリールばね20と当接す
る面が、位置規制リブ17aの高さを高くすることな
く、上カセットハーフ12の肉厚を削った分だけ保持面
12bから高い位置になる。したがって、リールばね2
0が位置規制リブ17aを飛び越えてしまうことを防止
できる。また、リールばね20の折目線24が形成する
角度θSを保持面12bの傾斜角度θHより大きい角度と
することで、アーム部21の先端部分21aが上カセッ
トハーフ12の内側面12aに略垂直な方向に付勢力を
生ずるようにテープリールの所定の位置を付勢すること
ができる。
【0025】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
本実施形態では、図1において、一対のテープリールに
対応するリールばねを左右で異なる方向の折曲部分で折
り曲げられたリールばねを使用していたが、同じ方向で
折り曲げられたリールばねを使用してもよい。その際に
は、保持面は同じ方向で傾斜している。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気テー
プカセットによれば、保持面が、一方の位置規制リブか
ら他方の位置規制リブにかけて所定の角度で傾斜し、リ
ール付勢用板ばねの基端部とアーム部との連続部分が、
アーム部の先端部分が内側面に略垂直な方向の付勢力を
生ずるように、リール付勢用板ばねの短手方向と前記所
定の角度より大きい角度を形成する線で折曲している構
成なので、リールばねを所定の方向で確実かつ容易に上
カセットハーフに固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である磁気テープカセット1
0の上カセットハーフ12の内側面12aの平面図であ
る。
【図2】図1に示す内側面12aに取り付けられたリー
ルばね20を示す平面図である。
【図3】図2に示すリールばね20の断面図である。
【図4】従来の磁気テープカセット50の分解斜視図で
ある。
【図5】図4に示す磁気テープカセット50の上カセッ
トハーフ52の内側面52aの平面図である。
【図6】図5に示す内側面52aに取り付けられたリー
ルばね70を示す平面図である。
【図7】図6に示すリールばね70の断面図である。
【符号の説明】
10 磁気テープカセット 12 上カセットハーフ 12a 内側面 12b 保持面 17a,17b 位置規制リブ 19 ボス部 20 リールばね(リール付勢用板ばね) 21 アーム部 22 基端部 23 貫通孔 24 折目線(線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを捲回した一対のテープリー
    ルを、上下カセットハーフからなるカセットケース内に
    回動自在に支持し、前記上カセットハーフの内側面に配
    置された一対の位置規制リブの間に保持面と、該保持面
    上にボス部とが設けられ、貫通孔が形成された基端部と
    該基端部に連続したアーム部の一部が前記保持面上に載
    置されるとともに、前記貫通孔に前記ボス部が嵌挿され
    た状態で、前記ボス部を溶着することにより前記上カセ
    ットハーフに固着されるリール付勢用板ばねを備えた磁
    気テープカセットにおいて、 前記保持面が、一方の位置規制リブから他方の位置規制
    リブにかけて所定の角度で傾斜し、前記リール付勢用板
    ばねの前記基端部と前記アーム部との連続部分が、前記
    アーム部の先端部分が前記内側面に略垂直な方向の付勢
    力を生ずるように、前記リール付勢用板ばねの短手方向
    と前記所定の角度より大きい角度を形成する線で折曲し
    ていることを特徴とする磁気テープカセット。
JP2000278110A 2000-09-13 2000-09-13 磁気テープカセット Pending JP2002093106A (ja)

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