JP2000132401A - 車載用制御装置 - Google Patents

車載用制御装置

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JP2000132401A
JP2000132401A JP10305855A JP30585598A JP2000132401A JP 2000132401 A JP2000132401 A JP 2000132401A JP 10305855 A JP10305855 A JP 10305855A JP 30585598 A JP30585598 A JP 30585598A JP 2000132401 A JP2000132401 A JP 2000132401A
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control
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vehicle
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Masafumi Ishikawa
川 雅 文 石
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用装置を制御する制御手順の変更が容易
にできるようにする。 【解決手段】 コンピュータ端末9から通信網8を介し
て無線通信部5により新たなプログラムデータを受信
し、制御手順変更部6により制御手順記憶部3に記憶さ
れているプログラムを新たなプログラムに変更し、制御
手順実行部4が新たなプログラムに従ってカーエアコン
2を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載使用さ
れるカーエアコンなどの車載制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車載制御装置、例えばカ
ーエアコン等の制御装置は、一般的にメモリ等の記憶素
子に記憶されている制御手順( 以下、プログラムと呼
ぶ) に従い制御動作を行っている。制御プログラムの記
憶媒体としては、読み込み専用のROM( リードオンリ
ーメモリ) が多く使用されていたが、近年、製品発売後
のプログラム書き換えによる機能拡張対応のために、フ
ラッシュROM等の書き換えが可能なメモリを使用して
新たなプログラムを直接フラッシュメモリに書き込むこ
とが検討されている。
【0003】機能アップまたは修正のため、CPUの動
作の変更を行う場合は、フラッシユROMに記憶されて
いる制御プログラムを所望の制御プログラムに書き換え
る。フラッシュROMに記憶されている制御プログラム
の書き換えは、プログラムROMに記憶されている基本
動作プログラムに記憶されているフラッシュROM書き
換え動作プログラムにより実行される。フラッシュRO
Mの書き換え動作実行後は、書き換えられた制御プログ
ラムで装置の制御が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、機能アップを行うためにフラッシュROMの
書き換えを行う場合、制御装置を車両から外して車両販
売店に持ち込むか、あるいは車両ごと車両販売店に持ち
込まなければならない。また現在使用しているプログラ
ムより機能アップされているプログラムが存在するかど
うかは、使用者に通知がない限り分からない。さらに制
御装置の製造者が出荷後に制御プログラムを変更しよう
としても、車両に取り付けた後や、車両そのものが使用
者の手に渡った後では容易に変更することができない。
【0005】本発明は、上記従来の問題に鑑み、プログ
ラムの書き換えを容易に行うことができる車載制御装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、無線通信手段により車両外部の通信網に
接続して新たな制御手順を受信し、制御手順記憶手段に
記憶されている記憶手順に、無線通信手段により受信さ
れた新たな制御手順を追加もしくは書き換えることを特
徴とするものであり、新たな制御手順を容易に入手し変
更することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
車載機器を制御する制御手段の制御手順を記憶する書き
換え可能な制御手順記憶手段と、前記制御手順記憶手段
に記憶されている制御手順に従い車載機器の制御動作を
実行する制御手順実行手段と、無線により車両外部の通
信網に接続する無線通信手段と、前記無線通信手段を用
いて新たな制御手順を受信入手し、前記制御手順記憶手
段に記憶されている記憶手順に、受信入手した新たな制
御手順を追加もしくは書き換える制御手順変更手段とを
備え、更新された新たな制御手順で制御動作を実行する
ことを特徴とする車載制御装置であり、新たな制御手順
を容易に入手変更することができ、車載機器を新たな制
御手順で制御できるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項2記載の発明は、制御手順
変更手段は、制御手順記憶手段に現在記憶している制御
手順と、新たに書き換えようとする制御手順の差分のみ
を無線通信手段により受信入手し、制御手順記憶手段の
制御手順を更新することを特徴とする請求項1記載の車
載制御装置であり、制御手順の差分のみを受信し書き換
えるため、短時間で容易に制御手順を変更できるという
作用を有する。
【0009】本発明の請求項3記載の発明は、制御手順
変更手段は、無線通信手段による外部への接続動作と制
御手順の受信動作を自動的に行い、制御手順記憶手段に
記憶されている記憶手順に、受信した新たな制御手順を
自動的に追加もしくは書き換えることを特徴とする請求
項1または2記載の車載制御装置であり、制御手順を自
動的に変更できるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項4記載の発明は、無線通信
手段による外部への接続動作と制御手順の受信動作を手
動で行うか自動で行うかを選択する選択手段を具備し、
この選択手段の選択に従い、制御手順記憶手段に記憶さ
れている記憶手順に、受信した新たな制御手順を追加も
しくは書き換えることを特徴とする請求項1または2記
載の車載制御装置であり、制御手順の変更を手動で行う
か自動で行うかを選択できるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5記載の発明は、制御手順
変更手段は、無線通信手段による外部への接続時に、現
在制御手順記憶手段に記憶している制御手順のバージョ
ンと新規に受信しようとする制御手順のバージョンとを
比較し、新規に受信する制御手順のバージョンが新しい
場合のみ受信することを特徴とする請求項1から4のい
ずれかに記載の車載制御装置であり、新規に受信する制
御手順のバージョンが新しい場合のみ制御手順の変更を
行うことができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項6記載の発明は、一定の時
間が経過すると、制御手順変更手段が起動実行すること
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車載制
御装置であり、車載機器の使用者が何ら操作することな
く、一定時間毎に自動的に制御手順が変更されるという
作用を有する。
【0013】本発明の請求項7記載の発明は、制御手順
変更手段は、無線通信手段にて外部からの制御手順変更
要請指示通信を受信した場合、自動的に送信されてくる
制御手順を受信し、制御手順記憶手段の制御手順を更新
することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
の車載制御装置であり、車載機器の使用者が何ら操作す
ることなく制御手順が変更されるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項8記載の発明は、制御手順
変更要請指示通信を監視する着信監視手段を具備し、制
御手順変更要請指示通信を受信した際に、制御手順記憶
手段に記憶されている制御手順に、無線通信手段により
受信入手された制御手順を追加もしくは書き換える請求
項1から7のいずれかに記載の車載制御装置であり、制
御手順提供側からの要請により制御手順の変更を行うこ
とができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項9記載の発明は、制御手順
変更要請指示通信を監視する着信監視手段を具備し、前
記着信監視手段は、制御手順変更要請指示通信を受信し
た際に制御機器の電源のオン、オフを判定し、電源のオ
フが判定された際に制御装置の電源をオンにして制御手
順記憶手段に記憶されている制御手順に、無線通信手段
により受信入手された制御手順を追加もしくは書き換え
る請求項1から8のいずれかに記載の車載制御装置であ
り、制御手順提供側から制御手順変更要請があった際に
制御手段の電源がオフになっていても制御手順の変更を
行うことができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項10記載の発明は、カーエ
アコンを制御する制御手段を具備した請求項1から9の
いずれかに記載の車載制御装置であり、カーエアコンの
複雑な制御手順を容易に変更できるという作用を有す
る。
【0017】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、カーエアコンを制御するため
の車載用制御装置の概略構成を示している。図1におい
て、1はカーエアコン2の制御装置であり、この制御装
置1は、制御手順記憶部3と、制御手順実行部4と、無
線通信部5と、制御手順変更部6およびスイッチ入力部
7とで構成される。カーエアコン2は、車室内外の湿度
センサー、送風のためのファンモータ、冷媒を圧縮循環
させるコンプレッサー等を有し、制御装置1により制御
される。制御手順記憶部3は、制御装置1の制御手順を
記述してあるプログラムデータを記憶している変更可能
な記憶部である。この記憶部3としては、書き挽えが可
能なフラッシュROMなどの半導体メモリが使用され
る。制御手順実行部4は、マイクロコンピュータなどで
構成され、制御手順記憶部3に記憶されているプログラ
ムデータを読み込み、そのプログラムに従い、カーエア
コン2の制御動作を実行する。無線通信部5は、ダイヤ
ル機能と外部コンピュータとの通信を行うための接続機
能を備えており、車両外部の通信網8を介してコンピュ
ータ端末9に接続し、前記プログラムデータのダウンロ
ードを行うことができるようになっている。通信網8と
接続する無線通信部5としては、一般的には自動車電話
または携帯電話等であるが、コンピュータ端末9に接続
できるものであれば、無線電話以外の無線装置でもよ
い。また無線通信方式としては、デジタル方式のものが
推奨される。制御手順変更部6は、制御手順記憶部3に
記憶されているプログラムデータに対して、無線通信部
5からダウンロードしたプログラムデータに置き換え、
もしくは修正する動作を行う。この時、制御手順変更部
6の動作は制御手順実行部4のマイクロコンピュータに
より実行されるが、この動作は、制御手順変更部6の中
に専用に記憶されている第2のプログラムに従い実行さ
れる。スイッチ入力部7は、前述した制御手順記憶部3
のプログラムデータ変更を実施するときに使用者がプロ
グラムデータ変更をスタートさせるためのプログラム変
更スイッチである。このスイッチが押されると、制御手
順記憶部3のプログラムデータに従い動作している制御
手順実行部4のマイクロコンピュータ動作を中止させ、
制御手順変更部6に記憶されている第2のブログラムデ
ータに従い動作を開始する。
【0018】次に、上記のように構成された車載制御装
置の動作について説明する。まず無線通信部5を起動
し、変更しようとする新しいプログラムデータが保管し
てあるコンピュータ端末9ヘ接続する。その後、接続し
たコンピュータの通信手順に従い、プログラムデータを
ダウンロードする。コンピュータとの通信手順は、特定
の通信手順のみではなく、インターネット等に接続され
ているコンピユータとも通信できるような複数の通信手
順を備えており、接続するコンピュータにより選択でき
るようになっている。次に制御手順変更部6は、制御手
順記憶部3に記憶されている古いプログラムデータを消
去し、新たにダウンロードしたプログラムデータを書き
込む。ここで、ダウンロードするプログラムデータは、
制御手順記憶部3に記憶されているプログラムデータと
の差分のみとしても良い。従ってその場合は、制御手順
記憶部3に記憶されているプログラムデータは、差分の
プログラムデータに関する部分のみ修正することとな
る。そしてプログラムデータ書き込み後、制御手順実行
部4のマイクロコンピュータを再起動することにより、
以降新たな変更された制御手順記憶部3のプログラムデ
ータにて動作を開始させることができる。
【0019】次に、上記カーエアコン用車載制御装置に
おける制御手順変更動作について図2のフローチャート
を参照して説明する。図2において、先ず制御動作を開
始すると、ステップS1でスイッチ入力部7のプログラ
ム変更SWが押されたかどうかを判定する。通常動作時
はプログラム変更SWは押されていないため、次のステ
ップS2ヘ移行し、制御手順記憶部3のプログラムデー
タを読み込む。次いでステップS3に移行し、読み込ん
だプログラムデータに従い、制御動作を実行する。その
後再びステップS1に戻り、プログラム変更SWが押さ
れたかどうかを判定する、以後プログラム変更SWが押
されるまでステップS1〜S3を繰り返す。
【0020】ここで、ステップS1の判定処理でプログ
ラム変更SWが押されていると判定されると、ステップ
S4へ移行し、通常動作であるステップS2,S3の処
理は中止し、プログラムデータ変更処理に入る。次のス
テップS5では、接続およびダウンロード動作を自動で
行うか手動で行うかを判断する。手動の場合はステップ
S6へ移行し、使用者が希望する接続先の番号入力す
る。次のステップS7では、ステップS6で入力された
番号にダイヤルし、コンピュータ端末9と接続する。ス
テップS10では、接続したコンピュータ端末9からど
のプログラムデータをダウンロードするかを選択入力
し、ステップS11で、ステップS10で選択されたプ
ログラムデータをダウンロードする。一方、ステップS
5で自動処理モードになっている場合、ステップS8,
S9へ移行し、予め設定されている番号に自動ダイヤル
し、同じく予め設定されているプログラムデータを自動
的にダウンロードする。自動、手動共にダウンロード処
理が終了すると、ステップS12へ移行し制御手順記憶
部3に書き込まれているプログラムデータを更新し、プ
ログラム変更動作が終了する。
【0021】ここで更新時、差分のみのプログラムデー
タをダウンロードした場合は、制御手順記憶部3に書き
込まれているプログラムデータは全部消去するのではな
く、差分が追加のみならそのまま消去せず追加し、一部
の変更なら不必要な部分のみ消去し、差分部分を新たに
書き込むことになる。
【0022】このように、本実施の形態1によれば、コ
ンピュータ端末9から通信網8を介して無線通信部5に
より新たなプログラムデータを受信し、制御手順変更部
6により制御手順記憶部3に記憶されているプログラム
を受信した新たなプログラムに変更し、制御手順実行部
4が新たなプログラムに従ってカーエアコン2を制御す
るようにしたので、新たな制御手順を容易に入手し変更
することができ、その新たな制御手順に従って車載制御
装置を制御することができる。
【0023】( 実施の形態2)図3は実施の形態2の動
作を示しており、装置構成は図1と同じである。図3に
おいて、ステップS11でプログラム変更SWが押され
たかが判定される。通常動作時はプログラム変更SWは
押されていないため、次のステップS12へ移行し、制
御手順記憶部3のプログラムデータを読み込む。次いで
ステップS13に移行し、読み込んだプログラムデータ
に従い制御動作を実行する。その後再びステップS11
に戻り、以後プログラム変更SWが押されるまでステッ
プS11〜S13を繰り返す。ステップS11でプログ
ラム変更SWが押されたと判定されると、ステップS1
4で制御動作を中止し、ステップS15で予め設定され
ている番号に自動ダイヤルし、コンピュータ端末9ヘ自
動接続する。ステップS16では、コンピュータ端末9
から提供されるプログラムのバージョンと制御装置6の
制御手順記憶部3に記憶されているプログラムのバージ
ョンとを比較し、コンピュータ端末9から提供されるプ
ログラムのバージョンが新しいか否かが判定され、コン
ピュータ端末9から提供されるプログラムのバージョン
が新しいと判定されると、ステップS17でコンピュー
タ端末9から提供されるプログラムをダウンロードし、
ステップS18で制御手順記憶部3のプログラムデータ
を更新する。
【0024】ここでプログラムのバージョン情報は、プ
ログラムの版数を示すもので、版数の数値が大きいもの
がより新しいものとしている。またこのバージョン情報
はプログラムの作成日付などを利用してもよい。一方、
ステップ16でコンピュータ端末9から提供されるプロ
グラムのバージョンが新しくないと判定されるとステッ
プS19でダウシロードを中止して処理を終了する。
【0025】このように、本実施の形態2によれば、制
御手順変更部6が、無線通信部5による外部への接続時
に、現在制御手順記憶部3に記憶している制御手順のバ
ージョンと新規に受信しようとする制御手順のバージョ
ンとを比較し、新規に受信する制御手順のバージョンが
新しい場合のみ受信するので、常に最新のバージョンを
入手することができる。
【0026】(実施の形態3)図4は実施の形態3におけ
る動作を示しており、装置構成は図1と同じである。本
実施の形態3は、制御装置の動作開始時からの経過時間
を計測し、所定時間経過している場合に、自動的にコン
ピュータ端末9に接続し新たなプログラムをダウンロー
ドするものである。図4において、ステップS21で制
御装置の動作開始時からの経過時間Tを計測する。この
経過時間Tの針側は、制御手順実行部4のタイマーによ
り実行される。ステップS21で計測した経過時間Tが
ステップS22で6ケ月より長いか否かが判定される。
ステップS22で経過時間Tが6ケ月より長くないと判
定されると、ステップS23へ移行し、制御手順記憶部
3のプログラムデータを読み込む。その後ステップS2
4に移行し、読み込んだプログラムデータに従い制御動
作を実行する。一方、ステップS22で経過時間Tが6
ケ月より長いと判定されると、ステップS25で制御動
作を中止し、ステップS26でコンピュータ端末9へ自
動接続し、ステップS27で新たなプログラムデータを
ダウンロードする。次のステップS28で制御手順記憶
部3に書き込まれているプログラムデータを更新する。
次にステップS29で経過時間Tを0にリセットし処理
を終了する。
【0027】このように、本実施の形態3によれば、経
過時間が予め定められた時間経過すると自動的に新たな
プログラムデータがダウンロードされ、この新たなプロ
グラムデータにより制御装置がカーエアコンの制御を行
うことができる。なお、この実施例では経過時間Tを6
ケ月としたが、提供されるプログラムデータの更新間隔
等を留意した任意の値でよいことは言うまでもない。
【0028】(実施の形態4)図5は実施の形態4の概
略構成を示している。なお、図5において、図1と同一
の要素には同一番号を付している。図5において、10
は着信監視部であり、この着信監視部10は、コンピュ
ータ端末9側からの発呼を監視し、コンピュータ端末9
側から発呼があった場合に制御手順変更動作を開始さ
せ、新たなプログラムデータを自動的にダウンロードす
るものである。また着信監視部10の動作は、制御手段
手順実行部4での動作とは独立しており、制御装置1の
電源がオフされていても、着信監視部10は動作してい
る。無線通信部5は、着信監視部10と同様に制御装置
1の電源がオフされていても動作しており、制御装置1
の電源がオフの場合は、最低限の消貴電力で着信待ちの
待機状態となっている。
【0029】図6は実施の形態4の動作を示している。
図6において、まずステップS31でプログラム変更要
請指示通信を受信したかが判定される。ステップS31
でプログラム変更要請指示通信を受信していないと判定
されると、ステップS32に移行し、制御装置1の電源
がオフかが判定される。ステップS32で電源がオフで
あると判定されると処理を終了する。ステップS32で
電源がオンであると判定されると、ステップS33で制
御手順記憶部3のプログラムデータを読み込む。その後
ステップS34に移行し、読み込んだプログラムデータ
に従い制御動作を実行する。一方、ステップS31でプ
ログラム変更要請指示通信を受信したと判定されると、
ステップS35で制御装置1の電源がオフかが判定さ
れ、電源がオフでないと判定されると、ステップS36
で制御動作を中止し、ステップS37で指定されたコン
ピュータ端末9へ自動接続する。この接続するコンピュ
ータ端末9の指定は、デフォルトで予め設定されている
コンピュータ端末となっているが、プログラム変更要請
指示通信の中で指定されていれば、その指定されたコン
ピュータ端末に接続する。その後ステップS38で指定
されたプログラムデータをダウンロードする。この場合
も同様にデフォルトで予め設定されているブログラムデ
ータとなっているが、プログラム変更要請指示通信の中
で指定されていれば、その措定されたプログラムデータ
をダウンロードする。次にステップS39でプログラム
データを更新する。ステップS35で制御装置1の電源
がオフと判定されると、ステップS40へ移行し、制御
装置1の電源をオンにし、ステップS41で制御動作を
中止し、ステップS42で、ステップS37と同様に指
定されたコンピュータ端末9へ自動接続する。次のステ
ップS 43では、ステップS38と同様に指定されたプ
ログラムデータをダウンロードし、ステップS44でプ
ログラムデータを更新する。最後にステップS45で制
御装置1の電源をオフし処理を終了する。
【0030】このように、本実施の形態4によれば、コ
ンピュータ端末9側からのプログラム変更要請指示通信
があると、制御装置1の電源がオフでもオンでも自動的
に新たなプログラムデータをダウンロードし、フラッシ
ュROMを書き換えることができる。
【0031】なお、実施の形態1、2、3、4におい
て、プログラムデータの変更動作を行う場合に、通常の
制御動作を停止させているが、通常の制御動作に差し支
えない場合は、通常の制御動作と並行してプログラムデ
ータの変更動作を実行しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明によれば、新たな制御手順を容易に変更することが
でき、車載機器を新たな制御手順で制御できるものであ
る。本発明の請求項2記載の発明によれば、制御手順の
差分のみを受信し書き換えるため、短時間で容易に制御
手順を変更できるものである。本発明の請求項3記載の
発明によれば、制御手順を自動的に変更できるものであ
る。本発明の請求項4記載の発明によれば、制御手順の
変更を手動で行うか自動で行うかを選択できるものであ
る。本発明の請求項5記載の発明によれば、新規に受信
する制御手順のバージョンが新しい場合のみ制御手順の
変更を行うことができるものである。本発明の請求項6
記載の発明によれば、車載機器の使用者が何ら操作する
ことなく一定時間毎に自動的に制御手順が変更されるも
のである。本発明の請求項7記載の発明によれば、車載
機器の使用者が何ら操作することなく制御手順が変更さ
れるものである。本発明の請求項8記載の発明によれ
ば、プログラム提供側からの要請により制御手順の変更
を行うことができるものである。本発明の請求項9記載
の発明によれば、プログラム提供側からプログラム変更
要請があった際に制御手段の電源がオフになっていても
制御手順の変更を行うことができるものである。本発明
の請求項10記載の発明によれば、カーエアコンの複雑
な制御手順を容易に変更できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における車載制御装置の
ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1の動作を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態2の動作を示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態3の動作を示すフロー図
【図5】本発明の実施の形態4における車載制御装置の
プロック図
【図6】本発明の実施の形態4の動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 制御装置 2 カーエアコン 3 制御手順記憶部 4 制御手順実行部 5 無線通信部 6 制御手順変更部 7 スイッチ入力部 8 通信網 9 コンピュータ端末 10 着信監視部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載機器を制御する制御手段の制御手順
    を記憶する書き換え可能な制御手順記憶手段と、前記制
    御手順記憶手段に記憶されている制御手順に従い車載機
    器の制御動作を実行する制御手順実行手段と、無線によ
    り車両外部の通信網に接続する無線通信手段と、前記無
    線通信手段を用いて新たな制御手順を受信入手し、前記
    制御手順記憶手段に記憶されている記憶手順に、受信入
    手した新たな制御手順を追加もしくは書き換える制御手
    順変更手段とを備え、更新された新たな制御手順で制御
    動作を実行することを特徴とする車載制御装置。
  2. 【請求項2】 制御手順変更手段は、制御手順記憶手段
    に現在記憶している制御手順と、新たに書き換えようと
    する制御手順の差分のみを無線通信手段により受信入手
    し、制御手順記憶手段の制御手順を更新することを特徴
    とする請求項1記載の車載制御装置。
  3. 【請求項3】 制御手順変更手段は、無線通信手段によ
    る外部への接続動作と制御手順の受信動作を自動的に行
    い、制御手順記憶手段に記憶されている記憶手順に、受
    信した新たな制御手順を自動的に追加もしくは書き換え
    ることを特徴とする請求項1または2記載の車載制御装
    置。
  4. 【請求項4】 無線通信手段による外部への接続動作と
    制御手順の受信動作を手動で行うか自動で行うかを選択
    する選択手段を具備し、この選択手段の選択に従い、制
    御手順記憶手段に記憶されている記憶手順に、受信した
    新たな制御手順を追加もしくは書き換えることを特徴と
    する請求項1または2記載の車載制御装置。
  5. 【請求項5】 制御手順変更手段は、無線通信手段によ
    る外部への接続時に、現在制御手順記憶手段に記憶して
    いる制御手順のバージョンと新規に受信しようとする制
    御手順のバージョンとを比較し、新規に受信する制御手
    順のバージョンが新しい場合のみ受信することを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の車載制御装置。
  6. 【請求項6】 一定の時間が経過すると、制御手順変更
    手段が起動実行することを特徴とする請求項1から5の
    いずれかに記載の車載制御装置。
  7. 【請求項7】 制御手順変更手段は、無線通信手段にて
    外部からの制御手順変更要請指示通信を受信した場合、
    自動的に送信されてくる制御手順を受信し、制御手順記
    憶手段の制御手順を更新することを特徴とする請求項1
    から5のいずれかに記載の車載制御装置。
  8. 【請求項8】 制御手順変更要請指示通信を監視する着
    信監視手段を具備し、制御手順変更要請指示通信を受信
    した際に、制御手順記憶手段に記憶されている制御手順
    に、無線通信手段により受信入手された制御手順を追加
    もしくは書き換える請求項1から7のいずれかに記載の
    車載制御装置。
  9. 【請求項9】 制御手順変更要請指示通信を監視する着
    信監視手段を具備し、前記着信監視手段は、制御手順変
    更要請指示通信を受信した際に、制御機器の電源のオ
    ン、オフを判定し、電源のオフが判定された際に制御装
    置の電源をオンにして制御手順記憶手段に記憶されてい
    る制御手順に、無線通信手段により受信入手された制御
    手順を追加もしくは書き換える請求項1から8のいずれ
    かに記載の車載制御装置。
  10. 【請求項10】 カーエアコンを制御する制御手段を具
    備した請求項1から9のいずれかに記載の車載制御装
    置。
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