JP2002115930A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2002115930A JP2001136325A JP2001136325A JP2002115930A JP 2002115930 A JP2002115930 A JP 2002115930A JP 2001136325 A JP2001136325 A JP 2001136325A JP 2001136325 A JP2001136325 A JP 2001136325A JP 2002115930 A JP2002115930 A JP 2002115930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネルギー性を向上した空気調和装置
を提供する。 【解決手段】 熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段
1と、熱媒が通流する熱媒管路7aを介して熱媒温度調
整手段1から供給される熱媒を熱源とする吸収式冷凍機
5と、熱媒管路7aに設けられた冷暖房切り換え弁9a
と、冷暖房切り換え弁9aから分岐するバイパス管路1
1aと、吸収式冷凍機5からの冷媒またはバイパス管路
11aを介して熱媒温度調整手段1からの熱媒が供給さ
れる室内機19とを含む構成とする。これにより、暖房
時に熱媒がバイパス管路11aに通流するように冷暖房
切り換え弁9aを切り換えることにより、バイパス管路
11aを介して室内機19に熱媒を直接供給することが
できるため、暖房運転時に吸収冷凍機5の動作に関わる
機器などを停止することができ、省エネルギー性を向上
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍機を含
む空気調和装置に係り、特に、熱媒駆動型の吸収式冷凍
機を含む空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱された駆動用熱媒により駆動される
熱媒駆動型の吸収式冷凍機を含む空気調和装置では、吸
収式冷凍機の作動により冷却された冷媒を室内機に供給
して冷房を行っている。一方、暖房時には、駆動用熱媒
により吸収冷凍機を駆動して室内機に供給される暖房用
熱媒を加熱するか、または、吸収冷凍機とは別に設けら
れた暖房用熱交換器などにより、駆動用熱媒の熱で室内
機に供給される暖房用熱媒を加熱している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、空気調和装置
に対して省エネルギー性の向上が望まれている。これに
対し、本願の発明者らは、空気調和装置の暖房運転にお
いて、熱媒の熱エネルギーを有効に利用し、さらに、暖
房用熱交換器または吸収冷凍機などの作動に関連するエ
ネルギーの消費を抑えて空気調和装置の省エネルギー性
を向上することを考えている。すなわち、排熱源から得
られる熱媒を室内機へ直接供給して暖房を行うことによ
り、暖房用熱交換器などを不要にし、また、暖房時に吸
収式冷凍機や吸収冷凍機の動作に関わる機器類の作動を
停止することで、暖房用熱交換器または吸収式冷凍機の
作動に関連するエネルギー消費を抑え、省エネルギー性
を向上することを考えている。
【0004】しかし、加熱された熱媒を室内機へ直接供
給した場合、熱媒の温度によっては、暖房時の室内機か
らの温風の吹き出し温度が高くなり過ぎると、室内の温
度分布が均一化し難くなり、快適性が低下する場合があ
る。また、熱媒の温度が室内機や制御弁などの耐熱温度
を超えた場合、空気調和装置の運転に支障をきたす場合
もある。このため、熱媒の温度は、機器などの耐熱温度
を下回り、さらに、室内の温度分布が均一化し易い程度
の温度に調整する必要がある。一方、冷房時に、室内機
に供給する冷媒を吸収式冷凍機で冷却する場合、暖房時
に要求される温度では吸収式冷凍機を駆動できないかま
たは効率よく駆動することができない場合がある。した
がって、冷房時に吸収式冷凍機に供給される熱媒の温度
は、暖房時よりも高温であることが要求される。このよ
うに、冷房時と暖房時では要求される熱媒の温度が異な
るため、従来の熱媒駆動型の吸収式冷凍機を含む空気調
和装置の配管を変更するだけでは、熱媒の温度によって
暖房時に室内の快適性の低下や、空調装置の運転への支
障、また、冷暖房効率の低下などの問題が生じる場合が
ある。
【0005】本発明の課題は、空気調和装置の省エネル
ギー性を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段と、熱媒が
通流する熱媒管路を介して熱媒温度調整手段から供給さ
れる熱媒を熱源とする吸収式冷凍機と、熱媒管路に設け
られ冷房と暖房とを切り換える冷暖房切り換え弁と、こ
の冷暖房切り換え弁から分岐するバイパス管路と、吸収
式冷凍機からの冷媒またはバイパス管路を介して熱媒温
度調整手段からの熱媒が供給される室内機とを含む構成
とする。
【0007】さらに、熱媒温度調整手段は、熱媒が吸収
式冷凍機へ通流するとき、第1の温度範囲の最高温度で
熱媒の加熱を停止し、最低温度で熱媒の加熱を開始し、
熱媒が前記バイパス管路へ通流するとき、熱媒の温度に
対して第1の温度範囲よりも低い第2の温度範囲の最高
温度で熱媒の加熱を停止し、最低温度で熱媒の加熱を開
始する構成とする。
【0008】また、熱媒温度調整手段は、排熱源からの
排熱を熱媒に回収する排熱回収器と、熱媒の温度を検出
する熱媒温度センサと、少なくとも排熱回収器及び熱媒
温度センサを制御する制御部とを備えた構成とする。さ
らに、制御部は、熱媒が吸収式冷凍機へ通流するとき、
熱媒温度センサで検出した温度が第1の温度範囲の最高
温度で排熱回収器による熱媒への排熱回収を停止し、最
低温度で排熱回収器による熱媒への排熱回収を開始し、
熱媒がバイパス管路へ通流するとき、熱媒温度センサで
検出した温度が第1の温度範囲よりも低い第2の温度範
囲の最高温度で排熱回収器による熱媒への排熱回収を停
止し、最低温度で排熱回収器による熱媒への排熱回収を
開始しする構成とする。
【0009】このような構成とすることにより、暖房時
に熱媒がバイパス管路に通流するように冷暖房切り換え
弁を切り換えることにより、バイパス管路を介して熱媒
温度調整手段からの熱媒を室内機に直接供給し、暖房運
転を行うことができる。つまり、暖房運転時は、吸収式
冷凍機や吸収冷凍機の動作に関わる機器類の作動を停止
し、空気調和装置の運転に関わるエネルギーの消費を抑
えることができる。しかも、熱媒の温度は、熱媒温度調
整手段により、熱媒が吸収式冷凍機へ通流するとき、熱
媒が前記バイパス管路へ通流するときよりも熱媒の温度
を高く調整することができる。すなわち、冷房時の熱媒
温度が暖房時の熱媒温度より高くなるように制御するこ
とができるため、暖房時の室内の快適性の低下や、空調
装置の運転への支障、また、冷暖房効率の低下などを生
じ難くできる。したがって、空気調和装置の省エネルギ
ー性を向上できる。
【0010】ところで、排熱源からの排熱の温度が低
く、熱媒が冷房または暖房運転を十分な効率で行える温
度にならない場合がある。このような場合、従来の空気
調和装置では、排熱源からの熱媒への熱交換を停止し、
補助加熱器により熱媒を加熱している。しかし、このよ
うな従来の空気調和装置では排熱源からの熱が有効利用
されないため、十分な省エネルギー性を得ることができ
ない。
【0011】これに対し、本発明の空気調和装置は、熱
媒温度調整手段は、補助加熱器と、この補助加熱器の動
作を制御する制御部とを備えた構成とする。さらに、制
御部は、熱媒が吸収式冷凍機へ通流するとき、熱媒温度
センサで検出した温度が第1の温度範囲の最高温度より
も低い第3の温度範囲の最高温度で補助加熱器による熱
媒の加熱を停止し、最低温度で補助加熱器による熱媒の
加熱を開始し、熱媒がバイパス管路へ通流するとき、熱
媒温度センサで検出した温度が第2の温度範囲の最高温
度よりも低い第4の温度範囲の最高温度で補助加熱器に
よる熱媒の加熱を停止し、最低温度で補助加熱器による
熱媒の加熱を開始する構成とする。
【0012】このような構成とすれば、補助加熱器は、
排熱源からの熱が熱媒に回収されている状態で熱媒を加
熱し、さらに、排熱回収の開始と停止を行う温度範囲よ
りも低い温度で熱媒の加熱を停止する。このため、熱媒
は、排熱回収を停止するような異常高温状態になった場
合以外は排熱の回収を行い、補助加熱器は、排熱の回収
では不足した熱を補うように熱媒を加熱する。したがっ
て、補助加熱器を用いる場合に置いても、補助加熱器が
消費するエネルギーをできるだけ抑え、排熱源から得た
排熱を有効利用できるため、空気調和装置の省エネルギ
ー性を向上できる。
【0013】また、熱媒温度センサと制御部とは、熱媒
の過熱を検出する構成とすれば、1つの熱媒温度センサ
を、熱媒温度の制御と異常過熱の検知に兼用できるた
め、温度センサの数を低減できるので好ましい。
【0014】ここで、バイパス管路を介して熱媒温度調
整手段からの熱媒を直接室内機に供給することで暖房運
転を行う空気調和装置では、暖房運転時、吸収式冷凍機
や吸収式冷凍機の動作に関わる機器類の作動を停止させ
る。このため、これら機器類の停止にともない、熱媒お
よび冷媒が、ほとんど流動しなくなって、管路内などに
停滞してしまう。このとき、周囲の気温が低下すると、
例えば、流動しなくなった熱媒および冷媒が水などであ
れば凍結して、空気調和装置を破損させる場合がある。
これは、空気調和装置の運転を停止して、熱媒および冷
媒が流動しなくなった場合も同様である。
【0015】これに対し、従来は、管路にヒータなどを
巻くなどをして凍結を防止していた。管路にヒータなど
を巻いて凍結を防止しようとすると、ヒータの部品の費
用や加工費などのイニシャルコストがかかる、ヒータを
駆動させるための電気代などのランニングコストがかか
る、真空容器内などのヒータが巻けない、巻きにくい場
所がある、ヒータを管路に巻く手間がかかるなど好まし
くない場合がある。また、水抜きを行い凍結を防止する
こともできるが、暖房運転を行う場合があるので、水抜
きを行うことはできない。また、熱媒および冷媒として
不凍液を用いて凍結を防止することもできるが、熱媒お
よび冷媒として不凍液を用いると、不凍液の濃度管理な
どの保守点検作業が煩雑になるため、不凍液は使用しに
くい。
【0016】本発明の空気調和装置は、前記吸収式冷凍
機から前記室内機へ供給される前記冷媒が通流する往き
側冷媒管路および前記室内機から前記吸収式冷凍機へ戻
される前記冷媒が通流する帰り側冷媒管路を含む冷媒管
路と、該冷媒管路に前記吸収式冷凍機と前記室内機の間
で前記冷媒を循環させる冷媒用ポンプと、前記冷媒管路
内の前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサとが設け
られており、前記熱媒管路は、前記熱媒温度調整手段か
ら前記吸収式冷凍機へ供給される前記熱媒が通流する往
き側熱媒管路と、前記吸収式冷凍機から前記熱媒温度調
整手段へ戻される前記熱媒が通流する帰り側熱媒管路と
を含み、前記熱媒管路には、前記熱媒温度調整手段と前
記吸収式冷凍機の間で前記熱媒を循環させる熱媒用ポン
プが設けられ、前記バイパス管路は、前記往き側熱媒管
路と前記往き側冷媒管路とに連通する往き側バイパス管
路と、前記帰り側冷媒管路と前記帰り側熱媒管路とに連
通する帰り側バイパス管路とを含み、前記冷媒温度セン
サが検出した前記冷媒の温度が設定した温度より低くな
ると、前記熱媒温度調整手段から前記吸収式冷凍機に前
記熱媒を供給可能に前記冷暖房切り換え弁を切り換え、
前記熱媒用ポンプおよび前記冷媒用ポンプの少なくとも
一方の運転を行う空気調和装置である。
【0017】このように、冷媒温度センサが検出した冷
媒の温度が所定の温度以下になった場合に、熱媒および
冷媒が吸収式冷凍機に供給されるように冷暖房切り換え
弁を切り換えて、熱媒用ポンプおよび冷媒用ポンプを運
転することにより、熱媒管路内の熱媒および冷媒管路内
の冷媒が流動する。これにより、熱媒管路内の熱媒およ
び冷媒管路内の冷媒に流れが生じて、熱媒管路内の熱媒
および冷媒管路内の冷媒が凍結するのを防ぐことがで
き、空気調和装置の破損を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を適用してなる空気調和装置の第1の実施形態について
図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明を適
用してなる空気調和装置の概略構成と動作を示す図であ
る。図2は、冷房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を
示す図である。図3は、暖房時の排熱回収器と補助加熱
器の動作を示す図である。なお、本実施形態では、エン
ジンを排熱源として、この排熱で熱媒を加熱する場合を
一例として説明する。
【0019】本実施形態の空気調和装置は、図1に示す
ように、排熱回収器1、補助ボイラ3、吸収式冷凍機
5、熱媒管路7、冷暖房切り換え三方弁9a、9b、バ
イパス管路11、熱媒温度センサ13、制御部15、冷
温水管路17、そして室内機である室内機19などで構
成されている。排熱回収器1は、排熱源であるエンジン
21から排ガス管路23を介して供給された排ガスの熱
を、熱媒管路7中を通流する熱媒である水に熱交換部2
5で回収する。排熱回収器1は、内部に排ガスの流れる
流路を切り換えるための図示していない流路切換機構を
備えている。この流路切換機構により、排ガスの流れ
は、排気管路29方向と熱交換部25方向とに切り換え
られ、余剰な排熱は、排気管路29より放出される。補
助ボイラ3は、排熱回収器1から吸収式冷凍機5に向か
って熱媒が通流する往き側熱媒管路7aに設けられてい
る。補助ボイラ3は、バーナ31を備えており、バーナ
31の燃焼により熱媒を加熱する。
【0020】吸収式冷凍機5は、熱媒の熱で吸収液を加
熱する再生器を有する熱媒駆動型の吸収式冷凍機であ
る。吸収式冷凍機5は、冷却水管路33を循環する冷却
水を冷却するための冷却塔35を備えている。熱媒管路
7は、前記のように排熱回収器1から補助ボイラ3を介
して吸収式冷凍機5に向かって熱媒が通流する往き側熱
媒管路7aと、吸収式冷凍機5から排熱回収器1に向か
って熱媒が通流する帰り側熱媒管路7bとからなり、往
き側熱媒管路7aに熱媒用ポンプ37を備え、排熱回収
器1と吸収式冷凍機5との間で熱媒を循環させている。
冷温水管路17は、室内機19に向かって吸収式冷凍機
5から冷媒である冷水が通流する往き側冷温水管路17
aと、室内機19から吸収式冷凍機5方向に向かって冷
水または温水が通流する帰り側冷温水管路17bとから
なり、帰り側冷温水管路17bは、冷水用ポンプ39を
備えている。
【0021】バイパス管路11は、往き側熱媒管路7a
を通流する熱媒を往き側冷温水管路17aに流す往き側
バイパス管路11aと、帰り側冷温水管路17bを通流
する熱媒を帰り側熱媒管路7bに流す帰り側バイパス管
路11bとからなる。往き側バイパス管路11aは、補
助ボイラ3と吸収式冷凍機5の間の往き側熱媒管路7a
に設けられた冷暖房切り換え三方弁9aで往き側熱媒管
路7aから分岐し、往き側冷温水管路17aに合流する
ように配管されている。帰り側バイパス管路11bは、
帰り側冷温水管路17bに設けられた冷暖房切り換え三
方弁9bで帰り側冷温水管路17bから分岐し、帰り側
熱媒管路7bに合流するように配管されている。このよ
うに、本実施形態の空気調和装置では、吸収式冷凍機5
から室内機19へ供給される吸収式冷凍機5で冷却され
た冷媒である水、つまり、冷水が通流する冷媒管路に、
往き側バイパス管路11aを介して、熱媒である加熱さ
れた水、つまり、温水が供給されて通流するので、冷媒
管路を冷温水管路17と称している。これは、往き側冷
温水管路17aと帰り側冷温水管路17bについても同
様である。
【0022】制御部15は、パワーボックス41、補助
ボイラ制御部43、冷暖房切り換えスイッチ45、排熱
回収器1の流路切換機構、室内機19の動作を制御する
室内機制御部47、そして往き側熱媒管路7aの補助ボ
イラ3と冷暖房切り換え三方弁9aの間に設置された熱
媒温度センサ13などと配線51により電気的に接続さ
れている。パワーボックス41は、往き側熱媒管路7a
に設けられた熱媒用ポンプ37、2つの冷暖房切り換え
三方弁9a、9b、帰り側冷温水管路17bに設けられ
た冷水用ポンプ39、冷却塔35の図示していない冷却
ファン、そして冷却水管路33に設けられた冷却水用ポ
ンプ53などに配線55により電気的に接続されてい
る。
【0023】また、制御部15は、異常検出機能を有し
ており、熱媒温度センサ13で検出した熱媒の温度が、
設定された異常検出温度になると、警報を発して使用者
に異常を知らせると共に、補助ボイラ3のバーナ31を
強制停止し、排熱回収器1の流路切換機構を排ガスが排
気管路29に流れるように切り換えて排ガスを排出し、
熱媒の加熱を停止する。
【0024】補助ボイラ制御部43は、補助ボイラ3の
バーナ31と配線61により電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、制御部15は、指令信号を発
し、この指令信号に応じてパワーボックス41が、パワ
ーボックス41に電気的に接続された機器類のスイッチ
ングを行っている。また、本実施形態では、制御部1
5、パワーボックス41、そして補助ボイラ制御部43
などは、別体に構成されているが、制御部として一体的
に構成することもできる。室内機制御部47は、制御部
15からの信号などに応じ、冷水または加熱された熱媒
である温水を室内機19内に通流させるか否かを切り換
えを制御する制御弁65の動作などを制御している。
【0025】このような構成の空気調和装置では、空調
要求があり、運転切り換えスイッチ45により冷房運転
が選択されると、制御部15は、パワーボックス41を
介して、熱媒及び冷水が、各々吸収式冷凍機5を通って
熱媒管路11及び冷温水管路17を循環するように2つ
の冷暖房切り換え三方弁9a、9bを切り換える。そし
て、往き側熱媒管路7aに設けられた熱媒用ポンプ3
7、帰り側冷温水管路17bに設けられた冷水用ポンプ
39、冷却塔35の図示していない冷却ファン、そして
冷却水管路33に設けられた冷却水用ポンプ53などを
作動させる。これにより、熱媒管路11を通流する熱媒
が、排熱回収器1でエンジン21からの排熱を回収す
る。排熱回収器1で加熱された熱媒の熱により吸収式冷
凍機5は、冷温水管路17を通流する冷媒である水を冷
却する。この吸収式冷凍機5で冷却された冷水が室内機
19に通流することにより室内機19から冷風が送出さ
れる。
【0026】このような冷房運転において、吸収式冷凍
機5が効率よく水を冷却するため、また、熱媒の温度が
下がりすぎて吸収式冷凍機5を駆動できなくなるのを防
ぐため、熱媒の温度を所定の範囲内に保つ必要がある。
このため、制御部15は、排熱回収器1の流路切換機構
を制御し、さらに、補助ボイラ制御部43を介して補助
ボイラ3の運転を制御している。冷房時、制御部15
は、図2に示すように、T1〜T2の温度範囲で流路切
換機構を制御している。このとき、T1>T2とする。
すなわち、制御部15は、熱媒温度センサ13で検出し
た温度がT1になると流路切換機構を排気管路29にエ
ンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、排ガ
スを排気管路29に流して排熱の回収を停止する。つま
り、排熱回収器1による排熱回収をオフ状態にする。こ
れにより、熱媒の加熱が停止される。熱媒の加熱が停止
されて熱媒の温度が低下し、熱媒温度センサ13で検出
した温度がT2になると流路切換機構を熱交換部25に
エンジン21からの排ガスが流れるように切り換え、排
ガスを熱交換部25に流して排熱の回収を開始する。つ
まり、排熱回収器1による排熱回収をオン状態にする。
これにより、熱媒の加熱を開始する。
【0027】このとき、もし、エンジン21からの排ガ
スの温度が低く、熱媒が十分な温度を保てずに低下する
場合には、制御部15は、補助ボイラ制御部43を介し
て、T3〜T4の温度範囲で補助ボイラー3のバーナ3
1のオン、オフを制御する。このとき、T1>T3かつ
T2>T4とする。制御部15は、熱媒の温度が低下
し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT4になると
バーナ31をオンし、熱媒の加熱を開始する。バーナ3
1による熱媒の加熱で熱媒の温度が上昇し、熱媒温度セ
ンサ13で検出した温度がT3になるとバーナ31をオ
フし、熱媒の加熱を停止する。このとき、温度がT2以
下の場合には、排熱回収器1の流路切換機構は、熱交換
部25にエンジン21からの排ガスが流れるように切り
換えられた状態にあり、熱媒はエンジン21からの排熱
を回収している。したがって、補助ボイラー3は、熱媒
をT3以上の温度に上昇させるために不足した熱量を補
うように動作する。
【0028】一方、空調要求があり、運転切り換えスイ
ッチ45により暖房運転が選択されると、制御部15
は、パワーボックス41を介して、熱媒管路7を通流す
る熱媒が、バイパス管路11を通って冷温水管路17に
流れるように2つの冷暖房切り換え三方弁9a、9bを
切り換える。そして、制御部15は、往き側熱媒管路7
aに設けられた熱媒用ポンプ37のみを作動させ、帰り
側冷温水管路17bに設けられた冷水用ポンプ39、冷
却塔35の図示していない冷却ファン、そして冷却水管
路33に設けられた冷却水用ポンプ53などを停止す
る。これにより、熱媒は、吸収式冷凍機5に供給され
ず、バイパス管路11を介して、排熱回収器1と室内機
19との間を循環するようになり、熱媒が室内機19に
通流することにより室内機19から温風が吹出される。
【0029】このような暖房運転において、熱媒温度が
高くなり過ぎると、室内機19からの吹出温度が高くな
り過ぎ、室内の温度分布が均一化し難くなるなどの現象
が生じ、快適性が低下する場合がある。また、空調機1
9や制御弁65などの耐熱温度を超え、空気調和装置の
運転に支障をきたす場合もある。このため、制御部15
は、排熱回収器1の流路切換機構を制御し、また、補助
ボイラ制御部43を介して補助ボイラ3の運転を制御し
ている。暖房時、制御部15は、図3に示すように、T
5〜T6の温度範囲で流路切換機構を制御している。こ
のとき、T4>T5>T6とする。
【0030】すなわち、制御部15は、熱媒温度センサ
13で検出した温度がT5になると流路切換機構を排気
管路29にエンジン21からの排ガスが流れるように切
り換え、エンジン21からの排ガスを排気管路29に流
して排熱の回収を停止する。これにより、熱媒の加熱が
停止される。熱媒の加熱が停止されて熱媒の温度が低下
し、熱媒温度センサ13で検出した温度がT6になると
流路切換機構を熱交換部25にエンジン21からの排ガ
スが流れるように切り換え、排ガスを熱交換部25に流
して排熱の回収を開始する。これにより、熱媒の加熱を
開始する。
【0031】このとき、もし、エンジン21からの排ガ
スの温度が低く、熱媒が十分な温度を保てずに低下する
場合には、制御部15は、補助ボイラ制御部43を介し
て、T7〜T8の温度範囲で補助ボイラー3のバーナ3
1のオン、オフを制御する。このとき、T5>T7、T
6>T8とする。制御部15は、熱媒の温度が低下し、
熱媒温度センサ13で検出した温度がT8になるとバー
ナ31をオンし、熱媒の加熱を開始する。バーナ31に
よる熱媒の加熱で熱媒の温度が上昇し、熱媒温度センサ
13で検出した温度がT7になるとバーナ31をオフ
し、熱媒の加熱を停止する。
【0032】このとき、温度がT6以下の場合には、排
熱回収器1の流路切換機構は、常に熱交換部25にエン
ジン21からの排ガスが流れるように切り換えられた状
態にあり、エンジン21からの排熱を回収している。し
たがって、暖房時も、補助ボイラー3は、熱媒をT8以
上の温度に上昇させるために不足した熱量を補うように
動作している。このように、暖房時は、冷房時よりも低
い温度範囲で流路切換機構及び補助ボイラ3が制御され
ている。すなわち、排熱回収器1、補助ボイラ3、そし
て制御部15などからなる熱媒温度調整手段は、熱媒が
吸収式冷凍機5へ通流するとき、熱媒がバイパス管路1
1へ通流するときよりも熱媒の温度を高く調整してい
る。
【0033】なお、本実施形態では、図2及び図3に示
すように、T1〜T2の温度範囲よりもT3〜T4の温
度範囲が低くなるように制御しているが、T1>T3、
T2>T4であれば、T1〜T2の温度範囲及びT3〜
T4の温度範囲は、T1〜T2の温度範囲とT4〜T5
の温度範囲とが部分的に重なり合うような温度範囲に設
定することもできる。同様に、本実施形態では、T5〜
T6の温度範囲よりもT7〜T8の温度範囲が低くなる
ように制御しているが、T5>T7、T6>T8であれ
ば、T5〜T6の温度範囲及びT7〜T8の温度範囲
は、T5〜T6の温度範囲とT7〜T8の温度範囲とが
部分的に重なり合うような温度範囲に設定することもで
きる。
【0034】このように、本実施形態の空気調和装置で
は、暖房時に熱媒がバイパス管路11に通流するように
冷暖房切り換え三方弁9a、9bを切り換えることによ
り、熱媒を室内機19に直接供給して暖房運転を行うこ
とができる。つまり、暖房運転時は、吸収冷凍機5や吸
収式冷凍機5の動作に関わる機器類、例えば冷水用ポン
プ39、冷却水用ポンプ53などを停止することができ
る。しかも、熱媒の温度は、熱媒温度調整手段、すなわ
ち排熱回収器1、熱媒温度センサ13、制御部15など
により、冷房時の熱媒温度が暖房時の熱媒温度よりも高
くなるように制御される。このため、暖房時に室内の快
適性の低下や、空調装置の運転への支障、また、冷暖房
効率の低下などを生じ難くできる。したがって、空気調
和装置の省エネルギー性を向上できる。
【0035】さらに、本実施形態の空気調和装置では、
熱媒温度調整手段として、補助ボイラも備えており、熱
媒の温度が所望の温度よりも低くなった場合、排熱回収
器1の流路切換機構が、熱交換部25にエンジン21か
らの排ガスが流れるように切り換えられた状態、つまり
排熱を熱媒に回収している状態で補助ボイラ3のバーナ
31のオン、オフを制御している。このため、熱媒を所
望の温度にするために、排熱の回収だけでは不足する熱
量を補助ボイラ3が補うため、排熱を効率的に利用する
ことができ、省エネルギー性をより向上できる。ただ
し、排熱源が常に十分な熱量を有している場合などに
は、補助ボイラ3は備えていなくてもよい。また、本実
施形態では、補助加熱器として補助ボイラ3を備えてい
るが、補助加熱器として、ヒータや熱交換により熱媒の
加熱を行うような様々な補助加熱器を用いることもでき
る。
【0036】また、本実施形態では、制御部15が、熱
媒温度センサ13で検出した温度に応じて排熱回収器1
の流路切換機構を制御しているが、排熱回収器1内に流
路切換機構の制御部や温度センサなどを設け、制御部1
5からの冷房運転と暖房運転を識別する運転指令信号を
受け、流路切換機構を制御することもできる。さらに、
本実施形態では、熱媒及び冷媒に水を用いているが、熱
媒及び冷媒は水に限らず様々な流体を用いることができ
る。
【0037】また、本実施形態では、熱媒温度調整手段
として流路切換機構を有する排熱回収器1などを用いて
いるが、熱媒温度調整手段は、熱媒の温度を調整できれ
ば様々な構成にすることができる。例えば、排熱回収器
を熱媒温度調整手段とせず、往き側熱媒管路7aに大気
などへ熱媒の熱を放熱する機器を備え、これにより熱媒
の温度を調整する構成などにすることもできる。
【0038】また、本実施形態では、排熱はエンジン2
1からの排ガスから回収し、室内機として室内機19を
備えた構成の空気調和装置を例示している。しかし、本
発明は、本実施形態の構成に限らず、様々な構成の空気
調和装置、例えば、様々な排熱源を利用し、様々な構成
の室内機などを備える空気調和装置に適用できる。排熱
源としては、例えば、燃料電池、工業排熱、地熱、温泉
などからの様々な排熱を利用できる。さらに、排熱は、
排ガスに限らず、例えば、エンジンの冷却水などからも
回収できる。 (第2の実施形態)本発明を適用してなる空気調和装置
の第2の実施形態について図4を参照して説明する。図
4は、本発明を適用してなる空気調和装置の第2の実施
形態の概略構成と動作を示す図である。なお、本実施形
態では、第1の実施形態と同一のものには同じ符号を付
して説明を省略し、第1の実施形態と相違する構成及び
特徴部などについて説明する。
【0039】本実施形態が第1の実施形態と相違する点
は、冷媒である水の温度を検出する冷水温度センサ6
7、熱媒が排熱回収器1を通らずに循環できるように配
管された過熱防止管路73、図示しない制御部からの信
号により熱媒を過熱防止管路73に通流させる熱媒過熱
防止三方弁75などを設けた点である。
【0040】本実施形態の空気調和装置は、図4に示す
ように、排熱回収器1、補助ボイラ3、吸収式冷凍機
5、熱媒管路7、冷暖房切り換え三方弁9a、往き側バ
イパス管路11a、帰り側バイパス管路11b、熱媒温
度センサ13、冷温水管路17、室内機19、熱媒用ポ
ンプ37、冷水用ポンプ39、冷水温度センサ67、過
熱防止管路73、そして熱媒過熱防止三方弁75などで
構成されている。
【0041】排熱回収器1は、図示しない排熱源、例え
ば、エンジンなどから供給された排ガスの熱を、熱媒管
路7内を通流する熱媒である水に熱交換部25で回収す
る。補助ボイラ3は、例えば、図示しないバーナを備え
ており、このバーナの燃焼により熱媒を加熱する。吸収
式冷凍機5は、熱媒の熱で吸収液を加熱する再生器69
と、気化熱を利用して冷媒を冷却する蒸発器71とを有
する熱媒駆動型の吸収式冷凍機である。なお、吸収式冷
凍機5は、第1の実施形態と同様に冷却水管路を循環す
る冷却水を冷却するための冷却塔を備えているが、図4
では省略している。
【0042】熱媒管路7は、排熱回収器1から補助ボイ
ラ3を介して吸収式冷凍機5に向かって熱媒が通流する
往き側熱媒管路7aと、吸収式冷凍機5から排熱回収器
1に向かって熱媒が通流する帰り側熱媒管路7bとから
なり、往き側熱媒管路7aに排熱回収器1により加熱さ
れた熱媒を更に加熱する補助ボイラ3と、この補助ボイ
ラ3の下流側に熱媒を循環させる熱媒用ポンプ37とが
設けられている。また、熱媒の温度を検出する熱媒温度
センサ13は、補助ボイラ3と熱媒用ポンプ37の間の
往き側熱媒管路7aに設けられている。更に、熱媒管路
7には、熱媒が排熱回収器1を通らずに循環できるよう
に配管された過熱防止管路73が設けられている。過熱
防止管路73は、帰り側熱媒管路7bから分岐し、排熱
回収器1と補助ボイラ3の間の往き側熱媒管路7aに設
けられた熱媒過熱防止三方弁75で往き側熱媒管路7a
に合流している。
【0043】冷温水管路17は、室内機19に向かって
吸収式冷凍機5から冷媒としての水、または、往き側バ
イパス管路11aから供給される熱媒としての水が通流
する往き側冷温水管路17aと、室内機19から吸収式
冷凍機5方向に向かって冷媒としての水、または、熱媒
としての水が通流する帰り側冷温水管路17bとからな
り、往き側冷温水管路17aに冷媒である水の温度を検
出する冷水温度センサ67が設けられ、帰り側冷温水管
路17bに冷媒である水を循環させる冷水用ポンプ39
が設けられている。
【0044】往き側熱媒管路7aを通流する熱媒を往き
側冷温水管路17aに流す往き側バイパス管路11a
は、熱媒用ポンプ37と吸収式冷凍機5の間の往き側熱
媒管路7aに設けられた冷暖房切り換え三方弁9aで往
き側熱媒管路7aから分岐し、冷水温度センサ67と室
内機19との間の往き側冷温水管路17aの部分に合流
するように配管されている。帰り側冷温水管路17bを
通流する熱媒を帰り側熱媒管路7bに流す帰り側バイパ
ス管路11bは、冷水用ポンプ39と室内機19の間の
帰り側冷温水管路17bで帰り側冷温水管路17bから
分岐し、帰り側熱媒管路7aの、吸収式冷凍機5と過熱
防止管路73の分岐する点との間の部分に合流するよう
に配管されている。
【0045】本実施形態の空気調和装置の図示しない制
御部は、熱媒温度センサ13で検出した熱媒の温度が、
設定された温度以上になると、熱媒が過熱防止管路73
に流れるように熱媒過熱防止三方弁75を切り換えて、
熱媒の加熱を停止することができる。
【0046】このような構成の空気調和装置では、空調
要求があり、例えば、図示しない運転切り換えスイッチ
により冷房運転が選択されると、図示しない制御部は、
熱媒及び冷媒である水が、各々吸収式冷凍機5を通って
熱媒管路11及び冷温水管路17を循環するように冷暖
房切り換え三方弁9aを切り換える。そして、往き側熱
媒管路7aに設けられた熱媒用ポンプ37、帰り側冷温
水管路17bに設けられた冷水用ポンプ39、図示して
いない冷却塔の冷却ファン、冷却水管路に設けられた冷
却水用ポンプなどを作動させる。これにより、熱媒用ポ
ンプ37により吐出された熱媒が、熱媒管路11を通流
して、冷暖房切り換え三方弁9a、吸収式冷凍器5の再
生器69、排熱回収器1、熱媒過熱防止三方弁75、補
助ボイラ3、熱媒温度センサ13、熱媒用ポンプ37を
循環する。熱媒管路7を循環する熱媒が、排熱回収器1
で排熱を回収する。この排熱を回収する排熱回収器1で
加熱された熱媒の熱により吸収式冷凍機5は、冷温水管
路17を通流する冷媒である水を冷却する。冷水用ポン
プ39により吐出された冷媒である水が、吸収式冷凍機
5の蒸発器71に供給され冷却される。この吸収式冷凍
機5で冷却された水が、冷温水管路17を通流して、冷
水温度センサ67、室内機19、冷水用ポンプ39を循
環する。冷温水管路17を循環する冷媒である水が室内
機19に通流することにより室内機19から冷風が送出
される。
【0047】一方、空調要求があり、図示しない運転切
り換えスイッチにより暖房運転が選択されると、図示し
ない制御部は、往き側熱媒管路7aを通流する熱媒が、
往き側バイパス管路11aを通って往き側冷温水管路1
7aに流れるように冷暖房切り換え三方弁9aを切り換
える。そして、図示しない制御部は、往き側熱媒管路7
aに設けられた熱媒用ポンプ37のみを作動させ、帰り
側冷温水管路17bに設けられた冷水用ポンプ39、図
示しない冷却塔の冷却ファン、冷却水管路に設けられた
冷却水用ポンプなどを停止する。これにより、熱媒用ポ
ンプ37が吐出した熱媒は、吸収式冷凍機5に供給され
ず、冷暖房切り換え三方弁9aから往き側バイパス管路
11aに供給され、往き側バイパス管路11a、帰り側
バイパス管路11bを介して、排熱回収器1、熱媒過熱
防止三方弁75、補助ボイラ3、熱媒温度センサ13、
熱媒用ポンプ37、冷暖房切り替え三方弁9a、室内機
19の順で循環するようになり、熱媒が室内機19に通
流されることにより室内機19から温風が吹出される。
【0048】このように、本実施形態の空気調和装置
は、暖房時に熱媒が往き側バイパス管路11aに通流す
るように冷暖房切り換え三方弁9aを切り換えることに
より、熱媒を室内機19に直接供給して暖房運転を行う
ことができる。このとき、省エネルギー向上のため、吸
収冷凍機5や吸収式冷凍機5の動作に関わる機器類、例
えば、冷水用ポンプ39などを停止する。このため、暖
房運転時には、帰り側冷温水管路17bの帰り側バイパ
ス管路11bとの分岐点から、往き側冷温水管路17a
の往き側バイパス管路11aとの合流点までの吸収式冷
凍機5側の冷温水管路17の内部の冷水が死水、つま
り、ほとんど流動しない状態となる。同様に、往き側熱
媒管路7aに設けられた冷暖房切り換え三方弁9aか
ら、帰り側熱媒管路7bの帰り側バイパス管路11bと
の合流点までの吸収式冷凍機5側の熱媒管路7の内部の
熱媒である水が死水となる。死水は、周囲の気温が低下
すると、凍結することがあり、この凍結により空気調和
装置が破損する場合がある。
【0049】特に、暖房運転停止後は、暖房運転中に加
熱された水が通流していた管路に比べ、加熱された水が
ほとんど通流しなかった管路、つまり、帰り側冷温水管
路17bと帰り側バイパス管路11bとの分岐点から吸
収式冷凍機5までの帰り側冷温水管路17b、蒸発器7
1内の冷水の流路、吸収式冷凍機5から往き側冷温水管
路17aと往き側バイパス管路11aとの合流点までの
往き側冷温水管路17a、冷暖房切り換え三方弁9aか
ら吸収式冷凍機5までの往き側熱媒管路7a、再生器6
9内の熱媒の流路、および、吸収式冷凍機5から帰り側
熱媒管路7bと帰り側バイパス管路11bとの合流点ま
での熱媒管路7aの内部の死水の温度は、他の部分の水
に比べて低い。このため、周囲の気温が低下した場合、
死水は、他の管路内の水に比べ凍結しやすい。
【0050】これに対し、本実施形態の空気調和装置で
は、往き側冷温水管路17aに設けられた冷水温度セン
サ67が死水である水の温度を検出して、この冷水温度
センサ67が検出した水の温度が予め設定した温度、例
えば、1℃以下になったら、暖房運転から冷房運転に切
り換えて死水をなくして、死水の凍結による空気調和装
置の破損を防止する。つまり、冷水温度センサ67が検
出した水の温度が予め設定した温度以下になったら、冷
暖房切り換え三方弁9aを切り換えて、往き側バイパス
管路11aに供給されていた熱媒を再生器69に供給す
るとともに、冷水用ポンプ39を運転して、水を蒸発器
71に供給する。このようにすることで、帰り側冷温水
管路17bと帰り側バイパス管路11bとの分岐点から
吸収式冷凍機5までの帰り側冷温水管路17b、蒸発器
71および吸収式冷凍機5から往き側冷温水管路17a
と往き側バイパス管路11aとの合流点まで往き側冷温
水管路17aの内部の水と、冷暖房切り換え三方弁9a
から吸収式冷凍機5までの往き側熱媒管路7a、再生器
69および吸収式冷凍機5から帰り側熱媒管路7bと帰
り側バイパス管路11bとの合流点までの帰り側熱媒管
路7bの内部の熱媒である水とが、流水となり死水では
なくなる。また、熱媒用ポンプ37および冷水用ポンプ
39の運転により、熱媒管路7内の熱媒と、冷温水管路
11内の水とが流動して、水の温度が上昇し、冷水温度
センサ67の検出する水の温度が、予め設定した温度よ
り高くなれば、空気調和装置の冷暖房切り換え三方弁9
aを切り換えて、冷房運転から暖房運転に戻す。これに
より、熱媒管路7、冷温水管路11および吸収式冷凍機
5内の水の凍結を防止して、空気調和装置の破損を防ぐ
ことができる。
【0051】また、空気調和装置の運転停止中に、水の
凍結を防止するため熱媒用ポンプ37および冷水用ポン
プ39を駆動させた場合、これら熱媒用ポンプ37およ
び冷水用ポンプ39の駆動により、水の温度が上昇し
て、冷水温度センサ67の検出値が予め設定した温度よ
り高くなれば、熱媒用ポンプ37および冷水用ポンプ3
9を停止して、空気調和装置の省エネルギー性を維持す
ることもできる。仮に、熱媒用ポンプ37および冷水用
ポンプ39の駆動させたにもかかわらず、水の温度が上
昇しない場合、水の凍結防止のため、熱媒用ポンプ37
および冷水用ポンプ39を駆動させ続けることもでき
る。
【0052】このように、暖房運転中に限らず、空気調
和装置内部の水が、周囲の気温の低下などにより凍結す
る可能性があるときに、冷水温度センサ67により水の
温度を検出して、その検出した温度により熱媒用ポンプ
37および冷水用ポンプ39を駆動させて、空気調和装
置内の水の凍結を防止して、空気調和装置の破損を防ぐ
こともできる。このように、熱媒用ポンプ37および冷
水用ポンプ39を運転することで、空気調和装置の水を
流動させて、凍結を防止するため、ヒータ等で加熱する
ことなく、水の凍結を防止することができる。
【0053】また、図示しない制御部は、水の凍結防止
を行う制御以外、第1の実施形態の制御部と同一の制御
を行うことができる。また、第1の実施形態の空気調和
装置では、2つの冷暖房切り換え三方弁9a、9bが設
けられているが、第2の実施形態の空気調和装置のよう
に、少なくとも1つの冷暖房切り換え三方弁9aが、熱
媒用ポンプ37と吸収式冷凍機5の間の往き側熱媒管路
7aにあればよい。
【0054】また、本発明の凍結防止機能を有する空気
調和装置の熱媒温度調整手段は、図4に示すような、第
2の実施形態の空気調和装置における熱媒温度調整手段
の構成に限らず、例えば、第1の実施形態の空気調和装
置の熱媒温度調整手段とすることもできる。
【0055】また、本発明の凍結防止機能を有する空気
調和装置は、第2の実施形態の空気調和装置の構成に限
らず、例えば、第1の実施形態の空気調和装置におい
て、冷水温度センサを設け、この冷水温度センサが検出
した水の温度に応じて、熱媒の温度調整を行うととも
に、水の凍結防止のために温度検出も行うことにより、
熱媒の加熱制御用の温度センサ、つまり冷水温度センサ
を用いて、死水の凍結を防止することができる。
【0056】冷水温度センサ67は、死水が発生する帰
り側冷温水管路17bと帰り側バイパス管路11bとの
分岐点から吸収式冷凍機5までの帰り側冷温水管路17
b、または、吸収式冷凍機5から往き側冷温水管路17
aと往き側バイパス管路11aとの合流点までの往き側
冷温水管路17aに設けられているのが好ましい。この
ようにすると、室内機19に供給する冷水の温度を制御
するために、冷水温度センサ67が設けられている場
合、新たに凍結防止用の温度センサを設けることなく、
水の温度を検出して、熱媒用ポンプ37および冷水用ポ
ンプ39を運転することで、空気調和装置の水の凍結を
防止することができる。
【0057】また、空気調和装置の運転条件などによ
り、熱媒用ポンプ37と冷水用ポンプのどちらか一方の
ポンプを駆動させるだけで、水の凍結を防止できる場合
は、どちらか一方のポンプを駆動させればよく、必ずし
も熱媒用ポンプ37と冷水用ポンプ39の両方を駆動さ
せる必要はない。更に、冷水温度センサ67の検出値に
かかわらず、一定周期で、熱媒用ポンプ37と冷水用ポ
ンプ39を駆動させることもできる。これにより、冷水
温度センサ67が検出できない場所の死水の温度が、冷
水温度センサ67が検出した温度よりも低下して、熱媒
用ポンプ37と冷水用ポンプ39を駆動させる前に、冷
水温度センサ67が検出できない場所の死水が凍結する
のを防ぐこともできる。
【0058】また、バイパス管路11に流量調整弁を設
け、往き側バイパス管路11a、帰り側バイパス管路1
1bを通流する熱媒の流量を調節することもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、空気調和装置の省エネ
ルギー性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる空気調和装置の第1の実
施形態の概略構成と動作を示す図である。
【図2】冷房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す
図である。
【図3】暖房時の排熱回収器と補助加熱器の動作を示す
図である。
【図4】本発明を適用してなる空気調和装置の第2の実
施形態の概略構成と動作を示す図である。
【符号の説明】
1 排熱回収器 3 補助ボイラ 5 吸収式冷凍機 7 熱媒管路 7a 往き側熱媒管路 7b 帰り側熱媒管路 9a、9b 冷暖房切り換え三方弁 11 バイパス管路 11a 往き側バイパス管路 11b 帰り側バイパス管路 13 熱媒温度センサ 15 制御部 17 冷温水管路 17a 往き側冷温水管路 17b 帰り側冷温水管路 19 室内機
フロントページの続き (72)発明者 市野 義裕 静岡県浜松市子安町1370番地 矢崎総業株 式会社内 (72)発明者 頓宮 伸二 静岡県浜松市子安町1370番地 矢崎総業株 式会社内 (72)発明者 山内 朗 静岡県浜松市子安町1370番地 矢崎総業株 式会社内 Fターム(参考) 3L054 BF04 BF05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段
    と、前記熱媒が通流する熱媒管路を介して前記熱媒温度
    調整手段から供給される前記熱媒を熱源とする吸収式冷
    凍機と、前記熱媒管路に設けられ冷房と暖房とを切り換
    える冷暖房切り換え弁と、該冷暖房切り換え弁から分岐
    するバイパス管路と、前記吸収式冷凍機からの冷媒また
    は前記バイパス管路を介して前記熱媒温度調整手段から
    の前記熱媒が供給される室内機とを含んでなる空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】 熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段
    と、前記熱媒が通流する熱媒管路を介して前記熱媒温度
    調整手段から供給される前記熱媒を熱源とする吸収式冷
    凍機と、前記熱媒管路に設けられ冷房と暖房とを切り換
    える冷暖房切り換え弁と、該冷暖房切り換え弁から分岐
    するバイパス管路と、前記吸収式冷凍機からの冷媒また
    は前記バイパス管路を介して前記熱媒温度調整手段から
    の前記熱媒が供給される室内機とを含み、前記熱媒温度
    調整手段は、前記熱媒が前記吸収式冷凍機へ通流すると
    き、第1の温度範囲の最高温度で前記熱媒の加熱を停止
    し、最低温度で前記熱媒の加熱を開始し、前記熱媒が前
    記バイパス管路へ通流するとき、前記熱媒の温度に対し
    て第1の温度範囲よりも低い第2の温度範囲の最高温度
    で前記熱媒の加熱を停止し、最低温度で前記熱媒の加熱
    を開始してなる空気調和装置。
  3. 【請求項3】 熱媒の温度を調整する熱媒温度調整手段
    と、前記熱媒が通流する熱媒管路を介して前記熱媒温度
    調整手段から供給される前記熱媒を熱源とする吸収式冷
    凍機と、前記熱媒管路に設けられ冷房と暖房とを切り換
    える冷暖房切り換え弁と、該冷暖房切り換え弁から分岐
    するバイパス管路と、前記吸収式冷凍機からの冷媒また
    は前記バイパス管路を介して前記熱媒温度調整手段から
    の前記熱媒が供給される室内機とを含む空気調和装置で
    あり、 前記熱媒温度調整手段は、排熱源からの排熱を前記熱媒
    に回収する排熱回収器と、前記熱媒の温度を検出する熱
    媒温度センサと、少なくとも前記排熱回収器及び前記熱
    媒温度センサを制御する制御部とを備えてなる空気調和
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記熱媒が前記吸収式冷
    凍機へ通流するとき、前記熱媒温度センサで検出した温
    度が第1の温度範囲の最高温度で前記排熱回収器による
    前記熱媒への排熱回収を停止し、最低温度で前記排熱回
    収器による前記熱媒への排熱回収を開始し、前記熱媒が
    前記バイパス管路へ通流するとき、前記熱媒温度センサ
    で検出した温度が前記第1の温度範囲よりも低い第2の
    温度範囲の最高温度で前記排熱回収器による前記熱媒へ
    の排熱回収を停止し、最低温度で前記排熱回収器による
    前記熱媒への排熱回収を開始してなることを特徴とする
    請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記熱媒温度調整手段は、補助加熱器
    と、該補助加熱器の動作を制御する制御部とを備えてな
    ることを特徴とする請求項3または4に記載の空気調和
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記熱媒が前記吸収式冷
    凍機へ通流するとき、前記熱媒温度センサで検出した温
    度が前記第1の温度範囲の最高温度よりも低い第3の温
    度範囲の最高温度で前記補助加熱器による前記熱媒の加
    熱を停止し、最低温度で前記補助加熱器による前記熱媒
    の加熱を開始し、前記熱媒が前記バイパス管路へ通流す
    るとき、前記熱媒温度センサで検出した温度が前記第2
    の温度範囲の最高温度よりも低い第4の温度範囲の最高
    温度で前記補助加熱器による前記熱媒の加熱を停止し、
    最低温度で前記補助加熱器による前記熱媒の加熱を開始
    してなることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1
    項に記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 前記吸収式冷凍機5から前記室内機19
    へ供給される前記冷媒が通流する往き側冷媒管路17a
    および前記室内機19から前記吸収式冷凍機5へ戻され
    る前記冷媒が通流する帰り側冷媒管路17bを含む冷媒
    管路17と、該冷媒管路17に前記吸収式冷凍機5と前
    記室内機19の間で前記冷媒を循環させる冷媒用ポンプ
    39と、前記冷媒管路17内の前記冷媒の温度を検出す
    る冷媒温度センサ67とが設けられており、 前記熱媒管路7は、前記熱媒温度調整手段1から前記吸
    収式冷凍機5へ供給される前記熱媒が通流する往き側熱
    媒管路7aと、前記吸収式冷凍機5から前記熱媒温度調
    整手段1へ戻される前記熱媒が通流する帰り側熱媒管路
    7bとを含み、前記熱媒管路7には、前記熱媒温度調整
    手段1と前記吸収式冷凍機5の間で前記熱媒を循環させ
    る熱媒用ポンプ37が設けられ、 前記バイパス管路11は、前記往き側熱媒管路7aと前
    記往き側冷媒管路17aとに連通する往き側バイパス管
    路11aと、前記帰り側冷媒管路17bと前記帰り側熱
    媒管路7bとに連通する帰り側バイパス管路11bとを
    含み、 前記冷媒温度センサ67が検出した前記冷媒の温度が設
    定した温度より低くなると、前記熱媒温度調整手段1か
    ら前記吸収式冷凍機5に前記熱媒を供給可能に前記冷暖
    房切り換え弁9aを切り換え、前記熱媒用ポンプ37お
    よび前記冷媒用ポンプ39の少なくとも一方の運転を行
    うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記
    載の空気調和装置。
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