JP2000123539A - 磁気テープカセットのテープリール - Google Patents

磁気テープカセットのテープリール

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JP2000123539A
JP2000123539A JP10300004A JP30000498A JP2000123539A JP 2000123539 A JP2000123539 A JP 2000123539A JP 10300004 A JP10300004 A JP 10300004A JP 30000498 A JP30000498 A JP 30000498A JP 2000123539 A JP2000123539 A JP 2000123539A
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JP
Japan
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reel
boss
welding
pivot
tape
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JP10300004A
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English (en)
Inventor
Shozo Omori
昭三 御守
Hiroyuki Naito
博幸 内藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶着用ボスの溶着量の変化によって、上リー
ル及び下リールの対向姿勢に歪みが生じることを回避す
る。 【解決手段】 ボス中心部21におけるピボット19の
基端部周囲24及び側壁22の上面22b(図中斜線部
分)はそれぞれ、対向する上リール14の面に当接する
ことにより、溶着用ボス20を超音波溶着される際の上
リール14及び下リール16の相対位置を規定する。ボ
ス中心部21における溶着用ボス20の基端部周囲は、
上リール14と当接しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルビデオ
カセット(DVC)等の磁気テープカセットのテープリ
ールに関し、詳しくはテープリールの回転時の面振れ等
を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オーディオ機器やビデオ機器等
においては、一対のテープリールに巻回した磁気テープ
を、カセットハーフ内に走行可能に保持して記録再生を
行う磁気テープカセットが多用されている。図4を参照
すると、従来、例えばDVC用として用いられる磁気テ
ープカセット30として、磁気テープtを巻回した一対
のテープリール31を、上カセットハーフ32と対をな
す下カセットハーフ33内に、回動自在に支持したもの
がある。
【0003】下カセットハーフ33における図4中手前
側の開口部34両側にはそれぞれ、テープガイド35が
設けられる。各テープガイド35はそれぞれ、一方のテ
ープリール31から送出されて他方のテープリール31
に巻き取られる磁気テープtを案内し、磁気テープtを
前記開口部34における所定の位置を通過させる。
【0004】また、下カセットハーフ33における後方
側には、テープリール係止用アーム38を有するリール
ロック部材39が設けられる。リールロック部材39
は、圧縮コイルバネ40によって付勢されることによ
り、テープリール係止用アーム38を各テープリール3
1の外周に形成された係合歯41に係合させ、各テープ
リール31の不用意な回転を阻止する。これにより磁気
テープtの巻き緩み等を防止する。
【0005】上カセットハーフ32には、下カセットハ
ーフ33の開口部34を覆うアウターリッド50、トッ
プリッド51及びインナーリッド52がそれぞれ、開閉
自在に取り付けられる。アウターリッド50の側板53
には、ロックピン54が突設される。ロックピン54
は、下カセットハーフ33に回動自在に設けられたリッ
ドロック55に係止される。なお符号56は、アウター
リッド50の回転軸に装着されるリッドバネを示す。
【0006】図4及び図5を参照すると、各テープリー
ル31はそれぞれ、対向する上リール42及び下リール
43を所定の位置関係を以て固定して構成される。
【0007】すなわち各テープリール31においてはそ
れぞれ、上リール42のフランジ部44に設けられたピ
ボット孔46に、下リール43のボス部45に突設され
たピボット47が嵌挿される。また、下リール43のボ
ス部45におけるピボット47から放射方向に離れた位
置に突設された溶着用ボス48が、上リール42のフラ
ンジ部44における溶着用ボス48に対応する位置に設
けられた溶着用ボス孔49に嵌挿される。このとき、溶
着用ボス48の基端部(図5中下端部)周囲に設けられ
た位置決め部57が、上リール42のフランジ部44下
面における溶着用ボス孔49の周囲に当接し、下リール
43のボス部45に対する上リール42のフランジ部4
4の位置を規定する。 この状態で、溶着用ボス48の
先端面(図5中上端面)略中央に、溶着ホーン(図示し
ない)が当接されることにより、溶着用ボス48が超音
波溶着される。これにより、対向する上リール42及び
下リール43が所定の位置関係を以て固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気テ
ープカセット30では、各テープリール31の対向する
上リール42及び下リール43を固定するため、溶着用
ボス48の先端が超音波溶着される。この際、溶着用ボ
ス48の位置決め部57が、上リール42のフランジ部
44下面における溶着用ボス孔49の周囲に当接するた
め、溶着用ボス48の溶着量の変化によっては、上リー
ル42及び下リール43の対向姿勢に歪みが生じるおそ
れがあった。上リール42及び下リール43の対向姿勢
に歪みが生じると、テープリール31の回転時、面振れ
の原因となってしまう。
【0009】本発明の目的は、溶着用ボスの溶着量の変
化によって、上リール及び下リールの対向姿勢に歪みが
生じることを回避することができ、これによりテープリ
ールの回転時の面振れ等を確実に防止することができる
磁気テープカセットのテープリールを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、フ
ランジ部を有する上リールと、上リールに対向して配置
され、上リールと対向する面にボス部を有する下リール
とを備え、上リールのフランジ部に設けられたピボット
孔に、下リールのボス部に突設されたピボットを嵌挿さ
せるとともに、下リールのボス部におけるピボットから
放射方向に離れた位置に突設された溶着用ボスを、上リ
ールのフランジ部に設けられた溶着用ボス孔に嵌挿さ
せ、この状態で溶着用ボスを超音波溶着されることによ
り、上リール及び下リールを所定の位置関係を以て固定
される磁気テープカセットのテープリールにおいて、下
リールのボス部は、ピボットを突設されたボス中心部か
ら放射方向に離れた周囲に、磁気テープの巻き面となる
側壁を設けて構成されており、かつ、ボス中心部におけ
るピボットの基端部周囲及び側壁の上面がそれぞれ、対
向する上リールの面に当接することにより、溶着用ボス
を超音波溶着される際の上リール及び下リールの相対位
置を規定することを特徴とする磁気テープカセットのテ
ープリールにより達成される。
【0011】
【作用】本発明に係る磁気テープカセットのテープリー
ルにおいては、上リールのフランジ部に設けられたピボ
ット孔に、下リールのボス部に突設されたピボットが嵌
挿される。また、下リールのボス部におけるピボットか
ら放射方向に離れた位置に突設された溶着用ボスが、上
リールのフランジ部に設けられた溶着用ボス孔に嵌挿さ
れる。この状態で、溶着用ボスを超音波溶着される。溶
着用ボスを超音波溶着される際、ボス中心部におけるピ
ボットの基端部周囲及び側壁の上面はそれぞれ、対向す
る上リールの面に当接することにより、上リール及び下
リールの相対位置を規定する。これにより、上リール及
び下リールが所定の位置関係を以て固定される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態である
テープリールを適用した磁気テープカセットの下カセッ
トハーフを示す平面図であり、図2は、テープリールの
下リールの要部平面図、図3は、図2の下リールの要部
平面図である。
【0013】図1において、磁気テープカセット10
は、磁気テープt(図4参照)を巻回した一対のテープ
リール12(図中右側のテープリールは図示省略)を、
上カセットハーフ(図示しない)と対をなす下カセット
ハーフ11に、回動自在に支持して構成される。下カセ
ットハーフ11は、ABS樹脂等の合成樹脂で一体成形
されている。
【0014】図1〜図3を参照すると、各テープリール
12はそれぞれ、フランジ部13を有する上リール14
と、上リール14に対向して配置され、上リール14と
対向する面にボス部15を有する下リール16とを備え
る。上リール14及び下リール16は、上リール14の
フランジ部13下面及び下リール16のボス部15上面
間に、所定の間隙をあけた状態で固定される。上リール
14は、例えば透明な合成樹脂で一体成形されており、
下リール16は、例えば不透明な合成樹脂で一体成形さ
れている。
【0015】上リール14には、ピボット孔17及び溶
着用ボス孔18が設けられる。ピボット孔17は、上リ
ール14のフランジ部13略中央に貫通して設けられ
る。溶着用ボス孔18は、上リール14のフランジ部1
3における後述する溶着用ボス20に対応する位置に貫
通して、溶着用ボス20と同数設けられる。
【0016】下リール16には、ピボット19及び溶着
用ボス20がそれぞれ、ボス部15の上面に突設され
る。すなわちボス部15は、ボス中心部21から放射方
向に離れた周囲に、磁気テープtの巻き面となる側壁2
2を設けられ、更にボス中心部21及び側壁22を、ボ
ス部15の放射方向に沿って設けられた複数のリブ23
で連結して構成されている。ピボット19は、ボス中心
部21の上面略中央に突設される。また溶着用ボス20
は、ボス中心部21の上面におけるピボット19から放
射方向に離れた位置に、ボス中心部21の周方向に所定
の間隔をあけて複数突設される。各リブ23はそれぞ
れ、ボス中心部21の側面21aと、ボス部15の放射
方向に対向する側壁22の内面22aとの間に設けられ
る。
【0017】各テープリール12においてはそれぞれ、
上リール14のフランジ部13に設けられたピボット孔
17に、下リール16のボス部15に突設されたピボッ
ト19が嵌挿される。また、下リール16のボス部15
に突設された溶着用ボス20が、上リール14のフラン
ジ部13に設けられた溶着用ボス孔18に嵌挿される。
このとき、ボス中心部21の上面におけるピボット19
の基端部(図3中下端部)周囲24が、上リール14の
フランジ部13下面におけるピボット孔17の周囲に当
接するとともに、側壁22の上面22bが、上リール1
4下面のフランジ部13周囲に当接する(図2中、斜線
部分が当接部分)。これにより、上リール14及び下リ
ール16の相対位置を規定する。この状態で、各溶着用
ボス20の先端面(図3中、上端面略中央)略中央に、
溶着ホーン(図示しない)がそれぞれ当接されることに
より、各溶着用ボス20が超音波溶着される。これによ
り、上リール14及び下リール16が所定の位置関係を
以て固定される。
【0018】本実施形態の作用を説明する。溶着用ボス
20を超音波溶着される際、ボス中心部21におけるピ
ボット19の基端部周囲24及び側壁22の上面22b
(図2中斜線部分)がそれぞれ、対向する上リール14
の面に、すなわち上リール14のフランジ部13下面に
おけるピボット孔17の周囲、及び上リール14下面の
フランジ部13周囲に当接する。これにより、上リール
14及び下リール16の相対位置を規定する。このと
き、ボス中心部21における溶着用ボス20の基端部周
囲は、上リール14と当接しない。
【0019】以上のように上記実施形態によれば、ボス
中心部21におけるピボット19の基端部周囲24及び
側壁22の上面22bがそれぞれ、対向する上リール1
4の面に当接することにより、溶着用ボス20を超音波
溶着される際の上リール14及び下リール16の相対位
置を規定する。したがって、溶着用ボス20の溶着量の
変化によって、上リール14及び下リール16の対向姿
勢に歪みが生じることを回避することができる。これに
より、テープリール12の回転時の面振れ等を確実に防
止することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボス中心
部におけるピボットの基端部周囲及び側壁の上面がそれ
ぞれ、対向する上リールの面に当接することにより、溶
着用ボスを超音波溶着される際の上リール及び下リール
の相対位置を規定する。したがって、溶着用ボスの溶着
量の変化によって、上リール及び下リールの対向姿勢に
歪みが生じることを回避することができる。これによ
り、テープリールの回転時の面振れ等を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるテープリールを適用
した磁気テープカセットの下カセットハーフを示す平面
図である。
【図2】テープリールの下リールの要部平面図である。
【図3】図2の下リールの要部平面図である。
【図4】従来の磁気テープカセットの分解斜視図であ
る。
【図5】図4の磁気テープカセットのテープリールの要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 磁気テープカセット 11 下カセットハーフ 12 テープリール 13 フランジ部 14 上リール 15 ボス部 16 下リール 17 ピボット孔 18 溶着用ボス孔 19 ピボット 20 溶着用ボス 21 ボス中心部 22 側壁 22b 側壁の上面 23 リブ 24 ピボットの基端部周囲 t 磁気テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部を有する上リールと、 上リールに対向して配置され、上リールと対向する面に
    ボス部を有する下リールとを備え、 上リールのフランジ部に設けられたピボット孔に、下リ
    ールのボス部に突設されたピボットを嵌挿させるととも
    に、下リールのボス部におけるピボットから放射方向に
    離れた位置に突設された溶着用ボスを、上リールのフラ
    ンジ部に設けられた溶着用ボス孔に嵌挿させ、この状態
    で溶着用ボスを超音波溶着されることにより、上リール
    及び下リールを所定の位置関係を以て固定される磁気テ
    ープカセットのテープリールにおいて、 下リールのボス部は、ピボットを突設されたボス中心部
    から放射方向に離れた周囲に、磁気テープの巻き面とな
    る側壁を設けて構成されており、かつ、ボス中心部にお
    けるピボットの基端部周囲及び側壁の上面がそれぞれ、
    対向する上リールの面に当接することにより、溶着用ボ
    スを超音波溶着される際の上リール及び下リールの相対
    位置を規定することを特徴とする磁気テープカセットの
    テープリール。
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