JP2000130818A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2000130818A
JP2000130818A JP10310172A JP31017298A JP2000130818A JP 2000130818 A JP2000130818 A JP 2000130818A JP 10310172 A JP10310172 A JP 10310172A JP 31017298 A JP31017298 A JP 31017298A JP 2000130818 A JP2000130818 A JP 2000130818A
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Masanobu Ishii
正伸 石井
Ikuhide Ota
育秀 太田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気ヒータ用電力の受電容量が少なくて済み、
ランニングコストの低減を期せる空気調和装置を提供す
る。 【解決手段】冷熱源1から冷却媒体が供給される冷却コ
イル7と空気温度調節用の電気ヒータ9を備え、かつ、
前記冷熱源から冷却コイルへ冷却媒体を供給する送液管
3の途中に除霜用の電気ヒータ5を備える空気調和装置
において、電源14からブレーカ16を介して前記温度
調節用および除霜用の各電気ヒータへ電力を供給する電
力供給ライン15の前記ブレーカよりも下流側に、通常
運転時には温度調節用の電気ヒータ側へメークされてい
るが、除霜運転時には除霜用の電気ヒータ側へメークさ
れる切換スイッチ18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却コイルの除霜
と、冷却後の空気温度の調節に電気ヒータを用いる空気
調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】例えばブライン方式や液ポ
ンプ方式の冷却手段を備える空気調和装置には、冷熱源
(ブラインタンクや低圧受液器)から冷却コイルへ冷却
媒体(ブラインや液冷媒)を送る送液管の途中に除霜用
の電気ヒータを備え、冷却コイルの除霜を行う際に前記
除霜用の電気ヒータで冷却媒体を所要温度に加温し、加
温された冷却媒体を冷却コイルへ送ることにより冷却コ
イルの除霜を行うものがある。
【0003】上述した空気調和装置では冷却コイルで冷
却した後の空気を電気ヒータで加熱して所要の温度に調
節するようにしたものがあり、このような従来の空気調
和装置では除霜用の電気ヒータと温度調節用の電気ヒー
タにそれぞれ個別の電力供給ラインを接続してあって、
各電力供給ラインに電気ヒータの容量に合わせたブレー
カを設けてある。
【0004】したがって、両電気ヒータ用の受電容量は
各ブレーカ容量の和となり、例えば除霜用の電気ヒータ
の容量が100kw、温度調節用の電気ヒータの容量が
250kwであれば受電容量を350kwとしなければ
ならない。
【0005】ところで、電力料金のうちの基本料金は電
力会社との契約受電容量により決まるので、受電容量が
大であれば電力料金が嵩み、したがって空気調和装置の
ランニングコストが大となる。
【0006】
【目的】本発明の目的とするところは、電気ヒータ用電
力の受電容量が少なくて済み、ランニングコストの低減
を期せる空気調和装置を提供することにある。
【0007】
【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明に
係る空気調和装置は、冷熱源から冷却媒体が供給される
冷却コイルと空気温度調節用の電気ヒータを備え、か
つ、前記冷熱源から冷却コイルへ冷却媒体を供給する送
液管の途中に除霜用の電気ヒータを備える空気調和装置
において、電源からブレーカを介して前記温度調節用お
よび除霜用の各電気ヒータへ電力を供給する電力供給ラ
インの前記ブレーカよりも下流側に、通常運転時には温
度調節用の電気ヒータ側へメークされているが、除霜運
転時には除霜用の電気ヒータ側へメークされる切換スイ
ッチを設けたものとしてある。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る空気調和装置の実施例を
添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図に
おいて符号1は冷熱源たるブラインタンク1を示し、同
ブラインタンクには冷却装置2により所要の温度に冷却
された冷却媒体たるブラインが蓄えられるようになって
いる。
【0009】ブラインタンク1に一端が接続された送液
管3の他端はブラインポンプ4および除霜用電気ヒータ
(以下除霜ヒータと称する)5を介して空調器6内の冷
却コイル7の入口に接続され、同冷却コイル7の出口に
一端が接続された返液管8の他端はブラインタンク1に
接続されている。
【0010】前記空調器6内の冷却コイル7の下流側に
は空気温度調節用の電気ヒータ(以下温調用ヒータと称
する)9が設けられていて、空調器6の空気出口に一端
が接続された送気ダクト10の他端が環境試験室等の被
空調室11の送気口に接続され、同被空調室11の吸気
口に一端が接続された吸気ダクト12の他端が送風機1
3を介して前記空調器6の空気入口に接続されている。
【0011】しかして本発明に係る空気調和装置におい
ては前記除霜ヒータ5と温調ヒータ9への電力供給ライ
ンを次ぎのように構成してある。電源14からの主電力
ライン15はブレーカ16とサイリスタ17をこの順に
介して切換スイッチ18に接続され、同切換スイッチ1
8は主電力ライン15を温調ヒータ9側の第1枝電力ラ
イン19または除霜ヒータ5側の第2電力ライン20へ
択一的に接続する選択スイッチとしてあって、空気調和
装置の通常運転時は第1枝電力ライン19側にメークさ
れて温調ヒータ9へ電力を供給し、除霜運転時は第2枝
電力ライン20側にメークされて除霜ヒータ5へ電力を
供給するようになっている。
【0012】なお、前記切換スイッチ18の切換操作は
手動で行うようにしてもよいが、冷却コイルの温度を温
度センサで検知し、同温度に基づいて除霜指令を発する
除霜制御回路からの除霜指令により切換スイッチを自動
的に切り換えるようにするのが望ましく、また除霜タイ
マ等から発せられる除霜指令に基づいて自動的に切り換
えるようにすることもできる。
【0013】次ぎに上述のように構成した本発明に係る
空気調和装置の作用を説明する。ブラインタンク1内の
ブラインはブラインポンプ4の駆動によって送液管3内
を除霜ヒータ5を経て冷却コイル7に送られ、空調器6
内の空気を冷却して返液管8によりブラインタンクに戻
される。
【0014】一方、被空調室11内の空気は送風機13
の駆動により吸気ダクト12を経て空調器6内へ送ら
れ、冷却コイル7、温調ヒータ9を経て送気ダクト10
により被空調室11へ戻される。
【0015】しかして通常運転時には切換スイッチ18
は温調ヒータ9側にメークされていて、電源14からの
電力は主電力ライン15によりブレーカ16、サイリス
タ17、切換スイッチ18を経て第1枝電力ライン19
により温調ヒータ9へ送られる。
【0016】したがって空調器6内において、冷却コイ
ル7により冷却された空気は温調ヒータ9により所要の
温度に調節されて被空調室11へ送られる。
【0017】除霜運転時には切換スイッチ18が除霜ヒ
ータ5側にメークされ、電源14からの電力は主電力ラ
イン15によりブレーカ16、サイリスタ17、切換ス
イッチ18を経て第2枝電力ライン20により除霜ヒー
タ5へ送られる。
【0018】したがって、ブラインタンク1からのブラ
インは送液管3の途中で除霜ヒータ5によって加温され
て冷却コイル7へ送られ、冷却コイル7に付着した霜を
融かし、返液管8によりブラインタンク1に送られる。
【0019】上述のように、電源14からの電力は通常
運転、除霜運転に拘らず1つのブレーカ16を経ていず
れかのヒータへ送られるので、ブレーカ16の容量は温
調ヒータ9か除霜ヒータ5のうち消費電力の大なる側に
合わせて設定すればよい。
【0020】具体的には、例えば温調用ヒータ9の容量
が250kw、除霜用ヒータ5の容量が100kwであ
ればブレーカ16の容量を250kwとすればよい。し
たがって、従来の装置に比して受電容量を格段に小なる
ものとすることができる。
【0021】上述した実施例においてはブラインタンク
1から空調器6の冷却コイルへブラインを供給するブラ
イン方式の空気調和装置の構成について説明したが、低
圧受液器から液ポンプにより液冷媒を冷却コイルへ送る
液ポンプ方式の空気調和装置にも適用することができ、
この場合には除霜用ヒータを低圧受液器と冷却コイル間
の送液管に設けるようにする。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る空気調和装置によれば、温
調用ヒータの電力供給ラインと除霜用ヒータの電力供給
ラインへ択一的に電力を供給することができるようにし
てあるので、両ヒータ用のブレーカは1個で事が足り、
電気ヒータ用の受電容量を両ヒータのうち受電容量の大
なる一方に合わせて設定することができる。したがっ
て、各ヒータにそれぞれ個別のブレーカを介して電力を
供給していた従来のものに比して受電容量を格段に小な
るものにすることができ、電力料金の削減が可能で、ラ
ンニングコストの低減を期すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の実施例を示す構成
図。
【符号の説明】
1 ブラインタンク 2 冷却装置 3 送液管 4 ブラインポンプ 5 除霜用の電気ヒータ 6 空調器 7 冷却コイル 8 返液管 9 空気温度調節用の電気ヒータ 10 送気ダクト 11 被空調室 12 吸気ダクト 13 送風機 14 電源 15 主電力ライン 16 ブレーカ 17 サイリスタ 18 切換スイッチ 19 第1枝電力ライ
ン 20 第2枝電力ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷熱源から冷却媒体が供給される冷却コイ
    ルと空気温度調節用の電気ヒータを備え、かつ、前記冷
    熱源から冷却コイルへ冷却媒体を供給する送液管の途中
    に除霜用の電気ヒータを備える空気調和装置において、
    電源からブレーカを介して前記温度調節用および除霜用
    の各電気ヒータへ電力を供給する電力供給ラインの前記
    ブレーカよりも下流側に、通常運転時には温度調節用の
    電気ヒータ側へメークされているが、除霜運転時には除
    霜用の電気ヒータ側へメークされる切換スイッチを設け
    てなる空気調和装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267976A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Toyo Eng Works Ltd 大型低温風洞空気冷却器のデフロスト方式
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CN110469958A (zh) * 2019-07-16 2019-11-19 青岛海尔空调器有限总公司 空调器控制方法、装置、计算机设备及存储介质

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