JP2000131524A - 偏光板保護フィルム、及び偏光板 - Google Patents

偏光板保護フィルム、及び偏光板

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JP2000131524A
JP2000131524A JP10304911A JP30491198A JP2000131524A JP 2000131524 A JP2000131524 A JP 2000131524A JP 10304911 A JP10304911 A JP 10304911A JP 30491198 A JP30491198 A JP 30491198A JP 2000131524 A JP2000131524 A JP 2000131524A
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JP
Japan
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polarizing plate
protective film
cellulose acetate
polarizer
plate protective
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JP10304911A
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English (en)
Inventor
Noriki Tachibana
範幾 立花
Masato Takada
昌人 高田
Isamu Michihashi
勇 道端
Kunio Shimizu
邦夫 清水
Koichi Nagayasu
浩一 永安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過率が高く、かつ、偏光度を阻害するこ
となく、しかもアンチグレア処理やアンチリフレクショ
ン処理にも適しており、更には偏光子との密着性にも優
れている偏光板保護フィルムを提供することである。 【解決手段】 偏光子に積層されるセルロースアセテー
トを用いた偏光板保護フィルムであって、前記セルロー
スアセテートは、平均酢化度が59%以上、粘度平均重
合度(DP)が290以上、粘度平均重合度(DP)に
対する落下球粘度法による濃厚溶液粘度(η)が 2.814×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦7.28×ln(DP)−37.
059 を満たすものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いる偏光板に関するものである。
【0002】
【従来技術、及び発明が解決しようとする課題】液晶表
示装置(LCD)は、低電圧、低消費電力で、IC回路
への直結が可能であり、そして、特に、薄型化が可能で
あることから、ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータ等の表示装置として広く採用されている。このLC
Dは、基本的な構成は、例えば液晶セルの両側に偏光板
を設けたものである。
【0003】ところで、偏光板は、一定方向の偏波面の
光だけを通すものである。従って、LCDにおいては、
電界による液晶の配向の変化を可視化させる重要な役割
を担っている。すなわち、偏光板の性能によってLCD
の性能が大きく左右される。偏光板の一般的な構成を、
図1に示す。図1中、1は偏光子であり、この偏光子1
の両側に偏光板保護フィルム2が積層されている。この
ような構成の偏光板を液晶セルに対して積層すること
で、LCDが構成される。
【0004】前記偏光子は、ヨウ素などを高分子フィル
ムに吸着・延伸したものである。すなわち、二色性物質
(ヨウ素)を含むHインキと呼ばれる溶液を、ポリビニ
ルアルコールのフィルムに湿式吸着させた後、このフィ
ルムを一軸延伸することにより、二色性物質を一方向に
配向させたものである。前記偏光板保護フィルムは、耐
久性を向上させる目的から設けられる。
【0005】しかし、耐久性に富むものであれば良いの
みでは無く、偏光板としての光透過率が高い、偏光
度が高い等の特長を阻害するものであってはならない。
更には、外光の映り込みを防止する為のアンチグレア処
理や、アンチリフレクション処理にも適したことが望ま
れる。又、偏光子との密着性にも優れていることが要求
される。
【0006】尚、従来、偏光板保護フィルムとしては、
セルロース樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、ノルボルネン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリ
レート樹脂、ポリエステル樹脂等が提案されていた。し
かし、これまでの提案になる偏光板保護フィルムでは、
上記観点からすると、満足出来ないものであった。
【0007】従って、本発明が解決しようとする第1の
課題は、光透過率が高く、かつ、偏光度を阻害すること
なく、しかもアンチグレア処理やアンチリフレクション
処理にも適しており、更には偏光子との密着性にも優れ
ている偏光板保護フィルムを提供することである。又、
本発明が解決しようとする第2の課題は、光透過率が高
く、かつ、偏光度も高く、更には偏光子と偏光板保護フ
ィルムとの密着性が高くて耐久性に富む偏光板を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者による偏光板保
護フィルムについての研究が鋭意押し進めているうち
に、偏光板保護フィルムの素材としてセルロースアセテ
ートが好ましいことが判り、更なる研究を進めて行った
結果、セルロースアセテートの中でも、平均酢化度、粘
度平均重合度、粘度平均重合度に対する落下球粘度法に
よる濃厚溶液粘度が特定の条件を満たすセルロースアセ
テートである場合、前記の課題が解決されることが判っ
て来た。
【0009】すなわち、前記第1の課題は、偏光子に積
層されるセルロースアセテートを用いた偏光板保護フィ
ルムであって、前記セルロースアセテートは、平均酢化
度が59%以上、粘度平均重合度(DP)が290以
上、粘度平均重合度(DP)に対する落下球粘度法によ
る濃厚溶液粘度(η)が 2.814×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦7.28×ln(DP)−37.
059 を満たすものであることを特徴とする偏光板保護フィル
ムによって解決される。
【0010】すなわち、上記要件を満たすセルロースア
セテートで偏光板保護フィルムを作製し、これを偏光子
に貼り合わせて作製した偏光板は、光透過率や偏光度な
どの偏光板としての光学特性に優れ、かつ、偏光板保護
フィルムと偏光子との密着性に富み、耐久性に優れたも
のであった。尚、本発明の偏光板保護フィルムにおける
セルロースアセテートは、粘度平均重合度(DP)が3
10以上(特に、315以上)のものが好ましい。尚、
上限値に格別の制限はないが、現在、得られるものは4
00以下のものである。従って、現実的には、粘度平均
重合度(DP)が380以下のものである。すなわち、
このような粘度平均重合度(DP)のセルロースアセテ
ートを偏光板保護フィルムに用いた場合、製膜性が改善
され、透明度が向上したからである。
【0011】又、セルロースアセテートは、平均酢化度
が59.0〜62.6%、特に59.0〜61.5%、
更には59.0〜60.5%のものが好ましい。すなわ
ち、このような平均酢化度のセルロースアセテートを偏
光板保護フィルムに用いた場合、不溶解物が減少し、透
明度が向上したからである。又、セルロースアセテート
は、溶融状態からの結晶化発熱量が5〜17J/g、特
に6〜17J/g、更には10〜16J/gのものが好
ましい。すなわち、このような結晶化発熱量のセルロー
スアセテートを偏光板保護フィルムに用いた場合、溶解
性が改善され、透明度が向上したからである。
【0012】又、セルロースアセテートは、製造時の硫
酸触媒量がセルロース100重量部に対して10〜15
重量部、特に10.5〜14.5重量部で反応して得ら
れたものが好ましい。すなわち、このようなセルロース
アセテートを偏光板保護フィルムに用いた場合、製膜性
が改善され、透明度が向上したからである。又、前記第
2の課題は、偏光子と偏光板保護フィルムとが積層され
てなる偏光板において、前記偏光子は、ポリビニルアル
コール系のフィルムを用いて構成されたものであり、前
記偏光板保護フィルムは、上記の偏光板保護フィルムで
あることを特徴とする偏光板によって解決される。
【0013】特に、偏光子と偏光板保護フィルムとが接
着剤により接着・積層されてなる偏光板において、前記
偏光子は、ポリビニルアルコール系のフィルムを用いて
構成されたものであり、前記偏光板保護フィルムは、上
記の偏光板保護フィルムであり、前記接着剤は、ポリビ
ニルアルコール系の接着剤であることを特徴とする偏光
板によって解決される。
【0014】すなわち、上記特徴のセルロースアセテー
ト製の偏光板保護フィルムを用いた場合、偏光子がポリ
ビニルアルコール系のフィルムを用いて構成された偏光
子である場合、光透過率や偏光度などの偏光板としての
光学特性に優れ、かつ、偏光板保護フィルムと偏光子と
の密着性に富み、耐久性に優れたものであった。特に、
偏光子と偏光板保護フィルムとが接着剤により接着・積
層されてなる場合、偏光子がポリビニルアルコール系の
フィルムを用いて構成された偏光子であると共に、偏光
板保護フィルムが上記特徴のセルロースアセテート製の
偏光板保護フィルムであり、しかも接着剤がポリビニル
アルコール系の接着剤である場合、光透過率や偏光度な
どの偏光板としての光学特性に優れ、かつ、偏光板保護
フィルムと偏光子との密着性に富み、耐久性に優れたも
のであった。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の偏光板保護フィルムは、
偏光子に積層されるセルロースアセテートを用いた偏光
板保護フィルムであって、前記セルロースアセテート
は、平均酢化度が59%以上(特に、62.5%以
下)、粘度平均重合度(DP)が290以上(特に、4
00以下。)、粘度平均重合度(DP)に対する落下球
粘度法による濃厚溶液粘度(η)が 2.814×ln(DP)−1
1.753≦ln(η)≦7.28×ln(DP)−37.059(更に、 2.81
4×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦6.29×ln(DP)−31.46
9)を満たすものである。このセルロースアセテート
は、粘度平均重合度(DP)が310以上(特に、31
5以上。又、特に、380以下。)のものである。又、
セルロースアセテートは、平均酢化度が59.0〜6
2.6%、特に59.0〜61.5%、更には59.0
〜60.5%のものである。又、セルロースアセテート
は、溶融状態からの結晶化発熱量が5〜17J/g、特
に6〜17J/g、更には10〜16J/gのものであ
る。又、セルロースアセテートは、製造時の硫酸触媒量
がセルロース100重量部に対して10〜15重量部、
特に10.4〜14.5重量部で反応して得られたもの
である。
【0016】本発明の偏光板は、偏光子と偏光板保護フ
ィルムとが積層されてなる偏光板において、前記偏光子
は、ポリビニルアルコール系のフィルムを用いて構成さ
れたものであり、前記偏光板保護フィルムは、上記の偏
光板保護フィルムである。特に、偏光子と偏光板保護フ
ィルムとが接着剤により接着・積層されてなる偏光板に
おいて、前記偏光子は、ポリビニルアルコール系のフィ
ルムを用いて構成されたものであり、前記偏光板保護フ
ィルムは、上記の偏光板保護フィルムであり、前記接着
剤は、ポリビニルアルコール系の接着剤である。
【0017】以下、更に詳しく説明する。 〔平均酢化度〕酢化度はケン化法により測定できる。す
なわち、乾燥したセルロースアセテート1.9gを精秤
し、アセトンとジメチルスルホキシドとの混合溶媒(容
量比4:1)150mlに溶解した後、1N−NaOH
水溶液30mlを添加し、25℃で2時間ケン化する。
フェノールフタレインを指示薬として添加し、1N−硫
酸(濃度ファクター:F)で過剰の水酸化ナトリウムを
滴定する。又、同様にしてブランクテストを行う。
【0018】そして、下記の式にしたがって平均酢化度
を算出する。 平均酢化度(%)=(6.005×(B−A)×F)/
W *Aは、試料の滴定に要した1N−硫酸のml数 Bは、ブランクテストの滴定に要した1N−硫酸のml
数 Fは、1N−硫酸の濃度ファクター Wは、試料重量 本発明では、上記方法により求められた平均酢化度が5
9%以上、好ましくは59.0〜62.6%、特に5
9.0〜61.5%、更には59.0〜60.5%のセ
ルロースアセテートを用いる。
【0019】〔粘度平均重合度(DP)〕絶乾したセル
ロースアセテート0.2gを精秤し、これをメチレンク
ロライドとエタノールとの混合溶媒(容量比9:1)1
00mlに溶解する。これをオストワルド粘度計にて2
5℃で溶液の落下秒数を測定する。一方、混合溶媒単独
についても、同様にして落下秒数を測定する。
【0020】そして、下記の式にしたがって粘度平均重
合度(DP)を算出する。 ηrel =t/t0 〔η〕={ln(ηrel )}/c DP=〔η〕/(6×10-4) *tは溶液の落下秒数 t0 は溶媒の落下秒数 cは溶液のセルロースアセテート濃度(g/リットル) 本発明では、上記方法により求められた粘度平均重合度
(DP)が290以上、好ましくは310以上、特に3
15以上、そして400以下、更には380以下のセル
ロースアセテートを用いる。
【0021】〔落下球粘度法による濃厚溶液粘度
(η)〕セルロースアセテートが15wt%となるよう
メチレンクロライドとメタノールとの混合溶媒(重量比
8:2)に溶解し、この溶液を内径2.6cmの粘度管
に注入し、25℃に調温後、溶液中に直径3.15m
m、重量0.135gの鋼球を落下させ、間隔10cm
の標線間を通過する秒数を落下球粘度法による濃厚溶液
粘度(η)とした。
【0022】本発明では、上記方法により求められた落
下球粘度法による濃厚溶液粘度(η)が下記(1)式、
更には(2)式を満足するセルロースアセテートを用い
る。 2.814×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦7.28×ln(DP)−37.059 (1)式 2.814×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦6.29×ln(DP)−31.469 (2)式 〔結晶化発熱量ΔHcr〕セルロースアセテートの結晶性
は、熱補償型示差走査熱量計(DSC)を用いて評価で
きる。すなわち、セルロースアセテートをジクロロメタ
ンとエタノールとの混合溶媒(重量比9:1)に溶解
し、濃度15wt%の溶液を調整し、不織布を用いて加
圧濾過する。得られたドープを平滑なガラス板上にバー
コータを用いて流延し、1日風乾した後、出来たフィル
ムをガラス板から剥離し、80℃で4時間真空乾燥す
る。このようにして得たセルロースアセテートのフィル
ム試料10mgを標準アルミパンに詰め、熱量計の試料
台に載せ、305℃で2分間保持して溶融させた後、降
温速度4℃/分で室温まで冷却し、結晶化させる。この
ようにして得られたDSC曲線の発熱ピーク面積から結
晶化発熱量ΔHcrが求められる。
【0023】尚、DSCの測定は窒素雰囲気下で行わ
れ、温度較正はIn(融点156.60℃),Sn(融
点231.88℃)の二点較正により行われると共に、
熱量較正はIn(融解熱量28.45J/g)の一点較
正により行われる。又、結晶化温度の解析法については
JIS K 7121−1987の規定に準拠し、結晶
化発熱量の解析法についてはJIS K 7122−1
987の規定に準拠する。
【0024】本発明では、上記方法により求められた結
晶化発熱量ΔHcrが5〜17J/g、特に6〜17J/
g、更には10〜16J/gのセルロースアセテートを
用いる。 〔本発明で用いるセルロースアセテート〕本発明で用い
るセルロースアセテートは上記特徴を有するものであ
る。
【0025】尚、セルロースアセテートは、例えばセル
ロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートフタレート等のよ
うに他の酸との混酸エステルであっても良い。本発明で
用いるセルロースアセテートは、硫酸触媒法により得ら
れる。セルロースアセテートは、通常、セルロースを酢
酸で活性化処理した後、硫酸触媒(硫酸触媒量は、セル
ロース100重量部に対して10〜15重量部、特に1
0.5〜14.5重量部)を用いて無水酢酸によりトリ
アセテートを調整し、ケン化(加水分解)により酢化度
を調整する。
【0026】平均酢化度、粘度平均重合度(DP)、落
下球粘度法による濃厚溶液粘度(η)、結晶化発熱量が
上記内容のものであるセルロースアセテートは硫酸触媒
法により得られるのであるが、その時、反応過程での硫
酸触媒量をセルロース100重量部に対して10〜15
重量部(特に、10.5〜14.5重量部)、ケン化温
度を50〜70℃、ケン化時間を10〜35分程度に制
御することによって本発明に相当するものが得られる。
【0027】〔偏光板保護フィルム〕上記のようにして
得られるセルロースアセテートを有機溶媒(例えば、メ
チレンクロライド、エタノール、アセトン、メタノール
等の有機溶媒)に溶解してドープを形成する。ドープ中
のセルロースアセテートの濃度は10〜35wt%程度
である。尚、これにフタル酸エステル、リン酸エステル
等の可塑剤をセルロースアセテートに対して3〜20w
t%添加してもよい。更に、必要に応じて、紫外線吸収
剤、滑剤などの添加剤を加えてもよい。
【0028】そして、得られたドープを支持体上に流延
し、製膜する。製膜方法としてはバンド法やドラム法を
用いることが出来る。次に、このようにして得られたフ
ィルムを支持体から剥ぎ取る。特に、フィルム中の有機
溶媒がある程度含まれている状態、例えば10〜60w
t%の状態で剥ぎ取り、しかもフィルムを縦方向に対し
て通常よりも強い張力で剥ぎ取り、乾燥時間を適度に設
定して乾燥する。縦方向の張力をより強く掛ける場合、
横方向の寸法を固定した状態で乾燥することが好まし
い。横方向の寸法を固定した状態では、有機溶媒が20
wt%未満の残留量まで乾燥するのが好ましい。
【0029】偏光板保護フィルムの厚さは30〜100
μmである。 〔偏光子〕上記偏光板保護フィルムが積層される好都合
な偏光子は、ポリビニルアルコール系のフィルムを用い
て構成されたものである。尚、本明細書において、ポリ
ビニルアルコール系とは、ポリ酢酸ビニルを加水分解し
て得られたものであって、部分加水分解物も含む。
【0030】例えば、ポリビニルアルコール製のフィル
ムを沃素の如きの二色性染料で処理して延伸することに
より偏光子は得られる。更に具体的に説明すると、例え
ばヨウ素1重量部、ヨウ化カリウム2重量部、ホウ酸4
重量部を含む水溶液中に、厚さ120μmのポリビニル
アルコールフィルムを浸漬し、そして50℃にて4倍に
延伸することにより、偏光子が得られる。
【0031】偏光子の厚さは50〜150μmである。 〔偏光子と偏光板保護フィルムとの接着・積層〕上記偏
光板保護フィルムと偏光子とを接着するのに好都合な接
着剤は、ポリビニルアルコール系の接着剤である。すな
わち、上記特徴のセルロースアセテート製の偏光板保護
フィルムを用意し、上記偏光子と貼り合わせる側を上に
してガラス基板上に置く。
【0032】そして、固形分2wt%のポリビニルアル
コール接着剤槽中に1〜2秒間浸漬し、両面に該接着剤
が付いた上記構成の偏光子を取り出し、次いで過剰の接
着剤を軽く取り除き、前記ガラス基板上の偏光板保護フ
ィルム上に載せる。更に、前記セルロースアセテート製
の偏光板保護フィルムと同じ偏光板保護フィルムを前記
偏光子の上に載せる。
【0033】この後、偏光板保護フィルムと偏光子との
三層積層物をローラを用いて、過剰な接着剤や気泡を取
り除きながら貼り合わせる。ローラーによる圧力は2〜
3kg/cm2 、ローラー速度は2m/分である。そし
て、この後、80℃の乾燥器中で2分間放置することに
より、偏光板が得られる。
【0034】以下、具体的な実施例を挙げて説明する。
【0035】
【実施例1】セルロース100重量部、硫酸11.7重
量部、無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用い
て常法によりエステル化を行った。その後、加水分解を
行い、セルロースアセテートを得た。このセルロースア
セテートは、平均酢化度が60.2%、粘度平均重合度
(DP)が313、結晶化温度(ピーク温度Tpc)2
25℃、結晶化発熱量ΔHcrが14.0J/gであっ
た。そして、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法に
よる濃厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.
53であるから、4.41<4.53=ln(η)<
4.68<4.77であり、上記(1),(2)式を満
足する。
【0036】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0037】
【実施例2】セルロース100重量部、硫酸11.7重
量部、無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用い
て常法によりエステル化を行った。その後、実施例1よ
りも長い時間かけて加水分解を行い、セルロースアセテ
ートを得た。このセルロースアセテートは、平均酢化度
が59.8%、粘度平均重合度(DP)が326、結晶
化温度(ピーク温度Tpc)217℃、結晶化発熱量Δ
crが12.2J/gであった。そして、粘度平均重合
度(DP)と落下球粘度法による濃厚溶液粘度(η)と
の関係は、ln(η)=4.80であるから、4.53
<4.80=ln(η)<4.93<5.07であり、
上記(1),(2)式を満足する。
【0038】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0039】
【実施例3】セルロース100重量部、硫酸10.2重
量部、無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用い
て常法によりエステル化を行った。その後、加水分解を
行い、セルロースアセテートを得た。このセルロースア
セテートは、平均酢化度が60.6%、粘度平均重合度
(DP)が315、結晶化温度(ピーク温度Tpc)2
33℃、結晶化発熱量ΔHcrが15.8J/gであっ
た。そして、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法に
よる濃厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.
75であるから、4.43<4.71<4.75=ln
(η)<4.82であり、上記(1)式を満足するが、
(2)式は満足しない。
【0040】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0041】
【実施例4】セルロース100重量部、硫酸11.7重
量部、無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用い
て常法によりエステル化を行った。その後、加水分解を
行い、セルロースアセテートを得た。このセルロースア
セテートは、平均酢化度が60.2%、粘度平均重合度
(DP)が298、結晶化温度(ピーク温度Tpc)2
25℃、結晶化発熱量ΔHcrが14.0J/gであっ
た。そして、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法に
よる濃厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.
32であるから、4.28<4.32=ln(η)<
4.37<4.42であり、上記(1),(2)式を満
足する。
【0042】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0043】
【実施例5】セルロース100重量部、硫酸10.2重
量部、無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用い
て常法によりエステル化を行った。その後、加水分解を
行い、セルロースアセテートを得た。このセルロースア
セテートは、平均酢化度が60.8%、粘度平均重合度
(DP)が295、結晶化温度(ピーク温度Tpc)2
37℃、結晶化発熱量ΔHcrが16.7J/gであっ
た。そして、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法に
よる濃厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.
33であるから、4.25<4.30<4.33=ln
(η)<4.34であり、上記(1)式を満足するが、
(2)式は満足しない。
【0044】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0045】
【比較例1】セルロース100重量部、硫酸8重量部、
無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用いて常法
によりエステル化を行った。その後、加水分解を行い、
セルロースアセテートを得た。このセルロースアセテー
トは、平均酢化度が61.1%、粘度平均重合度(D
P)が322、結晶化温度(ピーク温度Tpc)243
℃、結晶化発熱量ΔHcrが18.2J/gであった。そ
して、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法による濃
厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=5.05で
あるから、4.50<4.85<4.98<5.05=
ln(η)であり、上記(1),(2)式を共に満足し
ない。
【0046】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0047】
【比較例2】セルロース100重量部、硫酸8重量部、
無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用いて常法
によりエステル化(比較例1よりエステル化の反応時間
は短い)を行った。その後、加水分解を行い、セルロー
スアセテートを得た。このセルロースアセテートは、平
均酢化度が60.9%、粘度平均重合度(DP)が29
3、結晶化温度(ピーク温度Tpc)239℃、結晶化
発熱量ΔHcrが17.4J/gであった。そして、粘度
平均重合度(DP)と落下球粘度法による濃厚溶液粘度
(η)との関係は、ln(η)=4.35であるから、
4.23<4.26<4.29<4.35=ln(η)
であり、上記(1),(2)式を共に満足しない。
【0048】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0049】
【比較例3】セルロース100重量部、硫酸8重量部、
無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用いて常法
によりエステル化を行った。その後、加水分解を行い、
セルロースアセテートを得た。このセルロースアセテー
トは、平均酢化度が60.9%、粘度平均重合度(D
P)が312、結晶化温度(ピーク温度Tpc)239
℃、結晶化発熱量ΔHcrが17.2J/gであった。そ
して、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法による濃
厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.86で
あるから、4.41<4.65<4.75<4.86=
ln(η)であり、上記(1),(2)式を共に満足し
ない。
【0050】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0051】
【比較例4】セルロース100重量部、硫酸6重量部、
無水酢酸260重量部、酢酸450重量部を用いて常法
によりエステル化を行った。その後、加水分解を行い、
セルロースアセテートを得た。このセルロースアセテー
トは、平均酢化度が61.8%、粘度平均重合度(D
P)が280、結晶化温度(ピーク温度Tpc)257
℃、結晶化発熱量ΔHcrが21.3J/gであった。そ
して、粘度平均重合度(DP)と落下球粘度法による濃
厚溶液粘度(η)との関係は、ln(η)=4.50で
あるから、3.96<3.97<4.10<4.50=
ln(η)であり、上記(1),(2)式を共に満足し
ない。
【0052】上記特徴のセルロースアセテートを用いて
常法により偏光板保護フィルムを作製した。そして、こ
の偏光板保護フィルムを上記した偏光子に上記した手法
により貼り合わせ、偏光板を作製した。
【0053】
【特性】上記各例で得た偏光板について、その保護フィ
ルムの光学特性(ヘイズ)及び保護フィルムと偏光子と
の密着性を調べたので、その結果を表−1に示す。 表−1 ヘイズ(%) 密着性 偏光板保護フィルム厚 偏光板保護フィルム厚 80μm 40μm 80μm 40μm 実施例1 0.18 0.17 ○ ○ 実施例2 0.12 0.11 ○ ○ 実施例3 0.19 0.18 ○ ○ 実施例4 0.17 0.17 ○ ○ 実施例5 0.20 0.19 ○ ○ 比較例1 0.32 0.31 △ × 比較例2 0.35 0.33 × × 比較例3 0.30 0.29 △ × 比較例4 0.29 0.28 × × *密着性は、ダンベル裁断機を用いて打ち抜いた際の密着面の浮きに よって判定した。
【0054】○印は浮きが0.07mm未満 △印は浮きが0.07mm以上、0.1mm未満 ×印は浮きが0.1mm以上 これから判る通り、本発明になる偏光板保護フィルムは
光学特性(ヘイズ)に優れたものであり、優れた偏光板
が得られる。又、偏光子との接着性に優れており、耐久
性にも富む。
【0055】
【発明の効果】透過率や偏光度に優れ、かつ、耐久性に
富む偏光板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏光板の概略図
【符号の説明】
1 偏光子 2 偏光板保護フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 道端 勇 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 清水 邦夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 永安 浩一 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BB33 BB43 BB51 BC22 4F071 AA09 AA88 AF30 AF58 BA02 BB02 BC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光子に積層されるセルロースアセテー
    トを用いた偏光板保護フィルムであって、 前記セルロースアセテートは、 平均酢化度が59%以上、 粘度平均重合度(DP)が290以上、 粘度平均重合度(DP)に対する落下球粘度法による濃
    厚溶液粘度(η)が 2.814×ln(DP)−11.753≦ln(η)≦7.28×ln(DP)−37.
    059 を満たすものであることを特徴とする偏光板保護フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 セルロースアセテートは、粘度平均重合
    度(DP)が310以上のものであることを特徴とする
    請求項1の偏光板保護フィルム。
  3. 【請求項3】 セルロースアセテートは、平均酢化度が
    59.0〜62.6%のものであることを特徴とする請
    求項1又は請求項2の偏光板保護フィルム。
  4. 【請求項4】 セルロースアセテートは、平均酢化度が
    59.0〜61.5%のものであることを特徴とする請
    求項1又は請求項2の偏光板保護フィルム。
  5. 【請求項5】 セルロースアセテートは、溶融状態から
    の結晶化発熱量が5〜17J/gのものであることを特
    徴とする請求項1〜請求項4いずれかの偏光板保護フィ
    ルム。
  6. 【請求項6】 セルロースアセテートは、製造時の硫酸
    触媒量がセルロース100重量部に対して10〜15重
    量部で反応して得られたものであることを特徴とする請
    求項1〜請求項5いずれかの偏光板保護フィルム。
  7. 【請求項7】 偏光子と偏光板保護フィルムとが積層さ
    れてなる偏光板において、 前記偏光子は、ポリビニルアルコール系のフィルムを用
    いて構成されたものであり、 前記偏光板保護フィルムは、前記請求項1〜請求項6い
    ずれかの偏光板保護フィルムであることを特徴とする偏
    光板。
  8. 【請求項8】 偏光子と偏光板保護フィルムとが接着剤
    により接着・積層されてなる偏光板において、 前記偏光子は、ポリビニルアルコール系のフィルムを用
    いて構成されたものであり、 前記偏光板保護フィルムは、前記請求項1〜請求項6い
    ずれかの偏光板保護フィルムであり、 前記接着剤は、ポリビニルアルコール系の接着剤である
    ことを特徴とする偏光板。
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