JP2000132919A - 符号化回路および符号化方法、復号化回路、ディジタル信号伝送装置、並びにディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

符号化回路および符号化方法、復号化回路、ディジタル信号伝送装置、並びにディジタル磁気記録再生装置

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JP2000132919A JP10306792A JP30679298A JP2000132919A JP 2000132919 A JP2000132919 A JP 2000132919A JP 10306792 A JP10306792 A JP 10306792A JP 30679298 A JP30679298 A JP 30679298A JP 2000132919 A JP2000132919 A JP 2000132919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビタビ復号器のオーバーフローを防止すると
共に、再生信号に基づくクロックの再生を安定なものと
する。 【解決手段】 16/18符号化において、18ビット
の符号語を9ビットのサブ符号語h,tの組合わせとし
て生成するようにし、その際に、符号語の最大ゼロラン
レングスに加えて、最大'1' ランレングス、最大'10'ラ
ンレングス、最大'01'ランレングスを制限し、再生信号
の最大ゼロランレングスを制約する。より具体的には、
h,tとして用いられる9ビットのビット列をそれぞれ
所定個数の部分集合に分け、hとして使用され得るビッ
ト列が属する部分集合と、tとして使用され得るビット
列が属する部分集合との組合わせを、ランレングスに所
定の制限が課されるように予め設定する。このような組
合わせを考慮して入力する情報語に基づいてプリエンコ
ーダ30が行う選択に従って、サブ符号語を予め記憶し
ているサブ符号語用ROM31がh,tの組を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気記録等にお
ける符号化回路および符号化方法、復号化回路、ディジ
タル信号伝送装置、並びにディジタル磁気記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル磁気記録における信号処理方
式として、パーシャルレスポンスと最尤復号とを組合わ
せて、変調符号の制約条件を利用して最尤復号を行うト
レリスコーデッドパーシャルレスポンスは、高密度記録
に有利な方式である。
【0003】パーシャルレスポンスとして通常用いられ
る拡張パーシャルレスポンスクラス4(以下、EPR4
と表記する)は、ダイパルスレスポンスの等化波形がサ
ンプル点(シンボル存在点)において(1、1、−1、
−1)となるように等化する方式である。EPR4のシ
ステム多項式は、以下の式(1)のように表される。式
(1)において、Dは1ビット遅延演算子である。
【0004】 G(D)=(1−D)×(1+D)2 (1) EPR4と変調符号の制約条件とを利用して最尤復号を
行う、トレリスコーデッド拡張パーシャルレスポンスク
ラス4(以下、TCEPR4と表記する)について以下
に説明する。図20にTCEPR4を行う構成の一例を
示す。記録すべき入力データIが符号化器201に入力
されて所定の符号化処理を施されることによって符号化
データCOとされ、磁気記録チャンネル202に供給さ
れる。
【0005】ここで、符号化器201の前段には、必要
に応じて2進データへの変換を行う構成が設けられてお
り、入力データIは2進データとされている。磁気記録
チャンネル202は、符号化データCOに基づいて記録
のための信号処理を行う記録回路、記録用磁気ヘッド、
磁気記録媒体および再生用ヘッドとその後段の信号処理
回路等を含むものである。すなわち、磁気記録チャンネ
ル202は、磁気記録媒体に対する書込み/読出しを行
う部分である。
【0006】磁気記録チャンネル202が生成した磁気
記録媒体からの再生信号が等化器203によって等化処
理され、最尤復号器204に供給される。最尤復号器2
04は、等化器203の出力に基づく最尤復号を行う。
さらに、最尤復号器204の出力に基づいて復号化器2
05が行う復号化処理の結果として、記録された情報が
最終的に再生される。実際には、A/D変換によって得
られる信号サンプリングデータをディジタル処理するこ
とにより、磁気記録チャンネル202の後段での再生処
理が行われる。
【0007】等化器203の出力、すなわち、磁気記録
チャンネル202が出力する再生信号が等化処理されて
得られた信号(以下、再生等化信号と表記する)は、
(−2、−1、0、+1、+2)の5つのレベルをと
る。再生等化信号の一例を図21に示す。このような再
生等化信号を2進データ、すなわち、磁気記録チャンネ
ル202による記録/再生に係る処理が行われる以前の
符号化データCOに戻すために、最尤復号の一方式であ
るビタビ復号が用いられる。
【0008】ビタビ復号は、各サンプリングデータの値
と共にその前後のサンプリングデータの値をも用いる計
算処理によって、再生される符号化データとしてとり得
る系列の中で最も確からしい最尤系列(パス)を推定し
ていく方法であり、高い検出能力を有する。但し、再生
等化信号の値の系列によっては、上述したような計算処
理の結果に基づいて最尤系列を容易に確定することがで
きない場合がある。このような場合には、最尤系列が確
定するまで計算処理の結果がビタビ復号器内のメモリに
ストックされ続ける。このため、未確定系列、すなわち
最尤系列が確定するまでに計算処理の対象とされる系列
の系列長がメモリ長を越えると、オーバーフローによっ
てエラーが生じるおそれがある。
【0009】オーバーフローが生じる場合の1つとし
て、再生等化信号の値の系列が最尤系列が永久に確定さ
れないようなものである場合がある。このような系列を
準破滅的(Quasi Catastrophic) シ−ケンスと称する。
また、準破滅的シ−ケンス以外にも、最尤系列が確定す
る前に未確定系列の系列長がメモリ長を越える場合に、
オーバーフローが生じ得る。従って、準破滅的シ−ケン
スを取り除き、かつ、それ以外の場合にも未確定系列の
系列長をビタビ復号器のメモリ長以下にすることができ
れば、オーバーフローが生じないようにすることが可能
となる。
【0010】オーバーフローの発生を回避するために、
一般には信号の符号化がなされる。符号化は、情報語と
しての2進データを所定の変換規則に従って記録語とし
ての2進データに変換する処理であり、符号化によって
得られる記録語が磁気記録チャンネル202に記録/再
生される。再生時には、再生信号に基く上述したような
最尤復号後のデータを記録語を得るための変換規則とは
逆に変換して元の情報語を再生する。
【0011】例えば図20においては、情報語がIであ
り、記録語がCOである。そして、所定の変換規則が符
号化器201が行う符号化の規則である。再生系におい
て最尤復号器204による最尤復号後のデータが復号化
器205によって逆変換処理としての復号化処理を施さ
れて元の情報語が再生される。
【0012】一方、TCEPR4のシステム多項式が上
述の式(1)のように表されるので、TCEPR4チャ
ンネルの伝達関数は、ナイキスト周波数がヌルであるス
ペクトラムとなる。符号化においても、符号語系列の'
1' 、'0' を電流の向きに対応させて記録する場合の記
録電流のPower Spectrum Densityにおいてナイキスト周
波数での周波数成分がヌルとなるように符号変換を行
う。チャンネルの伝達関数の周波数成分がヌルである周
波数において符号語系列のPower Spectrum Densityの周
波数成分がヌルとなるように符号化することにより、復
号時の信号検出利得を高めることが可能となる。
【0013】ビタビ復号時のオーバーフローを回避し、
且つ信号検出利得を高めるために次のような符号化が行
われる。すなわち、ADS(Alternating Digital Sum)
の変化範囲(Variation)を制限することによって、ナイ
キスト周波数成分がヌルとなるような符号化が可能であ
る。TCEPR4では、このADSの変化範囲制限を満
たす符号語が使用される。
【0014】入力2進データの総ビット数をnとする
と、系列{a0 ,・・・,an-1 }のADSは、式
(2)のように表される。
【0015】
【数1】
【0016】例えば図22に示す符号化状態遷移図の下
での符号化により、ADSの変化範囲が最大10に制限
された符号語系列が生成される。ADSの変化範囲に制
限を課した場合には、TCEPR4チャンネルからの出
力系列間の最小ユークリッド距離の2乗が6となり、高
い信号検出利得が得られる。
【0017】ADSの変化範囲が最大10に制限された
符号化を行う時に、例えば18ビットの符号語がとり得
るトレリスの一例を図22に示す。図22に示すよう
な、符号語のバウンダリにおいて符号化状態をシフトさ
せる方法を用いると、符号語長の4倍程度の長さのパス
メモリを用意することにより、オーバーフローを回避す
ることが可能となる。図22に示すトレリス遷移を満た
す18ビットの符号語を用いて、16ビットの情報語を
18ビットの符号語に変換する16/18符号化を行う
ことにより、ADSの変化範囲が最大10に制限され、
また、ビタビ復号回路の系列を確定させることができ
る。この場合、再生信号のゼロランレングスは最大10
に制限することができる。
【0018】上述したような従来の技術については、例
えば特願平09−321581号公報、および電気通信
学会信学技法MR97−67(1997−12)に、符
号構成方法に係る詳細な記載がなされている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来のパーシャルレス
ポンスと最尤復号とを組み合わせたチャンネルに係る符
号化を行う符号化回路において、ゼロランレングスのみ
を制限する符号化手法が用いられていた。このような符
号化手法においては、プリコーディングを行わない場合
には等化処理後のゼロランレングスを制限することがで
きないという問題があった。このような場合には、ビタ
ビ復号器におけるオーバーフローの発生を防止できない
おそれがある。
【0020】また、従来用いられていた16/18符号
は、等化処理後の最大ゼロランレングスが10とされる
符号である。このため、PLLによってクロック再生を
行う場合に再生波形からクロック成分を抽出する頻度が
最悪の場合10サンプルに1回となり、安定なクロック
の再生を妨げるという問題があった。このため、再生波
形から充分な頻度でクロック成分を抽出できるように、
等化処理後の最大ゼロランレングスをさらに小さい値に
制限することが望まれていた。
【0021】従って、この発明の目的は、プリコーディ
ングを行わない場合にもビタビ復号器におけるオーバー
フローの発生を確実に防止し、また、クロックの再生を
安定なものとすることが可能な磁気記録等における符号
化回路および符号化方法、復号化回路、ディジタル信号
伝送装置、並びにディジタル磁気記録再生装置を提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、パー
シャルレスポンスと最尤復号とを組合わせたチャンネル
に係る符号化を行う符号化回路において、出力する符号
について、最大ゼロランレングス、最大'1' ランレング
ス、最大'10'ランレングスおよび最大'01'ランレングス
を制限するようにしたことを特徴とする符号化回路であ
る。
【0023】請求項4の発明は、パーシャルレスポンス
と最尤復号とを組合わせたチャンネルに係る符号化を行
う符号化方法において、出力する符号について、最大ゼ
ロランレングス、最大'1' ランレングス、最大'10'ラン
レングスおよび最大'01'ランレングスを制限するように
したことを特徴とする符号化方法である。
【0024】請求項6の発明は、パーシャルレスポンス
と最尤復号とを組合わせたチャンネルに係る復号化回路
において、情報語としての16ビットを単位とする2進
データ列に対応して9ビットを単位とする所定のサブ符
号語を組合わせることによって生成される、符号語系列
のADSの変化範囲が10以下に制限され、符号語系列
から準破滅的シーケンスが除去され、サブ符号語間のつ
なぎめにおいて最大ゼロランレングス、最大'1' ランレ
ングス、最大'10'ランレングスおよび最大'01'ランレン
グスが制限された符号語としての18ビットを単位とす
る2進データ列を復号することを特徴とする復号化回路
である。
【0025】請求項7の発明は、パーシャルレスポンス
と最尤復号とを組合わせたチャンネルに係る符号化を行
う符号化回路を使用するディジタル信号伝送装置におい
て、出力する符号について、最大ゼロランレングス、最
大'1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最
大'01'ランレングスを制限するようにした符号化回路を
有することを特徴とするディジタル信号伝送装置であ
る。
【0026】請求項8の発明は、記録すべきディジタル
信号を伝送する伝送系内に、パーシャルレスポンスと最
尤復号とを組合わせたチャンネルに係る符号化を行う符
号化回路を有するディジタル磁気記録再生装置におい
て、出力する符号について、最大ゼロランレングス、最
大'1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最
大'01'ランレングスを制限するようにした符号化回路を
有することを特徴とするディジタル磁気記録再生装置で
ある。
【0027】以上のような発明によれば、プリコーディ
ングを行わない場合にも、再生時における等化処理後の
最大ゼロランレングスを制限することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図1に、この発明を適用
したディジタル磁気記録再生装置の構成の一例を示す。
記録すべきデータが入力端子1から入力され、シリアル
/パラレル変換器2に供給される。シリアル/パラレル
変換器2は、入力データを16ビットデータに区切り、
16/18符号化器3に供給する。16/18符号化器
3は、この16ビットデータを符号化処理し、18ビッ
トの符号語を生成する。パラレル/シリアル変換器4
は、この18ビットの符号語をシリアルのデータ列に変
換して、EPR4チャンネル5に供給する。
【0029】ここで、EPR4チャンネル5は、パラレ
ル/シリアル変換器4の出力に基づいて記録のための信
号を生成する記録信号処理回路、磁気記録媒体、磁気記
録媒体に記録再生を行う磁気ヘッド、および磁気ヘッド
が再生する再生信号に所定の処理を施す再生信号処理回
路等を含む。再生信号処理回路において、再生信号が、
ダイパルスレスポンスがEPR4基準である(1、1、
−1、−1)に合うように等化され、さらに、ディジタ
ル信号サンプルとされる。このディジタル信号サンプル
がEPR4チャンネル5の出力として位相検出器6およ
びビタビ復号器7に供給される。
【0030】位相検出器6は、EPR4チャンネル5か
ら供給されるディジタル信号サンプルに基づいて位相検
出を行うことによって同期情報を生成し、生成した同期
情報を、出力端子12を介して図示しない同期回路に供
給する。また、ビタビ復号器7は、EPR4チャンネル
5から供給されるディジタル信号サンプルを最尤復号し
て最尤復号データを生成し、生成した最尤復号データを
シリアル/パラレル変換器8に供給する。シリアル/パ
ラレル変換器8は、この最尤復号データを18ビットに
区切り、各18ビットデータを16/18復号化器9に
供給する。16/18復号化器9は、この18ビットデ
ータに、16/18符号化器3による符号化に対応する
復号化処理を施すことによって16ビットデータの復号
語を生成し、パラレル/シリアル変換器10に供給す
る。パラレル/シリアル変換器10は、16/18復号
化器9から供給される16ビットデータをシリアルのデ
ータ列からなる再生データに変換し、出力端子11を介
して外部に出力する。
【0031】ビタビ復号器7について図2および図3を
参照して説明する。図2は、2ビットの再生信号入力に
対して、ビタビ復号器が追跡するトレリス遷移である。
図2の左側の図は、EPR4チャンネル(1−D)(1
+D)2 の出力系列の8状態をそれぞれ以下のように表
現し、これら8状態をひとかたまりとして符号語トレリ
スに組込んだものである。
【0032】 (000),(001),(010),(011),(100),(101),(110),(111) これら8状態のひとかたまりが符号化状態の1つの状態
に対応している。実線の矢印は、NRZすなわち符号化
器出力が1である時の状態遷移、破線の矢印は、NRZ
が0である時の状態遷移を示している。各矢印に付され
ている符号は、(NRZ/EPR4チャンネル出力)を
表す。例えば(0/−1)は、EPR4チャンネル出力
すなわちビタビ復号器入力が−1の時は、ビタビ復号器
出力すなわち16/18復号化回路入力が0であること
を表示している。
【0033】また、図2の右側の図は、図2の左側の図
を簡略表現したものである。すなわち、NRZが1であ
る時に生じる8つの状態遷移をまとめて1つの実線で示
し、NRZが0である時に生じる8つの状態遷移をまと
めて1つの破線で示したものである。このような簡略表
現を用いて、ビタビ復号器7の動作は、図3に示すよう
なトレリス遷移の繰返しとされる。図3のトレリス状態
番号は、後述する図4の符号化状態遷移図の状態番号に
対応している。かかる動作を実現するビタビ復号器7
は、EPRチャンネル5の出力に基づく計算処理を行う
計算処理回路と共に、上述したトレリス構造に従って連
結されたパラレルロード/シリアルシフトレジスタ等を
有する構成とされる。
【0034】ここで、再生信号入力に基づいてビタビ復
号器7中のパラレルロード/シリアルシフトレジスタ等
の動作タイミングを指令するクロックを安定的に生成す
るためには、PLLによってクロック再生を行う場合に
再生波形からクロック成分を抽出する頻度がある程度以
上大きくなるように、最大ゼロランレングスを制限する
ように符号化する必要がある。
【0035】次に、16/18符号化器3の動作原理に
ついて説明する。この発明の一実施形態において16ビ
ットの情報語に対する符号語を選択するために用いる、
ADSの変化範囲を10に制限した符号化状態遷移図を
図4に示す。図4において、符号化状態3および7から
始まり、同じく符号化状態3および7で終わる符号語長
18ビットの符号語のトレリス遷移図を求めると、図5
のようになる。さらに、図6は、図5においてビタビ復
号器のメモリオーバオフローを防止するために、符号語
の終わる状態を符号化状態3、5および7とし、符号語
のバウンダリで符号化状態をシフトさせるようにした場
合のトレリス遷移図である。
【0036】バウンダリで符号化状態をシフトさせるこ
とにより、オーバーフローを生じさせる系列が取り除か
れ、準破滅的シーケンスが除去される。このような符号
化方法を用いると、オーバーフローを引き起こす系列が
符号語長の2倍の長さまで連続することになり、ビタビ
復号器中のパスメモリ長は32ビット必要となる。但
し、最尤復号においてトレリスのクロス遷移を許す場合
には、パスメモリ長として72ビット必要である。
【0037】次に、図6に示したトレリス遷移を満足
し、且つ、(1−D2 )等化後の再生信号のゼロランレ
ングスが6に制限されている16/18符号の構成方法
について説明する。(1−D2 )等化後の再生信号のゼ
ロランレングスを6に制限するために、符号語の最大ゼ
ロランレングスおよび最大'1' ランレングスを8に制限
すれば良い。また、最大'01'ランレングスおよび最大'1
0'ランレングスをも8に制限すれば良い。なお、'01'ラ
ンレングスが例えば4の場合には、'0101 ' の系列が含
まれ、'01'ランレングスが例えば5の場合には、'0101
0' の系列が含まれることになる。また、'10'ランレン
グスが例えば4の場合には、'1010'の系列が含まれ、'1
0'ランレングスが例えば5の場合には、'10101' の系列
が含まれることになる。
【0038】このような制限について、図7を参照して
説明する。図7Aは、符号語の系列からなる出力ビット
中でゼロランレングスが8である場合に、かかる出力ビ
ットに(1−D)、および(1−D)(1+D)=(1
−D2 )等化が施されてなるビット列を示す。この場
合、(1−D)(1+D)=(1−D2 )等化が施され
てなるビット列において、ゼロランレングスが6に制限
される。
【0039】また、図7Bは、符号語の系列からなる出
力ビット中で'1' ランレングスが8である場合に、かか
る出力ビットに(1−D)、および(1−D)(1+
D)=(1−D2 )等化が施されてなるビット列を示
す。この場合、(1−D)(1+D)=(1−D2 )等
化が施されてなるビット列において、'1' ランレングス
が6に制限される。さらに、図7Cは、符号語の系列か
らなる出力ビット中で'01'ランレングスが8である場合
に、かかる出力ビットに(1−D)、および(1−D)
(1+D)=(1−D2 )等化が施されてなるビット列
を示す。この場合、(1−D)(1+D)=(1−
2 )等化が施されてなるビット列において、ゼロラン
レングスが6に制限される。
【0040】上述したような制限が課された出力ビット
を生成するための、符号語の生成方法について以下に説
明する。まず、符号長18ビットの符号語cを以下の式
(3)のように定義する。
【0041】 符号語 c = ( c0 ,c1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c5 ,c6 ,c7 ,c8 ,c9 ,c10 , c11 c12, c 13 , c14 ,c 15 ,c 16 ,c 17 ) (3) そして、図6のトレリス遷移を満たす18ビット系列の
うち、図8に示す符号語集合S0〜S7を符号として使
用する。図8において、各項目は以下のような意味を有
する。
【0042】zl:符号語の最大ゼロランレングス pl:符号語の最大'1' ランレングス zpl:符号語の最大'01'ランレングス pzl:符号語の最大'10'ランレングス zlh :符号語の先頭の最大ゼロランレングス plh :符号語の先頭の最大'1' ランレングス zplh :符号語の先頭の最大'01'ランレングス pzlh :符号語の先頭の最大'10'ランレングス zlt :符号語の末尾の最大ゼロランレングス plt :符号語の末尾の最大'1' ランレングス zplt :符号語の末尾の最大'01'ランレングス pzlt :符号語の末尾の最大'10'ランレングス ここで、符号語の遷移するトレリスは上下対称であるた
め、以下の(a)〜(d)の関係がある。これらの関係
を利用して、符号語テーブルのハードウエア量を削減す
ることが可能となる。
【0043】(a)集合S0の各要素をビット反転した
集合は、集合S4に等しい。
【0044】(b)集合S1の各要素をビット反転した
集合は、集合S5に等しい。
【0045】(c)集合S2の各要素をビット反転した
集合は、集合S6に等しい。
【0046】(d)集合S3の各要素をビット反転した
集合は、集合S7に等しい。
【0047】また、図8中の各符号語集合に属する符号
語のバウンダリでの状態遷移を、後続する符号語が属す
る符号語集合との関係において図9に示すように定義す
る。
【0048】以上のような符号化により、再生時のゼロ
ランレングスが6に制限された符号語系列を生成するこ
とが可能となる。例えば、符号語Aの次に符号語Bが選
択され、{符号語A,符号語B}のように連続した系列
が記録される場合を考える。符号語A(符号語集合S
0)の末尾が00である時(b,dで終わる時)、次の
符号語Bは符号語集合S0あるいはS5の要素である符
号語の内から選択される。
【0049】末尾が00である符号語Aは、符号語末尾
のゼロランレングス制限により末尾のゼロランレングス
が5となる。また、符号語Bの先頭のゼロランレングス
は最大3であり、'1' ランレングスは最大8である。符
号語Aと符号語Bとを組合わせた場合、符号語A、Bの
つなぎめにおいて、最大ゼロランレングス、最大'1'ラ
ンレングスが共に8とされる。また、符号語A,Bその
ものの最大ゼロランレングス、最大'1' ランレングスも
共に8とされているので、系列{符号語A,符号語B}
は最大ゼロランレングス、最大'1' ランレングスが共に
8に制限されることになる。同様に、最大'01'ランレン
グスは8に制限される。従って、図7を参照して上述し
たように、(1−D2 )等化後の系列におけるゼロラン
レングスは最大で6となる。
【0050】以下、この発明に係る符号化手法の具体例
について説明する。まず、符号長18ビットの符号語c
を以下の式(4)のように定義する。
【0051】 符号語c = ( c0 ,c1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c5 ,c6 ,c7 ,c8 ,c9 ,c10 , c11 c12, c 13 , c14 ,c 15 ,c 16 ,c 17 ) (4) このような符号語長18ビットの符号語を求める目的で
符号長9ビットのサブ符号語を考える。サブ符号語集合
から、サブ符号語hとサブ符号語tの2つの符号長9ビ
ットの符号を選択し、組合わせることにより、符号語c
を求める。
【0052】 符号語c = (サブ符号語h,サブ符号語t) (5) (4)、(5)より、サブ符号語h,サブ符号語tは、
それぞれ以下のようになる。
【0053】 サブ符号語h= ( c0 ,c1 ,c2 ,c3 ,c4 ,c5 ,c6 ,c7 ,c8 ) (6) サブ符号語t= ( c9 ,c10,c11,c12,c13,c14,c15,c16,c17 ) (7) (5)に従って生成される符号語cについての符号化状
態遷移図を図10に示す。ここで符号語集合S0,S
1,S2,S3を図10のz1,z2,z3,z4,z
5,z6をそれぞれ通る符号語の集合に分けて考える。
この時、サブ符号語h,サブ符号語tを、次のような集
合に分割する。
【0054】まず、符号語の上位9ビットのサブ符号語
hを、z1,z2,z3,z4,z5,z6をそれぞれ
通る次のような符号語の集合に分割する。
【0055】S0z1,S0z2,S0z3,S0z
4,S0z5,S0z6,S1z1,S1z2,S1z
3,S1z4,S1z5,S1z6,S2z1,S2z
2,S2z3,S2z4,S2z5,S2z6,S3z
1,S3z2,S3z3,S3z4,S3z5,S3z
6,S4z1,S4z2,S4z3,S4z4,S4z
5,S4z6,S5z1,S5z2,S5z3,S5z
4,S5z5,S5z6,S6z1,S6z2,S6z
3,S6z4,S6z5,S6z6,S7z1,S7z
2,S7z3,S7z4,S7z5,S7z6 ここで、例えば、S0z1は、状態S0から始まり、状
態z1で終わる9ビットのサブ符号語hを意味する。こ
れらの各部分集合の要素を16進数で記載したものが図
11、図12および図13である。図11〜図13に
は、状態S0,S1,S2,S3の何れかから始まるも
のが記載されている。これは、上述したように、状態S
4,S5,S6,S7から始まる符号語は、それぞれ、
状態S1,S2,S3,S4から始まる符号語をビット
反転することによって得られるので,状態S4,S5,
S6,S7から始まる符号語の記載を省略したためであ
る。
【0056】また、符号語の下位9ビットのサブ符号語
tに対しても、同様に、z1,z2,z3,z4,z
5,z6のそれぞれを通る、以下のような集合に分割す
る。
【0057】z1a,z1b,z1c,z1d,z2
a,z2b,z2c,z2d,z3a,z3b,z3
c,z3d,z4a,z4b,z4c,z4d,z5
a,z5b,z5c,z5d,z6a,z6b,z6
c,z6d ここで、例えばz1aは、状態z1から始まり、状態a
で終わる9ビットのサブ符号語tを意味する。これらの
各集合の要素を16進数で記載したものが図14、図1
5および図16である。図14〜図16には、状態z
1,z2,z3の何れかから始まるものが記載されてい
る。これは、上述したように、状態z4,z5,z6か
ら始まる符号語は、それぞれ、状態z1,z2,z3か
ら始まる符号語をビット反転することによって得られる
ので,状態z4,z5,z6から始まる符号語の記載を
省略したためである。
【0058】上述したような、サブ符号語hの部分集合
とサブ符号語tの部分集合との組合わせを考える。この
時、組合わせの条件として、図17中のA,B,C,
D,E,F,G,H,I,Jを用いる。このような組合
わせの条件の下でのサブ符号語hの部分集合とサブ符号
語tの部分集合との組合わせは、図18のようになる。
図18中では、符号語の上位9ビットのサブ符号語hと
して、状態S0,S1,S2,S3の何れかから始まる
もののみが記載されている。これは、上述したように、
状態S4,S5,S6,S7から始まる符号語は、それ
ぞれ、状態S1,S2,S3,S4から始まる符号語を
ビット反転することによって得られるので,図18中で
の記載を省略したためである。
【0059】また、図18では、z1,z2,z3,z
4,z5を通るサブ符号語hと組合わされるサブ符号語
tとして、集合z4a,z4b,z4c,z4d,z5
a,z5b,z5c,z5d,z6a,z6b,z6
c,z6dの要素であるものについての記載が省略され
ている。これらについては、それぞれ、集合z3d,z
3c,z3b,z3a,z2d,z2c,z2b,z2
a,z1d,z1c,z1b,z1aの要素をビット反
転することによって得られるので、図18中での記載を
省略したためである。
【0060】次に、図18に記載された組合わせに従っ
て生成される18ビット符号について、具体的に説明す
る。一例として、サブ符号語hが集合S0z1−Aの要
素であり、また、サブ符号語tが集合z1a−Aの要素
である場合を考える。集合S0z1−Aの要素は、状態
S0から始まり状態z1を通る。サブ符号語hの末尾は
ゼロランレングスおよび'1' ランレングスが5以下に制
限されている.また、集合z1a−Aの要素は、状態z
1から始まり、aで終わる。サブ符号語tの先頭はゼロ
ランレングスおよび'1' ランレングスが5以下に制限さ
れている。従って、かかる一例に係る組合わせにおいて
は、サブ符号語hとサブ符号語tとのつなぎめにおいて
ゼロランレングス、'1' ランレングスが何れも最大8に
制限される。同様に、'01'ランレングスおよび'10'ラン
レングスが何れも最大8に制限される。
【0061】図18中の他の組合わせについても、同様
に、サブ符号語hとサブ符号語tとを組合わせてなる符
号語において、ゼロランレングス、'1' ランレング
ス、'01'ランレングスおよび'10'ランレングスが何れも
最大8に制限される。また、このような組合わせによっ
て構成される各符号語からなる符号語系列内でも、上述
したような符号語集合の状態遷移を考慮することによ
り、ゼロランレングス、'1'ランレングス、'01'ランレ
ングスおよび'10'ランレングスが何れも最大8に制限さ
れる。
【0062】以上のような符号語の生成を行う16/1
8符号化回路3の構成の一例を図19に示す。16ビッ
ト毎の情報語がプリエンコーダ30に供給される。プリ
エンコーダ30は、供給される情報語に基づいて、サブ
符号語hとサブ符号語tとに組合わせを選択する。この
選択結果がサブ符号語h,tを予め記憶しているサブ符
号語用ROM31に供給される。サブ符号語用ROM3
1は、供給される選択結果によって指示されるサブ符号
語h,tを出力する。出力されるサブ符号語h,tか
ら、後段の符号語生成回路(図示せず)が18ビットの
符号語を生成する。このような構成においては、ハード
ウエアの規模を縮小することが可能となる。
【0063】一方、16/18復号化器9(図1参照)
は、16/18符号化回路3による符号化に対応する復
号化処理を行う機能を有する、例えば以下のようなもの
であれば良い。すなわち、サブ符号語として使用される
ビット列を記憶するROM等の記憶回路を有し、かかる
ROM等の記憶内容を参照して、供給される18ビット
毎の符号語からサブ符号語hとサブ符号語tとを検出す
る。そして、検出結果に基づいて、元の16ビットの情
報語を得る。このような構成において、上述したような
サブ符号語hとサブ符号語tを記憶していれば良いの
で、ハードウエアの規模を縮小することが可能となる。
【0064】上述したこの発明の一実施形態は、この発
明をディジタル磁気記録再生装置に適用したものである
が、この発明は、パーシャルレスポンスと最尤復号とを
組合わせたチャンネルに係る符号化を行う符号化回路、
そのような符号化回路によって生成される符号を復号化
する復号化回路、およびそのような符号化回路および/
または符号化回路を有するディジタル信号記録および/
または再生装置に適用することができる。例えば、光磁
気ディスク(MO)相変化型ディスクPD、CD−E
(CD-Erasable )等の書き換え可能ディスク、CD−R
等の追記型ディスク、CD−ROM等の読み出し専用デ
ィスクから情報を再生する情報再生装置光ディスク装
置、等のディジタル信号記録再生装置に適用することが
できる。
【0065】また、この発明は、上述した実施形態に限
定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の応用および変形が考えられる。
【0066】
【発明の効果】上述したように、この発明は、パーシャ
ルレスポンスと最尤復号とを組合わせたチャンネルに係
る符号化を行う符号化回路において、出力する符号につ
いて、最大ゼロランレングス、最大'1' ランレングス、
最大'10'ランレングスおよび最大'01'ランレングスを制
限するようにしたものである。
【0067】このため、再生時における等化処理後の最
大ゼロランレングスが制限されるので、再生信号からの
クロック再生を安定的に行うことができる。
【0068】また、9ビットのサブ符号語の組合わせに
よって18ビットの符号語を生成するようにしたので、
符号化回路および復号化回路を構成するハードウエアの
規模を縮小することが可能となる。
【0069】特に、符号化率8/9の符号の内、ADS
の変化範囲が制限され、準破滅的シーケンスを除去さ
れ、さらに、ビタビ復号器のメモリオーバーフローを防
止することができる16/18符号にこの発明を適用し
て符号の最大ゼロランレングス、最大'1' ランレング
ス、最大'10'ランレングスおよび最大'01'ランレングス
を10に制限するようにした場合には、等化処理後の最
大ゼロランレングスが6に制限される。これにより、再
生信号からのクロック再生を安定に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の構成の概略について説
明するためのブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態において用いられるビタ
ビ復号器のトレリス遷移の一部分について説明するため
の略線図である。
【図3】この発明の一実施形態において用いられるビタ
ビ復号器のトレリス遷移について説明するための略線図
である。
【図4】この発明において使用することができる、AD
Sの変化範囲が10に制限された状態遷移の一例につい
て説明するための略線図である。
【図5】この発明に係る、ADSの変化範囲が10に制
限された符号化トレリス構造について説明するための略
線図である。
【図6】この発明に係る、ADSの変化範囲が10に制
限された符号化トレリス構造において、状態シフトがな
される場合について説明するための略線図である。
【図7】符号語の系列からなる出力ビットと、かかる出
力ビットに等化処理が施されてなるビット列とにおける
ゼロランレングスの制限について説明するための略線図
である。
【図8】この発明の一実施形態において使用される符号
語を要素とする符号語集合について説明するための略線
図である。
【図9】図7中の各符号語集合に属する符号語のバウン
ダリでの状態遷移について説明するための略線図であ
る。
【図10】この発明の一実施形態において、サブ符号語
hおよびtから構成される符号語Cについての符号化状
態遷移図の一例を示す略線図である。
【図11】サブ符号語hを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図の一部である。
【図12】サブ符号語hを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図の他の一部である。
【図13】サブ符号語hを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図のさらに他の一部である。
【図14】サブ符号語tを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図の一部である。
【図15】サブ符号語tを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図の他の一部である。
【図16】サブ符号語tを要素とする各部分集合の要素
を記載した略線図のさらに他の一部である。
【図17】この発明の一実施形態において、サブ符号語
hおよびtを要素とする各部分集の組合わせに係る条件
の一例を示す略線図である。
【図18】サブ符号語hの部分集合とサブ符号語tの部
分集合との組合わせについて示す略線図である。
【図19】この発明の一実施形態中の16/18符号化
回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図20】従来のTCEPR4チャンネルの一例につい
て説明するためのブロック図である。
【図21】従来のTCEPR4チャンネルにおいて処理
される再生等化信号について説明するための略線図であ
る。
【図22】従来のTCEPR4チャンネルにおいて使用
される、ADSの変化範囲が10に制限された状態遷移
について説明するための略線図である。
【図23】従来のTCEPR4チャンネルにおいて使用
される、ADSの変化範囲が10に制限された符号化ト
レリス構造について説明するための略線図である。
【符号の説明】
3・・・16/18符号化器、5・・・EPRチャンネ
ル、7・・・ビタビ復号器、31・・・サブ符号語用R
OM

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーシャルレスポンスと最尤復号とを組
    合わせたチャンネルに係る符号化を行う符号化回路にお
    いて、 出力する符号について、最大ゼロランレングス、最大'
    1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最大'0
    1'ランレングスを制限するようにしたことを特徴とする
    符号化回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 出力する符号について、最大ゼロランレングス、最大'
    1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最大'0
    1'ランレングスを8に制限するようにしたことを特徴と
    する符号化回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 情報語としての16ビットを単位とする2進データ列
    を、符号語としての18ビットを単位とする2進データ
    列に変換する16/18変換を行う16/18変換手段
    を有し、 上記16/18変換手段は、符号語系列のADSの変化
    範囲が10以下となり、符号語系列から準破滅的シーケ
    ンスが除去されるような16/18変換を行うことを特
    徴とする符号化回路。
  4. 【請求項4】 パーシャルレスポンスと最尤復号とを組
    合わせたチャンネルに係る符号化を行う符号化方法にお
    いて、 出力する符号について、最大ゼロランレングス、最大'
    1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最大'0
    1'ランレングスを制限するようにしたことを特徴とする
    符号化方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 情報語としての16ビットを単位とする2進データ列に
    対応して9ビットを単位とする所定のサブ符号語を組合
    わせることにより、符号語系列のADSの変化範囲が1
    0以下に制限され、符号語系列から準破滅的シーケンス
    が除去され、上記サブ符号語間のつなぎめにおいて最大
    ゼロランレングス、最大'1' ランレングス、最大'10'ラ
    ンレングスおよび最大'01'ランレングスが制限された符
    号語としての18ビットを単位とする2進データ列を生
    成する16/18変換ステップを有することを特徴とす
    る符号化方法。
  6. 【請求項6】 パーシャルレスポンスと最尤復号とを組
    合わせたチャンネルに係る復号化回路において、 情報語としての16ビットを単位とする2進データ列に
    対応して9ビットを単位とする所定のサブ符号語を組合
    わせることによって生成される、符号語系列のADSの
    変化範囲が10以下に制限され、符号語系列から準破滅
    的シーケンスが除去され、上記サブ符号語間のつなぎめ
    において最大ゼロランレングス、最大'1' ランレング
    ス、最大'10'ランレングスおよび最大'01'ランレングス
    が制限された符号語としての18ビットを単位とする2
    進データ列を復号することを特徴とする復号化回路。
  7. 【請求項7】 パーシャルレスポンスと最尤復号とを組
    合わせたチャンネルに係る符号化を行う符号化回路を使
    用するディジタル信号伝送装置において、 出力する符号について、最大ゼロランレングス、最大'
    1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最大'0
    1'ランレングスを制限するようにした符号化回路を有す
    ることを特徴とするディジタル信号伝送装置。
  8. 【請求項8】 記録すべきディジタル信号を伝送する伝
    送系内に、パーシャルレスポンスと最尤復号とを組合わ
    せたチャンネルに係る符号化を行う符号化回路を有する
    ディジタル磁気記録再生装置において、 出力する符号について、最大ゼロランレングス、最大'
    1' ランレングス、最大'10'ランレングスおよび最大'0
    1'ランレングスを制限するようにした符号化回路を有す
    ることを特徴とするディジタル磁気記録再生装置。
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